JPH0710108A - 充填機及び包材 - Google Patents

充填機及び包材

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JPH0710108A
JPH0710108A JP5152352A JP15235293A JPH0710108A JP H0710108 A JPH0710108 A JP H0710108A JP 5152352 A JP5152352 A JP 5152352A JP 15235293 A JP15235293 A JP 15235293A JP H0710108 A JPH0710108 A JP H0710108A
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filling
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Abstract

(57)【要約】 【目的】充填（じゅうてん）機の入力装置の操作を簡素
化することができ、しかも、液体を正確に充填すること
ができる充填機及び包材を提供する。 【構成】包材１０の磁気記録媒体層から包材１０に関す
る包材情報を読み出す読出装置２５と、包材１０をシー
ルするシール装置７と、液体を充填する充填装置８とを
有する。また、充填機コントローラ２７は、包材情報及
び前記液体に関する液体情報に基づいて、プログラムに
従って前記シール装置７及び充填装置８に対して指令信
号を出力する。充填機２３は液体を充填する際に磁気記
録媒体層から必要な包材情報を読み出し、該包材情報及
び液体情報に基づいて液体を充填し、包材１０をシール
する。したがって、充填機２３に包材情報及び液体情報
を入力する必要がなく、入力装置３９の操作が簡素化さ
れるとともに、液体を正確に充填することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、充填（じゅうてん）機
及び包材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、液体、例えば牛乳、清涼飲料等の
液体食品を収容するブリック型の包装容器の場合、可撓
性（かとうせい）のある積層材料から成るウェブ状の包
材をチューブ状にし、該チューブ状の包材内に液体食品
を充填しながら包装容器を製造するようにしている。
【０００３】その場合、まず、前記包材を縦方向にシー
ルしてチューブ状とし、該チューブ状の包材を連続的に
下方に搬送するとともに、その間、液体食品は該包材内
に上方から供給されて充填される。次に、前記包材は両
側から密封用ジョーに挟持され、所定の間隔ごとに横方
向にシールされて連続する区分が形成されるとともに、
枕（まくら）状や袋状など矩形（くけい）になるように
成形される。
【０００４】続いて、横方向にシールした部分（以下
「横シール部分」という。）が切断され、一定量の液体
食品を収容する複数の包装容器が完成される。また、ゲ
ーブルトップ型の包装容器の場合、包材を所定の形状に
裁断した後、縦方向にシールして断面が四角形の筒状体
を形成する。続いて、成形装置によってボトムを形成し
て箱状体とし、該箱状体内に液体食品を充填した後、ト
ップ部分をシールして包装容器が完成される。
【０００５】ところで、充填機においては、各種の包材
から成り、また、各種の形状を有する包装容器に対して
各種の液体食品が充填される。そのため、作業者は包材
に関する包材情報及び液体食品に関する液体情報を充填
機の入力装置によって入力する。すなわち、作業者は充
填機にロール状の包材がセットされると、該包材の仕様
に従って充填機の運転条件を設定する。また、包材の仕
様、充填機の運転条件を月報などに記録する。
【０００６】これに対して、充填機は入力された包材情
報及び液体情報に基づいて、設定された充填工程のプロ
グラムに従って液体食品を充填するとともに、シール時
間、シール温度、殺菌条件を調節する。このようにし
て、特定の包材に特定の液体食品を充填して特定の包装
容器を製造することができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の充填機においては、充填機の入力装置を操作して包
材情報及び液体情報を入力して包材及び液体食品を特定
し、包材及び液体食品に対応する充填工程のプログラム
を設定する必要があるだけでなく、同一の包材を使用す
る場合でも包材ごとにわずかな差があるため、加工後の
包装容器の状態を確認することによって充填機の運転条
件を変更するようにしており、入力装置の操作が煩わし
い。
【０００８】また、前記従来の包材においては、包材か
ら包装容器を特定したり、流通ルートをトレースしたり
することができず、商品の苦情への対応や、商品の品質
の保証を行うことが困難である。本発明は、前記従来の
充填機及び包材の問題点を解決して、充填機の入力装置
の操作を簡素化することができ、しかも、液体食品を正
確に充填することができる充填機及び包材を提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の充
填機においては、包材の磁気記録媒体層から包材に関す
る包材情報を読み出す読出装置と、包材をシールするシ
ール装置と、供給された液体を充填する充填装置とを有
する。また、充填機コントローラを有しており、前記読
出装置から送られた包材情報及び前記液体に関する液体
情報に基づいて、あらかじめ設定されたプログラムに従
って前記シール装置及び充填装置に対して指令信号を出
力する。
【００１０】本発明の他の充填機においては、書込装置
を有しており、包装容器に関する包装容器情報を前記充
填機コントローラから受けて、前記磁気記録媒体層に書
き込む。本発明の包材においては、支持基材の表面に磁
気記録媒体層が形成される。
【００１１】
【作用】本発明によれば、前記のように充填機において
は、包材の磁気記録媒体層から包材に関する包材情報を
読み出す読出装置と、包材をシールするシール装置と、
供給された液体を充填する充填装置とを有する。また、
充填機コントローラを有しており、前記読出装置から送
られた包材情報及び前記液体に関する液体情報に基づい
て、あらかじめ設定されたプログラムに従って前記シー
ル装置及び充填装置に対して指令信号を出力する。
【００１２】したがって、充填機は液体を充填する際に
磁気記録媒体層から必要な包材情報を読み出し、該包材
情報及び液体情報に基づいて液体を充填し、包材をシー
ルする。本発明の他の充填機においては、書込装置を有
しており、包装容器に関する包装容器情報を前記充填機
コントローラから受けて、前記磁気記録媒体層に書き込
む。そして、包装容器情報が書き込まれた包材は、シー
ル装置に送られてシールされ、その中に充填装置によっ
て液体が充填される。
【００１３】本発明の包材においては、支持基材の表面
に磁気記録媒体層が形成される。この場合、前記磁気記
録媒体層に包材に関する包材情報や包装容器に関する包
装容器情報を書き込むことができ、また、磁気記録媒体
層から包材情報や包装容器情報を読み出すことができ
る。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図１は本発明の第１の実施例を
示す充填機の概略図、図２は本発明の第１の実施例を示
す包材の概略図、図３は本発明の第１の実施例を示す包
材のロールの斜視図である。図２の（ａ）は包材の紙基
材の平面図、（ｂ）は包材の断面図である。なお、本実
施例においては、チューブ状の包材から形成されたブリ
ック型の包装容器に液体食品を充填する場合について説
明する。
【００１５】図において、１０は包材、１１は板紙から
成り該包材１０を支持するための支持基材としての紙基
材、１３は該紙基材１１の包装容器９における外側の表
面（以下「容器外側表面」という。）に磁性材料を局部
的に被覆し記録媒体として形成された磁気記録媒体層で
ある。前記包材１０の印刷工程においては、前記紙基材
１１の容器外側表面に所定の印刷が行われるが、前記磁
気記録媒体層１３を印刷工程の後に形成することができ
る。
【００１６】そして、前記磁気記録媒体層１３が形成さ
れた紙基材１１の包装容器９における内側の表面（以下
「容器内側表面」という。）に熱可塑性樹脂層層、例え
ばポリエチレン層１４が磁気記録媒体層１３を覆って形
成され、前記紙基材１１の容器外側表面に熱可塑性樹脂
層、例えばポリエチレン層１５が形成されてウェブ状の
包材１０となる。前記ポリエチレン層１４，１５は包材
１０をシールして包装容器９を成形する時のシーラント
層となる。
【００１７】なお、ガスバリヤ性が必要とされる場合に
は、エチレンビニルアルコール共重合体（ＥＶＯＨ）、
ポリビニリデンクロライド（ＰＶＤＣ）、ポリエステル
（ＰＥＴ）、ナイロン（商標名）等から成る樹脂層を前
記ポリエチレン層１４と紙基材１１の間に形成したり、
酸化珪（けい）素（ＳｉＯｘ）などを蒸着したフィルム
を貼付（ちょうふ）したりすることもできる。
【００１８】前記磁気記録媒体層１３は各包装容器９ご
とに必要となるため、ウェブ状の包材１０においては、
図２に示すように所定の間隔ごとに所定の長さで帯状に
形成される。前記包装容器９を製造する場合、ウェブ状
の包材１０は、まず、図３に示すように心材１９に巻か
れてロール２０が形成され、該ロール２０の状態で充填
機２３の繰出機２４にセットされる。前記包材１０の所
定箇所には紙基材１１の容器内側表面に磁気記録媒体層
１３が形成されており、該磁気記録媒体層１３をポリエ
チレン層１５を介して透視することができる。そして、
磁気記録媒体層１３には、他の工場などであらかじめ図
示しない書込装置によって、例えば、包材１０の材質、
寸法などの仕様、包材加工機、包材１０の成形方法、包
装容器９に充填される液体食品等の包材情報が書き込ま
れている。
【００１９】前記充填機２３においては、セットされた
前記包材１０がチューブ状に成形され、該チューブ状の
包材１０内に液体食品が充填装置８によって充填される
とともにシール装置７によってシールされて包装容器９
が完成させられる。その場合、前記包材１０は繰出機２
４から繰り出されて読出装置２５に搬送される。該読出
装置２５は図示しない読出用ヘッドを有しており、包材
１０が搬送されてくると磁気記録媒体層１３から、例え
ば、包材１０の材質、寸法などの仕様、包材加工機、包
材１０の成形方法、包装容器９に充填される液体食品等
の包材情報を読み出す。該包材情報は充填機コントロー
ラ２７に送られる。
【００２０】一方、殺菌タンク２８には液体食品が収容
されていて、該液体食品の仕様、充填機２３に供給され
る時の液体食品の温度、圧力等の供給条件、液体食品の
処理条件等の液体情報がメモリ２９に格納されていて、
液体情報が該メモリ２９から充填機コントローラ２７に
送られる。これらの包材情報及び液体情報を受けると、
前記充填機コントローラ２７は書込装置３０に充填機の
運転条件などを送る。前記書込装置３０は該包装容器情
報を受けると、前記包材情報及び液体情報を消去して包
装容器情報を書き込む。なお、前記書込装置３０におい
て包材情報及び液体情報を消去することなくそのまま残
し、包装容器情報を追加して書き込むこともできる。
【００２１】前記包装容器情報は、例えば、包装容器９
の製造ロット、製造日時、製造順位、製造機械番号等で
あり、流通ルートに乗った後に他の読取装置によって包
装容器情報を読み取ることができる。したがって、包装
容器９を特定することができるだけでなく、流通ルート
のトレースが可能になり、商品の苦情への対応や、商品
の品質の保証を容易に行うことができるようになる。な
お、３９は充填工程のプログラム、シール時間、シール
温度等の設定を変更するための入力装置である。
【００２２】このようにして、磁気記録媒体層１３に包
装容器情報を書き込んだ後、シール装置７によって包材
１０を縦方向にシールしてチューブ状とし、該チューブ
状の包材１０を連続的に下方に搬送する。そして、前記
殺菌タンク２８から供給された液体食品は、充填装置８
によって前記包材１０内に上方から供給されてチューブ
状の包材１０内に充填される。続いて、前記包材１０は
両側から前記シール装置７の図示しない密封用ジョーに
挟持され、所定の間隔ごとに横方向にシールされて連続
する区分が形成される。
【００２３】この間、前記充填機コントローラ２７は、
前記包材情報、液体情報、及び設定された充填工程のプ
ログラムに従って、シール装置７、図示しない液体食品
計量装置、殺菌装置等に対して指令信号を出力し、液体
食品を充填するとともに、シール時間、シール温度、シ
ール圧力、殺菌条件を調節する。また、前記包材情報に
基づいてシール装置７、充填装置８等を制御することが
できるので、他の包材１０を誤って繰出機２４にセット
してしまった場合に、そのことを知ることができる。し
たがって、誤シール、誤充填を防止することができる。
【００２４】さらに、前記充填装置８を複数配設してお
き、前記包材情報に基づいて充填装置８を選択し、同じ
包材１０を使用して任意の液体食品を充填することもで
きる。続いて、横シール部分が切断され、一定量の液体
食品を収容する複数のブリック型の包装容器９が完成さ
せられる。
【００２５】ところで、前記磁気記録媒体層１３は磁性
を帯びやすい磁性材料から成り、磁性材料として、Ｆe2
Ｏ3 、Ｆe3Ｏ4 、バリウムフェライト等の磁性コンパウ
ンドをウレタンなどの樹脂に練り込んだ磁性インクを使
用している。そして、前記磁性インクをシルクスクリー
ン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の一般に知ら
れる印刷技術やコーティング技術を用い、紙基材１１に
被覆することによって前記磁気記録媒体層１３が形成さ
れる。該磁気記録媒体層１３の形状、寸法等は書き込ま
れる情報の量によって異なり、磁気記録媒体層１３の紙
基材１１上の位置は包装容器９の種類によって異なる。
【００２６】また、前記磁気記録媒体層１３の厚さは数
〜十数ミクロンとされ、例えば前記印刷技術を用いて磁
気記録媒体層１３を形成する場合、一回の印刷工程によ
って被覆される磁性材料の厚さは、磁性コンパウンドの
種類や密度によって異なるが十分ではない。したがっ
て、数回の印刷工程に分けて磁気記録媒体層１３を形成
するようにしている。
【００２７】次に、磁性インクをオフセット印刷によっ
て紙基材１１に被覆する方法について図４及び５を併用
して説明する。図４はオフセット印刷の概念図、図５は
数回の印刷工程から成るオフセット印刷の概念図であ
る。図４において、１１は紙基材、１１ａは該紙基材１
１の容器内側表面、１１ｂは前記紙基材１１の容器外側
表面、３１は磁性インクｉを収容するインク槽、３２は
版を構成する印刷ローラであり、所定の間隔ごとにシー
ル部分に対応した形状の親油性部分が形成されている。
３４は湿し水装置であり、前記印刷ローラ３２の前記親
油性部分以外の部分を湿す。したがって、前記磁性イン
クｉは印刷ローラ３２の前記親油性部分にのみ付着す
る。
【００２８】また、３６は前記印刷ローラ３２と接触す
るように配設されたゴムローラであり、前記印刷ローラ
３２に付着した磁性インクｉは該ゴムローラ３６に塗工
される。そして、ゴムローラ３６と接触するように圧胴
ローラ３７が配設され、両者間に紙基材１１が供給され
る。該紙基材１１の容器外側表面１１ｂには既に所定の
印刷が行われており、容器外側表面１１ｂが前記ゴムロ
ーラ３６と対向するように紙基材１１が供給される。
【００２９】そして、該紙基材１１がゴムローラ３６と
圧胴ローラ３７の間を通り、この時前記磁性インクｉは
紙基材１１の容器外側表面１１ｂに被覆され、一回の印
刷工程が完了する。図５において、１１は紙基材、３２
は印刷ローラ、３６はゴムローラ、３７は圧胴ローラ、
４０は給紙ローラ、４１は受渡ローラ、４３は紙基材１
１の上に被覆された磁性インクｉを乾燥させる乾燥機で
ある。
【００３０】図に示すように、印刷工程及び乾燥が数回
繰り返され、磁性インクｉが一様に所定の厚さだけ紙基
材１１の容器外側表面１１ｂに被覆される。このように
して、磁気記録媒体層１３が形成される。ところで、こ
の種の磁性インクｉは均質に乾燥させて硬化させること
が困難であるだけでなく、印刷工程を繰り返すごとに磁
性インクｉを乾燥させると、紙基材１１が熱に弱いため
変質してしまう。したがって、乾燥温度を高くすること
ができず、その分被覆に必要な時間が長くなってしま
う。そこで、紙基材１１の容器外側表面１１ｂに直接磁
性インクｉを被覆することなく、箔（はく）押し技術を
用いて磁気記録媒体層１３を紙基材１１に形成すること
もできる。
【００３１】次に、磁性インクｉを箔押し技術を用いて
紙基材１１に被覆する方法について図６を併用して説明
する。図６は箔押し技術の概念図である。図において、
４５はキャリヤとなる基材フィルム、４６は該基材フィ
ルム４５の表面に形成された離型層、４７は該離型層４
６の表面に形成された数〜十数ミクロンの厚さの磁性イ
ンク層である。該磁性インク層４７は印刷工程及び乾燥
を数回繰り返し、磁性インクｉを紙基材１１に被覆する
ことによって形成される。また、４８は前記磁性インク
層４７の表面に形成された感熱接着層である。
【００３２】このような積層構造を有する箔押し用フィ
ルム５０は別工程で製造され、前記紙基材１１と対向さ
せられ、同方向に同速度で搬送される。そして、箔押し
用フィルム５０及び紙基材１１が、加熱・加圧用バー５
１及びカウンタバー５２によって加熱されるとともに加
圧されると、加熱・加圧部分の前記磁性インク層４７及
び感熱接着層４８のみが離型層４６から離れ、紙基材１
１に転写される。このようにして、磁気記録媒体層１３
が紙基材１１に形成される。
【００３３】この場合、基材フィルム４５は熱に強く、
印刷工程を繰り返すごとに磁性インクｉを乾燥させても
変質することはない。ところで、前記包装容器情報は、
例えば、包装容器９の製造ロット、製造日時、製造順位
等であり、流通ルートに乗った後の流通ルートのトレー
スを目的として磁気記録媒体層１３から読み出すことが
多く、このような状況においては、包装容器９を開封し
て読み出すことができる。
【００３４】したがって、前記磁気記録媒体層１３を紙
基材１１の容器内側表面１１ａに形成し、包材１０の容
器内側表面に図示しない読取装置を当て、ガスバリヤ性
の樹脂層やポリエチレン層１４を介して読み取ることが
できる。この場合、前記磁気記録媒体層１３を目視する
ことができるため、読取位置に読取装置を当てることが
容易になり、読取作業が簡素化される。
【００３５】また、磁性材料として導電性のものを使用
し、前記磁気記録媒体層１３を紙基材１１の容器内側表
面１１ａに形成する場合には、前記磁気記録媒体層１３
のほかに、同じ磁性材料をシール部分に対応する箇所に
も被覆して別の磁気記録媒体層を形成し、該磁気記録媒
体層を誘導加熱によって加熱して包材１０をシールする
ことができる。さらに、前記磁気記録媒体層１３を誘導
加熱によって加熱して包材１０をシールすることができ
る。すなわち、前記磁気記録媒体層１３をシール部分と
して利用することができる。
【００３６】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【００３７】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば充填機においては、セットされた包材の磁気記録媒
体層から包材に関する包材情報を読み出す読出装置と、
包材をシールするシール装置と、供給された液体食品を
充填する充填装置とを有する。また、充填機コントロー
ラを有しており、前記読出装置から送られた包材情報及
び前記液体食品に関する液体情報に基づいて、あらかじ
め設定されたプログラムに従って前記シール装置及び充
填装置に対して指令信号を出力する。
【００３８】前記充填機は液体食品を充填する際に磁気
記録媒体層から必要な包材情報を読み出し、該包材情報
及び液体情報に基づいて液体食品を充填し、包材をシー
ルする。したがって、充填機に包材情報及び液体情報を
入力する必要がなく、入力装置の操作が簡素化されると
ともに、液体食品を正確に充填することができる。
【００３９】本発明の他の充填機においては、書込装置
を有しており、包装容器に関する包装容器情報を前記充
填機コントローラから受けて、前記磁気記録媒体層に書
き込む。
【００４０】したがって、磁気記録媒体層から包装容器
情報を読み出すことができるため、包材から包装容器を
特定したり、流通ルートをトレースしたりすることがで
き、商品の苦情への対応や、商品の品質の保証を容易に
行うことができるようになる。本発明の包材において
は、支持基材の表面に磁気記録媒体層が形成される。
【００４１】この場合、前記磁気記録媒体層に包材に関
する包材情報や包装容器に関する包装容器情報を書き込
むことができる。したがって、磁気記録媒体層から包材
情報を読み出すことができるため、充填機において包材
情報を入力する必要がなく、入力装置の操作を簡素化す
ることができる。また、磁気記録媒体層から包装容器情
報を読み出すことができるため、包材から包装容器を特
定したり、流通ルートをトレースしたりすることがで
き、商品の苦情への対応や、商品の品質の保証を容易に
行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例を示す充填機の概略図で
ある。
【図２】本発明の第１の実施例を示す包材の概略図であ
る。
【図３】本発明の第１の実施例を示す包材のロールの斜
視図である。
【図４】オフセット印刷の概念図である。
【図５】数回の印刷工程から成るオフセット印刷の概念
図である。
【図６】箔押し技術の概念図である。
【符号の説明】
７ シール装置 ８ 充填装置 ９ 包装容器 １０ 包材 １１ 紙基材 １３ 磁気記録媒体層 １４，１５ ポリエチレン層 ２３ 充填機 ２５ 読出装置 ２７ メモリ ３０ 書込装置 ３９ 入力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 （ａ）包材の磁気記録媒体層から包材に
    関する包材情報を読み出す読出装置と、（ｂ）包材をシ
    ールするシール装置と、（ｃ）供給された液体を充填す
    る充填装置と、（ｄ）前記読出装置から送られた包材情
    報及び前記液体に関する液体情報に基づいて、あらかじ
    め設定されたプログラムに従って前記シール装置及び充
    填装置に対して指令信号を出力する充填機コントローラ
    とを有することを特徴とする充填機。
  2. 【請求項２】 包装容器に関する包装容器情報を前記充
    填機コントローラから受けて、前記磁気記録媒体層に書
    き込む書込装置を有する請求項１に記載の充填機。
  3. 【請求項３】 支持基材の表面に磁気記録媒体層が形成
    されたことを特徴とする包材。
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