JPH0698503A - 平面型整流子 - Google Patents

平面型整流子

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Publication number
JPH0698503A
JPH0698503A JP15806092A JP15806092A JPH0698503A JP H0698503 A JPH0698503 A JP H0698503A JP 15806092 A JP15806092 A JP 15806092A JP 15806092 A JP15806092 A JP 15806092A JP H0698503 A JPH0698503 A JP H0698503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
sections
resin
bulging
filled
Prior art date
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Pending
Application number
JP15806092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuzo Kurosawa
拓三 黒澤
Hideki Sasaki
英樹 佐々木
Kenichi Sugiyama
賢一 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAMURA SEISAKUSHO KK
SUGIYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KAWAMURA SEISAKUSHO KK
SUGIYAMA SEISAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KAWAMURA SEISAKUSHO KK, SUGIYAMA SEISAKUSHO KK filed Critical KAWAMURA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 整流子片に充填されるモールド樹脂の保持強
度を大きくする。 【構成】 平面型整流子1における整流子片3の一方の
面3bより突出して設けた結線部7を半径方向にプレス
して、この結線部7の基部に係合用の脹出部9を設けて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平面型整流子に係
り、さらに詳細には、整流子片に充填されるモード樹脂
の保持強度を大きくすることのできる平面型整流子に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、整流子として例えば平面型の整流
子においては、一般的に銅または銅合金等の導電材料を
素材とした円板に、合成樹脂等の絶縁材を一体にモール
ド成形した後に、円板に放射状のスリットを刻設して必
要個数のセグメントを形成し、このセグメントと電線と
の結合用の折曲部を設けて平面型の整流子に構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の平面型の整流子にては、銅または銅合金等で製作さ
れた円板に、合成樹脂等の絶縁材をモールド成形により
一体的に接着しているが、平面型の整流子では接着面積
が少ないため、負荷が加わると接着面が剥離したり、ク
ラックが入るという不都合があった。また、接着強度を
増すため円板の側面より突起を突出させて構成した平面
型の整流子もあるが、従来の突起形状では充分満足でき
る保持強度は得られなかった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、整流子片に充填されるモールド樹脂の保持強度を
より大きくした整流子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、平面型整流子における整流子片の一方
の面より突出して設けた結線部を半径方向にプレスし、
この結線部の基部に係合用の脹出部を設けて平面型整流
子を構成した。
【0006】また、この発明は、平面型整流子における
整流子片の一方の面より突出して設けた結線部を半径方
向にプレスし、この結線部の基部に係合用の脹出部を設
けると共に、前記と同一の面より突出した複数個の係合
用の突起を設けて平面型整流子を構成した。
【0007】
【作用】この発明の整流子を採用することにより、平面
型整流子の整流子片に設けた結線部の基部に脹出部を形
成したことにより、整流子片にモード樹脂剤を充填した
際、前記脹出部に樹脂剤が囲繞して接着されるので、保
持強度の向上が図れる。
【0008】また、整流子片に設けた結線部の基部に脹
出部を設けると共に複数個の突起を設けた整流子におい
ては、整流子片にモールド樹脂剤を充填した際、前記脹
出部に樹脂剤が囲繞して接着されると共に、前記突起に
も樹脂剤が囲繞して接着されるので、更に強固な保持強
度が得られる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】先ず、第1の実施例について説明する。
【0011】図4,図5および図6を参照するに、この
各図は整流子片の素材を形成する段階を示し、整流子1
を構成する一部材である整流子片3は、銅あるいは銅合
金等の導電性と展延性を有する金属円板素材に、例えば
鍛造、押出し加工を施して円板3aの中心に穴5と、円
板3aの一方の側面3bの外周に独立して柱状の結線部
7を複数箇所に突出形成する。
【0012】次の工程として、本実施例の主要部である
結線部7に脹出部が形成される。すなわち、図1、図2
および図3を参照するに、結線部7の肉厚の約半分をプ
レスして、結線部7の基部の内側に脹出部9を形成す
る。この脹出部9はプレスにより段部11が形成される
と同時に半円形部13を備えて結線部7の両側に張出さ
れる。
【0013】そして、結線部7に脹出部9が形成された
ら、治具にセットして整流子片3にモールド樹脂剤を充
填し所定の加工が施されて整流子1とする。すなわち、
図7および図8を参照するに、整流子片3の結線部7を
折曲げモールド樹脂剤を充填して樹脂部15を設け、樹
脂部15の中心に電動機の回転子の軸に嵌合する嵌合穴
17を穿設し、整流子片3のブラシ摺接面3cにスリッ
ト19を加工して複数のセグメント21を設けて整流子
を完成する。なお、符号23はブラシである。
【0014】上記構成により、結線部7に脹出部9を形
成したことにより、モールド樹脂剤を充填すると、樹脂
は結線部7の脹出部9に備えた半円形部13と段部11
を囲繞してA部分にも充填されるため、樹脂は半径方向
に引掛り回転時の遠心力に対して剥離することがない。
また、負荷が加わってもクラック等が発生することな
く、強固に接着され保持強度を向上させることができ
る。
【0015】次に、第2の実施例について説明する。図
12、図13および図14を参照するに、この各図は整
流子片の素材を形成する段階を示し、整流子1を構成す
る一部材である整流子片25は、銅あるいは銅合金等の
導電性と展延性を有する金属円板素材に、例えば鍛造、
押出し加工を施して円板25aの中心に穴5を形成す
る。また、同時に円板25aの一方の側面25bの外周
にリング状の連結部27を押出成形する。この連結部2
7の内側に一体的に柱状の結線部29を複数箇所に突出
形成すると共に、前記穴5の近傍に複数個の突起31を
突出形成する。
【0016】次の工程として、本実施例の主要部である
結線部29に脹出部が形成される。すなわち、図9、図
10および図11を参照するに、結線部29の肉厚の約
半分の内側部分をプレスして、結線部29の基部に脹出
部9を形成する。この脹出部9はプレスにより段部11
が形成されると同時に半円形部13を備えて結線部29
の両側に脹出される。更に、前記突起31を押圧して鍔
部33を形成する。
【0017】そして、結線部29に脹出部9が形成され
たら、整流子片25の外周に形成されたリング形状の連
結部27内にモールド樹脂を充填する。その後に、前記
連結部27を切削除去して、結線部29をそれぞれ独立
した柱状に形成すると共に前記樹脂部に所定の加工が施
されて整流子1となる。なお、この加工手段は第1の実
施例にて図7および図8を基に説明したものと、同一で
あるため説明を省略する。
【0018】上記構成により、結線部29に脹出部9を
形成したことにより、モールド樹脂剤を充填すると、樹
脂は結線部29の脹出部29に備えた半円形部13と段
部11を囲繞して、A部分にも充填される。更に、樹脂
は穴5の近傍に複数個の鍔部33を備えた突起31が設
けられているので、この突起31を囲繞してB部分にも
充填される。
【0019】このため、樹脂は半径方向に引掛り回転時
の遠心力に対して剥離することがなくなり、負荷が加わ
ってもクラッチ等が発生することなく、強固に接着され
保持強度を向上させることができる。
【0020】なお、この発明は前述した各実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0021】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、整流子片にモールド樹脂
剤を充填すると、整流子片の一側に設けた結線部の基部
に脹出部が設けられているので、この脹出部を囲繞して
樹脂は接着される。
【0022】このため、樹脂は半径方向に引掛り回転時
の遠心力に対して剥離することなく、負荷が加わっても
クラック等が発生することなく、強固に接着され保持強
度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を示し、この発明の主要部である
整流子片の正面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿った断面図であ
る。
【図4】整流子片の素材を示す正面図である。
【図5】図4におけるV-V 線に沿った断面図である。
【図6】図4におけるVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】整流子を示す正面図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線に沿った断面図であ
る。
【図9】第2の実施例を示し、この発明の主要部である
整流子片の正面図である。
【図10】図9におけるX −X 線に沿った断面図であ
る。
【図11】図9におけるXI−XI線に沿った断面図であ
る。
【図12】整流子片の素材を示す正面図である。
【図13】図12におけるXIII−XIII線に沿った断面図
である。
【図14】図12におけるXIV −XIV 線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
1 整流子 3,25 整流子片 3a,25b 側面 7,29 結線部 9 脹出部 31 突起
フロントページの続き (72)発明者 杉山 賢一 東京都目黒区目黒本町2丁目15番21号 株 式会社杉山製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面型整流子における整流子片の一方の
    面より突出して設けた結線部を半径方向にプレスし、こ
    の結線部の基部に係合用の脹出部を設けてなることを特
    徴とする平面型整流子。
  2. 【請求項2】 平面型整流子における整流子片の一方の
    面より突出して設けた結線部を半径方向にプレスし、こ
    の結線部の基部に係合用の脹出部を設けると共に、前記
    と同一の面より突出した複数個の係合用の突起を設けて
    なることを特徴とする平面型整流子。
JP15806092A 1992-06-17 1992-06-17 平面型整流子 Pending JPH0698503A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15806092A JPH0698503A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 平面型整流子

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JP15806092A JPH0698503A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 平面型整流子

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JPH0698503A true JPH0698503A (ja) 1994-04-08

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JP15806092A Pending JPH0698503A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 平面型整流子

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