JPH0698665A - 土壌活性化処理方法とその装置号 - Google Patents

土壌活性化処理方法とその装置号

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JPH0698665A
JPH0698665A JP3335796A JP33579691A JPH0698665A JP H0698665 A JPH0698665 A JP H0698665A JP 3335796 A JP3335796 A JP 3335796A JP 33579691 A JP33579691 A JP 33579691A JP H0698665 A JPH0698665 A JP H0698665A
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JP
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ozone
soil
mixed
pressurized fluid
fluid
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JP3335796A
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Hisashi Yarimizu
壽 鎗水
Fumiyoshi Hatsuku
文芳 波津久
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Abstract

(57)【要約】 【目的】農薬で地下水を汚染する事なく、植物の育成土
壌の活性化と病虫害の殺虫菌を達成出来る土壌活性化処
理方法とそれを実施する装置の提供。 【構成】オゾン混合流体を土壌に施す方法、及び自走車
の駆動用原動機の駆動力でオゾン発生装置、オゾン混合
流体加圧装置、オゾン混合加圧流体撒布装置、オゾン混
合加圧流体の噴射機能を有する土壌の穿孔・打込・貫入
装置、走行装置を単独又は同時に駆動すると共に、オゾ
ンを混合した流体を土壌へ施す条件に応じて必要な供給
圧力、供給速度、供給濃度等を演算してその値で所要の
作業を各装置に行わせる土壌活性化処理装置。 【効果】農薬で地下水を汚染する事なく、生産性良く、
経済的に土壌の活性化と植物の病虫害駆除を同時に出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物を育成する土壌に
オゾンを混合する気体、液体、気液混合体等の流体を地
表撒布するか、又は地中に噴射等して土壌に施し、土壌
を活性化する方法及びその方法の実施に適した装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から植物を育成する土壌は植物の発
育に望ましい条件を維持する努力が払われている。例え
ば、果樹園、茶園、ゴルフ場は、人工的な環境であるば
かりでなく、管理作業が機械化された環境であることか
ら、地表面の土壌は堅くなり易く、水はけの悪化、土壌
内の酸素不足等を招き、土壌が還元状態になり易い。加
えて、土壌栽培には地中にも害虫の幼虫による根の食害
があり、この食害で植物の活性を低下することから、上
記した土壌栽培等は、常に適正な土壌改善、害虫対策、
病原菌対策を含む栽培管理が望まれている。
【0003】この種の栽培管理には、多大の時間と労力
を要する事から、土壌に直接又は間接に空気(酸素)を
供給し、土壌の還元状態を改良する各種の自走式土壌改
良機と、前記した害虫の殺虫と病原菌の殺菌用に農薬が
併用されている。自走式土壌改良機としては、例えば、
複数の穿孔歯を連結した穿孔装置を自走車の動力で駆動
して地面下を穿孔して土壌を改良する特公昭61−48
882号公報による自走式芝生手入装置の提案。針のよ
うな空気(酸素)の吹込体を地中に打ち込んだ後、その
先から圧力空気を噴射して耕土を膨軟にする特公昭63
−36721号公報による自走式噴気式耕転装置の提
案。土壌中の深層部に圧搾空気を勢いよく噴気させ、こ
の噴気流により耕土に亀裂を生じさせ、土壌の膨軟化と
共に空気を供給する特公平2−171223号公報によ
る自走式の耕土改良作業機の提案。自走車で牽引移動し
ながら、土壌中の深層部に所定の間隔で圧縮空気を勢い
よく噴出させ、土壌に亀裂を生じさせて深耕を行うと共
に、植物の根部に空気を供給して植物の活性化を促す特
公平2−23122号公報による自走式土壌改良機の提
案がある。従って十分な管理が行われると、土壌改良し
た土壌に撒布した農薬が容易に浸透して地下水の汚染を
促進する事から、近年は農薬を多量に使用して芝草の強
力な栽培管理を行うゴルフ場が社会問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点を生じない土壌活性化方法とそれを実施するのに適
した装置の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を達
成するために、オゾンを混合した加圧流体を土壌に施す
事を特徴とする土壌活性化処理方法を第1の手段とし、
【0006】所定の位置に設置した発生装置又はボンベ
から地表に設置又は地中に埋設した給水配管又は圧搾空
気供給配管にオゾンを注入してオゾンを混合した加圧流
体を土壌に施す事を特徴とする土壌活性化処理方法を第
2の手段とし、
【0007】自走車に載置又は牽引したオゾン発生装
置、オゾン貯留装置、オゾン混合流体加圧装置、オゾン
混合加圧流体撒布装置、オゾン混合加圧流体の噴射機能
を有する土壌の穿孔・打込・貫入装置及び、走行装置を
前記自走車の駆動用原動機の駆動力で単独又は同時に駆
動可能に構成した事を特徴とする土壌活性化処理装置を
第3の手段とし、
【0008】前記自走車の駆動用原動機の駆動力で、オ
ゾンを混合した流体の地表撒布又は地中噴射に際し、地
表撒布を行う流体の土壌浸透速度、浸透深、オゾン濃度
等の条件、及び地中噴射の深さ、広さ、オゾン濃度等の
条件を設定すると、その設定条件に応じて必要な供給圧
力、供給速度、供給濃度等を演算の上その値を第2手段
に記載した、オゾン発生装置、オゾン貯留装置、オゾン
混合流体加圧装置、オゾン混合加圧流体撒布装置、オゾ
ン混合加圧流体の噴射機能を有する土壌の穿孔・打込・
貫入装置の各装置に作動指令信号として与え、所要の作
業を各装置に行わせる駆動力演算指令装置を設けた事を
特徴とする土壌活性化処理装置を第4の手段とするもの
である。
【0009】
【作用】本発明者等は、上記した課題を達成するために
種々の実験・検討を重ね、オゾンを根圏域に十分に供給
すると、オゾンの分解過程で生ずる多量の酸素が、前記
した従来の自走式土壌改良機による土壌改良以上に植物
根に活性を与え、同時にオゾンの強力な酸化作用による
オゾン特有の強力な殺虫力と殺菌力により、農薬の使用
量を実質的に地下水の汚染を招かない程度の量迄削減し
ても、十分に害虫の殺虫、病原菌の殺菌が可能となる事
を見いだした。このオゾンの使用に際し、土壌の使用条
件に応じて、オゾン混合流体のオゾン濃度、及びオゾン
混合流体のPHの何れか一方又は両方を調整してオゾン
の分解速度を制御すると、共存する人畜に無害な環境を
確保しつつ、適正な土壌改良による植物の活性化と害虫
対策と病原菌対策が同時に行える栽培管理が実施出来る
事を知見した。本発明は上記の知見を基になされたもの
である。
【0010】
【実施例】以下に前記した特公昭61−48882号公
報、特公昭63−36721号公報、特公平2−171
223号公報、特公平2−23122号公報に記載され
ている各自走式土壌改良機の各機能を使用し、果樹園、
茶園、ゴルフ場の栽培管理を行った本発明の1実施例を
図1〜図2を基に説明する。図1は、一部を自走車に掲
載し、残部を牽引可能とした本発明の実施例装置の側面
図、図2は図1例装置の平面図である。図1及び図2に
おいて、1は自走車、2は該自走車1に載置された駆動
用原動機、3は前記駆動用原動機2の駆動力伝達操作機
である。該操作機3の操作によって前記駆動用原動機2
の駆動力で、オゾン発生装置4、オゾン貯留装置、オゾ
ン混合流体加圧装置6、オゾン混合加圧流体撒布装置
7、オゾン混合加圧流体の噴射機能を有する土壌の穿孔
・打込・貫入装置8を必要に応じて、単独又は同時に駆
動して上記の作業を行った。本例で使用したオゾン混合
流体は、0.05〜40ppm程度のオゾンを含む液体
又は気体或いは気液混合体で、撒布又は噴射条件に応じ
てオゾンの濃度、圧力を選定し、オゾン混合流体の量を
決定して使用した。このオゾン混合流体の地表撒布、又
は地中噴射に際しては、地表撒布する流体の土壌浸透速
度、浸透深、必要濃度等の条件、又は地中噴射を行う流
体の深さ、広さ、必要濃度等の条件を基に、供給圧力、
供給速度、供給濃度等を決定して行うが、本例では、こ
れ等の条件を駆動力演算指令装置9に設定し、その設定
条件に応じて該駆動力演算指令装置9に、オゾンの添加
量、オゾン混合流体に必要な供給圧力、供給速度等を演
算の上、その値を前記した4〜8の各装置に作動指令信
号として与え、各装置に所要の作業を行わせる方法を用
いた。実施した結果、果樹園、茶園は収量が増加し、品
質が向上した。又ゴルフ場は芝草の成育が旺盛になっ
た。以上は適正な土壌改良と害虫対策と病原菌対策を含
む栽培管理を行うのに自走式土壌改良機を使用した例で
ある。
【0011】第3図(イ)(ロ)は他の実施例を示し、
本例は、オゾン発生装置10、オゾン貯留ボンベ11を
所定の場所に設置し、地表、又は地中に既に設置又は埋
設されている給水配管12或いは圧搾空気供給配管13
を利用して、該配管に上記発生装置10又はオゾン貯留
ボンベ11から所定の時間間隔で所定の時間にわたって
所定の濃度となるオゾンを、オゾン添加量設定調整器1
4への設定値と該設定値を基に算出した制御量を基に注
入する調整弁15を設けて土壌にオゾン混合流体を施す
方法を実施した例で、この方法によっても上記例と同様
の作用効果が得られた。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記した手段を用いるのでオ
ゾン特有の作用により、土壌の還元状態を改善して植物
の根を活性化する土壌改良と同時に、実質的に地下水を
汚染しない程度の少ない農薬量で植物の害虫の殺虫、病
原菌の殺菌を同時に可能とするので、植物の発育は大幅
に増進され、植物栽培の生産性は向上し、生産費は格段
に軽減し、この種分野に多大の効果をもたらすと共に、
関連分野へも多大の波及効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の全体構成を示す側面図。
【図2】図1例の平面図。
【図3】本発明の他の実施例の全体構成を示説明図図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンを混合した加圧流体を土壌に施す
    事を特徴とする土壌活性化処理方法。
  2. 【請求項2】 所定の位置に設置した発生装置又はボン
    ベから地表に設置又は地中に埋設した給水配管又は圧搾
    空気供給配管にオゾンを注入してオゾンを混合した加圧
    流体を土壌に施す事を特徴とする土壌活性化処理方法。
  3. 【請求項3】 自走車に載置又は牽引したオゾン発生装
    置、オゾン貯留装置、オゾン混合流体加圧装置、オゾン
    混合加圧流体撒布装置、オゾン混合加圧流体の噴射機能
    を有する土壌の穿孔・打込・貫入装置及び、走行装置を
    前記自走車の駆動用原動機の駆動力で単独又は同時に駆
    動可能に構成した事を特徴とする土壌活性化処理装置。
  4. 【請求項4】 前記自走車の駆動用原動機の駆動力で、
    オゾンを混合した流体の地表撒布又は地中噴射に際し、
    地表撒布を行う流体の土壌浸透速度、浸透深、オゾン濃
    度等の条件、及び地中噴射の深さ、広さ、オゾン濃度等
    の条件を設定すると、その設定条件に応じて必要な供給
    圧力、供給速度、供給濃度等を演算の上その値を第2請
    求項に記載した、オゾン発生装置、オゾン貯留装置、オ
    ゾン混合流体加圧装置、オゾン混合加圧流体撒布装置、
    オゾン混合加圧流体の噴射機能を有する土壌の穿孔・打
    込・貫入装置の各装置に作動指令信号として与え、所要
    の作業を各装置に行わせる駆動力演算指令装置を設けた
    事を特徴とする土壌活性化処理装置。
JP3335796A 1991-10-14 1991-10-14 土壌活性化処理方法とその装置号 Pending JPH0698665A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003125649A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Aura Tec:Kk 土壌の改善法と装置
DE19815136B4 (de) * 1997-09-02 2004-07-29 Mitsubishi Electric System Lsi Design Corp., Itami Integrierte Halbleiterschaltung mit einem Kondensator und einem Sicherungselement und Herstellungsverfahren
JP2005060296A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Ccs Kk 土壌消毒方法及び装置
CN104550225A (zh) * 2014-12-25 2015-04-29 虢洪根 一种利用两相臭氧改良土壤的方法
CN114711220A (zh) * 2022-04-14 2022-07-08 徐州利天环保技术研究院有限公司 森林环境保护防治病虫害地下施药装置及方法

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