JPH07101757A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents
合わせガラス用中間膜Info
- Publication number
- JPH07101757A JPH07101757A JP5249294A JP24929493A JPH07101757A JP H07101757 A JPH07101757 A JP H07101757A JP 5249294 A JP5249294 A JP 5249294A JP 24929493 A JP24929493 A JP 24929493A JP H07101757 A JPH07101757 A JP H07101757A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- vinyl acetate
- weight
- glass
- laminated glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
あり、耐衝撃性及び透明性(特にヘイズ)、耐候性に優
れた合わせガラスを低温で容易に製造可能なガラス用中
間膜を提供する。 【構成】酢酸ビニル含有量15〜35重量%、重量平均
分子量10,000〜300,000であるエチレン−
酢酸ビニル共重合体(A)、酢酸ビニル含有量15〜3
5重量%、且つ、エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)
中の酢酸ビニル含有量との差10重量%以下、重量平均
分子量500〜3,000であるエチレン−酢酸ビニル
共重合体(B)ならびにアミノ基、グリシジル基及びメ
ルカプト基からなる群より選ばれる1種以上の基を有す
るシランカップリング剤(C)よりなる。
Description
に関する。
全ガラス、公共施設や運動施設等のグレージング材、間
仕切り、防犯用ドアー等に用いられてきた。上記用途の
用いられる合わせガラスの構造は、複数枚の無機ガラ
ス、又は一部を有機ガラス即ち透明な合成樹脂板で置き
換え、中間膜を介して合わせ加工したものである。
の優れた接着性、強靱な引っ張り強度、高い透明性等が
求められ、これらの性能を満足する樹脂として、可塑剤
により可塑化されたポリビニルブチラール樹脂が広く使
用されてきた。しかしながら、ポリビニルブチラール樹
脂からなる中間膜は、常温では粘着性が高いため、保存
時に5℃以下の温度で保存したり、離型紙によりブロッ
キングを防止したりする必要があり、取扱いに手間がか
かるという欠点があった。
中間膜は、吸湿性が高く、吸湿するとガラスとの接着性
が低下するので、ガラスと合わせ加工する前に調湿し、
合わせ加工工程では、例えばオートクレーブにより、高
温、高圧下で圧着しなければならないので、手間がかか
るという欠点があった。
合わせ加工すると、可塑剤成分が界面にブリードし、接
着性が損なわれると同時に、合成樹脂板を浸食し白化さ
せるという欠点があった。
間膜の、取扱いに手間がかかるという欠点を解決するた
め、エチレン−酢酸ビニル共重合体を酸により変成させ
た中間膜が提案されている(特公昭47−2103号公
報)。しかしながら、この中間膜は、常温においても粘
着性が高くなくて取扱いが容易であるが、結晶性である
ため透明性(特に、ヘイズ値)が悪く、含有している酸
により吸湿性が高くなるので、ガラス又は合成樹脂板と
の接着性が低下するという欠点があった。
なる中間膜の、吸湿によりガラスとの接着性が低下する
という欠点を解決するため、ガラス板の間にエチレン−
酢酸ビニル共重合体及び有機過酸化物を挾着し熱硬化し
てなる合わせガラスが提案されている(特公平2−53
381号公報)。
中間膜は、透明性に優れ、常温で保管可能であり、調湿
工程やオートクレーブ加工工程なしで合わせ加工ができ
るものの、有機過酸化の分解により生成したラジカルを
熱硬化反応に利用するので、130℃以上の加工温度を
必要とし、装飾合わせガラスに用いる場合は耐熱性染料
を使用する必要があり、コスト高になるという欠点があ
った。さらに、ガラスに代えて合成樹脂板を使用する場
合は、高温により熱変形するという欠点があった。
鑑み、常温にて保管が可能でありかつ取扱いが容易であ
り、耐衝撃性及び透明性(特にヘイズ値)、耐候性に優
れた合わせガラスが低温で容易に製造可能な合わせガラ
ス用中間膜を提供することを目的とする。
中間膜は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(B)ならびにシランカップ
リング剤(C)よりなる。
中の酢酸ビニル含有量は、少なくなると得られる合わせ
ガラスの透明性が低下し、多くなると得られる合わせガ
ラスの耐衝撃性が低下するため、15〜35重量%に限
定される。
の重量平均分子量は、小さくなっても大きくなっても中
間膜の合わせ加工性が低下するため、10,000〜3
00,000に限定される。
のメルトインデックス(MI)は、小さくなると樹脂組
成物の流動性が低下して製膜し難くなり、大きくなると
樹脂組成物の粘性が低下して得られる合わせガラスの耐
衝撃性が低下するため、好ましくは0.1〜500g/
10分であり、より好ましくは、0.5〜400g/1
0分である。
中の酢酸ビニル含有量は、少なくなると得られる合わせ
ガラスの透明性が低下し、多くなると得られる合わせガ
ラスの耐衝撃性が低下するため、15〜35重量%に限
定される。
及び(B)中の酢酸ビニル含有量の差は、大きくなると
エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)及び(B)の相溶
性が低下して得られる合わせガラスの透明性が低下する
ため、10重量%以下に限定される。
の重量平均分子量は、小さくなると中間膜の合わせ加工
性が低下し、大きくなると得られる合わせガラスの透明
性が低下するため、500〜3,000に限定される。
の添加量は、少なくなっても多くなっても得られる合わ
せガラスの透明性が低下するため、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(A)100重量部に対し、2〜20重量部
に限定される。
ング剤(C)は、アミノ基、グリシジル基及びメルカプ
ト基からなる群より選ばれる1種以上の基を有する。
は、例えば、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルジメチルエトキシシラ
ン、(3−グリシドキシプロピル)メチルジエトキシシ
ラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
メルカプトメチルジメチルエトキシシラン、(メルカプ
トメチル)メチルジエトキシシラン、3−メルカプトプ
ロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエ
トキシシラン等が挙げられ、これらは単独で用いられて
もよいし併用されてもよい。
は、少なくなると中間膜とガラスとの接着性が低下し、
多くなると得られる合わせガラスの透明性が低下するた
め、エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)100重量部
に対し、0.01〜4重量部に限定される。
2の合わせガラス用中間膜は、エチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体(D)、エチレン−(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体(E)ならびにシランカップ
リング剤(C)よりなる。
ル共重合体(D)の(メタ)アクリル酸エステル含有量
は、少なくなると中間膜組成物の流動性が低下するのみ
ならず透明性が著しく悪化し、多くなると引張特性が低
下するので、(メタ)アクリル酸エステル含有量は15
〜35重量%に限定される。
ル共重合体(D)の分子量は、小さくなると合わせガラ
スの製造温度(110℃)での流動性が過大となり、大
きくなると流動性が低下するので、重量平均分子量1
0,000〜300,000に限定される。
ル共重合体(D)は、高圧重合法、乳化重合法等公知の
製造法によって製造され、通常、上記共重合体(D)の
メルトインデックス(MI)は、小さくなると樹脂組成
物の流動性が低下して製膜し難くなり、大きくなると樹
脂組成物の粘性が低下して得られる合わせガラスの耐衝
撃性が低下するため、好ましくは0.1〜500g/1
0分であり、より好ましくは0.5〜400g/10分
である。
ル共重合体(E)の(メタ)アクリル酸エステル含有量
は、少なくなると透明性が向上せず、多くなると引張特
性が低下するので、(メタ)アクリル酸エステル含有量
は15〜35重量%に限定される。
テル共重合体(D)及び(E)中の(メタ)アクリル酸
エステル含有量の差は、大きくなるとエチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体(D)及び(E)の相
溶性が低下して、得られる合わせガラスの透明性が低下
するため、10重量%以下に限定される。
ル共重合体(E)の分子量は、小さくなると中間膜組成
物の流動性が過大となって合わせ加工工程で問題を生
じ、大きくなると透明性が悪くなるので、重量平均分子
量500〜3,000に限定される。
ル共重合体(E)の添加量は、少なくなっても多くなっ
ても得られる合わせガラスの透明性が低下するので、エ
チレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)1
00重量部に対し、2〜20重量部に限定される。
本発明に使用されるものと同様なものが挙げられ、その
添加量は、本発明と同様ば理由により、エチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体(D)100重量部に
対し、0.01〜4重量部に限定される。
膜の構成は上述の通りであるが、例えば、安定剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤等が、中間膜の物性を損なわない
範囲内で添加されてもよい。
酸カルシウム石鹸、ジアルカノール脂肪族第3級アミン
等が挙げられる。上記酸化防止剤としては、例えば、t
−ブチル−ヒドロキシトルエン、テトラキス−[メチレ
ン−3−(3’−5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]メタン等が挙げられ
る。
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ
−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系;
ヒンダードアミン系などのものが挙げられる。
は、チバガイギー社製「チヌビンP」、「チヌビン32
0」、「チヌビン326」、「チヌビン328」等が挙
げられ、上記ヒンダードアミン系の市販品としては、ア
デカアーガス社製「LA−57」等が挙げられる。
膜の製造方法としては、例えば、本発明においては、所
定量の、エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(B)及びシランカップリング
剤(C)を、本発明2においては、所定量の、エチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体(E)及びシ
ランカップリング剤(C)を、それぞれロールミル等の
混練機に供給し溶融混練して得られた樹脂組成物を用
い、カレンダーロール法、押出シートキャスティング
法、インフレーションチューブ法等により製膜する方法
が挙げられる。
合わせガラスの耐衝撃性が低下し、厚くなると得られる
合わせガラスの透明性が低下するため、50μm〜1m
mが好ましい。
膜を用いて合わせガラスを製造する方法としては、例え
ば、ガラス板及び中間膜からなる積層体を真空バックに
入れて0〜20torrの真空度で脱気した後、真空バック
ごとオーブンに移し、温度80〜120℃で保持する方
法、上記積層体を加熱された加圧ゴムロールにて圧着し
た後、オーブンにて温度80〜120℃で保持する方法
等が挙げられる。
ば、金属、無機材料等のガラス以外の剛性体;ポリカー
ボネート等の有機ガラス;ポリエステル膜、ポリウレタ
ン膜等の剛性の低い高分子膜又は紙などと積層して多層
型とされてもよい。
は、例えば、 (1)ガラス/中間膜/高分子膜/中間膜/ガラス (2)ガラス/中間膜/金属板/中間膜/ガラス/高分
子膜 (3)ガラス/中間膜/紙/中間膜/ガラス (4)ガラス/中間膜/紙/中間膜/有機ガラス/中間
膜/ガラス (5)有機ガラス/中間膜/高分子膜/中間膜/有機ガ
ラス (6)有機ガラス/中間膜/金属板/中間膜/有機ガラ
ス/高分子膜 (7)有機ガラス/中間膜/紙/中間膜/有機ガラス 等が挙げられる。
下「部」とあるのは「重量部」を意味する。 (実施例1) (1)合わせガラス用中間膜の製造 エチレン−酢酸ビニル共重合体(A)として、酢酸ビニ
ル含有量が32重量%であり、重量平均分子量が70,
000であり、メルトインデックス(MI)が60g/
10分であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(住友化学
社製「エバテート5011」)100部、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(B)として、酢酸ビニル含有量が3
0重量%であり、重量平均分子量が2,500であエチ
レン−酢酸ビニル共重合体10部及びシランカップリン
グ剤(C)として、3−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン0.2部をロールミルに供給し、温度150
℃で溶融混練して樹脂組成物を得た。
mのポリエチレンテレフタレート膜2枚で挟着し、得ら
れた挟着体をプレス成形機にて150℃、120kg/cm
2 で30分間プレス成形し、厚さ400μmの中間膜の
両面に、ポリエチレンテレフタレート膜が積層された樹
脂シートを得、得られた樹脂シートを温度20℃になる
まで放置して冷却した。
ト膜を剥離し、それぞれの面に、縦30cm、横30c
m及び厚さ3mmの寸法のフロートガラスを積層して積
層体を得、得られた積層体を真空バックに入れて真空度
10torrで20分間脱気し、脱気状態を保持したまま積
層体の入った真空バッグをオーブンに移し、100℃で
30分間保持して合わせガラスを得た。
ト膜のみを剥離し、剥離した面に厚さ3mmのフロート
ガラスを積層し、得られた積層体を真空バックに入れて
真空度10torrで20分間脱気し、脱気状態を保持した
まま積層体の入った真空バッグをオーブンに移して10
0℃で30分間保持した後、幅2cm及び長さ10cm
の寸法に切断して接着強度測定用ガラスを得た。
び2に示した所定量のエチレン−酢酸ビニル共重合体
(A)及び(B)、並びに、シランカップリング剤
(C)を用いた以外は実施例1と同様にして合わせガラ
ス及び接着強度測定用ガラスを得た。
として、実施例2、並びに、比較例8及び10において
は住友化学社製「エバテート2011」、実施例3、並
びに、比較例2、3及び11においては東ソー社製「ウ
ルトラセン631」、実施例4、並びに、比較例6及び
12においては東ソー社製「ウルトラセン751」、実
施例5及び比較例13においては東ソー社製「ウルトラ
セン627」、実施例6及び比較例14においては三井
デュポンポリケミカル社製「EV210」、比較例1、
5及び9においては住友化学社製「エバテート501
1」、比較例4においては三井デュポンポリケミカル社
製「V5421」、比較例7においては三井デュポンポ
リケミカル社製「EV640」をそれぞれ使用した。
5リットル3口フラスコに、酢酸ビニル含有量32重量
%、メルトインデックス(MI)30g/10分のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(東ソー社製「ウルトラセン
750」)200部、10重量%水酸化ナトリウム水溶
液300部及びキシレン1500部を供給し、還流しな
がら攪拌して加水分解反応させ、鹸化度90%の部分鹸
化物を得た。得られた部分鹸化物180部、無水フタル
酸104部、ピリジン40部及びキシレン1500部
を、攪拌装置及び還流冷却管付5リットル3口フラスコ
に供給し、温度110℃で4時間還流しながら攪拌して
反応させて樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物のみ
を用いた以外は実施例1と同様にして合わせガラス及び
接着強度測定用ガラスを得た。なお、得られた樹脂組成
物について元素分析及び赤外線吸収スペクトル分析し、
酢酸ビニル含有量3.2重量%、ビニルアルコール含有
量16.1重量%、フタル酸ビニル含有量12.7重量
%及びエチレン含有量68重量%であることを確認し
た。
%、メルトインデックス(MI)2g/10分のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカル社
製「EVAFLEX360」)100部、トリアリルイ
ソシアヌレート(日本化成社製「タイク」)3部、1,
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサン(日本油脂社製「パーヘキサ3
M」)1部及びγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン(チッソ社製)0.3部をロールミルに供給
し、温度100℃で混練して樹脂組成物を得た。得られ
た樹脂組成物のみを用いた以外は実施例1と同様にして
合わせガラス及び接着強度測定用ガラスを得た。
いて得られた合わせガラスについて、耐衝撃性試験及び
透明性試験を実施して評価し、得られた結果を表3及び
4に示した。耐衝撃性試験 JIS R3205に準拠して実施した。即ち、温度2
3℃、湿度50%で4時間保持した合わせガラスを支持
枠にて垂直に保持し、重量45kg、最大径75mmの
加撃体を30cmの高さから振子式に合わせガラスの中
心に落下させた。破壊部分に直径75mmの球が自由に
通過できる開口を生じた場合を×、生じなかった場合を
○として示した。なお、試験は、n=4で行った。
度50%における全光線透過率(%)及びヘイズ値
(%)を測定した。なお、試験は、n=10で行った。
いて得られた接着強度測定用ガラスについて、ガラスと
の接着性試験を実施して評価し、得られた結果を表3及
び4に示した。ガラスとの接着性試験 温度23℃、湿度50%で4時間保持した接着強度測定
用ガラスを用い、定速引張試験機(オリエンテック社製
「テンシロンUCE500」)にて500mm/分の引
っ張り速さで90度ピール強度(kg/cm)を測定し
た。なお、試験は、n=10で行った。
5に示した所定量のエチレン−(メタ)アクリルエステ
ル酸共重合体(D)、エチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体(E)及びシランカップリング剤(C)
からなる樹脂組成物から実施例1と同様に樹脂シートを
得た後、実施例1と同様にして合わせガラス及び接着強
度測定用ガラスを得た。
ン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)のみか
ら実施例1と同様に樹脂シートを得た後、実施例1と同
様にして合わせガラス及び接着強度測定用ガラスを得
た。
で得られた合わせガラス及び接着強度測定用ガラスにつ
いて、実施例1と同様な耐衝撃試験、透明性試験及びガ
ラス接着性試験、ならびに下記の冷熱試験、耐湿試験及
び煮沸試験を行い、その結果を表6に示した。
−20℃まで急冷して−20℃で2時間放置し、さら
に、−20℃から70℃まで急激に昇温するサイクルを
10回繰り返した後、ガラス板と中間膜との間の剥離の
有無を観察した。
置した後、ガラス板と中間膜との間の剥離の有無を観察
した。
と中間膜との間の剥離の有無を観察した。
厚さ3mmの2枚のポリカーボネート板(三菱ガス化学
社製「ユーピロンシートNF2000U」)を使用し、
比較例15で得られた樹脂組成物を使用したこと以外
は、実施例1と同様にして合わせガラス及び接着強度測
定用ガラスを得た。
厚さ3mmの2枚のポリカーボネート板(三菱ガス化学
社製「ユーピロンシートNF2000U」)を使用し、
比較例16で得られた樹脂組成物を使用したこと以外
は、実施例1と同様にして合わせガラス及び接着強度測
定用ガラスを得た。
表7に示した所定量のエチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体(D)、エチレン−(メタ)アクリル酸
エステル共重合体(E)及びシランカップリング剤
(C)からなる樹脂組成物より実施例1と同様に樹脂シ
ートを調製し、フロートガラスに代えて厚さ3mmの合
成樹脂板の間に積層したこと以外は、実施例1と同様に
して合わせガラス及び接着強度測定用ガラスを得た。
尚、合成樹脂板としてアクリル板(三菱レイヨン社製
「アクリライトHR」)又はポリカーボネート板(三菱
ガス化学社製「ユーピロンシートNF2000U」)を
使用した。
ン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)のみか
ら実施例1と同様に樹脂シートを得た後、実施例12と
同様にして合わせガラス及び接着強度測定用ガラスを得
た。
2で得られた合わせガラス及び接着強度測定用ガラスに
ついて、実施例12と同様な耐衝撃試験、透明性試験、
冷熱試験、耐湿試験及び煮沸試験、ならびに下記合成樹
脂板との接着性試験を行い、その結果を表8に示した。合成樹脂板との接着性試験 得られた樹脂シートの一面のポリエチレンテレフタレー
ト膜のみを剥離し、剥離した面に厚さ3mmの合成樹脂
板を積層したこと以外は、上記ガラス板との接着性試験
と同様にして接着強度(90度ピール強度)を測定し
た。
上述の通りであるから、透明性、耐候性、耐衝撃性及び
ガラスとの接着性等に優れると共に、常温にて取扱いが
容易であると共に保管可能であり、調湿工程やオートク
レーブを必要とせずに、適度な温度で合わせガラスを容
易に製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)酢酸ビニル含有量15〜35重量
%、重量平均分子量10,000〜300,000であ
るエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部、(B)
酢酸ビニル含有量15〜35重量%、且つ、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(A)中の酢酸ビニル含有量との差
10重量%以下、重量平均分子量500〜3,000で
あるエチレン−酢酸ビニル共重合体0.5〜20重量
部、ならびに(C)アミノ基、グリシジル基及びメルカ
プト基からなる群より選ばれる1種以上の基を有するシ
ランカップリング剤0.01〜4重量部よりなることを
特徴とする合わせガラス用中間膜。 - 【請求項2】 (D)(メタ)アクリル酸エステル含有
量15〜35重量%、重量平均分子量10,000〜3
00,000であるエチレン−(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体100重量部、(E)(メタ)アクリル酸
エステル含有量15〜35重量%、且つ、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体(D)中の(メ
タ)アクリル酸エステル含有量との差10重量%以下、
重量平均分子量500〜3,000であるエチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体2〜20重量部、
ならびに(C)アミノ基、グリシジル基及びメルカプト
基からなる群より選ばれる1種以上の基を有するシラン
カップリング剤0.01〜4重量部よりなることを特徴
とする合わせガラス用中間膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249294A JPH07101757A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 合わせガラス用中間膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5249294A JPH07101757A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 合わせガラス用中間膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101757A true JPH07101757A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17190839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5249294A Pending JPH07101757A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 合わせガラス用中間膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101757A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009024039A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Tosoh Corp | エチレン系重合体組成物及びそれよりなるガラス用接着剤 |
JP2019199034A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | Agc株式会社 | 積層体および表示装置 |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5249294A patent/JPH07101757A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009024039A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Tosoh Corp | エチレン系重合体組成物及びそれよりなるガラス用接着剤 |
JP2019199034A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | Agc株式会社 | 積層体および表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101374656B (zh) | 在层压安全玻璃中使用的热塑性树脂组合物 | |
EP1979159B1 (en) | Multilayer polymeric laminates and high strength laminates produced therefrom | |
KR100281957B1 (ko) | 중간막 및 그것을 사용한 맞춤유리 | |
JP5089497B2 (ja) | 多層シート | |
US20150343745A1 (en) | Cross-linkable acid copolymer composition and its use in glass laminates | |
WO2007108506A1 (ja) | 合わせガラス用中間膜、それを用いた合わせガラス及びその製造方法 | |
CN116675925A (zh) | 粘附特性增强的离聚物夹层 | |
JPWO2005090504A1 (ja) | シート状接着剤及びそれを用いた積層体 | |
KR100451287B1 (ko) | 층간필름및이를이용한합판유리 | |
WO2018079732A1 (ja) | 合わせガラス、及び合わせガラスの中間膜用フィルム材 | |
JP7133084B2 (ja) | 合わせガラス中間膜用樹脂組成物、合わせガラス中間膜および合わせガラス | |
CN1199405A (zh) | 氯乙烯、烯丙基、缩水甘油醚和乙烯酯的共聚物及其生产方法 | |
JPH07101757A (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
JP3117594B2 (ja) | 中間膜及びそれを用いた合わせガラス | |
JPH07309990A (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
JPH10139496A (ja) | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス | |
JPH06336525A (ja) | 合わせガラス用中間膜の製造方法 | |
JPH0859306A (ja) | 中間膜及びそれを用いた合わせガラス | |
JPH07118038A (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
JPH09263429A (ja) | 合わせガラス用中間膜及びそれを用いた合わせガラス | |
US8288007B1 (en) | Transparent laminating resins | |
JPH06321588A (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
JP4717727B2 (ja) | 合わせガラス用中間膜及びそれを用いた合わせガラス | |
JP3204864B2 (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
JPH09188548A (ja) | 合わせガラス用中間膜および車両サイド窓用合わせガラス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080807 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090807 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110807 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |