JPH07101491A - 配送品保管箱 - Google Patents

配送品保管箱

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JPH07101491A
JPH07101491A JP27006693A JP27006693A JPH07101491A JP H07101491 A JPH07101491 A JP H07101491A JP 27006693 A JP27006693 A JP 27006693A JP 27006693 A JP27006693 A JP 27006693A JP H07101491 A JPH07101491 A JP H07101491A
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JP
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door
storage box
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closed
stamper
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JP27006693A
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English (en)
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Takemi Hori
武美 堀
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SANKO SANGYO KK
Original Assignee
SANKO SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配送先に配設した配送品保管箱に配送品を保
管するようにして配送先がたとえ留守であっても近所を
わずらわせることなく一度の配送で確実に配送が完了す
るようにして配送効率を飛躍的に向上させ、かつスタン
パにより宅配業者の伝票に受領印を押印して配送先が留
守時の配送に伴う種々のトラブルを完全に解決する。 【構成】 配送品保管箱に閉めることで自動的に鍵がか
かるようにした鍵付の扉と収納箱に配送品が収納された
ことを検出する配送品検出装置とを備え、収納箱に配送
品が収納されかつ扉がロックされたときスタンパを作動
可能として、伝票に受領印を押印するようにした構成を
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配送品保管箱に係り、
特に宅配便等の配送品を保管箱に収納して扉を閉めるこ
とにより該扉に自動的に鍵がかかると同時に配送品受領
書の印鑑がセットされたスタンパが作動可能となって宅
配業者の伝票に受領印を押印することができるようにし
て配送先がたとえ留守であっても一度の配送で確実に配
送が完了するようにして近所をわずらわせたり業者が再
度訪問することの無駄を省いて配送効率を飛躍的に向上
させると共に配送先が留守時の配送に伴う種々のトラブ
ルを完全に解決することができる画期的な配送品保管箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、宅配便の発展によりほとんどの物
を自宅にいて入手することができるようになり、共稼ぎ
家庭等の買物に行く時間がない人にとっては非常に便利
な世の中となっており、この宅配便は現代の忙しい生活
においては欠かすことのできないシステムとなっている
が、一方で配送に伴う種々のトラブルや配送品の取扱い
等の問題がクローズアップされて来ている。
【0003】即ち、通常配送品の配達時には、配送品受
領書に受領印を配達先から受領して確実に配送したこと
を互いに確認する方法が取られているが、最近の統計調
査では婦人の50%以上の人が何らかの職業を持ってお
り、配送先が留守のことが多く宅配便等の配送時の大き
な障害となっている。
【0004】配送先が留守の場合には、宅配業者は配送
があったことを知らせるカード等を残し、配送品を持ち
帰り、後日再配送することが望ましいが、業務の都合な
どからすべての配送品についてこのような処置をするこ
とは難しく、時には玄関先等に配送品を置いたり、又は
近所の家庭に預けてその場を立ち去らざるを得ないこと
も頻繁に発生している。
【0005】このようなケースにおいては、配送品の授
受の確認が不確実であるため配送品の受取りの有無に関
してトラブルが生じることが多く、また玄関先等の戸外
に配送品を置いてくる場合は、突然の雨により配送品が
濡れてしまったり、或いは盗難に遇う等の被害が生じる
ことがあった。
【0006】近所の家庭に預ける場合には、盗難のおそ
れはないものの被配送宅のプライバシーが近所の家庭に
知られる結果となったり、また該配送品の取扱い等をめ
ぐって近所の家庭とのもめごとの原因となることがある
ことも知られている。
【0007】後日再配送することにより上記したような
問題のほとんどは解決されるが、同じ家庭に2度以上訪
問する結果となり、配送効率が低下して配送業者のコス
トに影響するばかりでなく、交通渋滞の遠因となる等の
欠点があり、早期の解決が望まれていた。
【0008】上記した問題を解決するため、配送頻度の
多い配送先に配送品保管箱を設置しておき留守時には該
配送品保管箱に配送品を収納することが行われつつある
が、従来の配送品保管箱は、単なる収納箱の所定の位置
に印鑑を吊るしておいたり、単に置いてあるだけのもの
であって、配送業者が配送品保管箱に配送品を収納し、
設置されている印鑑を用いて配送品受領書に受領印を押
印するようにしたものであり、玄関先等に配送品を置い
て来るよりは改善されているものの、配送品の授受の不
確実さについては相変わらずであり、また印鑑を悪用さ
れるおそれがある等の欠点があった。
【0009】また配送品保管箱にコンピュータを搭載し
て配送品の授受に関するトラブルの改善及び悪戯の防止
を図ったものが提案されているが、該配送品保管箱の使
用には暗証番号の照会を含む多くの操作を必要として操
作性が劣り、また配送品保管箱の価格が非常に高価とな
り、多くの家庭に設置するには不向きであるばかりでな
く、複雑な組立作業を要するので工場で完成品に組み立
てた状態で現場に設置しなければならない欠点があり、
また工場では配送品の大きさに応じて種々の大きさの配
送品保管箱を準備する必要があり生産上からも改善の余
地があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、収納箱にスタンパを備え、配送品
を収納箱に収納して扉の鍵がロックされたとき該スタン
パを作動可能として、伝票に受領印を押印できるように
することにより、配送先がたとえ留守であっても一度の
訪問で確実に配送が完了するようにすることであり、ま
たこれによって配送効率を大幅に向上させて配送コスト
を低減させ、また交通渋滞の解消を図ることである。
【0011】また他の目的は、収納箱に配送品検出装置
とスタンパとを備え、収納箱に配送品が収納されかつ収
納箱の扉が閉じられ、鍵がロックされたとき該スタンパ
を作動可能として伝票に受領印を押印できるようにする
ことにより、配送品の授受の確実化を図ると共に盗難を
防止できるようにして、配送品授受に関するトラブル発
生を完全に防止できるようにすることである。
【0012】更に他の目的は、複数の収納箱を土台に固
定された基台上に複数段重ねて組み立てて完成させるよ
うに構成することにより、任意の段数(大きさ)の収納
箱を設置現場において容易に組み立てることができるよ
うにし、また収納箱全体の盗難を防止することである。
【0013】また他の目的は、収納箱の扉を側方に設け
られたヒンジにより開閉自在とすると共に該収納箱を上
下方向を逆転させて基台上に積み重ねて組み立てられる
ように構成することにより、設置現場の情況に合わせて
扉の開放方向を左右どちらにも自由に選択できるように
することであり、またこれによってどのような場所にも
設置可能で使い易さを向上させると共に、1つの仕様の
収納箱で左開き、右開き2仕様の収納箱として作用さ
せ、収納箱のコストを低減させることである。
【0014】更に他の目的は、収納箱同士をねじで締結
して固定するため収納箱に設けられた貫通穴及びナツト
を、収納箱を上下を逆転させて重ねて配置しても貫通穴
及びナツトのいずれもが逆転前と同一位置に位置するよ
うに交互に配設することにより、組立手順や部品を変更
することなく容易に収納箱を上下を逆転させて組み立て
られるようにすることである。
【0015】また他の目的は、収納箱内の上方及び下方
に配送品検出装置を1セットずつ配設することにより、
収納箱の上下を逆転させて組み立てても、該収納箱内に
配送品が収納されたとき該配送品が少なくともいずれか
の配送品検出装置によって確実に検出できるようにする
ことであり、またこれによって本等の非常に薄い配送品
であっても確実に検出できるようにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、閉めることで自動的に鍵がかかるようにした鍵
付の扉と、該扉が設けられ配送品を収納する収納箱と、
該収納箱に取り付けられ前記扉の閉状態を検出して信号
を送出する扉センサと、該扉センサが電気的に接続され
前記扉が閉じられたときに送出される前記信号に基いて
作動し伝票に受領印を押印するスタンパとを備えたこと
を特徴とするものである。
【0017】また本発明(請求項2)は、閉めることで
自動的に鍵がかかるようにした鍵付の扉と、該扉が設け
られ配送品を収納する収納箱と、該収納箱に取り付けら
れ前記扉の閉状態を検出して信号を送出する扉センサ
と、該収納箱内に配送品が収納されたことを検出して信
号を送出する配送品検出装置と、該配送品検出装置及び
前記扉センサとが電気的に接続され前記収納箱に配送品
が収納されかつ前記扉が閉じられたときに送出される前
記信号に基いて作動し伝票に受領印を押印するスタンパ
とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】また本発明(請求項3)は、閉めることで
自動的に鍵がかかるようにした鍵付の扉と、土台に固定
された基台上に複数段重ねて組み立てられ夫々に前記扉
が設けられ配送品を収納する複数の収納箱と、該収納箱
に取り付けられ前記扉の閉状態を検出して信号を送出す
る扉センサと、該扉センサが電気的に接続され前記扉が
閉じられたときに送出される前記信号に基いて作動し伝
票に受領印を押印するスタンパとを備えたことを特徴と
するものである。
【0019】また本発明(請求項4)は、各々側方に設
けられたヒンジにより開閉自在に構成され閉めることで
自動的に鍵がかかるようにした鍵付の扉と、該扉が設け
られ土台に固定された基台上に複数段重ねて組み立てら
れ上下を逆転させて該基台上に積み重ねて組み立てるこ
とによって前記扉の開放方向を左右どちらにも選択自在
に構成され配送品を収納する複数の収納箱と、該収納箱
に取り付けられ前記扉の閉状態を検出して信号を送出す
る扉センサと、該扉センサが電気的に接続され前記扉が
閉じられたときに送出される前記信号に基いて作動し伝
票に受領印を押印するスタンパとを備えたことを特徴と
するものである。
【0020】また本発明(請求項5)は、各々側方に設
けられたヒンジにより開閉自在に構成され閉めることで
自動的に鍵がかかるようにした鍵付の扉と、該扉が設け
られ土台に固定された基台上に複数段重ねて互いにねじ
締めして組み立てられ上下を逆転させて前記基台上に重
ねて配置しても貫通穴及びナツトのいずれもが同一位置
に位置するように前記貫通穴及び前記ナツトが交互に配
設され上下を逆転させて該基台上に積み重ねて組み立て
ることによって前記扉の開放方向を左右どちらにも選択
自在に構成され配送品を収納する複数の収納箱と、該収
納箱に取り付けられ前記扉の閉状態を検出して信号を送
出する扉センサと、該扉センサが電気的に接続され前記
扉が閉じられたときに送出される前記信号に基いて作動
し伝票に受領印を押印するスタンパとを備えたことを特
徴とするものである。
【0021】また本発明(請求項6)は、各々側方に設
けられたヒンジにより開閉自在に構成され閉めることで
自動的に鍵がかかるようにした鍵付の扉と、該扉が設け
られ土台に固定された基台上に複数段重ねて組み立てら
れ配送品を収納する複数の収納箱と、該収納箱に取り付
けられ前記扉の閉状態を検出して信号を送出する扉セン
サと、検出光が前記収納箱内の空間を横切るように該収
納箱の上方及び下方に1セットずつ配設され該収納箱内
に配送品が収納されたとき該配送品が少なくともいずれ
かの前記検出光を遮断することによって配送品が収納さ
れたことを検出して信号を送出する配送品検出装置と、
該配送品検出装置及び前記扉センサとが電気的に接続さ
れ前記収納箱に配送品が収納されかつ前記扉が閉じられ
たときに送出される前記信号に基いて作動し伝票に受領
印を押印するスタンパとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0022】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図14において、本発明に係る配送品保
管箱1は、扉2と、収納箱3と、扉センサ(図示せず)
と、スタンパ5と、配送品検出装置6とを備えている。
【0023】扉2は、収納箱3の前方を閉鎖して内部に
配送品8を収納する閉鎖空間を作るためのものであっ
て、図7、図12及び図13において、扉2には、ヒン
ジ9の一端9aが固定され、他の一端9bは収納箱3の
側部3aに固定され、該ヒンジ9により側方に開閉自在
に構成されている。
【0024】図1、図2、図7、図12及び図13にお
いては、扉2が右方向に開放するように設置され、また
図3、図4、及び図14においては、収納箱3の上下方
向を逆転させて設置されており、扉2が左方向に開放す
るように設置されている。
【0025】扉2には、夫々オートロック式の鍵4が設
けられており、扉2を閉めると該鍵4の係合片4aが収
納箱3に取り付けられた係止部(図示せず)に係合して
自動的に鍵がかかり、外部からは鍵(図示せず)を用い
なければ扉2を開放できないように構成されている。
【0026】収納箱3は、配送品8を収納するためのも
のであって、図12、図13及び図14において、鋼板
を略コの字形に折り曲げて製作され、前方に扉2を開閉
自在に装着して構成されている。
【0027】コの字形に形成された鋼板の上下には該鋼
板が折り曲げられてフランジ部3b,3cが形成され、
図12及び図13において、フランジ部3bには、左端
から右回りに位置決めピン3d、貫通穴3e、ナット1
0が溶接などにより固定されたナット穴3f、位置決め
穴3g、位置決めピン3d、貫通穴3e、ナット穴3
f、位置決め穴3gが記述された順序で設けられ、また
フランジ部3cには、収納箱3を上下逆転させて示す図
14において左端から右回りに、位置決め穴3g、貫通
穴3e、ナット穴3f、位置決め穴3g、位置決め穴3
g、貫通穴3e、ナット穴3f、位置決め穴3gがこの
順序で形成されている。
【0028】位置決めピン3d、貫通穴3e、ナット穴
3f、位置決め穴3gの位置は、フランジ部3bと3c
とで同一寸法となるように構成されており、収納箱3を
上下逆転させても夫々の位置決めピン3d、貫通穴3
e、ナット穴3f、位置決め穴3gの位置は同一位置と
なるようになっている。
【0029】そして収納箱3を重ねて配置したとき、位
置決めピン3dと位置決め穴3g、貫通穴3eとナット
穴3fとが夫々重なり、位置決め穴3gに位置決めピン
3dが嵌合することにより互いの収納箱3の位置決めが
なされ、ボルト11を貫通穴3eを通してナット穴3f
にねじ締めして収納箱3同士を固定するようになってい
る。
【0030】またフランジ部3bの先端には、一段低い
段部3hが成形されており、重ね合わされた2つの収納
箱3のフランジ部3hとフランジ部3cとの間に形成さ
れるスリットに棚板19を挿入して各収納箱3を区画す
るようになっている。
【0031】図5、図6、図8及び図13において、重
ねて配置された収納箱3の最下段の収納箱3は、貫通穴
3e、ナット穴3f及びボルト11により基台12に固
定されるようになっており、基台12は鋼板をロの字形
に折り曲げて製作され、下面フランジ12aには、貫通
穴12b及びナットが溶接などにより固定されたナット
穴12cが設けられている。
【0032】また上面フランジ12dには、左前方から
右回りに夫々位置決めピン12e、貫通穴12f、ナッ
ト穴12g、位置決め穴12h、位置決めピン12e、
貫通穴12f、ナット穴12g、位置決め穴12hが、
収納箱3の位置決め穴3g、ナット穴3f、貫通穴3
e、位置決め穴3g、位置決め穴3g、ナット穴3f、
貫通穴3e、位置決め穴3gと同一位置となるように設
けられ、貫通穴3e及び貫通穴12fに夫々ボルト11
を挿通してナット穴12g及びナット穴3fに螺合させ
てねじ締めし、最下段の収納箱3と基台12とを固定す
るようになっている。
【0033】そして基台12は、図5、図6及び図13
において、ナット穴12cに高さ調整ボルト14を螺合
させ、該高さ調整ボルト14を回転させて基台12の高
さを調節し、更に貫通穴12bに土台13に埋め込まれ
たアンカーボルト15を挿通してナット16で固定した
後、台盤18を載置してナット16を簡単には弛められ
ないようになっている。
【0034】また最上段の収納箱3には、スタンパケー
ス20が該スタンパケース20に設けられた貫通穴20
a及びナット穴20bを収納箱3のナット穴3f及び貫
通穴3eに合わせてボルト11で固定されており、該ス
タンパケース20にはスタンパ5及び郵便物を収納する
メイルボックス20cが設けられている。
【0035】配送品保管箱1の組立は、上述した如く基
台12を高さ調整ボルト14及びアンカーボルト15で
土台13に固定し、該基台12上に複数の収納箱3を順
次重ねてボルト11で順次締結して行われるが、扉2の
開閉方向は配送品保管箱1を設置する現場の情況に応じ
て左右いずれの方向に開放するかが選択され、これは収
納箱3の重ね方向を上下逆にするだけの簡単な操作によ
って自由に設定することができる。
【0036】扉センサ(図示せず)は、扉2が閉じられ
ていることを検出するためのものであって、該扉2が閉
じられたとき押圧されるマイクロスイッチ、或いは扉2
が閉じられたとき該扉2により光線が遮断されるように
構成された光センサ等の公知のセンサであり、該扉2に
配設され、扉2が閉じられたとき信号を送出するように
構成されている。
【0037】スタンパ5は、配送品受領書等の伝票21
に受領印を押印するためのものであって、伝票21を挿
入する挿入口5aが設けられた公知の自動スタンパであ
り、該スタンパ5は後述する配送品検出装置6が配送品
8が収納箱3に収納されたことを検出し、かつ扉2が閉
じられたことを扉センサが検出したとき作動するように
図示しない電子回路によって制御されるようになってい
る。
【0038】配送品検出装置6は、図9、図10及び図
11において、配送品8が収納箱3に収納されたことを
検出するためのものであって、公知の発光素子6a及び
該発光素子6aから矢印A方向に投光される光を受光し
て信号を送出する受光素子6bとからなり、発光素子6
a及び受光素子6bが収納箱3の対角線上に配設され、
該収納箱3の上方及び下方に1セットずつ設けられてい
る。
【0039】そして収納箱3に配送品8が収納される
と、該配送品8によって発光素子6aから矢印A方向に
投光された光が遮断され、受光素子6bで受光できなく
なることによって配送品8が収納されたことが検出さ
れ、検出信号を電子回路(図示せず)に送出するように
なっている。
【0040】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図15及び図16にお
いて、宅配業者は配送品保管箱1の扉2を開放して配送
品8を収納箱3内に矢印B方向に挿入した後、扉2を閉
めるとオートロック式の鍵4の係合片4aが収納箱3に
取り付けられた係止部に係合して自動的に鍵がかかり、
そして扉2が閉じられたことを扉センサが検出して検出
信号を電子回路に送出する。
【0041】一方配送品検出装置6は、発光素子6aか
ら矢印A方向に投光された光が配送品8によって遮断さ
れるので受光素子6bで受光できなくなり、これにより
配送品8が収納箱3に収納されたことが検出され、検出
信号を電子回路(図示せず)に送出する。ここで配送品
検出装置6は、収納箱3の上方及び下方に1セットずつ
設けられているので、配送品8が例えば本等の薄いもの
であってもいずれか一方の配送品検出装置6の光が遮ら
れ、確実に配送品8を検出することができる。
【0042】電子回路が扉センサ及び配送品検出装置6
からの検出信号を同時に受信すると配送品8が収納箱3
に収納され、かつ扉2が閉じられたと判断してスタンパ
5に作動許可信号を送出し、スタンパ5は作動待機状態
となる。
【0043】ここで宅配業者が伝票21をスタンパ5の
挿入口5aに矢印C方向に挿入するとスタンパ5がこれ
を検知して受領印を伝票21に押印して配送品8を受領
したことを確認する。
【0044】そして配送品8が収納されて閉じられた扉
2は、受取人が所持する鍵を用いなければ開けることが
できないので配送品8は、確実に受取人に受け渡すこと
ができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記のように収納箱にスタン
パを備え、配送品を収納箱に収納して扉の鍵がロックさ
れたとき該スタンパを作動可能として、伝票に受領印を
押印できるようにしたので、配送先がたとえ留守であっ
ても一度の訪問で確実に配送が完了するようにすること
ができ、またこの結果配送効率を大幅に向上させて配送
コストを低減させ、また交通渋滞の解消を図ることがで
きる効果がある。
【0046】また収納箱に配送品検出装置とスタンパと
を備え、収納箱に配送品が収納されかつ収納箱の扉が閉
じられ、鍵がロックされたとき該スタンパを作動可能と
して伝票に受領印を押印できるようにしたので、配送品
の授受の確実化を図ると共に盗難を防止でき、配送品授
受に関するトラブル発生を完全に防止できるという効果
がある。
【0047】更には、複数の収納箱を土台に固定された
基台上に複数段重ねて組み立てて完成させるように構成
したので、任意の段数(大きさ)の収納箱を設置現場に
おいて容易に組立てることができ、また収納箱全体の盗
難を防止することができる効果がある。
【0048】また収納箱の扉を側方に設けられたヒンジ
により開閉自在とすると共に該収納箱を上下方向を逆転
させて基台上に積み重ねて組み立てられるように構成し
たので、設置現場の情況に合わせて扉の開放方向を左右
どちらにも自由に選択できる効果があり、またこの結果
どのような場所にも設置可能で使い易さを向上させるこ
とがてきると共に、1つの仕様の収納箱で左開き、右開
き2仕様の収納箱として作用させ、収納箱のコストを低
減させることができる効果がある。
【0049】更には、収納箱同士をねじで締結して固定
するため収納箱に設けられた貫通穴及びナツトを、収納
箱を上下を逆転させて重ねて配置しても貫通穴及びナツ
トのいずれもが逆転前と同一位置に位置するように交互
に配設したので、組立手順や部品を変更することなく容
易に収納箱を上下を逆転させて組み立てることができる
という効果がある。
【0050】また収納箱内の上方及び下方に配送品検出
装置を1セットずつ配設したので、収納箱の上下を逆転
させて組み立てても、該収納箱内に配送品が収納された
とき該配送品が少なくともいずれかの配送品検出装置に
よって確実に検出でき、またこの結果本等の非常に薄い
配送品であっても確実に検出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】右開き扉を装着した配送品保管箱の正面図であ
る。
【図2】右開き扉を装着した配送品保管箱の右側面図で
ある。
【図3】左開き扉を装着した配送品保管箱の正面図であ
る。
【図4】左開き扉を装着した配送品保管箱の右側面図で
ある。
【図5】図1のV−V矢視縦断面図である。
【図6】図1のVI−VI矢視縦断面図である。
【図7】図1のVII−VII矢視横断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII矢視横断面図であ
る。
【図9】収納箱の下方にセットされた配送品検出装置の
平面図である。
【図10】収納箱にセットされた配送品検出装置の正面
図である。
【図11】収納箱の上方にセットされた配送品検出装置
を下から見た平面図である。
【図12】右開き扉を装着した配送品保管箱の収納箱及
びスタンパケースの組立方を示す分解斜視図である。
【図13】右開き扉を装着した配送品保管箱の収納箱と
基台との組立方を示す分解斜視図である。
【図14】左開き扉を装着した配送品保管箱の収納箱及
びスタンパケースの組立方を示す分解斜視図である。
【図15】配送品保管箱に配送品を収納する状態を示す
要部斜視図である。
【図16】配送品保管箱に配送品を収納し扉の鍵をロッ
クして伝票に受領印を押印する状態を示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 配送品保管箱 2 扉 3 収納箱 3e 貫通穴 3f ナツト 4 鍵 5 スタンパ 6 配送品検出装置 8 配送品 9 ヒンジ 12 基台 13 土台 21 伝票

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉めることで自動的に鍵がかかるように
    した鍵付の扉と、該扉が設けられ配送品を収納する収納
    箱と、該収納箱に取り付けられ前記扉の閉状態を検出し
    て信号を送出する扉センサと、該扉センサが電気的に接
    続され前記扉が閉じられたときに送出される前記信号に
    基いて作動し伝票に受領印を押印するスタンパとを備え
    たことを特徴とする配送品保管箱。
  2. 【請求項2】 閉めることで自動的に鍵がかかるように
    した鍵付の扉と、該扉が設けられ配送品を収納する収納
    箱と、該収納箱に取り付けられ前記扉の閉状態を検出し
    て信号を送出する扉センサと、該収納箱内に配送品が収
    納されたことを検出して信号を送出する配送品検出装置
    と、該配送品検出装置及び前記扉センサとが電気的に接
    続され前記収納箱に配送品が収納されかつ前記扉が閉じ
    られたときに送出される前記信号に基いて作動し伝票に
    受領印を押印するスタンパとを備えたことを特徴とする
    配送品保管箱。
  3. 【請求項3】 閉めることで自動的に鍵がかかるように
    した鍵付の扉と、土台に固定された基台上に複数段重ね
    て組み立てられ夫々に前記扉が設けられ配送品を収納す
    る複数の収納箱と、該収納箱に取り付けられ前記扉の閉
    状態を検出して信号を送出する扉センサと、該扉センサ
    が電気的に接続され前記扉が閉じられたときに送出され
    る前記信号に基いて作動し伝票に受領印を押印するスタ
    ンパとを備えたことを特徴とする配送品保管箱。
  4. 【請求項4】 各々側方に設けられたヒンジにより開閉
    自在に構成され閉めることで自動的に鍵がかかるように
    した鍵付の扉と、該扉が設けられ土台に固定された基台
    上に複数段重ねて組み立てられ上下を逆転させて該基台
    上に積み重ねて組み立てることによって前記扉の開放方
    向を左右どちらにも選択自在に構成され配送品を収納す
    る複数の収納箱と、該収納箱に取り付けられ前記扉の閉
    状態を検出して信号を送出する扉センサと、該扉センサ
    が電気的に接続され前記扉が閉じられたときに送出され
    る前記信号に基いて作動し伝票に受領印を押印するスタ
    ンパとを備えたことを特徴とする配送品保管箱。
  5. 【請求項5】 各々側方に設けられたヒンジにより開閉
    自在に構成され閉めることで自動的に鍵がかかるように
    した鍵付の扉と、該扉が設けられ土台に固定された基台
    上に複数段重ねて互いにねじ締めして組み立てられ上下
    を逆転させて前記基台上に重ねて配置しても貫通穴及び
    ナツトのいずれもが同一位置に位置するように前記貫通
    穴及び前記ナツトが交互に配設され上下を逆転させて該
    基台上に積み重ねて組み立てることによって前記扉の開
    放方向を左右どちらにも選択自在に構成され配送品を収
    納する複数の収納箱と、該収納箱に取り付けられ前記扉
    の閉状態を検出して信号を送出する扉センサと、該扉セ
    ンサが電気的に接続され前記扉が閉じられたときに送出
    される前記信号に基いて作動し伝票に受領印を押印する
    スタンパとを備えたことを特徴とする配送品保管箱。
  6. 【請求項6】 各々側方に設けられたヒンジにより開閉
    自在に構成され閉めることで自動的に鍵がかかるように
    した鍵付の扉と、該扉が設けられ土台に固定された基台
    上に複数段重ねて組み立てられ配送品を収納する複数の
    収納箱と、該収納箱に取り付けられ前記扉の閉状態を検
    出して信号を送出する扉センサと、検出光が前記収納箱
    内の空間を横切るように該収納箱の上方及び下方に1セ
    ットずつ配設され該収納箱内に配送品が収納されたとき
    該配送品が少なくともいずれかの前記検出光を遮断する
    ことによって配送品が収納されたことを検出して信号を
    送出する配送品検出装置と、該配送品検出装置及び前記
    扉センサとが電気的に接続され前記収納箱に配送品が収
    納されかつ前記扉が閉じられたときに送出される前記信
    号に基いて作動し伝票に受領印を押印するスタンパとを
    備えたことを特徴とする配送品保管箱。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193448A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型icタグを用いた在庫管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002193448A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型icタグを用いた在庫管理システム
JP4489287B2 (ja) * 2000-12-27 2010-06-23 大日本印刷株式会社 非接触型icタグを用いた在庫管理システム

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