JPH069635Y2 - 耐衝撃性ゴーグル - Google Patents

耐衝撃性ゴーグル

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JPH069635Y2
JPH069635Y2 JP1990044209U JP4420990U JPH069635Y2 JP H069635 Y2 JPH069635 Y2 JP H069635Y2 JP 1990044209 U JP1990044209 U JP 1990044209U JP 4420990 U JP4420990 U JP 4420990U JP H069635 Y2 JPH069635 Y2 JP H069635Y2
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JP
Japan
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lens
frame body
frame
goggles
impact resistance
Prior art date
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Application number
JP1990044209U
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English (en)
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JPH043719U (ja
Inventor
弘光 河合
Original Assignee
株式会社アックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、スキー、スカッシュ等の陸上或いは水上のス
ポーツや各種製作現場における防塵のために用いること
のできるゴーグルに関するものである。
<従来の技術> 一般に、この種のゴーグルは、レンズとその周囲に配さ
れる合成樹脂製等のフレーム本体と、さらに必要に応じ
て衝撃吸収効果を高めるために配位されるスポンジ等の
クッション材とを備える。このフレーム本体は、レンズ
の周囲を支持するレンズ支持部と、このレンズ支持部に
クッション材を取着するためのクッション取付部とから
構成される。このレンズ支持部には、通常、内周面に凹
溝が形成され、この凹溝内にレンズの外周縁を挿入し、
レンズをフレーム本体に取りつけるものである。その結
果、レンズの外表面を基準面とした場合、フレーム本体
の凹溝より外側の部分が、基準面より前方に位置するこ
ととなる。
又、競技スキー等にあっては、ゴーグルがポールに衝突
し、ゴーグルに破損が生じたり、人体を傷つけたりする
ことがある。そのため、フレームに耐衝撃性の部材を設
けたゴーグルも提案されている。しかしながら、レンズ
にポールや石等が直撃した場合、レンズが内側に破損し
て、その破片が目にささるといった事故が生ずる恐れは
残される。
<考案が解決しようとする課題> そこで、本考案者は、ゴーグルのレンズとして、ポリカ
ーボネート等の極めて耐衝撃性の強い樹脂を用いたゴー
グルを開発せんとするものであるが、かかるレンズを用
いた場合、レンズよりもフレームの方が、耐衝撃性が小
さい場合もある。ここで耐衝撃性とは、鉄等の硬質体に
より対象物に衝撃を加えたときに、対象物が破損変形を
生じ無い性質をいう。従って、このレンズを従来の構成
によりフレームに支持させると、耐衝撃性の弱いフレー
ム本体の凹溝より外側の部分が、基準面より前方に位置
することとなり、ポリカーボネート等の極めて耐衝撃性
の強いレンズを用いたにもかかわらず、ゴーグル全体の
耐衝撃性はさほど向上しないこととなる。即ち、競技ス
キー等で、ゴーグルがポールに衝突した際に、レンズは
破損せずとも、レンズ周辺のフレームが破損したり変形
したりしてしまう。
又、上記のように、フレーム耐衝撃性の部材を設けれ
ば、フレームの耐衝撃性も向上するが、その分構造が複
雑となり、ゴーグルのコストアップにつながる。又、耐
衝撃性の部材を設けていない部分は、耐衝撃性が小さい
ままとなる。
<課題を解決するための手段> そこで本考案は、次の構成を有するゴーグルを提供する
ことにより、上記の課題を解決するものである。
本考案のゴーグルは、1枚の板状のレンズとこれを支持
するフレーム本体とを備える。このレンズは、中央部が
左右端より前方に位置するようにした湾曲板状をなし、
加えてポリカーボネート等の耐衝撃性の高い1mm以上の
厚みを有する合成樹脂製板により形成されている。この
レンズの裏面側には係合部が突出形成されている。他
方、フレーム本体は、レンズを支持するレンズ支持部を
有し、このレンズ支持部に上記の係合部に係合する受容
凹部が形成され、この係合部を受容凹部に係合すること
によりレンズがフレーム本体に接合固定される。そし
て、このレンズの外表面を基準面とし、上記フレーム本
体がこの基準面より後方に配位されてなると共に、レン
ズ支持部の全体がレンズの外表面に覆われてなる。
<作 用> 本考案においては、レンズが、ポリカーボネート等の耐
衝撃性の高い1mm以上の厚みを有する合成樹脂板により
形成されているため、レンズ部分における耐衝撃性は極
めて大きなものとなる。そして、このレンズの外表面を
基準面とし、上記フレーム本体がこの基準面より後方に
配位されてなるため、ポール等はまずレンズに衝突する
こととなる。従って、レンズがゴーグル全体の耐衝撃性
部材として作用し、フレーム本体の耐衝撃性の如何にか
かわらず、ゴーグル全体の耐衝撃性を向上させることが
できる。さらに、このレンズの裏面側には係合部が突出
形成され、フレーム本体がこの係合部に係合する受容凹
部を有し、この係合部を受容凹部に係合することにより
レンズがフレーム本体に固定されている。そして、この
レンズの外表面を基準面とし、上記フレーム本体がこの
基準面より後方に配位されてなると共に、上記の係合部
と受容凹部との接合箇所をレンズ支持部の全体がレンズ
の外表面に覆われてなるため、両者の接合箇所は、耐衝
撃性部材たるレンズに保護され、その接合が外れる恐れ
も解消される。
特に、レンズ周縁をフレームの凹溝内に挿入することに
より固定する場合、レンズの左右両端に切り込み部を形
成しておき、この切り込み部に対して、フレームの凹溝
内の突起を嵌合させるものがあるが、このタイプにあっ
ては、衝撃を受けた際レンズの切り込み部からヒビや割
れが生ずるケースが多い。本考案にあっては、フレーム
本体がこの基準面より後方に配位されてなると共に、レ
ンズ支持部の全体がレンズの外表面に覆われてなるた
め、この切り込み部に衝撃が直接加わらず、レンズの割
れの発生を防止することができる。
<実施例> 以下図面に基づき本考案の一実施例について説明する。
第1図は実施例のゴーグルの組みつけ完了時の斜視図、
第2同ゴーグルの分解斜視図であり、このゴーグルは、
レンズ1とその周囲に配されるフレーム本体3とにより
構成されてなる本体と、この本体を人体に装着させるバ
ンド6等の装着手段とにより構成されている。
レンズ1は、第2図に示すように、左右の眼対応部が中
央部で連続するものであり、中央部が左右端より前方に
位置するようにした湾曲板状をなす。このレンズ1は、
ポリカーボネート等の耐衝撃性の強い合成樹脂を比較的
厚手(1mm以上)の円筒形状に成形し、これを所望の
外周形状にカットしたものである。尚、円筒形状の他球
面形状等の適宜の湾曲形状とし得る。
レンズ1の裏面側の周縁には、係合部が形成されてい
る。この係合部は、挿入部11と、この挿入部11とレ
ンズ1とを繋ぐ接続部12とから構成されている。この
挿入部11と接続部12とは、レンズ1の裏面側の全周
に渡って連続して形成されているが、断続的に形成して
もよい。又、この挿入部11と接続部12とは、レンズ
1と一体成形してもよく、別体に成形後、接着してもよ
い。
次に、フレーム本体3は、レンズ1の前面より後方に配
位されるもので、レンズ支持部3と、このフレーム本体
は、レンズの周囲を支持するレンズ支持部3aと、この
レンズ支持部にクッション材32を取着するためのクッ
ション取付部3bとからなる。レンズ支持部3aの内面
側の周面には、上記のレンズ1の挿入部11が挿入され
る受容凹部としての溝部31が形成されている。このフ
レーム本体3は比較的柔軟な合成樹脂により成形されて
おり、フレーム本体1を変形させて、レンズの挿入部1
1を溝部31内へ挿入し、フレーム本体3とレンズ1と
の固定をなす。
次にこのフレーム本体3の細部形状を説明する。
まず、フレーム本体3の後面側のクッション取付部3b
には、発泡合成樹脂製のクッション材32が接着されて
いる。フレーム本体3の上面には複数の空気導通孔33
が形成され、その上部には、発泡合成樹脂の帯片34が
装着されている。この発泡合成樹脂の帯片34は、空気
導通孔33を、空気の導通可能な状態で塞ぎ、雪や塵の
侵入を防止するものである。又、図示は略するが、フレ
ーム本体3の下面には多数の空気導通小孔が形成されて
いる。
フレーム本体3の左右両側面には、バンド6の取着具6
1の挿入孔を有し、取着具61を着脱可能に固定する。
この取着構成やバンド6は来と同様のものを採用するこ
とができ、着脱不能に固定してもよい。
ここで、レンズ1とフレーム本体3との関係を説明する
と、第3図、第4図に示すように、レンズの外表面を基
準面Xとした際、上記フレーム本体3は、この基準面X
より後方(矢印Y方向と反対方向)に配位されている。
また、フレーム本体3のレンズ支持部3aの全体(レン
ズの挿入部11とフレーム本体の溝部31との挿入接触
部分を含む)がレンズの外表面に覆われている。即ち、
レンズ支持部3aの全体の前方(矢印Y方向)にレンズ
1の外表面が位置して、レンズ支持部3aはレンズ1の
外周からはみ出さないようになっているものである。
以上、レンズは、その耐衝撃性が極めて大きく且つ上記
のようなフレーム本体3との位置関係により、レンズ1
がゴーグル全体の耐衝撃性部材として作用し、フレーム
本体3の耐衝撃性の如何にかかわらず、ゴーグル全体の
耐衝撃性を向上させることができる。特に、フレーム本
体3のレンズ支持部3a全体が、レンズの外表面に覆わ
れてなるため、両者の接合箇所は、耐衝撃性部材たるレ
ンズに保護され、その接合が外れる恐れも解消される。
尚、レンズ支持部3aの全体がレンズ1の外表面に覆わ
れていること、即ちレンズ支持部3aの全体がレンズ1
の外周から外側にはみ出していないことを条件に、フレ
ーム本体の他の部分を上方に突出させてもよい(第3図
においては、フレーム本体のクッション取付部3bがレ
ンズ1の外周より上方にはみ出している)。
また、レンズとフレーム本体との固定は、実施例の他、
第5図に示すように、レンズ201の裏面に突起202
を適宜間隔をおいて形成し、フレーム203のレンズ支
持部203aに形成された受容凹部に嵌入して固定する
ようにしてもよい。さらに、第6図に示すように、突起
205をフレーム203と略同形状の薄板状体204に
形成し、これを平形状のレンズ201に接着してもよ
い。
<考案の効果> 本考案においては、レンズが、ゴーグル全体の耐衝撃性
部材として作用し、フレーム本体の耐衝撃性の如何にか
かわらず、ゴーグル全体の耐衝撃性を向上させることが
できる。特に、レンズとフレーム本体との接触部分が、
レンズの外表面に覆われてなるため、両者の接合箇所
は、耐衝撃性部材たるレンズに保護され、その接合が外
れる恐れも解消され、極めて安全なゴーグルを提供し得
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のゴーグルの斜視図、第2図は同分解斜
視図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図は第
1図のIV−IV線断面図である。第5図、第6図は夫々レ
ンズとフレームの他の接合構造を示す断面図である。 1、201……レンズ、3、203……フレーム本体、
3a、203a……フレーム本体のレンズ支持部、6…
…バンド、X……基準面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚の板状のレンズと、このレンズの周囲
    を支持するフレーム本体とを備え、 上記レンズは、中央部が左右端より前方に位置するよう
    にした湾曲板状をなし、加えてポリカーボネート等の耐
    衝撃性の高い1mm以上の厚みを有する合成樹脂製板によ
    り形成され、 このレンズの裏面側に係合部が突出形成され、 フレーム本体が、レンズを支持するレンズ支持部を有
    し、このレンズ支持部に上記の係合部に係合する受容凹
    部が形成され、この係合部を受容凹部に係合することに
    よりレンズがフレーム本体に接合固定され、 このレンズの外表面を基準面とし、上記フレーム本体が
    この基準面より後方に配位されてなると共に、レンズ支
    持部の全体がレンズの外表面に覆われてなる耐衝撃性ゴ
    ーグル。
JP1990044209U 1990-04-25 1990-04-25 耐衝撃性ゴーグル Expired - Lifetime JPH069635Y2 (ja)

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JP1990044209U JPH069635Y2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 耐衝撃性ゴーグル

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JP1990044209U JPH069635Y2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 耐衝撃性ゴーグル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH043719U JPH043719U (ja) 1992-01-14
JPH069635Y2 true JPH069635Y2 (ja) 1994-03-16

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ID=31557303

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56150527U (ja) * 1980-04-11 1981-11-11
JPS6468259A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Nitto Denko Corp Film lens for goggles

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JPH043719U (ja) 1992-01-14

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