JPH0697396B2 - 電子管楽器用マウスピ−ス - Google Patents

電子管楽器用マウスピ−ス

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JPH0697396B2
JPH0697396B2 JP62156015A JP15601587A JPH0697396B2 JP H0697396 B2 JPH0697396 B2 JP H0697396B2 JP 62156015 A JP62156015 A JP 62156015A JP 15601587 A JP15601587 A JP 15601587A JP H0697396 B2 JPH0697396 B2 JP H0697396B2
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mouthpiece
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富 谷脇
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、演奏者がリードを噛むことによりそのリー
ドのたわみ量を検出してピッチベンド等の演奏効果を付
与する電子管楽器に使用されるマウスピースに関し、該
リードのたわみを2段階に調節することにより、その演
奏効果のコントロールを容易にするものである。
(従来の技術) 従来の電子管楽器のマウスピースとしては、例えば、第
3図に示すようなものが知られている。
この図に示すように、マウスピースの本体1は管状体か
ら形成されており、その内部の空間であるチャンバ3内
にはコア5が挿入されている。6はシールラバである。
チャンバ3の開口7はリード9により所定のチップオー
プニングを介して外部に連通している。リード9は基端
がコア5挿入部の本体1に固定されている。そして、そ
のリード9の先端にはカンチレバ11の先端が係合してい
る。カンチレバ11はコア5の部分でピン13を支点として
揺動自在に支持され、その後端部には磁石15が固着され
ている。磁石15に対向してホール素子17(図中仮想線で
示している。)が配設され、これらの磁石15、ホール素
子17はリード9のたわみ量を検出してピッチベンド効果
を付与するためのベントセンサ19を構成している。
従って、このマウスピースを電子管楽器に装着した場合
にあっては、リード9を噛むことにより、そのリード9
の先端をたわませ、カンチレバ11を揺動させる。その揺
動の結果、磁石15がホール素子17に接近し、これを検出
して楽音についてベンド効果を付与するものである。そ
して、リード9は開口7の縁である湾曲したサイドレー
ル18(第3図参照)に当接するまでたわむこととなって
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電子管楽器のマウスピ
ースにあっては、リードはその基端部がマウスピース本
体に単に固定されているに過ぎず、リードの先端は噛み
込み量に応じて一定の割合でたわんでいたため、ピッチ
ベンドアップ及びピッチベンドダウンの効果を付与する
場合のその中立点位置(ベンド量を0とする位置)の調
節は各演奏者が一定の噛み込み量を指定して行ってい
た。そして、実際の演奏に際してはその中立点位置を発
生音により特定して行っていた。その結果、当該中立点
位置の特定が困難であり、噛み込によりその中立点位置
を特定してのビブラート等の他の効果を付与する場合に
音程のコントロールが非常に困難であるという問題点が
生じていた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明は、先端にチャンバが開口し基端部が管
楽器本体に取着されるマウスピース本体と、このマウス
ピース本体の基端部にその基端部が固定されてその先端
部がチャンバの開口に近接するように設けられたリード
と、このリードの先端部が噛まれてたわんだときそのた
わみ量をセンサに伝達するセンサレバと、上記リードを
2段階にたわませるたわみ調節手段と、を備えた電子管
楽器用マウスピースにおいて、上記たわみ調節手段を、
上記センサレバに当接して上記リードを2段階にたわま
せる弾性体で形成した電子管楽器用マウスピースを提供
することにより上記問題点を解決するとこをその目的と
している。
(作用及び効果) 本発明に係る電子管楽器用マウスピースにあっては、リ
ードの先端部を噛み込んでそのリードをたわませるとセ
ンサレバによって、そのリードのたわみ量がセンサに伝
達される。そして、センサは例えばピッチベンド効果等
を付与するための制御信号としてこのたわみ量を利用す
る。
ここで、本発明にあっては、たわみ調節手段はリードを
2段階にたわませる。すなわち、リードのたわみにおい
て中間的なたわみ量までそのリードがたわんだことが明
確となり、例えばピッチベンド効果を付与する場合等に
あっての中立位置の特定が極めて簡単となるのである。
さらに、たわみ調節手段を、センサレバに当接する弾性
体で形成したため、リードおよびマウスピース本体には
直接特殊な加工を施す必要がない。したがって、リード
は汎用品を用いることができることとなる。また、本発
明はセンサレバを用いているため、リードのたわみ量を
増幅させてセンサに伝達することもできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第2図は本発明の一実施例を示すものである。
まず、構成を説明する。
これらの図において示すように、マウスピースの本体21
は電子管楽器の管体23の先端に取着されている。管体23
の表面には複数個の管式鍵(キー)からなるキーシステ
ム25が配設され、裏面にはオクターブキー27、プログラ
ムチェンジキー29、ピッチベンドレバ31、キーホールド
キー33、電源コードの接続端子35等が配設されている
(第2図)。なお、37は電源である。
マウスピース本体21のチャンバ(内部空間)41にはシー
ルラバ43を介してコア45がかん着されており、このコア
かん着部である本体21の基端部47が上述のように管体23
にはめ込まれている。また、本体21の先端部49の下面に
はチャンバ41の開口51が形成されている(第1図)。
板状体であるリード53はその基端部55が上記本体基端部
47の下面である平坦なテーブルに固定されており、その
先端部57は上記開口51をほぼ覆うようにこれに近接して
配設されている。この先端部57は演奏者により噛まれて
所定量だけ図中上方に向かってたわむことができるもの
である。
そして、このリード53の先端部57の上面にはカンチレバ
61の一端が接触、係合している。カンチレバ61は上記チ
ャンバ41内に配設され、その長手方向の中間部分にてピ
ン63を支点として上下方向に揺動自在に支持されてい
る。カンチレバ61の他端部は管体23の内部に配設され、
その他端には磁石6が固着されている。
そして、管体23の内部でこの磁石65に対向して所定間隔
離れてホール素子67が固定されている。これらの磁石65
及びホール素子67はカンチレバ61の揺動によりリード53
の先端のたわみ量を検出するベンドセンサ70を構成して
いる。また、カンチレバ61は、このリード53の先端部57
が噛まれてたわんだときそのたわみ量をベンドセンサ70
に伝達するセンサレバを構成していることとなる。たわ
み調節手段80としてコア45に弾性体であるゴム81を固定
したものである。すなわち、カンチレバ61が所定量だけ
揺動した場合その他端がゴム81に当接する構成である。
したがって、カンチレバ61がゴム81に当接すると所定の
抵抗力がカンチレバ61、さらには、リード53に生じるこ
ととなる。この抵抗力によりリード53のたわみ量が所定
値になったことを認識するものである。また、当接後の
噛み込みによりゴム81は圧縮されてリード53はさらにた
わむこととなる。
なお、この場合はゴムに限らず、スプリングであっても
良い。
以上の構成に係る電子管楽器用マウスピースにあって
は、キーシステム25により音高を特定する等し、リード
53を噛むことにより所定のピッチベンド効果を付与す
る。
この場合、第1図に示す状態からリード53の先端部57を
噛みこむと、リード53の先端部57は図中上方に向かって
たわむ。そして、所定量だけ噛みこむと、リード53の先
端部57に押し上げられてカンチレバ61は図中時計回り方
向に揺動しゴム81に当接する。このとき、噛みこんだ演
奏者はリード53が所定量だけたわんだことを明確に認識
することとなる。そして、リード53のこの位置を中立位
置(音程のチューニングセンタ)としてピッチベンドの
ベンド量が0の調節をなすことができる。この後、先端
部57をさらに噛むと、カンチレバ61がゴム81を圧縮しな
がら、リード53の先端部57はさらにたわむ。
以上のことより、第1図に示す初期状態からリード53を
噛むと、カンチレバ61がゴム81に当接するまでは、ピッ
チベンドダウンとすることができる。この場合、通常の
ビブラート演奏が可能となっている。また、このゴム81
への当接位置ではベンド量は0である。さらに、リード
53を噛むとその噛み込みに対応したリード53のたわみ量
を、磁石65とホール素子67とにより検出して、この検出
値に対応したピッチベンドアップの効果を得ることがで
きる。
なお、センサとしてはベンドセンサに、付与する効果と
してはピッチベンド効果に、それぞれ限られず、例えば
リードの噛み込み量を2段階に制御することによりビブ
ラートの深さを変えるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子管楽器用マウスピースの一実
施例を示すその断面図、 第2図は一実施例に係る電子管楽器の全体構成図、第3
図は従来の電子管楽器のマウスピースを示すその断面図
である。 21……マウスピースの本体、 23……管楽器の本体(管体)、 41……チャンバ、 47……マウスピース本体の基端部、 51……チャンバの開口、 53……リード、 55……リードの基端部、 57……リードの先端部、 61……カンチレバ(センサレバ)、 70……ベンドセンサ(センサ)、 80……わたみ調節手段、81……ゴム(弾性体)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端にチャンバが開口し基端部が管楽器本
    体に取着されるマウスピース本体と、 このマウスピース本体の基体部にその基端部が固定され
    てその先端部がチャンバの開口に近接するように設けら
    れたリードと、 このリードの先端部が噛まれてたわんだときそのたわみ
    量をセンサに伝達するセンサレバと、 上記リードを2段階にたわませるたわみ調節手段と、を
    備えた電子管楽器用マウスピースにおいて、 上記たわみ調節手段を、上記センサレバに当接して上記
    リードを2段階にたわませる弾性体で形成したことを特
    徴とする電子管楽器用マウスピース。
JP62156015A 1987-06-22 1987-06-22 電子管楽器用マウスピ−ス Expired - Fee Related JPH0697396B2 (ja)

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