JPH0698046B2 - 靴底の射出成形法 - Google Patents
靴底の射出成形法Info
- Publication number
- JPH0698046B2 JPH0698046B2 JP2333556A JP33355690A JPH0698046B2 JP H0698046 B2 JPH0698046 B2 JP H0698046B2 JP 2333556 A JP2333556 A JP 2333556A JP 33355690 A JP33355690 A JP 33355690A JP H0698046 B2 JPH0698046 B2 JP H0698046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- shoe sole
- insert piece
- piece
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、靴底の射出成形法に関するものである。
(従来の技術) 従来、実開昭48−112541号によって上型の底面に植設さ
れた突き刺し針にシャンク等の補強片またはコルク発泡
体の軽量材等のインサート片を突き刺して上型の底面に
セットし、インサート片の下面に形成された靴底成形キ
ャビティに靴底成形材を射出導入して靴底を成形すると
共に、靴底中にインサート片を埋込み成形する方法が提
案されている。しかしながら、インサート片の上型に対
する位置決めが煩雑であり、しかも上型をボトムモール
ドにセットしたり、靴底本体を射出成形する際、インサ
ート片が上型から脱落したりして靴底の規定の位置にイ
ンサート片をインサート成形することが困難であった。
れた突き刺し針にシャンク等の補強片またはコルク発泡
体の軽量材等のインサート片を突き刺して上型の底面に
セットし、インサート片の下面に形成された靴底成形キ
ャビティに靴底成形材を射出導入して靴底を成形すると
共に、靴底中にインサート片を埋込み成形する方法が提
案されている。しかしながら、インサート片の上型に対
する位置決めが煩雑であり、しかも上型をボトムモール
ドにセットしたり、靴底本体を射出成形する際、インサ
ート片が上型から脱落したりして靴底の規定の位置にイ
ンサート片をインサート成形することが困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は簡単な方法によってインサート片を、靴底の
規定の位置にインサート成形しようとするものである。
規定の位置にインサート成形しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 以下この発明の実施状態を示す図面によって説明すれ
ば、この発明はボトムモールド1の底面に形成されたイ
ンサート室11にインサート片aをセットし、次ぎに底面
にインサート室11に対向して突き刺し針21.21…を突設
した上型2を、突き刺し針21.21…をインサート片aに
対向させてボトムモールド1に組み合わせて靴底成形キ
ャビティ0を形成し、この靴底成形キャビティ0に、イ
ンサート室11の底面に形成された射出ゲート12より靴底
成形材を導入し、インサート室11を構成する区画壁111
を誘導壁としてインサート片aを射出圧によって上昇さ
せながら突き刺し針21.21…に突き刺して、インサート
片aを上型2の底面の規定の位置に圧接保持させて靴底
bを成形するとともに、靴底b上面にインサート片aを
インサート成形することを特徴とする靴底の射出成形法
を発明の要旨とするものである。この発明においてイン
サート室11は、ボトムモールドの任意の位置に突設され
た区画壁111によって区画形成されており、この区画壁1
11には、必要により切欠部を設けておくことにより、イ
ンサート室に導入された靴底成形材の靴底成形キャビテ
ィ0への流動性の促進を図ってもよい。この発明におい
て、上型2に突設された突き刺し針21.21…に対応して
インサート片aの上面に嵌合孔a′.a′を設けておき、
突き刺し針の先端部211.211…をインサート片aの嵌合
孔a′.a′に部分的に挿入しておけば、射出圧によって
インサート片aを上昇させる際、さらに突き刺し針21.2
1…を誘導片としてインサート片aが上昇される。従っ
てインサート片aの靴底に対するインサート成形をより
正確にすることができる。インサート片aは、成形され
る靴底の用途、機能に応じて任意に選定される。例え
ば、靴底の軽量化、衝撃吸収性を目的にするものであれ
ば、ゴム、合成樹脂発泡体、コルク、フエルト等の軽量
体で構成され、靴底の多色化を目的とするものであれ
ば、靴底とは異色な素材で構成される。そしてインサー
ト片aは、インサート室11の形状に沿って打抜き裁断ま
たはモールド成形され、その側面a″がインサート室の
内壁面110に密接し、その内壁面110を摺動自在に形成さ
れている。この発明において、インサート片aを着色材
で構成しておき、靴底bを透明体で形成すれば、インサ
ート片aを靴底bを通して透視でき、視覚的にインサー
ト片aの機能をアピールできる。この発明において、ま
ずインサート片aをインサート室11にはめ込みセット
し、インサート室11の底面に開口された射出ゲート12よ
り靴底成形材を射出導入すれば、靴底成形材に付加され
た射出圧でインサート片aが区画壁111を誘導壁として
インサート室11を上昇して、上型2の底面に突設された
突き刺し針21.21…に突き刺さって上底2の底面に圧接
され、さらに靴底成形材が射出導入され、区画壁111と
上型2の底面に圧接されたインサート片aとの間に形成
された間隙より、靴底成形キャビティ0へ導入され靴底
が成形されるとともに、成形された靴底b上面部にイン
サート片aがインサート成形される。
ば、この発明はボトムモールド1の底面に形成されたイ
ンサート室11にインサート片aをセットし、次ぎに底面
にインサート室11に対向して突き刺し針21.21…を突設
した上型2を、突き刺し針21.21…をインサート片aに
対向させてボトムモールド1に組み合わせて靴底成形キ
ャビティ0を形成し、この靴底成形キャビティ0に、イ
ンサート室11の底面に形成された射出ゲート12より靴底
成形材を導入し、インサート室11を構成する区画壁111
を誘導壁としてインサート片aを射出圧によって上昇さ
せながら突き刺し針21.21…に突き刺して、インサート
片aを上型2の底面の規定の位置に圧接保持させて靴底
bを成形するとともに、靴底b上面にインサート片aを
インサート成形することを特徴とする靴底の射出成形法
を発明の要旨とするものである。この発明においてイン
サート室11は、ボトムモールドの任意の位置に突設され
た区画壁111によって区画形成されており、この区画壁1
11には、必要により切欠部を設けておくことにより、イ
ンサート室に導入された靴底成形材の靴底成形キャビテ
ィ0への流動性の促進を図ってもよい。この発明におい
て、上型2に突設された突き刺し針21.21…に対応して
インサート片aの上面に嵌合孔a′.a′を設けておき、
突き刺し針の先端部211.211…をインサート片aの嵌合
孔a′.a′に部分的に挿入しておけば、射出圧によって
インサート片aを上昇させる際、さらに突き刺し針21.2
1…を誘導片としてインサート片aが上昇される。従っ
てインサート片aの靴底に対するインサート成形をより
正確にすることができる。インサート片aは、成形され
る靴底の用途、機能に応じて任意に選定される。例え
ば、靴底の軽量化、衝撃吸収性を目的にするものであれ
ば、ゴム、合成樹脂発泡体、コルク、フエルト等の軽量
体で構成され、靴底の多色化を目的とするものであれ
ば、靴底とは異色な素材で構成される。そしてインサー
ト片aは、インサート室11の形状に沿って打抜き裁断ま
たはモールド成形され、その側面a″がインサート室の
内壁面110に密接し、その内壁面110を摺動自在に形成さ
れている。この発明において、インサート片aを着色材
で構成しておき、靴底bを透明体で形成すれば、インサ
ート片aを靴底bを通して透視でき、視覚的にインサー
ト片aの機能をアピールできる。この発明において、ま
ずインサート片aをインサート室11にはめ込みセット
し、インサート室11の底面に開口された射出ゲート12よ
り靴底成形材を射出導入すれば、靴底成形材に付加され
た射出圧でインサート片aが区画壁111を誘導壁として
インサート室11を上昇して、上型2の底面に突設された
突き刺し針21.21…に突き刺さって上底2の底面に圧接
され、さらに靴底成形材が射出導入され、区画壁111と
上型2の底面に圧接されたインサート片aとの間に形成
された間隙より、靴底成形キャビティ0へ導入され靴底
が成形されるとともに、成形された靴底b上面部にイン
サート片aがインサート成形される。
(発明の作用効果) この発明は以上のようにインサート室11にセットしたイ
ンサート片aを、インサート室を区画形成する区画壁11
1を誘導壁として上昇させながら、上型2の底面に突設
された突き刺し針21.21…に突き刺さって、上型2の底
面に圧接保持させるので、靴底成形時にインサート片a
を上型2の底面の規定の位置に正確に保持させた状態
で、インサート片aを靴底bの規定の位置にインサート
成形できる。しかもインサート片aの上型2の底面に対
する保持も、射出圧を利用して行うので簡便である。
ンサート片aを、インサート室を区画形成する区画壁11
1を誘導壁として上昇させながら、上型2の底面に突設
された突き刺し針21.21…に突き刺さって、上型2の底
面に圧接保持させるので、靴底成形時にインサート片a
を上型2の底面の規定の位置に正確に保持させた状態
で、インサート片aを靴底bの規定の位置にインサート
成形できる。しかもインサート片aの上型2の底面に対
する保持も、射出圧を利用して行うので簡便である。
図面はこの発明の実施状態を示すものであり、第1図
は、インサート片をボトムモールドにセットした状態を
示し、第2図は、靴底の射出成形状態を示す要部断面図
である。 符合の説明 0…靴底成形キャビティ、1…靴底ボトムモールド 11…インサート室、110…内壁面 111…区画壁、12…ゲート 2…上型、21…突き刺し針 a…インサート片、a′…嵌合孔 a″…側面、b…靴底
は、インサート片をボトムモールドにセットした状態を
示し、第2図は、靴底の射出成形状態を示す要部断面図
である。 符合の説明 0…靴底成形キャビティ、1…靴底ボトムモールド 11…インサート室、110…内壁面 111…区画壁、12…ゲート 2…上型、21…突き刺し針 a…インサート片、a′…嵌合孔 a″…側面、b…靴底
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/14 8823−4F 45/26 7158−4F // B29L 31:50 4F
Claims (1)
- 【請求項1】ボトムモールド1の底面に形成されたイン
サート室11に、インサート片aをセットし、次ぎに底面
にインサート室11に対向して突き刺し針21.21…を突設
した上型2を、突き刺し針21.21…をインサート片aに
対向させてボトムモールド1に組み合わせて靴底成形キ
ャビティ0を形成し、この靴底成形キャビティ0に、イ
ンサート室11の底面に形成された射出ゲート12より靴底
成形材を導入し、インサート室11を構成する区画壁111
を誘導壁としてインサート片aを射出圧によって上昇さ
せながら突き刺し針21.21…に突き刺して、インサート
片aを上型2の底面の規定の位置に圧接保持させて靴底
bを成形すると共に、靴底b上面にインサート片aをイ
ンサート成形することを特徴とする靴底の射出成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2333556A JPH0698046B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 靴底の射出成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2333556A JPH0698046B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 靴底の射出成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04197301A JPH04197301A (ja) | 1992-07-16 |
JPH0698046B2 true JPH0698046B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=18267363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2333556A Expired - Lifetime JPH0698046B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 靴底の射出成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698046B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100887740B1 (ko) * | 2007-09-13 | 2009-03-12 | 주식회사 무등기업 | 자동차용 이형 색상의 고무 보조매트의 제조방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2361662B (en) | 2000-04-26 | 2004-08-04 | Matthew James Lewis-Aburn | A method of manufacturing a moulded article and a product of the method |
CN1315421C (zh) * | 2003-01-15 | 2007-05-16 | 成信新素材株式会社 | 具有功能插入件的鞋底及其制造方法和使用的模具 |
CN108099170A (zh) * | 2018-01-30 | 2018-06-01 | 东莞市景鹏新材料科技有限公司 | 一种不渗色的双色大底加工模具以及制作双色大底的方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5848163B2 (ja) * | 1976-03-05 | 1983-10-27 | 辰雄 福岡 | 履物台の成形金型 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP2333556A patent/JPH0698046B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100887740B1 (ko) * | 2007-09-13 | 2009-03-12 | 주식회사 무등기업 | 자동차용 이형 색상의 고무 보조매트의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04197301A (ja) | 1992-07-16 |
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