JPH0698786B2 - イオン流発生型静電記録装置の記録ヘッド駆動制御装置 - Google Patents

イオン流発生型静電記録装置の記録ヘッド駆動制御装置

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JPH0698786B2
JPH0698786B2 JP61263093A JP26309386A JPH0698786B2 JP H0698786 B2 JPH0698786 B2 JP H0698786B2 JP 61263093 A JP61263093 A JP 61263093A JP 26309386 A JP26309386 A JP 26309386A JP H0698786 B2 JPH0698786 B2 JP H0698786B2
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弘 高柳
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/385Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
    • B41J2/41Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing
    • B41J2/415Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing by passing charged particles through a hole or a slit

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は静電記録ヘッドの取付精度および長さ方向の特
性のばらつきによって生じる画像濃度むらを抑制したイ
オン流発生型静電記録装置の記録ヘッド駆動制御装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来のイオン流発生型静電記録ヘッドを備えた電子写真
複写機として、例えば、米国特許第4,155,093号明細書
に示されるものがある。この電子写真複写機は、原稿反
射光で感光体を露光する露光手段、その感光体を露光前
に帯電する帯電手段、露光によって形成された静電潜像
をトナーで現像する現像手段、トナー像を記録体に転写
する転写手段等を感光体ドラムの周囲に有しており、更
に、これらの各手段に加えて、イメージメモリ等から読
み出される画像信号に応じたイオン流を発生して感光体
に静電潜像(以下、露光に基づく静電潜像と区別するた
め、これを静電荷像と呼ぶことにする)を形成するイオ
ン流発生手段と、必要に応じて露光に基づく静電潜像を
消去する除電手段を有している。
以上の構成において、原稿台上に原稿を載置し、かつ、
この原稿内容の複写に付加する、例えば、社名、日付、
部署等の画像情報(以下、付加情報という)をコンソー
ルパネルから指示してスタートボタンをオンすると、感
光体ドラム上に露光手段に基づく静電潜像と、イオン流
発生手段に基づく静電荷像とが形成され、これを現像手
段によって現像した後転写手段によって記録体に転写
し、転写像を記録体に定着すると、記録体上に原稿内容
に応じた複写と付加情報像を有した記録が得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のイオン流発生型静電記録ヘッドを備えた
電子写真複写機によれば、感光体の運動方向と直角の方
向に伸びる静電記録ヘッド(イオン流発生手段)が感光
体との間に全長にわたり230±50μmの間隔を有して取
り付ける必要があるのに対してその取り付け精度を維持
することが難しく、例えば、感光体に対して傾斜して取
り付けられたりすると、感光体上の帯電電位にむらが生
じるという不都合がある。
また、静電記録ヘッド自体その長さ方向において特性に
ばらつきが生じるのは回避できないため、同じように帯
電電位にむらが生じる。この帯電電位のむらは画像濃度
のむらとなって記録品質を低下させる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、感光体ある
いは誘電体上の帯電電位のむらによる画像濃度のむらを
抑制するため、所定のドット数単位を有した複数の分割
群に分割され、画像信号に応じたイオン流を発生して感
光体あるいは誘電体の静電潜像形成体に記録画像に応じ
た静電潜像を形成するイオン流発生手段と、所定の電荷
密度のイオン流を発生するための駆動条件をイオン流発
生手段の分割群毎に予め測定する測定手段と、測定手段
で測定した分割群毎の前記駆動条件を記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶された駆動条件を読み出してイオン
流発生手段を分割群毎に分割駆動する制御手段を備えた
イオン流発生型静電記録装置の静電記録ヘッド駆動制御
装置を提供するものである。
以下、分割駆動モードとして次のモードを実施すること
ができる。
(イ)制御電極を複数のユニットに分割し、ドライブ電
極およびスクリーン電極は分割しない。制御電極を駆動
する駆動回路を単一にして共通化すると、制御電極は時
分割で駆動される。この場合、駆動回路の簡素化が図れ
る。一方、制御電極の分割数に等しい複数の駆動回路を
設けることもできる。この場合、分割されたユニットを
並列駆動することができるため記録速度の高速化が図れ
る。
(ロ)ドライブ電極、制御電極、およびスクリーン電極
をそれぞれ分割駆動することもできる。この場合、ドラ
イブ電極およびスクリーン電極の駆動条件も各ユニット
毎に調整することができるため、きめの細かい制御を行
うことができる。
以下、本発明のイオン流発生型静電記録装置の記録ヘッ
ド駆動制御装置を詳細に説明する。
〔実施例〕
(1) 基本システムの構成 第1図はイオン流発生型静電記録ヘッド(以下、単に書
込ヘッドという)を具備した電子複写機を示し、本体1
中に静電潜像および静電荷像を形成する感光体ベルト2
が設けられ、その周囲には、静電潜像を形成する前に感
光体ベルト2を帯電させるチャージコロトロン3と、感
光体ベルト2の静電潜像を部分的に消去する部分除電ラ
ンプ4と、感光体ベルト2にイオン流を与えて静電荷像
を形成する書込ヘッド5と、感光体ベルト2の静電潜像
および静電荷像を現像する現像機6と、感光体ベルト2
上のトナー像を記録紙へ転写する転写コロトロン7と、
感光体ベルト2からの記録紙の剥離を容易にするデタッ
クコロトロン8と、感光体ベルト2の電荷を中和するプ
レ・クリーンコロトロン9と、感光体ベルト2をクリー
ニングするクリーナ10が設けられている。感光体ベルト
2の露光領域の上方には、原稿を載置するプラテンガラ
ス11が設けられ、その下方には、ランプ12によって照射
された原稿の反射光によって感光体ベルト2を露光する
レンズ13が設けられている。本体1の片側内部には、記
録紙を供給する給紙トレイ14が設けられ、その上方に
は、両面コピー用のデュープレックストレイ15が設けら
れ、更に、その上方には、記録紙の排出を受ける排出ト
レイ16が設けられている。
給紙トレイ14と、転写領域の間に搬送通路17が、また、
転写領域の後段には、搬送通路18が設けられており、搬
送通路18は定着器19に通じている。定着器19の後段に
は、搬送通路20が設けられ、記録紙を反転してデュープ
レックストレイ15に排出するインバータ21へ通じる通路
と、排出トレイ16あるいは反転しないでデュープレック
ストレイ15へそのまま排出する通路の2つの通路に分岐
されている。本体1の外部には、デュープレックストレ
イ15の上に位置する搬送通路22から記録紙を受けるソー
タ23が設けられている。
第2図(a)、(b)は前述した書込ヘッド5を示し、
基本的には、例えば、1MHz、3KV(ピーク対ピーク)の
高周波電圧によって駆動されるドライブ電極31と、書込
信号に応じてオン(例えば、‐1200Vの直流電圧)、オ
フ(例えば、‐800Vの直流電圧)される制御電極32と、
例えば、‐1000Vの直流電圧を印加されて感光体ベルト
2に与える電荷の影響を緩和するスクリーン電極33とを
有する。各電極31、32、33の表面あるいは間隙には、絶
縁体34、35、36が設けられ、また、制御電極32はイオン
ガイド孔32aを有し、スクリーン電極33はイオン放出孔3
3aを有する。また、第2図(a)において、37はドライ
ブ電極31を駆動する高圧電源、38は制御電極32を駆動す
る高圧電源、39はスクリーン電極33を駆動する高圧電
源、40は高圧電源38を書込信号に応じて制御する制御
部、41は感光体ベルト2の表面電位を検出して制御部40
へ入力する電位センサーである。ここで、制御電極32の
イオンガイド孔32aおよびスクリーン電極33のイオン放
出孔33aは主走査方向に、例えば、240ドット/インチの
密度で形成されている。
第3図は前述した部分除電ランプ4を示し、少なくとも
先端部(アレイ状に配置された)50が透明電極となって
いる信号電極51と、この信号電極51の先端部50との間に
発光ダイオード(アレイ状に配置された)を有する共通
電極(図示せず)より構成されており、信号電極51への
選択的な電圧印加により発光ダイオードアレイを部分的
に発光させることができる。
第4図は前述した書込ヘッド5の制御電極32を書込信号
に応じて制御する制御部40を示し、電子複写機のシステ
ム制御部の制御を受けて書込ヘッド5を制御するCPU61
を有する。このCPU61には、前述した電位センサー41お
よび後述するキー信号を出力する選択キー回路62がその
入力側に接続され、その出力側には、所定のキャラクタ
ーのパターンを格納したキャラクターゼネレータ(RO
M)63と、CPU61の指定によってキャラクターゼネレータ
(ROM)63から発生したパターンに基づくイメージ信号
を一時的に記憶するメモリ(RAM)64と、メモリ(RAM)
64あるいは後述するイメージメモリ67のイメージ信号に
基づいて所定のパターン信号を発生するパターン発生器
65と、選択キー回路62の入力内容等を表示する表示器66
と、予め定められた定型の画像(文章等を含む)を記憶
しているイメージメモリ67が接続されている。このパタ
ーン発生器65は、出力する書込信号に基づいて書込ヘッ
ド5の制御電極32を制御する制御電極ドライバー68に接
続されており、そのオン、オフに基づいて高圧電源38か
ら前述した電圧を出力する。
第5図はコンソールパネル70に設けられた選択キーを示
し、選択キー回路62から所定のキー信号を出力させるも
のである。これらの選択キーは、図示より明らかな通
り、社名キー、日付キー、部署キー、No.キー、網パタ
ーンキー、(秘)キー、メモリキー、数字キー、アルフ
ァベットキー、スペース(SPACE)キー、実行(ENTER)
キー等である。
以上の構成において、その操作を説明すると、次の通り
である。
まず、プラテンガラス11上に原稿を載置し、次に、コン
ソールパネル70から所定の選択キーを操作して付加情報
をキー入力する。付加情報として、例えば、「社名1」
のキーから「富士ゼロックス(株)」を、(秘)キーか
ら(秘)マークを、日付キーから「S.61.9.8」を入力
し、実行(ENTER)キーをオンすると、キャラクターゼ
ネレータ(ROM)63から(秘)の図形パターンおよび
「S.61.9.8」の文字パターンが発生してメモリ(RAM)6
4に一時的に記憶され、かつ、イメージメモリ67に記憶
されている定型文「富士ゼロックス(株)」のアドレス
が指定される。同時に、記録紙上における付加情報の複
写領域を数字キーを使用して入力する。この入力はタブ
レット等に代えても良い。
ここで、スタートボタンを押して複写指令を行うと、感
光体ベルト2が回転し、チャージコロトロン3において
所定の帯電を受ける。一方、ランプ12が点灯してプラテ
ンガラス11上の原稿を照射すると、レンズ13を介する反
射光によって感光体ベルト2が露光され、その表面に静
電潜像が形成される。静電潜像を形成された領域が部分
除電ランプ4を通過すると、付加情報の複写領域に応じ
て信号電極51が駆動されて発光ダイオードを点灯させ、
その領域に対応した感光体ベルト2の領域を照射して除
電する。この除電された領域が書込ヘッド5を通過する
と、メモリ(RAM)64およびイメージメモリ67の所定の
アドレスの記憶内容がイメージ信号として読み出され、
パターン発生器65によって書込信号とされた後制御電極
ドライバー68によって書込ヘッド5の対応する制御電極
32に‐1200V(オン)あるいは‐800V(オフ)の直流電
圧を印加する。このとき、ドライブ電極31は前述した高
周波高電圧の印加によって、のイオンを発生してお
り、また、スクリーン電極33には‐1000Vの直流電圧が
印加されている。従って、制御電極32がオンすると、
のイオン流がイオンガイド孔32aからイオン放出孔33aを
介して感光体ベルト2へ向けて発生し、制御電極32がオ
フになると、のイオンがイオン放出孔33aから放出さ
れずに書込ヘッド5内に拘束される。その結果、制御電
極32のオンに応じた静電荷像が前述した除電領域に形成
される。このようにして、感光体ベルト2上に形成され
た静電潜像および静電荷像は現像機6によってトナーの
現像を受ける。この感光体ベルト2上のトナー像が転写
コロトロン7の転写領域へ進むにつれて給紙トレイ14の
1つから給紙された所定のサイズの記録紙が搬送通路17
を進み、レジストレーションをとられながら、転写領域
に入り、転写コロトロン7によって感光体ベルト2上の
トナー像の転写を受ける。トナー像の転写を受けた記録
紙はデタックコロトロン8によって感光体ベルト2から
剥離され、搬送通路18を経て定着器19に到達して定着処
理を受け、搬送通路20から排出トレイ16へ排出される。
第6図(a)はこのような記録を受けた記録紙71を示
し、上部に社名、(秘)マーク、日付の付加情報71aを
有し、その下方に原稿内容に応じた複写領域71bを有す
る。
第6図(b)は原稿内容に応じた手紙文の複写71cと書
込ヘッド5によって重ね書きされたチェック状の模様パ
ターン71dを有する記録紙71cを示し、第6図(c)は書
込ヘッド5をプリンタとして機能させることにより記録
された英文レター71eを有する記録紙71を示す。第6図
(a)は部分除電ランプ4によって除電した所定の領域
に付加情報を書き込んだものであるが、第6図(b)は
除電操作を全く行わずに重ね書きしたものである。
以上の説明から明らかなように、複写像と付加情報像を
1回の転写操作で転写することができ、記録速度の向上
が図れるとともに重ね書きによる2つの像の相対的位置
の変動を全く考慮する必要がない。
第7図は第1図に示した電子複写機に2つの現像機6Aお
よび6Bを設けたものである。ここで、同一の部分を同一
の引用数字で示しているので、重複する説明は省略する
が、現像機6Aは書込ヘッド5によって形成された、例え
ば、‐280Vの静電荷像を現像するものでバイアス電圧
は、例えば、‐50Vであり、現像機6Bは原稿走査に基づ
く露光によって形成された、例えば、‐700Vの静電潜像
を現像するものでバイアス電圧は、例えば、‐300Vであ
る。また、第1図では、フラッシュ型露光装置を使用し
ていたが、ここでは、ランプ12、レンズ13、および反射
ミラー等より成る移動光学系を用いていること、および
記録紙の搬送ルート等において相違しているが、ここで
は説明を省略する。尚、図中7Aはプレ・トランスファコ
ロトロンであり、4は除電ランプであり、部分除電の必
要性はない。
以上の構成において、操作を説明すると、次の通りであ
る。まず、感光体ベルト2を除電ランプ4で除電した
後、書込ヘッド5によって‐280Vの付加情報の静電荷像
を形成する。この静電荷像をバイアス電圧が‐50Vの現
像機6Aによって赤色のトナーで現像する。次に、感光体
ベルト2をチャージコロトロン3によって‐700Vに帯電
した後、ランプ12、レンズ13等を有する移動光学系によ
ってプラテンガラス11上の原稿内容に応じた静電潜像を
形成し、これをバイアス電圧が‐300Vの現像機6Bによっ
て黒色のトナーで現像する。このようにして感光体ベル
ト2上に形成された2色のトナー像はプレ・トランスフ
ァコロトロン7Aによって転写前の処理を受けた後、転写
コロトロン7によって記録紙に転写される。転送像を有
した記録紙はデタックコロトロン8によって感光体ベル
ト2から剥離され、搬送通路18を経て定着器19に到達
し、そこで定着処理を受けた後、排出トレイ16へ排出さ
れる。
以上の説明では、現像機6Aでは赤色トナーの現像を行っ
たが、黒色トナーあるいはその他のトナーで現像を行っ
ても良い。
以上の説明から明らかなように、複写機を形成する前
に、付加情報の静電荷像の形成およびその現像を行い、
かつ、付加情報像と複写機を1回の転写操作によって転
写しているため、記録速度の向上を図ることができる。
また、付加情報の静電荷像と複写用静電潜像をその電位
に応じたバイアス電圧で現像するため、同一の濃度で現
像することができる。
(2) 感光体ベルトの平面精度の維持 第8図は書込ヘッド5によって感光体ベルト2に静電荷
像を形成する部分を拡大して示すものであり、ベルト送
りローラ83の回転によって反時計方向に無端移動する感
光体ベルト2を書込ヘッド5が位置する領域においてそ
の背面より幅方向にわたって伸びたプレート80によって
支持した構成になっている。図中、4は部分除電ランプ
であり、6は現像機である。
以上の構成のように、感光体ベルト2を背面よりプレー
ト80によって押圧しているため、感光体ベルト2の張力
によって、感光体ベルト2がプレート80に圧接し、それ
によって書込ヘッド5と感光体ベルト2の像形成表面と
の距離を高い精度で一定に保持する。同時に、感光体ベ
ルト2のしわ等の発生を防止する。従って、画像のにじ
み、ぼけ、濃度むらを生じない静電荷像を形成すること
ができる。
第9図は第8図のプレート80を保持するユニットを示
し、サイドプレート81にプレート80が固定されており、
かつ、感光体ベルトを無端移動させる送りローラ82、8
3、84、85が回転的に支持されている。
このように、プレート80と送りローラ82〜85をサイドプ
レート81に支持してユニット化することによって構成の
簡素化、および組立の作業性を向上することができる。
第10図(a)はプレート80の表面を曲面にしたもので、
感光体ベルト2との接触抵抗を小にして移動特性を改善
し、又、第10図(b)は表面に曲面を有するプレート80
をスプリング87を介してホルダー86に支持したもので、
感光体ベルト2に張力変動が生じてもそれを吸収して局
部的なたるみ等が生じるのを防止することができる。
(3) 書込ヘッドとプリント基板の接続 第11図(a)、(b)、(c)は書込ヘッド5(第2図
(a))に電源回路、駆動回路等を含んだプリント基板
90を接続する接続部を示すものである。第11図(a)に
おいて、プリント基板(マザーボード)90に後述するカ
ードエッヂコネクター91が電気的に接続されて固定され
ており、これに対向してサポート部材93に固定されたサ
ポート板94が位置している。サポート部材93は書込ヘッ
ド5のスクリーン電極33(第2図(a))のイオン放出
面側に固定されており、アルミ基材95の両側に直立して
位置するサポート板94に接着して設けられたフレキシブ
ル印刷回路板96を支持している。フレキシブル印刷回路
板96はポリイミド等の可撓性フィルム上に電極パターン
97を印刷したものであり、これを接着して支持するサポ
ート板94は厚さ約1.6mmのガラス布エポキシ積層板より
成るものでサポート部材93に接着あるいはねじ止めで固
定されている。電極パターン97は、例えば、書込ヘッド
5のドライブ電極31(第2図(a))用に16パターン、
制御電極32(第2図(a))に128パターン、スクリー
ン電極33用に1パターンの合計145パターンより成る。
第11図(b)はプリント基板90に電気的に接続されたピ
ン先端部98aと電極パターン97と圧接する接触部98bを有
したピン98を、例えば、前述の145本だけ備えたカード
エッヂコネクター91を示し、第11図(a)の姿勢を倒立
させた形状で図示されている。図示より明らかな通り、
カードエッヂコネクター91はフレキシブル印刷回路板96
を有したサポート板94の挿入を受けて嵌合する開口部99
を有する。尚、第11図(c)はサポート部材93、サポー
ト板94、および電極パターン97を有したフレキシブル印
刷回路96の断面を示したものであるが、図示より明らか
なので説明を省略する。
以上の説明から明らかな通り、電極接続部をイオン放出
面に対して90゜背向方向に設けたので、省スペースがで
き、また、汎用のカードエッヂコネクターでマザーボー
ドを接続したので安価かつ長寿命が期待できる。
第12図(a)、(b)より第16図(a)〜(e)は書込
ヘッド5と電源回路、駆動回路等との他の接続構成を示
す。第12図(a)、(b)において、ヘッド取付ケース
100は下部にヘッド取付用開口101aおよび挿入スリット1
01bを有し、内部にコネクターハウジング102を上下させ
る案内部材103を有し、側面にヘッド着脱レバー104を操
作するスリット105を形成されている。コネクターハウ
ジング102は後述する接続ピンと接続されるピンを内部
に有したコネクター部102aを有し、かつ、後述する係合
によって着脱レバー104と運動する。第13図(a)、
(b)は、上部に接続ピン106を有した書込ヘッド5を
示し、ケース100の挿入スリット101bに挿入される取付
板107を有する。第14図(a)、(b)はヘッド取付ケ
ース100に書込ヘッド5を取り付けた状態を示し、取付
板107の両端の挿入スリット101bに挿入し、書込ヘッド
5を開口101aに位置させて着脱レバー104を反時計方向
に回すと、これと連動するコネクターハウジング102が
下降してコネクター部102aが接続ピン106と接続する。
第15図(a)、(b)より第16図(a)〜(e)は以上
述べた接続部を構成する部品を示す。ここで、同一の部
品は同一の引用数字で示したので重複する説明は省略す
るが、コネクターハウジング102が案内部材103と係合す
る係合部108を有し、着脱レバー104の突起111と係合し
て連動する係合スリット110を形成され、コネクター部1
02aと接続ピン106の接続を外部に引き出すワイヤーハー
ネス109が設けられている構成が新たに図示されてい
る。
以上の説明から明らかな通り、書込ヘッドに接続ピンを
有した基板を設けて接続ピンにコネクター部を接続する
ようにしたため、書込ヘッドの着脱が簡単にできる。ま
た、その交換を複写機の正面から行うことができる。当
然、コストダウンが図れ、かつ、接続の信頼性を向上さ
せることができる。
第17図(a)、(b)は書込ヘッド5(第2図(a))
と制御基板90の接続部の第3の構成例を示す。書込ヘッ
ド5のスクリーン電極33(第2図(a))に固定された
サポート部材93(第11図(a))に電極パターン97が形
成されたガラスエポキシの下部回路基板120が固定され
ている。
回路基板120上にはアルミ基板95が設けられ、その両側
に位置する電極パターン97にはスルーホール97aが形成
されている。下部回路基板120の上方には、スルーホー
ル97aに挿入されるピン121を有し、かつ、このピン121
と接続されたピン122を有するカードエッヂコネクター1
23を固定されたガラスエポキシの上部回路基板124が位
置している。カードエッジコネクター123は開口部125を
有し、その上方には電極パターン126を有した制御基板9
0が位置している。ピン121は上部回路基板124に半田付
けされるピン127と、スルーホール97aに挿入される先端
接触部128を下方に不勢するスプリング129を有する。
以上の構成において、カードエッヂコネクター123の開
口部125に制御基板90を挿入し、上部回路基板124のピン
121を下部回路基板120のスルーホール97aに挿入すると
所定の電気接続が実現する。
以上の説明から明らかな通り、書込ヘッド基板(下部回
路基板)の電源パターンにスルーホールを設け、このス
ルーホールに弾性的に下方へ不勢された先端接触部を有
するピンを挿入するようにしたため、書込ヘッド基板上
の電極パターンの剥離や陥没変形が生じなく、適確な電
気接続が得られる。
(4) 短尺書込ヘッド 第18図は短尺、例えば、感光体ベルト2の幅方向におい
て100mm以下の長さの書込ヘッド5を有した電子写真複
写機を示す。その他の構成は第1図と同一につき説明を
省略する。
以上の構成において、記録紙の端から100mm以内の所定
の領域に社名、日付等の所定の付加情報を記録すること
ができる。このとき、部分除電ランプ4によってその領
域の静電潜像を削除しても良いが、部分除電ランプ4を
作動させずに、静電潜像の上に書込ヘッド5による静電
荷像を重ね書きするようにしても良い。書込ヘッドの短
尺化は駆動回路を小型化、簡素化し、コストダウンを図
ることができる。
第19図は短尺、例えば、100mm以下の書込ヘッドを有し
た他の電子写真複写機を示し、構成は第7図のものと対
応するものである。第7図の電子写真複写機との比較に
おいて、感光体ベルトに代えて感光体ドラム2が用いら
れること、およびチャージコロトロン3の前段に除電ラ
ンプ4Aが用いられている構成において相違するが、他の
構成は同一につき説明を省略する。
第20図(a)、(b)は短尺の書込ヘッド5を感光体ベ
ルト2(あるいはドラム)の幅方向に移動させるもの
で、レール130に書込ヘッド5が吊架されており、か
つ、その片側に感光体ベルト2の幅に等しい長さの部分
除電ランプ4が固定されている。書込ヘッド5はベルト
131に固定されており、ベルト131は駆動ロール132とア
イドラロール133に掛け渡されている。
第21図は書込ヘッド5の移動を制御する制御回路を示
し、例えば、第5図に示したコンソールの数字キー等に
よって付加情報の書込領域(アドレス)を入力する位置
入力回路140と、記録紙のサイズを指定するボタンある
いはサイズセンサ等の信号によって記録紙サイズ信号を
出力する記録紙サイズ検出回路141と、書込領域と記録
紙サイズに基づいて書込ヘッド5の移動量、および部分
除電ランプ4の点灯領域、点灯タイミングを演算するCP
U142と、書込ヘッド5の移動量に基づいた駆動信号を出
力してパルスモータ144を駆動する駆動回路143と、部分
除電ランプ4の点灯領域および点灯タイミングに基づい
て部分除電ランプ4を駆動するランプ駆動回路145を有
する。
以上の構成において、その操作を説明すると、次の通り
である。まず、オペレータが付加情報の内容、記録紙の
サイズ、付加情報の記録領域を指定すると、付加情報に
よる書込ヘッド5の静電荷形成の制御は第4図の制御回
路によって行われ、かつ、記録紙のサイズおよび記録領
域に基づく演算はCPU142によって行われる。原稿内容に
基づく静電潜像を有した感光体ベルト2が部分除電ラン
プ4を通過するとき、CPU142は付加情報に応じた所定の
幅にわたって発光ダイオードアレイを点灯させ、かつ、
所定の時限にわたってそれを継続する。このようにして
所定の領域が削除された静電潜像を有した感光体ベルト
2が書込ヘッド5を通過する前に、CPU142は駆動回路14
3を介してパルスモータ144を駆動し、駆動ロール132の
回転によてベルト131に固定された書込ヘッド5を所定
の位置に移動させている。このとき感光体ベルト2の付
加情報の書込領域が通過すると、付加情報の内容に応じ
てイオン流を発生させ、感光体ベルト2の除電領域に付
加情報の静電荷像を形成する。以降、書込ヘッド5はホ
ームポジションへ戻り、かつ、静電荷像現像および転
写、さらには定着によって記録紙に所定の記録が行われ
る。
以上の説明から明らかな通り、短尺の書込ヘッドを用い
ながら、記録紙のサイズに関係なく記録紙の任意の位置
に付加情報を記録することができる。
第22図は第20図(a)、(b)に示した短尺の書込ヘッ
ド5をプリンタとして使用するための制御回路を示し、
第21図に示した制御回路からランプ駆動回路145が削除
され、一方、画像情報の幅(主走査方向の長さ)の信号
を発生する情報幅発生回路146と、感光体ベルト2の位
置情報を発生する位置情報発生回路147が付加されてい
る。
以上の構成において、その操作を説明すると次の通りで
ある。
CPU142は記録紙サイズ検出回路141のサイズ信号に基づ
いて感光体ベルト2上の記録紙に対応する領域150を判
断する。同時に、情報幅発生回路146の画像情報の幅の
信号に基づいて書込ヘッド5の位置を決定する。この結
果、駆動回路143を介してパルスモータ144を駆動し、駆
動ロール132の回転によってベルト131に固定された書込
ヘッド5を第1回の書込領域151に対応する位置へ移動
させる。この後、書込ヘッド5の制御電極32(図示せ
ず)を画像情報に応じてオン、オフして書込領域151に
静電荷像を形成する。この状態を第23図(a)に示す。
次に、書込ヘッド5は第1回の静電荷像形成領域151Aか
ら次の書込領域152へ移動させられる。この後、位置情
報発生回路147が感光体ベルト2の一周を検出すると、
書込領域152への画像情報の記録が行われる。この状態
を第2図(b)に示す。
以上の説明から明らかな通り、短尺の書込ヘッドをプリ
ンタとして使用できるようにしたため、コストアップを
抑えながら汎用性を高めることができる。尚、この場
合、イオン流発生の書込ヘッドを使用したが、感光体ベ
ルトを予め帯電させておき、発光ダイオードアレイある
いは液晶の短尺の書込ヘッドを画像情報に応じて駆動す
ることにより静電潜像を形成するようにすることもでき
る。
(5) 付加情報形成のためのプログラム制御 (5.1)現像用バイアス電圧の制御 第1図の電子写真複写機において第24図のフローチャー
トに基づいて説明する。まず、感光体ベルト2はチャー
ジコロトロン3によって帯電され、プラテンガラス11上
の原稿の反射光によって露光される。露光によって感光
体ベルト2上に形成された静電潜像は‐700Vの電位を有
し、‐300Vに制御されたバイアス電圧を有する現像機6
によって現像される。このようにして現像されたトナー
像は転写コロトロン7によって搬送通路17より送られて
くる記録紙に転写され、搬送通路18より定着器19に入っ
て定着される。定着された記録紙は搬送通路20よりイン
バータ21に入り、そこからデュープレックストレイ15に
収容される。この操作の前に付加情報を記録する指令が
入力されているため、クリーナ10によってクリーニング
された感光体ベルト2は帯電を受けることなくチャージ
コロトロン3を通過し、像形成領域が書込ヘッド5の位
置に来ると書込ヘッド5が付加情報に応じて駆動されて
感光体ベルト2上に静電荷像を形成する。この静電荷像
は‐280Vの電位を有しているため、現像機6は‐50Vに
制御されたバイアス電圧に基づいて静電荷像を現像す
る。このトナー像が転写コロトロン7に到達するタイミ
ングに合わせてデュープレックストレイ15から記録紙が
給紙され、搬送通路7を経てレジストレーションをとら
れた後転写コロトロン7で転写される。トナー像の転写
を受けた記録紙は搬送通路18を経て定着器19に入り、搬
送通路20より排出トレイ16へ排出される。
以上の説明から明らかな通り、イオン書き込みによる静
電荷像の電位が、単位時間当りの電荷量がチャージコロ
トロン3のそれより小さいために複写機の静電荷像の電
位より低くても、現像機6のバイアス電圧を所定の値に
制御することによって同一の濃度で現像することができ
る。感光体ベルト2の回転速度の増加に応じてこの傾向
が大になるが、バイアス電圧を制御することによってこ
れに対応することができる。従って、記録速度の高速書
を図ることができる。
(5.2)付加情報形成領域の黒画像消去の制御 第1図の電子写真複写機の部分除電ランプ4(第3図)
の点灯制御回路を第25図に示す。この点灯制御回路はペ
ージ、日付等の付加情報が記録される領域信号を発生す
る領域信号発生回路160と、付加情報が原稿情報より優
先するとき優先信号を出力する優先信号発生回路161
と、記録紙のサイズ信号を発生するサイズ信号発生回路
162と、記録紙の搬送タイミング信号を発生するタイミ
ング信号発生回路163と、領域信号と優先信号を入力と
するゲート回路164と、サイズ信号、搬送タイミング信
号およびゲート回路164の出力信号を入力とするゲート
回路165を有する。ゲート回路165はCPUを中心とする制
御部166に接続され、制御部166はデコーダドライバー16
7に接続されている。デコーダドライバー167は発光ダイ
オードアレイ168の分割された各群に電源電圧Vccを印加
するトランジスタ169と、各群間の対応するトランジス
タを同時にアースするトランジスタ170に接続されてい
る。
以上の構成において、第26図のフローチャートに基づい
て操作を説明すると、次の通りである。オペレータがコ
ンソールパネルから付加情報の内容、領域指定、付加情
報の優先指定、記録紙のサイズ選択等を行うと、ゲート
164およびゲート165を介して制御部166に入力する。制
御部166はこれらの情報を所定のプログラムによって処
理し、その結果を内部のRAMに一時的に記憶する。帯電
を受けた感光体ベルト2上に原稿走査に基づく静電潜像
が形成された後、その領域が部分除電ランプ4を通過す
るとき、制御部166はRAMの記憶内容に基づいて付加情報
像が形成される領域を除電する制御信号を出力する。デ
コーダドライバー167がこの制御信号を入力すると、そ
れを復号して対応するトランジスタ169、170をオンし、
付加情報が形成される領域に対応する位置の発光ダイオ
ード168を点灯する。この点灯によって対応する領域に
黒画像となる静電潜像が形成されているとそれを消去す
る。その後、その領域が書込ヘッド5を通過するとき、
付加情報に応じた静電荷像が形成される。
以上の説明では、部分除電ランプ4によって付加情報が
形成される領域の除電を行ったが、画像情報領域以外の
余白部の除電、シリアルに形成される複数の画像間の除
電等も行うことができる、当然、部分除電ランプ4に代
えて前記除電のために設けられている消去ランプを使用
しても良い。
(5.3)感光体ベルトの電荷消去モードの制御 第27図はこの制御のフローチャートであり、第2図
(a)に示した書込ヘッド5において、イオン流による
付加情報の書き込みを行わないとき、書込ヘッド5を感
光体ベルト2の電荷消去手段として活用する制御であ
る。制御部40がこの制御指令を受けると、制御電極32に
+200Vの直流電圧を印加し、スクリーン電極33にOVを印
加する。これによってドライブ電極31によって発生した
、のイオンはイオン放出孔33aから感光体ベルト2
へ達し、感光体ベルト2の電荷を中和して電荷消去を行
う。この場合、制御電極32には、+200Vの直流電圧が印
加されているので、若干正に偏寄したACイオンを放出す
ることができ、負に帯電した感光体ベルト2を効果的に
中和することができる。
以上の説明から明らかな通り、イオン流の書込ヘッド5
を電荷消去手段として使用できるため、イレーズランプ
が不要となってコストダウンを図ることができる。ま
た、必要に応じてイレーズランプをこの書込ヘッド5に
よって置換できるようなオプションをユーザに与える
と、更に汎用性を向上することができる。
(5.4)現像濃度むらを抑制する制御 (5.4.1)第28図(a)は書込ヘッド5の特性のばらつ
き、あるいはコロトロンの取付精度のばらつき(例え
ば、感光体ベルト2に対する傾き)による濃度むらを抑
制する制御回路を示し、送りロール83によって支持され
る感光体ベルト2の所定の間隙を有して書込ヘッド5が
設けられており、その反対側に発光ダイオードアレイ18
0が設けられている。
感光体ベルト2は片側にアース用の導電性領域182を有
しており、この導電性領域182にアース用スリーブ183が
接触している。アース用スリーブ183はスイッチ184、18
5に接触され、スイッチ184はアースとの間で開閉を行
い、スイッチ185はオンによって抵抗R(例えば、10M
Ω)を介してアースされる。抵抗Rの端子電圧を検出す
るための電圧検出回路181が接続されており、電圧検出
回路181の検出値はディジタル変換後、制御部40のCPUに
入力する。制御部40はこのCPUと、プログラム用ROM、デ
ータ等を一時的に記憶するRAM、および後述する設定電
圧を記憶する不揮発性RAMを有し、この制御部40はドラ
イブ電極31(第2図(a)、(b))、制御電極32(第
2図(a)、(b))およびスクリーン電極33(第2図
(a)、(b))に前述の設定電圧を加える電源37、3
8、39と接続されており、制御電極電源38は分割駆動回
路186を介して、例えば、12分割された各制御電極32
(第2図)へ前述の設定電圧を印加する。書込ヘッド5
は、例えば、A4サイズ用の長さで240SPI、2796ドットの
ものが使用されており、12分割によって各分割ユニット
に233ドットが割り当られている。以下の説明では、制
御電極32だけを12分割して分割駆動の制御を行うが、通
常6本平行に並べられてるドライブ電極31(第2図
(b))および単一のスクリーン電極33も12分割して分
割駆動するようにしても良い。
以上の構成において、発光ダイオードアレイ180を点灯
して感光体ベルト2を導電性にした状態で、ドライブ電
極31へVD=3KV(1MHz)、スクリーン電極33へVS=‐100
0V(DC)を印加し、制御電極電源38から分割駆動回路18
6を介して制御電極32の各分割ユニット1、2…………
…12の12群へ順に負の直流電圧を印加する。各分割ユニ
ットにおいて電圧検出回路181の出力に基づいて抵抗R
に流れる電流が10μA(抵抗Rの端子電圧1V)になるよ
うに制御電極電圧を‐1000Vから‐1500Vの範囲で制御
し、その電圧を以降の操作における設定電圧として不揮
発性RAMに記憶する。第28図(b)は不揮発性RAMに記憶
された設定電圧を示す。
この操作は工場出荷時あるいはサービスモード時に行わ
れ、通常の複写操作では、スイッチ184をオン、スイッ
チ185をオフにし、不揮発性RAMに記憶された設定電圧に
基づいて書込ヘッド5を制御する。尚、以上の説明で
は、制御電極電圧だけを制御したが、ドライブ電極電圧
あるいはスクリーン電極電圧を制御するようにしも良
い。
以上の説明から明らかなように、書込ヘッド全体でイオ
ン流が一定となるように駆動電圧を分割制御するように
したため、書込ヘッドの取付精度がばらついたとしても
帯電むらによる現像濃度のむらが解消され、また、書込
ヘッドの長さ方向の特性のばらつきによる現像濃度のむ
らが解消される。
第28図(a)の制御システムは、温度、湿度の変化、書
込ヘッド5の経年劣化による電荷密度の変動を抑制する
ために使用されても良い。この場合は書込ヘッド5を分
割駆動する必要はない。ここで抵抗Rを1KΩにし、電圧
検出回路181の出力が10V(電流値は1mA)になるように
制御電圧32の電圧を制御する。この電圧制御は‐600V〜
‐1500Vの範囲で50Vのステップ制御とし、検出電圧が10
V±5%の値になれば良い。
(5.4.2)第29図は温度、湿度の変化、感材の劣化、書
込ヘッドの劣化等によって静電荷像の表面電位が変動す
るのを抑えるものであり、像形成領域2Aを有する感光体
ベルト2の片側に幅20mmの表面電位測定領域2Bを設けて
いる。この感光体ベルト2は送りロール83に支持されて
おり、表面電位測定領域2Bに対向して電位センサー190
が設けられている。書込ヘッド5はA4横サイズの印字が
できるように340mmの長さを有し、表面電位測定領域2B
に対応する部分は記録情報に関係なくイオン流を発生す
るようになっている。電位センサ190は制御部40に接続
され、制御部40は書込ヘッド5の電源回路191および現
像機6のバイアス電圧を制御する構成を有する。
以上の構成において、書込ヘッド5による付加情報の静
電荷像の形成が開始されると、あるいはそれに先立って
表面電位測定領域2Bが帯電し、電位センサ190がその帯
電電位を測定する。制御部40は電位センサ190の出力と
予め内部に有する基準値を比較し、その偏差に基づいて
電源回路191を制御して書込ヘッド5の電極(ドライ
ブ,制御、スクリーンの各電極、あるいは何れか1つあ
るいは2つ)に加える電圧を制御する。それに加えて、
あるいはそれに代えて現像機6のバイアス電圧を制御す
る。
(5.4.3)第30図は書込ヘッド5の劣化による交換表
示、および書込ヘッド5による書き込み操作の停止を行
うもので、送りロール83に支持された感光体ベルト2に
形成された書込ヘッド5による静電荷像の表面電位を測
定する電位センサ190が設けられており、電位センサ190
は第1のレベルE1と比較するコンパレータ200と、第2
のレベルE2と比較するコンパレータ201に接続されてい
る(E1>E2)。コンパレータ200、201は制御部40に接続
され、制御部40はポート202、203を介して交換表示用ダ
イオード204、あるいは操作停止表示用ダイオード205に
接続されている。
以上の構成において、書込ヘッド5によって感光体ベル
ト2に付加情報の静電荷像が形成されると、電位センサ
190はその表面電位を検出する。正常の場合は、電位セ
ンサ190の出力Eが、E>E1、E>E2であるため、制御
部40は発光ダイオード204、205を点灯せず、かつ、停止
信号も出力しない。一方、書込ヘッド5の劣化により表
面電位が低下して、E<E1、E>E2になると、ポート20
2より劣化信号を出力してトランジスタをオンすること
により発光ダイオード204を点灯し、オペレータに書込
ヘッド5の交換を促す。書込ヘッド5の交換表示にもか
かわらず、交換が行われずにそのまま使用が継続する
と、表面電位が更に低下してE<E1、E<E2になると、
制御部40は発光ダイオード204、205の両者を点灯すると
ともに停止信号によって書込ヘッドの動作を停止させ
る。
以上の説明から明らかなように、書込ヘッド5の劣化を
表示するため画質劣化が生じる前に書込ヘッド5を交換
することができ、また、交換されないときは動作を停止
するため、画質の悪い記録が行われるのを防ぐことがで
きる。
(5.4.4)第31図(a)は感光体ベルト2上にg=230μ
mのギャップをおいて書込ヘッド5を設けたものであ
り,書込ヘッド5は1MΩの抵抗Rを介してアースされた
対向電極(例えば、0.3mmの銅板)210を有している。抵
抗Rの端子電圧は電圧検出回路181によって検出される
ようになっており、それより後段の構成は第29図に等し
い。第31図(b)は対向電極210が位置する部分の書込
ヘッド5の構成を示し、ドライブ電極310、制御電極32
0、スクリーン電極330、および絶縁体340、350、360を
有する構成においては、第2図(a)の構成と対応す
る。第31図(c)は書込ヘッド5を示し、境界線Aより
左側の部分は前述した対向電極210に向けてイオン流を
発生する部分であり、その右側の部分は感光体ベルト2
に向けてイオン流を発生する像形成用の部分である。こ
こで、制御電極320は2.5×2.5cmのサイズを有し、多数
のイオン放出孔を設けることにより対向電極210に向け
てイオンを大量に放出するように構成されている。
以上の構成において、書込ヘッド5が駆動されると、感
光体ベルト2に付加情報に応じた静電荷像が形成される
とともに対向電極210から抵抗Rを介してイオン流に応
じた電流が流れる。制御部40は電圧検出回路181の検出
電圧値が1V(電流値は1μA)になるように電源回路19
1を制御して書込ヘッド5の電極電圧を適切な値にす
る。同時に、現像機6のバイアス電圧を制御しても良
い。
ここで、書込ヘッド5は感光体ベルト2との間隔を230
μm±50μmの高い精度で取り付けられるが、対向電極
210は感光体ベルト2の外側に設けられているので取り
付けが容易である。
以上の説明から明らかなように、電荷密度を直接測定し
て書込ヘッドの駆動電圧を設定するため、温度、湿度の
変化、ヘッドの劣化等とに左右されず、濃度の一定した
画像形成を行うことができる。
6.書込ヘッドの電荷密度を安定化する制御 (6.1)温度センサ 第32図(a)は送りロール83に支持された感光体ベルト
2上に付加情報の静電荷像を形成する書込ヘッド5が設
けられており、書込ヘッド5の両側にヒータ220が設け
られている。ヒータ220には温度センサ(サーミスタ)2
30が取り付けられており、また、ヒータ220に近接して
感光体ベルト2の温度を検知する温度センサ(サーミス
タ)240が設けられている。温度センサ230、240は抵抗
/電圧変換を行うR/V変換器231、232に接続され、R/V変
換器231、232の出力は制御部40に入力するようになって
いる。制御部40はR/V変換器231、232の出力を演算処理
するものであり、その出力側には、ポート233を介して
スイッチングトランジスタ223が接続されている。スイ
ッチングトランジスタ223はエミッタがアースされ、コ
レクタはヒータ220(書込ヘッド5に取り付けられてい
るもの)に接続されており、ヒータ220は温度ヒューズ2
21を介して電源Vcに接続されている。第32図(b)はサ
ーミスタによる接触型温度センサを示し、ヒータ220の
上部に設けられているものであり、ブラケット250にモ
ールド固定されたクロロプレンゴム253で弾性的に圧縮
されることにより温度センサ230がポリイミドテープ252
を介してヒータ220に密接するようになっている。尚、2
51は温度センサ230の信号用リード線である。
以上の構成において、制御部40よりポート233を介して
トランジスタ223に「1」の信号が出力されると、トラ
ンジスタ223はオンしてヒータ220が作動する。このヒー
タ220の作動によって書込ヘッド5が加熱され、イオン
流発生雰囲気の除湿を行って電荷密度の減少を抑える。
ここで、制御部40は温度センサ230、240から書込ヘッド
5および感光体ベルト2の温度をR/V変換器231、232を
介して入力する。このとき、感光体ベルト2の温度が、
例えば、40℃を越すと、トランジスタ223をオフにして
ヒータ220の作動を停止させる。これによって感光体ベ
ルト2が結晶化によって光導電性を失うのを防止する。
光導電性は一般に40〜60℃で失われる恐れがある。一
方、感光体ベルト2の温度が所定の値以下であれば、書
込ヘッド5の温度に基づいてヒータ220を適当にオン、
オフしてその温度を所定の範囲に制御する。
第33図は制御部40をハード的な回路構成によって置換し
たもので、ヒータ220の温度が低いと、温度センサ230の
抵抗値が大になって差動増幅器DA1の出力が大になる。
差動増幅器DA1は,ツェナーダイオードZDとコンデンサ
Cの並列回路より基準電圧を負の端子に入力している。
その出力が大になるとダイオード群D1がオンしてトラン
ジスタ223をオンしてヒータ220を差動させる。ヒータ22
0の差動によって感光体ベルト2の温度が上昇すると、
温度センサ240の抵抗値が小になって差動増幅器DA2の出
力が小になる。その基準電圧は前述した基準電圧と等し
い。差動増幅器DA2の出力が小になると、差動増幅器DA1
の出力との差が大になってダイオードD2がオンするた
め、ダイオード群D1がオフになってトランジスタ223が
オフになり、ヒータ220の作動は停止する。
(6.2)湿度センサ 第34図(a)は第2図(a)に示した書込ヘッド5のス
クリーン電極33に湿度センサ255を取り付けたものであ
る。湿度センサ255は、例えば、第34図(b)、(c)
に示すように、アルミナ基板256上に一対の櫛歯状の金
電極257をスクリーン印刷した後、感湿材料であるスチ
レンスルホン酸塩に架橋剤を添加した溶液をアルミナ基
板256上に塗布し、これに紫外線を照射して架橋、重合
を行って感湿膜258を形成する。感湿膜258の上には保護
膜259を設けたもので、湿度が上昇すと、例えば、電気
抵抗が小になる型のものである。尚、257aは端子リード
である。
第35図はこの湿度センサ255を使用した制御回路を示
し、湿度検出回路X、出力制御回路Y、および高圧発振
回路Zより構成され、例えば、書込ヘッド5のドライブ
電極31の電圧を制御する。いま、湿度が大になって湿度
センサ255の抵抗値が小になると、ツェナーダイオードZ
D1によって制御される基準電圧を正の端子に入力してい
る差動増幅器DA3の出力が大になる。この出力が大にな
ると、差動増幅器DA4の出力が大になってトランジスタT
R1のエミッタ出力が大になり、トランスTの1次側電圧
が大になって書込ヘッド5のドライブ電極31に加えられ
る高周波電圧のレベルを大にする。尚、トランジスタTR
2、コンデンサC1、C2、C3、C4、インダクタンスL等は
高周波発振回路を構成している。
(6.3)発熱体 第36図(a)、(b)は、例えば、第2図(a)に示し
た書込ヘッド5に発熱体パターン261を形成したもので
ある。この発熱体パターン261はスクリーン電極33上に
設けられたアルミナ(Al2O3)の絶縁層260上に形成され
ている。前述したように、書込ヘッド5と感光体ベルト
2の間隙は230μm±5μm程度の高い精度に維持され
ているため、発熱層(抵抗層)261と絶縁層260の合計厚
さは200μm以下が望ましい。絶縁層260は、アルミナ、
セラミックの他に、SiO2、PbOを主成分としたガラスグ
レーズ等が適当であり、発熱層261は、Pd-O-Ag系の他、
Ag-Pd系、Au-Pt系等の通常の厚膜プロセスで使用される
絶縁/抵抗材料が使用できる。尚、発熱層261はパター
ン化せずに全面に形成した面抵抗としも良い。この場
合、その面にイオン放出孔を形成しなければならない。
以上の説明から明らかなように、書込ヘッド5と感光体
ベルト2の間の狭い間隙部だけを加熱するため、低電力
化が可能であり、かつ、ウォームアップ期間を短縮する
ことができる。
(6.4)吸湿剤 第37図(a)、(b)は送りローラ83によって支持され
た感光体ベルト2に書込ヘッド5によって静電荷像を形
成するとき、その雰囲気をケース271で包囲し、ケース2
71の中にシリカゲル等の乾燥剤274を封入してその内部
を除湿するようにしたものである。273は乾燥剤274を固
定する金属板であり、呼吸用の穴が設けられており、ま
た、ケース271と感光体ベルト2の間にはスポンジ272を
置いてケース271の内部の除湿効果を高めている。穴あ
き金属板273は網等に置換しても良い。尚、4は部分除
電ランプである。
第38図は感光体ベルト2を感光体ドラム2に置換したも
ので同一の部分は同一の引用数字で示したもので重複す
る説明は省略する。
以上の説明から明らかな通り、簡単な構造によってイオ
ン流発生雰囲気を除湿することができるため、コストア
ップを招かずに所定の電荷密度のイオンを生成すること
ができる。また、書込ヘッド5の汚れを防止することも
できる。
(6.5)乾燥空気の送風 第39図(a)、(b)はイオン流発生雰囲気に乾燥空気
を強制送風するもので、送りローラ83に支持された感光
体ベルト2に対向して部分除電ランプ4および書込ヘッ
ド5が設けられており、書込ヘッド5を囲むようにエア
ーダクト284が位置させられ、エアーダクト284の先端に
カバー281に支持された除湿フィルター282および送風フ
ァン283が設けられている。第40図(a)、(b)は除
湿フィルタ282を示し、両側にスポンジあるいは網290を
配置し、その間にケース291によって保持されたシリカ
ゲル等の乾燥剤274が収容されている。乾燥剤274は複数
の分割され、その間にギャップ292が形成されている。
以上の構成において、書込ヘッド5が付加情報の書込操
作を開始すると、送風ファン283が駆動し、除湿フィル
タ282を通過した空気を書込ヘッド5の周囲へ送風す
る。そのため、書込ヘッド5のイオン発生雰囲気は除湿
され、安定したイオンの発生が得られる。
(6.6)イオン放出孔の改良 第41図は書込ヘッド5を示し、ドライブ電極31と、イオ
ンガイド孔32aを有した制御電極32と、イオン放出孔33a
を有したスクリーン電極33より構成され、イオンガイド
孔32aおよびイオン放出孔33aはプロセス方向(副走査方
向)を長くした長円の形状を有している。
以上のように、イオン放出孔をプロセス方向において長
くしたため、ドライブ電圧を上げることなく記録の高速
化を図ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明のイオン流発生型静電記録装
置の記録ヘッド駆動制御装置によると、所定のドット数
単位を有した複数の分割群に分割され、画像信号に応じ
たイオン流を発生して感光体あるいは誘電体の静電潜像
形成体に記録画像に応じた静電潜像を形成するイオン流
発生手段と、所定の電荷密度のイオン流を発生するため
の駆動条件をイオン流発生手段の分割群毎に予め測定す
る測定手段と、測定手段で測定した分割群毎の前記駆動
条件を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された駆動
条件を読み出してイオン流発生手段を分割群毎に分割駆
動する制御手段を備えているため、感光体あるいは誘電
体上の帯電電位のむらによる画像濃度のむらを抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はイオン流発生型静電記録ヘッドを備えた電子写
真複写機を示す説明図、第2図(a)、(b)はイオン
流発生型静電記録ヘッドを示す説明図、第3図は部分除
電ランプを示す説明図、第4図は制御システムを示すブ
ロック図、第5図はコンソールパネルを示す説明図、第
6図(a)、(b)、(c)は記録体上の記録を示す説
明図、第7図は他のイオン流発生型静電記録ヘッドを備
えた電子写真複写機を示す説明図。第8図より第10
(a)、(b)はフレキシブルエンドレス感光体ベルト
を支持するプレートおよび支持手段を示す説明図、第11
図(a)、(b)、(c)より第17図(a)、(b)は
イオン流発生型静電記録ヘッドと電源回路および静電記
録ヘッドの接続部を示す説明図、第18図および第19図は
更に他のイオン流発生型静電記録ヘッドを備えた電子写
真複写機を示す説明図、第20図(a)、(b)より第22
図は短尺のイオン流発生型静電記録ヘッドを移動させる
手段を示す説明図、第23図(a)、(b)は短尺のイオ
ン流発生型静電記録ヘッドと感光体ベルトとの位置関係
を示す説明図、第24図は付加情報を記録する制御のフロ
ーチャート図、第25図は付加情報の記録領域に応じて露
光に基づく静電潜像を消去する制御回路のブロック図、
第26図は第25図の制御回路のフローチャート図、第27図
はイオン流発生型静電記録ヘッドによって感光体ベルト
の電荷を中和する制御のフローチャート図、第28図
(a)、(b)はイオン流発生型静電記録ヘッドを分割
駆動する制御を示し、(a)はブロック図、(b)は不
揮発性RAMの記憶内容を示す説明図、第29図より第31図
(a)、(b)、(c)は感光体ベルトの表面電位を検
出する検出手段の説明図、第32図(a)、(b)および
第33図はイオン流発生型静電記録ヘッドの加熱および温
度検出の手段を示す説明図、第34図(a)、(b)、
(c)および第35図は付加情報記録領域の湿度検出手段
およびその回路を示す説明図および回路図、第36図
(a)、(b)はイオン流発生型静電記録ヘッドを加熱
するヒータを示す説明図、第37図(a)、(b)より第
40図は付加情報の記録領域を除湿する手段を示す説明
図、第41図はイオン流発生型静電記録ヘッドを示す説明
図。 符号の説明 1……本体 2……感光体 3……チャージコロトロン 4……部分除電ランプ 5……イオン流発生型静電記録ヘッド 6、6A、6B……現像機 7……転写コロトロン 8……デタックコロトロン 9……プレクリーニングコロトロン 10……クリーナ 11……プラテンガラス 12……ランプ 13……レンズ 14……給紙トレイ 15……デュープレックストレイ 16……排出トレイ 17、18、20、22……搬送通路 19……定着器 21……インバータ 23……ソータ 31……ドライブ電極 32……制御電極 32a……イオンガイド孔 33……スクリーン電極 33a……イオン放出孔 34、35、36……絶縁体 37……高周波電源 38……制御電極電源 39……スクリーン電極電源 40……制御部 41……電位センサ 70……コンソールパネル 71……記録紙 71a、71d……付加情報 71b、71c……複写像 71e……プリンタ像 80……プレート 81……サイドプレート 82、83、84、85……送りローラ 86……ホルダー 87……スプリング 90……印刷基板 91、123……カードエッヂコネクター 93……サポート部材 94……サポート板 96……フレキシブル印刷回路板 97……電極パターン 98a、98b……ピン 102……コネクターハウジング 104……レバー 106……ピン 107……取付板 109……ワイヤーハーネス 121……ピン 130……レール 131……ベルト 132……駆動ロール 133……アイドラロール 150……記録紙サイズ 151、152……書込ヘッド記録領域 168……除電用発光ダイオード 183……電流検出スリーブ 190……電位センサ 210……イオン流検出対向センサ 220……ヒータ 230、240……温度センサ 255……湿度センサ 256……基板 257……電極 258……感湿層 259……保護層 261……抵抗層 272……スポンジ 274……乾燥剤 282……除湿フィルタ 283……送風ファン 290……スポンジ 291……ケース 310……ドライブ電極 320……制御電極 330……スクリーン電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のドット数単位を有した複数の分割群
    に分割され、画像信号に応じたイオン流を発生して感光
    体あるいは誘電体の静電潜像形成体に記録画像に応じた
    静電潜像を形成するイオン流発生手段と、 所定の電荷密度のイオン流を発生するための駆動条件を
    前記イオン流発生手段の前記分割群毎に予め測定する測
    定手段と、 前記測定手段で測定した前記分割群毎の前記駆動条件を
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記駆動条件を読み出して前
    記イオン流発生手段を前記分割群毎に分割駆動する制御
    手段を備えたことを特徴とするイオン流発生型静電記録
    装置の記録ヘッド駆動制御装置。
  2. 【請求項2】前記測定手段は、前記イオン流発生手段に
    対向する前記感光体の背面に設けられたアレイ状照明手
    段と、前記イオン流発生手段の前記分割群毎の駆動に基
    づいて前記アレイ状照明手段の点灯によって光導電性に
    された前記感光体に流れる電流を測定する電流測定手段
    を含む構成の特許請求の範囲第1項記載のイオン流発生
    型静電記録装置の記録ヘッド駆動制御装置。
  3. 【請求項3】前記イオン流発生手段は、画素密度に応じ
    て配置されたドライブ電極,制御電極,及びスクリーン
    電極より成り、 前記制御電極は、所定のドット数単位を有した複数の分
    割群に分割され、前記制御手段によって前記記憶手段に
    記憶された前記駆動条件に基づいて前記分割群毎に分割
    駆動される構成を有する特許請求の範囲第1項記載のイ
    オン流発生型静電記録装置の記録ヘッド駆動制御装置。
JP61263093A 1986-11-05 1986-11-05 イオン流発生型静電記録装置の記録ヘッド駆動制御装置 Expired - Lifetime JPH0698786B2 (ja)

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JPS6013571A (ja) * 1983-07-04 1985-01-24 Sony Corp 印画装置
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