JPH0710146Y2 - 制御器 - Google Patents
制御器Info
- Publication number
- JPH0710146Y2 JPH0710146Y2 JP7376388U JP7376388U JPH0710146Y2 JP H0710146 Y2 JPH0710146 Y2 JP H0710146Y2 JP 7376388 U JP7376388 U JP 7376388U JP 7376388 U JP7376388 U JP 7376388U JP H0710146 Y2 JPH0710146 Y2 JP H0710146Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- piezoelectric actuator
- valve body
- pressing force
- micrometer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Description
本考案は、主に化学産業プラントや半導体製造プラント
に於いて使用されるものであり、圧電アクチエータによ
り弁体を駆動するようにした制御器の改良に関する。
に於いて使用されるものであり、圧電アクチエータによ
り弁体を駆動するようにした制御器の改良に関する。
一般に、圧電アクチエータにより弁体を駆動する形式の
微少流量制御器は、弁室内に弁座を設けた弁箱と、弁室
内に昇降可能に設けた弁体と、弁体を弁座側へ附勢する
スプリングと、弁体の上方に配設され、通電により弁体
側へ微少量伸長して弁体をスプリングの附勢力に抗して
微動させる圧電アクチエータ等から構成されている。 当該微少流量制御器は、圧電アクチエータが非通電時に
は、弁体がスプリングによって弁座へ押付けられて閉弁
状態となっており、閉弁状態にある制御器の圧電アクチ
エータへ通電すると、アクチエータが弁体側へ微少量だ
け伸長し、弁体がスプリングの附勢力に抗して開弁方向
へ微動することにより、開弁状態となる。
微少流量制御器は、弁室内に弁座を設けた弁箱と、弁室
内に昇降可能に設けた弁体と、弁体を弁座側へ附勢する
スプリングと、弁体の上方に配設され、通電により弁体
側へ微少量伸長して弁体をスプリングの附勢力に抗して
微動させる圧電アクチエータ等から構成されている。 当該微少流量制御器は、圧電アクチエータが非通電時に
は、弁体がスプリングによって弁座へ押付けられて閉弁
状態となっており、閉弁状態にある制御器の圧電アクチ
エータへ通電すると、アクチエータが弁体側へ微少量だ
け伸長し、弁体がスプリングの附勢力に抗して開弁方向
へ微動することにより、開弁状態となる。
前記圧電アクチエータの組付けは、通常次のような方法
により行われている。即ち、先ず、圧電アクチエータを
弁箱を形成するボンネットのアクチエータ収納孔へ竪向
に挿入し、その後、収納孔の上方へ調整ねじを螺挿す
る。その後、当該調整ねじによってアクチエータの後端
面を押圧してこれを内方へ押し込み、最後に、アクチエ
ータの先端面が弁体押え側へ軽く接当した位置で調整ね
じの回動をロック状態とする。これにより、圧電アクチ
エータは所定位置にセットされたことになる。 ところで、前記圧電アクチエータはそのストローク(伸
長量)が数十μmと極めて小さいため、前記組付け後の
セッチングは必然的に高精度が要求され、現実には、ア
クチエータの先端面が弁体側へ一定の押圧力で接当する
状態に、圧電アクチエータを常時保持するのが最も望ま
しい。 しかし、従前の調整ねじ方式では、圧電アクチエータ
を、その先端面か弁体押え側へ一定の押圧力で常時接当
する状態に保持することは極めて困難であり、高度な熟
練と多くの調整時間を要すると云う問題がある。 また、仮に、圧電アクチエータが所望の状態で正確にセ
ッチングされていても、温度変化による弁箱等の寸法変
化は避けられず、万一寸法変化が大きい場合には、制御
器が通電時に開弁しなかったり、或いは非通電時に開弁
したりすることになる。そのため、この種の制御器に於
いては、圧電アクチエータのセッチングの修正を屡々必
要とするが、当該セッチングの修正に多くの手数と時間
がかかると云う問題がある。 本考案は、上記の問題点を解消するために創作されたも
のであり、圧電アクチエータのセッチングを熟練を要す
ることなしに簡単且つ迅速に、しかも高精度で行えるよ
うにした制御器を提供するものである。
により行われている。即ち、先ず、圧電アクチエータを
弁箱を形成するボンネットのアクチエータ収納孔へ竪向
に挿入し、その後、収納孔の上方へ調整ねじを螺挿す
る。その後、当該調整ねじによってアクチエータの後端
面を押圧してこれを内方へ押し込み、最後に、アクチエ
ータの先端面が弁体押え側へ軽く接当した位置で調整ね
じの回動をロック状態とする。これにより、圧電アクチ
エータは所定位置にセットされたことになる。 ところで、前記圧電アクチエータはそのストローク(伸
長量)が数十μmと極めて小さいため、前記組付け後の
セッチングは必然的に高精度が要求され、現実には、ア
クチエータの先端面が弁体側へ一定の押圧力で接当する
状態に、圧電アクチエータを常時保持するのが最も望ま
しい。 しかし、従前の調整ねじ方式では、圧電アクチエータ
を、その先端面か弁体押え側へ一定の押圧力で常時接当
する状態に保持することは極めて困難であり、高度な熟
練と多くの調整時間を要すると云う問題がある。 また、仮に、圧電アクチエータが所望の状態で正確にセ
ッチングされていても、温度変化による弁箱等の寸法変
化は避けられず、万一寸法変化が大きい場合には、制御
器が通電時に開弁しなかったり、或いは非通電時に開弁
したりすることになる。そのため、この種の制御器に於
いては、圧電アクチエータのセッチングの修正を屡々必
要とするが、当該セッチングの修正に多くの手数と時間
がかかると云う問題がある。 本考案は、上記の問題点を解消するために創作されたも
のであり、圧電アクチエータのセッチングを熟練を要す
ることなしに簡単且つ迅速に、しかも高精度で行えるよ
うにした制御器を提供するものである。
本件考案は、弁箱1を形成するボンネット9のアクチエ
ータ収納孔13内へ圧電アクチエータ4を竪向に配設し、
当該圧電アクチエータ4の伸長により弁体2を駆動する
形式の流体用の制御器に於いて、圧電アクチエータ4を
収納したボンネット9の前記アクチエータ収納孔13の上
端部へ、押圧力規制機構22を備えたマイクロメータ5の
スリーブ18先端部を挿入固着し、当該マイクロメータ5
のスピンドル19の先端を圧電アクチエータ4の上端面へ
接当せしめて圧電アクチエータ4の上方への移動を阻止
すると共に、前記押圧力規制機構22のラチェットノブ23
の回動により、圧電アクチエータ4を弁体2側へ常時一
定の押圧力で押圧することを考案の基本構成とするもの
である。
ータ収納孔13内へ圧電アクチエータ4を竪向に配設し、
当該圧電アクチエータ4の伸長により弁体2を駆動する
形式の流体用の制御器に於いて、圧電アクチエータ4を
収納したボンネット9の前記アクチエータ収納孔13の上
端部へ、押圧力規制機構22を備えたマイクロメータ5の
スリーブ18先端部を挿入固着し、当該マイクロメータ5
のスピンドル19の先端を圧電アクチエータ4の上端面へ
接当せしめて圧電アクチエータ4の上方への移動を阻止
すると共に、前記押圧力規制機構22のラチェットノブ23
の回動により、圧電アクチエータ4を弁体2側へ常時一
定の押圧力で押圧することを考案の基本構成とするもの
である。
制御器の組立に際しては、弁箱内にスプリング、弁体、
圧電アクチエータ等を配設したあと、弁箱を形成するボ
ンネットの上端部にマイクロメータを取り付ける。次
に、前記マイクロメータのラチェットノブを操作してそ
のスピンドルを突出させ、当該スピンドルにより圧電ア
クチエータを弁体側へ押し込む。 圧電アクチエータの先端側が弁体側へ接当し、その押圧
力が一定値以上になると、マイクロメータのラチェット
ノブが空転をする。これにより、圧電アクチエータは一
定の押圧力でその先端面が弁体側へ押し付けられた状態
となり、セッチングが自動的に、しかも簡単に行われ
る。
圧電アクチエータ等を配設したあと、弁箱を形成するボ
ンネットの上端部にマイクロメータを取り付ける。次
に、前記マイクロメータのラチェットノブを操作してそ
のスピンドルを突出させ、当該スピンドルにより圧電ア
クチエータを弁体側へ押し込む。 圧電アクチエータの先端側が弁体側へ接当し、その押圧
力が一定値以上になると、マイクロメータのラチェット
ノブが空転をする。これにより、圧電アクチエータは一
定の押圧力でその先端面が弁体側へ押し付けられた状態
となり、セッチングが自動的に、しかも簡単に行われ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は本考案の実施例に係る制御器の部分縦断面図で
あって、当該制御器は弁箱1、弁体2、スプリング3、
圧電アクチエータ4及びマイクロメータ5等から構成さ
れている。 前記弁箱1は下部ボデイ6、中間ボデイ7、上部ボデイ
8及びボンネット9を順次組合せ結合することにより構
成されている。 また、各ボデイ6,7,8により形成された弁箱1内には、
流路10と、流路10の途中に形成され、上方が開放された
弁室11と、弁室11内に上下ボデイ8,6に挾持された状態
で設けられ、下向きの座面を形成した弁座12が夫々備え
られており、更に、弁箱1を形成するボンネット9に
は、円筒状の圧電アクチエータ収納孔13が形成されてい
る。尚、弁室11の上方開口は、上部ボデイ8とボンネッ
ト9との間に挾設したダイヤフラム14によって密封され
ている。 前記弁体2は、弁座12の下方に位置して弁室11内に昇降
可能に配設されており、下部ボデイ6と弁体2との間に
介装したスプリング3によって常時上方へ附勢され、弁
座12へ当座している。 又、弁体2の上方位置つまり弁体2とダイヤフラム14と
の間には、弁体押え15が昇降可能に介設されており、そ
の外周面には流体通過用の縦溝16が複数条形成されてい
る。尚、弁体2の外径は、その外周面と弁室内周面との
間に流体通過用の間隙が形成されるように選定されてい
る。 前記圧電アクチエータ4は、円柱形状の圧電セラミック
部材により作製されており、ボンネット9の前記収納孔
13内に竪向に配設されている。 即ち、圧電アクチエータ4は、上・下両端面に設けた位
置規制部材17によってその軸芯を弁体2及び弁体押え15
の軸芯と合致させた状態で、ボンネット9の収納孔13に
挿入されており、その下端面はダイヤフラム14の上面側
に当接している。また、圧電アクチエータ4の上端面
は、後述するようにマイクロメータ5のスピンドル19に
より押圧固定されており、これによって圧電アクチエー
タ4は、上方へ移動しないように規制されている。 尚、本実施例では圧電アクチエータ4として、通電(12
V,200mA)時に約40μm伸長し、且つ約130kgの伸長力を
発揮するものが使用されている。 前記マイクロメータ5は、弁箱1の上方に竪向に配設固
定されており、圧電アクチエータ4の上端面を一定の力
で弁体2側へ押し込むと共に、圧電アクチエータ4の上
端部を固定して、圧電アクチエータ4の作動時にこれが
上方へ移動するのを防止する。 当該マイクロメータ5は、外周面に目盛りを形成したス
リーブ18と、スリーブ18に軸芯方向へ移動可能に螺挿さ
れたスピンドル19と、スリーブ18に外嵌され且つスピン
ドル19の上端にこれと一体的に回転すべく固定されたシ
ンブル21と、シンブル21の上端に設けられ、シンブル及
びスピンドル19を回転させると共に、スピンドル19に伝
達される回転モーメントを制限し、スピンドル19に加わ
る押し込み力を一定値に規制する押圧力規制機構22等を
備えている。 また、前記押圧力規制機構22は、ラチェットノブ23内に
ラチェットと、これに噛合するバネ付きピンとを組み込
むことにより形成されており、ラチェットノブ23が回転
すると、これに伴われてスピンドル19が回転しながら突
出移動し、スピンドル19に一定の圧力が作用すると、バ
ネ付きピンがラチェットの歯の上を滑ってラチェットノ
ブ23が空回りする。 尚、20はシンブル21の外周面に設けた目盛りである。ま
た、当該マイクロメータ5やその押圧力規制機構22その
ものは公知のものであり、押圧力規制機構22を備えたマ
イクロメータ5であれば、如何なる構造のものであって
もよい。 更に、本実施例では、図1に示す如く、マイクロメータ
5は、そのスリーブ18の先端部をボンネット9のアクチ
エータ収納孔13の上端部内方へ嵌合し、止めねじ24で止
着することにより弁箱1に取付けられている。 前記制御器の組立に際しては、弁箱1内に、スプリング
3、弁体2、弁体押え15、ダイヤフラム14、圧電アクチ
エータ4を配設したあと、ボンネット9にマイクロメー
タ5を取付ける。次に、マイクロメータ5のシンブル21
を回転させてスピンドル19を突出移動させ、その下端面
を圧電アクチエータ4の上端面に当接させる。その後、
ラチェットノブ23を回転させてスピンドル19を更に突出
移動させ、圧電アクチエータ4を弁体2側へ押し込む。
スピンドル19によって圧電アクチエータ4に一定の押圧
力以上の力が作用すると、ラチェットノブ23が空回り
し、スピンドル19の移動が停止される。 従って、圧電アクチエータ4は、一定の押圧力、即ちマ
イクロメータ5の押圧力規制機構22により設定された押
圧力により弁体2側へ押し込まれることになり、この状
態で弁箱1の収納孔13内にセッチングされる。 尚、スプリング3の附勢力は、圧電アクチエータ4がス
ピンドル19によって一定の力で押し込まれた状態に於い
て弁体2が閉弁状態を保ち、且つ圧電アクチエータ4が
伸長したときに弁体2が弁座12から離座するように設定
されている。 而して、制御器は、圧電アクチエータ4の非通電時に弁
体2がスプリング3の附勢力によって弁座12に当座し、
閉弁状態となっている。 この状態で圧電アクチエータ4に通電(12V,200mA)す
ると、これが微少量(40μm)伸長し、上端面がスピン
ドル19により固定されているため、下端面が下降し、ス
プリング3の附勢力に抗してダイヤフラム14、弁体押え
15及び弁体2を下方へ押し下げる。これにより、弁体2
が弁座12から離座し、開弁状態となる。 一方、制御器の使用中に温度変化によって弁箱1等の寸
法が変化した場合には、マイクロメータ5のラチェット
ノブ23を回転させ、圧電アクチエータ4の上端面に加わ
る押圧力を設定値に調整する。その結果、制御器は常時
正常状態で作動することになる。
あって、当該制御器は弁箱1、弁体2、スプリング3、
圧電アクチエータ4及びマイクロメータ5等から構成さ
れている。 前記弁箱1は下部ボデイ6、中間ボデイ7、上部ボデイ
8及びボンネット9を順次組合せ結合することにより構
成されている。 また、各ボデイ6,7,8により形成された弁箱1内には、
流路10と、流路10の途中に形成され、上方が開放された
弁室11と、弁室11内に上下ボデイ8,6に挾持された状態
で設けられ、下向きの座面を形成した弁座12が夫々備え
られており、更に、弁箱1を形成するボンネット9に
は、円筒状の圧電アクチエータ収納孔13が形成されてい
る。尚、弁室11の上方開口は、上部ボデイ8とボンネッ
ト9との間に挾設したダイヤフラム14によって密封され
ている。 前記弁体2は、弁座12の下方に位置して弁室11内に昇降
可能に配設されており、下部ボデイ6と弁体2との間に
介装したスプリング3によって常時上方へ附勢され、弁
座12へ当座している。 又、弁体2の上方位置つまり弁体2とダイヤフラム14と
の間には、弁体押え15が昇降可能に介設されており、そ
の外周面には流体通過用の縦溝16が複数条形成されてい
る。尚、弁体2の外径は、その外周面と弁室内周面との
間に流体通過用の間隙が形成されるように選定されてい
る。 前記圧電アクチエータ4は、円柱形状の圧電セラミック
部材により作製されており、ボンネット9の前記収納孔
13内に竪向に配設されている。 即ち、圧電アクチエータ4は、上・下両端面に設けた位
置規制部材17によってその軸芯を弁体2及び弁体押え15
の軸芯と合致させた状態で、ボンネット9の収納孔13に
挿入されており、その下端面はダイヤフラム14の上面側
に当接している。また、圧電アクチエータ4の上端面
は、後述するようにマイクロメータ5のスピンドル19に
より押圧固定されており、これによって圧電アクチエー
タ4は、上方へ移動しないように規制されている。 尚、本実施例では圧電アクチエータ4として、通電(12
V,200mA)時に約40μm伸長し、且つ約130kgの伸長力を
発揮するものが使用されている。 前記マイクロメータ5は、弁箱1の上方に竪向に配設固
定されており、圧電アクチエータ4の上端面を一定の力
で弁体2側へ押し込むと共に、圧電アクチエータ4の上
端部を固定して、圧電アクチエータ4の作動時にこれが
上方へ移動するのを防止する。 当該マイクロメータ5は、外周面に目盛りを形成したス
リーブ18と、スリーブ18に軸芯方向へ移動可能に螺挿さ
れたスピンドル19と、スリーブ18に外嵌され且つスピン
ドル19の上端にこれと一体的に回転すべく固定されたシ
ンブル21と、シンブル21の上端に設けられ、シンブル及
びスピンドル19を回転させると共に、スピンドル19に伝
達される回転モーメントを制限し、スピンドル19に加わ
る押し込み力を一定値に規制する押圧力規制機構22等を
備えている。 また、前記押圧力規制機構22は、ラチェットノブ23内に
ラチェットと、これに噛合するバネ付きピンとを組み込
むことにより形成されており、ラチェットノブ23が回転
すると、これに伴われてスピンドル19が回転しながら突
出移動し、スピンドル19に一定の圧力が作用すると、バ
ネ付きピンがラチェットの歯の上を滑ってラチェットノ
ブ23が空回りする。 尚、20はシンブル21の外周面に設けた目盛りである。ま
た、当該マイクロメータ5やその押圧力規制機構22その
ものは公知のものであり、押圧力規制機構22を備えたマ
イクロメータ5であれば、如何なる構造のものであって
もよい。 更に、本実施例では、図1に示す如く、マイクロメータ
5は、そのスリーブ18の先端部をボンネット9のアクチ
エータ収納孔13の上端部内方へ嵌合し、止めねじ24で止
着することにより弁箱1に取付けられている。 前記制御器の組立に際しては、弁箱1内に、スプリング
3、弁体2、弁体押え15、ダイヤフラム14、圧電アクチ
エータ4を配設したあと、ボンネット9にマイクロメー
タ5を取付ける。次に、マイクロメータ5のシンブル21
を回転させてスピンドル19を突出移動させ、その下端面
を圧電アクチエータ4の上端面に当接させる。その後、
ラチェットノブ23を回転させてスピンドル19を更に突出
移動させ、圧電アクチエータ4を弁体2側へ押し込む。
スピンドル19によって圧電アクチエータ4に一定の押圧
力以上の力が作用すると、ラチェットノブ23が空回り
し、スピンドル19の移動が停止される。 従って、圧電アクチエータ4は、一定の押圧力、即ちマ
イクロメータ5の押圧力規制機構22により設定された押
圧力により弁体2側へ押し込まれることになり、この状
態で弁箱1の収納孔13内にセッチングされる。 尚、スプリング3の附勢力は、圧電アクチエータ4がス
ピンドル19によって一定の力で押し込まれた状態に於い
て弁体2が閉弁状態を保ち、且つ圧電アクチエータ4が
伸長したときに弁体2が弁座12から離座するように設定
されている。 而して、制御器は、圧電アクチエータ4の非通電時に弁
体2がスプリング3の附勢力によって弁座12に当座し、
閉弁状態となっている。 この状態で圧電アクチエータ4に通電(12V,200mA)す
ると、これが微少量(40μm)伸長し、上端面がスピン
ドル19により固定されているため、下端面が下降し、ス
プリング3の附勢力に抗してダイヤフラム14、弁体押え
15及び弁体2を下方へ押し下げる。これにより、弁体2
が弁座12から離座し、開弁状態となる。 一方、制御器の使用中に温度変化によって弁箱1等の寸
法が変化した場合には、マイクロメータ5のラチェット
ノブ23を回転させ、圧電アクチエータ4の上端面に加わ
る押圧力を設定値に調整する。その結果、制御器は常時
正常状態で作動することになる。
上述の通り、本考案の制御器は、弁箱にマイクロメータ
を配設し、マイクロメータの押圧力規制機構を介して弁
箱内に配設した圧電アクチエータの上端面に一定の押圧
力を加える構成とした為、マイクロメータのラチェット
ノブを操作することにより、圧電アクチエータを弁体側
へ一定の押圧力で押圧した状態に簡単に保持することが
出来、所謂圧電アクチエータのセッチングが自動的に、
しかも簡単且つ正確に行なえる。 又、温度変化によって弁箱等の寸法が変化し、例えば弁
箱寸法が短縮して制御器が非通電時に開弁状態になった
場合でも、マイクロメータを操作することによって簡単
且つ正確に閉弁状態に戻すことが出来る。また、逆に、
温度変化によって弁箱寸法が伸長したような場合には、
ラチェットノブを回動することにより圧電アクチエータ
を必要量だけ押し込むことができる。即ち、マイクロメ
ータによって圧電アクチエータのセッチングを簡単且つ
正確にやりなおすことができ、制御器を常時正常状態で
作動させることができる。
を配設し、マイクロメータの押圧力規制機構を介して弁
箱内に配設した圧電アクチエータの上端面に一定の押圧
力を加える構成とした為、マイクロメータのラチェット
ノブを操作することにより、圧電アクチエータを弁体側
へ一定の押圧力で押圧した状態に簡単に保持することが
出来、所謂圧電アクチエータのセッチングが自動的に、
しかも簡単且つ正確に行なえる。 又、温度変化によって弁箱等の寸法が変化し、例えば弁
箱寸法が短縮して制御器が非通電時に開弁状態になった
場合でも、マイクロメータを操作することによって簡単
且つ正確に閉弁状態に戻すことが出来る。また、逆に、
温度変化によって弁箱寸法が伸長したような場合には、
ラチェットノブを回動することにより圧電アクチエータ
を必要量だけ押し込むことができる。即ち、マイクロメ
ータによって圧電アクチエータのセッチングを簡単且つ
正確にやりなおすことができ、制御器を常時正常状態で
作動させることができる。
第1図は本考案の実施例に係る制御器の部分縦断面図で
ある。 1は弁箱、2は弁体、3はスプリング、4は圧電アクチ
エータ、5はマイクロメータ、9はボンネット、10は流
路、11は弁室、12は弁座、13はアクチエータ収納孔、19
はスピンドル、22は押圧力規制機構、23はラチェットノ
ブ。
ある。 1は弁箱、2は弁体、3はスプリング、4は圧電アクチ
エータ、5はマイクロメータ、9はボンネット、10は流
路、11は弁室、12は弁座、13はアクチエータ収納孔、19
はスピンドル、22は押圧力規制機構、23はラチェットノ
ブ。
Claims (1)
- 【請求項1】流体流路(10)、弁室(11)、弁座(12)
が夫々形成されると共に、アクチエータ収納孔(13)を
有するボンネット(9)を備えた弁箱(1)と,前記弁
箱(1)の弁室(11)内へ挿着した弁体(2)と,前記
ボンネット(9)のアクチエータ収納孔(13)内へ竪向
きに挿着され、その伸長により弁体(2)を弁座(12)
へ接当させる圧電アクチエータ(4)と,スリーブ(1
8)、スピンドル(19)、シンプル(21)、ラチエット
(23)を有する押圧力規制機構(22)を備え、前記スリ
ーブ(18)の先端部をボンネット(9)の上端部へ固定
することによりボンネット(9)に竪向に固着され、且
つスピンドル(19)の先端部により、前記押圧力規制機
構(22)によって規制された一定の押圧力でもって前記
圧電アクチエータ(4)の上端面を下方へ押圧するマイ
クロメータ(5)と,から構成したことを特徴とする制
御器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7376388U JPH0710146Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 制御器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7376388U JPH0710146Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 制御器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176275U JPH01176275U (ja) | 1989-12-15 |
JPH0710146Y2 true JPH0710146Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31298895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7376388U Expired - Lifetime JPH0710146Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 制御器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710146Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5901925B2 (ja) * | 2011-10-03 | 2016-04-13 | 株式会社東芝 | 圧力制御装置 |
JP2012233531A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Toshiba Corp | 圧力制御装置 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP7376388U patent/JPH0710146Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH01176275U (ja) | 1989-12-15 |
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