JPH0698924B2 - 3軸台車の軸重釣合装置 - Google Patents

3軸台車の軸重釣合装置

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JPH0698924B2
JPH0698924B2 JP16052186A JP16052186A JPH0698924B2 JP H0698924 B2 JPH0698924 B2 JP H0698924B2 JP 16052186 A JP16052186 A JP 16052186A JP 16052186 A JP16052186 A JP 16052186A JP H0698924 B2 JPH0698924 B2 JP H0698924B2
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JP
Japan
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axle
dimension
balance
bogie frame
balance beam
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JP16052186A
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JPS6317169A (ja
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秋夫 庄司
▲禮▼治 野口
陽 関野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両用3軸台車の軸重釣合装置に係り、
軸重の釣合とともにピツチング防止に好適な釣合ばりの
機構に関する。
〔従来の技術〕
この種の従来の装置は、たとえば特開昭53−34364号公
報に記載のように釣合ばりと竪リンクの組合せによる釣
合装置で、中間軸の横動を容易にすることが目的で釣合
ばりの組合せ長さについて配慮がされていなかつた。ま
た、ピツチング防止としてたとえば実開昭54−10607号
公報に記載のような前後軸箱にピツチング防止装置の併
用が必要であつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来の技術は、釣合ばりの長さが、第4図に示すよ
うに竪リンクが垂直になるように中間の釣合ばりの水平
長がL3の寸法になつていた。そのため台車起動時点線の
ように釣合ばりが傾いた時、竪リンク接続部の水平寸法
L4がL3より大きくなり、釣合ばりと竪リンクの角度がθ
よりθが大きくなる。従つて前後の釣合ばりの力が
アンバランスとなり、3軸の軸重が変動し粘着性能を低
下させる問題があつた。
本発明の目的は、起動時の釣合ばり傾き時においても釣
合ばりの力をバランスさせ、軸重の変動をなくして粘着
性能を向上させるとともにピツチング防止装置を不要に
した3軸台車の軸重釣合装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本発明に係る3軸台車の軸
重釣合装置は、3分割の釣合ばりにより3軸の軸重をバ
ランスさせる釣合ばり機構を装備した3軸台車の軸重釣
合装置において、釣合ばり機構は、前後のそれぞれの釣
合ばりと中間の釣合ばりとをそれぞれの竪リンクを介し
て接続するそれぞれの上部ピン間の第1寸法を、それぞ
れの竪リンクとそれぞれの釣合ばりとを接続するそれぞ
れの下部ピン間の第2寸法より長くし、それぞれの竪リ
ンクをV字型に配設するとともに第2寸法を、起動時の
台車枠の傾きに応じてそれぞれの釣合ばりが傾く際に第
1寸法とほぼ等しく、かつそれぞれの竪リンクとそれぞ
れの釣合ばりとのなす角度がほぼ等しく形成され、前後
のそれぞれの軸箱に車体重量のほぼ等しい水平分力を作
用させ台車枠の上下振動を防止する摩擦力を発生させる
ものである構成とする。
〔作用〕
前,後の釣合ばりと中間の釣合ばりを接続している竪リ
ンクの角度は、前,後同一にし、起動時釣合ばりが傾い
た時、竪リンクが前,後平行状態となる。従つて前,後
釣合ばりの回転角度も同一となり力のアンバランスを生
じない。また竪リンクは、釣合ばりに対し傾斜角をもつ
て接続されているので、釣合ばりに垂直に作用する車体
支持力の水平分力が発生するので、この水平分力により
前後の軸箱は台車枠が押付られており、台車枠の上,下
動を抑制する摩擦力を発生するので、台車枠のピツチン
グを防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図により説明す
る。
釣合ばりを用いて軸重をバランスさせる3軸台車の軸重
釣合装置は、第1図及び第3図に示すように、3分割の
釣合ばり9a,9b,10により3軸の軸重をバランスさせる釣
合ばり機構を装備し、釣合ばり機構は、前後のそれぞれ
釣合ばり9a,9bと中間の釣合ばり10とをそれぞれの竪リ
ンク11a,11bを介して接続するそれぞれの上部ピン(ピ
ン)14b,15b間の第1寸法(水平長さ)L1を、それぞれ
の竪リンク11a,11bとそれぞれの釣合ばり9a,9bとを接続
するそれぞれの下部ピン(ピン)14a,15a間の第2寸法
(寸法)L2より長くし、それぞれの竪リンク11a,11bを
V字型に配設するとともに第2寸法L2を、起動時の台車
枠4の傾きθに応じてそれぞれの釣合ばり9a,9bが角
度θ2で傾く際に第1寸法L1とほぼ等しいL2′寸法
になるようにし、かつそれぞれの竪リンク11a,11bとそ
れぞれの釣合ばり9a,9bとのなす角度θ4がほぼ等
しくなるように形成され、寸後のそれぞれの軸箱7a,7c
に車体重量W1,W2のほぼ等しい水平分力W5,W6を作用させ
台車枠4の上下振動を防止する摩擦力を発生させるもの
である構成とする。駆動用電動機6a,6b,6c、と一体の動
輪5a,5b,5cの軸端に転がり軸受内蔵の軸箱7a,7b,7cが取
付けられており、この軸箱7a,7b,7cと係合する台車枠4
により等間隔に配置されている。軸箱7a,7cの下部に
は、釣合ばり9a,9bの片端がピン13a,13c、で回転容易に
係合されており、中間の軸箱7bの下部には、釣合ばり10
の中央がピン13bで回転容易に係合されている。釣合ば
り9a,9b、の片端と、釣合ばり10の両端は、竪リンク11
a,11b、がピン14a,14b,15a,15bで回転容易に接続されて
いる。釣合ばり9a,9b、上には動輪5a,5b,5c、の負担荷
重が同一になるように、長手寸法が2対1になる位置に
軸ばね12a,12bがそれぞれ配設されている。軸箱7a,7b,7
cと係合する台車枠4は上下動が容易に係合されてお
り、軸ばね12a,12bにより支持されている。台車枠4上
には、枕ばね3a,3bが配設されており、車体1を支持し
ている。車体1に固定されている中心ピン2は、台車枠
の穴8に上下動容易に係合されている。また、釣合ばり
10の水平長さL1は第2図の機構図に示すように、釣合ば
り9a,9b端間の寸法L2より長くなつており、竪リンク13
a,13bは釣合ばり9a,9b,10に対しV字状に角度をもつて
接続されている。以上の構成の3軸台車は、車体1の重
量を枕ばね3a,3b、を介して台車枠4で受け、台車枠4
から軸ばね12a,12bを介して釣合ばり9a,9b,10に作用
し、軸箱7a,7b,7cを介して、それぞれ動輪5a,5b,5cに等
しく作用する。この軸ばね12a,12bに荷重が加わると、
竪リンク13a,13bの作用により第2図に示すW3,W4の水平
分力が釣合ばり9a,9b,10に作用する。この水平分力W3,W
4、は次のようになる。
W3=W1tan W4=W2tan となり軸ばね12a,12bに作用する荷重が等しいのでW1=W
2で、W3=W4となる。従つて中間の軸箱7bに作用する水
平分力は前,後同じで軸箱7a,7cにそれぞれW3とW4が働
き台車枠4に押付けられる。この押付力により、台車枠
4が上下振動すると軸箱7a,7cと台車枠4間に摩擦力が
発生し、この摩擦力が台車枠4のピツチング振動などの
制振作用をする。また起動時の車体1を推進させる推進
力は、動輪5a,5b,5c、の推進力を軸箱7a,7b,7cを介して
台車枠4に作用し、台車枠4と係合している車体中心ピ
ン2に作用し推進させる。起動時には、推進力により台
車枠4に回転モーメントが働き、第3図に示すように台
車枠4は車体1とθの角度に傾く。この台車枠4の傾
きによつて釣合ばり9a,9bは、それぞれ角度θ2
傾く。従つて釣合ばり9a,9b、端間の寸法L2はL2′に広
がる。釣合ばり10の寸L1は、この傾いた時のL2′の寸法
に等しくする。従つて角度θとθは等しくなり、ま
た竪リンク13a,13b、は平行となり釣合ばり9a,9b、の角
度θ4、も等しくなるのでW1=W2,W5=W6で、水平
力も等しく、動輪5a,5b,5c、作用する重量に変動がな
く、動輪に作用する重量はフルに粘着力に活用できる。
以上、本発明によれば粘着性能の向上と共に、軸箱に作
用する分力により台車枠の振動を抑制する摩擦力が発生
するので、特別なピツチング防止装置を附加する必要な
く、台車の走行性能を向上させる効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、起動時の台車枠の傾きに応じて車体重
量の水平分力がほぼ等しくなるように各釣合ばりを配設
したため、各釣合ばりの荷重バランスが保たれ、動輪重
の変動が抑止されて粘着性能が向上されるとともに、前
後の軸箱に発生する摩擦力が台車枠の制振作用をなすの
で、ピツチング防止装置を不要とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の3軸動台車の側面図、第
2図は、第1図の機構を示す側面図、第3図は、第1図
の起動時の機構を示す側面図、第4図は、従来の3軸動
台車の機構を示す側面図。 1……車体、2……車体中心ピン、3a,3b……枕ばね、
4……台車枠、5a,5b,5c……動軸、6a,6b,6c……電動
機、7a,7b,7c……軸箱、8……台車枠穴、9a,9b……釣
合ばり、10……釣合ばり、11a,11b……竪リンク、12a,1
2b……軸ばね、13a,13b,13c……ピン、14a,14b……ピ
ン、15a,15b……ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3分割の釣合ばりにより3軸の軸重をバラ
    ンスさせる釣合ばり機構を装備した3軸台車の軸重釣合
    装置において、前記釣合ばり機構は、前後のそれぞれの
    釣合ばりと中間の釣合ばりとをそれぞれの竪リンクを介
    して接続するそれぞれの上部ピン間の第1寸法を、それ
    ぞれの竪リンクとそれぞれの釣合ばりとを接続するそれ
    ぞれの下部ピン間の第2寸法より長くし、それぞれの竪
    リンクをV字型に配設するとともに前記第2寸法を、起
    動時の台車枠の傾きに応じてそれぞれの釣合ばりが傾く
    際に前記第1寸法とほぼ等しく、かつそれぞれの竪リン
    クとそれぞれの釣合ばりとのなす角度がほぼ等しく形成
    され、前後のそれぞれの軸箱に車体重量のほぼ等しい水
    平分力を作用させ前記台車枠の上下振動を防止する摩擦
    力を発生させるものであることを特徴とする3軸台車の
    軸重釣合装置。
JP16052186A 1986-07-08 1986-07-08 3軸台車の軸重釣合装置 Expired - Lifetime JPH0698924B2 (ja)

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JPS6317169A JPS6317169A (ja) 1988-01-25
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