JPH06961Y2 - 靴胛被 - Google Patents
靴胛被Info
- Publication number
- JPH06961Y2 JPH06961Y2 JP1988115424U JP11542488U JPH06961Y2 JP H06961 Y2 JPH06961 Y2 JP H06961Y2 JP 1988115424 U JP1988115424 U JP 1988115424U JP 11542488 U JP11542488 U JP 11542488U JP H06961 Y2 JPH06961 Y2 JP H06961Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- cloth
- thread
- peripheral edge
- shoe cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 本考案は袋縫いしてなる靴胛被に関する。
ロ)従来の技術 射出成形靴の胛被には、通常、本縫いによる袋縫いがな
されている。更には、特開昭62-22604号公報にミシン針
1本に対して複数本の糸を針穴に通して縫成する靴胛被
の縫製方法が開示されている。
されている。更には、特開昭62-22604号公報にミシン針
1本に対して複数本の糸を針穴に通して縫成する靴胛被
の縫製方法が開示されている。
ところが、これ等の縫製は本縫いであって使用した糸の
本数のみが、縫目として胛布の下周縁外面に現出される
だけであるから、この靴胛被をラストに装着して底を形
成する場合の該縫糸と底材との固着力には相乗効果は生
じない。
本数のみが、縫目として胛布の下周縁外面に現出される
だけであるから、この靴胛被をラストに装着して底を形
成する場合の該縫糸と底材との固着力には相乗効果は生
じない。
更に、下糸はボビンケースに収納されているからボビン
に巻かれている下糸の長さは限定されていて、度々巻き
替えさなければならない手間を要していた。
に巻かれている下糸の長さは限定されていて、度々巻き
替えさなければならない手間を要していた。
ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案は、一本の下糸により靴胛被の下周縁外面に複数
の縫目を現出させることによって、特に注型成形或いは
射出成形によって靴底部を一体成形する際に、該靴胛被
と靴底部との接着は該下糸の複数の縫目と底材との間の
相乗的投錨効果によって極めて強固となるように構成さ
れ、又、下糸替え不要による縫製作業の能率を向上せし
め、更には合成皮革、特にその表皮層が弱いものである
時の補強効果を高め得る靴胛被を提供することを目的と
する。
の縫目を現出させることによって、特に注型成形或いは
射出成形によって靴底部を一体成形する際に、該靴胛被
と靴底部との接着は該下糸の複数の縫目と底材との間の
相乗的投錨効果によって極めて強固となるように構成さ
れ、又、下糸替え不要による縫製作業の能率を向上せし
め、更には合成皮革、特にその表皮層が弱いものである
時の補強効果を高め得る靴胛被を提供することを目的と
する。
ニ)問題を解決するための手段 本考案は、胛布と中底とを袋縫いしてなる靴胛被におい
て胛布の下周縁外面に下糸が現れるように二重環縫され
てなることを特徴とするものである。
て胛布の下周縁外面に下糸が現れるように二重環縫され
てなることを特徴とするものである。
ホ)実施例 第1図は、一実施例を示すものであって、靴胛被の胛布
(1)と中底(2)との二重環縫による縫着状態を示す断面図
である。
(1)と中底(2)との二重環縫による縫着状態を示す断面図
である。
本実施例では1本針・2本糸による二重環縫によって胛
布(1)の下周縁部と中底布(2)の外周縁部とが縫着され
て、袋縫いされた靴胛被が形成される。中底布(2)の外
周縁部には、上糸(3)の縫目が現出されており、胛布(1)
の外周縁には下糸(4)が三重の縫目として現出されてい
る。
布(1)の下周縁部と中底布(2)の外周縁部とが縫着され
て、袋縫いされた靴胛被が形成される。中底布(2)の外
周縁部には、上糸(3)の縫目が現出されており、胛布(1)
の外周縁には下糸(4)が三重の縫目として現出されてい
る。
下糸(4)の材質としては目的に応じた物を使用できる
が、本実施例ではポリエステル系の糸を用いた。
が、本実施例ではポリエステル系の糸を用いた。
本縫いの場合は接着力が1.5kg/cm2程度であったが、本
実施例では3〜4kg/cm2と接着力が増した。
実施例では3〜4kg/cm2と接着力が増した。
ヘ)考案の効果 本考案は、胛布と中底とを袋縫いしてなる靴胛被におい
て胛布の下周縁外面に一本の下糸によって複数重の縫目
として現れるように二重環縫されてなるものであるか
ら、注型成形或いは射出成形による底付において該縫目
と底材との間には特に投錨効果による胛被と底との接着
力を相乗的に高めることができ、又、下糸は巻長さを限
定されるボビンに巻いて使用しなければならない手間を
省いて、環縫いの特徴を充分に発揮して連続して使用す
ることができるので極めて能率的であり、更に複数重の
縫目により胛布の下周縁部が補強されて長期間の履用に
耐えることができるようになった。
て胛布の下周縁外面に一本の下糸によって複数重の縫目
として現れるように二重環縫されてなるものであるか
ら、注型成形或いは射出成形による底付において該縫目
と底材との間には特に投錨効果による胛被と底との接着
力を相乗的に高めることができ、又、下糸は巻長さを限
定されるボビンに巻いて使用しなければならない手間を
省いて、環縫いの特徴を充分に発揮して連続して使用す
ることができるので極めて能率的であり、更に複数重の
縫目により胛布の下周縁部が補強されて長期間の履用に
耐えることができるようになった。
図は本考案の実施例の模式断面図である。 (1)…胛布、(2)…中底布、(3)…上糸、(4)…下糸。
Claims (2)
- 【請求項1】胛布と中底とを袋縫いしてなる靴胛被にお
いて胛布の下周縁外面に下糸が現れるように二重環縫い
されてなる靴胛被。 - 【請求項2】二重環縫が1本針・2本糸からなる請求項
1記載の靴胛被。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115424U JPH06961Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 靴胛被 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988115424U JPH06961Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 靴胛被 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236307U JPH0236307U (ja) | 1990-03-09 |
JPH06961Y2 true JPH06961Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31357068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988115424U Expired - Lifetime JPH06961Y2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 靴胛被 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06961Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0116406Y2 (ja) * | 1981-05-07 | 1989-05-15 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP1988115424U patent/JPH06961Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236307U (ja) | 1990-03-09 |
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