JPH0697124B2 - 極低温用冷却装置 - Google Patents

極低温用冷却装置

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JPH0697124B2
JPH0697124B2 JP62166835A JP16683587A JPH0697124B2 JP H0697124 B2 JPH0697124 B2 JP H0697124B2 JP 62166835 A JP62166835 A JP 62166835A JP 16683587 A JP16683587 A JP 16683587A JP H0697124 B2 JPH0697124 B2 JP H0697124B2
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JP
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gas
pressure side
heat exchanger
refrigerator
compressor
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JP62166835A
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泰雄 冨田
仁志 三堀
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は極低温用冷却装置の改良に関するものである。
(従来技術) 液体窒素(LN2)を循環あるいは貯液又は第4図の如く
浸積することにより、LN2温度に被冷却物aを冷却する
方法がある。しかしこの方法はLN2の購入費とLN2容器交
換の手間がかかる上に、LN2温度以下には冷却出来ない
という問題がある。
又第5図の如く冷凍機に被冷却物aを取付ける方法、あ
るいはこの逆の場合もあるが、冷凍機の振動をきらう場
合や冷凍機取付スペースの問題がある。
また、任意の温度に設定する場合に、ヒータ等で調整す
る必要があるが、この場合冷凍機本体の温度を上昇させ
るという問題がある。さらに直接取付ける方法では熱伝
導で冷却するので自づと限界がある。
(発明により解決しようとする問題点) 従来技術の問題点に鑑み、LN2温度付近或いはそれ以下
の任意の温度に物体を冷却する為、冷凍機を利用して必
要な温度を連続的に作り出し、これを保持できるように
し、操作性の向上及び省力化を図らんとするものであ
る。
(発明による解決手段) G−M冷凍機1と圧縮機6をガス配管4,5で結んだ冷凍
回路と、前記圧縮機の高圧側から弁V2を介し熱交換器高
圧側と被冷却部9とG−M冷凍機の熱交換部2と前記熱
交換器低圧側とを結び、該熱交換器低圧側を弁V1を介し
前記圧縮機6の低圧側にガス配管で結んだ循環ガス回路
と、さらに前記熱交換器低圧側と圧縮機6の低圧側を結
ぶ配管及び前記熱交換器高圧側と前記圧縮機6の高圧側
とを結ぶ配管からそれぞれ分岐し、循環ポンプ7と該循
環ポンプ7の前後に設けた弁V3,V4とで構成される循環
ポンプ回路を付加して循環ガスにHeガス以外のものをも
使用できるようにした。
又前記熱交換器8に弁V5を備えたバイパス回路を設けて
熱交換器部2や被冷却部9に影響を及ぼさずに熱交換器
のクリーニングを行いうるようにした。
(実施例) 第1図で1はギフォード・マスクホン冷凍機(以下G−
M冷凍機)、2はG−M冷凍機の熱交換部、3は真空容
器である。6は冷凍回路内の圧縮機で高圧側のガス配管
4と低圧側のガス配管5とG−M冷凍機1及び圧縮機6
とで冷凍回路が構成されている。14は冷凍機1で発生し
たコールドを被冷却部9に移送する為の循環用ガス配管
である。循環用ガス配管は前記ガス配管4から分岐し、
弁V2→熱交換器8高圧側→被冷却部9→G−M冷凍機1
の熱交換部2→熱交換器8低圧側→弁V1→ガス配管4→
圧縮機6の閉回路で構成されている。
圧縮機6の配管圧力はガス配管4の高圧側で20kg/cm2
ガス配管5の低圧側で8kg/cm2程度の圧力で作動してい
る。
7は循環ポンプで、該循環ポンプ7→弁V3→熱交換器8
高圧側→被冷却部9→G−M冷凍機の熱交換部2→熱交
換器8低圧側→弁V4で循環ポンプ回路を形成している。
この装置によれば、循環用ガス配管14で循環する冷却さ
れたガスにより冷却が行なわれる。このため冷却面積が
広く、熱伝導のみでは熱勾配が大きくうまく冷却できな
い場合や、冷却物が冷凍機の振動をきらう場合に有効で
ある。また冷凍機1の運転継続中でも被冷却部9の取扱
い、又は保守をすることもできる。
次に圧縮機6を使用すると前述の如く圧力が20kg/cm2
高いことが問題となる場合、また被冷却部9の条件によ
り循環ガスが汚染される恐れがある場合は、圧縮機6、
冷凍機1にダメージが生じるので問題となる。G−Mサ
イクルの冷凍装置で発生したコールドのみ利用する方法
として圧縮機6よりのガス配管は用いず新たな循環ポン
プ回路を使用する。この循環ポンプ回路は被冷却部9の
条件に応じたガス圧力で冷却ガスの循環を行う。
第2図でバルブV5は熱交換器8がガス汚染により水分、
空気が固化した場合に目づまりするので、循環ガスを熱
交換部2や被冷却部9の低温部を通さず熱交換器8のみ
通して熱交換器8を昇温させクリーニング可能とするも
ので、熱交換部2や被冷却部9には何ら影響を及ぼさず
に熱交換器8のクリーニングを行なわせることができる
ようにしたものである。
第3図はG−M冷凍機1の冷凍機とガスとの熱交換部2
と10をもった2段ステージのものを使用した例で、1段
ステージでは冷却温度が約40Kまでしか到達出来ない
が、このような回路にすると、2段ステージで冷却温度
が約10Kまで達するので更に低い冷却温度にすることが
可能となる。図中9と11は被冷却部である。
(作用) 第1図は1段ステージのG−M冷凍機を使用した例で、
圧縮機6で昇圧された約20kg/cm2のHeガスはガス配管4
を通ってG−M冷凍機1へ移送されて約8kg/cm2まで断
熱膨脹し、最終的に約40Kの温度を熱交換部2の部分に
発生する。膨脹後のHeガスは冷凍機1内の蓄冷材にコー
ルドを与えて自らは昇温し、ガス配管5を通って圧縮機
6に戻り再圧縮される。
次に被冷却部9を冷却したい場合を説明する。
1)被冷却部9が20〜8kg/cm2のHeガス圧で循環しても
よい場合; まず被冷却部9でガスの混入がなく、戻ってきたHeガス
によって圧縮機6→冷凍機1が汚染し目ずまりを起さな
い場合について説明する。ガス配管4,5より分岐した弁V
1とV2を開くと、圧縮機6にて昇圧されたガスは弁V2
通って熱交換器8を通るが、この時熱交換部2により冷
却された戻りガスにより冷却された後被冷却部9に到
り、所定の温度に冷却する(温度調整は弁V1又はV2の循
環ガスの流量調整を行う)。被冷却部を冷却した後昇温
したガスは熱交換部2で冷却された後熱交換部8に至
り、入ってくるガスを低温に冷却して後、自らは昇温し
圧縮機6に戻り再圧縮される。
2)被冷却部9が内圧又は外圧容器であり循環ガス圧に
耐えられない場合: 被冷却部9内に外気があったり、循環ガスを真空容器3
外に取り出し、トランスファチューブ13の着脱時に空気
等の混入がある場合には戻りガス内の不純物により圧縮
機9→冷凍機1が汚染され、水,空気等が冷凍機1内で
固化し、冷凍機1の性能が劣化不良を起す。この為循環
ポンプ7の回路を使用する。
弁V1,V2を閉じて弁V3,V4を開いて循環ポンプ7により昇
圧し(1〜2kg/cm2)、上記と同様にガスを循環させて
冷却する。
また長時間の冷却運転等で熱交換器8に水分等の固化に
より目ずまりを起こした場合はV5を開くことにより、循
環ガスを熱交換部2及び被冷却部9をバイパスさせて昇
温しクリーニングする。
(効果) 1)冷凍機1を利用する事により任意の温度が得られ
る。
2)LN2等の寒材のかわりに信頼性、長寿命のG−M冷
凍機1を用いるので、LN2補給容器交換の手間を要しな
い。
3)冷凍機1で冷媒ガスを循環させる方式によって被冷
却部9を冷却するようにしたので、被冷却物が大きい場
合でも循環させるガスの配管ピッチを細くすれば早くか
つ均一に冷却出来る。
4)循環させるガス系統を2種類設けた事により被冷却
部9に合った対応が可能である。また循環ポンプ7を使
用する時は循環ガスの種類も変更できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る冷却装置を示す。 第2図は循環ガスを真空容器外に取出して行い、かつ熱
交換器にバイパス回路を設けた別の実施例を示す。 第3図はG−M冷凍機2段ステージのものを採用した場
合の実施例。 第4図と第5図は従来型の冷却装置を示す。 図において; 1……G−M冷凍機、2……(冷凍機とガスとの)熱交
換部 3……真空容器、4……ガス配管(高圧側) 5……ガス配管(低圧側)、6……圧縮機 7……循環ポンプ、8……熱交換器 9……被冷却部 10……(冷凍機とガスとの)熱交換部 11……被冷却部 12……トランスファチューブ差込口 13……トランスファチューブ 14……循環用ガス配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】G−M冷凍機(1)と圧縮機(6)をガス
    配管(4,5)で結んだ冷凍回路と、前記圧縮機高圧側か
    ら弁(V2)を介し熱交換器高圧側と被冷却部(9)とG
    −M冷凍機の熱交換部(2)と前記熱交換器低圧側とを
    結び、該熱交換器低圧側を弁(V1)を介し前記圧縮機の
    低圧側にガス配管で結んだ循環ガス回路と、前記熱交換
    器低圧側と圧縮機(6)の低圧側を結ぶ配管及び前記熱
    交換器高圧側と前記圧縮機(6)の高圧側とを結ぶ配管
    からそれぞれ分岐し、循環ポンプ(7)と該循環ポンプ
    (7)の前後に設けた弁(V3,V4)とで構成される循環
    ポンプ回路とで構成した極低温用冷却装置。
  2. 【請求項2】前記熱交換器(8)に弁(V5)を備えたバ
    イパス回路を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の極低温用冷却装置。
JP62166835A 1987-07-06 1987-07-06 極低温用冷却装置 Expired - Lifetime JPH0697124B2 (ja)

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JPS6414559A JPS6414559A (en) 1989-01-18
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JPH02216347A (ja) * 1989-02-15 1990-08-29 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用着霜防止装置
JP6944387B2 (ja) 2018-01-23 2021-10-06 住友重機械工業株式会社 極低温冷却システム
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