JPH0710169A

JPH0710169A - バッグインカートン

Info

Publication number: JPH0710169A
Application number: JP18000393A
Authority: JP
Inventors: Takehiko Bizen; 毅彦備前
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1993-06-25
Filing date: 1993-06-25
Publication date: 1995-01-13
Anticipated expiration: 2017-06-04
Also published as: JP3288141B2

Abstract

(57)【要約】【目的】高粘度流体を収容可能なバッグインカートン
（ＢＩＣ）を提供する。【構成】カートン２の前面２ａに、内袋３に連通する
ように注出口５を取り付け、更に、その内袋３をカート
ン前面とカートン側面の台形状の部分９ｃに貼り付けて
固定すると共に、底部のサイドフラップ２ｈにも貼り付
け、内容物４の吸い出し時には、内袋の移動可能な部分
が変形して、カートンに固定された部分内にはまり込む
ことにより、内容物吸い出しに応じて内袋の内容積を減
少させ得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はカートン内面に内袋を貼
り付けてなるバッグインカートン（以下ＢＩＣという）
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、液体包装容器としてＢＩＣが使用
されている。通常、ＢＩＣのカートンは、直方体形状を
なしており、内袋はカートンの４側面の内面に貼り付け
られている。このＢＩＣは、一般にジュース、酒等の粘
度の低い液体包装用として使用されており、内容物の取
り出しの際には、内容物の排出に伴い、その排出分に相
当する空気がＢＩＣ内に入るように取り扱われていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、このＢ
ＩＣの低コスト及び液体包装の確実さに着目し、これを
インキ等の高粘度の液体包装用に使用する検討を行っ
た。ところが、高粘度液体では取り出しに当たって注出
口から吸引する必要があり、その際空気を内袋内に入れ
ることが困難であるので、内袋を、内容物の取り出しに
応じて容積が減少するように変形させる必要が生じた。
このため、従来のように内袋をカートンの４側面に貼り
付けた形式のＢＩＣでは、内容物の取り出し時に内袋が
変形できず、結局、そのままでは高粘度液体の包装には
用いることができなかった。また、高粘度液体に限ら
ず、空気に接触することを嫌う液体を入れた時にも、内
容物の取り出し時に内袋を変形させる必要があるため、
やはり従来のＢＩＣは使用できなかった。

【０００４】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、インキ等の高粘度液体や空気への接触を嫌
う液体の包装に好適に使用可能なＢＩＣを提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本願第一の発明は、矩形状の平坦な前面と、その
両側の平坦な側面と、その上下の平坦な頂面及び底面を
有し、前記頂面及び底面の内側に前記前面の上下端を中
心として回動可能なサイドフラップを備えたカートン
と、そのカートンの内部に収容された内袋と、前記カー
トンの前面に、前記内袋に連通するように取り付けられ
た注出口とを有し、前記内袋は、前記カートンの両側面
に、該側面の前面側の端縁近傍を底辺としほぼ中央に頂
辺を有する台形状の部分で拘束されるよう、貼り付けら
れており、更に、前記カートンの頂面及び底面の内側に
位置するサイドフラップのうち、少なくとも前記注出口
に近い側のサイドフラップにも貼り付けられていること
を特徴とするバッグインカートンを要旨とする。

【０００６】また、本願第二の発明は、矩形状の平坦な
前面と、その両側の平坦な側面と、その上下の平坦な頂
面及び底面を有するカートンと、そのカートンの内部に
収容された内袋と、前記カートンの前面に、前記内袋に
連通するように取り付けられた注出口とを有し、前記内
袋は、前記注出口を取り付けた側の約半分の部分が前記
カートンで拘束されるようカートン内面に貼り付けられ
ており、更に、前記内袋は、角筒状に形成した筒状フイ
ルムの両端をシールすると共に、その両端の両側に形成
される三角フラップの底辺部分をシールした構成として
いることを特徴とするバッグインカートンを要旨とす
る。

【０００７】

【作用】本願第一の発明によるバッグインカートン即ち
ＢＩＣは、カートン内面に内袋を貼り付けた構成である
ので、従来のＢＩＣと同様に安価に製造可能である。使
用に際しては、内袋の注出口側とは反対側の約半分の部
分が自由に移動可能となっているので、内容物を注出口
から吸引等により取り出すのに連れて、その移動可能な
部分（以下可動部分という）が変形し、内袋の内容積を
小さくすることができ、内袋内に空気を入れることなく
内容物を取り出すことができる。そして、最終的には、
内袋の可動部分がカートン内面に貼り付けられている約
半分の部分（以下固定部分という）の中にはまり込む状
態となり、ほぼ全部の内容物を取り出すことができる。
ここで、内袋はカートンの両側面に対して台形状の領域
が拘束されているので、その上下の部分は移動可能であ
り、内容物吸い出しに伴い内袋の容積をきわめて小さく
して内容物の残量を少なくできる。その際、その内袋の
移動可能な上下の部分のうち、注出口に近い側はサイド
フラップに貼り付けられているので、サイドフラップと
一緒にゆるやかに移動することとなり、注出口を内袋が
塞ぐということが生じない。このため、内容物の取出量
を安定させることができ、多数のＢＩＣにおける内容物
の残量を均一にすることができる。

【０００８】本願第二の発明によるＢＩＣは、内袋の上
下両端の両側に形成される三角フラップの底辺部分をシ
ールしたことにより、その三角フラップ部分に内容物が
入って閉じ込められるということが無くなり、内容物の
残量を減らすことができ、しかもそのシール部分は内袋
をほぼ直方体状に保つ役目も果たし、内容物の吸い出し
時に内袋全体がきれいに変形し、この点からも内容物の
残量を少なく且つ均一とすることができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。

【００１０】図１は本発明の実施例によるＢＩＣの概略
断面を示すもので、（ａ）は内容物を満たした状態を、
（ｂ）はその内容物を吸い出した状態を示している。図
２（ａ）はそのＢＩＣの概略斜視図、（ｂ）はそのＢＩ
Ｃを、底面を上にして示す概略斜視図である。図１、図
２において、全体を参照符号１で示すＢＩＣは、外容器
を構成するカートン２と、その内部に収容された変形可
能な内袋３を有しており、その内袋３内にインキ等の液
体４が収容されている。

【００１１】カートン２は、平坦な矩形状の前面２ａ
と、その両側の平坦な側面２ｂ、２ｃと、その上下の平
坦な頂面２ｄ及び底面２ｅと、後側の背面２ｆとを有す
る直方体形状のものである。このカートン２は、図３に
示すカートンブランク２′から組み立てられるもので、
前面２ａ、側面２ｂ、２ｃ、背面２ｆはそれぞれカート
ンブランク２′のパネル２ａ′、２ｂ′、２ｃ′、２
ｆ′で構成され、頂面２ｄ及び底面２ｅはそれぞれカー
トンブランク２′のメインフラップ２ｄ′、２ｅ′で構
成されている。更に、カートンブランク２′は、カート
ン２の前面２ａを構成するパネル２ａ′の上下にサイド
フラップ２ｇ、２ｈを備えており、そのサイドフラップ
２ｇ、２ｈは、図１に示すように、カートン２の頂面２
ｄ及び底面２ｅの内側に、頂面及び底面に対して接着さ
れることなく組み込まれる。従って、このサイドフラッ
プ２ｇ、２ｈは前面２ａの上下端を中心として回動可能
となっている。

【００１２】カートン２の前面２ａの下端には、内袋３
に連通するように注出口５が取り付けられ、且つキャッ
プ６で閉じられている。この注出口５は、内袋３内に延
びる筒状部５ａを有しており、その筒状部５ａの側面に
液体を通過させるための溝状の通路５ｂが形成されてい
る。この通路５ｂを形成したことにより、例え、筒状部
５ａの先端が内袋３で塞がれたとしても、内容物４を注
出口５に吸い込むことが可能である。

【００１３】内袋３はカートン２の内面に対して一部が
貼り付けられ、動かないように固定されている。ここ
で、内袋３のカートン２に対して固定された部分即ち固
定部分は、図１、図２に破線による斜線で示す領域であ
る。すなわち、内袋３のカートン２に対する固定部分
は、カートン前面２ａのほぼ全域の部分９ａと、側面２
ｂ、２ｃの前面側の側縁近傍を底辺としほぼ中央に頂辺
を有する台形状の部分９ｂ、９ｃである。更に、内袋３
は、注出口５に近い側のサイドフラップ２ｈに面する部
分の一部９ｄがそのサイドフラップ２ｈに固定されてい
る。かくして、内袋５は部分９ａ、９ｂ、９ｃでカート
ン２内面に固定され、その部分は移動しないが、その他
の部分（従って内袋３の注出口側とは反対側の約半分の
部分）は移動可能であり、可動部分となっている。な
お、内袋３のサイドフラップ２ｈに面する部分は、サイ
ドフラップ２ｈに固定されているが、サイドフラップ２
ｈは前面２ａの下端を中心として回動することができる
ので、そのサイドフラップ２ｈと一緒に動くことができ
る。

【００１４】次に、上記構成のＢＩＣ１の製造方法を説
明する。まず、図３に示す形状のカートンブランク２′
を作成し、また、それに並行して、フイルムを筒貼りし
（背シールし）、所定の長さに切断した筒状フイルム
３′（後工程でその上下端をシールして内袋となる）を
作成する。なお、筒状フイルム３′としては、図示した
ように背シールしたものに限らず、フイルムを２枚重
ね、その両側をシールすることによって筒状としたもの
を用いてもよい。

【００１５】次に、このカートンブランク２′の内面の
うち、斜線で示す部分９ａ′、９ｂ′、９ｃ′、９ｅ′
に糊（例えば、エマルジョン糊）を塗布し、その糊付与
部分９ａ′、９ｂ′に図４（ａ）に示すように、筒状フ
イルム３′を貼り付ける。次いで、図４（ｂ）に示すよ
うに、パネル２ｃ′、２ｆ′を折り重ねて胴貼りし、且
つパネル２ｃ′を筒状フイルム３′に貼り付ける。以上
により、組み立て前の偏平なＢＩＣ１′が形成される。

【００１６】次に、偏平なＢＩＣ１′は、組み立て及び
充填工程に送られ、そこで角柱状に起こされ、注出口取
り付け部分が打ち抜かれた後、注出口５が取り付けられ
る。その後、筒状フイルム３′の下端がシールして閉じ
られる。この閉じ動作は図５に示すように行われる（な
お、図５では図面を分かりやすくするためカートンの図
示を省略している）。すなわち、図５（ａ）に示すよう
に筒状フイルム３′の角筒状に開いた端部を、図５
（ｂ）に示すように閉じ、その端部を水平にシールして
第一シール部１０を形成する。次いで、この部分を図５
（ｃ）に示すように、平坦に押えて両側に三角フラップ
１１を形成し、その底辺部分をシールして第二シール部
１２を形成する。その後、その三角フラップ１１を図５
（ｄ）に示すように、内側に折り込む。これにより、筒
状フイルム３′の端部がシールされ箱状に組み立てられ
る。ここで、三角フラップ１１の底辺部分に第二シール
部１２を形成したことにより、その三角フラップ１１に
内容物が入って閉じ込められ、残量が多くなるというこ
とが無くなる。また第二シール部１２は補強効果を有し
ているので、内袋３をほぼ直方体状に保つ役目も果た
し、内容物の吸い出し時に内袋全体をきれいに変形させ
ることが可能となる。

【００１７】筒状フイルム３′の下端をシールして組み
立てた後、カートンブランク２′の底部が組み立てられ
る。この時、カートン２の底面の内側に位置するサイド
フラップ２ｈの部分９ｄ（図２参照）に、内袋３の底部
が適当な接着手段（例えば、ホットメルト接着剤）によ
り貼り付けられる。

【００１８】その後、筒状フイルム３′の上端が、下端
と同様の手順でシールされた後、カートンブランク２′
の頂部が組み立てられ、カートン２内に内袋３を収容し
たＢＩＣ１が組み立てられる。なお、これらの工程は、
従来行われているＢＩＣ製造技術を適用して実施できる
ので、製造設備等についての説明は省略する。最後に、
注出口５から内袋３内の空気を抜いた後、インキ等の内
容物４が充填され、図１（ａ）に示す状態となる。

【００１９】内容物４を満たしたＢＩＣ１の使用に際し
ては、図１（ａ）、（ｂ）に示すように、ＢＩＣ１をほ
ぼ直立した状態で印刷機等にセットし、注出口５を吸引
装置（図示せず）に接続し、注出口５から内容物４を吸
引する。この際、内袋３の、注出口側とは反対側の約半
分の部分はカートン２で拘束されない可動部分となって
いるため、内容物の吸い出しに連れて、その可動部分が
図１（ｂ）に二点鎖線１５ａ、１５ｂ、１５ｃ等で示す
ように変形してゆき、内袋内に空気を入れることなく内
容物が取り出される。そして、最終的には、内袋３の可
動部分がカートン内面に貼り付けられている約半分の固
定部分の中にはまり込む状態となり、ほぼ全部の内容物
が取り出される。

【００２０】ここで、カートン２の側面２ｂ、２ｃに対
して内袋３を固定している固定部分９ｂ、９ｃが、前面
側の側縁近傍を底辺とする台形状の部分であるので、そ
の上下の部分（内袋の上面及び底面を含む）が移動可能
となっており、このため、内容物４が吸引された際、内
袋３の上面及び底面も図１（ｂ）に示すように内方に傾
斜するように移動し、内袋３の内容積を一層小さくする
ことができ、残量を少なくできる。特に、内袋３の底面
が持ち上げられる結果、内袋３の底部に溜り勝ちな内容
物の吸い出しが良好となり、残量を少なくできる。更
に、内袋３の底面はサイドフラップ２ｈに固定されてい
るので、サイドフラップ２ｈによってほぼ平坦な状態に
保たれ、サイドフラップ２ｈと一緒に移動する。このた
め、内容物を十分に吸い出す前に、内袋３の底面部分が
変形して注出口５を塞いでしまうということがなく、安
定した内容物の吸い出しが可能であり、製品間の残量の
ばらつきを小さくすることが可能となる。ここで、カー
トン２の側面２ｂ、２ｃに対する台形状の固定部分９
ｂ、９ｃの斜辺の傾斜角α、β（図１、図２参照）とし
ては、１０〜２５°程度とすることが好ましく、更には
上側の傾斜角αは１５〜２０°程度に、下側の傾斜角β
は１０〜１５°程度に選定することが好ましい。

【００２１】本実施例のＢＩＣ１を５００ｇ入のインキ
容器とし、多数のインキ容器について吸い出し試験を行
った結果、その残量は平均１２ｇ程度で、多くても１６
ｇであり、安定して内容物の吸い出しを行うことができ
る点が確認された。これに対し、内袋３の底面をサイド
フラップ２ｈに貼り付けず、自由に移動可能とした場合
には、残量が平均１５ｇ程度となり、しかも残量の極端
に多いもの（例えば、７０〜８０ｇ）が時々発生してい
た。また、内袋３をカートン２の側面２ｂ、２ｃに対し
て台形状に固定せず、注出口側の半分の全域に固定した
場合には、残量が２０〜３０ｇと多くなり、しかも極端
に多いもの（例えば、１００ｇ程度）が時々発生してい
た。従って、本実施例の構成とすることにより、残量を
減少させると共にそのばらつきを小さくすることができ
た。

【００２２】なお、上記実施例では、内袋３をカートン
２の前面２ａのほぼ全域の部分９ａと両側面２ｂ、２ｃ
の台形状の部分９ｂ、９ｃに固定するため、図３に示す
ように、その部分に対応するカートンブランク２′の部
分の全域に糊を付与し、その全域に内袋３を貼り付けて
いるが、本発明はこの構成に限らず、部分９ａ、９ｂ、
９ｃに対応する内袋の部分がカートンで拘束されておれ
ばよく、そのため、その部分９ａ、９ｂ、９ｃの周縁部
分を点状に或いは線状に貼り付ける構成としてもよい。
また、上記実施例では注出口５として、内袋３内に延び
る筒状部５ａを備えたものを示したが、注出口５はこの
構成に限らず、筒状部を備えていない通常のものを用い
てもよい。

【００２３】更に、上記実施例では、内容物取り出しの
際にＢＩＣ１を直立状態として機械にセットし、前面下
端に設けている注出口から内容物を吸い出す場合を説明
したが、ＢＩＣからの内容物取り出しはこの状態で行う
場合に限らず、ＢＩＣをセットする機械に応じて適宜変
更可能である。例えば、前面を下側にし、注出口を下向
きとして機械にセットし、内容物の吸い出しを行っても
よい。この場合には、注出口の取り付け位置は図示実施
例のように前面の下端に設ける必要はなく、前面のどの
位置に設けてもよい。

【００２４】

【発明の効果】以上に説明したように、本願第一の発明
のＢＩＣは、カートンブランクに内袋を構成する筒状フ
イルムを貼り付け、且つカートンブランクを胴貼りし、
その後、筒状フイルムの上下端をシールし、且つカート
ンブランクの底部、頂部を組み立てることにより形成で
きるので、従来使用されているＢＩＣと同様に安価に製
造可能であり、且つ内袋とカートンの二重構造により、
内容物を確実に保護することができる。しかも、本発明
では、カートン内の内袋を、注出口を取り付けている前
面の両側の側面に台形状に貼り付けて固定し、且つ注出
口に近い側のサイドフラップにも貼り付けているので、
内袋の移動可能な部分が、内容物の吸い出しに応じて安
定して変形し、内袋の固定されている部分の中にはまり
込むことができ、このため、内容物のほとんどを安定し
て吸い出すことができ、残量を少なく且つ均一化するこ
とができる。かくして、本発明のＢＩＣは、高粘度液体
や空気に触れることを好まない液体の包装容器として好
適に使用できる。

【００２５】本願第二の発明のＢＩＣは、カートン内に
設けている内袋の、上下両端の両側に形成される三角フ
ラップの底辺部分をシールしているので、その三角フラ
ップ部分に内容物が入って閉じ込められるということが
無くなり、内容物の残量を減らすことができると共に、
そのシール部分が内袋をほぼ直方体状に保つ役目も果た
し、内容物の吸い出し時に内袋全体がきれいに変形し、
この点からも内容物の残量を少なく且つ均一とすること
ができる。かくして、このＢＩＣも、高粘度液体や空気
に触れることを好まない液体の包装容器として好適に使
用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例によるＢＩＣを示すもので、
（ａ）は内容物を満たした状態を示す概略断面図（ｂ）はその内容物を吸い出した状態を示す概略断面図

【図２】（ａ）はそのＢＩＣの概略斜視図（ｂ）はそのＢＩＣを、底面を上にして示す概略斜視図

【図３】上記実施例のＢＩＣを製造するためのカートン
ブランク及び筒貼りしたフイルムを示す概略平面図

【図４】（ａ）、（ｂ）はそれぞれ、ＢＩＣを製造する
工程の途中におけるカートンブランク及び筒貼りしたフ
イルムを示す概略平面図

【図５】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）はそれぞれ、
内袋の端部をシールして組み立てる状態を示す概略斜視
図

【符号の説明】

１ＢＩＣ２カートン２ａ前面２ｂ、２ｃ側面２ｄ頂面２ｅ底面２ｇ、２ｈサイドフラップ２′ カートンブランク３内袋４内容物５注出口９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄ内袋を固定する部分１０第一シール部１１三角フラップ１２第二シール部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】矩形状の平坦な前面と、その両側の平坦
な側面と、その上下の平坦な頂面及び底面を有し、前記
頂面及び底面の内側に前記前面の上下端を中心として回
動可能なサイドフラップを備えたカートンと、そのカー
トンの内部に収容された内袋と、前記カートンの前面
に、前記内袋に連通するように取り付けられた注出口と
を有し、前記内袋は、前記カートンの両側面に、該側面
の前面側の端縁近傍を底辺としほぼ中央に頂辺を有する
台形状の部分で拘束されるよう、貼り付けられており、
更に、前記カートンの頂面及び底面の内側に位置するサ
イドフラップのうち、少なくとも前記注出口に近い側の
サイドフラップにも貼り付けられていることを特徴とす
るバッグインカートン。
【請求項２】矩形状の平坦な前面と、その両側の平坦
な側面と、その上下の平坦な頂面及び底面を有するカー
トンと、そのカートンの内部に収容された内袋と、前記
カートンの前面に、前記内袋に連通するように取り付け
られた注出口とを有し、前記内袋は、前記注出口を取り
付けた側の約半分の部分が前記カートンで拘束されるよ
うカートン内面に貼り付けられており、更に、前記内袋
は、角筒状に形成した筒状フイルムの両端をシールする
と共に、その両端の両側に形成される三角フラップの底
辺部分をシールした構成としていることを特徴とするバ
ッグインカートン。