JPH07102088B2 - 牛の肉質改善方法及び肉質改善用添加剤 - Google Patents
牛の肉質改善方法及び肉質改善用添加剤Info
- Publication number
- JPH07102088B2 JPH07102088B2 JP4122037A JP12203792A JPH07102088B2 JP H07102088 B2 JPH07102088 B2 JP H07102088B2 JP 4122037 A JP4122037 A JP 4122037A JP 12203792 A JP12203792 A JP 12203792A JP H07102088 B2 JPH07102088 B2 JP H07102088B2
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- JP
- Japan
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- acid
- fatty acid
- meat quality
- beef
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- Fodder In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、牛、特に乳用種の肉質
を改善する方法及び肉質改善用添加剤に関するものであ
る。
を改善する方法及び肉質改善用添加剤に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、和牛（黒毛和種）の肉は乳用種
（ホルスタイン等）の肉に比べ、脂肪交雑が多く、きめ
が細かく、光沢に優れ、枝肉の格付けが高く、これ等が
和牛の肉が、他の肉よりやわらかく、まろやかな風味を
有し、美味である原因の一つである。
（ホルスタイン等）の肉に比べ、脂肪交雑が多く、きめ
が細かく、光沢に優れ、枝肉の格付けが高く、これ等が
和牛の肉が、他の肉よりやわらかく、まろやかな風味を
有し、美味である原因の一つである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来乳
用牛の泌乳中の脂肪をふやしたり、その脂肪酸組成につ
いて報告（Can. J. Anim. Sci. 64 240 1984）されてい
るが、肉中の脂肪の脂肪酸組成を変えて、肉質を改善す
る方法については全く報告されていなかった。
用牛の泌乳中の脂肪をふやしたり、その脂肪酸組成につ
いて報告（Can. J. Anim. Sci. 64 240 1984）されてい
るが、肉中の脂肪の脂肪酸組成を変えて、肉質を改善す
る方法については全く報告されていなかった。
【０００４】本発明は、以上の問題点を解消し、和牛の
肉質の改善並びに乳用種の肉質を改善することができる
牛の肉質改善用添加剤を提供することを目的とする。
肉質の改善並びに乳用種の肉質を改善することができる
牛の肉質改善用添加剤を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、和牛及び乳用種の牛の肉質に付いて鋭
意研究し、その肉質に差が生じる原因を見出し、さら
に、その原因を基礎として鋭意研究し本発明を完成させ
た。
達成するために、和牛及び乳用種の牛の肉質に付いて鋭
意研究し、その肉質に差が生じる原因を見出し、さら
に、その原因を基礎として鋭意研究し本発明を完成させ
た。
【０００６】すなわち、和牛とホルスタインの肉脂質中
の脂肪酸組成を比較したところ、ホルスタインは和牛に
比べて、飽和脂肪酸が多く、オレイン酸を中心とする不
飽和脂肪酸の少ないことが分かり、更に検討した結果、
不飽和脂肪酸を含み、かつその不飽和脂肪酸中に、オレ
イン酸とパルミトレイン酸を特定の比率で含有する脂肪
酸のカルシウム塩を、牛に給与して、肉脂質中の脂肪酸
組成を変えることにより、脂肪交雑が多く、やわらかく
て美味な肉が得られ、肉質の改善されることを見出し
た。
の脂肪酸組成を比較したところ、ホルスタインは和牛に
比べて、飽和脂肪酸が多く、オレイン酸を中心とする不
飽和脂肪酸の少ないことが分かり、更に検討した結果、
不飽和脂肪酸を含み、かつその不飽和脂肪酸中に、オレ
イン酸とパルミトレイン酸を特定の比率で含有する脂肪
酸のカルシウム塩を、牛に給与して、肉脂質中の脂肪酸
組成を変えることにより、脂肪交雑が多く、やわらかく
て美味な肉が得られ、肉質の改善されることを見出し
た。
【０００７】すなわち、第一の発明の要旨は、不飽和脂
肪酸を70〜85％含有し、かつ該不飽和酸中にオレイン酸
とパルミトレイン酸を80〜90：10〜20の比率（重量）で
含む、脂肪酸のカルシウム塩を供給することによる牛の
肉質改善方法であり、第二の発明の要旨は、不飽和脂肪
酸を70〜85％含有し、かつ該不飽和脂肪酸中にオレイン
酸とパルミチン酸を80〜90：10〜20の比率（重量）で含
む脂肪酸のカルシウム塩を含む牛の肉質改善用添加剤で
ある。
肪酸を70〜85％含有し、かつ該不飽和酸中にオレイン酸
とパルミトレイン酸を80〜90：10〜20の比率（重量）で
含む、脂肪酸のカルシウム塩を供給することによる牛の
肉質改善方法であり、第二の発明の要旨は、不飽和脂肪
酸を70〜85％含有し、かつ該不飽和脂肪酸中にオレイン
酸とパルミチン酸を80〜90：10〜20の比率（重量）で含
む脂肪酸のカルシウム塩を含む牛の肉質改善用添加剤で
ある。
【０００８】上記不脂肪酸としては、オレイン酸、パル
ミトレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン
酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸が挙げられる。また
飽和脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の飽
和脂肪酸が挙げられる。これらの不飽和脂肪酸及び飽和
脂肪酸の各々から選ばれた少なくとも一種から成る混合
脂肪酸のカルシウム塩として用いる。
ミトレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン
酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸が挙げられる。また
飽和脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の飽
和脂肪酸が挙げられる。これらの不飽和脂肪酸及び飽和
脂肪酸の各々から選ばれた少なくとも一種から成る混合
脂肪酸のカルシウム塩として用いる。
【０００９】本発明に用いる混合脂肪酸のカルシウム塩
は、カルシウムの酸化物、水酸化物又は炭酸塩と混合脂
肪酸とから中和して得られる方法、混合脂肪酸のアルカ
リ金属塩をカルシウムの酸化物、水酸化物又は炭酸塩と
の複分解反応により得られる方法等によって製造するこ
とができる。これらの混合脂肪酸のカルシウム塩の形状
は粉状、粒状、ペレット状等いずれの形状で用いても良
く、また混合脂肪酸のカルシウム塩を、濃厚飼料（配合
飼料等）、その他の飼料添加物等に加えて用いる事もで
きる。
は、カルシウムの酸化物、水酸化物又は炭酸塩と混合脂
肪酸とから中和して得られる方法、混合脂肪酸のアルカ
リ金属塩をカルシウムの酸化物、水酸化物又は炭酸塩と
の複分解反応により得られる方法等によって製造するこ
とができる。これらの混合脂肪酸のカルシウム塩の形状
は粉状、粒状、ペレット状等いずれの形状で用いても良
く、また混合脂肪酸のカルシウム塩を、濃厚飼料（配合
飼料等）、その他の飼料添加物等に加えて用いる事もで
きる。
【００１０】本発明で用いる脂肪酸のカルシウム塩は、
その脂肪酸組成中に不飽和脂肪酸を70〜85％含有するこ
とが必要であるが、不飽和脂肪酸が70％未満であると、
給与後の肉脂質中の不飽和脂肪酸の量が増えず、肉の食
味も上昇しない。
その脂肪酸組成中に不飽和脂肪酸を70〜85％含有するこ
とが必要であるが、不飽和脂肪酸が70％未満であると、
給与後の肉脂質中の不飽和脂肪酸の量が増えず、肉の食
味も上昇しない。
【００１１】85％を超えると、脂肪酸のカルシウム塩製
造及び保存において、酸化等が起こり易く、着色した
り、脂肪酸の変敗臭がつき、給与しても食いが悪くなる
欠点がある。
造及び保存において、酸化等が起こり易く、着色した
り、脂肪酸の変敗臭がつき、給与しても食いが悪くなる
欠点がある。
【００１２】また、この不飽和脂肪酸中にオレイン酸と
パルミトレイン酸を、80〜90：10〜20の比率で含むこと
が必要であるが、オレイン酸が90を超えかつパルミトレ
イン酸が10未満である時、及びオレイン酸が80未満でか
つパルミトレイン酸が20を超える時、いずれも給与後の
肉脂質中の不飽和脂肪酸の量が増えず、肉の食味が上昇
しない。
パルミトレイン酸を、80〜90：10〜20の比率で含むこと
が必要であるが、オレイン酸が90を超えかつパルミトレ
イン酸が10未満である時、及びオレイン酸が80未満でか
つパルミトレイン酸が20を超える時、いずれも給与後の
肉脂質中の不飽和脂肪酸の量が増えず、肉の食味が上昇
しない。
【００１３】脂肪酸のカルシウム塩の供給量は、牛一
頭、１日に100〜500ｇ給与するのが好ましく、170ｇ以
上給与するのがより好ましい。
頭、１日に100〜500ｇ給与するのが好ましく、170ｇ以
上給与するのがより好ましい。
【００１４】給与時期は、牛肉のみを目的とする場合に
は、月齢６ヵ月以上で少なくとも８ヵ月給与しないと、
はっきりとした効果は得られず、６ヵ月〜１年間給与す
るのが好ましい。また、ホルスタイン種等の乳用牛を、
肉用にする場合には、６〜１年間給与するのが好まし
い。
は、月齢６ヵ月以上で少なくとも８ヵ月給与しないと、
はっきりとした効果は得られず、６ヵ月〜１年間給与す
るのが好ましい。また、ホルスタイン種等の乳用牛を、
肉用にする場合には、６〜１年間給与するのが好まし
い。
【００１５】
【実施例】実施例１〜２、比較例１〜２ まず、表１に示す４種の脂肪酸組成の脂肪酸カルシウム
塩を製造した。
塩を製造した。
【００１６】
【表１】
【００１７】そして、表１に示すNo.1〜４の脂肪酸カル
シウム塩15重量部、とうもろこし50重量部及び小麦粉35
重量部を混合してペレット状の脂肪酸カルシウム添加剤
を得た。市販の肉牛用配合飼料（ＴＤＮ75％、ＣＰ12％
を含む）９kg、干草２kgに上で得られた４種の添加剤を
各々1.4kg配合し、これを牛一頭１日当たりの飼料と
し、18頭を１飼料群としたホルスタイン種去勢牛（月齢
８〜９）に６カ月間給与した。表１の試料No.1、２、
３、４は各々実施例１、２、比較例１、２に用いた。
シウム塩15重量部、とうもろこし50重量部及び小麦粉35
重量部を混合してペレット状の脂肪酸カルシウム添加剤
を得た。市販の肉牛用配合飼料（ＴＤＮ75％、ＣＰ12％
を含む）９kg、干草２kgに上で得られた４種の添加剤を
各々1.4kg配合し、これを牛一頭１日当たりの飼料と
し、18頭を１飼料群としたホルスタイン種去勢牛（月齢
８〜９）に６カ月間給与した。表１の試料No.1、２、
３、４は各々実施例１、２、比較例１、２に用いた。
【００１８】比較例３ 脂肪酸カルシウム添加剤を含有しない他は、上記例と同
様の飼料を、上記と同条件で給与した。
様の飼料を、上記と同条件で給与した。
【００１９】試験１：背脂肪の融点を基準油脂分析法に
準拠して測定し、かつ同脂肪中の脂肪酸組成をガスクロ
マトグラフ法で分析した。その結果を表２に示す。
準拠して測定し、かつ同脂肪中の脂肪酸組成をガスクロ
マトグラフ法で分析した。その結果を表２に示す。
【００２０】
【表２】
【００２１】表２の結果より、実施例１、２が比較例
１、２より不飽和脂肪酸の量が増え、さらにオレイン酸
とパルミトレイン酸も増えていることが確認された。
１、２より不飽和脂肪酸の量が増え、さらにオレイン酸
とパルミトレイン酸も増えていることが確認された。
【００２２】試験２：社団法人 日本食肉規格協会の
「枝肉取引規格」（昭和63年４月改正）に従って評価し
た。その結果を表３に示す。
「枝肉取引規格」（昭和63年４月改正）に従って評価し
た。その結果を表３に示す。
【００２３】
【表３】
【００２４】表３の結果より実施例１、２が、飼料要求
率、脂肪交雑（ＢＭＳ）、肉質等が比較例１、２、３に
比べて向上していることが確認された。
率、脂肪交雑（ＢＭＳ）、肉質等が比較例１、２、３に
比べて向上していることが確認された。
【００２５】試験３：実施例１、２及び比較例３で得ら
れた牛肉を、同じ様に焼き肉、しゃぶしゃぶ及びすき焼
きに調理し、18名のパネラーが食し、実施例１と実施例
２の牛肉を各々比較例３の牛肉に対して、「おいし
い」、「わからない」及び「まずい」の三段階の評価を
行った。試験結果を、表４に実施例１対比較例３、表５
に実施例２対比較例３を各々示した。
れた牛肉を、同じ様に焼き肉、しゃぶしゃぶ及びすき焼
きに調理し、18名のパネラーが食し、実施例１と実施例
２の牛肉を各々比較例３の牛肉に対して、「おいし
い」、「わからない」及び「まずい」の三段階の評価を
行った。試験結果を、表４に実施例１対比較例３、表５
に実施例２対比較例３を各々示した。
【００２６】
【表４】
【００２７】
【表５】
【００２８】表４、５の結果より、実施例１、２の牛肉
は、いずれも比較例３の牛肉に比べて美味しいことが確
認された。また、具体的には食べた後に残る油のベタツ
キが少なく、口当たりがよく、さらに肉及び脂身が柔ら
かいという評価であった。
は、いずれも比較例３の牛肉に比べて美味しいことが確
認された。また、具体的には食べた後に残る油のベタツ
キが少なく、口当たりがよく、さらに肉及び脂身が柔ら
かいという評価であった。
【００２９】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明は牛の肉質改善
方法及び肉質改善用添加剤であり、特定組成を有する脂
肪酸のカルシウム塩を、飼料に配合して牛に給与するこ
とにより、牛の肉質等級、脂肪交雑（ＢＭＳ）、しま
り、味、柔らかさ等を改善し、得られる牛肉の価値を向
上させる等の効果を発揮する。
方法及び肉質改善用添加剤であり、特定組成を有する脂
肪酸のカルシウム塩を、飼料に配合して牛に給与するこ
とにより、牛の肉質等級、脂肪交雑（ＢＭＳ）、しま
り、味、柔らかさ等を改善し、得られる牛肉の価値を向
上させる等の効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 政住 俊介 栃木県黒磯市青木919番地 伊藤忠飼料株 式会社内 (72)発明者 沖田 次夫 東京都葛飾区堀切４−66−１ ミヨシ油脂 株式会社内 (72)発明者 二宮 守男 東京都葛飾区堀切４−66−１ ミヨシ油脂 株式会社内 (56)参考文献 特開 平２−227052（ＪＰ，Ａ) 特公 昭44−5421（ＪＰ，Ｂ１) 特公 平３−71100（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (2)
- 【請求項１】 不飽和脂肪酸を70〜85％含有し、かつ該
脂肪酸中のオレイン酸とパルミトレイン酸が、重量比に
て80〜90：10〜20である混合脂肪酸のカルシウム塩を給
与することを特徴とする牛の肉質改善方法 - 【請求項２】 不飽和脂肪酸を70〜85％含有し、かつ該
脂肪酸中のオレイン酸とパルミトレイン酸が重量比にて
80〜90：10〜20である混合脂肪酸のカルシウム塩を含む
ことを特徴とする牛の肉質改善用添加剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4122037A JPH07102088B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 牛の肉質改善方法及び肉質改善用添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4122037A JPH07102088B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 牛の肉質改善方法及び肉質改善用添加剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622704A JPH0622704A (ja) | 1994-02-01 |
| JPH07102088B2 true JPH07102088B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=14826039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4122037A Expired - Fee Related JPH07102088B2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 牛の肉質改善方法及び肉質改善用添加剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07102088B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3433212B2 (ja) | 2001-01-19 | 2003-08-04 | 関西ティー・エル・オー株式会社 | 牛の肉質の改善方法 |
| JP5611924B2 (ja) * | 2011-11-25 | 2014-10-22 | 明治飼糧株式会社 | 家畜肉の風味向上剤及び風味向上方法 |
| WO2015086758A1 (en) | 2013-12-13 | 2015-06-18 | Dsm Ip Assets B.V. | Novel use of biotin and natural essential oils for bovine animals to improve beef quality |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4122037A patent/JPH07102088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0622704A (ja) | 1994-02-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071108 Year of fee payment: 12 |
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