JPH0697862A - 通信制御方式 - Google Patents

通信制御方式

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Publication number
JPH0697862A
JPH0697862A JP24472192A JP24472192A JPH0697862A JP H0697862 A JPH0697862 A JP H0697862A JP 24472192 A JP24472192 A JP 24472192A JP 24472192 A JP24472192 A JP 24472192A JP H0697862 A JPH0697862 A JP H0697862A
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JP
Japan
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transmission
signal
btr
channel
station
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JP24472192A
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English (en)
Inventor
Masanori Arai
雅則 荒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】時分割多元接続を簡易な装置構成で行うことを
可能とし、また時分割多重方式のシステムから時分割多
元接続方式のシステムへの拡張を簡易な構成変更で実現
することを可能とする。 【構成】第1送信親局1は、第2送信親局2にあるチャ
ネルの通信権を与える場合、当該チャネルのタイムスロ
ットにてBTRデータの送出を行う。第2送信親局2
は、BTRデータの検出を行い、BTRデータが検出で
きた場合には、このBTRデータが挿入されたタイムス
ロットに対応するチャネルを用いての通信を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多元接続(TD
MA)での通信を可能とするための通信制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衛星通信において時分割多元接続(TD
MA)を行う場合、複数の送信局のそれぞれから送出さ
れたバースト信号に衝突が発生することがないよう、基
準局を設け、複数の送信局はそれぞれ、この基準局から
送出される基準バーストに基づいてバースト同期をと
る。
【0003】従って、単一の送信局が複数の信号を時分
割で送出する時分割多重(TDM)方式のシステムを、
一部のチャネルを必要に応じて第2の送信局が使用可能
なように拡張する場合、新たに基準局を設けるなど大幅
なシステムの変更が必要となる。特に、一時的に第2の
送信局に送信を行わせる場合や、第2の送信局が使用す
るチャネルを任意に変更可能とする場合には、基準局に
てチャネルの割当て制御を行う、要求割当て接続(DA
MA)の構成としなければならず、システムがさらに大
規模なものとなってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
時分割多元接続を行う場合には基準局を必要とするた
め、システム規模が大きくなり、また時分割多重方式の
システムを時分割多元接続方式のシステムに拡張する場
合に非常に大幅なシステムの変更が必要となるという不
具合があった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、時分割多元接
続を簡易な装置構成で行うことを可能とし、また時分割
多重方式のシステムから時分割多元接続方式のシステム
への拡張を簡易な構成変更で実現することを可能とする
通信制御方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば第1送
信親局などの第1の送信局は、例えば第2送信親局など
の第2の送信局にあるチャネルの通信権を与える場合、
当該チャネルのタイムスロットに、少なくともクロック
を抽出することが可能な所定のパターンを有する例えば
BTRデータなどの所定信号を送出し、前記第2の送信
局は、前記所定信号の検出を行い、前記所定信号が検出
できた場合には、当該所定信号が挿入されたタイムスロ
ットに対応するチャネルを用いての通信を開始するよう
にした。
【0007】詳細には例えば、第1の送信局は、第2の
送信局にあるチャネルの通信権を与える場合、当該チャ
ネルの次のタイムスロットの全期間に亙って所定信号を
出力したのち、当該チャネルの以後のタイムスロットで
は前記所定信号を出力する期間を順次減少して所定タイ
ムスロットで前記所定信号の出力を停止し、前記第2の
送信局は、前記所定信号が挿入されたタイムスロットの
うちの前記第1の送信局から前記所定信号の出力がなさ
れていない期間に前記所定信号を出力するとともに、前
記所定タイムスロットでは全期間に亙って前記所定信号
を出力したのち、当該チャネルでの信号送信を開始する
ようにした。
【0008】
【作用】このような手段を講じたことにより、あるチャ
ネルの通信権を第1の送信局から第2の送信局に与える
場合、第1の送信局からは、当該チャネルのタイムスロ
ットに、少なくともクロックを抽出することが可能な所
定のパターンを有する所定信号が送出される。これに応
じて第2の送信局では、前記所定信号の検出が行われ、
前記所定信号が検出された場合には、当該所定信号が挿
入されたタイムスロットに対応するチャネルを用いての
通信が開始される。従って、第1の送信局と第2の送信
局との間のみで送信局の交替が行われる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係る通信制御方式を適用
して構成された衛星通信システムの概略構成を示す図で
ある。
【0010】この衛星通信システムは、第1送信親局
1、第2送信親局2、受信子局群3,4,5および通信
衛星6からなる。第1送信親局1は、通信衛星6にて割
当てられた1チャネルを複数のチャネル(本実施例では
図2に示すようにA〜Dの4チャネル)に時間分割し、
このA〜Dの各チャネルのタイムスロットにバースト化
した伝送信号(例えば、映像信号およびデータ)を挿入
する。
【0011】第2送信親局2は、チャネルA〜Dのいず
れかのタイムスロットへのバースト化した伝送信号の挿
入を必要に応じて一時的に行う。具体的には、例えば可
搬型送信局をなし、イベント会場や災害現場からの情報
を第1送信親局1に代って一時的に送信する。
【0012】受信子局群3,4,5はそれぞれ少なくと
も1つの受信子局を含んでいる。受信子局群3,4,5
の受信子局はそれぞれ、通信衛星6を経て到来する信号
中の任意のチャネルを選択的に受信する。なお同一の受
信子局群に属する受信子局は、それぞれ同一のチャネル
を受信する。具体的には、例えば受信子局群3の受信子
局はチャネルA、受信子局群4の受信子局はチャネルB
およびD、受信子局群5の受信子局はチャネルCをそれ
ぞれ受信する。
【0013】図3は、第1送信親局1および第2送信親
局2の具体的な構成を示すブロック図である。第1送信
親局1は、送信ベースバンド部(送信BB部)10、変
調部11、送受信装置12、復調部13、受信ベースバ
ンド部(受信BB部)14、第2親局監視器15、監視
ゲート発生器16、BTRゲート発生器17およびBT
Rパターン発生器18より構成される。
【0014】送信ベースバンド部10は、外部から与え
られる映像信号、音声データを処理するとともに、キャ
リア再生用信号(CR)、クロック再生用データ(BT
R)およびユニークワード(UW)などを含むプリアン
ブルを付加してTDM信号を生成する。また送信ベース
バンド部10は、チャネルA〜Dのそれぞれの送信タイ
ミングに同期したチャネルゲートを生成し、出力する。
【0015】変調部11は、送信ベースバンド部10で
生成されたTDM信号に対して所定の変調を施したの
ち、送受信装置12へと供給する。送受信装置12は、
変調部11から供給されたTDM信号を通信衛星6に向
けて送出とともに、通信衛星6を介して到来した信号を
受信し、復調部13へと供給する。
【0016】復調部13は送受信装置12より与えられ
る受信信号を復調してベースバンドの信号(受信ベース
バンド信号)とし、受信ベースバンド部14へと供給す
る。受信ベースバンド部14は、受信ベースバンド信号
に対して所定の処理を行ったのち、第2親局監視器15
へと与える。
【0017】第2親局監視器15は、第2送信親局2が
BTRパターンの送出を行っているか否かを監視するも
のであり、監視ゲート発生器16から監視ゲートが供給
されている期間において受信ベースバンド信号がBTR
パターンであるか否かを監視し、その監視結果を監視判
定信号にてBTRゲート発生器17へ通知する。
【0018】監視ゲート発生器16は、送信ベースバン
ド部10から出力されるチャネルゲートおよびBTRゲ
ート発生器17から出力されるBTRゲートに基づき、
第2送信親局2がBTRパターンの送出を行うべき所定
期間に監視ゲートを出力する。
【0019】BTRゲート発生器17は、送信ベースバ
ンド部10から出力されるチャネルゲートおよび第2親
局監視器15より供給される監視判定信号に基づき、B
TRパターンを送出すべき所定期間にBTRゲートを出
力する。
【0020】BTRパターン発生器18は、BTRゲー
ト発生器17からBTRゲートが出力されている期間
に、所定のBTRパターンを発生し、送信ベースバンド
部10へと供給する。
【0021】一方、第2送信親局2は、送信ベースバン
ド部(送信BB部)20、変調部21、送受信装置2
2、復調部23、受信ベースバンド部(受信BB部)2
4、アパーチャゲート発生器25、BTRパターン検出
器26、計数器27、BTRゲート発生器28およびB
TRパターン発生器29より構成される。
【0022】送信ベースバンド部20は、外部から与え
られる映像信号、音声データを処理するとともに、キャ
リア再生用信号(CR)、クロック再生用データ(BT
R)およびユニークワード(UW)などを含むプリアン
ブルを付加してバースト信号を生成する。
【0023】変調部21は、送信ベースバンド部20で
生成されたバースト信号に対して所定の変調を施したの
ち、送受信装置22へと供給する。送受信装置22は、
変調部21から供給されたTDM信号を通信衛星6に向
けて送出とともに、通信衛星6を介して到来した信号を
受信し、復調部23へと供給する。
【0024】復調部23は送受信装置22より与えられ
る受信信号を復調してベースバンドの信号(受信ベース
バンド信号)とし、受信ベースバンド部24へと供給す
る。受信ベースバンド部24は、受信ベースバンド信号
中から各チャネルのユニークワードの検出を行い、ユニ
ークワードが検出できたときにはUW検出信号をアパー
チャゲート発生器25へと与える。また受信ベースバン
ド部24は、受信ベースバンド信号をBTRパターン検
出器26へと供給する。
【0025】アパーチャゲート発生器25はUW検出信
号を受けると、このタイミングに基づいて次フレームに
かかるアパーチャゲートを発生する。このアパーチャゲ
ートは、BTRパターン検出器26、計数器27および
BTRゲート発生器28に入力される。
【0026】BTRパターン検出器26は、アパーチャ
ゲート発生器25からアパーチャゲートが供給されてい
る期間において受信ベースバンド信号からBTRパター
ンの検出を行い、BTRパターンが検出できているとき
にBTRパターン検出信号を計数器27へと与える。
【0027】計数器27は、アパーチャゲート発生器2
5からアパーチャゲートが供給されている期間におい
て、BTRパターン検出器26から与えられるBTRパ
ターン検出信号の連続時間を計数し、BTRパターン検
出信号の所定時間の連続をもってパターン判定信号をB
TRゲート発生器28へ供給する。
【0028】BTRゲート発生器28は、アパーチャゲ
ートおよび計数器27より供給されるパターン判定信号
に基づき、BTRパターンを送出すべき所定期間にBT
Rゲートを出力する。
【0029】BTRパターン発生器29は、BTRゲー
ト発生器28からBTRゲートが出力されている期間
に、所定のBTRパターンを発生し、送信ベースバンド
部20へと供給する。
【0030】次に以上のように構成された衛星通信シス
テムの動作を説明する。まず本衛星通信システムは、基
本的にはTDM方式で動作するものであり、通常時には
第1送信親局1がチャネルA〜Dの全ての送信権を有
し、第1送信親局1のみがチャネルA〜Dのタイムスロ
ットへの信号挿入を行っている。このとき、送信ベース
バンド部10、変調部11および送受信装置12は次の
ように動作する。すなわち、送信ベースバンド部10は
外部から与えられる4系統の映像信号、音声データを処
理して図2に示すフォーマットのTDM信号を生成す
る。なお、図2には示されていないが、各チャネルの先
頭には、キャリア再生用信号(CR)、クロック再生用
データ(BTR)およびユニークワード(UW)などを
含むプリアンブルが付加されている。このようにして得
られたTDM信号は、変調部11にて変調がなされたの
ち、送受信装置12によって通信衛星6に向けて送出さ
れる。この状態においては、第2送信親局2は送信権を
有しておらず、送信は行っていない。
【0031】さて、チャネルA〜Dのいずれかの送信権
を第2送信親局2に交替する場合、次のような通信制御
が行われる。なおここでは、受信子局群5向けの信号を
第2送信親局2から出力すべく、チャネルCの送信権を
第2送信親局2に交替する場合を例示する。
【0032】まず第1送信親局1では、BTRゲート発
生器17が、送信ベースバンド部10から出力されたチ
ャネルゲートに同期し、次のフレームのチャネルCのタ
イムスロットにて1タイムスロット期間に亙るBTRゲ
ートを生成し、これをBTRパターン発生器18に与え
る。BTRパターン発生器18は、BTRゲートが与え
られている期間にのみ所定パターンのBTRデータを発
生する。このように発生されたBTRデータは、送信ベ
ースバンド部10にてチャネルA,B,Dに挿入する信
号と多重化されてTDM信号中に挿入される。そして変
調部11にて変調がなされたのち、送受信装置12によ
って通信衛星6に向けて送出される。かくして送受信装
置12からの送信信号は図4(b)に示すフォーマット
となる。なお図4(a)は通常状態におけるフォーマッ
トを示す。
【0033】一方第2送信親局2では、第1送信親局1
から送出され、通信衛星6を介して到来した信号を送受
信装置22で受信している。送受信装置22で受信され
た信号は、復調部23で復調されてベースバンドの信号
(受信ベースバンド信号)とされたのち、受信ベースバ
ンド部24へと与えられる。
【0034】この状態でアパーチャゲート発生器25
は、受信ベースバンド部24からUW検出信号を受ける
と、このタイミングに基づいて次フレームにかかるアパ
ーチャゲートを発生する。
【0035】BTRパターン検出器26は、アパーチャ
ゲートが与えられている期間において、受信ベースバン
ド信号中のBTRパターンの検出動作を行うことによ
り、第1送信親局1からのBTRデータ送出の監視を行
う。ここで、前述のように1タイムスロット期間に亙る
BTRデータの送出が第1送信親局1にて行われると、
これがBTRパターン検出器26にて検出され、BTR
パターン検出器26からはBTRパターン検出信号が出
力される。このようにBTRパターン検出器26から出
力されたBTRパターン検出信号は計数器27へと入力
され、計数器27にてその連続時間が計数される。計数
器27は、BTRパターン検出信号が所定時間以上に亙
り連続したことを持って、パターン判定信号を出力す
る。かくして、所定時間以上に亙り連続するBTRパタ
ーンが到来しなければ、計数器27からはパターン判定
信号が出力されない。従って、連続時間が比較的短い、
データ中に偶然存在したBTRパターンと同一パターン
をなす部分およびプリアンブル中のBTRデータなどで
はパターン判定信号が出力されず、これらを誤検出して
しまうことが防止される。以上のようにして第1送信親
局1からの1タイムスロットに亙るBTRデータの送出
が第2送信親局2にて検出され、第2送信親局2では、
送信局交替手順がスタートしたことが認知される。
【0036】続いてチャネルCの次のタイムスロットに
て、第1送信親局1ではBTRゲート発生器17が、図
4(c)に示すようにBTRゲートを所定の時間幅T1
に亙りOFFとする。ここで時間幅T1は、受信子局群
3,4,5中の各受信子局の同期特性を考慮し、各受信
子局にて同期はずれが生じることがない程度とする。
【0037】この動作に対し第2送信親局2は、BTR
パターン検出器26および計数器27により、第1送信
親局1から前述のように送出されたBTRデータ幅に見
合ったパターン判定信号を出力する。そしてBTRゲー
ト発生器28では、アパーチャゲートとパターン判定信
号からBTRデータの送信OFF動作とその時間幅を知
り、その送信OFF期間を補完するBTRゲートを出力
する。かくしてBTRパターン発生器29は、第1送信
親局1の送信OFF期間にBTRデータを出力する。こ
のBTRデータは、送信ベースバンド部20、変調部2
1および送受信装置22を介して通信衛星6へと送信さ
れる。これにより、第1送信親局1の送信OFF期間
が、第2送信親局2からのBTRデータ送出により図4
(d)に示すように補完される。
【0038】一方第1送信親局1では、監視ゲート発生
器16にて、BTRゲートおよびチャネルゲートに基づ
いて第2送信親局2が補完送信する期間を予想し、監視
ゲートを発生する。そして、その監視ゲート内にて第2
親局監視器15が受信ベースバンド信号がBTRデータ
であるか否かを監視する。ここで、監視ゲート内にてB
TRパターンが検出できれば、第2送信親局2が補完送
信を行っていること、すなわち送信局交替手順が確立し
たことを認知する。
【0039】第1送信親局1では、このように送信局交
替手順が確立したことを認知すると、BTRゲート発生
器17は送信OFF時間を延長するよう動作し、チャネ
ルCの次のタイムスロットにおいて、送信OFF時間を
T1よりも長いT2とする。
【0040】これに従って第2送信親局2では、前述し
たのと同様にしてT2期間にBTRデータの補間送信を
行う。
【0041】以後、第1送信親局1は送信OFF時間を
図4(e)に示すように延長し、やがて図4(f)に示
すようにBTRデータの送出を停止する。また第2送信
親局2は送信OFF時間の延長に応じてBTRデータの
補間送信時間を図4(e)に示すように延長し、やがて
図4(f)に示すように1タイムスロットに亙りBTR
データの送信を行うよう動作する。これにより、チャネ
ルCは第2送信親局2が単独で使用する状態となり、送
信局交替が完了する。以後は図4(g)に示すように、
第2送信親局2はチャネルCを用いて、独自の信号の送
出を行う。従って、チャネルCの受信を行う受信子局群
5の各受信子局は、第2送信親局2から送出された信号
の受信を行うことになる。
【0042】以上のように本実施例によれば、第1送信
親局1は、あるチャネルの送信権をを第2送信親局2に
与えるべく送信局交替を行う場合、該当チャネルのタイ
ムスロットにてBTRデータを送信することにより第2
送信親局2に送信局交替手順の開始を通知する。そして
第1送信親局1がBTRデータを送信する期間を段階的
に短縮するとともに、第2送信親局2が第1送信親局1
の送信停止期間を補完するようBTRデータの送信を行
うことによって当該チャネルにおける信号送信を第1送
信親局1から第2送信親局2に徐々に交替する。従っ
て、基準局を設けずに、第1送信親局1と第2送信親局
2との間のみで送信局交替を行うことができる。この構
成を第1送信親局1のみから送信を行うように構築され
たTDM方式のシステムから拡張してなす場合、第1送
信親局1および第2送信親局2には、BTRデータの検
出および送信制御を行うための比較的簡単な構成を付加
するだけで実現できる。
【0043】また上記実施例では、送信局交替手順中に
は第1送信親局1および第2送信親局2はBTRデータ
を送信するものとなっているので、送信局交替手順中に
おいても送信局交替が行われるチャネルにおいて各受信
子局群3〜5の各受信子局にBTR信号が供給されるか
ら、各受信子局群3〜5の各受信子局の同期状態を確保
しておくことができる。
【0044】また上記実施例では、第1送信親局1およ
び第2送信親局2は、BTRデータの送出期間を、相手
のBTRデータの送出状況を確認しつつ段階的に変化さ
せるようにしているので、送信局交替を適確に行うこと
ができる。
【0045】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、送信局交替手順にB
TRデータを用いているが、クロック抽出を行うことが
可能な信号であれば、BTRパターンでなくても良い。
【0046】また上記実施例では、BTRデータの送信
期間は段階的に変化させているが、BTRデータの送信
期間は段階的に変化させなくても良い。
【0047】また上記実施例では本発明の通信制御方式
を衛星通信システムに適用して説明したが、他構成の衛
星通信システムまたは衛星系以外の通信システムにも本
発明の適用が可能である。このほか、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は、例えば第1送信親局などの第
1の送信局は、例えば第2送信親局などの第2の送信局
にあるチャネルの通信権を与える場合、当該チャネルの
タイムスロットに、少なくともクロックを抽出すること
が可能な所定のパターンを有する例えばBTRデータな
どの所定信号を送出し、前記第2の送信局は、前記所定
信号の検出を行い、前記所定信号が検出できた場合に
は、当該所定信号が挿入されたタイムスロットに対応す
るチャネルを用いての通信を開始するようにした。
【0049】詳細には例えば、第1の送信局は、第2の
送信局にあるチャネルの通信権を与える場合、当該チャ
ネルの次のタイムスロットの全期間に亙って所定信号を
出力したのち、当該チャネルの以後のタイムスロットで
は前記所定信号を出力する期間を順次減少して所定タイ
ムスロットで前記所定信号の出力を停止し、前記第2の
送信局は、前記所定信号が挿入されたタイムスロットの
うちの前記第1の送信局から前記所定信号の出力がなさ
れていない期間に前記所定信号を出力するとともに、前
記所定タイムスロットでは全期間に亙って前記所定信号
を出力したのち、当該チャネルでの信号送信を開始する
ようにした。
【0050】これにより、時分割多元接続を簡易な装置
構成で行うことを可能とし、また時分割多重方式のシス
テムから時分割多元接続方式のシステムへの拡張を簡易
な構成変更で実現することを可能とする通信制御方式と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る通信制御方式を適用
して構成された衛星通信システムの概略構成を示す図。
【図2】 図1に示すシステムでの信号フォーマットを
示す図。
【図3】 図1中の第1送信親局1および第2送信親局
2の具体的な構成を示すブロック図。
【図4】 送信局交替手順における信号フォーマットを
示す図。
【符号の説明】
1…第1送信親局、2…第2送信親局、3,4,5…受
信子局群、6…通信衛星、10…送信ベースバンド部、
11…変調部、12…送受信装置、13…復調部、14
…受信ベースバンド部、15…第2親局監視器、16…
監視ゲート発生器、17…BTRゲート発生器、18…
BTRパターン発生器、20…送信ベースバンド部(送
信BB部)、21…変調部、22…送受信装置、23…
復調部、24…受信ベースバンド部(受信BB部)、2
5…アパーチャゲート発生器、26…BTRパターン検
出器、27…計数器、28…BTRゲート発生器、29
…BTRパターン発生器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局から複数の受信局に対して時分割
    多重で信号の送信を行う通信システムにおける通信制御
    方式において、 第1の送信局と第2の送信局とを有し、 前記第1の送信局は、前記第2の送信局にあるチャネル
    の通信権を与える場合、当該チャネルのタイムスロット
    に、少なくともクロックを抽出することが可能な所定の
    パターンを有する所定信号を送出し、 前記第2の送信局は、前記所定信号の検出を行い、前記
    所定信号が検出できた場合には、当該所定信号が挿入さ
    れたタイムスロットに対応するチャネルを用いての通信
    を開始することを特徴とする通信制御方式。
  2. 【請求項2】 第1の送信局は、第2の送信局にあるチ
    ャネルの通信権を与える場合、当該チャネルの次のタイ
    ムスロットの全期間に亙って所定信号を出力したのち、
    当該チャネルの以後のタイムスロットでは前記所定信号
    を出力する期間を順次減少して所定タイムスロットで前
    記所定信号の出力を停止し、 前記第2の送信局は、前記所定信号が挿入されたタイム
    スロットのうちの前記第1の送信局から前記所定信号の
    出力がなされていない期間に前記所定信号を出力すると
    ともに、前記所定タイムスロットでは全期間に亙って前
    記所定信号を出力したのち、当該チャネルでの信号送信
    を開始することを特徴とする請求項1に記載の通信制御
    方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021117235A1 (ja) * 2019-12-13 2021-06-17 日本電信電話株式会社 衛星通信システム、親局装置および回線接続方法

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