JPH0698105A - 画像読み取り・記録装置 - Google Patents

画像読み取り・記録装置

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Publication number
JPH0698105A
JPH0698105A JP4269458A JP26945892A JPH0698105A JP H0698105 A JPH0698105 A JP H0698105A JP 4269458 A JP4269458 A JP 4269458A JP 26945892 A JP26945892 A JP 26945892A JP H0698105 A JPH0698105 A JP H0698105A
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JP
Japan
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laser beam
image reading
image
recording
laser
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Application number
JP4269458A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hama
善博 浜
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0698105A publication Critical patent/JPH0698105A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿を細密に読み取る事の出来る画像読み取
り・記録装置を提供する事である。 【構成】 この発明に係る画像読み取り・記録装置は、
単一の半導体レーザと、原稿が載置されるプラテンガラ
スと、電子写真法を利用して、記録紙上に画像形成させ
る電子記録機構と、半導体レーザから出力されたレーザ
ビームの光路を、プラテンガラス上に載置された原稿に
向かう様に反射させる読み取り位置と、電子記録機構に
向かう様に反射させる記録位置との間で移動される第1
の反射ミラーと、この読み取り位置にある第1の反射ミ
ラーを介して、原稿からの反射レーザビームを受光し
て、原稿の画像情報を読み取る画像読み取り機構とを具
備する事を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単一のレーザ出力手
段から出力されたレーザビームを用いて、原稿の画像を
読み取ると共に、電子写真法を利用して記録紙上に画像
を形成するよう構成された画像読み取り・記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿面を露光して、原稿像を
読み取る読み取り機構と、帯電された感光ドラム表面の
感光体を原稿からの反射光により像露光して静電潜像を
形成し、この静電潜像に現像剤としてのトナーを付着さ
せて現像し、記録用紙にトナー像を転写すると共に定着
装置によって記録用紙に定着させる所謂電子写真法を利
用する画像形成機構とを備えた画像読み取り・記録装
置、例えば、電子複写装置やファクシミリ装置等が知ら
れている。
【0003】この従来の画像読み取り・記録装置におい
ては、画像読み取り時には、原稿照射ランプを用いて、
原稿面を全面に渡り露光する様に構成され、また、原稿
面からの反射光により画像形成機構において感光体に対
して像露光する様に構成されている。一方、電話回線等
を介して装置外部から伝送されてきた画像情報は、レー
ザ光学系にもたらされ、このレーザ光学系においては、
画像情報に基づきレーザビームが変調され、この変調さ
れたレーザビームにより、感光体を像露光する様に構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構成の画像読み取り・記録装置においては、原稿
面の画像読み取りを、原稿照射ランプを用いて行ってい
る為、原稿を細密に画像読み取りすることが出来ず、改
善が要望されていた。また、原稿面の画像読み取りと、
画像形成とが夫々独立した状態で光源を備えている為、
装置の全体構成を小型化する事、及び、装置の低廉化が
困難であり、この点においても改善が要望されていた。
更に、読み取り画像を変倍等の画像処理をする為に、従
来においては、原稿面からの反射光学系におけるレンズ
位置等を変更することが必要となっており、その為の駆
動系が複雑となり、上述した様に装置の全体構成を小型
化する事、及び、装置の低廉化が困難であると共に、レ
ンズ位置等を変更する為の変更時間が必ず発生し、操作
者にその変更時間の間、作業の待ちを強要する事とな
り、作業性の悪さが指摘されている。
【0005】
【発明の目的】この発明は、上述した事情に鑑みなされ
たもので、この発明の目的は、原稿を細密に読み取る事
の出来る画像読み取り・記録装置を提供する事である。
また、この発明の他の目的は、全体構成を小型化し、ま
た、低廉化を図る事の出来る画像読み取り・記録装置を
提供する事である。また、この発明の別の目的は、読み
取り画像を変倍等の画像処理をする際において、光学系
のレンズ位置等を変更しなくて済む画像読み取り・記録
装置を提供する事である。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的達成の為、この発
明に係る画像読み取り・記録装置は、単一のレーザ出力
手段と、原稿が載置されるプラテンガラスと、電子写真
法を利用して、記録紙上に画像形成させる記録手段と、
前記レーザ出力手段から出力されたレーザビームの光路
を、前記プラテンガラス上に載置された原稿に向かう様
に反射させる読み取り位置と、前記記録手段に向かう様
に反射させる記録位置との間で移動される第1の反射ミ
ラーと、この読み取り位置にある第1の反射ミラーを介
して、前記原稿からの反射レーザビームを受光して、前
記原稿の画像情報を読み取る画像読み取り手段とを具備
する事を特徴としている。
【0007】
【実施例】以下に、この発明に係わる画像読み取り・記
録装置の第1の実施例の構成を、電子ファクシミリ装置
に適用した場合につき、添付図面を参照して詳細に説明
する。図1に示す様に、この電子ファクシミリ装置10
は、装置本体12と、この装置本体12の上面上に配設
され、図示しない原稿がその原稿面を下に向けた状態で
載置されるプラテンガラス14(原稿載置台)とを概略
備えている。即ち、このプラテンガラス14の上面が、
後述するレーザスキャニングユニット16による被検面
として規定される様に設定されている。尚、この第1の
実施例においては、プラテンガラス14は図示しない往
復移動機構により図中左右方向に沿って往復移動される
様に構成されている。
【0008】この装置本体12内には、上述したレーザ
スキャニングユニット16と、このレーザスキャニング
ユニット16から出力されたレーザビームを用いて、プ
ラテンガラス14上に載置された原稿の原稿像を読み取
る為の画像読み取り機構18(図4及び図5に示す。)
と、この画像読み取り機構18で読み取られた画像情報
や、オンラインで接続されたコンピュータ等から入力さ
れる画像情報や、電話回線を用いて伝送されてきた画像
情報を、レーザスキャニングユニット16から変調され
て出力されたレーザビームを介して、電子写真法によっ
て記録用紙としての連続記録紙であるファンホールド紙
Pに画像形成して装置本体12外に出力する為の電子記
録機構20とが収納されている。
【0009】この電子記録機構20は、図示する様に感
光体としての感光ドラム22を一方向に沿って回転可能
に備え、この感光ドラム22の周囲には、これの回転方
向に沿って、感光ドラム22の感光層から残留トナーを
除去する為のトナークリーニングユニット24と、感光
層を除電する為の除電ランプ26と、感光層を全面に渡
り帯電させる為の帯電チャージャ28と、帯電された感
光層に後述するレーザスキャニングユニット16を介し
て像露光されて形成された静電潜像をトナーを介して現
像する為の現像ユニット30と、感光層上のトナー像を
ファンホールド紙P上に転写させる為の転写チャージャ
32とが、順次配設されている。尚、帯電チャージャ2
8と現像ユニット30との間で、レーザスキャニングユ
ニット16により像露光される像露光位置IEが設定さ
れている。
【0010】また、この電子記録機構20は、ファンホ
ールド紙Pを装置本体12内に取り込む為の取り込みロ
ーラ34を、転写チャージャ32と感光ドラム22との
間で規定される転写部よりも、ファンホールド紙の搬送
方向に関して上流側に備え、また、転写されたトナー像
をファンホールド紙P上に定着させる為の定着装置36
がファンホールド紙Pの搬送方向下流側に備えている。
ここで、転写部から定着装置36へのファンホールド紙
Pの搬送経路中には、搬送途中のファンホールド紙Pに
対してバックテンションをかけてファンホールド紙Pの
弛みを防止すると共に蛇行を抑制する為のトラクタ38
が配置されて構成されている。尚、上述した電子記録機
構20の構成は、従来構成と実質的に同一である為、そ
の詳細な説明は省略する。
【0011】一方、上述した装置本体12内には、レー
ザスキャニングユニット16から出力されてきたレーザ
ビームを反射して、プラテンガラス14上に載置された
原稿に向かわせるか、または、電子記録機構20に向か
わせるかを選択する第1の反射ミラーとしての切り換え
反射ミラー40が配設されている。即ち、この切り換え
反射ミラー40は、レーザスキャニングユニット16か
ら出力されてきたレーザビームを、図1に示す様に、プ
ラテンガラス14上に載置された原稿に向けて反射させ
る読み取り位置と、図2に示す様に、電子記録機構20
に向けて反射させる記録位置との間で、回動自在に支持
され、図示しない回動機構により回動駆動される様にな
されている。尚、この切り換え反射ミラー40は、この
第1の実施例においては、読み取り位置における設定角
度を、ここで反射されたレーザビームがプラテンガラス
14上に載置された原稿に対して垂直に入射される様に
設定されている。
【0012】次に、上述したレーザスキャニングユニッ
ト16の構成を、図1乃至図9を参照して、詳細に説明
する。即ち、図1及び図3に示す様に、このレーザスキ
ャニングユニット16は、装置本体12内の電子記録機
構20の上方に配設されたハウジング42を備えてい
る。このハウジング42は、内部が中空状になされて、
プラテンガラス14の移動方向に沿って延出している。
このハウジング42の一端部の上下両面には、一方向に
沿って(即ち、図中、紙面に直交する方向に沿って)延
出する開口44、46が夫々厚さ方向に貫通した状態で
形成されている。ここで、上面に形成された開口44
は、プラテンガラス14上に載置された原稿を照射する
為のレーザビームが導出される為に、また、下面に形成
された開口46は、電子記録機構20の感光ドラム22
の感光層上の像露光位置IEを像露光する為の変調され
たレーザビームが導出される為に、夫々形成されてい
る。ここで、上述した切り換え反射ミラー40は、丁
度、上下一対の開口44,46の間に位置した状態で、
ハウジング42内に上述した様に回動自在な状態で配設
されている。
【0013】また、このハウジング42内には、図4及
び図5に示す様に、ハウジング42の底面上に取り付け
られた状態で、レーザ光学系Lが配設されている。この
レーザ光学系Lは、図5に取り出して示す様に、レーザ
光を出力する半導体レーザ48と、この半導体レーザ4
8から出力されたレーザ光を平行ビームに変換する為の
コリメータレンズ50と、このコリメータレンズ50か
ら出力されたレーザビームを所定のビーム径に整形する
為のスリット板52と、このスリット板52のスリット
52aを透過したレーザビームの楕円形状の光束を走査
面上で円形状の光束に直すと共に、非点収差を補正する
為のアナモフィカルレンズ(シリンダレンズ)54と、
このアナモフィカルレンズ54から出力されたレーザビ
ームを等角速度で偏向させる為の偏向手段としてのポリ
ゴンミラー(回転多面鏡)56と、このポリゴンミラー
56で偏向されたレーザビームを、像面としての被検面
X(即ち、プラテンガラス14上面における原稿載置
面)において等速の線速度で走査させると共に、レーザ
光学系Lの光軸にレーザビームの主光線が平行となる様
に変換する為の為の結像レンズとしての走査レンズ系5
8とを基本的に備えている。尚、レーザビームの主光線
がレーザ光学系Lの光軸に平行となされる事により、こ
のレーザビームは、被検面Xに対して、このレーザビー
ムが入射される被検面X上の反射点を通る走査方向に沿
う延出軸線に対して垂直になるように、入射される事に
なる。ここで、以下の説明においては、この様なレーザ
ビームの入射状態を、表現の簡略化の為、単に、「レー
ザビームが被検面Xに対して垂直に入射される」と表現
するものとする。
【0014】ここで、上述した半導体レーザ48は、こ
の第1の実施例においては、5mWの光出力(定格)で、
例えば、780nmのレーザ波長のレーザ光を放射する様
に構成されている。また、上述したポリゴンミラー56
は図示しない駆動モータにより、約6,500rpm の回
転数で一定回転される様に設定されている。
【0015】また、上述した走査レンズ系58は、この
第1の実施例においては、第1乃至第3のレンズ58a
〜58cから構成されており、第1及び第2のレンズ5
8a,58bは、ポリゴンミラー56で偏向されたレー
ザビームを、走査面X′(図4に一点鎖線で示す。)に
おいて等速の線速度で走査させる様にfθレンズ群から
形成され、第3のレンズ58cは、第2のfθレンズ5
8bから出力されたレーザビームを、テレセントリック
に、即ち、走査レンズ系58の光軸がレーザビームの主
光線と平行になった状態で、被検面X上で結像する様に
テレセントリックレンズから形成されている。換言すれ
ば、このように被検面Xに入射されるレーザビームをテ
レセントリックに、即ち、被検面Xに対してレーザビー
ムが垂直に入射される様に設定する為に、第3のレンズ
58cが備えられている。尚、この第1の実施例におい
ては、この走査レンズ系58を構成する第1及び第2の
fθレンズ群58a,58bは、ガラスから形成され、
第3のテレセントリックレンズはプラスチックから形成
されている。
【0016】また、この第3のテレセントリックレンズ
58cは、この第1の実施例においては、入射側及び射
出側の面が共に非球面となる様に形成されている。この
ように非球面となる射出面を備える事により、テレセン
トリック性を達成する為に必要となるレンズ枚数が少な
くて済み、この第1の実施例の様に、1枚のレンズのみ
でテレセントリック性を達成する事が可能となる。ここ
で、この第3のテレセントリックレンズ58cは、その
機能上、被検面Xの走査範囲の全幅に渡り延出する状態
で形成されなければならない為、テレセントリック性を
達成する為に多数枚のレンズ構成が必要となると、その
費用が高いものにつくが、上述した様にこの第1の実施
例では非球面を採用する事により少ない枚数でテレセン
トリック性を達成する事が出来るので、コストの低廉化
を達成することが出来ると共に、配設スペースが少なく
て済み、装置全体の小型化を達成することが出来る事に
なる。
【0017】ここで、このように走査レンズ系58を備
える事により、被検面Xに垂直に入射したレーザビーム
は、この被検面Xで反射され、ここに至る入射光路と同
じ光路を全く逆に戻る事になる。即ち、被検面Xからの
反射レーザビームは、第3、第2、そして第1のfθレ
ンズ系58c,58b,58aを順次透過し、ポリゴン
ミラー56で再び反射され(逆偏向され)、アナモフィ
カルレンズ54を透過して、上述したスリット板52に
向けて戻る事になる。
【0018】一方、上述したスリット板52とアナモフ
ィカルレンズ54との間の光路中には、上述した画像読
み取り機構18の一構成要件を規定するビームスプリッ
タ60が介設されている。このビームスプリッタ60
は、底面が直角二等辺三角形を呈する三角柱形状の2つ
のプリズムガラス60a,60bを、斜辺に対応する面
を間にハーフミラー60cを介設した状態で互いに合わ
せ、立方体形状となる様にして形成されている。このビ
ームスプリッタ60は、ハーフミラー60cが光路に対
して45度で傾斜する状態で光路中に配設されている。
このようにビームスプリッタ60を備える事により、ア
ナモフィカルレンズ54を透過し、スリット板52に向
けて戻って来た所の被検面Xからの反射レーザビーム
は、このビームスプリッタ60のハーフミラー60cに
より部分的に反射され、半導体レーザ48とポリゴンミ
ラー56とを結ぶ光路から分離されることになる。換言
すれば、その反射分離光路は元の光路から90度だけ、
図中斜め上方に向けて折れ曲がった状態で設定される事
になる。
【0019】一方、この画像読み取り機構18として、
この反射分離光路中には、ハーフミラー60cで分離さ
れた反射レーザビームを集光される為の集光レンズ62
が介設され、また、この集光レンズ62により集光され
る位置に、第1の受光素子64が配設されている。尚、
この第1の受光素子64の配設位置は、上述した被検面
Xと共役な位置となる様に設定されている。この第1の
受光素子64は、被検面Xで反射されたレーザビームを
受けて、その受光強度に応じた電気信号を出力する様に
構成されている。換言すれば、この第1の受光素子64
からの出力信号は、被検面Xの表面情報、例えば、表面
欠陥情報や画像情報を含んでいるものである。この第1
の受光素子64は、後に図6を参照して説明する第1の
電気回路Aに組み込まれ、この第1の電気回路Aを介し
て、出力信号が外部に取り出される様に設定されてい
る。
【0020】ここで、以上の説明から明らかな様に、こ
の第1の受光素子64には、1本の反射レーザビームが
入射される事になるので、唯1つの受光素子が用いられ
得る事になる。換言すれば、この発明においては、多数
の受光素子が直線状に配列されたラインセンサを用いる
ことなく、被検面Xを所定の幅(即ち、走査幅)で読み
取る事が出来る事になる。
【0021】また、走査レンズ系58の第2及び第3の
fθレンズ群58b,58cの間には、第1及び第2の
fθレンズ群58a,58bで走査の線速度を等速とな
る様になされたレーザビームの中で、ポリゴンミラー5
6における偏向範囲内であって、被検面Xでの走査範囲
外の一方側に外れたレーザビームを反射する為の反射ミ
ラー66が、ハウジング42の内側面上に固定されてい
る。一方、この走査範囲外の他方側に位置した状態で、
反射ミラー66で反射されたレーザビームを受ける為の
第2の受光素子68が、ハウジング42の内側面上に固
定されている。この第2の受光素子68は、この第1の
実施例においては、これへのレーザビームの入射に対応
して、レーザビームの被検面X上における一走査での水
平同期信号を出力する為のビームデテクターとして機能
する様に設定されている。
【0022】換言すれば、この第2の受光素子68への
レーザビームの入射に伴い、被検面Xの一走査毎におけ
る夫々の走査開始位置が規定され、従って、この第2の
受光素子68からの水平同期信号(HSYNC)の出力
を基準として、各々の走査におけるレーザビームの照射
位置が正確に検出される事になる。尚、この第2の受光
素子68は、後に図7を参照して説明する第2の電気回
路Bに組み込まれ、この第2の電気回路Bを介して、水
平同期信号(HSYNC)が外部に取り出される様に設
定されている。
【0023】一方、この第1の実施例において上述した
ビームスプリッタ60を備える事により、半導体レーザ
48から出力され、スリット板52のスリット52aを
透過したレーザビームは、このビームスプリッタ60の
ハーフミラー60cにより部分的に反射され、半導体レ
ーザ48とポリゴンミラー56とを結ぶ光路から分離さ
れされることになる。換言すれば、その出力分離光路は
元の光路から90度だけ、図中斜め下方に向けて折れ曲
がった状態で設定される事になる。
【0024】この出力分離光路中には、ハーフミラー6
0cで分離された出力レーザビームを受光する為の第3
の受光素子70が配設されている。この第3の受光素子
70は、半導体レーザ48から出力されたレーザビーム
を受けて、その受光強度に応じた電気信号を出力する様
に構成されている。換言すれば、この第3の受光素子7
0からの出力信号は、半導体レーザ48の出力状態の変
化情報を含んでいるものである。この第3の受光素子7
0は、後に図8を参照して説明する第3の電気回路Cに
組み込まれており、この第3の電気回路Cは、半導体レ
ーザ48の光出力を一定となる様に制御する自動出力制
御回路として機能する様に構成されている。この第3の
電気回路Cの出力は、半導体レーザ48に接続されてい
る。
【0025】このように、この第1の実施例において
は、第3の受光素子70を備え、これからの出力信号に
基づき自動出力制御回路Cを駆動して、半導体レーザ4
8のレーザ光の出力を制御する事により、半導体レーザ
48の光出力を所定の値に正確に一定に保持することが
出来る事になる。このように半導体レーザ48の光出力
を一定に保持する事により、例えば、このレーザ光学系
Lを用いて、被検面X上の原稿面の画像を読み取る際に
おいて、詳細は後述するが、第1の受光素子64で受光
した反射レーザビームを画像情報として読み込む事が可
能となる。
【0026】ここで、この第1の実施例においては、第
1の受光素子64として唯1つのフォトダイオードを備
え、上述した第1の電気回路Aは、図6に示す様に、こ
のフォトダイオード64へのレーザビームの入射に伴い
オン動作する第1のトランジスタTR1と、この第1の
トランジスタTR1のエミッタ端子に接続され、ここか
らの電流を増幅する為の第1のオペアンプOP1とを主
として備え、このほかに、種々の抵抗とコンデンサを備
えて構成されている。そして、この第1の電気回路Aに
おいては、上述した第1のオペアンプOP1の出力端
が、被検面Xの表面状態の読取情報を有する信号が出力
される出力端として機能する様に設定されており、この
第1の電気回路Aの出力端と上述した第2の電気回路B
の出力端とを図9に示す画像処理部72に接続する事に
より、この画像処理部72において、画像情報を読み取
る事が出来る事になる。
【0027】また、図7に示す様に、水平同期信号を出
力する為のビームデテクターとして機能する第2の受光
素子68は、1つのフォトダイオードから構成され、上
述した第2の電気回路Bは、このフォトダイオード68
へのレーザビームの入射に伴いオン動作する第2のトラ
ンジスタTR2と、この第2のトランジスタTR2のエ
ミッタ端子に接続され、ここからの電流を増幅する為の
第2のオペアンプOP2とを主として備え、このほか
に、種々の抵抗とコンデンサを備えて構成されている。
そして、この第2の電気回路Bにおいては、上述した第
2のオペアンプOP2の出力端が、水平同期信号(HS
YNC)が出力される出力端として機能する様に設定さ
れており、上述した様にして、画像処理部72に、第1
の電気回路Aの出力端と共に接続されている。
【0028】更に、図6に示す様に、半導体レーザ48
から射出されたレーザビームを受ける為の第3の受光素
子70は、1つのフォトダイオードから構成され、半導
体レーザ48の光出力を一定となる様に制御する為の自
動出力制御回路として機能する第3の電気回路Cは、半
導体レーザ48に動作電流を出力する為のドライバとし
ての集積回路74と、フォトダイオード70から出力さ
れた電流のピーク値をホールドする為のAPC用ピーク
ホールド回路76と、フォトダイオード70を保護する
為の保護回路78と、記録時に半導体レーザ48を所定
の周波数で変調する為の変調回路80とを主として備え
ている。尚、この第3の電気回路Cは周知の構成である
為、図8にその具体構成を示すのみで、詳細な説明を省
略する。
【0029】次に、図9を参照して、この第1の実施例
における電子ファクシミリ装置10の制御系の構成を説
明する。図9に示す様に、この制御系は、全体制御を司
る全体制御部82を備え、この全体制御部82には、上
述した画像処理部72と変調回路80とが接続されると
共に、電話回線を介して外部から伝送されてきた画像情
報を受け、また、画像読み取り機構18を介して読み取
った原稿の画像情報を電話回線を介して外部に伝送する
為の通信制御部84と、電話回線を介して外部から伝送
されてきた画像情報や、画像読み取り機構18を介して
読み取った原稿の画像情報を一旦記憶しておく為のメモ
リ86と、インプット/アウトプット部88を介して外
部装置としての例えばパーソナルコンピュータ90が接
続されている。また、図示していないが、この全体制御
部82は、切り換え反射ミラー40を切り換え駆動する
為の駆動機構に接続され、画像読み取りモード時には、
切り換え反射ミラー40を読み取り位置に、また、記録
モード時には、切り換え反射ミラー40を記録位置に夫
々回動する様に駆動制御する様に構成されている。
【0030】尚、上述した画像処理部72は、詳細は図
示していないが、内部に変倍機能を有する変倍処理部9
2を有しており、この変倍処理部92において、ここに
入力されてきた画像情報を任意の変倍率で変倍処理する
様に構成されている。即ち、この第1の実施例において
は、変倍レンズを用いること無く、且つ、この変倍レン
ズを移動させることなく、単なる情報処理で変倍動作を
実行する様に構成されている。次に、以上の様に構成さ
れたレーザスキャニングユニット16を用いて被検面X
上の原稿面の画像を、即ち、プラテンガラス14上に載
置された原稿の原稿面の画像を読み取る為の読み取り方
法について、以下に説明する。
【0031】先ず、画像読み取りモードが設定される
と、全体制御部82は切り換え反射ミラー40は図1に
示す読み取り位置に回動させる。この状態から、変調回
路80が変調動作を実行しない状態で、ドライバ74は
半導体レーザ48から所定の光出力でレーザ光を出力す
る。この出力されたレーザ光は、コリメータレンズ50
で平行光束に変換され、スリット板52のスリット52
aを透過する事により所定径のレーザビームに整形され
る事になる。そして、このスリット板52を通り抜けた
レーザビームは、ビームスプリッタ60に入射し、この
ビームスプリッタ60のハーフミラー60cで部分的に
反射され、ここに入射したレーザビームの一部を出力分
離光路に向けて分離されることになる。ここで、この出
力分離光路に分離されたレーザビームの一部は、第3の
受光素子70に入射し、この入射に応じて第3の受光素
子70から出力される電気信号は、第3の電気回路Cを
介して、半導体レーザ48の光出力を所定の一定値に保
持する為に利用される事になる。
【0032】一方、ビームスプリッタ60のハーフミラ
ー60cをそのまま透過したレーザビームの残りの部分
は、アナモフィカルレンズ54を透過する事により、レ
ーザビームの楕円形状の光束を走査面上で円形状の光束
に直されると共に、非点収差を補正される事になる。そ
して、このアナモフィカルレンズ54を射出したレーザ
ビームは、回転中のポリゴンミラー56の一つの反射面
で反射され、この反射面が回転する事に応じて、所定の
偏向角度で等角速度で偏向される事になる。この様にポ
リゴンミラー56で偏向されたレーザビームは、走査レ
ンズ系58に入射し、走査レンズ系58の中の第1及び
第2のfθレンズ群58a,58bを透過する事によ
り、被検面Xにおいて等速の線速度で走査する様に変換
され、また、第3のテレセントリックレンズ58cを透
過する事により、テレセントリックに、即ち、レーザビ
ームの主光線が、光軸に平行となる様に変換される事に
なる。
【0033】この様にして、走査レンズ系58を射出し
たレーザビームは、読み取り位置にある切り換え反射ミ
ラー40で反射され、光軸に対して垂直に置かれた被検
面Xに向けて垂直に入射する事になる。従って、この被
検面X上に載置された原稿面で反射されたレーザビーム
は、入射角度が90度であるので、入射光路と同一の光
路を逆に戻る事になる。ここで、この反射レーザビーム
は、被検面Xにおける画像情報を含んでいる事は言うま
でもない。
【0034】即ち、被検面X上の原稿面からの反射レー
ザビームは、再び、読み取り位置にある切り換え反射ミ
ラー40で反射され、この後、走査レンズ系58の第3
のテレセントリックレンズ58cを透過し、第2及び第
1のfθレンズ群58b,58aを順次透過し、ポリゴ
ンミラー56の出力時(入射時)に反射された反射面で
再び反射され、偏向前の元の状態に、復帰される事にな
る。換言すれば、ポリゴンミラー56と半導体レーザ4
8とを結ぶ光路を出力時(入射時)とは逆に戻る事にな
る。そして、アナモフィカルレンズ54を透過した反射
レーザビームは、上述したビームスプリッタ60に先程
とは逆方向から入射する事になる。ここで、このビーム
スプリッタ60に入射した反射レーザビームは、これの
ハーフミラー60cで部分的に反射され、ここに入射し
た反射レーザビームの一部を反射分離光路に向けて分離
されることになる。ここで、この反射分離光路に分離さ
れた反射レーザビームの一部は、第1の受光素子64に
入射し、この入射に応じて第1の受光素子64から出力
される電気信号は、第1の電気回路Aを介して、画像処
理回路に送られ、被検面X上の画像情報の読み取り動作
に利用される事になる。
【0035】ここで、半導体レーザ48から射出された
レーザ光が被検面X上の原稿面に照射されるタイミング
と、この被検面X上の原稿面で反射後、第1の受光素子
64で検出されるタイミングとの実質的な同時性につい
て、以下に検証する。
【0036】先ず、このレーザスキャニングユニット1
6での読取精度(即ち、解像度)を600dpi とする
と、600dpi の解像度は、1インチ当りのドット数が
600である事を意味しているので、1ドット当りの幅
は、2.54/600≒42/.3μmとなる。従っ
て、1ドット分を走査する為に必要となる時間は、6面
のミラー面を有するポリゴンミラー56が上述した様に
6,500rpm で回転し、また、走査レンズ系58の焦
点距離を125mmとすると、約248.8nsecとな
る。一方、レーザビームの速度は光速であるので、3×
1010cm/secである。ここで、半導体レーザ48
から被検面Xまでの光路長と、この被検面Xから第1の
受光素子64までの光路長との合計値を、例えば60cm
とすると、半導体レーザ48から出力されたレーザ光が
第1の受光素子64に受光されるまでに2nsecの時間が
必要となる。
【0037】即ち、解像度600dpi を達成するに際し
て1ドット分を走査する為に必要となる時間である約2
48.8nsecと比較して、半導体レーザ48から出力さ
れたレーザ光が第1の受光素子64に受光されるまでに
必要となる時間である2nsecは、前者の1%以下であ
り、第1の受光素子64の位置は問題にならない為、第
1の受光素子64の受光範囲を充分に広く設定する事に
より確実に吸収する事の出来、実質的に誤差範囲内と見
做す事の出来る時間である。この様にして、第1の受光
素子64で検出しているレーザビームは、実質的に同時
に、被検面X上の原稿面で反射されたレーザビームであ
ると見做すことが出来、換言すれば、被検面X上の原稿
面で反射されたレーザビームは、実質的に同時に、第1
の受光素子64で検出される事になる。次に、以上の様
に構成されたレーザスキャニングユニット16を用い
て、電子記録機構ム22を介して画像を連続用紙P上に
形成させる為の記録方法について、以下に説明する。
【0038】先ず、記録モードが設定されると、全体制
御部82は切り換え反射ミラー40は図2に示す記録位
置に回動させる。この状態から、通信制御部84を介し
て得られた画像情報、または、メモリ86に予め記憶さ
れた画像情報、または、インプット/アウトプット部8
8を介してパーソナルコンピュータ90から出力されて
きた画像情報に応じて変調回路80により変調された状
態で、ドライバ74は半導体レーザ48から所定の光出
力でレーザ光を出力する。この出力されたレーザ光は、
コリメータレンズ50で平行光束に変換され、スリット
板52のスリット54aを透過する事により所定径のレ
ーザビームに整形される事になる。そして、このスリッ
ト板52を通り抜けたレーザビームは、ビームスプリッ
タ60に入射し、このビームスプリッタ60のハーフミ
ラー60cで部分的に反射され、ここに入射したレーザ
ビームの一部を出力分離光路に向けて分離されることに
なる。ここで、この出力分離光路に分離されたレーザビ
ームの一部は、第3の受光素子70に入射し、この入射
に応じて第3の受光素子70から出力される電気信号
は、第3の電気回路Cを介して、半導体レーザ48の光
出力を所定の一定値に保持する為に利用される事にな
る。
【0039】一方、ビームスプリッタ60のハーフミラ
ー60cをそのまま透過したレーザビームの残りの部分
は、アナモフィカルレンズ54を透過する事により、レ
ーザビームの楕円形状の光束を走査面上で円形状の光束
に直されると共に、非点収差を補正される事になる。そ
して、このアナモフィカルレンズ54を射出したレーザ
ビームは、回転中のポリゴンミラー56の一つの反射面
で反射され、この反射面が回転する事に応じて、所定の
偏向角度で等角速度で偏向される事になる。この様にポ
リゴンミラー56で偏向されたレーザビームは、走査レ
ンズ系58に入射し、走査レンズ系58の中の第1及び
第2のfθレンズ群58a,58bを透過する事によ
り、被検面Xにおいて等速の線速度で走査する様に変換
され、また、第3のテレセントリックレンズ58cを透
過する事により、テレセントリックに、即ち、レーザビ
ームの主光線が、光軸に平行となる様に変換される事に
なる。
【0040】この様にして、走査レンズ系58を射出し
たレーザビームは、記録位置にある切り換え反射ミラー
40で反射され、電子記録機構20を構成する感光ドラ
ム22の感光層上に照射される事になり、上述した電子
写真法を用いて、連続用紙P上に画像が形成される事に
なる。
【0041】以上詳述した様に、この第1の実施例によ
れば、画像読み取りの為の光源としてレーザ出力手段と
しての半導体レーザ48を用いる様にしている為、原稿
の画像を細密に読み取ることが出来る事になる。また、
この第1の実施例によれば、画像読み取りの為の光源と
画像記録の為の光源とを、単一の半導体レーザ48から
構成する様にしている為、全体構成を小型化することが
出来ると共に、光源共通化によりコストの低廉化を達成
することが出来る事になる。
【0042】更に、この第1の実施例によれば、画像処
理部72に変倍処理部92を設け、この変倍処理部92
に変倍の為の画像処理機能を持たせる事により、極めて
容易に変倍動作を実行することが出来る事になる。即
ち、従来においては、レーザ走査系Lに変倍用レンズを
備えさせ、且つ、この変倍用レンズの配設位置を移動さ
せる事によって初めて変倍動作を達成していたが、この
第1の実施例においては、これら変倍用レンズを備える
必要もなく、また、この変倍レンズを移動させる機構も
必要でなくなり、従って、構成が簡単化されると共に、
全体コストの低廉化を図ることが出来る事になる。
【0043】この発明は、上述した第1の実施例の構成
に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能である事は言うまでも無い。例えば、
上述した第1の実施例においては、記録用紙として、フ
ァンホールド紙P用いる様に説明したが、この発明は、
この様なファンホールド紙の使用に限定されることな
く、即ち、連続紙の使用に何ら限定されるもので無く、
記録用紙としてカット紙を用いることが出来る事は言う
までも無い。
【0044】また、上述した第1の実施例においては、
レーザスキャニングユニット16を装置本体12内に固
定し、プラテンガラス14をレーザスキャニングユニッ
ト16に対して往復移動駆動する様に説明したが、この
発明は、この様な構成に限定されることなく、プラテン
ガラス14を移動させるタイプでは無く、原稿送りロー
ラを回転させる事により原稿がプラテンガラス14上を
搬送される機構であっても良いし、更に、例えば、プラ
テンガラス14を装置本体12上に固定し、レーザスキ
ャニングユニット16をプラテンガラス14に対して往
復移動駆動する様に構成しても良い。また、上述した第
1の実施例においては、電子ファクシミリ装置に適用さ
れる場合につき説明したが、この発明は、この様な適用
例に限定されることなく、例えば、通信機能の無い電子
複写装置に適用する事も出来るし、また、コンピュータ
の外部入出力装置としてのスキャナーや、複写機能の無
い電子プリンタ装置にも適用する事が出来る事は言うま
でも無い。
【0045】また、上述した第1の実施例においては、
読み取り位置にある切り換え反射ミラー40は、ここで
反射されたレーザビームの主光線の光軸が被検面Xに対
して垂直に入射される様な角度に設定される様に説明し
たが、この発明は、この様な構成に限定されることな
く、入射角度が0度以外の任意の角度で被検面Xに対し
て入射させる様に構成しても良い。以下に第2の実施例
として、0度より大きな鋭角でレーザビームの被検面X
に対する入射角度が規定される様に、読み取り位置にあ
る切り換え反射ミラー40の配設角度が設定される場合
の構成を、図10を参照して説明する。
【0046】即ち、この第2の実施例においては、被検
面Xに対して入射するレーザビームの入射角度が0度で
は無いので、反射レーザビームは入射光路とは異なる光
路を進む事になる。換言すれば、この第3の実施例にお
いては、反射レーザビームを受光する為の受光手段はラ
インセンサ98から構成され、且つ、このラインセンサ
96は入射レーザビームの光路とは異なる位置に配設さ
れる事になる。この様に第2の実施例を構成する事によ
り、ビームスプリッタ60を用いなくても、画像情報を
読み取る事が可能となる。
【発明の効果】
【0047】以上詳述した様に、この発明に係る画像読
み取り・記録装置は、単一のレーザ出力手段と、原稿が
載置されるプラテンガラスと、電子写真法を利用して、
記録紙上に画像形成させる記録手段と、前記レーザ出力
手段から出力されたレーザビームの光路を、前記プラテ
ンガラス上に載置された原稿に向かう様に反射させる読
み取り位置と、前記記録手段に向かう様に反射させる記
録位置との間で移動される第1の反射ミラーと、この読
み取り位置にある第1の反射ミラーを介して、前記原稿
からの反射レーザビームを受光して、前記原稿の画像情
報を読み取る画像読み取り手段とを具備する事を特徴と
している。
【0048】従って、この発明によれば、原稿を細密に
読み取る事の出来る画像読み取り・記録装置が提供され
る事になる。また、この発明によれば、全体構成を小型
化し、また、低廉化を図る事の出来る画像読み取り・記
録装置が提供される事になる。また、この発明によれ
ば、読み取り画像を変倍等の画像処理をする際におい
て、光学系のレンズ位置等を変更しなくて済む画像読み
取り・記録装置が提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる画像読み取り・記録装置の第
1の実施例を電子ファクシミリ装置に適用した場合につ
き、特に、切り換え反射ミラーが読み取り位置にある状
態で概略的に示す正面断面図である。
【図2】図1に示す電子ファクシミリ装置を、切り換え
反射ミラーが記録位置にある状態で概略的に示す正面断
面図である。
【図3】図1に示すレーザスキャニングユニットの構成
を示す正面断面図である。
【図4】この発明に係わるレーザ光学系の第1の実施例
の構成を示す水平断面図である。
【図5】図1に示すレーザ光学系の内部構成を取り出し
て示す平面図である。
【図6】第1の電気回路の構成を示す回路図である。
【図7】第2の電気回路の構成を示す回路図である。
【図8】第3の電気回路の構成を示す回路図である。
【図9】制御系の全体構成を示すブロック図である。
【図10】この発明に係わる画像読み取り・記録装置の
第2の実施例の構成を概略的に示す正面断面図である。
【符号の説明】
10 電子ファクシミリ装置(画像読み取り・記録装
置) 12 装置本体 14 プラテンガラス 16 レーザスキャニングユニット(レーザ出力手
段) 18 画像読み取り機構(画像読み取り手段) 20 電子記録機構(記録手段) 22 感光ドラム 24 トナークリーニングユニット 26 除電ランプ 28 帯電チャージャ 30 現像ユニット 32 転写チャージャ 34 取り込みローラ 36 定着装置 38 トラクタ 40 切り換え反射ミラー(第1の反射ミラー) 42 ハウジング 44;46 開口 48 半導体レーザ 50 コリメータレンズ 52 スリット板 52a スリット 54 アナモフィカルレンズ 56 ポリゴンミラー 58 走査レンズ系 58a;58b fθレンズ 58c テレセントリックレンズ 60 ビームスプリッタ 60a;60b プリズムガラス 60c ハーフミラー 62 集光レンズ 64 第1の受光素子 66 反射ミラー 68 第2の受光素子 70 第3の受光素子 72 画像処理部 74 ドライバ 76 APC用ピークホールドブロック 78 保護ブロック 80 変調ブロック 82 全体制御部 84 通信制御部 86 メモリ 88 インプット/アウトプット部 90 パーソナルコンピュータ 92 変倍処理部 98 ラインセンサである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 101 8910−2H 15/04 111 9122−2H

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一のレーザ出力手段と、 原稿が載置されるプラテンガラスと、 電子写真法を利用して、記録紙上に画像形成させる記録
    手段と、 前記レーザ出力手段から出力されたレーザビームの光路
    を、前記プラテンガラス上に載置された原稿に向かう様
    に反射させる読み取り位置と、前記記録手段に向かう様
    に反射させる記録位置との間で移動される第1の反射ミ
    ラーと、 この読み取り位置にある第1の反射ミラーを介して、前
    記原稿からの反射レーザビームを受光して、前記原稿の
    画像情報を読み取る画像読み取り手段とを具備する事を
    特徴とする画像読み取り・記録装置。
  2. 【請求項2】前記第1の反射ミラーは、前記読み取り位
    置において、これで反射されたレーザビームの光軸が前
    記プラテンガラス上に載置された原稿の原稿面に対して
    垂直になる様に設定されている事を特徴とする請求項1
    に記載の画像読み取り・記録装置。
  3. 【請求項3】前記画像読み取り手段は、 前記レーザ出力手段から出力されたレーザビームを偏向
    させる為の偏向手段と、 この偏向手段で変更されたレーザビームの主光線を、光
    軸に平行にすると共に、被検面上で等速に走査させる為
    の走査レンズ系と、 前記レーザ出力手段と偏向手段との間に介設され、前記
    原稿面で反射されて前記レーザ出力手段に向けて前記原
    稿面への入射光路と同一の光路を戻ってきたレーザビー
    ムを、前記光路から分離する為のビームスプリット手段
    と、 このビームスプリット手段で分離されたレーザビームを
    受光する第1の受光手段とを備える事を特徴とする請求
    項2に記載の画像読み取り・記録装置。
  4. 【請求項4】前記第1の受光手段は、1つの受光素子を
    備える事を特徴とする請求項3に記載の画像読み取り・
    記録装置。
  5. 【請求項5】前記偏向手段は、一方向に沿って回転する
    ポリゴンミラーを備える事を特徴とする請求項3に記載
    の画像読み取り・記録装置
  6. 【請求項6】前記走査レンズ系は、fθ性及びテレセン
    トリック性を有するレンズ群から構成される事を特徴と
    する請求項3に記載の画像読み取り・記録装置。
  7. 【請求項7】前記偏向手段により偏向されたレーザビー
    ムの偏向範囲内に配設され、レーザビームを受光する第
    2の受光手段を更に具備する事を特徴とする請求項3に
    記載の画像読み取り・記録装置。
  8. 【請求項8】前記偏向手段により偏向されたレーザビー
    ムの偏向範囲内であって、前記原稿面の走査範囲外に位
    置して配設され、前記レーザビームを反射する第2の反
    射ミラーと、 この反射ミラーで反射されたレーザビーム項を受光する
    第2の受光手段とを更に具備する事を特徴とする請求項
    3に記載の画像読み取り・記録装置。
  9. 【請求項9】前記第2の受光手段は、これへのレーザビ
    ームの入射に伴い、前記原稿面へのレーザビームの走査
    開始位置を規定する検出信号を出力する事を特徴とする
    請求項7または8に記載の画像読み取り・記録装置。
  10. 【請求項10】前記受光素子に接続され、ここで受光し
    た画像情報を記憶する画像記憶手段を更に具備する事を
    特徴とする請求項4に記載の画像読み取り・記録装置。
  11. 【請求項11】前記レーザ出力手段は、前記画像記憶手
    段に記憶された画像情報に基づき変調されたレーザビー
    ムを出力する事を特徴とする請求項10に記載の画像読
    み取り・記録装置。
  12. 【請求項12】前記レーザ出力手段は、装置外部から伝
    送されてきた画像情報に基づき変調されたレーザビーム
    を出力する事を特徴とする請求項3に記載の画像読み取
    り・記録装置。
  13. 【請求項13】前記レーザ出力手段が変調されたレーザ
    ビームを出力する際において、前記第1の反射ミラーは
    記録位置に移動される事を特徴とする請求項11または
    12に記載の画像読み取り・記録装置。
  14. 【請求項14】前記第1の反射ミラーは、前記読み取り
    位置と記録位置との間で、回動自在に支持されている事
    を特徴とする請求項1に記載の画像読み取り・記録装
    置。
  15. 【請求項15】前記第1の反射ミラーは、ここに入射さ
    れてきたレーザビームを全反射させる全反射ミラーであ
    る事を特徴とする請求項1に記載の画像読み取り・記録
    装置。
  16. 【請求項16】前記第1の反射ミラーは、前記読み取り
    位置において、これで反射されたレーザビームの光軸が
    前記プラテンガラス上に載置された原稿の原稿面に対し
    て垂直以外の所定角度となる様に設定されている事を特
    徴とする請求項1に記載の画像読み取り・記録装置。
  17. 【請求項17】画像読み取り手段は、前記原稿面からの
    反射光を受光する第1の受光手段を備える事を特徴とす
    る請求項16に記載の画像読み取り・記録装置。
  18. 【請求項18】前記第1の受光素子は、ラインセンサか
    ら構成される事を特徴とする請求項17に記載の画像読
    み取り・記録装置。
  19. 【請求項19】前記ラインセンサに接続され、ここで受
    光した画像情報を記憶する画像記憶手段を更に具備する
    事を特徴とする請求項18に記載の画像読み取り・記録
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050101883A (ko) * 2004-04-20 2005-10-25 삼성전자주식회사 화상형성장치
US7379220B2 (en) 2003-01-22 2008-05-27 Pentax Corporation Multi-beam color scanning device

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US7379220B2 (en) 2003-01-22 2008-05-27 Pentax Corporation Multi-beam color scanning device
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