JPH0699277B2 - 皮膚手入れ用化粧料 - Google Patents
皮膚手入れ用化粧料Info
- Publication number
- JPH0699277B2 JPH0699277B2 JP7790786A JP7790786A JPH0699277B2 JP H0699277 B2 JPH0699277 B2 JP H0699277B2 JP 7790786 A JP7790786 A JP 7790786A JP 7790786 A JP7790786 A JP 7790786A JP H0699277 B2 JPH0699277 B2 JP H0699277B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cosmetic
- skin
- skin care
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/02—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
- A61K8/0241—Containing particulates characterized by their shape and/or structure
- A61K8/027—Fibers; Fibrils
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/02—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
- A61K8/0241—Containing particulates characterized by their shape and/or structure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/10—Washing or bathing preparations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/20—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of the composition as a whole
- A61K2800/28—Rubbing or scrubbing compositions; Peeling or abrasive compositions; Containing exfoliants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/59—Mixtures
- A61K2800/592—Mixtures of compounds complementing their respective functions
- A61K2800/5922—At least two compounds being classified in the same subclass of A61K8/18
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有用な皮膚手入れ用化粧料に関するものであ
り、さらに詳しくは、皮膚の老廃物や付着物等を容易に
除去できるクレンジング効果と共にマッサージ効果を有
し、なおかつ良好な使用感を有する優れた皮膚手入れ用
化粧料に関するものである。
り、さらに詳しくは、皮膚の老廃物や付着物等を容易に
除去できるクレンジング効果と共にマッサージ効果を有
し、なおかつ良好な使用感を有する優れた皮膚手入れ用
化粧料に関するものである。
[従来の技術] 一般に、皮膚用洗浄料には、皮膚の老廃物や付着した汚
れを除去するために界面活性剤の洗浄力や基剤の溶剤作
用を利用したクリーム、ローションタイプの洗浄料、ク
レンジング料があり、使用されてきた。また米糠、でん
ぷん等の植物性、カオリン、ベントナイト等の鉱物性粉
末の吸着作用や摩擦作用を利用した洗粉も用いられてき
た。
れを除去するために界面活性剤の洗浄力や基剤の溶剤作
用を利用したクリーム、ローションタイプの洗浄料、ク
レンジング料があり、使用されてきた。また米糠、でん
ぷん等の植物性、カオリン、ベントナイト等の鉱物性粉
末の吸着作用や摩擦作用を利用した洗粉も用いられてき
た。
従来、こうした洗浄乃至クレンジング効果を一層強力に
促進する目的或いはそれと同時に皮膚の血行を促進し、
新陳代謝を活発化するマッサージ効果を加味するために
工夫された種々の皮膚用洗浄料も開発されてきた。
促進する目的或いはそれと同時に皮膚の血行を促進し、
新陳代謝を活発化するマッサージ効果を加味するために
工夫された種々の皮膚用洗浄料も開発されてきた。
この種の洗浄料には、無機、有機或いは植物の不溶性固
体粒子が適用されている。例えば、無機粉末としてゼオ
ライト(特公昭33−2900号公報)、特定の真珠質等(特
開昭56−131512号公報)、また有機粉末として特定の硬
質合成樹脂等(特公昭60−42203号公報)、特定の合成
高分子粉末(特開昭58−192814号公報)、また植物性粉
末としてオート麦粉(特開昭50−53542号公報)、さら
にアンズ殻粒、クルミ殻粒、アーモンド粗粉等を配合し
た技術や市販品が代表的に挙げられ、公知である。
体粒子が適用されている。例えば、無機粉末としてゼオ
ライト(特公昭33−2900号公報)、特定の真珠質等(特
開昭56−131512号公報)、また有機粉末として特定の硬
質合成樹脂等(特公昭60−42203号公報)、特定の合成
高分子粉末(特開昭58−192814号公報)、また植物性粉
末としてオート麦粉(特開昭50−53542号公報)、さら
にアンズ殻粒、クルミ殻粒、アーモンド粗粉等を配合し
た技術や市販品が代表的に挙げられ、公知である。
さらに上記不溶性固体粒子以外に植物の生細胞木本の粒
状物或いは発泡ウレタンのような軟質発泡微粉体を化粧
料基剤に混入させた技術(特公昭52−28857、特開昭51
−44649号公報等)やポリビニルアルコールを主基材と
したピーリング式美肌材も知られている。
状物或いは発泡ウレタンのような軟質発泡微粉体を化粧
料基剤に混入させた技術(特公昭52−28857、特開昭51
−44649号公報等)やポリビニルアルコールを主基材と
したピーリング式美肌材も知られている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで前記不溶性固体粒子を配合した洗浄料は、使用
時に於ける粒子の物理的なスクラブ作用また吸着作用と
共に基剤の清浄作用を奏し、マッサージ効果を有しなが
らクレンジング効果が高められることもあって有用なも
のである。そしてこうした観点から作られた製品が従来
大部分であった。しかし、これらは、不溶性固体粒子が
ある大きさをもった単一粒子を分散させたものであっ
て、粒径が大きくなると肌に対し異和感を生じ、また硬
いものであると使用中に痛みを感じることもあって、好
ましからざるところであった。従って、この点を解消す
べく配合粒子の選択等種々の努力が為されている中、そ
のひとつとして使用中に粒子が徐々に溶解或いは崩壊す
る顆粒を配合する試みもされている。
時に於ける粒子の物理的なスクラブ作用また吸着作用と
共に基剤の清浄作用を奏し、マッサージ効果を有しなが
らクレンジング効果が高められることもあって有用なも
のである。そしてこうした観点から作られた製品が従来
大部分であった。しかし、これらは、不溶性固体粒子が
ある大きさをもった単一粒子を分散させたものであっ
て、粒径が大きくなると肌に対し異和感を生じ、また硬
いものであると使用中に痛みを感じることもあって、好
ましからざるところであった。従って、この点を解消す
べく配合粒子の選択等種々の努力が為されている中、そ
のひとつとして使用中に粒子が徐々に溶解或いは崩壊す
る顆粒を配合する試みもされている。
また前記不溶性固体粒子を利用した特異的な例として、
植物の葉、根、果実、茎等の生細胞木本を粒状に粉砕し
た粒状物を化粧料基剤に混入した化粧用マッサージ清浄
料がある。この技術は、生細胞木本を用いているので皮
膚を傷つけることなくクレンジング及びマッサージ効果
を期待できるものであるが、原料となる生細胞木本の安
定入手、また用時調製を必要とし長期保存が困難であ
り、大量生産、安定供給に不向きであり、充分満足する
ものでなかった。
植物の葉、根、果実、茎等の生細胞木本を粒状に粉砕し
た粒状物を化粧料基剤に混入した化粧用マッサージ清浄
料がある。この技術は、生細胞木本を用いているので皮
膚を傷つけることなくクレンジング及びマッサージ効果
を期待できるものであるが、原料となる生細胞木本の安
定入手、また用時調製を必要とし長期保存が困難であ
り、大量生産、安定供給に不向きであり、充分満足する
ものでなかった。
さらに、前記ポリビニルアルコールを主基剤としたピー
リング式美肌材は、皮膚面に使用し、こすり落とすこと
によって被膜が細かく分断しつつよれて剥落すること
で、皮膚に付いた汚れを除去するものである。しかし、
この場合粘着性が強く、擦り落とすのに強い力を必要と
するので肌に負担となり、皮膚刺激の面から必ずしも好
ましいものでなかった。
リング式美肌材は、皮膚面に使用し、こすり落とすこと
によって被膜が細かく分断しつつよれて剥落すること
で、皮膚に付いた汚れを除去するものである。しかし、
この場合粘着性が強く、擦り落とすのに強い力を必要と
するので肌に負担となり、皮膚刺激の面から必ずしも好
ましいものでなかった。
そこで、使用感が良く、クレンジング及びマッサージ機
能を有した皮膚洗浄料の開発が望まれるところであっ
た。
能を有した皮膚洗浄料の開発が望まれるところであっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、前記事情に鑑み鋭意研究した結果、短繊
維と親水性粉体と水不溶性高分子とを混合することで凝
集体となし、該凝集体の粗粉砕物を水性基剤に配合する
ことにより、使用感の良好な、しかもクレンジング及び
マッサージ効果に優れた皮膚手入れ用化粧料が得られる
ことを見い出した。さらに前記成分に加えて固体油剤を
混合してなる凝集体の粗粉砕物を水性基剤に配合するこ
とにより、一層優れた皮膚手入れ用化粧料が得られるこ
とを見い出した。これら知見をもって本発明を完成させ
たのである。
維と親水性粉体と水不溶性高分子とを混合することで凝
集体となし、該凝集体の粗粉砕物を水性基剤に配合する
ことにより、使用感の良好な、しかもクレンジング及び
マッサージ効果に優れた皮膚手入れ用化粧料が得られる
ことを見い出した。さらに前記成分に加えて固体油剤を
混合してなる凝集体の粗粉砕物を水性基剤に配合するこ
とにより、一層優れた皮膚手入れ用化粧料が得られるこ
とを見い出した。これら知見をもって本発明を完成させ
たのである。
すなわち、本発明は、短繊維と親水性粉体と水不溶性高
分子とを主要成分とする凝集体の粗粉砕物を水性基剤に
分散してなる皮膚手入れ用化粧料、さらには前記成分に
加えて固体油剤を配合した凝集体の粗粉砕物を水性基剤
に分散してなる皮膚手入れ用化粧料に係る。
分子とを主要成分とする凝集体の粗粉砕物を水性基剤に
分散してなる皮膚手入れ用化粧料、さらには前記成分に
加えて固体油剤を配合した凝集体の粗粉砕物を水性基剤
に分散してなる皮膚手入れ用化粧料に係る。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明に使用される短繊維としては、一般的に入手でき
るものであれば良く、周知のものが利用できる。例えば
セルロース系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリア
クリロニトリル系繊維、より具体的にはレーヨン、アセ
テート、ナイロン、テトロン、アクリル等の合成繊維や
羊毛、絹繊維等の天然繊維が挙げられる。これらは必要
に応じて一種または二種以上選択して配合すればよい。
そしてこれら繊維は、良好な水分散性や感触等を有する
ので好ましい。また本発明にとって繊維長が0.2〜10mm
の程度で、太さが0.5〜5デニールのものであればよ
く、この程度のものであれば容易に調達でき、また使用
時に柔軟でソフトな感触を期待でき、扱い易いので好ま
しい。
るものであれば良く、周知のものが利用できる。例えば
セルロース系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリア
クリロニトリル系繊維、より具体的にはレーヨン、アセ
テート、ナイロン、テトロン、アクリル等の合成繊維や
羊毛、絹繊維等の天然繊維が挙げられる。これらは必要
に応じて一種または二種以上選択して配合すればよい。
そしてこれら繊維は、良好な水分散性や感触等を有する
ので好ましい。また本発明にとって繊維長が0.2〜10mm
の程度で、太さが0.5〜5デニールのものであればよ
く、この程度のものであれば容易に調達でき、また使用
時に柔軟でソフトな感触を期待でき、扱い易いので好ま
しい。
また本発明に使用される親水性粉体は、水不溶性で水と
親和性の良い有機または無機粉体である。有機粉体とし
ては、例えばでんぷん、結晶セルロース、シルクパウダ
ー等が挙げられる。無機粉体としては、カオリン、モン
モリロナイト系粘土鉱物または炭酸カルシウム、リン酸
カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アル
ミニウムマグネシウム等の無機塩である。これら親水性
粉体は、前記短繊維と混合されることで適度な空隙を形
成し、ソフトな感触を有し、さらに粉体自身の水分吸着
能が高ければ一層、本発明における凝集体の粗粉砕物の
含水量を高め得るのでみずみずしい感触を付与するため
の感触向上が図れる。また水系への分散性、安定性向上
のためにも使用される。そして、これら親水性粉体はそ
の使用目的に応じて一種または二種以上適宜選択し、配
合し得る。
親和性の良い有機または無機粉体である。有機粉体とし
ては、例えばでんぷん、結晶セルロース、シルクパウダ
ー等が挙げられる。無機粉体としては、カオリン、モン
モリロナイト系粘土鉱物または炭酸カルシウム、リン酸
カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸アル
ミニウムマグネシウム等の無機塩である。これら親水性
粉体は、前記短繊維と混合されることで適度な空隙を形
成し、ソフトな感触を有し、さらに粉体自身の水分吸着
能が高ければ一層、本発明における凝集体の粗粉砕物の
含水量を高め得るのでみずみずしい感触を付与するため
の感触向上が図れる。また水系への分散性、安定性向上
のためにも使用される。そして、これら親水性粉体はそ
の使用目的に応じて一種または二種以上適宜選択し、配
合し得る。
また本発明に於いて、上記短繊維と親水性粉体の結合剤
として用いられる水不溶性高分子としては、耐水性のあ
る水不溶性の結合剤として機能するものであれば何れを
問わず使用できる。すなわち、本発明は、最終的に水性
基剤となすことから水系に溶解する高分子であっては目
的達成に不適である。水不溶性高分子を具体的に例示す
れば酢酸ビニル系、アクリル系の重合体及び共重合体が
挙げられ、これらの樹脂エマルションが入手し易く、本
発明にとって好適に使用できる。
として用いられる水不溶性高分子としては、耐水性のあ
る水不溶性の結合剤として機能するものであれば何れを
問わず使用できる。すなわち、本発明は、最終的に水性
基剤となすことから水系に溶解する高分子であっては目
的達成に不適である。水不溶性高分子を具体的に例示す
れば酢酸ビニル系、アクリル系の重合体及び共重合体が
挙げられ、これらの樹脂エマルションが入手し易く、本
発明にとって好適に使用できる。
本発明に於ける凝集体の粗粉砕物は、前記成分を基本と
して構成されるものであるが、結合剤として固体油剤を
配合すると一層好ましいものとなる。本発明の皮膚手入
れ用化粧料は、塗布後擦り落す如く操作してクレンジン
グ効果を得るものであるが、水不溶性高分子単独では結
合性が強く、ハードになり易い傾向にあり、高分子量が
少なくなると使用時細かく分断されてしまう傾向にあ
る。そこでさらに固体油剤を添加すれば、ある大きさ以
下に細断されるのを防止でき、皮膚の老廃物や汚れを包
被若しくは内包する如く除去し得る。また固体油剤は、
皮膚にべたつき感を与えず、洗浄時のすべり感を向上さ
せ、皮脂や油性の汚れを溶剤作用によって除去でき、さ
らに水不溶性高分子の使用量を抑える等の効果もある。
これら固体油剤は、化粧品用原料として使用可能な常温
固体のものであればよく、例えばモクロウ、セレシンワ
ックス、ミツロウ、鯨ロウ、カルナウバワックス、キャ
ンデリラワックス、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、ステアリン酸、ベヘニルアルコール
等が挙げられ、これら油脂、ロウ、炭化水素系ワック
ス、脂肪酸、高級アルコール等から適宜選択されて利用
できる。
して構成されるものであるが、結合剤として固体油剤を
配合すると一層好ましいものとなる。本発明の皮膚手入
れ用化粧料は、塗布後擦り落す如く操作してクレンジン
グ効果を得るものであるが、水不溶性高分子単独では結
合性が強く、ハードになり易い傾向にあり、高分子量が
少なくなると使用時細かく分断されてしまう傾向にあ
る。そこでさらに固体油剤を添加すれば、ある大きさ以
下に細断されるのを防止でき、皮膚の老廃物や汚れを包
被若しくは内包する如く除去し得る。また固体油剤は、
皮膚にべたつき感を与えず、洗浄時のすべり感を向上さ
せ、皮脂や油性の汚れを溶剤作用によって除去でき、さ
らに水不溶性高分子の使用量を抑える等の効果もある。
これら固体油剤は、化粧品用原料として使用可能な常温
固体のものであればよく、例えばモクロウ、セレシンワ
ックス、ミツロウ、鯨ロウ、カルナウバワックス、キャ
ンデリラワックス、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、ステアリン酸、ベヘニルアルコール
等が挙げられ、これら油脂、ロウ、炭化水素系ワック
ス、脂肪酸、高級アルコール等から適宜選択されて利用
できる。
本発明に於ける凝集体の粗粉砕物は、前述の成分から主
に構成されるが、それら成分の組成割合は、短繊維1〜
50重量%、親水性粉体1〜50重量%、水不溶性高分子の
樹脂エマルションとして10〜50重量%、さらに固体油剤
10〜50重量%の範囲にある。この範囲で必要に応じ組成
比を変化させて配合される。
に構成されるが、それら成分の組成割合は、短繊維1〜
50重量%、親水性粉体1〜50重量%、水不溶性高分子の
樹脂エマルションとして10〜50重量%、さらに固体油剤
10〜50重量%の範囲にある。この範囲で必要に応じ組成
比を変化させて配合される。
そして本発明における凝集体の粗粉砕物は、例えば短繊
維と親水性粉体と、また固体油剤を添加する場合には予
め溶融しておいたものを攪拌混合し、これに水不溶性高
分子溶液を攪拌しながら加え、冷却し、乾燥することで
凝集体となし、然る後粉砕機で粗粉砕すること等の製造
方法で行えば容易に得られる。
維と親水性粉体と、また固体油剤を添加する場合には予
め溶融しておいたものを攪拌混合し、これに水不溶性高
分子溶液を攪拌しながら加え、冷却し、乾燥することで
凝集体となし、然る後粉砕機で粗粉砕すること等の製造
方法で行えば容易に得られる。
本発明の皮膚手入れ用化粧料は、上記の凝集体の粗粉砕
物を水性基剤に分散することで得られ、顔用や全身用と
して簡便に使用できる。この場合、凝集体の粗粉砕物の
配合割合は5〜70重量%の範囲であれば充分であり、残
部は水をはじめ他の成分からなる水相である。
物を水性基剤に分散することで得られ、顔用や全身用と
して簡便に使用できる。この場合、凝集体の粗粉砕物の
配合割合は5〜70重量%の範囲であれば充分であり、残
部は水をはじめ他の成分からなる水相である。
尚、本発明での水性基剤としては、水系、またはo/w型
の乳化系ベースとすることができる。
の乳化系ベースとすることができる。
また、本発明に於いて、前記必須成分以外に通常化粧料
に配合される原料、例えば前記以外の無機顔料や有機粉
体成分、色剤、液体油剤、界面活性剤、香料、防腐剤、
保湿剤、美容成分等、本発明の効果を妨げない範囲で適
宜配合して何ら差支えない。
に配合される原料、例えば前記以外の無機顔料や有機粉
体成分、色剤、液体油剤、界面活性剤、香料、防腐剤、
保湿剤、美容成分等、本発明の効果を妨げない範囲で適
宜配合して何ら差支えない。
[実施例] 次に本発明について実施例を挙げてさらに説明する。こ
れらは本発明を何ら限定するものでない。
れらは本発明を何ら限定するものでない。
実施例[1]皮膚手入れ用化粧料(水系タイプ) (処方) (重量%) (1)ナイロン短繊維 1.5 (2)シルクパウダー 4.0 (3)結晶セルロース 1.5 (4)硫酸バリウム 5.5 (5)着色顔料 0.4 (6)スクワラン 1.5 (7)カルナウバワックス 3.0 (8)ポリアクリル酸エチルエステル ポリマーエマルション(50%) 9.0 (9)1,3−ブチレングリコール 10.0 (10)エタノール 1.0 (11)カルボキシビニルポリマー(1%中和物) 3.0 (12)精製水 残量 (製法) A 成分(1)〜(5)を攪拌混合する。
B 成分(6)〜(7)を加熱溶解する。
C 成分(9)〜(12)を混合する。
D AにB及び成分(8)を加え、攪拌混合後、乾燥
し、次いで粗粉砕する。
し、次いで粗粉砕する。
E CにDを攪拌しながら加え、均一分散した後、これ
を容器に充填して製品とする。
を容器に充填して製品とする。
以上の如くして得られた本発明の皮膚手入れ用化粧料
は、使用時の感触がソフトで清涼感があり、しかもマッ
サージ効果を有しながらクレンジング効果があって、優
れたものであり、そしてまた使用後、肌残りもなくさっ
ぱりとし、皮膚を滑らかにし、肌に柔軟性、湿潤性、は
りを付与することができ、非常に満足感のある有用なも
のであった。
は、使用時の感触がソフトで清涼感があり、しかもマッ
サージ効果を有しながらクレンジング効果があって、優
れたものであり、そしてまた使用後、肌残りもなくさっ
ぱりとし、皮膚を滑らかにし、肌に柔軟性、湿潤性、は
りを付与することができ、非常に満足感のある有用なも
のであった。
実施例[2]皮膚手入れ用化粧料(乳化タイプ) (処方) (重量%) (1)レーヨン短繊維 2.0 (2)結晶セルロース 1.0 (3)ナイロン粉末 5.0 (4)カオリン 1.0 (5)着色顔料 0.3 (6)マイクロクリスタリンワックス 5.0 (7)流動パラフィン 2.0 (8)酢酸ビニルポリマーエマルション(50%) 10.0 (9)ステアリン酸 0.3 (10)グリセリンモノステアレート 0.3 (11)スクワラン 3.0 (12)トリステアリン酸ポリオキシソルビタン(20E.
O.) 0.2 (13)1,3−ブチレングリコール 10.0 (14)水酸化ナトリウム 0.1 (15)カルボキシビニルポリマー(1%水溶液) 15.0 (16)カラギーナン(1%水溶液) 8.0 (17)精製水 残量 (製法) A 成分(1)〜(5)を攪拌混合する。
O.) 0.2 (13)1,3−ブチレングリコール 10.0 (14)水酸化ナトリウム 0.1 (15)カルボキシビニルポリマー(1%水溶液) 15.0 (16)カラギーナン(1%水溶液) 8.0 (17)精製水 残量 (製法) A 成分(1)〜(5)を攪拌混合する。
B 成分(6)〜(7)を加熱溶解する。
C AにB及び成分(8)を加え、攪拌混合後、乾燥
し、次いで粗粉砕する。
し、次いで粗粉砕する。
D 成分(9)〜(12)を加熱溶解する。
E 成分(13)、(14)及び(17)を混合し、加熱す
る。
る。
F Dに攪拌しながらEを加え乳化し、これに成分(1
5)、(16)及びCを添加混合する。
5)、(16)及びCを添加混合する。
G Fを容器に充填して製品とする。
以上の如くして得られた本発明の皮膚手入れ用化粧料
は、使用時、マイルドで滑らかな感触を有し、使用後の
肌にしっとり感を与え、また良好なマッサージ効果とク
レンジング効果に優れ、極めて有用なものであった。
は、使用時、マイルドで滑らかな感触を有し、使用後の
肌にしっとり感を与え、また良好なマッサージ効果とク
レンジング効果に優れ、極めて有用なものであった。
[発明の効果] 本発明は、前述した如く、短繊維等を主要成分とする凝
集体の粗粉砕物を水性基剤に配合することで、クレンジ
ング効果と共にマッサージ効果を有し、しかも使用感の
良い、優れた皮膚手入れ用化粧料が得られたことにあ
る。
集体の粗粉砕物を水性基剤に配合することで、クレンジ
ング効果と共にマッサージ効果を有し、しかも使用感の
良い、優れた皮膚手入れ用化粧料が得られたことにあ
る。
本発明の皮膚手入れ用化粧料の特徴としては、清浄用と
して機能する凝集体の粗粉砕物が、柔軟な繊維等から軟
結合された状態であるため、肌に対してソフトであっ
て、皮膚面の老廃物や付着物が擦り操作によってその軟
凝集体に包被乃至混合吸着されて除去出来ることであ
る。
して機能する凝集体の粗粉砕物が、柔軟な繊維等から軟
結合された状態であるため、肌に対してソフトであっ
て、皮膚面の老廃物や付着物が擦り操作によってその軟
凝集体に包被乃至混合吸着されて除去出来ることであ
る。
使用法としては、顔や全身の施用面に適量塗布し、手指
等で均一に伸ばし、転動させながら擦り落とすように使
用される。この時、皮膚がスムーズに摩擦されるので異
和感や痛みを伴なわず、ソフトにマッサージできると共
に軟らかい凝集体の粗粉砕物がよれて老廃物や汚れを包
み込むように保持し、落屑して除去し得る。そして使用
後は、肌に湿潤性、柔軟性やはりを付与できるものであ
る。
等で均一に伸ばし、転動させながら擦り落とすように使
用される。この時、皮膚がスムーズに摩擦されるので異
和感や痛みを伴なわず、ソフトにマッサージできると共
に軟らかい凝集体の粗粉砕物がよれて老廃物や汚れを包
み込むように保持し、落屑して除去し得る。そして使用
後は、肌に湿潤性、柔軟性やはりを付与できるものであ
る。
また、本発明の皮膚手入れ用化粧料は、水性ベースであ
るため、べとつきがなく、清涼感のあるさっぱりした使
用感の良いものである。
るため、べとつきがなく、清涼感のあるさっぱりした使
用感の良いものである。
すなわち、本発明により、使用し易く、使用感の良い、
クレンジング効果とマッサージ効果を兼ね備えた有用な
皮膚手入れ用化粧料の提供が可能となったのである。
クレンジング効果とマッサージ効果を兼ね備えた有用な
皮膚手入れ用化粧料の提供が可能となったのである。
Claims (2)
- 【請求項1】短繊維と、親水性粉体と、水不溶性高分子
とを主要成分とする凝集体の粗粉砕物を水性基剤に分散
してなることを特徴とする皮膚手入れ用化粧料。 - 【請求項2】前記凝集体の粗粉砕物中に、結合剤として
固体油剤を含有してなる特許請求の範囲第1項記載の皮
膚手入れ用化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7790786A JPH0699277B2 (ja) | 1986-04-04 | 1986-04-04 | 皮膚手入れ用化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7790786A JPH0699277B2 (ja) | 1986-04-04 | 1986-04-04 | 皮膚手入れ用化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62238211A JPS62238211A (ja) | 1987-10-19 |
JPH0699277B2 true JPH0699277B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13647141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7790786A Expired - Fee Related JPH0699277B2 (ja) | 1986-04-04 | 1986-04-04 | 皮膚手入れ用化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699277B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2795950B1 (fr) * | 1999-07-08 | 2003-05-09 | Oreal | Mascara comprenant un polyurethane et des fibres |
FR2799367A1 (fr) * | 1999-10-07 | 2001-04-13 | Oreal | Composition sous forme d'emulsion huile-dans-eau contenant des fibres, et ses utilisations notamment cosmetiques |
FR2799647B1 (fr) * | 1999-10-15 | 2001-12-07 | Oreal | Composition sous forme d'emulsion eau-dans-huile, contenant des fibres, et son utilisation dans le domaine cosmetique |
ID30487A (id) | 2000-01-19 | 2001-12-13 | Kao Corp | Komposisi deterjen |
FR2815847B1 (fr) * | 2000-10-27 | 2002-12-13 | Oreal | Composition cosmetique comprenant des fibres et une cire |
KR20020048535A (ko) * | 2000-12-18 | 2002-06-24 | 안병로 | 무좀치료용 발맛사지 팩제 |
AU2001220200A1 (en) * | 2000-12-21 | 2002-07-01 | L'oreal S.A. | Structured composition comprising a heteratome polymer and fibers |
FR2822375B1 (fr) | 2001-03-20 | 2003-05-02 | Oreal | Composition contenant des fibres, et ses utilisations notamment cosmetiques |
JP6297888B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-20 | 株式会社コーセー | 顆粒及び該顆粒を配合する化粧料 |
-
1986
- 1986-04-04 JP JP7790786A patent/JPH0699277B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62238211A (ja) | 1987-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4048120B2 (ja) | ゲル化二相化粧用組成物 | |
CA2519928C (en) | Anhydrous skin cleansing composition | |
US5431911A (en) | Skin treatment composition | |
JPS60248608A (ja) | 化粧料組成物 | |
US5993857A (en) | Cosmetic skin cleanser based on natural active substances | |
KR20140118504A (ko) | 파우더를 포함하는 화장료 조성물 및 그 제조방법 | |
JP3276937B2 (ja) | 化粧用及び/または皮膚科用パウダー、その製造方法及びその使用 | |
JPH0699277B2 (ja) | 皮膚手入れ用化粧料 | |
CN113226482B (zh) | 凝胶状化妆品 | |
JP2000327529A (ja) | クレンジング化粧料 | |
JP2011020959A (ja) | 固形粉末化粧料及びその製造方法 | |
JP2001131054A (ja) | スクラブ剤およびその製造方法 | |
JP2710157B2 (ja) | 洗顔用スクラブ洗浄料 | |
JPH0840873A (ja) | 膨張したポリマー粒子を含有する深部洗浄組成物 | |
KR102299918B1 (ko) | 검정색 기능성 천연색소가 코팅된 검정 소금 또는 검정 설탕 및 이를 포함하는 스크럽 조성물 | |
JP4594075B2 (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP2000219618A (ja) | ゴマージュ化粧料 | |
KR102317933B1 (ko) | 검정색 기능성 천연색소가 코팅된 검정 소금 또는 검정 설탕 및 이를 포함하는 스크럽 조성물 | |
JP2770142B2 (ja) | 無機塩配合化粧料 | |
JPH09169619A (ja) | パック剤 | |
JPH0912427A (ja) | ピーリング化粧料 | |
JPH05271033A (ja) | マッサージ化粧料 | |
CN115670955A (zh) | 卸妆膏 | |
CN113368008A (zh) | 去角质化妆品组合物 | |
JP2000327530A (ja) | 皮膚洗浄料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |