JPH0699812A - 個室寝台車 - Google Patents
個室寝台車Info
- Publication number
- JPH0699812A JPH0699812A JP24958092A JP24958092A JPH0699812A JP H0699812 A JPH0699812 A JP H0699812A JP 24958092 A JP24958092 A JP 24958092A JP 24958092 A JP24958092 A JP 24958092A JP H0699812 A JPH0699812 A JP H0699812A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- sleeper
- vehicle
- night
- bed device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】寝台車の定員の減少を最小限に押えて乗客に昼
夜を通して好適な移動空間を提供することを目的とす
る。 【構成】昼間に使用する座席２と別に収納可能な寝台装
置３を設ける。寝台使用時においては、座席の背もたれ
１、ひじかけ５を倒すことにより、座席２の高さを低く
し、前記座席２の上から寝台装置３を置いて使用する。
座席使用時においては前記寝台装置３を各個室を区切る
壁面７に直立で収納することにより座席スペースを確保
する。
夜を通して好適な移動空間を提供することを目的とす
る。 【構成】昼間に使用する座席２と別に収納可能な寝台装
置３を設ける。寝台使用時においては、座席の背もたれ
１、ひじかけ５を倒すことにより、座席２の高さを低く
し、前記座席２の上から寝台装置３を置いて使用する。
座席使用時においては前記寝台装置３を各個室を区切る
壁面７に直立で収納することにより座席スペースを確保
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、個室寝台車に係り、特
に、夜間、昼間を通して走行する長距離寝台列車におい
て好適な個室寝台車両に関するものである。
に、夜間、昼間を通して走行する長距離寝台列車におい
て好適な個室寝台車両に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鉄道の夜行寝台列車においては、近年、
夜行高速バスの普及、航空機の発達等他の交通機関との
競争が激化している。その為サービスの向上を目的に寝
台車両のグレイドアップが進んでいる。しかし、従来の
寝台車両においては、実公昭５０−３４４１７，実公昭
５０−３４４１８等にあるように夜間に使用する寝台と
昼間に使用する座席は兼用であり、特に、昼間において
は寝台を座席として使用するため、一般の座席車と比較
してその車内設備は劣っている。
夜行高速バスの普及、航空機の発達等他の交通機関との
競争が激化している。その為サービスの向上を目的に寝
台車両のグレイドアップが進んでいる。しかし、従来の
寝台車両においては、実公昭５０−３４４１７，実公昭
５０−３４４１８等にあるように夜間に使用する寝台と
昼間に使用する座席は兼用であり、特に、昼間において
は寝台を座席として使用するため、一般の座席車と比較
してその車内設備は劣っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、寝台
車を昼間時に座席として使用した際の快適性については
考慮されておらず、多くの場合、夜間の寝台装置がすぐ
頭上に有りかつ座席の背もたれ角度が変わらない等々の
問題点の為に、特に昼間走行時間の長い運転線区の乗客
には不評である。
車を昼間時に座席として使用した際の快適性については
考慮されておらず、多くの場合、夜間の寝台装置がすぐ
頭上に有りかつ座席の背もたれ角度が変わらない等々の
問題点の為に、特に昼間走行時間の長い運転線区の乗客
には不評である。
【０００４】一部の車両においては、夜間の寝台と別に
昼間用に座席を持つ形式の車両も存在するが、これらの
車両は、寝台と座席がそれぞれ床面に固定されており、
広い室内床面積を必要としており一般的ではない。加え
て一車両当りの定員は大巾に減少しコスト高となり、他
の交通機関にコスト競争で負けることになる。
昼間用に座席を持つ形式の車両も存在するが、これらの
車両は、寝台と座席がそれぞれ床面に固定されており、
広い室内床面積を必要としており一般的ではない。加え
て一車両当りの定員は大巾に減少しコスト高となり、他
の交通機関にコスト競争で負けることになる。
【０００５】本発明の目的とするところは、車両定員を
確保しつつ夜間昼間ともに好適な寝台車両を提供するこ
とにある。
確保しつつ夜間昼間ともに好適な寝台車両を提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
為、昼間に使用する座席と別に収納可能な寝台装置を設
ける。寝台使用時においては、座席の背もたれ、ひじか
けを倒すことにより、座席の高さを低くし、前記座席の
上から寝台装置を置いて使用する。座席使用時において
は前記寝台装置を各個室を区切る壁面に直立で収納する
ことにより座席スペースを確保する。
為、昼間に使用する座席と別に収納可能な寝台装置を設
ける。寝台使用時においては、座席の背もたれ、ひじか
けを倒すことにより、座席の高さを低くし、前記座席の
上から寝台装置を置いて使用する。座席使用時において
は前記寝台装置を各個室を区切る壁面に直立で収納する
ことにより座席スペースを確保する。
【０００７】
【作用】寝台車両において、夜間に寝台として使用する
寝台装置は、寝台として使用しない昼間時には収納式と
し、各個室間を区切る壁面に設けた回転軸により略９０
°回動し壁面に直立でロックする。
寝台装置は、寝台として使用しない昼間時には収納式と
し、各個室間を区切る壁面に設けた回転軸により略９０
°回動し壁面に直立でロックする。
【０００８】昼間に使用する座席は、夜間の寝台と兼用
せず座席専用とし、夜間には、背もたれ、ひじかけを折
りたたむことにより座席の高さを低くし、その上に前記
の寝台装置を壁面より倒す構成にする。
せず座席専用とし、夜間には、背もたれ、ひじかけを折
りたたむことにより座席の高さを低くし、その上に前記
の寝台装置を壁面より倒す構成にする。
【０００９】
【実施例】本発明による一実施例を図１に示す。
【００１０】図１により本発明の寝台設備の詳細につい
て説明する。座席車として使用する昼行時においては、
寝台装置３は個室の壁面７にロック８により取り付けら
れている。座席２は夜間に寝台として兼用しない為に昼
間のみの専用設計とし背もたれ１のリクラクニングや進
行方向に向けて回転することも可能な座席とする。さら
に、寝台装置の裏面と壁面と同色とする事により、壁に
立てかけた寝台装置を壁面と似せる事が可能であり、一
般の座席車と比較しても何ら見劣りしない車内々装とな
る。夜間において、寝台車として使用する際には座席２
をガイドレール４に沿って移動させ、背もたれ１とひじ
かけ５を略９０°倒すことにより座席２の高さを低くす
る。次にロック８を外し寝台装置３を回動軸６を中心に
回動させ座席２の上部に倒す。寝台装置３は、寝台受け
９により高さが決まる。座席２は寝台装置３の下に収納
される。
て説明する。座席車として使用する昼行時においては、
寝台装置３は個室の壁面７にロック８により取り付けら
れている。座席２は夜間に寝台として兼用しない為に昼
間のみの専用設計とし背もたれ１のリクラクニングや進
行方向に向けて回転することも可能な座席とする。さら
に、寝台装置の裏面と壁面と同色とする事により、壁に
立てかけた寝台装置を壁面と似せる事が可能であり、一
般の座席車と比較しても何ら見劣りしない車内々装とな
る。夜間において、寝台車として使用する際には座席２
をガイドレール４に沿って移動させ、背もたれ１とひじ
かけ５を略９０°倒すことにより座席２の高さを低くす
る。次にロック８を外し寝台装置３を回動軸６を中心に
回動させ座席２の上部に倒す。寝台装置３は、寝台受け
９により高さが決まる。座席２は寝台装置３の下に収納
される。
【００１１】図２により本発明による他の実施例につい
て示す。図２は、基本的には、図１の実施例と同様であ
るが、天井の高さが低く、昼行時に寝台装置３の収納に
必要な壁面７の高さが得られない場合である。寝台装置
は、分割式とし寝台装置３ａ、寝台装置３ｂによりな
る。座席使用時において、寝台装置３ａ、３ｂは回動軸
６ａ、６ｂにより図１と同様に回動して壁面７に収納さ
れロックされる。尚、ふとん等の寝具類は折りたたむこ
とにより寝台装置３ｂ側に収納する。また夜間に寝台を
使用する際には、図１の実施例同様に座席２をガイドレ
ール４に沿って移動させ、背もたれ１とひじかけ５を略
９０°倒すことにより座席２の高さを低くした後に、寝
台装置３ａをまず倒す。回動軸６ａの近傍に位置決めリ
ブがあり倒した状態で水平位置に固定する様にしてあ
る。そして寝台装置３ｂは寝台装置３ａの上に当接する
ことにより水平位置で固定する仕組みになっている。
て示す。図２は、基本的には、図１の実施例と同様であ
るが、天井の高さが低く、昼行時に寝台装置３の収納に
必要な壁面７の高さが得られない場合である。寝台装置
は、分割式とし寝台装置３ａ、寝台装置３ｂによりな
る。座席使用時において、寝台装置３ａ、３ｂは回動軸
６ａ、６ｂにより図１と同様に回動して壁面７に収納さ
れロックされる。尚、ふとん等の寝具類は折りたたむこ
とにより寝台装置３ｂ側に収納する。また夜間に寝台を
使用する際には、図１の実施例同様に座席２をガイドレ
ール４に沿って移動させ、背もたれ１とひじかけ５を略
９０°倒すことにより座席２の高さを低くした後に、寝
台装置３ａをまず倒す。回動軸６ａの近傍に位置決めリ
ブがあり倒した状態で水平位置に固定する様にしてあ
る。そして寝台装置３ｂは寝台装置３ａの上に当接する
ことにより水平位置で固定する仕組みになっている。
【００１２】図３は図１，図２の本発明を用いた車両の
例である。寝台車両で全個室寝台である。個室化による
定員減を補うために客室は、床面二層構造のいわゆる二
階建て車両である。編成は固定編成とし、客室空間確保
のため台車１０は連節方式を採用して台車の空間を最小
限とした。１階は天井高さが低いため寝台装置を収納時
に２分割する図２の実施例を使用し、２階部は天井を高
く取って寝台装置を分割せずに収納可能な図１の実施例
を使用した。このことにより２階構造を可能にした。通
路を中央部に取り、１階に１０室（１０名）、２階に１
８室（１８名）合計２８名程度の定員が確保できる。こ
の定員数は従来のＪＲ２４系特急用Ｂ寝台車と比較して
もほぼ同等の定員数である。尚エアコン１３はエントラ
ンス１４部の天井に取り付け客室へはダクトで送る。１
階には、水タンク、空気タンクのスペース１５も確保し
てある。エアコン１３や照明等の電源は編成中に１両電
源専用車を組み込み供給する従来の方式とすると本レイ
アウトによる車両構造は可能である。又、本車両構造は
両端電動車方式とした電車寝台にも使用可能である。
例である。寝台車両で全個室寝台である。個室化による
定員減を補うために客室は、床面二層構造のいわゆる二
階建て車両である。編成は固定編成とし、客室空間確保
のため台車１０は連節方式を採用して台車の空間を最小
限とした。１階は天井高さが低いため寝台装置を収納時
に２分割する図２の実施例を使用し、２階部は天井を高
く取って寝台装置を分割せずに収納可能な図１の実施例
を使用した。このことにより２階構造を可能にした。通
路を中央部に取り、１階に１０室（１０名）、２階に１
８室（１８名）合計２８名程度の定員が確保できる。こ
の定員数は従来のＪＲ２４系特急用Ｂ寝台車と比較して
もほぼ同等の定員数である。尚エアコン１３はエントラ
ンス１４部の天井に取り付け客室へはダクトで送る。１
階には、水タンク、空気タンクのスペース１５も確保し
てある。エアコン１３や照明等の電源は編成中に１両電
源専用車を組み込み供給する従来の方式とすると本レイ
アウトによる車両構造は可能である。又、本車両構造は
両端電動車方式とした電車寝台にも使用可能である。
【００１３】
【発明の効果】本発明によると、寝台車の定員の減少を
最小限に押えて乗客に好適な移動空間の提供が可能であ
る。
最小限に押えて乗客に好適な移動空間の提供が可能であ
る。
【図１】本発明の一実施例の客室の縦断面図である。
【図２】本発明の他の実施例の客室の縦断面図である。
【図３】図１，図２の実施例を組み合わせた２階建て寝
台客車の縦断面図である。
台客車の縦断面図である。
１…背もたれ、２…座席、３…寝台装置、４…ガイドレ
ール、５…ひじかけ、６…回動軸、７…壁面、８…ロッ
ク、９…寝台受け、１０…台車、１３…エアコン、１４
…エントランス。
ール、５…ひじかけ、６…回動軸、７…壁面、８…ロッ
ク、９…寝台受け、１０…台車、１３…エアコン、１４
…エントランス。
Claims (1)
- 【請求項１】鉄道車両で夜間を主に運転する個室寝台車
両において、夜間に使用する寝台装置と昼間使用する座
席を設け、前記寝台装置を各個室を区切る壁面に回動軸
を設け、座席使用時には前記寝台装置を前記壁面に直立
に固定して収納するように設けること、を特徴とする個
室寝台車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24958092A JPH0699812A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 個室寝台車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24958092A JPH0699812A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 個室寝台車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699812A true JPH0699812A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17195125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24958092A Pending JPH0699812A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 個室寝台車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699812A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009505760A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | ルフトハンザ・テッヒニク・アクチェンゲゼルシャフト | 座席及び寝床の設備 |
| US20220081747A1 (en) * | 2019-01-16 | 2022-03-17 | Nippon Steel Corporation | Method for producing grain oriented electrical steel sheet |
| US20220090246A1 (en) * | 2019-01-16 | 2022-03-24 | Nippon Steel Corporation | Method for producing grain oriented electrical steel sheet |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24958092A patent/JPH0699812A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009505760A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | ルフトハンザ・テッヒニク・アクチェンゲゼルシャフト | 座席及び寝床の設備 |
| US20220081747A1 (en) * | 2019-01-16 | 2022-03-17 | Nippon Steel Corporation | Method for producing grain oriented electrical steel sheet |
| US20220090246A1 (en) * | 2019-01-16 | 2022-03-24 | Nippon Steel Corporation | Method for producing grain oriented electrical steel sheet |
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