JPH0699549A - シリコーンゴムと不飽和ポリエステル樹脂との複合体及びその製造方法 - Google Patents

シリコーンゴムと不飽和ポリエステル樹脂との複合体及びその製造方法

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JPH0699549A JP27384792A JP27384792A JPH0699549A JP H0699549 A JPH0699549 A JP H0699549A JP 27384792 A JP27384792 A JP 27384792A JP 27384792 A JP27384792 A JP 27384792A JP H0699549 A JPH0699549 A JP H0699549A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物と
有機過酸化物硬化型不飽和ポリエステル樹脂組成物のい
ずれか一方の組成物を硬化させた後、この硬化体に他方
の組成物を密着させて硬化させることにより、有機過酸
化物硬化シリコーンゴムと有機過酸化物硬化不飽和ポリ
エステル樹脂とが一体化されてなる複合体を得る。 【効果】 プライマーや接着剤を用いることなくポリエ
ステル樹脂とシリコーンゴムとの接着性の良好な複合一
体化物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気・電子機器、OA
機器、自動車、精密機器等の分野で有用なシリコーンゴ
ムと不飽和ポリエステル樹脂との一体複合体及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
シリコーンゴムと有機樹脂を接着させる方法は数多く提
案されている。例えば、成形樹脂表面にプライマーを塗
布し、その上から未硬化シリコーンゴムを塗布硬化さ
せ、接着する方法、自己接着性シリコーンゴム材料を成
形樹脂の上から硬化させる方法が知られており、この自
己接着性シリコーンゴム組成物については、特にその接
着成分について数多く提案されている。
【0003】また、有機樹脂側に珪素原子に直結した水
素原子を30モル%以上含有するオルガノポリシロキサ
ンを添加し、付加硬化型シリコーンゴムと接着させる方
法(特公平2−34311号公報)、有機樹脂へのシリ
コーンゴムの物理的嵌合方法による一体化(特公昭63
−45292号公報)、脂肪族不飽和基と珪素原子結合
加水分解性基を有する化合物をグラフトしたオレフィン
樹脂にシリコーンゴムを接着一体化させる方法(特開昭
63−183843号公報)等が提案されている。
【0004】しかしながら、プライマーを用いて接着さ
せる方法は、いったん成形した樹脂成形物を金型等より
取り出し、プライマーを塗布するという手間がかかる。
また、シリコーン自己接着剤を成形樹脂に塗布して硬化
させる方法は、金型などを用いて樹脂及びシリコーンゴ
ムを成形する場合にはシリコーンゴム自身が金型に接着
するという大きな難点がある。更に、上記提案のうち、
ハイドロジェンシロキサンを樹脂に添加する方法は、シ
ロキサンを添加するために樹脂自体の特性に変化を生
じ、本来の特性を得ることが困難となる場合がある。ま
た、物理的な嵌合により一体化させる方法は、物理的な
力により嵌合がはずれるという心配があるなど、従来の
シリコーンゴムと熱硬化性樹脂との複合一体化には種々
の問題がある。
【0005】一方で近年、シリコーンゴムの持つ耐熱
性、耐候性、電気特性等においての高い信頼性が認識さ
れ、電気・電子機器、OA機器、自動車等の分野でその
用途が広がりつつあり、熱硬化性樹脂とシリコーンゴム
との強固に接着した一体成形物の供給が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、シリコー
ンゴムとして有機過酸化物硬化シリコーンゴム、熱硬化
性樹脂として有機過酸化物硬化不飽和ポリエステル樹脂
を選択することにより、樹脂とシリコーンゴムを強固に
一体化させた複合体が得られること、この場合、有機過
酸化物硬化型シリコーンゴム組成物と有機過酸化物硬化
型不飽和ポリエステル樹脂組成物のいずれか一方の組成
物を硬化させた後、この硬化体に他方の組成物を密着さ
せて硬化させるという方法を採用することにより、従来
接着が難しく、接着するとしてもプライマー層を介する
など工程が煩雑であったシリコーンゴムと有機樹脂との
一体複合体を簡単かつ短時間に十分実用に耐え得る接着
力を持った一体複合体として製造し得ることを知見し、
本発明をなすに至ったものである。
【0007】従って、本発明は、(1)有機過酸化物硬
化シリコーンゴムと有機過酸化物硬化不飽和ポリエステ
ル樹脂とが一体化されてなることを特徴とする複合体、
及び(2)有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物と
有機過酸化物硬化型不飽和ポリエステル樹脂組成物のい
ずれか一方の組成物を硬化させた後、この硬化体に他方
の組成物を密着させて硬化させることを特徴とする上記
複合体の製造方法を提供する。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、有機過酸化物硬化シリコーンゴムは、(a)一分子
中に少なくとも平均2個以上の低級アルケニル基を含有
するオルガノポリシロキサン、(b)触媒量の有機過酸
化物を主成分とする常温下で液状又はペースト状の有機
過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物を常温下で放置す
るか又は加熱することにより、ゴム状弾性体として得ら
れるものである。
【0009】ここで、(a)成分のアルケニル基含有オ
ルガノポリシロキサンは、常温で100cpから100
万cpの粘度を有するものであり、下記一般式(1)で
示されるものが好適に用いられる。
【0010】 RaSiO(4-a)/2 …(1)
【0011】なお、式(1)は置換もしくは非置換の一
価炭化水素基であり、好ましくは炭素数1〜10のもの
である。このような一価炭化水素基としては、メチル、
エチル、プロピル等の飽和炭化水素基、ビニル、プロペ
ニル、ブテニル等の不飽和炭化水素基、フェニル、キシ
リル等のアリール基、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル等のハロゲン置換、シアノ基置換炭化水素基などが挙
げられ、各置換基は異なっていても同一であってもよい
が、分子中に少なくとも平均2個の不飽和炭化水素基を
含んでいることが必要である。また、珪素原子の置換基
は、基本的には上記のいずれであってもよいが、不飽和
基としては好ましくはビニル基、その他の置換基として
はメチル基、フェニル基の導入が望ましい。また、aは
1.9〜2.4の範囲であり、このオルガノポリシロキ
サンは直鎖状であっても、RSiO3/2単位やRSiO
4/2単位を含んだ分岐状であってもよい。このオルガノ
ポリシロキサンは公知の方法によって製造し得、例えば
オルガノシクロポリシロキサンとへキサオルガノジシロ
キサンとをアルカリ又は酸触媒の存在下に平衡化反応を
行うことによって得ることができる。
【0012】このような(a)成分のオルガノポリシロ
キサンとして具体的には、下記のものを例示することが
できる。
【0013】
【化1】 (但し、Rは上記した意味を示すが、脂肪族不飽和基は
含まない。また、n,mはそれぞれ正の整数で、上記粘
度範囲を満足する値である。)
【0014】一方、上記(b)成分の有機過酸化物は、
(a)成分の架橋反応を促進するための触媒として使用
されるものであり、下記のものを例示することができる
が、これらのものに限定されるものではない。
【0015】
【化2】
【0016】上記有機過酸化物の添加量は、硬化速度に
応じて適宜選択すればよいが、通常は(a)成分に対し
0.1〜10%(重量%、以下同じ)、好ましくは0.
2〜2%の範囲とすればよい。
【0017】なお、上記有機過酸化物硬化型シリコーン
ゴム組成物には、上記(a),(b)成分に加え、流動
性を調節したり、成形品の機械的強度を向上させるため
充填剤を配合してもよい。このような充填剤としては、
沈殿シリカ、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、ヒューム
ド酸化チタンのような補強性充填剤、粉砕石英、ケイ藻
土、アスベスト、アミノケイ酸、酸化鉄、酸化亜鉛、炭
酸カルシウムのような非補強性充填剤が例示される。こ
れら充填剤は、そのままでも、ヘキサメチルシラザン、
トリメチルクロロシラン、ポリメチルシロキサンのよう
な有機けい素化合物で表面処理したものでもよい。ま
た、シリコーンゴム組成物には、その他必要に応じて顔
料、耐熱剤、難燃剤、可塑剤などを配合してもよい。
【0018】次に、上記シリコーンゴムと複合一体化さ
れる有機過酸化物硬化不飽和ポリエステル樹脂は、
(c)分子内に少なくとも1つの不飽和基を含むポリエ
ステル、(d)触媒量の有機過酸化物を主成分とする有
機過酸化物硬化型不飽和ポリエステル樹脂組成物を室温
又は加熱下に硬化することによって得られる。
【0019】ここで、(c)成分の不飽和基を持つポリ
エステル樹脂は、公知の方法で製造される。これらの製
造方法としては、不飽和二塩基酸、飽和二塩基酸と二価
アルコールを縮合反応により粘稠な液状あるいは固体状
のポリエステルとし、これに反応性ビニルモノマーを溶
解することにより製造する方法が挙げられる。
【0020】この場合、不飽和二塩基酸、飽和二塩基酸
と二価アルコール、反応性ビニルモノマーは、適宜選定
して用いることができ、下記のものが例示される。
【0021】
【化3】
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】一方、(d)成分の有機過酸化物は、
(c)成分の不飽和基の架橋反応を促進するための触媒
として用いられ、その添加量は通常0.1〜10%、好
ましくは0.2〜2%で、これより多くても少なくても
完全硬化を妨げることがある。なお、このような触媒と
して、下記のものが例示されるが、ラジカル反応開始剤
となるものであれば特にこれらに限定されない。特に低
温キュアが必要とされる場合には、ベンゾイルパーオキ
サイド、ビス−2,4ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、ラウロイルパーオキサイドなどの分解温度の低い過
酸化物を使用することが好ましい。
【0025】
【化6】
【0026】上記不飽和ポリエステル樹脂組成物には、
(c),(d)成分に加え、流動性を調節したり、硬化
収縮を防止したり、成形品の機械的強度を向上させるた
めに充填剤を配合してもよい。このような充填剤として
は、炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ、アスベ
スト、酸化亜鉛、ガラス繊維などの無機物や、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート等の各
種の熱可塑性樹脂が用いられる。その他、必要に応じて
顔料、難燃剤、離型剤などを配合してもよい。更に、反
応促進剤としてナフテン酸コバルト、ジメチルアニリン
などを触媒として併用してもよい。
【0027】本発明のシリコーンゴムと不飽和ポリエス
テル樹脂との複合体の製造方法は、上記有機過酸化物硬
化型シリコーンゴム組成物と有機過酸化物硬化型不飽和
ポリエステル樹脂組成物のいずれか一方の組成物を常温
あるいは加熱により硬化成形させる。成形方法はその粘
度により選択は自由で、注入成形、圧縮成形、射出成
形、押出成形、トランスファー成形などいずれでもよ
い。一次成形物が硬化後、もう一方の組成物を一次成形
物に密着させて常温あるいは加熱硬化をすることによ
り、一体成形物が得られる。この二次成形物の成形法も
その粘度により選択は自由で、注入成形、圧縮成形、射
出成形、押出成形、トランスファー成形などいずれでも
よい。なお、二次成形物を硬化させるタイミングは必ず
しも一次成形物が完全硬化している必要はなく、両者が
混ざりあわず、界面が形成できる程度に一次成形物が硬
化していれば問題ない。
【0028】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるも
のではない。なお、下記の例において部は重量部を示
す。また、粘度は25℃の値を示す。
【0029】〔実施例1〕分子鎖両末端がトリビニルシ
ロキシ基で封鎖された粘度1,000ポイズのジメチル
ポリシロキサン100部に比表面積200m2/gの湿
式シリカ30部及びジメトキシジメチルシラン5部、水
1部を加えて150℃で3時間加熱混合して混合物を
得、これに更に上記ポリシロキサン50部及び1,6−
ビス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキサン1.
0部を加えて、混合物Aとした。
【0030】一方、不飽和ポリエステル樹脂(三井東圧
化学、エスターGL22)100部に、メチルエチルケ
トンパーオキサイド0.5部、6%ナフテン酸コバルト
0.1部を加えて混合したものを混合物Bとした。
【0031】次に、図1のような金型を用い、これにま
ず下金型1の約半量ほど混合物Bを注入し、150℃で
5分加熱し、硬化させた。その後、上金型2を閉じ、硬
化物Bの上部に射出成形機を用いて射出圧60kg/c
2で混合物Aを射出し、150℃で5分間加熱硬化さ
せることにより、シリコーンゴムとポリエステル樹脂と
が強固に接着した一体化成形物を得た。なお、脱型の
時、金型への接着は全くなかった。
【0032】〔実施例2〕分子末端及び分子内に珪素原
子に直接結合したビニル基を0.25モル%持つ粘度1
00万cpのジメチルシロキサン生ゴム100部に比表
面積200m2/gの乾式シリカ40部及び分子鎖両末
端がヒドロキシジメチルシロキシ基で封鎖された平均重
合度20のジメチルポリシロキサン8部を加えて170
℃で2時間加熱混合して混合物を得、これに1,6−ビ
ス(t−ブチルパーオキシカルボキシ)ヘキサン1.0
部を加え、ロール混合したものを混合物Cとした。
【0033】次に、実施例1の混合物Bを150℃,,
30kg/cm2圧で5分間プレス成形し、厚さ2mm
のシートを得た。これを厚さ6mmの金型に移し、この
上で混合物Cを同じく150℃、30kg/cm2、5
分間でプレス成形することにより、シリコーンゴムとポ
リエステル樹脂とが強固に接着した複合シートを得た。
【0034】〔比較例1〕分子鎖両末端がビニルジメチ
ルシロキシ基で封鎖された粘度100ポイズのジメチル
ポリシロキサン100部に比表面積200m2/gの湿
式シリカ30部及びジメトキシジメチルシラン5部、水
1部を加えて150℃で3時間加熱混合して混合物を
得、これに上記ポリシロキサン50部、両末端トリメチ
ルシリル基封鎖ジメチルシロキサン共重合体(ジメチル
シロキサン単位50モル%、メチルハイドロジェンシロ
キサン単位50モル%、粘度10cst)0.4部、及
び塩化白金酸のイソプロパノール溶液(白金含有量0.
5重量%)0.1部を加えてこれを混合物Dとした。次
に、実施例1と同じ方法で不飽和ポリエステル樹脂を金
型に硬化させ、その上に混合物Dを射出し、150℃で
5分硬化させた。しかしながら、得られたシリコーンゴ
ムと不飽和ポリエステル樹脂には全く接着性がなく、金
型から外す時点で、簡単に剥離してしまった。
【0035】〔比較例2〕図1の下金型1にポリエチレ
ンテレフタレート(鐘淵化学、カネカハイパーライト)
をシリンダー温度250℃、射出圧80kg/cm2
下金型の半量程度射出し、この上に実施例1と同様な方
法で混合物Aを射出硬化させた。しかしながら得られた
シリコーンゴムとポリエステル樹脂には全く接着性がな
く、金型から外す時点で簡単に剥離してしまった。
【0036】
【発明の効果】本発明の複合体は、ポリエステル樹脂と
シリコーンゴムとが接着性良く複合一体化しており、こ
のため電気・電子機器、OA機器、自動車、精密機器等
の部品、例えば各種パッキング類、スイッチ類、コネク
ター類などに好適に用いられる。
【0037】また、本発明の製造方法によれば、プライ
マーや接着剤を用いることなくポリエステル樹脂とシリ
コーンゴムとの複合体を接着性良く簡単かつ短時間に工
程を簡略して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例、比較例で用いた金型の概略図である。
【符号の説明】
1 下金型 2 上金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機過酸化物硬化シリコーンゴムと有機
    過酸化物硬化不飽和ポリエステル樹脂とが一体化されて
    なることを特徴とする複合体。
  2. 【請求項2】 有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成
    物と有機過酸化物硬化型不飽和ポリエステル樹脂組成物
    のいずれか一方の組成物を硬化させた後、この硬化体に
    他方の組成物を密着させて硬化させることを特徴とする
    請求項1記載の複合体の製造方法。
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