JP2012528052A - 磁化可能部分を含む包装材料 - Google Patents

磁化可能部分を含む包装材料 Download PDF

Info

Publication number
JP2012528052A
JP2012528052A JP2012513010A JP2012513010A JP2012528052A JP 2012528052 A JP2012528052 A JP 2012528052A JP 2012513010 A JP2012513010 A JP 2012513010A JP 2012513010 A JP2012513010 A JP 2012513010A JP 2012528052 A JP2012528052 A JP 2012528052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetizable
spot
packaging material
particles
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012513010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6158510B2 (ja
Inventor
ニルソン、トミー
ベルクホルツ、ラルス
− シャルロット クリント、アン
ウルフロス、イシュトヴァーン
Original Assignee
テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム filed Critical テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム
Publication of JP2012528052A publication Critical patent/JP2012528052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6158510B2 publication Critical patent/JP6158510B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D65/00Wrappers or flexible covers; Packaging materials of special type or form
    • B65D65/38Packaging materials of special type or form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B57/00Automatic control, checking, warning, or safety devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B41/00Arrangements for controlling or monitoring lamination processes; Safety arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
    • Y10T428/24893Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.] including particulate material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

複数の磁化可能部分を含んだ包装材料が開示される。磁化可能部分は包装材料から形成するパッケージ1個につき少なくとも1個のスポットが備えられる。このスポットは、前記スポットの全面積よりも僅かに狭い面積部分内に磁化される磁化可能粒子を含む。

Description

本発明は、例えば食品パッケージの形成を意図されている磁化可能部分を含む包装材料に関するものである。
包装容器が包装材料から形成される包装技術においては、包装前または包装中に包装容器へと形成されるウェブとして包装材料を供給することは公知である。成形、シール加工、折畳み工程等のパッケージの仕上げ工程においてガイド作動を行うために、例えば光学式に読取られるガイドマークが備えられてきた。このようなガイドマークはしばしば整合マークと称される。光学式読取り用の整合マークは、例えば装飾や製品情報を包装材料にプリントするような包装積層材のプリント工程中に付与される。そのような整合マークによる問題点は、パッケージの外面となる表面の、無視できないほどの面積部分を整合マークが使用することである。他の問題点は、それらの整合マークは、そのプリントがウェブに対して実施される他の作業と良好に整合されていることに依存しなければならないことである。それ故に、包装積層材のウェブにマークを形成する改良された方法を提供することが望まれている。
EP705759A1号公報
本発明は、包装積層材に磁気マークを形成できるという理解に基づいている。例えばヨーロッパ特許EP705759A1号には、包装材料内の磁気記録媒体に情報を記録することが教示されている。本明細書においては、ウェブから形成することを意図されるパッケージ1個当たり1以上のスポットがウェブに設けられ、磁気式なマーク付けが可能となるようにそれらのスポットは磁化可能粒子を含むということが教示される。
第1の概念によれば、複数の磁化可能部分を含む包装材料が提供されるのであり、その磁化可能部分には、包装材料から形成されるパッケージ1個当たり磁化可能粒子を含む少なくとも1つのスポットが設けられる。
スポットは、基本的には長方形、正方形、円形、楕円形および細長い形状を含むグループから選ばれる幾何学形状とされる。スポットの少なくとも1つは磁気式の位置マークとすることを意図され、250mm2 未満、好ましくは150mm2 未満、好ましくは25mm2 未満の面積を有することができる。
スポットは、プリント面積1m2 当たり0.5〜4g、好ましくは1m2 当たり1.5〜4g、好ましくは1m2 当たり約2gの量の磁化可能粒子を含むことができる。
材料は、そのウェブが巻上げられるとき、ロールの仮想軸線に平行な方向である横方向と、この横方向に対して直角な長手方向とを定めることができ、少なくとも1つの磁化可能部分はウェブの長手方向に本質的に沿うストリップを含むことができる。このストリップは、区分に分けた部分を含むことができ、1つの部分が包装積層材から形成されるパッケージの各々に存在する。部分間の区分けは、包装積層材から形成されるパッケージのシール加工がその区分け位置で可能となるように位置付けられる。ストリップは、意図したシール加工位置までの所定距離を示す磁気マークを含むことができる。
スポットは、磁化可能粒子、溶剤および結合剤を含む磁化可能インクによって形成されたプリントとして備えることができる。磁化可能粒子は、磁赤鉄鉱および赤鉄鉱を含むグループから選ぶことができる。結合剤はアクリレイト、スチレンアクリルコーポリマーのようなアクリル製品、ポリウレタン、ニトロセルロース、ポリアミドおよびラテックスを含むグループから選ぶことができる。結合剤は、そのグループのうちの2つを含むことができ、そのうちの一方は磁化可能粒子をインク中に均等に分散させるための分散剤として作用し、他方は包装材料に対する接着剤として作用する。結合剤の量はインク重量の20〜60%、好ましくは40〜60%、好ましくは50〜55%とされる。インクは、ワックスおよび(または)消泡剤のような添加剤をさらに含むことができる。ワックスは、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン、ポリアミド、エチレンビニルアセテート、エチレンブチルアセテート、エチレンアクリル酸およびポリテトラフルオロエチレンを含むグループのうちの何れかを含むことができる。消泡剤はシリコーンまたは鉱物油を含むことができる。溶剤は、エタノール、エチレンアセテート、水、イソプロパノール、グリコール、または遅延剤の溶剤を含んで成るグループのうちの何れかを含むことができる。磁化可能粒子の量は、インク重量の15〜40%、好ましくは30〜35重量%である。
磁化可能粒子の寸法は、0.1〜2.5μm、好ましくは0.1〜0.8μmまたは好ましくは0.4〜1.5μm、好ましくは約0.3μmまたは好ましくは約1μmである。
実施例1による包装積層材ウェブを概略的に示す斜視図である。 積層構造の例を示す断面図である。 磁化可能部分の位置に関して実施例2による包装積層材ウェブを概略的に示す斜視図である。 磁化可能部分の形状のさまざまな例を示す概略図である。
図1は包装材料ウェブ100を示し、ここでは複数の磁化可能部分102が備えられている。磁化可能部分は、包装材料から形成されるパッケージ104毎に少なくとも1つの磁化可能部分102が配置されるようにプリントして、分散配置されることが好ましい。点線は仮想であり、パッケージを形成することになる複数の部分を示すことを意図している。磁性材料の消費量、例えば磁化可能インクの消費量を減少するために、磁化可能部分はスポットまたはそのようなものとして、磁気マークを配置しようとする部分に備えられる。光学式マークによる問題点と比較してプリント処理と磁気マークの割当てとの間の位置精度には限界があるので、スポットは磁気マークに必要な実寸法よりも僅かに大きいことが好ましい。従って、何等かの合理的な偏差を扱うことになり得る。実際に使用するプリント技術に関係なくプリントによって包装材料ウェブ100上の磁化可能部分102の位置に通常生じる意図しない変化は、プリント中のウェブの横方向並びに機械方向に現れる。しかしながら、そのようなプリント部分の位置変化は、何れの方向にも1mmを超えることは非常に稀である。そのような変化に対処するために、本発明は、プリントした磁化可能部分の幾何学寸法と、前記部分に望まれる磁気情報の割当てに使用した永久磁石の対応する幾何学寸法との間の独特な関係を少なくとも部分的に基本とする。この関係は、メートル単位で表せば、プリントした磁化可能部分の何れの寸法(長さおよび幅)も前記磁化可能部分に望まれる磁気情報の割当てに使用した永久磁石の対応する幾何学寸法よりも少なくとも3mm大きくなるであろうと表現できる。換言すれば、使用した永久磁石がプリントするウェブの機械方向にLmmの長さ寸法を有するとすれば、磁化可能部分の対応する長さ寸法は少なくともL+3mmとなるであろう。同様に、プリント中の不可避の意図しない変化に対処して磁化可能部分の十分とされる寸法を得るためには、使用磁石がプリントするウェブの横方向にBmmの幅寸法を有するとすれば、磁化可能部分の対応する幅寸法は少なくともB+3mmとなるであろう。
このようにしてスポットは磁化可能粒子を備えられ、これは磁気マークで与えられ、また、以下にさらに説明されるように、スポットの形状および寸法によれば、被変調磁化(modulated magnetisation)によってさらに複雑な情報を備えることができる。包装材料は積層材か、またはポリマー材料のような単層材料であることが好ましい。
図2は、表面に磁化可能部分204のプリントを形成できる1つの紙層202と、1層以上のプラスチック皮膜層206とを含むことができる包装積層材200を示す。本明細書では、プラスチック皮膜という用語は食品容器に適当なポリマーを含む何れかの皮膜と解釈すべきである。包装積層材はまた、金属箔層も含むことができる。金属箔層を通して磁気マークを読書きできるようにするために、金属はアルミニュウムのような非強磁性であることが好ましい。磁化可能部分のプリントは、形成するパッケージの意図的に内部に面する積層材のプリントが行われる層の面に形成されることが好ましい。このようにして、パッケージに形成される例えば装飾や製品情報の外面プリントに対して干渉することはない。このプリントは上述で説明したような磁化可能インクを使用して形成されることが好ましい。
図3は、複数の磁化可能部分302を含む包装積層材ウェブ300を示す。磁化可能部分は、包装積層材300から形成するパッケージ1個当たり少なくとも1以上の磁化可能部分が配置されるように分散される。磁化可能部分は、例えば以下に説明するように磁化可能インクで与えられる磁化可能粒子を含む。磁化可能部分すなわち「スポット」は、想定される磁気マークおよびその意図に応じて、図4に示すようなさまざまな形状を有することができる。スポットは正方形、長方形、円形、楕円形とされることができ、またはウェブの長手方向または横方向に配向された細長い形状にすることができる。スポットの寸法は、想定されるマークの寸法に応じて選ばれる。スポットの寸法は、スポットのプリント加工と磁気マークの付与との間の位置偏差によるあらゆる問題を軽減するために、僅かに大きくされることが好ましい。大きくされたスポットは、勿論のことながら、より強い磁化が可能となり、弱い情報(low−information)を担持するマークの磁界を増強するのに使用でき、これによりそのマークは特に荒れた信号状態の下での読取りが容易となり、また、ウェブまたはその特定部分に関する情報を担持するように、より複雑な情報を備えることができる。弱い情報を担持するマークについては、スポットは250mm2 以下の面積部分を有することができ、これは正方形スポットでは辺長が約15〜16mmに等しく、円形スポットでは直径が約17〜18mmとなる。多くの適用例で150mm2 以下の面積部分、また、幾つかの適用例では25mm2 以下の面積部分で十分とされる。複雑なデータを担持する磁化可能部分は、細長いスポットまたはバーが適当である。ウェブの長手方向に沿って引伸ばされたような細長い部分を備えることで、ウェブの製造時および(または)パッケージの仕上げ加工中のウェブの移動に際して、複雑なデータの連続的な読書きが巧妙にできるように成る。
プリントしたスポットは、スポット面積1m2 当たり0.5〜4gの量の磁性粒子を含むことが好ましい。これより少ない量は磁気情報を与える能力を低下させ、また、これより多い量は情報担持能力を向上させることなく磁化可能インクの消費量を増やすだけである。多い量をプリントすることは、特に高速プリントにおいて問題を生じる。何故なら、インクは凝固による問題を生じるからである。さまざまな条件の下で情報担持能力を保証するためには、好ましい量は1m2 当たり1.5〜4gである。読書き、プリント、およびインク消費量の経済性を保証する釣合いの取れた量は、公正に見て、1m2 当たり約2gである。
細長いスポットまたはバーの位置付けは、ウェブの長手方向の境界から所定の距離を隔てて位置できる。ここで、バーに備えられるデータは、幾つかの適用例においてウェブの整合に使用することもできる。
細長いスポットまたはバーは、ウェブに沿うストリップを区分に分けた部分とすることができ、形成するパッケージ1個当たり1つの部分が存在するように配置される。区分けは、形成するパッケージのシール加工が磁化可能プリントの存在しない区分け位置にて行えるように位置付けすることが好ましい。ストリップは、シール位置から所定の距離を隔てて配置することでシール位置を指示する磁気マークを有することができる。
磁化可能インクは、磁化可能部分が包装材料に備えられるように、与えられる。このインクは、磁化可能部分の磁気特性を与えるために磁化可能粒子を含む。
インクはさらに溶剤を含む。溶剤の目的は、プリント時にインクを分散させるシステムを流動且つ開口状態に保持することである。溶剤は水ベースまたはモノマーベースとすることができる。溶剤の例はエタノール、エチレンアセテート、水、イソプロパノール、グリコール、または遅延剤の溶剤である。
インクはさらに、アクリレイト、スチレンアクリルコーポリマーのようなアクリル製品、ポリウレタン、ニトロセルロース、ポリアミド、またはラテックスのような結合剤を含む。結合剤は、インクに必要な特性を与えるために、例えば上述したような成分の幾つかの混合物を含むことができる。考慮すべき特性は、インク中に磁性粒子を分散させ且つ安定化させること、処理時に磁性粒子を移動させること、プリントが形成される物質、すなわち積層材の層に対する接着性を与えることを助成することである。考慮すべき他の特性は、プリント後の磁性粒子の保護、および適当なプリント特性の付与である。例えば、結合剤の1つの成分は磁性粒子をインク中に均等に分散させる分散剤として作用できる一方、他の成分は積層材等に接着する接着剤として作用できる。高速プリントに適当なインクを与えるために、結合剤の量はインク重量、すなわち正味重量の20〜60%とすることができる。適当な量は40〜60%であると見出されている。50〜55%の量を使用すれば、良好に作用する。
インクはさらにワックスおよび(または)消泡剤のような添加剤を含むことができる。ワックスは、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリテトラフルオロエチレン、シリコーン、ポリアミド、エチレンビニルアセテート、エチレンブチルアセテート、エチレンアクリル酸等とすることができる。ワックスの量はさまざまであるが、インクが凝固または汚れるのを防止するために十分な量とするべきである。適当な消泡剤はシリコーンまたは鉱物油である。消泡剤の量は、特に高速プリント時においても、移動ウェブに対するプリント中に泡が発生することを防止するために十分な量とするべきである。
インクは、例えば連続して剪断または攪拌することで磁化可能粒子を結合剤と混合して準備される。部分において行うことができる粒子の添加は混合剤が約40〜50℃に達すると中断され、例えば消泡剤および(または)ワックスのような何れかの添加剤および流体が直ちに加えられて、直ぐに使用可能なインクが備えられる。
磁化可能粒子は赤鉄鉱または磁赤鉄鉱、またはそれらの組合せとすることができる。これらの鉱物は食品パッケージに適している。何故なら、食物に接触することの制限が全くないからである。磁化可能粒子の量は、インク重量の15〜40%、好ましくは30〜35重量%である。
磁化可能粒子の寸法、すなわち粒子の想定される形状に応じて粒子の横断長さ、直径等は、磁化可能インクでプリントされたスポットに磁気マークを付与するとき、残留磁界(残留磁気)の多少とも有益な特性を与えることが見出された。小径、すなわち0.1μm程度の粒子は良好に分散するが、当然ながら各粒子は少しの残留磁界(残留磁気)しか保持できない。また、結合剤、溶剤等の選択に応じて、そのように小径な粒子の分散は実際のところ争点となり得るものであり、インクの準備および取り扱い時に小径粒子が塊体形成することが争点となり得るのである。一方、大径、すなわち1μm〜数μm程度の粒子は、当然ながら小径粒子ほど分散しないが、各粒子はより大きい残留磁界(残留磁気)を保持することができ、また、粒子の塊体形成はそれほどはっきりとは見られない。粒子寸法のこれ以上の大径化は、一定に保持されたスポットのインク量で保持できる集合残留磁界(残留磁気)を高めることはないと見出されている。このことから、磁化可能粒子の適当な寸法は、0.1μm〜2.5μmとされる。好ましい寸法は、1実施例では1μm〜8μm、また、他の実施例では0.4μm〜1.5μmとなる。小径粒子の取り組みでは、例えば分散と塊体形成問題との間の適当な釣合いを与えるために約0.3μmの寸法の粒子を有するものとすることができる。他の取り組みでは、各個の粒子が十分な強さの磁界を備え、また塊体形成問題を最小限に抑えることができるように約1μmの寸法の粒子を有するものとすることができる。他の実施例では、上記2実施例の利益の両方を多少備えるために約0.4、0.5、0.6または0.7μmの粒子寸法を有するものとすることができる。本明細書において、「約」を付して与えられる寸法は、測定するには粒子形状が確かな幾何学寸法を与えられないこと、および粒子の準備処理によって粒子寸法に自然の広がり幅があることの両方に照らして解釈されねばならない。例えば、0.5μmの粒子寸法が選ばれても、粒子は研磨して準備され、僅かながら不規則な形状を有するのである。従って、平均的な粒子は最大測定可能方向に横断して0.5μmであり、最小方向に横断すればたったの0.35μmである。さらに、最大方向に関して、粒子の80%は0.45μm〜0.55μmに広がり、残りの20%はその範囲から外れ、特に研磨処理によって生じた一層小さい粒子の側へ外れる。この例は、勿論のことながら、何れの選ばれた寸法にも適用される。この広がりはまた、研磨処理後に粒子をスクリーニングすることで狭めることができる。

Claims (6)

  1. 包装材料から形成するパッケージ1個につき少なくとも1個のスポットが形成される複数の磁化可能部分を含んだ包装材料であって、前記スポットは、前記少なくとも1個のスポットの全面積よりも僅かに狭い面積部分内で磁化される磁化可能粒子を含んでいる包装材料。
  2. 前記少なくとも1個の磁化可能スポットが規則的な幾何学形状とされている請求項1に記載の材料。
  3. 前記少なくとも1個の磁化可能スポットが、長方形、正方形、円形、楕円形および細長い形状を含むグループから選ばれた幾何学形状とされている請求項1または請求項2に記載の材料。
  4. 前記少なくとも1個の磁化可能スポットが磁気式な位置マーク付けを意図された請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の材料。
  5. 磁気式な位置マークを意図された前記磁化可能スポットが250mm2 未満、好ましくは150mm2 未満、好ましくは25mm2 未満の面積を有する請求項4に記載の材料。
  6. スポットがプリント面積1m2 当たり0.5〜4g、好ましくは1m2 当たり1.5〜4g、好ましくは1m2 当たり約2gの量の磁化可能粒子を含む請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の材料。
JP2012513010A 2009-05-29 2010-05-10 磁化可能部分を含む包装材料 Active JP6158510B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0900727 2009-05-29
SE0900727-9 2009-05-29
PCT/SE2010/000129 WO2010138053A1 (en) 2009-05-29 2010-05-10 Packaging material comprising magnetisable portions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012528052A true JP2012528052A (ja) 2012-11-12
JP6158510B2 JP6158510B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=43222936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012513010A Active JP6158510B2 (ja) 2009-05-29 2010-05-10 磁化可能部分を含む包装材料

Country Status (12)

Country Link
US (1) US9238535B2 (ja)
EP (1) EP2435321A4 (ja)
JP (1) JP6158510B2 (ja)
CN (1) CN102448830B (ja)
AU (1) AU2010253507B2 (ja)
BR (1) BRPI1013174A2 (ja)
CA (1) CA2763460C (ja)
MX (1) MX338546B (ja)
RU (1) RU2539001C2 (ja)
SA (1) SA110310446B1 (ja)
UA (1) UA105930C2 (ja)
WO (1) WO2010138053A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019523189A (ja) * 2016-08-03 2019-08-22 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ 磁化部分を含む包装材料、及び材料を磁化する方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UA113269C2 (xx) 2009-05-29 2017-01-10 Намагнічувані чорнила
AU2010253506A1 (en) 2009-05-29 2011-12-22 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material comprising magnetisable portions
ES2641950T3 (es) 2009-05-29 2017-11-14 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Material de envase que comprende porciones magnetizables
UA109408C2 (uk) 2009-05-29 2015-08-25 Пакувальний матеріал, який містить ділянки, що намагнічуються, та спосіб його обробки
AU2010253500A1 (en) 2009-05-29 2011-12-22 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material comprising magnetisable portions
WO2010138054A1 (en) 2009-05-29 2010-12-02 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material comprising magnetisable portions
BR112013010893A2 (pt) * 2010-11-29 2016-08-02 Tetra Laval Holdings & Finance material de embalagem, embalagem conformada por dobramento e selagem do material de embalagem, método para fabricação de uma faixa contínua de material de embalagem e máquina de enchimento
EP3405318B1 (en) * 2016-01-18 2020-06-17 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A filling machine and a method for filling a package of a web of packaging material with a food product
WO2023148216A1 (en) 2022-02-04 2023-08-10 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A packaging material, and a method for producing such packaging material
EP4223525A1 (en) 2022-02-04 2023-08-09 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A packaging material, and a method for producing such packaging material

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56153457U (ja) * 1980-04-17 1981-11-17
JPH0710108A (ja) * 1993-06-23 1995-01-13 Nippon Tetrapack Kk 充填機及び包材
JPH09188357A (ja) * 1995-12-29 1997-07-22 Nippon Tetrapack Kk 非可視性情報を含む包材、非可視性情報を含む包装容器及び、充填包装法
WO2006135313A1 (en) * 2005-06-17 2006-12-21 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A packaging laminate and packaging container produced therefrom

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3237973A (en) 1962-10-10 1966-03-01 Pateco Magnetically orientable wrapping materials and method of making and using same
JPS58198575A (ja) 1982-05-17 1983-11-18 Asahi Chem Ind Co Ltd 磁性塗料組成物
UA52804C2 (uk) * 1997-12-02 2003-01-15 Текнікал Графікс Сек'Юріті Продактс, Ллс Магнітний/металевий захисний пристрій (варіанти), спосіб його виготовлення (варіанти), спосіб встановлення його автентичності і металевий захисний пристрій
FR2793886B1 (fr) 1999-05-19 2001-06-22 Arjo Wiggins Sa Substrat comportant un marquage magnetique, procede de fabrication dudit substrat et dispositif l'utilisant
SE524370C2 (sv) * 2002-05-10 2004-08-03 Tetra Laval Holdings & Finance Förpackningslaminat, bigvals, samt ett skikt för användning till ett förpackningslaminat
SE0403038D0 (sv) * 2004-12-14 2004-12-14 Tetra Laval Holdings & Finance Anordning och metod för försegling
SE531047C2 (sv) * 2005-03-02 2008-12-02 Tetra Laval Holdings & Finance System och sätt för att tillverka ett förpackningslaminat samt förpackningsbehållare som tillverkas från förpackningslaminatet
WO2006135315A1 (en) * 2005-06-17 2006-12-21 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A packaging laminate and packaging container produced therefrom
RU2292588C1 (ru) 2005-07-12 2007-01-27 Бетелин Владимир Борисович Устройство для идентификации и способ его опроса
JP4869682B2 (ja) * 2005-11-09 2012-02-08 日本テトラパック株式会社 包材及び充填機
AU2010253506A1 (en) 2009-05-29 2011-12-22 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material comprising magnetisable portions
ES2641950T3 (es) 2009-05-29 2017-11-14 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Material de envase que comprende porciones magnetizables
UA109408C2 (uk) 2009-05-29 2015-08-25 Пакувальний матеріал, який містить ділянки, що намагнічуються, та спосіб його обробки
AU2010253500A1 (en) 2009-05-29 2011-12-22 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material comprising magnetisable portions
UA113269C2 (xx) 2009-05-29 2017-01-10 Намагнічувані чорнила
UA107354C2 (uk) 2009-05-29 2014-12-25 Tetra Laval Holdengs & Finance S A Пакувальний матеріал, який містить намагнічувані ділянки
WO2010138054A1 (en) 2009-05-29 2010-12-02 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging material comprising magnetisable portions

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56153457U (ja) * 1980-04-17 1981-11-17
JPH0710108A (ja) * 1993-06-23 1995-01-13 Nippon Tetrapack Kk 充填機及び包材
JPH09188357A (ja) * 1995-12-29 1997-07-22 Nippon Tetrapack Kk 非可視性情報を含む包材、非可視性情報を含む包装容器及び、充填包装法
WO2006135313A1 (en) * 2005-06-17 2006-12-21 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. A packaging laminate and packaging container produced therefrom

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019523189A (ja) * 2016-08-03 2019-08-22 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ 磁化部分を含む包装材料、及び材料を磁化する方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2435321A4 (en) 2014-04-09
CA2763460C (en) 2017-09-05
RU2011154037A (ru) 2013-07-10
JP6158510B2 (ja) 2017-07-05
US9238535B2 (en) 2016-01-19
WO2010138053A1 (en) 2010-12-02
BRPI1013174A2 (pt) 2016-04-05
US20120070638A1 (en) 2012-03-22
CN102448830A (zh) 2012-05-09
SA110310446B1 (ar) 2014-12-29
CN102448830B (zh) 2014-06-25
MX2011012481A (es) 2011-12-16
MX338546B (es) 2016-04-20
CA2763460A1 (en) 2010-12-02
RU2539001C2 (ru) 2015-01-10
AU2010253507A1 (en) 2011-12-22
AU2010253507B2 (en) 2016-01-21
UA105930C2 (uk) 2014-07-10
EP2435321A1 (en) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6158510B2 (ja) 磁化可能部分を含む包装材料
JP6212258B2 (ja) 磁化可能インク
US9062222B2 (en) Packaging material comprising magnetisable portions
RU2589675C2 (ru) Упаковочный материал, содержащий намагничевыемые части
US9051101B2 (en) Packaging material comprising magnetisable portions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150130

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150206

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160506

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170119

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6158510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250