JPH069659U - 大空間向消火システム - Google Patents
大空間向消火システムInfo
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- JPH069659U JPH069659U JP5553892U JP5553892U JPH069659U JP H069659 U JPH069659 U JP H069659U JP 5553892 U JP5553892 U JP 5553892U JP 5553892 U JP5553892 U JP 5553892U JP H069659 U JPH069659 U JP H069659U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 火災検出器や放水銃が施工時の状態から傾い
たことを知ることができるようにする。 【構成】 火災検出器11A,11Bまたは放水銃1が
施工時の状態からの傾きを、それぞれに設けた傾き検出
手段12A〜12Cにて検出し、どれか一つでも傾いた
時に放水銃操作盤10とスピーカ13にて音声として出
力するとともに、放水銃操作盤10とモニタ14にて文
字として表示する。
たことを知ることができるようにする。 【構成】 火災検出器11A,11Bまたは放水銃1が
施工時の状態からの傾きを、それぞれに設けた傾き検出
手段12A〜12Cにて検出し、どれか一つでも傾いた
時に放水銃操作盤10とスピーカ13にて音声として出
力するとともに、放水銃操作盤10とモニタ14にて文
字として表示する。
Description
【0001】
本考案は、スポーツ施設やコンベンション施設等の大規模な大空間構造物の防 災施設に用いられる大空間向消火システムに係わり、詳しくは火災位置を検出す る火災検出器と、放水を行う放水銃と、火災検出器から得られる情報に基づいて 放水銃を制御する監視制御装置とから構成される大空間向消火システムに関する 。
【0002】
近年、建築物は高層化、大規模化の途をたどり、上述したスポーツ施設やコン ベンション施設等の大規模な大空間構造物の建設が増加傾向にある。これらの大 空間建造物は、多様な用途に供され、しかも多数の人々を収容することから、そ の安全性が重要視され、とりわけ防災設備の充実が急務となっている。
【0003】 このような大空間構造物に対する防災設備として、従来、大空間向消火システ ムが本案出願人により既に開発されている。このシステムは、上述のように火災 位置を検出する火災検出器と、放水を行う放水銃と、火災検出器から得られる情 報に基づいて放水銃を制御する監視制御装置とから構成されており、監視制御装 置は火災検出器により火災位置を検出(例えば、走査によって火災位置を検出) し、この検出結果を演算処理し、その演算結果に基づいて放水銃の方向付けを行 うとともに、放水圧力を決定する。そして、放水銃の方向付け、および放水圧力 が決定されると、操作担当者が監視制御装置の放水銃操作盤に設けられているキ ースイッチを操作することにより、放水が開始される。
【0004】
ところで、従来の大空間向消火システムにおいては次のような問題点があった 。すなわち、火災検出器や、放水銃を取り付ける設置台および設置台への取り付 けに精度が要求されるにもかかわらず、設置台の老朽化等により傾きが生じた場 合に放水銃の方向付け精度が低下してしまう恐れがある。例えば、80m放水す る放水銃が、角度が1度ずれるだけで散布位置が±4〜8mずれることになる。 これに対して、従来は角度および左右の精度のずれは、手動にて補正していた 。定期的な点検時(例えば、消防法に基づく定期点検時)に補正を行うにしても 、その間に大きくずれると、放水位置がずれてします。 一方、走査型の火災検出器では角度や左右の精度のずれは、メンテナンス時に 再調整することで対処していた。しかし、例えば高さ20m、警戒区域半径20 0mを監視している場合、角度が1°ずれると、±40mも検出位置がずれてし まう。したがって、結果的に火災位置に対して放水位置がずれることになる。
【0005】 そこで本考案は、火災検出器や、放水銃が施工時の取り付け状態から傾いたこ とを知ることができる大空間向消火システムを提供することを目的としている。
【0006】
上記目的を達成するため本考案による大空間向消火システムは、火災位置を検 出する火災検出手段と、放水を行う放水手段と、火災検出手段より得られる火災 位置情報に基づいて前記放水手段の方向付け制御を行う放水制御手段とを備えた 大空間向消火システムにおいて、前記火災検出手段あるいは前記放水手段のうち の少なくとも1つの傾きを検出する傾き検出手段と、 前記火災検出手段あるいは前記放水手段のうちの少なくとも1つの傾きが検出 されたときに報知を行う報知手段と、を設けたことを特徴とする。
【0007】 また、好ましい態様として、前記報知手段は、前記火災検出手段あるいは前記 放水手段のうちの少なくとも1つが傾いたことを報知する内容の情報を、文字表 示、図形表示、音声出力のうちの少なくとも1つ、あるいはこれらの2つ以上を 組み合わせて報知することを特徴とする。
【0008】
本考案では、火災検出手段または放水手段が施工時の状態(すなわち、水平か つ所定方向の初期設置状態)から傾くと、この傾きが傾き検出手段によって検出 され、その結果が報知手段に入力される。これにより火災検出手段(火災検出器 )または放水手段(放水銃)が傾いたことを知らせる報知が行われる。この場合 、火災検出手段または放水手段が傾いたことを示す内容が表示手段にて表示され るか、または、火災検出手段または放水手段が傾いたことを示す内容の音声メッ セージが音声合成手段により出力される。あるいは、文字による表示と音声メッ セージの出力とが一緒に行われる。
【0009】 したがって、上記報知内容を監視員が知ることにより、火災検出手段が施工時 の取り付け状態から傾くことによる火災検出位置のずれ(最終的には、放水手段 の方向付けのずれ)や、放水手段自体が施工時の水平な取り付け状態から傾くこ とによる放水ずれが容易に分かり、定期的点検を待たずに、適切な対応を取るこ とができ、火災に対する備えが十分なものになる。
【0010】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る大空間向消火システムの一実施例を示す構成図である。 この図において、1は放水銃であり、架台2の上に水平回動部3を介して水平 方向に回動自在に装着されている。また、放水銃1は垂直方向に対して最大飛距 離を与える仰角θ(例えば25°前後)をもって角度付けされている。
【0011】 放水銃1には消火ポンプ(図示略)で加圧された消火用水が二次側給水配管5 Aを通して供給されるとともに、空気配管6を通して圧縮空気が供給される。空 気配管6から供給された圧縮空気は放水銃1内における消火用水の周囲に吹き込 まれ、この圧縮空気の吹き込みにより、低い放水圧力および少ない放水量で長距 離および広散布領域が確保できる。
【0012】 7は電動弁であり、放水圧力の制御に使用される。この電動弁7は二次側給水 配管5Aと一次側給水配管5Bとの接続部分に取り付けられており、放水圧力制 御部8により開閉制御される。9は圧力センサであり、その検出部分が二次側給 水配管5A内に挿入されており、二次側給水配管5A内の放水圧力を検出する。
【0013】 放水圧力制御部8は、上記電動弁7の開閉制御を行って放水圧力の調整を行い 、放水銃1の放水距離を制御する。この場合、放水圧力制御部8は後述する放水 銃操作盤10より供給される設定放水距離に応じた設定圧力信号Piと、圧力セ ンサ9により検出された放水圧力Pとの偏差をとり、この偏差を増幅して電動弁 7に供給する。すなわち、圧力センサ9で検出する放水圧力Pを設定圧力Piに 保つフィードバック制御を行う。
【0014】 11A,11Bは各々監視区域を走査して火災発生位置を検出する火災検出器 であり、例えば監視区域を斜め上方から見渡せる場所に設置されている。火災検 出器11A,11Bとしては、例えば、検出部を水平回りに所定ステップづつ断 続的に回動走査させ、さらに各ステップ毎に内蔵した反射鏡の垂直回転により垂 直方向の走査を行って火災による炎からの放射エネルギーを検出する熱放射型の ものが用いられる。
【0015】 12Aはジャイロスコープ等を利用した傾き検出器であり、架台2の水平回動 部3に取り付けられている。この場合、傾き検出器12Aの取り付けにあっては 、架台2の水平をとった後に、検出値が零になるように行う。この傾き検出器1 2Aの出力は放水銃操作盤10に入力される。12B,12Cも傾き検出器12 Aと同様の傾き検出器であり、火災検出器11A,11Bに取り付けられている 。この場合も傾き検出器12B,12Cの取り付けにあっては、火災検出器11 A,11Bの水平をとった後に、その検出値が零になるように行う。これら傾き 検出器12B,12Cの出力はそれぞれ放水銃操作盤10に入力される。
【0016】 ここで、図2は火災検出器11A,11Bへの傾き検出器12B,12Cの取 り付け状態を示す斜視図である。この図に示すように、傾き検出器12B,12 Cは火災検出器11A,11Bの本体の下部側面(図面手前側)に取り付けられ ている。
【0017】 図1に戻り、13はスピーカであり、放水銃操作盤10より音声信号が供給さ れる。14はCRT等を使用したモニタであり、放水銃操作盤10より映像信号 が供給される。
【0018】 上述した放水銃1およびこれに付属する機器(架台2、水平回動部3、一次側 給水配管5B、二次側給水配管5A、空気配管6、電動弁7、放水圧力制御部8 、圧力センサ9、傾き検出器12A〜12Cおよび火災検出器11A,11B) と同様のものが他に3台分設けられており、それぞれ放水銃操作盤10により制 御される。
【0019】 放水銃操作盤10は、大空間向消火システム各部を制御するものであり、上記 火災検出器11A,11Bより出力される検出信号に基づいて火災位置を確認す ると、その位置に消火水が散布されるように放水銃1の方向付けを行うとともに 、設定放水距離に応じた設定圧力信号Piを放水圧力制御部8に供給する。
【0020】 この場合、放水銃操作盤10は、通常の監視状態ではモニタ14の表示画面に 例えば図4に示すように警戒区域の平面図16を表示し、さらに、この警戒区域 平面図16の中に放水銃1の設定位置を示すマーク18a〜18dを併せて表示 する。そして、この状態で例えば通常時作動している火災検出器11A,11B にて火災を検出すると、火源位置を示す水平走査角θと垂直走査角αで定まる火 源位置を警戒区域平面図16の中に火源位置マーク20として表示する。
【0021】 また、放水銃操作盤10は、傾き検出器12A〜12Cより出力される検出信 号に基づいて放水銃1および火災検出器11A,11Bの傾きを検出し、その検 出値が所定範囲を超えた判断すると、その旨を報知するためにスピーカ13より 警報メッセージを出力するとともに、モニタ14に警報表示を行う。例えば火災 検出器11Aが所定の範囲を超えて傾いた場合、『火災検出器11Aが傾いてい ます。点検して下さい』という内容を音声と文字で報知する。
【0022】 なお、先に述べたように、放水銃1の角度が1度ずれるだけで消火水の散布領 域が±4〜8mずれてしまうことから、放水銃1および火災検出器11A,11 Bの傾きの許容範囲は、±4m以内に収まる傾きの範囲である。但し、必ずしも この値に限定されるものではない。
【0023】 図1に戻り、放水銃操作盤10の前面左パネルLP上には、監視区域に設定さ れている4台の放水銃1のいずれか一つを選択するための銃切替釦22と、放水 距離を遠距離、中距離、近距離の3段階に切替えるための距離設定釦23と、放 水銃1を右または左回りに回動操作するための回動操作釦24がそれぞれ取り付 けられている。また、前面右パネルRP上には、放水の起動停止を行うためのキ ースイッチ25が取り付けられている。この場合、図示せぬキーを差し込んだ「 定位」の位置からキーを「放水」の位置に設定すると、選択した放水銃1から放 水が開始される。そして、「放水」の位置から反時計回りにキーを動かし、「停 止」の位置に設定すると、放水が停止する。
【0024】 次に、図3は放水銃操作盤10の構成を示すブロック図である。この図におい て、30はCPU(中央処理装置)、31はROM(リードオンリメモリ)、3 2はワーキングRAM(ランダムアクセスメモリ)である。この場合、ROM3 1にはCPU30を制御するためのプログラムが書き込まれている。また、ワー キングRAM32はCPU30の動作において使用される。
【0025】 33は表示制御部であり、CPU30により作成された表示データを入力し、 この表示データに基づいてモニタ14における表示制御を行う。34は上記銃切 替釦22、距離設定釦23、回動操作釦24およびキースイッチ25等で構成さ れるスイッチ部である。35はI/O(入出力)部であり、CPU30と水平回 動部3、放水圧力制御部8、火災検出器11A,11B、および、傾きセンサ1 2A〜12Cとの間の信号の授受を行う。
【0026】 上記放水銃1は放水手段に対応する。また、上記放水銃操作盤10は放水制御 手段に対応する。また、上記火災検出器11A,11Bは火災検出手段に対応す る。また、上記傾き検出器12A〜12Cは傾き検出手段に対応する。また、上 記放水銃操作盤10、上記スピーカ13および上記モニタ14は報知手段100 を構成する。
【0027】 このように構成された大空間向消火システムにおいて、その放水銃1および火 災検出器11A,11Bの傾き検出処理について図5に示すフローチャートを参 照しながら説明する。なお、この傾き検出処理は1分毎に割込み処理として実行 される。
【0028】 システムに電源を投入した後、まず、ステップS1で傾き検出器12Aの出力 を読み込む。次いで、ステップS2で読み込んだ傾きの度合いを示す検出値が所 定の範囲(傾きの許容範囲)内であるか否かの判定を行い、範囲内であると判断 すると、ステップS3へ進む。他方、範囲外であると判断するとステップS4で 表示・音声処理を行う。 なお、傾く原因としては、例えば地震による機器の移動、気温変化に伴う建物 のゆがみなどがある。一方、メンテナンスとしては、例えば6ヵ月毎の周期で行 うことが多く、このとき仮火災を想定して火災検出器を実際に作動させて火災検 出位置の確認を行う。
【0029】 ステップS4に進むと、警報メッセージを出力するための音声データを作成す るとともに、警報メッセージを表示するための表示データを作成する。そして、 音声データを音声合成部36に供給し、表示データを表示制御部33に供給する 。これにより、音声合成部36にて音声の合成および組み合わせが行われ、さら に音声信号に変換されて増幅部37に供給され、スピーカ13より音声メッセー ジ(例えば『放水銃1が傾いています。点検して下さい。』)が出力される。ま た、表示制御部33にてドットデータに変換されてモニタ14に供給される。こ れにより、モニタ14に一連の文字(例えば『放水銃1が傾いています。点検し て下さい!』)が点滅表示される。
【0030】 ステップS2の判定において、傾き検出器12Aの検出値が所定の範囲内であ ると判断すると、ステップS3で傾き検出器12Bの出力を読み込む。そして、 ステップS5で読み込んだ傾きの度合いを示す検出値が所定の範囲内であるか否 かの判定を行い、範囲内であると判断すると、ステップS6へ進む。他方、範囲 外であると判断するとステップS7で表示・音声処理を行う。
【0031】 ステップS7では、上述したステップS4の処理と同様の処理が行われ、スピ ーカ13より音声メッセージ(例えば『火災検出器11Aが傾いています。点検 して下さい。』)が出力され、さらにモニタ14に一連の文字(例えば『火災検 出器11Aが傾いています。点検して下さい!』)が点滅表示される。
【0032】 ステップS5の判定において、傾き検出器12Bの検出値が所定の範囲内であ ると判断すると、ステップS6で傾き検出器12Cの出力を読み込む。次いで、 ステップS8で読み込んだ傾きの度合いを示す検出値が所定の範囲内であるか否 かの判定を行い、範囲内であると判断するとメインルーチン(火災検出、消火処 理)へ戻る。他方、範囲外であると判断すると、ステップS9で表示・音声処理 を行う。
【0033】 ステップS9でも上述したステップS4,7の処理と同様の処理が行われ、ス ピーカ13より音声メッセージ(例えば『火災検出器11Bが傾いています。点 検して下さい』)が出力され、さらにモニタ14に一連の文字(例えば『火災検 出器11Bが傾いています。点検して下さい!』)が点滅表示される。 したがって、本実施例特有の効果としては、例えば放水銃1、火災検出器11 A、11Bの設置台、あるいは放水銃1、火災検出器11A、11B自体の取り 付け精度が比較的よくなくても、傾きが報知されるので、その度、傾きの補正処 置をとることができるので、当初から厳しい精度のもとで設置しなくて済むとい う利点がある。
【0034】 なお、上記実施例では、傾き検出器12A〜12Cとしてジャイロスコープ等 を利用したものを用いたが、傾きが検出できるものであればどのようなものでも 使用が可能である。なお、ジャイロスコープであれば、水平のみならず3次元的 に傾きを検出でき、しかも非常に精度が高いという特徴があるが、その反面コス トが高くなりがちである。 そのため、コスト面を考慮すると、例えば水平器と、水準器とを備えた傾き検 出器であって、ある一点から重りを吊るし、検出器本体が傾斜すると、この重り の吊るしている線材が検出器本体の電極に接触することで、水平でなくなったと 判断するようなタイプであってもよい。このようなタイプは簡易に製作でき、低 コストであるという利点がある。
【0035】 また、上記実施例では、放水銃1、火災検出器11A,11Bの傾きを音声メ ッセージと文字で報知するようにしたが、一方でも構わないし、さらにこれ以外 に図形でもよい。あるいは、これら3つの情報のうちのいずれか2つ以上のもの を組み合わせて報知を行ってもよい。
【0036】 また、上記実施例では、放水銃1、火災検出器11A,11Bの傾きが所定範 囲から逸脱したときに報知を行うようにしたが、所定範囲を設けることなく、少 しでも傾いたときに報知を行うようにしても良い。
【0037】 また、上記実施例では、放水銃1、火災検出器11A,11Bがそれぞれ傾い た場合に音声メッセージで出力するとともに、文字で表示するようにしたが、こ れら報知を行う以外、自動的に傾きを修正できる機能を持たせるようにしても良 い。
【0038】
本考案によれば、放水銃や、火災検出器の施工時における取り付け状態から傾 いた場合に、その状況を音声または文字表示による報知を行うようにしたので、 この報知内容を監視員が知ることにより、火災検出手段が施工時の取り付け状態 から傾くことによる火災位置検出のずれ(すなわち、放水手段の方向付けのずれ )や、放水手段自体が施工時の水平な取り付け状態から傾くことによる方向ずれ (放水ずれ)を容易に判断することができ、その後の適切な対応を取ることがで きる。例えば、速やかにずれを補正する処置をとることができ、定期的なメンテ ナンス時期を待たずに、火災に対する備えを十分なものとすることができる。そ の結果、より確実な火災予防となる。
【図1】本考案に係る大空間向消火システムの一実施例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】同実施例の大空間向消火システムの傾き検出器
の火災検出器への取り付け例を示す側面図である。
の火災検出器への取り付け例を示す側面図である。
【図3】同実施例の大空間向消火システムの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】同実施例の大空間向消火システムのモニタに映
し出される映像を示す平面図である。
し出される映像を示す平面図である。
【図5】同実施例の大空間向消火システムの傾き検出処
理を説明するためのフローチャートである。
理を説明するためのフローチャートである。
1 放水銃(放水手段) 10 放水銃操作盤(放水制御手段) 11A,11B 火災検出器(火災検出手段) 12A〜12C 傾き検出器(傾き検出手段) 13 スピーカ 14 モニタ 30 CPU 31 ROM 32 ワーキングRAM 33 表示制御部 36 音声合成部 37 増幅部 100 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 成宮 淳一 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 松岡 直哉 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 島 裕史 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 万本 敦 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 小沢 利幸 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 不破 好章 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 外村 賢昭 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 火災位置を検出する火災検出手段と、 放水を行う放水手段と、 火災検出手段より得られる火災位置情報に基づいて前記
放水手段の方向付け制御を行う放水制御手段と、 を備えた大空間向消火システムにおいて、 前記火災検出手段あるいは前記放水手段のうちの少なく
とも1つの傾きを検出する傾き検出手段と、 前記火災検出手段あるいは前記放水手段のうちの少なく
とも1つの傾きが検出されたときに報知を行う報知手段
と、 を設けたことを特徴とする大空間向消火システム。 - 【請求項2】 前記報知手段は、前記火災検出手段ある
いは前記放水手段のうちの少なくとも1つが傾いたこと
を報知する内容の情報を、文字表示、図形表示、音声出
力のうちの少なくとも1つ、あるいはこれらの2つ以上
を組み合わせて報知することを特徴とする請求項1記載
の大空間向消火システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5553892U JP2571384Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 大空間向消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5553892U JP2571384Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 大空間向消火システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069659U true JPH069659U (ja) | 1994-02-08 |
JP2571384Y2 JP2571384Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13001501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5553892U Expired - Lifetime JP2571384Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 大空間向消火システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571384Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010124061A2 (en) * | 2009-04-22 | 2010-10-28 | Elkhart Brass Manufacturing Company, Inc | Firefighting monitor and control system therefor |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP5553892U patent/JP2571384Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010124061A2 (en) * | 2009-04-22 | 2010-10-28 | Elkhart Brass Manufacturing Company, Inc | Firefighting monitor and control system therefor |
WO2010124061A3 (en) * | 2009-04-22 | 2011-03-31 | Elkhart Brass Manufacturing Company, Inc | Firefighting monitor and control system therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2571384Y2 (ja) | 1998-05-18 |
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