JPH069851A - ポリフェニレンエーテル−グラフト−オルトエステル共重合体配合物及びその製造法 - Google Patents

ポリフェニレンエーテル−グラフト−オルトエステル共重合体配合物及びその製造法

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JPH069851A
JPH069851A JP5076048A JP7604893A JPH069851A JP H069851 A JPH069851 A JP H069851A JP 5076048 A JP5076048 A JP 5076048A JP 7604893 A JP7604893 A JP 7604893A JP H069851 A JPH069851 A JP H069851A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オルトエステル官能化ポリフェニレンエーテ
ルと求核性重合体の配合。 【構成】 グラフト化性のオルトエステル分子部分、好
ましくは4−アクリロイルオキシメチル−2−メトキシ
−2−メチル−1,3−ジオキソラン単量体、を用いて
製造された官能化ポリフェニレンエーテルを求核性重合
体、好ましくはポリエステル、ポリアミド又は官能化ポ
リオレフィンと配合する方法が提供される。好ましい配
合法は単一工程法、すなわちすべての反応を一回の通過
で生起させる方法、によって行なうものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオルトエステル官能化ポ
リフェニレンエーテル(PPE−g−OE)と求核性重
合体との配合法に関する。該官能化ポリフェニレンエー
テルはグラフト化されたエチレン性不飽和オルトエステ
ル基を含有する。
【0002】
【従来の技術】オルトエステル基を有するクロルトリア
ジンはポリフェニレンエーテルの溶液キャッピングのた
めのキャッピング剤として使用されている。オルトエス
テル基で末端置換(キャッピング)されたポリフェニレ
ンエーテルがポリフェニレンエーテル(PPE)/ポリ
エステル配合物の有効な相溶化剤であることは既知であ
る。本発明の方法は求核性重合体との配合物中にグラフ
ト化されたオルトエステル基を有する新規ポリフェニレ
ンエーテルを使用せしめるものである。さらに、本発明
の方法は溶液中で化学反応を行なう必要性を排除し、そ
れによって必要な中間工程を減じ、その結果より効率的
な方法を提供しかつ環境汚染の危険をもたらす溶剤の使
用を排除するものである。
【0003】オルトエステル官能基を有する種々のグラ
フト化性の共重合性単量体の合成及びそれらを使用する
溶融グラテト化によるオルトエステル官能化ポリオレフ
ィンの合成は既に開示されている(たとえば米国特許出
願SN.07/645,179号及び同SN.07/7
16,157号明細書参照)。本発明は官能化ポリフェ
ニレンエーテルとポリエステル、ポリアミド又は官能化
ポリオレフィンとの新規配合物を製造し、好ましくはこ
れらの新規官能化ポリフェニレンエーテル配合物をその
場で完全な溶融法によって製造するものである。
【0004】
【発明の概要】本発明はポリフェニレンエーテルとエチ
レン性不飽和オルトエステル型のグラフト化性の単量体
との反応生成物である官能化ポリフェニレンエーテルを
求核性重合体と配合する工程を含んでなるポリフェニレ
ンエーテル−グラフト−オルトエステル(PPE−g−
OE)共重合体配合物の製造法を提供するものである。
該オルトエステルは1個の炭素原子が別の1個の炭素原
子に直接炭素/炭素結合によって結合されそして酸素を
介して結合された別の3個の炭素原子を有する化合物で
ある。かゝる化合物は仮説的なオルト酸R−C(OH)
3 (式中、Rは有機基である)のエステルであると考え
ることができる。さらに、本発明はPPEとポリエステ
ル、ポリアミド又は官能化ポリオレフィンとの配合物の
製造に官能化PPEを単一工程法で、かつ好ましくは完
全な溶融法で使用するものである。
【0005】
【発明の詳細な開示】本発明の方法に使用されるポリフ
ェニレンエーテルは式:
【0006】
【化1】
【0007】をもつ複数の構造単位を含んでなる既知の
重合体である。該構造単位の各々において独立的に、各
1 は独立的にハロゲン、第1級又は第2級低級アルキ
ル基(すなわち7個までの炭素原子を含むアルキル
基)、フェニル基、ハロアルキル基、アミノアルキル
基、炭化水素オキシ基又はハロゲン原子及び酸素原子が
少なくとも2個の炭素原子によって分離された構造のハ
ロ炭化水素オキシ基であり;そして各Q2 は独立的に水
素、ハロゲン、第1級又は第2級低級アルキル基、フェ
ニル基、ハロアルキル基、炭化水素オキシ基又はQ1
ついて定義したごときハロ炭化水素オキシ基である。多
くの場合、各Q1 はアルキル基又はフェニル基、特にC
1-4 アルキル基であり、そして各Q2 は水素である。
【0008】使用し得るポリフェニレンエーテルは単独
重合体及び共重合体の両者を包含する。好ましい単独重
合体は2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル
単位を含むものである。適当な共重合体は2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレンエーテル単位を(たとえば)
2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエーテル
単位との組合せで含有するランダム共重合体を包含す
る。さらに、ポリフェニレンエーテル上にビニル単量体
又はビニル重合体、たとえばポリスチレン及びエラスト
マーのような物質をグラフト化することによって製造さ
れた分子部分を含むポリフェニレンエーテル、ならびに
低分子量ポリカーボネート、キノン、複素環式化合物及
びホルマールのようなカップリング剤を既知の方法で2
個のポリフェニレンエーテル鎖のヒドロキシル基と、実
質的割合の遊離OH基が残存するような条件で、反応さ
せてより高分子量の重合体を形成させるという方法で製
造されたカップル化ポリフェニレンエーテルも包含され
る。
【0009】ポリフェニレンエーテルは一般にゲル透過
クロマトグラフィーによって測定して約3,000−4
0,000の範囲内の数平均分子量及び約20,000
ないし約80,000の範囲内の重量平均分子量を有す
る。その固有粘度はクロロホルム中で25℃で測定して
多くの場合約0.15−0.6dl/gの範囲内である。ポ
リフェニレンエーテルは典型的には2,6−キシレノー
ル又は2,3,6−トリメチルフェノールのような少な
くとも一種のモノヒドロキシ芳香族化合物の酸化的カッ
プリングによって製造される。一般にかゝるカップリン
グに対して触媒系が使用される。かゝる触媒系は典型的
には銅、マンガン又はコバルト化合物のような少なくと
も一種の重金属化合物を通常は種々の他の物質との組合
せで含有する。
【0010】前述したところから、本発明の方法におい
て使用し得るポリフェニレンエーテルは構造単位又は付
随する化学的特徴の変動にかゝわりなく現在既知のすべ
てのポリフェニレンエーテルを包含することは当業者に
は明らかであろう。本発明において使用し得るエチレン
性不飽和オルトエステル単量体の代表的なものは次式に
よって表わされる。
【0011】
【化2】
【0012】上記式において、R1 はC1-6 アルキレン
基であり;R2 はC1-4 第1級又は第2級アルキル基又
はC* とともに第二の5員又は6員環を形成するアルキ
レン基であり;R3 はC1-4 第1級又は第2級アルキル
基又はC6-10芳香族基であり;あるいはR2 及びR3
それらを連結している原子とともに5員、6員又は7員
環を形成するものとし;xはR2 及びC* が環を形成す
る場合は0であり、それ以外の場合は1であり;R7
水素又はC1-4 第1級又は第2級アルキル基である。Z
は次式:
【0013】
【化3】
【0014】(式中、R4 ,R5 及びR6 は同一でも異
ってもよく、それぞれ水素、又はC1- 8 アルキル基又は
その置換誘導体、又はアリール基又はその置換誘導体で
あり;yは1又はそれ以上の値であり;Xは後記の意義
を有する)によって表わされるグラフト化性の不飽和基
である。前記の式において、R1 はC1-6 アルキレン
基、たとえばメチレン、エチレン、プロピレン、トリメ
チレン、ペンタメチレン又はヘキサメチレン基である。
メチレン基が好ましい。
【0015】R2 基はC1-4 第1級又は第2級アルキル
基、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル又は第2級ブチル基であ
り得る。第1級アルキル基、特にメチル基が一般に好ま
しい。R3 基はR2 について前記定義したごときC1-4
第1級又は第2級アルキル基、又はC6-10芳香族(好ま
しくは芳香族炭化水素)基であり得る。最後に、R2
びR3 は一緒にそれらを連結している原子とともに5
員、6員又は7員環を形成することができる。したがっ
て、ある種のスピロ型オルトエステル官能化ポリフェニ
レンエーテルもこの式の範囲内に包含される。
【0016】m及びnの値は環式オルトエステル分子部
分が5員環であるか6員環であるかによって決まる。一
般に5員環が好ましい;すなわちmは0でありnは1で
ある。しかしながら、6員環が存在する場合の組成物、
すなわちm及びnがともに1であるか又はmが0であり
nが2である場合、も使用し得る。Zは前記式に示され
る酸素結合を介してオルトエステル分子部分に結合され
る基を表わす。前記式中のR4 −R6 は当該技術におい
て既知の任意の置換基を、該置換基がオルトエステル基
に対して不活性である条件で、含有し得る。用語“不活
性”は該置換基がオルトエステル分子部分と何等かの感
知し得る割合で反応する可能性をほとんど又は全くもた
ないことを意味する。Xは
【0017】
【化4】
【0018】を表わし得る。PPE−g−OEの形成に
使用し得る型の単量体の例はアクリレート、メタクリレ
ート、シンナメート、シンナミル、アリル及びビニルベ
ンジル置換のオルトエステルである。かゝる化合物は米
国特許出願SN.07/645,179号明細書に記載
される方法に従って製造することができる。
【0019】オルトエステルのいくつかの製造をつぎの
製造例によって説明する。製造例A−Dにおけるすべて
の生成物の分子構造はプロトン( 1H)及び炭素−13
13C)核磁気共鳴スペクトル分析によって確認した。製造例A 機械的攪拌機、均圧式添加ロート及び窒素導入管を備え
た容量5リットルの三つ首フラスコに4−ヒドロキシメ
チル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラ
ン301g(2.03モル)、トリエチルアミン514
g(5.08モル)及び塩化メチレン2リットルを装入
した。このフラスコを氷−水浴中に浸漬しそして塩化ア
クリロイル193.1g(2.13モル)を窒素雰囲気
下で攪拌しつつ50分かかって添加した。この混合物を
室温で一晩攪拌しそして濾液を水2リットルずつで2回
洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過しそして真
空ストリッピング処理した。この残渣に遊離基開始剤と
して3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニルスルフィドを200ppmの割合で添加し、ついで真
空蒸留した。所望の生成物、4−アクリロイルオキシメ
チル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラ
ン、は80−85℃/0.5−1.0トルで溜出した。製造例B 4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−メチル−
1,3−ジオキソラン281g(1.9モル)、トリエ
チルアミン481g(4.76モル)及び塩化メタクリ
ロイル199g(1.9モル)を用いて製造例Aの方法
を反復した。生成物、4−メタクリロイルオキシメチル
−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラン、
は80℃/0.4トルで捕集された。製造例C 4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−フェニル−
1,3−ジオキソラン21g(100ミリモル)、トリ
エチルアミン25.3g(250ミリモル)、塩化アク
リロイル9.5g(105ミリモル)及び塩化メチレン
150mlを用いて製造例Aの方法を反復した。粗生成物
を塩基性アルミナ上で溶離剤としてヘキサン中の15容
量%酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーによ
って精製して所望の4−アクリロイルオキシメチル−2
−メトキシ−2−フェニル−1,3−ジオキソランを得
た。製造例D 機械的攪拌機、均圧式添加ロート、冷却器及び温度計を
備えた容量250mlの4つ首フラスコに4−ヒドロキシ
メチル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン51.9g(350ミリモル)及び粉末状水酸化ナ
トリウム14.01g(350ミリモル)を装入した。
このスラリーを窒素雰囲気下で15分間攪拌した後、ビ
ニルベンジルクロライド(異性体混合物)41.1g
(270ミリモル)を10分間で滴加した。この混合物
を80℃まで加熱すると発熱反応が生起して温度は14
0℃まで上昇した。この混合物を窒素雰囲気下で一晩攪
拌し、塩化メチレン400ml及びトリエチルアミン5ml
で稀釈しそして塩化ナトリウム水溶液250mlずつで2
回洗滌した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾
過しそして真空ストリッピング処理した後、残渣を塩基
性アルミナ上で溶離剤としてヘキサン及び塩化メチレン
の2:1(容量比)混合物を用いるカラムクロマトグラ
フィーによって精製した。かくして所望の4−(2−メ
トキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラニル)メチル
ビニルベンジルエーテルの異性体混合物を得た。
【0020】PPE−g−OEの製造においては、開始
剤、耐衝撃性改良剤及び滑剤を包含する随意成分も使用
される。オルトエステル単量体及びポリフェニレンエー
テルの割合は形成されるPPE−g−OE中に望まれる
グラフト化基の割合に応じて広範囲に変更し得る。オル
トエステルグラフト化性単量体対PPEの重量比は典型
的には約0.05ないし10.0の範囲、好ましくは約
0.50ないし3.0の範囲である。
【0021】PPE−g−OEの製造に使用するに適当
な開始剤は当該技術において一般に知られている遊離基
開始剤を包含する。特定の開始剤は種々のペルオキシド
及びヒドロペルオキシドを包含する。これら特定の開始
剤の代表的な例はベンゾイルペルオキシド、ジクミルペ
ルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルペルオキシ)ヘキシン−3及びクメンヒドロペルオキ
シドを包含し、特に2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3が好ましい。開始剤
の使用量はPPEに関して0ないし約0.5重量%の範
囲で変動し得る。
【0022】本発明に従えば、PPE−g−OEをポリ
エステル、ポリアミド又は官能化ポリオレフィンのよう
な他の重合体と混合することにより目的とする共重合体
含有配合物を形成し得る。これらの配合物は“一工程”
法によっても調製し得る;すなわちPPE、グラフト化
性OE、他の重合体、随意に使用し得る開始剤及び耐衝
撃性改良剤のすべてを一連続法で反応させることもでき
る。この方法は一般にポリエステル、ポリアミド又は官
能化ポリオレフィンに結合された有意量のPPEを与え
かつ高延性物質を生ずる。好ましいポリエステルはフェ
ノール60重量%及び1,1,2,2−テトラクロルエ
タン40重量%の混合物中で30℃で測定した固有粘度
(I.V.)に基づいて一般に約20,000−70,
000の範囲の数平均分子量をもつポリ(エチレンテレ
フタレート)及びポリ(ブチレンテレフタレート)であ
る。
【0023】ポリフェニレンエーテル組成物用の耐衝撃
性改良剤は天然及び合成エラストマー状重合体、典型的
にはオレフィン(たとえばエチレン、プロピレン、1−
ブテン及び4−メチル−1−ペンテン)、アルケニル芳
香族単量体(たとえばスチレン及びα−メチルスチレ
ン)、共役ジエン(たとえばブタジエン、イソプレン及
びクロロプレン)及びビニル系カルボン酸及びそれらの
誘導体(たとえば酢酸ビニル、アクリル酸、アルキルア
クリル酸、エチルアクリレート、メチルメタクリレート
及びアクリロニトリル)のような単量体から誘導される
もの、を包含する。これらは単独重合体及びランダム、
ブロック、ラジアルブロック、グラフト及びコア−シエ
ル型の共重合体ならびにそれらの組合せを包含する。
【0024】適当なオレフィンの単独重合体は低密度、
線状低密度及び高密度ポリエチレン、アイソタクチック
ポリプロピレン等を包含する。共役ジエン重合体はポリ
ブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、イソプレ
ン−イソブテン共重合体、クロルブタジエン重合体、ブ
タジエン−アクリロニトリル共重合体及びポリイソプレ
ンのような単独重合体及びランダム共重合体を包含す
る。エチレン単位を主成分とし、中程度の割合のプロピ
レン単位及び約20モル%までの非共役ジエン単量体単
位を含むエチレン−プロピレン−ジエン単量体ゴムも適
当である。
【0025】特に有用な耐衝撃性改良剤の一群はアルケ
ニル芳香族化合物及びジエン化合物のAB(ジブロッ
ク)及びABA(トリブロック)共重合体及びコア−シ
エル型グラフト共重合体、特にスチレンブロック及びブ
タジエン又はイソプレンブロックを含んでなるこれら共
重合体を含有してなるものである。共役ジエンブロック
は部分的に又は完全に水素添加することができ、その場
合該ブロックはエチレン−プロピレンブロック又は同等
物として表わすことができかつオレフィンブロック共重
合体の性質と同様の性質を有する。この型のトリブロッ
ク共重合体の例はポリスチレン−ポリブタジエン−ポリ
スチレン(SBS)、水素添加ポリスチレン−ポリブタ
ジエン−ポリスチレン(SEBS)、ポリスチレン−ポ
リイソプレン−ポリスチレン(SIS)、ポリ(α−メ
チルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルス
チレン)及びポリ(α−メチルスチレン)−ポリイソプ
レン−ポリ(α−メチルスチレン)である。特に好まし
いトリブロック共重合体はシエル社から登録商標“キャ
リフレックス(CARIFLEX)”、登録商標“クレ
イトンD(KRATON D)”及び登録商標“クレイ
トンG(KRATONG)”として商業的に入手し得る
ものである。
【0026】金属イオンで部分的に又は完全に中和され
得るイオノマー樹脂及びコア−シエル型グラフト共重合
体もまた耐衝撃性改良剤として適当である。一般に、後
者、すなわちコア−シエル型グラフト共重合体は主とし
て共役ジエン又は架橋アクリレートから構成されるゴム
状コアと該コア上に重合されたかつモノアルケニル芳香
族及び/又はアクリル系単量体のみ又はそれと他のビニ
ル単量体との組合せから誘導された1個又はそれ以上の
シエルとを有する。コア−シエル型グラフト共重合体に
はゼネラル・エレクトリック社から入手可能でありかつ
米国特許第3,944,631号明細書に記載されるご
とき、コア及びシエルの界面に該コア及びシエルに使用
されている樹脂の相互貫入状網状構造を有する点を特徴
とする共重合体が包含される。
【0027】他の耐衝撃性改良剤は極性基又は活性官能
基をもつ単位を含む前述した型のものならびに登録商標
“チオコール(THIOKOL)”ゴム、ポリスルフィ
ドゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテルゴム(たとえ
ばポリプロピレンオキシド)、エピクロルヒドリンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、熱可塑性ポリエステル
エラストマー及び熱可塑性エーテル−エステルエラスト
マーのような種々の重合体を包含する。
【0028】耐衝撃性改良剤の使用量は臨界的ではな
く、ポリフェニレンエーテル100重量部当り約0ない
し約25重量部の範囲で変動し得る。本発明のために適
当な滑剤は当該技術において一般に既知の滑剤を包含す
る。典型的な滑剤は一般にポリ−α−オレフィン、脂肪
酸アミド、アルミニウムメチルメチルホスホネート(A
MMP)及びフルオル添加剤を包含する。一般に、本発
明の組成物と反応しない任意の滑剤を使用し得る。ポリ
−α−オレフィンの特定の例はASTM試験法D445
によって測定して100℃で約2ないし約20センチス
トークス、好ましくは8ないし12センチストークスの
動粘度をもつ飽和α−オレフィン液体を包含する。かゝ
るα−オレフィン液体はヘンケル社から商業的に入手可
能であり、これらは登録商標“エメリー(EMER
Y)”3002、“エメリー”3004、“エメリー”
3006等である。別の例として、ガルフ・オイル社に
よって製造された合成液(synfluids)も有用
である。水素添加されたα−オレフィン液体は全組成物
の約0.05ないし約5重量%を構成する。
【0029】脂肪酸アミドは一般に約4ないし約22個
の炭素原子をもつ少なくとも一種の脂肪酸をもつ。商業
的に入手可能な脂肪酸アミドはしばしば脂肪酸の混合物
から形成され、かゝる脂肪酸アミド混合物も本発明の組
成物に使用するに適当である。脂肪酸アミドの特定の例
はステアルアミド、アラキドアミド、ベヘンアミド、オ
レアミド、エルクアミド、ステアリルエルクアミド、エ
ルシルエルクアミド、オレイルパルミトアミド、ステア
リルステアルアミド及びエルシルステアルアミドを包含
する。好ましい脂肪酸アミドはオレイルパルミトアミド
である。
【0030】本発明において使用し得るアルミニウム塩
滑剤はアルミニウムメチルメチルホスホネート(AMM
P)及びアルミニウムメチルエチルホスホネートを包含
する。滑剤の使用量は一般に約0ないし約0.8重量%
の範囲で変動し得る。特に有用な滑剤はグラフト化用官
能基と認め得るような反応を生起せずかつ配合物中に存
在するいかなる重合体の分解も生じないような低融点固
体又は油状物の形態のこれら化合物である。
【0031】該PPE−g−OEを用いて形成される共
重合体含有配合物はさらに慣用の成分、たとえば充填
剤、難燃化剤、顔料、染料、安定化剤、帯電防止剤、結
晶化助剤、離型剤等、ならびに前記に言及しなかった樹
脂質成分、を含有し得る。PPE−g−OEを形成する
ためには、グラフト化性単量体はPPE−g−OEの形
成を達成せしめるに有効な時間PPEと接触させなけれ
ばならない。この滞留時間は一般に約0.01ないし約
10分間、好ましくは約0.5ないし約2分間である。
グラフト化温度もまたPPE−g−OEの形成の因子と
なる。すなわちグラフト化温度は一般に250−350
℃の範囲である。後記する第I表はグラフト化温度の増
加がポリエステル/PPE−g−OE配合物の性質に及
ぼす効果を実証している。
【0032】PPE−g−OE及びこれらのPPE−g
−OEから形成された配合物は一般にゲルを形成しない
ものである。“ゲルを形成しない”とはPPE−g−O
Eの実質的に全量が不溶性物質を何等残存することなし
にクロロホルム又はトルエンで抽出し得ることを意味す
る。本発明は5%を超えないゲル含量をもつ官能化重合
体を与える。
【0033】PPE−g−OEから共重合体含有組成物
を製造するのに適当なポリエステルは式: (式中、各R8 は独立的に二価脂肪族、脂環族又は芳香
族炭化水素基又はポリオキシアルキレン基を表わしそし
てA1 は二価芳香族基を表わす)の構造単位を含んでな
るものである。かゝるポリエステルは熱可塑性ポリエス
テル、代表的にはポリ(アルキレンジカルボキシレー
ト)、エラストマー状ポリエステル、ポリアリーレート
及び共ポリエステルカーボネートのようなポリエステル
共重合体を包含する。末端置換ポリフェニレンエーテル
中のオルトエステル基との間で生起する主反応はポリエ
ステルのカルボン酸基が関与するものであるので、該ポ
リエステルは比較的高いカルボン酸末端基濃度をもつこ
とがきわめて好ましい。一般に約5−250マイクロ当
量/gの範囲の濃度が適当であり、10−100マイク
ロ当量/gの濃度が好ましく、30−100マイクロ当
量/gの濃度がより好ましく、40−80マイクロ当量
/gの濃度が特に望ましい。
【0034】ポリエステルは式:
【0035】
【化5】
【0036】(式中、R8 はさきに定義したとおりであ
り、R9 はポリオキシアルキレン基であり、そしてA2
は三価芳香族基である)の構造単位を含み得る。前記式
中のA 1 基は多くの場合p−又はm−フェニレン基又は
それらの混合物であり、そしてA2 は通常トリメリト酸
から誘導されかつ式:
【0037】
【化6】
【0038】の構造をもつ。R8 基はたとえばC2-10
ルキレン基、C6-10脂環族基、C6-20芳香族基又はアル
キレン基中に約2−6個、多くの場合4個の炭素原子を
もつポリオキシアルキレン基であり得る。前記したとお
り、この一群のポリエステルはポリ(アルキレンテレフ
タレート)及びポリアリーレートを包含する。ポリ(ア
ルキレンテレフタレート)がしばしば好ましく、ポリ
(エチレンテレフタレート)及びポリ(ブチレンテレフ
タレート)がもっとも好ましい。
【0039】ポリエステルはフェノール60重量%及び
1,1,2,2−テトラクロルエタン40重量%の混合
物中で30℃で測定した固有粘度(I.V.)に基づい
て一般に約20,000−70,000の範囲の数平均
分子量を有する。ポリアミドもまた共重合体含有組成物
の形成のために使用し得る。使用し得るポリアミドはア
ミノ基とカルボン酸基との間に少なくとも2個の炭素原
子をもつモノアミノ−モノカルボン酸又はそのラクタム
の重合によって、又は2個のアミノ基の間に少なくとも
2個の炭素原子を含むジアミンとジカルボン酸との実質
的に等モル比での重合によって、又はジアミン及びジカ
ルボン酸の割合に応じたモノアミノカルボン酸又はその
ラクタムの重合によって製造されたものを包含する。
(用語“実質的に等モル”比とは厳密な意味での等モル
比及び得られるポリアミドの粘度の安定化のための慣用
の技術において生ずるような厳密な等モル比から若干逸
脱した比率の両方を包含するものである。)ジカルボン
酸はその官能性誘導体の形、たとえばエステル又は酸塩
化物の形で使用し得る。
【0040】ポリアミドの製造に有用な前述したモノア
ミノモノカルボン酸又はそのラクタムの例はアミノ基と
カルボン酸基との間に2ないし16個の炭素原子を含む
かゝる化合物を包含する。たゞし、ラクタムの場合には
該2ないし16個の炭素原子は−CO−NH基を含む環
を形成しているものである。モノアミノモノカルボン酸
及びラクタムの特定の例としては6−アミノカプロン
酸、ブチロラクタム、ピバロラクタム、ε−カプロラク
タム、カプリルラクタム、エナントラクタム、ウンデカ
ノラクタム、ドデカノラクタム及び3−及び4−アミノ
安息香酸をあげることができる。
【0041】ポリアミドの製造に使用するに適当なジア
ミンは直鎖及び分枝鎖アルキル、アリール及びアルカリ
ールジアミンを包含する。代表的なジアミンはトリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン(これがしばしば好ましい)、トリメチルヘキ
サメチレンジアミン、m−フェニレンジアミン及びm−
キシリレンジアミンである。
【0042】ジカルボン酸は次式: HOOC−Y−COOH (式中、Yは少なくとも2個の炭素原子を含む二価脂肪
族又は芳香族基である)によって表わすことができる。
脂肪族ジカルボン酸の例はセバシン酸、オクタデカンジ
カルボン酸、スベリン酸、グルタル酸、ピメリン酸及び
アジピン酸である。
【0043】結晶質及び非晶質ポリアミドのいずれも使
用することができるが、結晶質ポリアミドの方が耐溶剤
性であるという理由でしばしば好ましい。ポリアミド又
はナイロン(しばしばこの名称が用いられている)の典
型的な例はポリアミド6(ポリカプロラクタム)、66
(ポリヘキサメチレンアジポアミド)、11、12、6
3、64、6/10及び6/12ならびにテレフタル酸
及び/又はイソフタル酸及びトリメチルヘキサメチレン
ジアミンから誘導されたポリアミド;アジピン酸及びm
−キシリレンジアミンから誘導されたポリアミド;アジ
ピン酸、アゼライン酸及び2,2−ビス(p−アミノフ
ェニル)プロパン又は2,2−ビス(p−アミノシクロ
ヘキシル)プロパンから誘導されたポリアミド及びテレ
フタル酸及び4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ンから誘導されたポリアミドを包含する。前記したポリ
アミドの又はそれらの初期重合体、二種又はそれ以上の
混合物及び/又は共重合体もそれぞれ本発明の範囲内で
ある。好ましいポリアミドはポリアミド−6、46、6
6、11及び12、もっとも好ましくはポリアミド−6
6である。
【0044】本発明の共重合体含有組成物の製造に使用
するために官能化され得るオレフィン重合体(以下、場
合によっては“ポリオレフィン”と呼ぶ)はエチレン、
プロピレン、1−ブテン、2−ブテン;1−ペンテン、
2−ペンテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン及び1−ドデセンを包含
する既知の脂肪族オレフィンの単独重合体及び共重合体
である。C2-6 オレフィンが好ましく、エチレン及びプ
ロピレンがもっとも好ましい。
【0045】共重合体の製造のためには、該ポリオレフ
ィンは前記したカルボン酸置換基をもつことが必要であ
る。これらの置換基はポリオレフィンの製造に際してア
クリル酸又は無水マレイン酸のような適当な官能性共単
量体を使用することによってポリオレフィン中に結合し
得る。これらの置換基は同じ共単量体を用いてすでに製
造されたポリオレフィン上にグラフト重合せしめること
によって又はその他の従来技術において認められている
官能化手段によってポリオレフィン上に付与せしめるこ
ともできる。商業的に入手し得るグラフト官能化ポリオ
レフィンの任意のものを使用することができ、あるいは
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン及びポリプロ
ピレンのような商業的に入手し得る非官能化ポリオレフ
ィンから適当な重合体を製造することもできる。
【0046】本発明の新規PPE−g−OEを用いて共
重合体含有組成物を製造するために、均質配合物の形成
を達成する配合法を用いることがきわめて好ましい。適
当な配合法は溶液配合法を包含するが、かゝる方法は多
くの重合体(特にポリエステル)についてはそれらがも
っとも普通の溶剤中に不溶性であるために制限された適
応性をもつに過ぎない。この理由で及び商業的規模の重
合体処理工場において溶融配合設備を利用することがで
きるという理由で、溶融反応法が一般に好ましい。慣用
の溶融配合法及び設備を使用することができ、特に押出
機は比較的便利でありかつ特に適性であるという理由で
しばしば好ましい。典型的な反応温度は約175−35
0℃の範囲である。末端置換されていないポリフェニレ
ンエーテルに関して前述したごとく真空ガス抜きを伴う
押出法が通常好ましく、特に該ポリフェニレンエーテル
の製造又は加工処理において真空ガス抜きを使用してい
なかった場合に好ましい。
【0047】樹脂質成分を均質に配合し得る配合法及び
装置、特に混練による配合法及び装置は当業者のよく知
るところであろう。かゝる配合装置の例はディスク−パ
ックプロセッサー及び種々の型の押出装置である。押出
装置の例は連続式ミキサー、一軸スクリュー混練式押出
機、スタッガード構造のスクリュー、前進ねじ付き混練
機、円筒型ブッシュ及び左ねじスクリュー要素のような
特徴をもつ同方向回転かみ合い型及び反対方向回転非か
み合い型二軸スクリュー押出機;及び少なくとも1個、
好ましくは2個の混練ブロック要素を含むスクリューを
もつ押出機である。
【0048】ポリフェニレンエーテルとポリエステル、
ポリアミド等との共重合体の一製造法は本出願人自身の
米国特許出願SN.07/351,905号明細書に開
示されている。この方法はポリフェニレンエーテルにエ
ポキシクロルトリアジンを反応させることによって末端
置換基を結合させることからなる。かゝる末端置換ポリ
フェニレンエーテルはポリエステル、ポリアミド及び官
能化オレフィン重合体のような求核性重合体とともに容
易に共重合体を形成し、そしてかゝる共重合体を含む配
合物は高い衝撃強さ、高い引張強さ及び構造保全性を包
含する多くの望ましい性質を有する。
【0049】しかしながら、キャッピング剤としてのエ
ポキシクロルトリアジンの使用はある種の不利益をもた
らす。かゝる不利益としては特にエポキシクロルトリア
ジンの製造においてグリシドールのような化合物を使用
する必要があげられる。グリシドールは高価であり、し
かも発癌性を有する。したがって、他の重合体と反応性
であるポリフェニレンエーテルを形成し得るような新し
い反応試薬の開発に引続き高い関心が向けられている。
【0050】
【実施例の記載】本発明を以下実施例によってさらに説
明する。すべてのパーセント表示は重量による。反応試
薬のパーセントはポリフェニレンエーテルの量に基づく
ものである。実施例1 PPE−g−OE及びポリエステルの配合物の衝撃強さ
についての式:
【0051】
【化7】
【0052】の4−アクリロイルオキシメチル−2−メ
トキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラン単量体の添
加効果を確認するために多数の実験を行なった。使用し
たPPEは固有粘度(I.V.)0.41をもつ2,6
−ジメチル−1,4−ポリフェニレンエーテルであり、
250gの量で添加した。上記の式のアクリレートオル
トエステル(AOE)は種々の割合で添加した。これら
の配合物は開始剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3を0.2重量%
及び滑剤としてヘンケル社より登録商標“エメリー”3
008として提供されるポリ−α−オレフィン3重量%
を使用した。
【0053】OEの重量%添加量は全PPEの重量%に
基づくものであった。また、このPPEはGEプラスチ
ックス社から入手したものであった。ノッチ付きアイゾ
ット衝撃強さ試験(NI)はASTM試験法D−648
に従って行なった。引張試験はASTM試験法D−63
8に従って行なった。ダイナタップ(Dynatup)
試験はASTM試験法D−3763−83に従って行な
った。
【0054】PPE(I.V.0.41;250g)、
滑剤(7.5g)、開始剤(0.5g)及び所望の割合
のオルトエステル(第2表参照)を乾式配合して微細粉
末を製造した。この混合物をウェルディング・エンジニ
アーズ(Welding Engineers)社製2
0mm二軸スクリュー非かみ合い逆回転式押出機に供給し
た。スクリュー速度は360rpm でありそして供給速度
はトルクの読みを5−6アンペア(amp )に保つように
維持した。バレル温度はつぎのとおりであった。帯域
1:250°F(121℃);帯域2:375°F(1
91℃);帯域3−6及び金型温度:510−570°
F(266−299℃)。形成された押出体を集め、ペ
レットに形成しそして110℃で3時間乾燥した。これ
らのペレットをゲル透過クロマトグラフィーによって測
定して約50,000の数平均分子量をもつポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)及び29,000の重量平
均分子量をもつポリスチレン末端ブロックと116,0
00の重量平均分子量をもつ水素添加ブタジエン中央ブ
ロックとをもつSBSトリブロック共重合体(シエル・
オイル社製登録商標KG−1651)とPPE−g−O
E/PBT/耐衝撃性改良剤の比1/2/0.33で配
合した。得られる押出体をペレットに形成しそして12
0℃で2時間乾燥した。これらのペレットをボーイ(B
oy)15T型射出成形機上でアイゾット試験棒及び引
張試験棒に成形した。バレル温度は280℃、金型温度
は60℃、そして射出圧力は1000psi であった。結
果を第I表に示す。
【0055】
【表1】
【0056】第I表の結果から、グラフト化温度はグラ
フト化を生起させるに十分高い温度であるが、PPE上
のオルトエステル官能基を不活性に保持するに十分低い
温度に保持しなければならないことを認め得る。こゝで
生起する反応機構としてはPPEとグラフト化性単量体
との間の熱的反応又は遊離基反応が考えられる。試料1
−5についてのデータは1重量%程度の低いAOE添加
量を使用して延性部材を製造し得ることを実証してい
る。グラフト化温度を約550°F(288℃)以上に
増加すると最終の配合物の物理的性質は低下する。
【0057】実施例2 種々のオルトエステル単量体を使用して後記の条件下で
PPE−g−OEを製造した。使用した単量体の量及び
型を後記第II表に示す。第II表にはさらにこれらの単量
体を使用して得られた最終のPPE−g−OE/PBT
/耐衝撃性改良剤配合物の改善された耐衝撃性を示す耐
衝撃性データも示す。グラフト化速度は510°F(2
66℃)であった。PPE(実施例1と同様I.V.
0.41;250g)、実施例1と同じ滑剤及び実施例
1と同じ開始剤を第II表に示す特定のオルトエステル単
量体とともに乾式配合して微細粉末を製造した。グラフ
ト化押出はウェルディング・エンジニアーズ社製20mm
二軸スクリュー非かみ合い逆方向回転式押出機上で行な
った。スクリュー速度は360rpm であり、そして供給
速度はトルクの読みを5−6アンペアの間に保つように
維持した。バレル温度はつぎのとおりであった。帯域
1:250°F(121℃);帯域2:375°F(1
91℃);帯域3−6及び金型温度:510−570°
F(266−299℃)。この押出体を集め、ペレット
に形成しそして110℃で3時間乾燥した。得られたP
PE−g−OEペレットをゲル透過クロマトグラフィー
によって測定して約50,000の数平均分子量をもつ
ポリブチレンテレフタレート(PBT)及び耐衝撃性改
良剤(シエル・オイル社製、登録商標KG−1651の
SBSトリブロック共重合体)と1/2/0.33の比
で配合した。この配合物をついでウェルディング・エン
ジニアーズ社製20mm二軸スクリュー非かみ合い逆方向
回転式押出機上で押出した。スクリュー速度は400rp
mそして供給速度はトルクの読みを5−6アンペアに保
つように維持した。この押出物をペレットに形成しそし
て120℃で2時間乾燥した。これらのペレットをボー
イ15T型射出成形機上で、バレル温度280℃、金型
温度60℃、射出圧力1000psi の条件でアイゾット
試験棒及び引張試験棒に成形した。
【0058】
【表2】
【0059】実施例3 本実施例は実施例2のアクリレートオルトエステルから
製造されたPPE−g−OE/PBT配合物中に種々の
遊離基開始剤を使用した場合の効果を示すものである。
第III 表に示すごとく、開始剤の使用により若干の有利
な効果が認められるが、開始剤が不存在ではグラフト化
は生起し得る。これに関して考え得る説明の一つはPP
Eの主鎖の熱転位による遊離基の発生に基づいて十分な
グラフト化が生起するというものである。たゞし、これ
は単に一つの提起された機構に過ぎない。
【0060】
【表3】
【0061】実施例4 本実施例はPPE上に実施例2のアクリレートエステル
1を用いてグラフト化させる工程において滑剤を使用す
る場合に該滑剤濃度の影響を示すものである。分光分析
による試験(プロトンNMR)の結果はアクリレートオ
ルトエステルの添加量を一定に保持しながら滑剤濃度を
減少させた場合に活性オルトエステル濃度が減少(10
−15%)することを示している。第IV表は滑剤濃度を
増加させるとノッチ付きアイゾット衝撃強さの値が幾分
改善されることを示している。
【0062】
【表4】
【0063】実施例5 本発明の別の一実施態様では、後記第V表に示すごとき
種々の組成の配合物を下流供給法(a downstr
eam feed process)を用いて製造し
た。PPE、滑剤及びオルトエステル単量体を実施例1
に述べたごとく配合した。別の容器でPBT及び登録商
標“フィナプリーン(FINAPRENE)”401
(全配合物の10%)を実施例1におけるごとく配合し
て均一混合物を得た。配合物質の下流供給を可能にする
ように装備したウェルナー・プライデラー(Werne
r・Pfleiderer)型30mm同方向回転式押出
機上でグラフト化押出を行なった。上記PPE配合物は
350rpm で540°F(282℃)にセットされた押
出機スロート部温度をもつ押出機中に供給した。この溶
融物を真空ガス抜きし、そしてこの真空孔の下流の位置
で、PBT/耐衝撃性改良剤配合物(SBS耐衝撃性改
良剤として不飽和の登録商標“フィナプリーン”401
を用いて実施例2に述べたごとく製造された)を押出機
中に供給した。押出機の下流部分は510°Fの温度に
セットされかつ別の真空孔が金型の手前に設けられてい
る。押出体を前述したごとくペレットに形成し、乾燥し
そして成形した。第VI表に製造された配合物の物理的性
質を示す。共重合体の形成はクロロホルムで抽出するこ
とによって確認した。AOEは延性配合物を生成し、好
ましい出発単量体である。
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ジェームス・ハレイ アメリカ合衆国、ジョージア州、アトラン タ、ナンバー208、ポンス・デ・レオン・ アベニュー、699番 (72)発明者 ジョン・ベニイ・ヤテス,ザ・サード アメリカ合衆国、ニューヨーク州、グレン モント、クリスケン・ドライブ、38番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンエーテル及びエチレン性
    不飽和グラフト化性オルトエステル単量体の反応生成物
    からなる官能化ポリフェニレンエーテルを求核性重合体
    と配合する工程を含んでなるポリフェニレンエーテル−
    グラフト−オルトエステル共重合体配合物の製造法。
  2. 【請求項2】 該配合物を175−350℃の温度範囲
    で製造する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該官能化ポリフェニレンエーテルをクロ
    ロホルム中25℃で測定して0.15−0.6dl/gの範
    囲の固有粘度をもつ2,6−ジメチル−1,4−ポリフ
    ェニレンエーテル及び4−アクリロイルオキシメチル−
    2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソランから
    製造する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該求核性重合体がポリエステル、ポリア
    ミド及び官能化ポリオレフィンからなる群から選んだも
    のである請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 ポリフェニレンエーテル、エチレン性不
    飽和グラフト化性オルトエステル単量体及び求核性重合
    体を配合する工程からなる官能化ポリフェニレンエーテ
    ル共重合体配合物の単一工程製造法。
  6. 【請求項6】 該求核性重合体がポリエチレンテレフタ
    レート又はポリブチレンテレフタレートである請求項5
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 該配合物がさらに滑剤を含有してなる請
    求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 該配合物がさらに遊離基開始剤を含有し
    てなる請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 該配合物がさらに耐衝撃性改良剤を含有
    してなる請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 該滑剤がポリ−α−オレフィンである
    請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 該遊離基開始剤が2,5−ジメチル−
    2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3であ
    る請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 該耐衝撃性改良剤がSBS−ゴムトリ
    ブロック共重合体である請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 配合を約175−350℃の温度で行
    なう請求項5記載の方法。
  14. 【請求項14】 該求核性重合体がポリアミド−66で
    ある請求項5記載の方法。
  15. 【請求項15】 ポリフェニレンエーテル−グラフト−
    オルトエステルと求核性重合体との反応によって形成さ
    れた共重合体を含んでなる組成物。
  16. 【請求項16】 該求核性重合体がポリエステル、ポリ
    アミド及び官能化ポリオレフィンからなる群から選んだ
    ものである請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 該ポリエステルがポリエチレンテレフ
    タレート又はポリブチレンテレフタレートである請求項
    15記載の組成物。
  18. 【請求項18】 該ポリアミドがポリアミド−66であ
    る請求項15記載の組成物。
  19. 【請求項19】 該ポリフェニレンエーテルが2,6−
    ジメチル−1,4−ポリフェニレンエーテルである請求
    項1記載の方法。
  20. 【請求項20】 該ポリフェニレンエーテル−グラフト
    −オルトエステルが2,6−ジメチル−1,4−ポリフ
    ェニレンエーテル及び4−アクリロイルオキシメチル−
    2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソランから
    製造されたものである請求項15記載の組成物。
JP5076048A 1992-04-03 1993-04-02 ポリフェニレンエーテル−グラフト−オルトエステル共重合体配合物及びその製造法 Expired - Fee Related JP2686032B2 (ja)

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