JP2581888B2 - グラフト化性オルトエステルによるポリフェニレンエーテルの官能化法 - Google Patents

グラフト化性オルトエステルによるポリフェニレンエーテルの官能化法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグラフト化性のエチレン
性不飽和単量体、特にエチレン性不飽和オルトエステル
(OE)単量体、によるポリフェニレンエーテル(PP
E)の官能化に関し、特に溶融グラフト化法によってポ
リフェニレンエーテル上にオルトエステル官能基をグラ
フト化する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オルトエステル基を有するクロルトリア
ジンはポリフェニレンエーテルの溶液キャッピングのた
めのキャッピング剤として使用されている。オルトエス
テル基で末端置換されたポリフェニレンエーテルがポリ
フェニレンエーテル(PPE)/ポリエステル配合物の
有効な相溶化剤であることは既知である。本発明の方法
はグラフト化されたオルトエステル基を有する新規ポリ
フェニレンエーテル(PPE−g−OE)の製造を達成
し得るものである。さらに本発明の方法は溶液中で化学
反応を行なう必要を排除し、それによって必要な中間工
程を減じ、かくしてより効率的な方法を提供しかつ環境
汚染の危険をもたらす溶剤の使用を排除するものであ
る。
【0003】オルトエステル官能基を有する種々のグラ
フト化性の共重合性単量体の合成及びそれらを使用する
溶融グラフト化によるオルトエステル官能化ポリオレフ
ィンの合成は既に開示されている(たとえば米国特許出
願SN.07/645,179号及び同SN.07/6
45,177号明細書参照)。本発明はオルトエステル
結合単量体をポリフェニレンエーテルにグラフト化させ
ることによって新規な官能化ポリフェニレンエーテルを
製造するものでありそして好ましくはこれらの新規な官
能化ポリフェニレンエーテルを完全な溶融法で製造する
ものである。
【0004】
【発明の概要】本発明に従えば、ポリフェニレンエーテ
ル及びエチレン性不飽和オルトエステルグラフト化性単
量体の反応生成物である官能化ポリフェニレンエーテル
が製造される。特定的にいえば、このオルトエステルは
1個の炭素原子が別の1個の炭素原子に直接炭素/炭素
結合によって結合されかつ酸素を介して結合された別の
3個の炭素原子を有する化合物である。かゝる化合物は
仮説的オルト酸R−C(OH)3 (式中、Rは有機基で
ある)のエステルであると考えることができる。さら
に、本発明はオルトエステル基結合単量体をPPEにグ
ニフト化させることによる官能化PPEの製造と該官能
化ポリフェニレンエーテルとポリエステル、ポリアミド
又は官能化ポリオレフィンとの配合を一工程で、好まし
くは完全な溶融法で、行なう方法に関するものである。
【0005】
【発明の詳細な開示】本発明の方法に使用されるポリフ
ェニレンエーテルは式:
【0006】
【化9】
【0007】をもつ複数の構造単位を含んでなる既知の
重合体である。該構造単位の各々において独立的に、各
1 は独立的にハロゲン、第1級又は第2級低級アルキ
ル基(すなわち7個までの炭素原子を含むアルキル
基)、フェニル基、ハロアルキル基、アミノアルキル
基、炭化水素オキシ基又はハロゲン原子及び酸素原子が
少なくとも2個の炭素原子によって分離された構造のハ
ロ炭化水素オキシ基であり;そして各Q2 は独立的に水
素、ハロゲン、第1級又は第2級低級アルキル基、フェ
ニル基、ハロアルキル基、炭化水素オキシ基又はQ1
ついて定義したごときハロ炭化水素オキシ基である。多
くの場合、各Q1 はアルキル基又はフェニル基、特にC
1-4 アルキル基であり、そして各Q2 は水素である。
【0008】使用し得るポリフェニレンエーテルは単独
重合体及び共重合体の両者を包含する。好ましい単独重
合体は2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル
単位を含むものである。適当な共重合体は2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレンエーテル単位を(たとえば)
2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエーテル
単位との組合せで含有するランダム共重合体を包含す
る。さらに、ポリフェニレンエーテル上にビニル単量体
又はビニル重合体、たとえばポリスチレン及びエラスト
マーのような物質をグラフト化することによって製造さ
れた分子部分を含むポリフェニレンエーテル、ならびに
低分子量ポリカーボネート、キノン、複素環式化合物及
びホルマールのようなカップリング剤を既知の方法で2
個のポリフェニレンエーテル鎖のヒドロキシル基と、実
質的割合の遊離OH基が残存するような条件で、反応さ
せてより高分子量の重合体を形成させるという方法で製
造されたカップル化ポリフェニレンエーテルも包含され
る。
【0009】ポリフェニレンエーテルは一般にゲル透過
クロマトグラフィーによって測定して約3,000−4
0,000の範囲内の数平均分子量及び約20,000
ないし約80,000の範囲内の重量平均分子量を有す
る。その固有粘度はクロロホルム中で25℃で測定して
多くの場合約0.15−0.6dl/gの範囲内である。ポ
リフェニレンエーテルは典型的には2,6−キシレノー
ル又は2,3,6−トリメチルフェノールのような少な
くとも一種のモノヒドロキシ芳香族化合物の酸化的カッ
プリングによって製造される。一般にかゝるカップリン
グに対して触媒系が使用される。かゝる触媒系は典型的
には銅、マンガン又はコバルト化合物のような少なくと
も一種の重金属化合物を通常は種々の他の物質との組合
せで含有する。
【0010】前述したところから、本発明において使用
し得るポリフェニレンエーテルは構造単位又は付随する
化学的特徴の変動にかゝわりなく現在既知のすべてのポ
リフェニレンエーテルを包含することは当業者には明ら
かであろう。本発明において使用し得るエチレン性不飽
和オルトエステル単量体の代表的なものは次式によって
表わされる。
【0011】
【化10】
【0012】上記式において、R1 はC1-6 アルキレン
基であり;R2 はC1-4 第1級又は第2級アルキル基又
はC* とともに第二の5員又は6員環を形成するアルキ
レン基であり;R3 はC1-4 第1級又は第2級アルキル
基又はC6-10芳香族基であり;あるいはR2 及びR3
それらを連結している原子とともに5員、6員又は7員
環を形成するものとし;xはR2 及びC* が環を形成す
る場合は0であり、それ以外の場合は1であり;R7
水素又はC1-4 第1級又は第2級アルキル基である。Z
は次式:
【0013】
【化11】
【0014】(式中、R4 ,R5 及びR6 は同一でも異
ってもよく、それぞれ水素、又はC1- 8 アルキル基又は
その置換誘導体、又はアリール基又はその置換誘導体で
あり;yは1又はそれ以上の値であり;Xは後記の意義
を有する)によって表わされるグラフト化性の不飽和基
である。前記の式において、R1 はC1-6 アルキレン
基、たとえばメチレン、エチレン、プロピレン、トリメ
チレン、ペンタメチレン又はヘキサメチレン基である。
メチレン基が好ましい。
【0015】R2 基はC1-4 第1級又は第2級アルキル
基、たとえばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル又は第2級ブチル基であ
り得る。第1級アルキル基、特にメチル基が一般に好ま
しい。R3 基はR2 について前記定義したごときC1-4
第1級又は第2級アルキル基、又はC6-10芳香族(好ま
しくは芳香族炭化水素)基であり得る。最後に、R2
びR3 は一緒にそれらを連結している原子とともに5
員、6員又は7員環を形成することができる。したがっ
て、ある種のスピロ型オルトエステル官能化ポリフェニ
レンエーテルもこの式の範囲内に包含される。
【0016】m及びnの値は環式オルトエステル分子部
分が5員環であるか6員環であるかによって決まる。一
般に5員環が好ましい;すなわちmは0でありnは1で
ある。しかしながら、6員環が存在する場合の組成物、
すなわちm及びnがともに1であるか又はmが0であり
nが2である場合、も使用し得る。Zは前記式に示され
る酸素結合を介してオルトエステル分子部分に結合され
る基を表わす。前記式中のR4 −R6 は当該技術におい
て既知の任意の置換基を、該置換基がオルトエステル基
に対して不活性である条件で、含有し得る。用語“不活
性”は該置換基がオルトエステル分子部分と何等かの感
知し得る割合で反応する可能性をほとんど又は全くもた
ないことを意味する。Xは
【0017】
【化12】
【0018】を表わし得る。本発明において使用し得る
型の単量体の例はアクリレート、メチクリレート、シン
ナメート、シンナミル、アリル及びビニルベンジル置換
のオルトエステルである。かゝる化合物は米国特許出願
SN.07/645,179号明細書に記載される方法
に従って製造することができる。
【0019】オルトエステルのいくつかの製造をつぎの
製造例によって説明する。製造例A−Dにおけるすべて
の生成物の分子構造はプロトン( 1H)及び炭素−13
13C)核磁気共鳴スペクトル分析によって確認した。製造例A 機械的攪拌機、均圧式添加ロート及び窒素導入管を備え
た容量5リットルの三つ首フラスコに4−ヒドロキシメ
チル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラ
ン301g(2.03モル)、トリエチルアミン514
g(5.08モル)及び塩化メチレン2リットルを装入
した。このフラスコを氷−水浴中に浸漬しそして塩化ア
クリロイル193.1g(2.13モル)を窒素雰囲気
下で攪拌しつつ50分かかって添加した。この混合物を
室温で一晩攪拌しそして濾液を水2リットルずつで2回
洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過しそして真
空ストリッピング処理した。この残渣に遊離基開始剤と
して3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニルスルフィドを200ppmの割合で添加し、ついで真
空蒸留した。所望の生成物、4−アクリロイルオキシメ
チル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラ
ン、は80−85℃/0.5−1.0トルで溜出した。製造例B 4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−メチル−
1,3−ジオキソラン281g(1.9モル)、トリエ
チルアミン481g(4.76モル)及び塩化メタクリ
ロイル199g(1.9モル)を用いて製造例Aの方法
を反復した。生成物、4−メタクリロイルオキシメチル
−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラン、
は80℃/0.4トルで捕集された。製造例C 4−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−2−フェニル−
1,3−ジオキソラン21g(100ミリモル)、トリ
エチルアミン25.3g(250ミリモル)、塩化アク
リロイル9.5g(105ミリモル)及び塩化メチレン
150mlを用いて製造例Aの方法を反復した。粗生成物
を塩基性アルミナ上で溶離剤としてヘキサン中の15容
量%酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーによ
って精製して所望の4−アクリロイルオキシメチル−2
−メトキシ−2−フェニル−1,3−ジオキソランを得
た。製造例D 機械的攪拌機、均圧式添加ロート、冷却器及び温度計を
備えた容量250mlの4つ首フラスコに4−ヒドロキシ
メチル−2−メトキシ−2−メチル−1,3−ジオキソ
ラン51.9g(350ミリモル)及び粉末状水酸化ナ
トリウム14.01g(350ミリモル)を装入した。
このスラリーを窒素雰囲気下で15分間攪拌した後、ビ
ニルベンジルクロライド(異性体混合物)41.1g
(270ミリモル)を10分間で滴加した。この混合物
を80℃まで加熱すると発熱反応が生起して温度は14
0℃まで上昇した。この混合物を窒素雰囲気下で一晩攪
拌し、塩化メチレン400ml及びトリエチルアミン5ml
で稀釈しそして塩化ナトリウム水溶液250mlずつで2
回洗滌した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾
過しそして真空ストリッピング処理した後、残渣を塩基
性アルミナ上で溶離剤としてヘキサン及び塩化メチレン
の2:1(容量比)混合物を用いるカラムクロマトグラ
フィーによって精製した。かくして所望の4−(2−メ
トキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラニル)メチル
ビニルベンジルエーテルの異性体混合物を得た。
【0020】さらに本発明においては開始剤、耐衝撃性
改良剤及び滑剤を包含する随意成分も使用される。オル
トエステル単量体及びポリフェニレンエーテルの割合は
形成されるPPE−g−OE中に望まれるグラフト化基
の割合に応じて広範囲に変更し得る。オルトエステルグ
ラフト化性単量体対PPEの重量比は典型的には約0.
05ないし10.0の範囲、好ましくは約0.50ない
し3.0の範囲である。
【0021】本発明における使用に適当な開始剤は当該
技術において一般に知られている遊離基開始剤を包含す
る。特定の開始剤は種々のペルオキシド及びヒドロペル
オキシドを包含する。これら特定の開始剤の代表的な例
はベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキシン−3及びクメンヒドロペルオキシドを包含
し、特に2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペ
ルオキシ)ヘキシン−3が好ましい。開始剤の使用量は
PPEに関して0ないし約0.5重量%の範囲で変動し
得る。
【0022】本発明のPPE−g−OEはポリエステ
ル、ポリアミド又は官能化ポリオレフィンのような他の
重合体と混合して共重合体含有配合物を形成し得る。こ
れらの配合物は“一工程”法によっても調製し得る;す
なわちPPE、グラフト化性OE、他の重合体、随意に
使用し得る開始剤及び耐衝撃性改良剤のすべてを一連続
法で反応させることもできる。この方法は一般にポリエ
ステル、ポリアミド又は官能化ポリオレフィンに結合さ
れた有意量のPPEを与えかつ高延性物質を生ずる。好
ましいポリエステルはフェノール60重量%及び1,
1,2,2−テトラクロルエタン40重量%の混合物中
で30℃で測定した固有粘度に基づいて一般に約20,
000−70,000の範囲の数平均分子量をもつポリ
(エチレンテレフタレート)及びポリ(ブチレンテレフ
タレート)である。
【0023】ポリフェニレンエーテル組成物用の耐衝撃
性改良剤は天然及び合成エラストマー状重合体、典型的
にはオレフィン(たとえばエチレン、プロピレン、1−
ブテン及び4−メチル−1−ペンテン)、アルケニル芳
香族単量体(たとえばスチレン及びα−メチルスチレ
ン)、共役ジエン(たとえばブタジエン、イソプレン及
びクロロプレン)及びビニル系カルボン酸及びそれらの
誘導体(たとえば酢酸ビニル、アクリル酸、アルキルア
クリル酸、エチルアクリレート、メチルメタクリレート
及びアクリロニトリル)のような単量体から誘導される
もの、を包含する。これらは単独重合体及びランダム、
ブロック、ラジアルブロック、グラフト及びコア−シエ
ル型の共重合体ならびにそれらの組合せを包含する。
【0024】適当なオレフィンの単独重合体は低密度、
線状低密度及び高密度ポリエチレン、アイソタクチック
ポリプロピレン等を包含する。共役ジエン重合体はポリ
ブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、イソプレ
ン−イソブテン共重合体、クロルブタジエン重合体、ブ
タジエン−アクリロニトリル共重合体及びポリイソプレ
ンのような単独重合体及びランダム共重合体を包含す
る。エチレン単位を主成分とし、中程度の割合のプロピ
レン単位及び約20モル%までの非共役ジエン単量体単
位を含むエチレン−プロピレン−ジエン単量体ゴムも適
当である。
【0025】特に有用な耐衝撃性改良剤の一群はアルケ
ニル芳香族化合物及びジエン化合物のAB(ジブロッ
ク)及びABA(トリブロック)共重合体及びコア−シ
エル型グラフト共重合体、特にスチレンブロック及びブ
タジエン又はイソプレンブロックを含んでなるこれら共
重合体を含有してなるものである。共役ジエンブロック
は部分的に又は完全に水素添加することができ、その場
合該ブロックはエチレン−プロピレンブロック又は同等
物として表わすことができかつオレフィンブロック共重
合体の性質と同様の性質を有する。この型のトリブロッ
ク共重合体の例はポリスチレン−ポリブタジエン−ポリ
スチレン(SBS)、水素添加ポリスチレン−ポリブタ
ジエン−ポリスチレン(SEBS)、ポリスチレン−ポ
リイソプレン−ポリスチレン(SIS)、ポリ(α−メ
チルスチレン)−ポリブタジエン−ポリ(α−メチルス
チレン)及びポリ(α−メチルスチレン)−ポリイソプ
レン−ポリ(α−メチルスチレン)である。特に好まし
いトリブロック共重合体はシエル社から登録商標“キャ
リフレックス(CARIFLEX)”、登録商標“クレ
イトンD(KRATON D)”及び登録商標“クレイ
トンG(KRATONG)”として商業的に入手し得る
ものである。
【0026】金属イオンで部分的に又は完全に中和され
得るイオノマー樹脂及びコア−シエル型グラフト共重合
体もまた耐衝撃性改良剤として適当である。一般に、後
者、すなわちコア−シエル型グラフト共重合体は主とし
て共役ジエン又は架橋アクリレートから構成されるゴム
状コアと該コア上に重合されたかつモノアルケニル芳香
族及び/又はアクリル系単量体のみ又はそれと他のビニ
ル単量体との組合せから誘導された1個又はそれ以上の
シエルとを有する。コア−シエル型グラフト共重合体に
はゼネラル・エレクトリック社から入手可能でありかつ
米国特許第3,944,631号明細書に記載されるご
とき、コア及びシエルの界面に該コア及びシエルに使用
されている樹脂の相互貫入状網状構造を有する点を特徴
とする共重合体が包含される。
【0027】他の耐衝撃性改良剤は極性基又は活性官能
基をもつ単位を含む前述した型のものならびに登録商標
“チオコール(THIOKOL)”ゴム、ポリスルフィ
ドゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテルゴム(たとえ
ばポリプロピレンオキシド)、エピクロルヒドリンゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、熱可塑性ポリエステル
エラストマー及び熱可塑性エーテル−エステルエラスト
マーのような種々の重合体を包含する。
【0028】耐衝撃性改良剤の使用量は臨界的ではな
く、ポリフェニレンエーテル100重量部当り約0ない
し約25重量部の範囲で変動し得る。本発明のために適
当な滑剤は当該技術において一般に既知の滑剤を包含す
る。典型的な滑剤は一般にポリ−α−オレフィン、脂肪
酸アミド、アルミニウムメチルメチルホスホネート(A
MMP)及びフルオル添加剤を包含する。一般に、本発
明の組成物と反応しない任意の滑剤を使用し得る。ポリ
−α−オレフィンの特定の例はASTM試験法D445
によって測定して100℃で約2ないし約20センチス
トークス、好ましくは8ないし12センチストークスの
動粘度をもつ飽和α−オレフィン液体を包含する。かゝ
るα−オレフィン液体はヘンケル社から商業的に入手可
能であり、これらは登録商標“エメリー(EMER
Y)”3002、“エメリー”3004、“エメリー”
3006等である。別の例として、ガルフ・オイル社に
よって製造された合成液(synfluids)も有用
である。水素添加されたα−オレフィン液体は全組成物
の約0.05ないし約5重量%を構成する。
【0029】脂肪酸アミドは一般に約4ないし約22個
の炭素原子をもつ少なくとも一種の脂肪酸をもつ。商業
的に入手可能な脂肪酸アミドはしばしば脂肪酸の混合物
から形成され、かゝる脂肪酸アミド混合物も本発明の組
成物に使用するに適当である。脂肪酸アミドの特定の例
はステアルアミド、アラキドアミド、ベヘンアミド、オ
レアミド、エルクアミド、ステアリルエルクアミド、エ
ルシルエルクアミド、オレイルパルミトアミド、ステア
リルステアルアミド及びエルシルステアルアミドを包含
する。好ましい脂肪酸アモドはオレイルパルミトアミド
である。
【0030】本発明において使用し得るアルミニウム塩
滑剤はアルミニウムメチルメチルホスホネート(AMM
P)及びアルミニウムメチルエチルホスホネートを包含
する。滑剤の使用量は一般に約0ないし約0.8重量%
の範囲で変動し得る。特に有用な滑剤はグラフト化用官
能基と認め得るような反応を生起せずかつ配合物中に存
在するいかなる重合体の分解も生じないような低融点固
体又は油状物の形態のこれら化合物である。
【0031】本発明のPPE−g−OE及び該PPE−
g−OEを用いて形成される共重合体含有配合物はさら
に慣用の成分、たとえば充填剤、難燃化剤、顔料、染
料、安定化剤、帯電防止剤、結晶化助剤、離型剤等、な
らびに前記に言及しなかった樹脂質成分、を含有し得
る。PPE−g−OEを形成するためには、グラフト化
性単量体はPPE−g−OEの形成を達成せしめるに有
効な時間PPEと接触させなければならない。この滞留
時間は一般に約0.01ないし約10分間、好ましくは
約0.5ないし約2分間である。グラフト化温度もまた
PPE−g−OEの形成の因子となる。すなわちグラフ
ト化温度は一般に250−350℃の範囲である。後記
する第I表はグラフト化温度の増加がポリエステル/P
PE−g−OE配合物の性質に及ぼす効果を実証してい
る。
【0032】PPE−g−OEは一般にゲルを形成しな
いものである。“ゲルを形成しない”とはPPE−g−
OEの実質的に全量が不溶性物質を何等残存することな
しにクロロホルム又はトルエンで抽出し得ることを意味
する。本発明は5%を超えないゲル含量をもつ官能化重
合体を与える。PPE−g−OEから共重合体含有組成
物を製造するに適当なポリエステルは式: (式中、各R8 は独立的に二価脂肪族、脂環族又は芳香
族炭化水素基又はポリオキシアルキレン基を表わしそし
てA1 は二価芳香族基を表わす)の構造単位を含んでな
るものである。かゝるポリエステルは熱可塑性ポリエス
テル、代表的にはポリ(アルキレンジカルボキシレー
ト)、エラストマー状ポリエステル、ポリアリーレート
及び共ポリエステルカーボネートのようなポリエステル
共重合体を包含する。末端置換ポリフェニレンエーテル
中のオルトエステル基との間で生起する主反応はポリエ
ステルのカルボン酸基が関与するものであるので、該ポ
リエステルは比較的高いカルボン酸末端基濃度をもつこ
とがきわめて好ましい。一般に約5−250マイクロ当
量/gの範囲の濃度が適当であり、10−100マイク
ロ当量/gの濃度が好ましく、30−100マイクロ当
量/gの濃度がより好ましく、40−80マイクロ当量
/gの濃度が特に望ましい。
【0033】ポリエステルは式:
【0034】
【化13】
【0035】(式中、R8 はさきに定義したとおりであ
り、R9 はポリオキシアルキレン基であり、そしてA2
は三価芳香族基である)の構造単位を含み得る。前記式
中のA 1 基は多くの場合p−又はm−フェニレン基又は
それらの混合物であり、そしてA2 は通常トリメリト酸
から誘導されかつ式:
【0036】
【化14】
【0037】の構造をもつ。R8 基はたとえばC2-10
ルキレン基、C6-10脂環族基、C6-20芳香族基又はアル
キレン基中に約2−6個、多くの場合4個の炭素原子を
もつポリオキシアルキレン基であり得る。前記したとお
り、この一群のポリエステルはポリ(アルキレンテレフ
タレート)及びポリアリーレートを包含する。ポリ(ア
ルキレンテレフタレート)がしばしば好ましく、ポリ
(エチレンテレフタレート)及びポリ(ブチレンテレフ
タレート)がもっとも好ましい。
【0038】ポリエステルはフェノール60重量%及び
1,1,2,2−テトラクロルエタン40重量%の混合
物中で30℃で測定した固有粘度(I.V.)に基づい
て一般に約20,000−70,000の範囲の数平均
分子量を有する。ポリアミドもまた共重合体含有組成物
の形成のために使用し得る。使用し得るポリアミドはア
ミノ基とカルボン酸基との間に少なくとも2個の炭素原
子をもつモノアミノ−モノカルボン酸又はそのラクタム
の重合によって、又は2個のアミノ基の間に少なくとも
2個の炭素原子を含むジアミンとジカルボン酸との実質
的に等モル比での重合によって、又はジアミン及びジカ
ルボン酸の割合に応じたモノアミノカルボン酸又はその
ラクタムの重合によって製造されたものを包含する。
(用語“実質的に等モル”比とは厳密な意味での等モル
比及び得られるポリアミドの粘度の安定化のための慣用
の技術において生ずるような厳密な等モル比から若干逸
脱した比率の両方を包含するものである。)ジカルボン
酸はその官能性誘導体の形、たとえばエステル又は酸塩
化物の形で使用し得る。
【0039】ポリアミドの製造に有用な前述したモノア
ミノモノカルボン酸又はそのラクタムの例はアミノ基と
カルボン酸基との間に2ないし16個の炭素原子を含む
かゝる化合物を包含する。たゞし、ラクタムの場合には
該2ないし16個の炭素原子は−CO−NH基を含む環
を形成しているものである。モノアミノモノカルボン酸
及びラクタムの特定の例としては6−アミノカプロン
酸、ブチロラクタム、ピバロラクタム、ε−カプロラク
タム、カプリルラクタム、エナントラクタム、ウンデカ
ノラクタム、ドデカノラクタム及び3−及び4−アミノ
安息香酸をあげることができる。
【0040】ポリアミドの製造に使用するに適当なジア
ミンは直鎖及び分枝鎖アルキル、アリール及びアルカリ
ールジアミンを包含する。代表的なジアミンはトリメチ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン(これがしばしば好ましい)、トリメチルヘキ
サメチレンジアミン、m−フェニレンジアミン及びm−
キシリレンジアミンである。
【0041】ジカルボン酸は次式: HOOC−Y−COOH (式中、Yは少なくとも2個の炭素原子を含む二価脂肪
族又は芳香族基である)によって表わすことができる。
脂肪族ジカルボン酸の例はセバシン酸、オクタデカンジ
カルボン酸、スベリン酸、グルタル酸、ピメリン酸及び
アジピン酸である。
【0042】結晶質及び非晶質ポリアミドのいずれも使
用することができるが、結晶質ポリアミドの方が耐溶剤
であるという理由でしばしば好ましい。ポリアミド又は
ナイロン(しばしばこの名称が用いられている)の典型
的な例はポリアミド6(ポリカプロラクタム)、66
(ポリヘキサメチレンアジポアミド)、11、12、6
3、64、6/10及び6/12ならびにテレフタル酸
及び/又はイソフタル酸及びトリメチルヘキサメチレン
ジアミンから誘導されたポリアミド;アジピン酸及びm
−キシリレンジアミンから誘導されたポリアミド;アジ
ピン酸、アゼライン酸及び2,2−ビス(p−アミノフ
ェニル)プロパン又は2,2−ビス(p−アミノシクロ
ヘキシル)プロパンから誘導されたポリアミド及びテレ
フタル酸及び4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ンから誘導されたポリアミドを包含する。前記したポリ
アミドの又はそれらの初期重合体、二種又はそれ以上の
混合物及び/又は共重合体もそれぞれ本発明の範囲内で
ある。好ましいポリアミドはポリアミド−6、46、6
6、11及び12、もっとも好ましくはポリアミド−6
6である。
【0043】本発明の共重合体含有組成物の製造に使用
するために官能化され得るオレフィン重合体(以下、場
合によっては“ポリオレフィン”と呼ぶ)はエチレン、
プロピレン、1−ブテン、2−ブテン;1−ペンテン、
2−ペンテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン及び1−ドデセンを包含
する既知の脂肪族オレフィンの単独重合体及び共重合体
である。C2-6 オレフィンが好ましく、エチレン及びプ
ロピレンがもっとも好ましい。
【0044】共重合体の製造のためには、該ポリオレフ
ィンは前記したカルボン酸置換基をもつことが必要であ
る。これらの置換基はポリオレフィンの製造に際してア
クリル酸又は無水マレイン酸のような適当な官能性共単
量体を使用することによってポリオレフィン中に結合し
得る。これらの置換基は同じ共単量体を用いてすでに製
造されたポリオレフィン上にグラフト重合せしめること
によって又はその他の従来技術において認められている
官能化手段によってポリオレフィン上に付与せしめるこ
ともできる。商業的に入手し得るグラフト官能化ポリオ
レフィンの任意のものを使用することができ、あるいは
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン及びポリプロ
ピレンのような商業的に入手し得る非官能化ポリオレフ
ィンから適当な重合体を製造することもできる。
【0045】本発明の新規PPE−g−OEを用いて共
重合体含有組成物を製造するために、均質配合物の形成
を達成する配合法を用いることがきわめて好ましい。適
当な配合法は溶液配合法を包含するが、かゝる方法は多
くの重合体(特にポリエステル)についてはそれらがも
っとも普通の溶剤中に不溶性であるために制限された適
応性をもつに過ぎない。この理由で及び商業的規模の重
合体処理工場において溶融配合設備を利用することがで
きるという理由で、溶融反応法が一般に好ましい。慣用
の溶融配合法及び設備を使用することができ、特に押出
機は比較的便利でありかつ特に適当であるという理由で
しばしば好ましい。典型的な反応温度は約175−35
0℃の範囲である。末端置換されていないポリフェニレ
ンエーテルに関して前述したごとく真空ガス抜きを伴う
押出法が通常好ましく、特に該ポリフェニレンエーテル
の製造又は加工処理において真空ガス抜きを使用してい
なかった場合に好ましい。
【0046】樹脂質成分を均質に配合し得る配合法及び
装置、特に混練による配合法及び装置は当業者のよく知
るところであろう。かゝる配合装置の例はディスク−パ
ックプロセッサー及び種々の型の押出装置である。押出
装置の例は連続式ミキサー、一軸スクリュー混練式押出
機、スタッガード構造のスクリュー、前進ねじ付き混練
機、円筒型ブッシュ及び左ねじスクリュー要素のような
特徴をもつ同方向回転かみ合い型及び反対方向回転非か
み合い型二軸スクリュー押出機;及び少なくとも1個、
好ましくは2個の混練ブロック要素を含むスクリューを
もつ押出機である。
【0047】ポリフェニレンエーテルとポリエステル、
ポリアミド等との共重合体の一製造法は本出願人自身の
米国特許出願SN.07/351,905号明細書に開
示されている。この方法はポリフェニレンエーテルにエ
ポキシクロルトリアジンを反応させることによって末端
置換基を結合させることからなる。かゝる末端置換ポリ
フェニレンエーテルはポリエステル、ポリアミド及び官
能化オレフィン重合体のような求核性重合体とともに容
易に共重合体を形成し、そしてかゝる共重合体を含む配
合物は高い衝撃強さ、高い引張強さ及び構造保全性を包
含する多くの望ましい性質を有する。
【0048】しかしながら、キャッピング剤としてのエ
ポキシクロルトリアジンの使用はある種の不利益をもた
らす。かゝる不利益としては特にエポキシクロルトリア
ジンの製造においてグリシドールのような化合物を使用
する必要があげられる。グリシドールは高価であり、し
かも発癌性を有する。したがって、他の重合体と反応性
であるポリフェニレンエーテルを形成し得るような新し
い反応試薬の開発に引続き高い関心が向けられている。
【0049】
【実施例の記載】本発明を以下実施例によってさらに説
明する。すべてのパーセント表示は重量による。反応試
薬のパーセントはポリフェニレンエーテルの量に基づく
ものである。実施例1 PPE−g−OE及びポリエステルの配合物の衝撃強さ
についての式:
【0050】
【化15】
【0051】の4−アクリロイルオキシメチル−2−メ
トキシ−2−メチル−1,3−ジオキソラン単量体の添
加効果を確認するために多数の実験を行なった。使用し
たPPEは固有粘度(I.V.)0.41をもつ2,6
−ジメチル−1,4−ポリフェニレンエーテルであり、
250gの量で添加した。上記の式のアクリレートオル
トエステル(AOE)は種々の割合で添加した。これら
の配合物は開始剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3を0.2重量%
及び滑剤としてヘンケル社より登録商標“エメリー”3
008として提供されるポリ−α−オレフィン3重量%
を使用した。
【0052】OEの重量%添加量は全PPEの重量%に
基づくものであった。また、このPPEはGEプラスチ
ックス社から入手したものであった。ノッチ付きアイゾ
ット衝撃強さ試験(NI)はASTM試験法D−648
に従って行なった。引張試験はASTM試験法D−63
8に従って行なった。ダイナタップ(Dynatup)
試験はASTM試験法D−3763−83に従って行な
った。
【0053】PPE(I.V.0.41;250g)、
滑剤(7.5g)、開始剤(0.5g)及び所望の割合
のオルトエステル(第2表参照)を乾式配合して微細粉
末を製造した。この混合物をウェルディング・エンジニ
アーズ(Welding Engineers)社製2
0mm二軸スクリュー非かみ合い逆回転式押出機に供給し
た。スクリュー速度は360rpm でありそして供給速度
はトルクの読みを5−6アンペア(amp )に保つように
維持した。バレル温度はつぎのとおりであった。帯域
1:250°F(121℃);帯域2:375°F(1
91℃);帯域3−6及び金型温度:510−570°
F(266−299℃)。形成された押出体を集め、ペ
レットに形成しそして110℃で3時間乾燥した。これ
らのペレットをゲル透過クロマトグラフィーによって測
定して約50,000の数平均分子量をもつポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)及び29,000の重量平
均分子量をもつポリスチレン末端ブロックと116,0
00の重量平均分子量をもつ水素添加ブタジエン中央ブ
ロックとをもつSBSトリブロック共重合体(シエル・
オイル社製登録商標KG−1651)とPPE−g−O
E/PBT/耐衝撃性改良剤の比1/2/0.33で配
合した。得られる押出体をペレットに形成しそして12
0℃で2時間乾燥した。これらのペレットをボーイ(B
oy)15T型射出成形機上でアイゾット試験棒及び引
張試験棒に成形した。バレル温度は280℃、金型温度
は60℃、そして射出圧力は1000psi であった。結
果を第I表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】第I表の結果から、グラフト化温度はグラ
フト化を生起させるに十分高い温度であるが、PPE上
のオルトエステル官能基を不活性に保持するに十分低い
温度に保持しなければならないことを認め得る。こゝで
生起する反応機構としてはPPEとグラフト化性単量体
との間の熱的反応又は遊離基反応が考えられる。試料1
〜5についてのデータは1重量%程度の低いAOE添加
量を使用して延性部材を製造し得ることを実証してい
る。グラフト化温度を約550°F(288℃)以上に
増加すると最終の配合物の物理的性質は低下する。
【0056】実施例2 種々のオルトエステル単量体を使用して後記の条件下で
PPE−g−OEを製造した。使用した単量体の量及び
型を後記第II表に示す。第II表にはさらにこれらの単量
体を使用して得られた最終のPPE−g−OE/PBT
/耐衝撃性改良剤配合物の改善された耐衝撃性を示す耐
衝撃性データも示す。
【0057】グラフト化速度は510°F(266℃)
であった。PPE(実施例1と同様I.V.0.41;
250g)、実施例1と同じ滑剤及び実施例1と同じ開
始剤を第II表に示す特定のオルトエステル単量体ととも
に乾式配合して微細粉末を製造した。グラフト化押出は
ウェルディング・エンジニアーズ社製20mm二軸スクリ
ュー非かみ合い逆方向回転式押出機上で行なった。スク
リュー速度は360rpm であり、そして供給速度はトル
クの読みを5−6アンペアの間に保つように維持した。
バレル温度はつぎのとおりであった。帯域1:250°
F(121℃);帯域2:375℃(191℃);帯域
3−6及び金型温度:510−570°F(266−2
99℃)。この押出体を集め、ペレットに形成しそして
110℃で3時間乾燥した。得られたPPE−g−OE
ペレットをゲル透過クロマトグラフィーによって測定し
て約50,000の数平均分子量をもつポリブチレンテ
レフタレート(PBT)及び耐衝撃性改良剤(シエル・
オイル社製、登録商標KG−1651のSBSトリブロ
ック共重合体)と1/2/0.33の比で配合した。こ
の配合物をついでウェルディング・エンジニアーズ社製
20mm二軸スクリュー非かみ合い逆方向回転式押出機上
で押出した。スクリュー速度は400rpm そして供給速
度はトルクの読みを5−6アンペアに保つように維持し
た。この押出物をペレットに形成しそして120℃で2
時間乾燥した。これらのペレットをボーイ15T型射出
成形機上で、バレル温度280℃、金型温度60℃、射
出圧力1000psi の条件でアイゾット試験棒及び引張
試験棒に成形した。
【0058】
【表2】
【0059】実施例3 本実施例は実施例2のアクリレートオルトエステルから
製造されたPPE−g−OE/PBT配合物中に種々の
遊離基開始剤を使用した場合の効果を示すものである。
第III 表に示すごとく、開始剤の使用により若干の有利
な効果が認められるが、開始剤が存在しなくてもグラフ
ト化は生起し得る。これに関して考え得る説明の一つは
PPEの主鎖の熱転位による遊離基の発生に基づいて十
分なグラフト化が生起するというものである。たゞし、
これは単に一つの提起された機構に過ぎない。
【0060】
【表3】
【0061】実施例4 本実施例はPPE上に実施例2のアクリレートエステル
1を用いてグラフト化させる工程において滑剤を使用す
る場合に該滑剤濃度の影響を示すものである。分光分析
による試験(プロトンNMR)の結果はアクリレートオ
ルトエステルの添加量を一定に保持しながら滑剤濃度を
減少させた場合に活性オルトエステル濃度が減少(10
−15%)することを示している。第IV表は滑剤濃度を
増加させるとノッチ付きアイゾット衝撃強さの値が幾分
改善されることを示している。
【0062】
【表4】
【0063】実施例5 本発明の別の一実施態様では、後記第V表に示すごとき
種々の組成の配合物を下流供給法(a downstr
eam feed process)を用いて製造し
た。PPE、滑剤及びオルトエステル単量体を実施例1
に述べたごとく配合した。別の容器でPBT及び登録商
標“フィナプリーン(FINAPRENE)”401
(全配合物の10%)を実施例1におけるごとく配合し
て均一混合物を得た。配合物質の下流供給を可能にする
ように装備したウェルナー・プライデラー(Werne
r・Pfleiderer)型30mm同方向回転式押出
機上でグラフト化押出を行なった。上記PPE配合物は
350rpm で540°F(282℃)にセットされた押
出機スロート部温度をもつ押出機中に供給した。この溶
融物を真空ガス抜きし、そしてこの真空孔の下流の位置
で、PBT/耐衝撃性改良剤配合物(SBS耐衝撃性改
良剤として不飽和の登録商標“フィナプリーン”401
を用いて実施例2に述べたごとく製造された)を押出機
中に供給した。押出機の下流部分は510°Fの温度に
セットされかつ別の真空孔が金型の手前に設けられてい
る。押出体を前述したごとくペレットに形成し、乾燥し
そして成形した。第VI表に製造された配合物の物理的性
質を示す。共重合体の形成はクロロホルムで抽出するこ
とによって確認した。AOEは延性配合物を生成し、好
ましい出発単量体である。
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ベニイ・ヤテス,ザ・サード アメリカ合衆国、ニューヨーク州、グレ ンモント、クリスケン・ドライブ、38番

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンエーテルと下記の式で表
    わされるエチレン性不飽和オルトエステルとの反応によ
    って製造される官能化ポリフェニレンエーテル。 【化1】 上記式中、R1 はC1-6 アルキレン基であり; R2 はC1-4 第1級又は第2級アルキル基であり; R3 はC1-4 第1級又は第2級アルキル基或いはC6-10
    芳香族基であり;或いはR2 とR3 はそれらを連結して
    いる原子とともに5員、6員又は7員環を形成するもの
    であってもよく; R4 ,R5 及びR6 は同一でも異なってもよく、それぞ
    れ水素或いは置換又は未置換C1-8 アルキル基或いは置
    換又は未置換アリール基であり; R7 は水素或いはC1-4 第1級又は第2級アルキル基で
    あり; Xは次式のものであり; 【化2】 xはR2 とC* が環を形成する場合は0で、それ以外の
    場合は1であり; mは0又は1であり; nは1又は2であり; yは1以上の値である。
  2. 【請求項2】 前記R2 及びR3 がメチルである請求項
    1記載の官能化ポリフェニレンエーテル。
  3. 【請求項3】 前記R1 がメチレンであり、R4 ,R5
    及びR6 がいずれも水素であり、Xが−C(=O)−で
    ある請求項2記載の官能化ポリフェニレンエーテル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の官能化ポリフェニレンエ
    ーテルと、組成物の全重量を基準にして0.05〜5.
    0重量%のポリ−α−オレフィン、脂肪酸、アルミニウ
    ムメチルホスホネート及びフルオル添加剤からなる群か
    ら選択される滑剤とを含んでなる組成物。
  5. 【請求項5】 ポリフェニレンエーテルと下記の式で表
    わされる少なくとも1種類のエチレン性不飽和オルトエ
    ステルとを250℃−350℃の範囲内の温度において
    配合する工程を含んでなる官能化ポリフェニレンエーテ
    ルの製造方法。 【化3】 上記式中、R1 はC1-6 アルキレン基であり; R2 はC1-4 第1級又は第2級アルキル基であり; R3 はC1-4 第1級又は第2級アルキル基或いはC6-10
    芳香族基であり;或いはR2 とR3 はそれらを連結して
    いる原子とともに5員、6員又は7員環を形成するもの
    であってもよく; R4 ,R5 及びR6 は同一でも異なってもよく、それぞ
    れ水素或いは置換又は未置換C1-8 アルキル基或いは置
    換又は未置換アリール基であり; R7 は水素或いはC1-4 第1級又は第2級アルキル基で
    あり; Xは次式のものであり; 【化4】 xはR2 とC* が環を形成する場合は0で、それ以外の
    場合は1であり; mは0又は1であり; nは1又は2であり; yは1以上の値である。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法において、前記配合
    を溶融配合法で行うことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法において、遊離基開
    始剤がポリフェニレンエーテルを基準にして0.5重量
    %以下の量で存在することを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、前記遊離
    基開始剤が2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチ
    ルペルオキシ)−ヘキシン−3であることを特徴とする
    方法。
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