JPH069621B2 - ランニング装置 - Google Patents

ランニング装置

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JPH069621B2
JPH069621B2 JP62007241A JP724187A JPH069621B2 JP H069621 B2 JPH069621 B2 JP H069621B2 JP 62007241 A JP62007241 A JP 62007241A JP 724187 A JP724187 A JP 724187A JP H069621 B2 JPH069621 B2 JP H069621B2
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宜司 信田
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Mizuno Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はランニング装置に関し、特に、屋内において
CRTディスプレイ上でテレビジョンゲームを行ないな
がらランニングできるようなランニング装置に関する。
[従来の技術] 一般に、ランニング装置は、屋内の床上に固定され、そ
の上でランニング者がランニングを行なうことにより、
心肺機能を高めることを目的としたものである。このよ
うなトレーニング装置を用いてトレーニングを行なうた
めには、一定時間以上の運動を行なわなければ、心肺機
能に対するトレーニング効果を生じない。この時間は、
筋肉の有酸素エネルギ獲得機能が働きだしてからの時間
になるので、一般に最低12分は必要と言われている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述のランニング装置を用いてトレーニ
ングすることは極めて単調である。このため、身体に負
荷をかけながら単調な運動を長時間続けることは、トレ
ーニング者にとって苦痛であり、短時間のトレーニング
で切りあげてしまい、心肺機能に対するトレーニング効
果を十分得ることができないという問題点があった。
この問題点を解決するために、本願発明者はテレビジョ
ンゲームを行ないながらトレーニングできるようなラン
ニング装置(特願昭61−195871)を提案した。
この提案されたランニング装置は、トレーニング者がテ
レビジョンゲームを行ないながらトレーニングを行なう
ことができるので、興味を持続させながら積極的に運動
することができるという特徴を有している。しかし、こ
の提案されたランニング装置は、エンドレスベルトの走
行に対する抵抗によって負荷を変えるものであり、トレ
ーニング者のランニングに対して該エンドレスベルトの
スムースな移動が妨げられるおそれがあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、トレーニング者
に興味を抱かせ、積極的にトレーニングに参加して得
て、単調なトレーニング者による苦痛を和らげることが
できるとともに、負荷の変動に対してベルトの移動がス
ムースになるようにしたランニング装置を提供すること
である。
[問題点を解決するための手段] この発明はCRTディスプレイ上でテレビジョンゲーム
を行ないながらランニングするためのランニング装置で
あって、トレーニング者が移動可能なベルトの上に乗っ
てランニングを行なうランニング手段と、ランニング手
段に関連して設けられ、トレーニング者のランニング速
度を検出するための速度検出手段と、トレーニング者が
操作してランニング方向を指示するための方向指示手段
と、ランニング手段の傾斜角度を変えるかあるいはベル
トの走行速度を変えることによってトレーニング者のラ
ンニングに対して負荷を変えるための手段と、トレーニ
ング者に対応する画像とランニング経路の画像と障害物
の画像とをCRTディスプレイに表示するための画像信
号を発生する画像信号発生手段と、検出された速度に応
じてランニング経路の画像をランニング方向後方に移動
させ、上り坂のランニング経路を表示したことに応じて
トレーニング者への負荷を増加させ、下り坂のランニン
グ経路を表示したことに応じてトレーニング者への負荷
を減少させ、左右の方向を表わす信号が発生されたこと
に応じてトレーニング者の画像とランニング経路および
障害物の画像とを相対的に左右に移動させて表示するよ
うに制御する制御手段とを備えて構成される。
[作用] この発明に係るランニング装置は、ランニング手段の上
でトレーニング者がランニングを行なうことにより、速
度を検出し、その速度に応じてランニング経路の画像を
トレーニング者に対応する画像よりも後方向に移動さ
せ、上り坂または下り坂のランニング経路を表示したこ
とに応じてトレーニング者への負荷を増減するように制
御し、左右の方向を表わす信号が発生されたことに応じ
て、トレーニング者の画像とランニング経路および障害
物の画像とを相対的に左右に移動させて表示することに
より、楽しみながらトレーニングを行なうことができ、
上り坂や下り坂に応じたトレーニングもスムースに行な
うことができる。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の一実施例を側面より見た断面図であ
る。まず、第1図を参照して、この発明の一実施例に含
まれるランニング手段の構成について説明する。外枠1
内には、ホイール2,3が軸受16,17によって回転
可能に保持されていて、これらのホイール2,3の間に
はエンドレスの平ベルト4が掛け渡されている。平ベル
ト4の下部にはベルト受台5が設けられている。そし
て、平ベルト4の上にトレーニング者が乗ってランニン
グを行なうと、両足の踏み込みに応じて、平ベルト4が
後方に移動し、それに伴なってホイール2,3が回転す
る。前方のホイール2には、速度検出手段としての光学
センサ22が設けられている。この光学センサ22はホ
イール2が回転したとき、その回転速度に応じたパルス
信号を発生する。
外枠1の下部の一端には軸12が設けられていて、水平
に配置された固定台11に対して、軸12を中心とし
て、外枠1の他端が回動可能に構成される。すなわち、
外枠1の下部の他端には、モータ支持部7によってモー
タ6が取付けられている。モータ6にはモータの回転数
を減速させるための減速機構8が取付けられていて、こ
の減速機構8にはねじ棒9が取付けられている。ねじ棒
9は固定台11に固定された軸受10のねじに噛合して
いて、モータの駆動力が減速機構8を介してねじ棒9に
与えられる。そして、ねじ棒9は回転することによって
上下に移動し、外枠1が軸12を中心として、スロット
端が上下に移動する。それによって、平ベルト4の傾斜
角が変化する。すなわち、外枠1の他端が上方に移動す
ると、平ベルト4は上り坂となり、トレーニング者のラ
ンニングに対して負荷を与える。
すなわち、平ベルト4の傾斜角が急になれば、トレーニ
ング者の自重により後方に退がり易くなるので、足を高
く上げて早くランニングしなければならなくなり、負荷
が増加する。なお、固定台11を水平に配置することな
く、その他端を一端に対して下方に傾斜させ、外枠1の
他端を下方に傾斜させれば、平ベルト4は下り坂とな
り、トレーニング者に対する負荷を減少させることがで
きる。
さらに、外枠1の前方には把手13が設けられていて、
ここに左スイッチ14と右スイッチ15が取付けられて
いる。そして、トレーニング者は把手13に掴まり、平
ベルト4の上でランニングを行なう。なお、図示しない
が、トレーニング手段の前方にはCRTディスプレイモ
ニタが設けられていて、トレーニング者はこのCRTデ
ィスプレイに表示されたテレビジョンゲームの画像を見
ながらランニングを行ない、必要に応じて左スイッチ1
4および右スイッチ15を操作する。
第2図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。
次に、第2図を参照して、この発明の一実施例の電気的
構成について説明する。コンピュータ30はCPU31
を含む。このCPU31には、クロック発生回路41か
らクロック信号が与えられる。CPU31にはバス32
が接続されていて、このバス32にはシステムROM3
3とキャラクタROM34とビデオRAM35とディス
プレイコントローラ36とスピーカ37とFDDコント
ローラ38とメインメモリ39とI/Oインターフェイ
ス40とが接続される。
システムROM33はコンピュータ30の全体の動作を
実行するためのプログラムを記憶している。キャラクタ
ROM34はCRTディスプレイ50上で表示されるラ
ンニング距離やランニング速度などの数値や文字などの
信号を発生するものである。ビデオRAM35はCRT
ディスプレイ50の表示領域に対応する記憶領域を有
し、CRTディスプレイ50に表示すべき画像データを
記憶する。ディスプレイコントローラ36はCRTディ
スプレイ50に表示される画像データを制御するもので
ある。スピーカ37はテレビジョンゲームに必要な音声
を発生するものである。
FDDコントローラ38はフロッピィディスク42を制
御するものであって、このフロッピィディスク42に
は、後述の第4A図ないし第4C図に示すようなフロー
図に基づくプログラムが予め記憶されているとともに、
トレーニング者に対応する画像とランニング経路の画像
とランニング経路上で水溜まりや岩などの障害物の画像
を表示するための画像信号を発生する画像信号発生手段
を構成する。
メインメモリ39はCPU31が演算したデータなどを
記憶するとともに、フロッピィディスク42から読出さ
れたプログラムなども記憶する。I/Oインターフェイ
ス40には、前述の第1図に示した光学センサ22と左
スイッチ14と右スイッチ15と生理状態検出手段の一
例としてのイヤーセンサ23が接続される。そして、I
/Oインターフェイス40は光学センサ22から与えら
れた速度検出信号に応じたパルス信号をCPU31に与
えるとともに、左スイッチ14および右スイッチ15か
ら与えられる方向指示信号をCPU31に与える。イヤ
ーセンサ23はトレーニング者の脈拍を検出するもので
ある。なお、このイヤーセンサ23に代えて、トレーニ
ング者の体温や血圧や発汗量などの生理状態を検出する
センサを設けるようにしてもよい。体温はサーミスタ温
度計によって検出するようにし、発汗量は湿度センサな
どを用いるようにすればよい。
第3図はこの発明の一実施例によってCRTディスプレ
イに表示される画像の一例を示す図であり、第4A図な
いし第4C図はこの発明の一実施例の具体的な動作を説
明するためのフロー図である。
次に、第1図ないし第4C図を参照して、この発明の一
実施例の具体的な動作について説明する。この実施例で
は、第3図に示すように、CRTディスプレイ50に
は、トレーニング者に対応する画像51と、ランニング
経路の画像52と、水溜まり53や岩54などの障害物
画像と、背景となる山などの画像56,57や雲の画像
58や木の画像55などが表示される。
トレーニング者が第1図に示したランニング手段の平ベ
ルト4の上に乗り、ランニングを行なうことに伴なっ
て、ランニング経路52や障害物画像53,54などが
トレーニング者に対応する画像51に対して順次後方に
過ぎ去っていく。トレーニング者に対応する画像51の
前に障害物画像53や54が近づくと、トレーニング者
は把手13に設けられている左スイッチ14または右ス
イッチ15を操作する。もし、トレーニング者に対応す
る画像51がランニング経路52から外れたり、障害物
画像53や54に衝突したときには、フェイル状態とな
る。
なお、一定時間以内に所定回数ランニングを行なわなけ
れば、フェイル状態にして、トレーニング者に対応する
画像51が転倒するように表示してもよい。
フェイル状態になったときには、一定時間以内に早くラ
ンニングしなければ復帰しないようになっている。そし
て、障害物の画像53,54を避けて走行したとき、ス
コアが加算されて、CRTディスプレイ50上の補助画
面60に表示される。また、補助画面60には、ランニ
ングを始めてからの経過時間やランニング経路52が坂
道であれば、その傾斜角度がアナログ的に表示される。
このとき、ランニング経路52が上り坂であれば、その
上り坂の角度に応じて、第1図に示したモータ6が駆動
され、平ベルト4の傾斜角が大きくなり、トレーニング
者のランニングに対して負荷が増加する。また、ランニ
ング速度もアナログ的に表示できるようになっていて、
トレーニング者はランニングを行ないながらゲームを楽
しめるようになっている。なお、ランニング速度はディ
ジタル的に表示するようにしてもよい。
上述のゲームを行なうために、電源を投入すると、CP
U31は第4A図に示すように、ステップ(図示ではS
Pと略称する)SP1において、内蔵されているレジス
タなどをクリアして初期設定を行なう。その後、CPU
31は、ステップSP2において条件設定を行なう。す
なわち、CPU31はキャラクタROM34から条件設
定の画面を読出してCRTディスプレイ50に表示す
る。この条件設定とは、年齢、性別、身長、体重、トレ
ーニング時間、運動量、難易度などである。年齢を設定
するときには、CRTディスプレイ50の画面上に年齢
層を表示し、該当する年齢層を左スイッチ14または右
スイッチを操作することによって設定すればよい。
さらに、CPU31はステップSP3において負荷初期
値をセットする。この負荷ステップはたとえば0ないし
30ステップに区別されていて、平ベルト4の傾斜角度
を変える場合は1ステップで10kgcmに定められてお
り、平ベルト4の走行速度を変える場合はたとえば0.
2m/秒に定められていてたとえば負荷初期値として5
ステップを設定する。さらに、CPU31はステップS
P4において目標脈拍数を計算する。この目標脈拍数は
設定された年齢、性別、身長および体重などに基づいて
計算される。その計算終了後に、CPU31はステップ
SP5においてスピーカ37からスタート音を発音させ
る。
トレーニング者はそのスタート音を聞き、平ベルト4の
上でランニングを行なう。CPU31はトレーニング者
がランニングをスタートしてからの経過時間をCRTデ
ィスプレイ50の補助画面60に表示する。そして、C
PU31はステップSP7において、2秒ごとに走行
数、脈拍、負荷ステップを積算し、ステップSP8にお
いて、10秒間に脈拍は20拍下がったか否かを判別す
る。これは、10秒間に脈拍数が20拍も下がることは
あり得ないので、その場合にはステップSP9において
イヤーセンサ23が異常であると判別し、第4C図のス
テップSP53において終了画面をCRTディスプレイ
50に表示する。
前述のステップSP8において、10秒間に脈拍数が2
0拍下がっていなければ、ステップSP10において、
脈拍数が警告脈拍数よりも大きいか否かを判別する。も
し、脈拍数が警告脈拍数よりも大きければ、ステップS
P11において、脈拍数が警告脈拍数よりも大きいか否
かの判別を4回行なったか否かを判別する。これは、異
常に脈拍数が高くなった場合には、トレーニング者の体
調が悪いものと判断して、CRTディスプレイ50に終
了画面を表示して、トレーニングを終了させる。脈拍数
が警告脈拍数よりも大きいか否かの判別を4回行なって
いなければ、ステップSP12においてCRTディスプ
レイ50に“脈拍高い”のメッセージを表示する。さら
に、CPU31はステップSP13において、20秒ご
とに脈拍の監視回数をセットし、ステップSP14にお
いて、3分経過した後に、脈拍が警告脈拍数よりも大き
いということを判断した回数が4回以下であるか否かを
判別する。もし、4回以下であればステップSP16に
進み、4回以上であれば、ステップSP15においてそ
の回数をクリアしてステップSP16に進む。
CPU31はステップSP16において、ランニング手
段からのデータを受取る。これは光学センサ22によっ
て検出されたホイール2の回転数やイヤーセンサ23か
らの脈拍数などのデータである。その後、CPU31は
ステップSP17においてスコアを計算し、ステップS
P18において、目標脈拍数から−2した値よりも目標
数が小さいか否かを判別する。もし、脈拍数が目標脈拍
数−2よりも小さければ、ステップSP19において、
負荷ステップをアップさせる。すなわち、トレーニング
者の脈拍数が目標脈拍数−2よりも小さいときには、ト
レーニング者の心拍数に余裕があるものと判断して、負
荷を増加させる。そして、CPU31はステップSP2
0およびSP21において負荷ステップを30に設定す
る。
前述のステップSP18におけるトレーニング者の脈拍
数が目標脈拍数−2よりも小さいことを判別したときに
は、ステップSP22において脈拍数が目標脈拍数+2
よりも大きいか否かを判別する。もし、大きければ、ト
レーニング者の心拍数に余裕がないものと判断し、ステ
ップSP23において負荷ステップをダウンさせる。そ
して、CPU31はステップSP24において負荷ステ
ップが3よりも小さくなったか否かを判別し、負荷ステ
ップが3よりも小さければステップSP25において負
荷ステップを3に設定する。そして、CPU31はステ
ップSP26において、設定した負荷ステップに基づい
て、モータ6を制御し、平ベルト4の傾斜角を設定す
る。
トレーニング者は傾斜角の設定された平ベルト4の上で
把手13を両手で持ちランニングを行なう。このとき、
CRTディスプレイ50には、第5図に示すように、ラ
ンニング経路画像52や障害物画像53,54などが表
示されていて、ランニング速度に応じて、ランニング経
路52がランニング方向よりも後方に順次移動してい
く。それに伴なって、障害物画像53,54がトレーニ
ング者に対応する画像51に接近する。トレーニング者
はその画像を見て、障害物画像53,55を避けるよう
に左スイッチ14または右スイッチ15を操作する。
CPU31はステップSP27において、左スイッチ1
4または右スイッチ15が操作されると、ステップSP
28において、左スイッチ14および右スイッチ15が
同時にオンされたか否かを判別する。もし、左スイッチ
14および右スイッチ15が同時に操作されたときに
は、ステップSP29において、トレーニング者に対応
する画像51の座標を上方に移動させる。すなわち、C
RTディスプレイ50に表示されたトレーニング者に対
応する画像51は障害物画像53または54を避けるよ
うにジャンプして表示される。
さらに、CPU31はステップSP30においてランニ
ング速度を3だけマイナスする。左スイッチ14と右ス
イッチ15が同時に操作されていなければ、CPU31
はステップSP31において右スイッチ15がオンされ
たか否かを判別する。もし、右スイッチ15がオンされ
ていれば、ステップSP30において、ランニング経路
画像52、障害物画像53,54および背景の山56や
雲58などの原点座標を左に移動させる。すなわち、右
スイッチ15が操作されたときには、トレーニング者に
対応する画像51に対して、ランニング経路画像52な
どが左側に移動するように表示される。右スイッチ15
でなく左スイッチ14が操作されたときには、CPU3
1はステップSP33において左スイッチ14の操作さ
れたことを判別し、ステップSP34において、ランニ
ング経路52や障害物53,54などの原点座標を右側
に移動させる。すなわち、左スイッチ14が操作された
ときには、トレーニング者に対応する画像51に対して
ランニング経路画像52や障害物画像53,54などを
右側に移動させる。
CPU31はステップSP35において、ランニング速
度を8段階評価する。すなわち、CRTディスプレイ5
0の補助画面60のランニング速度表示エリアは8段階
に区分されていて、そのいずれの段階に相当するかを判
断して表示する。さらに、CPU31はステップSP3
6において、前述のステップ32またはSP34におい
て座標を左右に移動させたランニング経路画像52、障
害物画像53,54および山56や雲58などの背景画
像をビデオRAM35にセットし、ステップSP37に
おいて、ビデオRAM35にセットした画像データに基
づいて、CRTディスプレイ50にランニング経路画像
52や障害物画像53,54などを表示する。
次に、CPU31はステップSP38において、トレー
ニング者に対応する画像51が水溜まり54に嵌まった
か否かを判別する。もし、水溜まり54に嵌まったとき
には、ステップSP39においてスピーカ37から水の
ヒット音を発音させ、ステップSP40において、ラン
ニング速度を2だけマイナスする。さらに、CPU31
はステップSP41において、CRTディスプレイ50
の補助画面60に傾斜角度、山56、雲58などの背景
画像、スコア、トレーニング者の画像51やランニング
速度などを表示する。そして、CPU31はステップS
P42において、光学センサ22の出力に基づいて、ラ
ンニング速度が99よりも大きいか否かを判別する。も
し、走行速度が99よりも大きければ、ステップSP5
5においてトレーニング者に対応する画像51を転倒さ
せ、ステップSP48において走行速度を積算し、ステ
ップSP49において走行速度の積算値が設定値よりも
小さければステップSP51においてフェイル表示を行
なう。
すなわち、トレーニング者が一定の速度以下でランニン
グしているときには、フェイル表示を行ない、走行速度
の積算値が設定値以上であれば、ステップSP50にお
いてフェイル状態を解除する。また、走行速度が99以
下であれば、ステップSP43において、走行速度が9
5よりも大きいか否かを判別する。もし、大きければ、
ステップSP44において“スピード違反”を表示し、
ステップSP45においてスピーカ37から警告音を発
する。走行速度が95以下であれば、ステップSP46
においてトレーニング者に対応する画像51が岩53に
当たったか否かを判別する。
岩53に当たっていれば、前述のステップSP48ない
しSP51においてフェイル表示を行なう。また、ステ
ップSP47において、ランニング速度が0であれば、
同様にしてフェイル表示を行なう。さらに、CPU31
はステップSP52において予め設定された時間を経過
したか否かを判別し、経過していればステップSP53
において終了画面をCRTディスプレイに表示する。ト
レーニング者はその表示を見て、トレーニングを終了す
る。もし、トレーニング者が再度ランニングを行ないた
い場合には、右スイッチ15を操作する。CPU31は
ステップSP54において右スイッチ15の操作された
ことを判別すると、前述のステップSP2に進み、条件
設定の画像表示を行なう。
第5図はこの発明に含まれるランニング手段の他の例を
示す側面断面図である。前述の第1図に示したランニン
グ手段は、平ベルト4の傾斜角度を変化させて、負荷を
増減するようにしたが、この第5図に示した例は、モー
タ18によって平ベルト14を移動させ、モータ18の
回転速度を変化させて走行速度を可変することにより、
トレーニング者の負荷を増減するものである。すなわ
ち、前方のホイール2には同軸的にプーリ21が設けら
れていて、このプーリ21はVベルト20を介してモー
タ18側のプーリ19に掛け渡されている。このプーリ
19は減速機構を介してモータ18に連結されている。
そして、CPU31の制御に応じてモータ18の回転速
度が変化し、それによってトレーニング者への負荷が増
減される。
第6図はこの発明に含まれるランニング手段のその他の
例を示す側面断面図である。この第6図に示したランニ
ング手段は、前述の第1図に示した平ベルト4を第5図
に示したモータ18によって駆動するようにしたもので
ある。但し、この第6図に示した例は、モータ18の駆
動力によって平ベルト4を一定速度で移動させ、平ベル
ト4の傾斜角度を変化させることによって、トレーニン
グ者のランニングに対する抵抗力を増減する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、トレーニング者のラ
ンニング速度に応じてランニング経路の画像をランニン
グ方向後方に移動させ、上り坂のランニング経路を表示
したことに応じてランニング手段の傾斜角度を大きくす
るかベルトの走行速度を速くしてトレーニング者への負
荷を増加させ、下り坂のランニング経路を表示したこと
に応じて、ランニング手段の傾斜角度を小さくするかあ
るいはベルトの走行速度を遅くしてトレーニング者への
負荷を減少させ、左右の方向を表わす信号を発生したこ
とに応じてトレーニング者の画像とランニング経路およ
び障害物の画像とを相対的に左右に移動させて表示する
ことにより、テレビジョンゲームを行ないながらトレー
ニングを行なうことができる。したがって、単調さから
くる身体の苦痛を和らげることができるとともに、トレ
ーニング者に対する負荷を増減できるので、トレーニン
グ者の心肺機能の余裕度に合わせながら負荷を変化で
き、安全で効果的なトレーニングを行なうことができ
る。さらに、負荷を増減してもベルトの移動をスムース
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に含まれるランニング手段
の側面断面図である。第2図はこの発明の一実施例の概
略ブロック図である。第3図はCRTディスプレイに表
示される画像の一例を示す図である。第4A図ないし第
4C図はこの発明の一実施例の具体的な動作を説明する
ためのフロー図である。第5図はこの発明に含まれるラ
ンニング手段の他の例を示す側面断面図である。第6図
は同じくランニング手段のその他の例を示す側面断面図
である。 図において、1は外枠、2,3はホイール、4は平ベル
ト、6,18はモータ、8は減速器、9はねじ棒、10
は軸受、14は左スイッチ、15は右スイッチ、19,
21はプーリ、20はVベルト、23はイヤーセンサ、
30はコンピュータ、31はCPU、33はシステムR
OM、34はキャラクタROM、35はビデオRAM、
36はディスプレイコントローラ、37はスピーカ、3
8はFDDコントローラ、39はメインメモリ、40は
I/Oインターフェイス、41はクロック発生回路、4
2はフロッピィディスク、50はCRTディスプレイを
示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CRTディスプレイ上でテレビジョンゲー
    ムを行ないながらランニングをするためのランニング装
    置であって、 トレーニング者が移動可能なベルトの上に乗ってランニ
    ングを行なうランニング手段、 前記ランニング手段に関連して設けられ、前記トレーニ
    ング者のランニング速度を検出するための速度検出手
    段、 前記トレーニング者が操作してランニング方向を指示す
    るための方向指示手段、 前記ランニング手段の傾斜角度を変えるかあるいは前記
    ベルトの走行速度を変えることによって、前記トレーニ
    ング者のランニングに対して負荷を変えるための手段、 前記トレーニング者に対応する画像と、ランニング経路
    の画像と、障害物の画像とを前記CRTディスプレイに
    表示するための画像信号を発生する画像信号発生手段、
    および 前記速度検出手段によって検出された速度に応じて、前
    記画像信号発生手段から発生された画像信号に基づくラ
    ンニング経路の画像と障害物の画像とをランニング方向
    後方に移動させ、上り坂のランニング経路を表示したこ
    とに応じて、前記トレーニング者への負荷を増加させ、
    下り坂のランニング経路を表示したことに応じて、前記
    トレーニング者への負荷を減少させ、前記方向信号発生
    手段から左右の方向を表わす信号が発生されたことに応
    じて、前記トレーニング者の画像と前記ランニング経路
    および前記障害物の画像とを相対的に左右に移動させて
    表示するように制御する制御手段を備えた、ランニング
    装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記トレーニング者の生理状態を
    検出する生理状態検出手段を含み、 前記制御手段は、前記生理状態検出手段によって前記ト
    レーニング者の前記負荷に対する余裕度の低いことが検
    出されたことに応じて、前記トレーニング者への負荷を
    弱めるように制御し、負荷に対する余裕度の高いことが
    検出されたことに応じて負荷を強めるように制御する、
    特許請求の範囲第1項記載のランニング装置。
  3. 【請求項3】前記ランニング手段は、 前記ベルトが掛け渡される1対のホイールと、 前記1対のホイールのそれぞれを回転可能に支持する支
    持部材と、 前記支持部材が取付けられる基台とを含み、 前記負荷を変えるための手段は前記基台を傾斜させるこ
    とによって前記ベルトを傾斜させ、前記トレーニング者
    のランニングに対して負荷を変えるようにした、特許請
    求の範囲第1項記載のランニング装置。
  4. 【請求項4】前記ランニング手段は、前記1対のホイー
    ルの少なくともいずれか一方を回転させるためのモータ
    を含む、特許請求の範囲第3項記載のランニング装置。
  5. 【請求項5】前記ランニング手段は、 前記ベルトが掛け渡される1対のホイールと、 前記1対のホイールの少なくともいずれか一方を回転さ
    せるためのモータとを含み、 前記負荷を変えるための手段は前記モータの回転速度を
    可変することによって、前記トレーニング者のランニン
    グに対する負荷を増減するようにした、特許請求の範囲
    第1項記載のランニング装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記速度検出手段によっ
    て検出されたランニング速度に基づいてランニング距離
    を演算し、演算したランニング距離を数値で前記CRT
    ディスプレイに表示させるようにした、特許請求の範囲
    第1項記載のランニング装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記速度検出手段によっ
    て検出されたランニング速度をディジタル的またはアナ
    ログ的に前記CRTディスプレイに表示するようにし
    た、特許請求の範囲第1項記載のランニング装置。
  8. 【請求項8】前記画像信号発生手段は、前記トレーニン
    グ者から見た前方のランニング経路を表示する画像信号
    を発生するようにした、特許請求の範囲第1項記載のラ
    ンニング装置。
  9. 【請求項9】前記ランニング手段は、前記ベルトの前方
    に設けられる把手を含み、 前記方向指示手段は、前記把手に取付けられ、前記トレ
    ーニング者が左右の手で個別的に操作する1対のスイッ
    チを含む、特許請求の範囲第1項記載のランニング装
    置。
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