JP2003125649A - 土壌の改善法と装置 - Google Patents
土壌の改善法と装置Info
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Abstract
の改善に効果的に機能する手段を提供すること。 【解決手段】 船舶、車両等の移送手段に、気泡発生空
間の下方位置に縮径部を有するノズルを使用して0.5
kgf/cm2以上の圧力の下で生成される20ミクロ
ン径以下の気泡を含む水を土壌内に放出注入する。
Description
漁業環境あるいは干潟地における土壌の再生改善に関す
る。
ためには、土壌を耕して、そこに空気を送り込むことが
行われ、そのための改善策が種々提案されている。
は、牽引車によって、土壌に穿孔を施し、そこにオゾン
を混合した加圧流体を吹き込む方式が、また、特開平6
−121602号公報には、牽引車によって、土壌に穿
孔を施し、そこに保水剤を注入することが、また、特開
平7−255206号公報、特開2000−37103
号公報等には、土壌中に空気を噴出するための機構が開
示されている。
し、泥の中に酸素を供給する従来の土壌改善法は、酸素
の取り込みが土と空気の接触面においてのみ行われるた
め、実質的な効果はあまり期待できない。この現象は鹿
児島大学水産学部によって、酸素の浸透が土表面から2
mmに限られる実験結果が報告されている。また、土と
土との空隙にトラップされた空気についても大径気泡と
なるため、土中に留まることなく大気中に開放されるの
で、土壌改善策として充分な成果が挙がっているとは言
い難い。
に空気を送り込んで土質の再生改善法において、とく
に、干潟地における底層部および底土の貧酸素状態の改
善に効果的に機能する手段を提供することにある。
うな土壌改善策として、気泡水の適用を思い付き、気泡
水を土壌内に放出、注入することによって、土壌中の貧
酸素状態を効果的に改善できるという知見を得た。
ブルとも称されるべき微細な泡を形成したもので、この
気泡水の発生手段とその特性、作用等については先に出
願した特開2001−58142号公報、特願2000
−095664号、特願20001−21407号、特
願20001−39150号、特願2000−2365
67号、特願2000−348703号等に開示されて
いる。すなわち、水を0.5kgf/cm2以上の圧力
の下でノズルから噴出することによって生成される20
ミクロン径以下の気泡を大量に含むもので、水中のみな
らず大気中にも噴出させることができ、マクロ的には水
中では白濁水化し、気泡を長期にわたって存在させるこ
とができるという特性を有する。そして、この気泡水
は、汚染池の浄化、泡風呂に適しての美容作用、船舶に
適用しての水抵抗の低下等に効果があり、さらには、水
耕栽培、水産養殖等の多方面に応用可能である。
に注入して、気泡水に含まれる酸素によって土壌の貧酸
素状態を改善するもので、船舶、車両等の移送手段に気
泡を含む水を土壌中に放出する手段を設けることによっ
て実施できる。
蔵した水、あるいは、ポンプで吸い上げ取った水を気泡
水発生ノズルを介して土壌中に放出するか、タンク内で
気泡水を発生せしめ、水中での長期に亘る懸濁状態での
持続特性を利用して、タンク内の気泡水を土壌中に放出
する。
付図に示す実施例によって説明する。
すもので、図1と図2は陸上走行牽引車に気泡水放出装
置を連結して適用する例を、それぞれ側面と平面図によ
って示す。
置20は、牽引作業車輌1と装置運搬車輌2とからな
る。牽引作業車輌1の後部には、開削部を埋戻しするた
めの埋戻し具3を設けた可動アーム4が上下動自在に取
り付けられている。装置運搬車輌2には貯水タンク5が
搭載されており、このタンク内の水は、フロートレス液
面リレー51によって一定水位に保たれており、バルブ
52を介して、ポンプ53によって加圧水導入管54を
経て、可動アーム4の下方位置の気泡水注入具6に複数
配列された気泡水発生ノズル7に導入される。
部分の詳細を示す。気泡水注入具6には、加圧水導入管
54とともに気体導入管8が設けられている。そしてこ
れらの加圧水導入管54と気体導入管8とによる供給水
と空気は、気泡水発生ノズル7によって気泡水を形成す
る。さらに、気泡水注入具6には、その先端を鋭角に構
成した土壌開削部9が形成されており、その上面には気
泡水放出のための窪み10が形成され、その上底面には
気泡水発生ノズル7が取り付けられており、その下面に
は気泡水分散用凸部11が形成されている。
部分の変更例を示す。この例の場合は、気泡水注入具6
そのものは断面が円形のパイプ状に形成されており、そ
の先端に気泡水発生ノズル7が設けられ、土壌開削部9
は気泡水発生ノズル7に取り付けられている。
で開示したノズルの任意の構造のものの気泡発生空間形
成用筒体の下方位置に縮流部を設けて使用できるが、こ
の実施例においては、図5に示す構造のものを適用し
た。同図において、このノズル7は、導入部70に、加
圧水導入孔71とメクラビス72を取り付け、これに、
調整弁73によって気体導入量を調整した気体を導入す
る気体導入孔74と気体導入部75を設けたものに、加
圧液体誘導溝79と縮流部76を有する気泡発生空間7
7を形成した気泡発生空間形成用筒体78とを組み立て
たもので、0.5kgf/cm2以上の圧力の下で、1
個当たり毎分20〜25リットルの酸素飽和水の生成が
可能なものである。
向に牽引車1を30〜60m/分の速度で移動させて、
先端を鋭角に構成した土壌開削部9によって土壌に開削
部分を形成しつつ、ノズル7から気泡水を吐出し、その
上を開削部埋戻し具3で気泡を閉じ込め、図示するよう
に、土壌に気泡水を含む部分を形成できた。この気泡水
を含む開削土壌は、微少気泡を含む水を豊かに有するも
ので、そのままでも各種野菜類の苗床として利用できる
ものであった。
再生に本発明を適用した例30を示すもので、作業船1
2に気泡水放出装置13を搭載した例を示す。
り巻く水をそのまま利用するもので、水の貯蔵タンクは
必要としない。水はポンプ53によって汲み上げられ、
加圧水導入管54を経て、その先端の気泡水発生ノズル
7まで圧送される。14はコンプレッサー等の空気圧送
手段であって、導入された空気は、気体導入管8を経
て、気泡水発生ノズル7まで圧送される。アーム駆動装
置15によって、伸縮し、回動する可動アーム4先端の
気泡水注入具6は、実施例1の図3あるいは図4と基本
構造は同じで、気泡水発生ノズル7の他に、図示しては
いないが、土壌開削部、気泡水分散用凸部も同様に設け
られている。また、気泡水発生ノズル7としても任意の
ノズルが使用できるが、実施例1と同様に、縮流部76
を有する気泡発生空間を形成したノズルが、水底土壌中
に微細気泡を長期に維持する目的のためには都合がよ
い。
入った気泡水を注入した後、気泡を閉じ込めるべく、開
削溝を土で覆うもので、比較的長期に土壌中に酸素含有
水を蓄積することができ、土壌改善効果は著しいもので
ある。
状体の改善剤も任意に含有させることができるが、基本
的には、気泡の形成には、空気しか使用しないため、安
全面からも有効な手法である。
す。
す。
構造を示す。
可動アーム4 貯水タンク5 フロートレス液面リレー51 バルブ52 ポンプ
53 加圧水導入管54 気泡水注入具6 気泡水発生ノズル7 導入部70 加圧水導入孔71 メクラビス72
調整弁73 気体導入孔74 気体導入部75 縮流部76
気泡発生空間77 気泡発生空間形成用筒体78 加圧液体誘導溝79 気体導入管8 土壌開削部9 窪み10 気泡水
分散用凸部11 作業船12 気泡水放出装置13 空気圧送手段1
4 アーム駆動装置15 土壌改良装置20 30
Claims (4)
- 【請求項1】 0.5kgf/cm2以上の圧力の下で
生成される20ミクロン径以下の気泡を含む水を土壌内
に放出、注入する土壌の改善法。 - 【請求項2】 船舶、車両等の移送手段に、0.5kg
f/cm2以上の圧力の下で生成される20ミクロン径
以下の気泡を含む水を土壌中に放出する手段を設けた土
壌の改善装置。 - 【請求項3】 気泡を含む水を土壌中に放出する手段
が、加圧水放出管とこの加圧水放出管に設けた気泡発生
ノズルからなる請求項2に記載の土壌の改善装置。 - 【請求項4】 気泡発生ノズルが、気泡発生空間の下方
位置に縮流部を有する請求項3に記載の土壌の改善装
置。
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WO2001036105A1 (fr) * | 1999-11-15 | 2001-05-25 | Aura Tec Co., Ltd. | Tuyere produisant des micro-bulles et dispositif d'application |
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2001
- 2001-10-25 JP JP2001327959A patent/JP3934393B2/ja not_active Expired - Fee Related
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