JPH0710153U - 屋根谷部の葺上げ構造 - Google Patents

屋根谷部の葺上げ構造

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Publication number
JPH0710153U
JPH0710153U JP4345693U JP4345693U JPH0710153U JP H0710153 U JPH0710153 U JP H0710153U JP 4345693 U JP4345693 U JP 4345693U JP 4345693 U JP4345693 U JP 4345693U JP H0710153 U JPH0710153 U JP H0710153U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
waterproof
valley
waterproof plate
laid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4345693U
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English (en)
Inventor
龍博 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に冬季積雪する地域においても十分に防水
性が確保され屋根瓦の破損あるいは引抜きなどによる弊
害のない屋根谷部の葺上げ構造を提供することを目的と
する。 【構成】 下方へ傾斜する屋根面1、1が水平方向に交
叉してできる屋根谷部nにおいて、屋根谷部nを形成す
る両屋根面1、1にかけて防水シート2が敷設され、該
防水シート2上に前記屋根谷部nに沿って突条3Aの設
けられた防水板3が敷設され、さらに該防水板3上に両
傾斜屋根面1、1上に前記屋根谷線Nに沿って互いに対
向縁4B、4Bを突き合わせて屋根瓦4、4が葺上げら
れて構成され、凍結雪塊が防水板3と直接接するのを防
止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は屋根谷部の葺上げ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物の屋根の形状として例えば図4に示すように、曲がり屋根など建 築物がある。 このような屋根では下方へ傾斜する屋根面1、1が水平方向(矢印M、M)に 交叉するため、この交叉線Nに屋根谷部nができ、この部分に雨水が集中流下す ることとなる。 従って、この部分は他の部分にくらべ防水対策をより厳重にする必要がある。 このような屋根谷部の葺上げ構造として従来では図5に示すように、屋根面1 の屋根谷部nに防水シート2を敷設し、さらにこの上に「谷板」と称する金属製 あるいはゴム製の防水板3を固定した後、水路Pを残して両側から屋根瓦4、4 を葺上げていく施工が行われ、屋根瓦4面を伝って流下する雨水は防水板3上の 水路Pで合流して流下するような構造とされていた。
【0003】
【従来技術の問題点】
上記のような屋根谷部の葺上げ構造の場合、雨水に対する防水の点では全く問 題ないが、冬季積雪する地域の場合、積雪重量や積雪の融解および滑落により屋 根瓦が割れたりずれ落ちたりすることがある欠点があった。
【0004】 即ち、図6に示したように屋根谷部nに敷設される防水板3には、防水用の突 条3Aが設けられる場合があり、その積雪重量が突条3Aを支点として屋根瓦4 先端側に曲げ力となって加わり、突条2Aより屋根瓦4の先端側4Aが折損する ことがある欠点があった。 また、屋根谷部の積雪Sが凍結すると、屋根瓦4がセメント系で熱伝導性が低 く、防水板3が金属製あるいはゴム製で伝熱性が良いことから、この部分から凍 結雪塊が融解し始め、表面摩擦係数の差から凍結雪塊Sは屋根瓦4を付けたまま 防水板3部分を滑り落ち、この結果凍結雪塊Sが滑り落ちる際に屋根瓦4を引き 抜いてしまう問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記問題点に鑑み、特に冬季積雪する地域においても十分に防水性 が確保され屋根瓦の破損あるいは引抜きなどによる弊害のない屋根谷部の葺上げ 構造を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案の屋根谷部の葺上げ構造は、下方へ傾斜する屋根面1、1が水 平方向に交叉してできる屋根谷部nにおいて、屋根谷部nを形成する両屋根面1 、1にかけて防水シート2が敷設され、該防水シート2上に前記屋根谷部nに沿 って突条3Aの設けられた防水板3が敷設され、さらに該防水板3上に両傾斜屋 根面1、1上に前記屋根谷線Nに沿って互いに対向縁4B、4Bを突き合わせて 屋根瓦4、4が葺上げられてなることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】
次に、この考案の実施例を説明する。 図1はこの考案の実施例の断面図、図2は実施例の要部破断斜視図、図3は実 施例の防水板の断面図である。
【0008】 この考案の屋根谷部の葺上げ構造は、下方へ傾斜する屋根面1、1が水平方向 (矢印M、M)に交叉してできる屋根谷部nにおいて、屋根谷部nを形成する両 屋根面1、1にかけて防水シート2が敷設され、この防水シート2上に屋根谷部 nに沿って突条3Aの設けられた防水板3が敷設され、さらに防水板3上に両傾 斜屋根面1、1上に屋根谷線Nに沿って互いに対向縁4Aを突き合わせて屋根瓦 4が葺上げられて構成されている。
【0009】 上記実施例において、屋根谷部nに敷設される防水シート2は図2に示すよう に両側屋根面1、1を十分な面積で覆う広さとされ、屋根面1、1上に敷設され る防水シート2Aとのオーバラップ量が大きくされる。 また、防水板3は図3に示すような断面形状の金属製あるいはゴム製とされ突 条3Aは屋根面1側への雨水の侵入を防止するために設けられる。
【0010】
【作用】
この考案の屋根谷部の葺上げ構造において、屋根谷部nの排水は防水板3の上 に葺かれた屋根瓦4、4および防水板3の両者により達成されるが、最終的には 防水板3により確実に防水が達成される。 また、積雪があった場合は、防水板3は屋根瓦4、4で完全に覆われた状態と なるので、凍結雪塊が直接防水板3に接することがなく、この結果融解時の摩擦 係数の差に起因する屋根瓦の抜け落ちが防止される。 さらに、積雪重量が屋根瓦4に加わっても、屋根瓦4に加わる積雪重量は広範 囲に分散されるので、屋根瓦4は突条3A部分から滑らかに湾曲変形し折損する ことが防止される。
【0011】
【考案の効果】
この考案は以上説明したように、屋根谷部nを挟んで葺かれる屋根瓦4、4を 互いに接するように葺き上げるので、積雪が表面摩擦係数の小さい防水板3に直 接触れることがなく、従って凍結雪塊が融解することがあっても、この滑落によ る屋根瓦の抜け落ちを防止することができる。 さらに、防水板3に突条3Aが設けられていても、この突条3Aから屋根瓦4 の延出距離が長いため、屋根瓦4の端部の変形が生じやすく積雪重量のために、 屋根瓦が折損することも有効に防止されるなど種々の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の断面図である。
【図2】実施例の要部破断斜視図である。
【図3】実施例の防水板の断面図である。
【図4】従来例の斜視図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】従来例の説明断面図である。
【符号の説明】
1…屋根面 2…防水シート 3…防水板 3A…突条 4…屋根瓦 4B…対向縁 N…屋根谷線 n…屋根谷部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方へ傾斜する屋根面1、1が水平方向
    に交叉してできる屋根谷部nにおいて、屋根谷部nを形
    成する両屋根面1、1にかけて防水シート2が敷設さ
    れ、該防水シート2上に前記屋根谷部nに沿って突条3
    Aの設けられた防水板3が敷設され、さらに該防水板3
    上に両傾斜屋根面1、1上に前記屋根谷線Nに沿って互
    いに対向縁4B、4Bを突き合わせて屋根瓦4、4が葺
    上げられてなることを特徴とする屋根谷部の葺上げ構
    造。
JP4345693U 1993-07-13 1993-07-13 屋根谷部の葺上げ構造 Pending JPH0710153U (ja)

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JP4345693U JPH0710153U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 屋根谷部の葺上げ構造

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JP4345693U JPH0710153U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 屋根谷部の葺上げ構造

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JPH0710153U true JPH0710153U (ja) 1995-02-14

Family

ID=12664212

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JP4345693U Pending JPH0710153U (ja) 1993-07-13 1993-07-13 屋根谷部の葺上げ構造

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JP (1) JPH0710153U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS524317A (en) * 1975-06-24 1977-01-13 Seiki Kougiyou Kk Method of holding stencils in rotary mimeographic printer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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