JP3477391B2 - 除草用散布物及びその除草用散布物による除草方法 - Google Patents
除草用散布物及びその除草用散布物による除草方法Info
- Publication number
- JP3477391B2 JP3477391B2 JP03712999A JP3712999A JP3477391B2 JP 3477391 B2 JP3477391 B2 JP 3477391B2 JP 03712999 A JP03712999 A JP 03712999A JP 3712999 A JP3712999 A JP 3712999A JP 3477391 B2 JP3477391 B2 JP 3477391B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- herbicidal
- salt
- weeds
- spraying
- spray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
地、花壇や住居の周囲等に生えた雑草を除草したり、そ
の雑草の生育(繁殖)を抑制するときに用いられる除草
用散布物及びその除草用散布物による除草方法に関す
る。
法としては、例えば所定の濃度に薄めた農薬や除草剤等
の薬品を、雑草が生えた場所に散布したり、雑草が生え
て欲しくない場所等に散布して、雑草を除草及びその生
育を抑制する方法がある。
は、植物及び動物に対して悪影響を及ぼすような有害物
質が含まれているので、散布濃度が濃すぎたり、散布量
が多すぎたりすると、土壌中に残留する有害物質の濃度
が高くなり、長期間残留するため、自然環境に与える影
響が大きく、その薬品の管理及び取扱いに注意しなけれ
ばならない。
しまうので、散布量及び散布面積を把握することが難し
く、散布量に過不足が生じたり、必要以外の場所に散布
する等して、一部の雑草が枯れずに残ったり、雑草以外
の植物(例えば花、農作物等)を枯れさせてしまうとい
う問題点を有している。
トを敷設する場合、ネットの端部がほつれたり、絡み付
いたりして、任意の場所及び面積に敷設する作業に手間
が掛かる。且つ、使用済みネットを焼却すると有害ガス
が発生し、自然環境が損なわれるため、高温で焼却しな
ければならない。また、地中に埋設しても、腐敗及び分
解しにくいため、自然環境に与える影響が大きいという
問題点を有している。
を混合してなる除草用散布物を任意の場所に散布するの
で、自然環境に与える影響が極めて少なく、有害な薬品
を使用せずに、雑草を除草及びその生育(繁殖)を抑制
することができる除草用散布物及びその除草用散布物に
よる除草方法の提供を目的とする。
任意の場所に生えた雑草を除草する除草用散布物であっ
て、上記除草用散布物を、高温で熱処理した火山灰と、
塩とを任意の割合に混合してなる除草用散布物であるこ
とを特徴とする。
の構成と併せて、上記塩を、天然の塩で構成した除草用
散布物であることを特徴とする。
火山灰と、天然の塩とを混合してなる除草用散布物を、
任意の散布場所に散布して除草する除草方法であること
を特徴とする。
した火山灰と、塩(例えば天然の塩)とを任意の割合に
混合して散布するので、火山灰の特性により、塩が水分
を含んだり、塩が日光に長時間当たっても、塩が固まり
にくく、さらっとした状態を保つことができる。且つ、
任意の散布範囲に適量を散布する作業が容易に行えると
共に、無菌化した火山灰と、天然の塩との相乗作用によ
り雑草の生育が阻害され、薬品を使用せずに、雑草を除
草及びその生育を抑制することができる。
項1記載の作用と併せて、天然の塩の殺菌作用により雑
草の生育を阻害することができると共に、廃棄時に於い
て、自然環境に与える影響を少なくすることができる。
温で熱処理(例えば加熱、焼く等)して無菌化した後、
その火山灰の微細粉と、天然の塩とを混合してなる除草
用散布物を、任意の散布場所(例えば雑草が生えた場
所、雑草が生えて欲しくない場所等)に散布(適量を均
一に散布)する。無菌化した火山灰と、天然の塩との相
乗作用により土質を酸性化して、土壌中の微生物を略死
滅させる。雑草の生育に必要とする養分摂取が困難とな
り、雑草が枯れてしまうので、雑草を除草及びその生育
(繁殖)を抑制することができる。
してなる除草用散布物を散布して、雑草の生育に不向き
な土壌に改良するので、有害な薬品を一切使用せずに、
雑草を除草したり、その生育を抑制することができると
共に、雑草を手で除去する手間が省け、人為的作業が軽
減される。且つ、人体に無害であるため、使用済み散布
物を廃棄処分しても、自然環境に与える影響が極めて少
なく、自然に優しいため、エコロジーに最適である。
積を目視確認することができるので、散布量に過不足が
生じたり、散布範囲を間違えたりするのを防止すること
ができ、任意の散布範囲に、適量散布する作業が適確に
行える。
化するので、雑草の生育に必要とする養分摂取が困難と
なり、雑草の生育を阻害することができる。
るので、塩が固まりにくく、さらっとした状態が長期間
保つことができ、任意の散布範囲に適量を散布する作業
が容易に行える。
草の生育を阻害することができると共に、天然成分を含
んでいるため、廃棄時に於いて、自然環境に与える影響
を少なくすることができる。
述する。 図面は雑草を除草及びその生育(繁殖)を抑
制するときに用いられる除草方法及びその除草用散布物
を示し、図1に於いて、除草に用いられる除草用散布物
1は、例えば粒径が約2mm以下又は約4mm以下の粉
塵や細片等の火山灰2を、その火山灰2中の微生物や菌
が死滅するような高温及び高熱で熱処理(例えば加熱、
焼く等)して、無菌状態に処理(pH7程度となるよう
に中性化)する。
3(例えば荒塩=結晶の粗い未精製の塩)とを後述する
割合で混合して、混合機5により撹拌して均一に混合す
る。この時、天然の塩3を、粒の大きさが略均一となる
ように細かく粉砕する。
でも、固まりにくく、さらっとした状態を保つことがで
きる。
7の割合、4:6の割合で混合するのが最適であるが、
5:5の割合で混合してもよい。
散布物1の重量部100wt%に対して、約30wt%
〜約50wt%の割合が好ましいが、30wt%以下又
は50wt%以上の割合に変更してもよい。
%〜約70wt%の割合が好ましいが、50wt%以下
又は70wt%の割合に変更してもよい。
るときの除草方法を説明する。 先ず、図2に示すよう
に、散布場所A(例えば庭、墓地等)に生えた大きな雑
草Bを切除したり、引抜いたりして取り除いた後、除草
用散布物1を、作業者の手又は道具(例えばスコップ)
を使って、散布場所Aの土Aa表面に散布する。
ずに、除草用散布物1を、雑草Bの上から散布してもよ
い。
を、雑草Bの上から散布してもよく、火山灰2及び塩3
の粒子が細かく、さらっとしているため、雑草Bの間を
抜けて、土Aa表面に対して確実に散布することができ
る。
に、例えばスコップ、シャベル等の道具で土Aaをかる
く掘り起こしながら、除草用散布物1を、土Aaに対し
て均一に混ぜ合せる。
を、例えば踏固め具、人の足等の馴し手段により踏み固
めるようにして、土Aa表面を平坦となるようになら
す。なお、散布後に於いて、除草用散布物1が散布され
た範囲に、水を均一に撒いておくと高い除草効果が得ら
れる。
灰2と、天然の塩3との相乗作用により、土質が酸性化
して、土壌中の微生物が略死滅すると共に、図4に示す
ように、雑草Bの生育に必要とする養分摂取が困難とな
り、雑草Bの生育を徐々に損なわせて、最後に枯れさせ
てしまうので、薬品(例えば農薬、除草剤等)を使用せ
ずに、雑草Bを除草したり、その生育(繁殖)を抑制す
ることができる。
を、雑草Bが生える前の散布場所Aに予め散布しておく
ことで、雑草Bが生えてくるのを防止することができ
る。
うことで、雑草Bを除草及びその繁殖を抑制するのに適
した土壌に完全改良することができる。
布場所Aの土Aaを掘り起して、除草用散布物1が含ま
れる土Aaを一緒に取り除くので、確実に除去すること
ができる。この後、散布物1を除去した場所に、新しい
土Aaを補充する。
然の塩3とを混合してなる除草用散布物1を任意の散布
場所Aに散布して、雑草Bの生育に不向きな土壌に改良
するので、有害な薬品を一切使用せずに雑草Bを除草し
たり、その生育を抑制することができると共に、雑草を
手で除去する手間が省け、人為的作業が軽減される。且
つ、人体に無害な成分であるため、自然環境に与える影
響が極めて少なく、使用済み散布物1の廃棄処理が容易
に行えると共に、自然に優しく、エコロジー効果が得ら
れる。
面積を目視確認することができるので、散布量に過不足
が生じたり、散布範囲を間違えたりするのを防止するこ
とができ、任意の散布範囲に、適量散布する作業が適確
に行えると共に、特定の場所に生えた雑草Bを除草する
のにも用いることができる。
よる効果が低下するが、雑草B以外の植物に与える影響
が少なくなるため、植物の生態系が損なわれるのを防止
することができる。
で、直射日光が長時間当たったも固まらず、さらっとし
た状態を保つことができ、散布及び施工が容易に行え
る。
において、 この発明の除草用散布物は、実施例の火山
灰2と、塩5とを混合した除草用散布物1に対応する
も、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
(珪酸塩鉱物)、土等を散布物として用いてもよく、ま
た、天然の塩3の代わりに、例えば精製した結晶の細い
塩を使用してもよい。
方法を示す説明図。
側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】任意の場所に生えた雑草を除草する除草用
散布物であって、 上記除草用散布物を、高温で熱処理した火山灰と、塩と
を任意の割合に混合してなる除草用散布物。 - 【請求項2】上記塩を、天然の塩で構成した請求項1記
載の除草用散布物。 - 【請求項3】高温で熱処理した火山灰と、天然の塩とを
混合してなる除草用散布物を、任意の散布場所に散布し
て除草する除草方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03712999A JP3477391B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 除草用散布物及びその除草用散布物による除草方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03712999A JP3477391B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 除草用散布物及びその除草用散布物による除草方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000239113A JP2000239113A (ja) | 2000-09-05 |
JP3477391B2 true JP3477391B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=12489013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03712999A Expired - Lifetime JP3477391B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 除草用散布物及びその除草用散布物による除草方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477391B2 (ja) |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP03712999A patent/JP3477391B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000239113A (ja) | 2000-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
McWhorter | Johnsongrass as a weed | |
SHEET | Spotted knapweed | |
Miller | Kudzu eradication and management | |
KR100853500B1 (ko) | 난지형잔디의 연중 종합관리방법 | |
JP3477391B2 (ja) | 除草用散布物及びその除草用散布物による除草方法 | |
JPH0748204A (ja) | 無公害資材による芝草害虫の防除、駆除方法 | |
JP4331400B2 (ja) | 除草剤 | |
Berry et al. | Biology and control of the garden symphylan | |
JP2945619B2 (ja) | 植物育成効果のある融雪剤及び融雪方法 | |
WO2013072887A2 (en) | Herbicide applicator | |
KR101839727B1 (ko) | 골프장 그린에 사용가능한 친환경 제초 조성물 및 이를 이용한 잔디 생육환경 개선방법 | |
JPH11240805A (ja) | 植物用抗菌藻部材、植生構造、菌藻類の増殖抑制方法及び植物用抗菌藻剤 | |
Rodriguez | Systemic insecticides as soil treatments for control of the mimosa webworm, Homadaula albizziae | |
Leonard | Problems of scrub control | |
Norris et al. | Effect of stimulant plus herbicide on Striga germination | |
Morrison et al. | Control of insect pests of potato tubers | |
JP4042952B2 (ja) | 植物の生育制御方法 | |
Young et al. | Brush and Weed Control on New Mexico Ranges | |
Winch et al. | The use of mixtures of granular dalapon, birdsfoot trefoil seed and fertilizer for roughland pasture renovation | |
KR101336065B1 (ko) | 친환경 잔디관리 조성물 및 개선된 살포 방법 | |
GB2273444A (en) | Insecticidal treatment of banana plants | |
Buzzo | Soil Fumigation With Metam Sodium at Lawyer Nursery© | |
JPS61229804A (ja) | 非選択性除草剤 | |
SHEET | Mouseear Hawkweed | |
JP2003040714A (ja) | 除草剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030909 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080926 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090926 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100926 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |