JPH069616A - 複素環化合物 - Google Patents
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- JPH069616A JPH069616A JP5105530A JP10553093A JPH069616A JP H069616 A JPH069616 A JP H069616A JP 5105530 A JP5105530 A JP 5105530A JP 10553093 A JP10553093 A JP 10553093A JP H069616 A JPH069616 A JP H069616A
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract
は−SO2 −を表し;R1 はC7 −C10アルキルまたは
C7 −C10アルコキシを表し;R2 は式(a)または
(b)(式中、R3 はカルボキシまたは低級−アルコキ
シカルボニルを表す)で示される残基を表し;そしてn
は1、2または3を表す〕で示される化合物または式
(I)のカルボン酸の塩、その製造方法及びその医薬用
途。 【化9】 【効果】 式(I)の化合物は、レチノイン酸α−受容
体(RARα−receptor)阻害剤であり、またレチノイ
ド−誘導先天異常を阻止する。レチノイドを用いる治療
中に発生し得る催奇性効果を阻止するために用いること
ができ、RARα−receptorの過剰規制に起因する疾患
の治療および予防に用いることができ、そして自己免疫
疾患または強い免疫要素を有する疾患、特に乾癬もしく
は他皮膚病に有効な化合物である。
Description
O2 −を表し;R1 はC7 −C10アルキルまたはC7 −
C10アルコキシを表し;R2 は式(a)または(b):
ルコキシカルボニルを表す)で示される残基を表し;そ
してnは1、2または3を表す)で示される新規な複素
環化合物または式(I)のカルボン酸の塩に関する。
基づく製薬学的製剤および式(I)の化合物の製造方法
にも関する。
は、6個までの炭素原子を持つ基を意味する。好適な低
級基は、例えばメチル、エチル、イソプロピルまたは2
−メチルプロピルのような1〜4個の炭素原子を含む。
コキシの用語は、ヘプチル、オクチル、ノニルおよびデ
シルのような7〜10個の炭素原子を持つアルキルおよ
びアルコキシを意味する。
プチル、オクチル、ヘプチルオキシまたはオクチルオキ
シであり、R3 がカルボキシであり、そしてXが−SO
2 −であるそれらを含む。
O2 −であるそれらを含む。
ルボキシルであるそれらを含む。
(a)の残基であるそれらを含む。
E)−7−〔7−ヘプチルオキシ−3,4−ジヒドロ−
4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン−6−
イル〕−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエノア
ート、(全−E)−7−〔7−ヘプチルオキシ−3,4
−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオ
ピラン−6−イル〕−3−メチル−2,4,6−オクタ
トリエノン酸、(全−E)−7−〔7−ヘプチルオキシ
−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−
2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル〕−3−メチル
−オクタ−2,4,6−トリエノン酸、(全−E)−7
−〔7´−ヘプチルオキシ−3´,4´−ジヒドロ−4
´,4´−ジメチル−2´H−1−ベンゾチオピラン−
6´−イル〕−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリ
エノン酸 1´,1´−ジオキシド、エチル (2E,
4E,6E)−7−(8−ヘキシルオキシ−5,5−ジ
メチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3−メチル−
オクタ−2,4,6−トリエノアート、エチル (2
E,4E,6E)−7−(8−ヘプチルオキシ−5,5
−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3−メチ
ル−オクタ−2,4,6−トリエノアートおよび(2
E,4E,6E)−7−(8−ヘキシルオキシ−5,5
−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3−メチ
ル−オクタ−2,4,6−トリエノン酸である。
合物の例である:(2E,4E,6E)−7−(8−ヘ
プチルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−
7−イル)−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエ
ノン酸、エチル (2E,4E,6E)−7−(5,5
−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−8−オクチル−1−ベンゾチエピン−7−イ
ル)−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエノアー
ト、(2E,4E,6E)−7−(5,5−ジメチル−
1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−8
−オクチル−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3−メ
チル−オクタ−2,4,6−トリエノン酸。
(b)の残基であるそれらを含む。
〔(E,Z)−2−〔3´,4´−ジヒドロ−4´,4
´−ジメチル−7´−(ヘプチルオキシ)−2´H−1
−ベンゾチオピラン−6´−イル〕プロペニル〕ベンゾ
アート 1´,1´−ジオキシド、p−〔(E)−2−
〔3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−ジメチル−7´
−(ヘプチルオキシ)−2´H−1−ベンゾチオピラン
−6´−イル〕プロペニル〕安息香酸 1´,1´−ジ
オキシド、p−〔(Z)−2−〔3´,4´−ジヒドロ
−4´,4´−ジメチル−7´−(ヘプチルオキシ)−
2´H−1−ベンゾチオピラン−6´−イル〕プロペニ
ル〕安息香酸 1´,1´−ジオキシド、エチル
(E)−4−〔2−(4,4−ジメチル−7−オクチル
−1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベ
ンゾチオピラン−6−イル〕プロペニル〕ベンゾアー
ト、エチル (Z)−4−〔2−(4,4−ジメチル−
7−オクチル−1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−
2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル〕プロペニル〕
ベンゾアート、(E)−4−〔2−(4,4−ジメチル
−7−オクチル−1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル〕プロペニ
ル〕安息香酸、メチル (E)−4−〔2−(8−オク
チルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−
7−イル)プロペニル〕ベンゾアート、メチル (E)
−4−〔2−(8−ヘキシルオキシ−5,5−ジメチル
−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1−ベンゾチエピン−7−イル)プロペニル〕ベンゾア
ート、メチル(E)−4−〔2−(8−ヘプチルオキシ
−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)プ
ロペニル〕ベンゾアート、(E)−4−〔2−(8−ヘ
プチルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−
7−イル)プロペニル〕安息香酸、(E)−4−〔2−
(8−ヘキシルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジ
オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチ
エピン−7−イル)プロペニル〕安息香酸、(E)−4
−〔2−(8−オクチルオキシ−5,5−ジメチル−
1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
−ベンゾチエピン−7−イル)プロペニル〕安息香酸、
メチル (E)−4−〔2−(5,5−ジメチル−8−
オクチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)プロペニル〕
ベンゾアート、(E)−4−〔2−(5,5−ジメチル
−8−オクチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)プロペ
ニル〕安息香酸である。
合物の例である:メチル (E)−4−〔2−(6)−
ヘプチルオキシ−3,3−ジメチル−1,1−ジオキソ
−2,3−ジヒドロ−ベンゾ〔b〕チオフェン−5−イ
ル)プロペニル〕ベンゾアート、(E)−4−〔2−
(6)−ヘプチルオキシ−3,3−ジメチル−1,1−
ジオキソ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ〔b〕チオフェン
−5−イル)プロペニル〕安息香酸。
はトリフェニルホスホニウムエチル基−CH(CH3 )
−P〔Q〕3 +Y- またはジアルコキシホスフィニルエチ
ル基−CH(CH3 )−PO(OR)2 であり;Bはホ
ルミルであるか;またはAはアセチルであり;Bはトリ
フェニルメチルホスホニウム基−CH2 P〔Q〕3 +Y-
またはジアルコキシホスフィニルメチル基−CH2 −P
O(OR)2 であり;そしてQはフェニルである)で示
される化合物とを反応させるか、または(b)式
(V):
スホニウム基−CH2 P〔Q〕3 +Y-またはジアルコキ
シホスフィニルメチル基−CH2 −PO(OR)2 であ
り、B´はホルミルであるか;またはA´はホルミルで
あり;B´はトリフェニルメチルホスホニウム基−CH
2 P〔Q〕3 +Y- またはジアルコキシホスフィニルメチ
ル基−CH2 −PO(OR)2 であり;そしてn、Qお
よびRは上記と同義である)で示される化合物とを反応
させて、R3 が−COORである式(I)の化合物を得
て、所望ならばエステル基−COORをケン化し、その
ようにして得たカルボン酸または塩を単離;および/ま
たはXが−S−である式(I)の化合物を得て、Xが−
SO−または−SO2 −である式(I)の化合物へ酸
化;することにより得ることができる。
との反応および化合物(V)と化合物(VI)の反応は、
Wittigまたは Horner 反応としてそれ自体公知の方法に
より行うことができる。
の反応(Wittig Reaction )は、酸結合剤、例えばブチ
ルリチウム、水酸化ナトリウムまたはジメチルスルホキ
シドのナトリウム塩のような強塩基の存在下、しかしな
がら主として、場合により1,2−ブチレンオキシドの
ような低級アルキルで置換されているエチレンオキシド
の存在下に、場合により溶媒中、例えばジエチルエーテ
ルまたはテトラヒドロフランのようなエーテル中または
ベンゼンのような芳香族炭化水素中で、室温から反応混
合物の沸点までの温度範囲で行うのが有利である。
は、Cl- 、Br- 、HSO4 -およびトシラートであ
る。
の反応(Horner Reaction )は、塩基の存在下、そして
好適には不活性溶媒の存在下、例えばベンゼン、トルエ
ン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンもしくは1,2−ジメトキシアルカン中で水酸化
ナトリウムの存在下、または例えばメタノール中でナト
リウムメチラートのようなアルカノール中でナトリウム
アルコラートの存在下、0℃から反応混合物の沸点まで
の温度範囲で行うことができる。
ン酸エステルは、それ自体公知の方法、例えば室温から
反応混合物の沸点までの温度範囲で、アルカリ類との処
理、特にアルコール性水酸化ナトリウムもしくはカリウ
ム水溶液との処理により加水分解することができる。
ン酸は、それ自体公知の方法により、それとしてまたは
塩、例えばアルカリ塩、特にNaもしくはK塩として単
離することができる。
れ自体公知の方法によりXが−SO−または−SO2 −
を表す式(I)の化合物へ酸化することができる。酸化
は過ヨウ素酸塩、例えばNaIO4 またはm−クロロ過
安息香酸のような有機過酸のような酸化剤を用いて行う
ことができる。約1当量の過酸がスルホキシド(X=S
O)を得るために有機過酸を用いる酸化において用いら
れるが、2当量の過酸を用いるとスルホン(X=SO
2 )を得ることができる。
して存在することができる。一般的に、それらはトラン
スまたは製造工程ではすべてトランス型である。存在し
てもよいシス型は必要によりそれ自体公知の方法で分離
することができる。
と同様にか、または以下の実施例に記載された方法によ
り製造することができる。
容体(RARα−receptor)阻害剤である。式(I)の
化合物は、レチノイド−誘導(retinoid induced)先天
異常を阻止することが見出された。式(I)の化合物
は、それゆえにレチノイドを用いる治療中に発生し得る
催奇性効果を阻止するために用いることができる。
receptorの過剰規制に起因する疾患の治療および予防に
用いることができる。式(I)の化合物は、自己免疫疾
患または強い免疫構成要素を有する疾患、特に乾癬もし
くは他皮膚病に関連して考慮される化合物である。
的製剤の形態で用いることができる。
して式(I)の化合物またはその塩を、製剤に有効な、
無毒性の不活性固体または液体の担体に添加することに
より製造することができる。
投与することができる。錠剤、カプセル、糖衣剤、シラ
ップ、懸濁液、溶液および座剤の形態の製剤は、例えば
経腸的投与に適切である。
的投与に適切である。
(I)の化合物は成人にたいして一日当たり約1〜10
0mg、好適には5〜30mgで投与することができる。
ンキ、クリーム、溶液、ローション、シラップ、懸濁液
などの形態で好都合に用いられる。軟膏およびクリーム
ならびに溶液が好適である。局所的使用のためにデザイ
ンされたこれらの製剤は、活性成分を製剤に有効であ
り、かつ局所治療に適切な、無毒性の不活性固体または
液体の担体に混合することにより製造することができ
る。
5%、好適には0.3〜2%の溶液ならびに約0.1〜
5%、好適には0.3〜2%の軟膏またはクリームであ
るのが好都合である。
ロールおよびN−メチル−γ−トコフェラミンならびに
ブチル化ヒドロキシアニソールまたはブチル化ヒドロキ
シトルエンをこの製剤に混合することもできる。
において用いられているものである。
ンで洗浄し、水流ポンプの減圧下で乾燥し、DMF60
mlに懸濁した。その懸濁液に、氷冷下で3−ヘプチルオ
キシフェノール64.8g をDMF320mlに溶解した
溶液を撹拌しながら滴下した。0℃で45分間撹拌した
のち、その反応混合物に、ジメチル−チオカルバモイル
クロリド42.3g をDMF100mlに溶解した溶液を
徐々に滴下し、得られた混合物を室温で一夜撹拌した。
次いで、氷水中に注ぎ、6N 塩酸で酸性とし、AcOE
tで抽出した。有機相を水、飽和NaHCO3 および水
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。
粗生成物をシリカゲルカラム(溶離剤:ヘキサン/Ac
OEt=4:1)で濾過したのち、淡黄色油状物として
O−(3−ヘプチルオキシフェニル)ジメチルチオカ−
バメイト86.7g を得た。
ジメチルチオカ−バメイト80g をメタル浴で8時間2
60℃に加熱した。このようにして得たS−(3−ヘプ
チルオキシフェニル)ジメチルチオカ−バメイトをさら
に精製するこなく次の工程に用いた。
に懸濁し、0℃でS−(3−ヘプチルオキシフェニル)
ジメチルチオカ−バメイト77g をTHF200mlに溶
解した溶液を滴下して処理した。この混合物を室温で1
時間撹拌したのち、3,3−ジメチルアリルブロミド4
6.5g をTHF200mlに溶解した溶液を滴下し、さ
らに45分間撹拌した。次いで、反応混合物を氷水/6
N 塩酸混合物に注ぎ、EtOEtで抽出した。洗浄、乾
燥および溶媒を留去したのち、粗生成物の暗色油状物を
シリカゲルカラム(溶離剤:ヘキサン/AcOEt=
9:1)で濾過したのち、黄色油状物としてヘプチル
m−〔(3−メチル−2−ブテニル)チオ〕フェニル
エーテル64g を得た。
ブテニル)チオ〕フェニル エーテル76.9g をトル
エン1.5リットルに溶解し、p−トルエンスルホン酸
55gで処理し、水分離器を付して20時間加熱した。
冷却した反応混合物をAcOEtで希釈し、希炭酸水素
ナトリウム水溶液および水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留
去した。7−(ヘプチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−
4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン3部お
よび5−(ヘプチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−4,
4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン1部からな
る黄色油状物を得た。カラムクロマトグラフィ−(シリ
カゲル、溶離剤:ヘキサン/1%AcOEt)により、
純粋な7−(ヘプチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−
4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン48.
6g を黄色油状物として得た。
クロリド80mlに溶解し、少量づつのアルミニウムクロ
リド9.1g で処理した。0℃で30分間撹拌したの
ち、その混合物に、7−(ヘプチルオキシ)−3,4−
ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピ
ラン20.7g をメチレンクロリド70mlに溶解した溶
液を滴下し、0℃で2時間撹拌し、氷水中に注ぎ、エー
テルで抽出した。水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した
のち、粗生成物をヘキサンから再結晶して6−アセチル
−7−(ヘプチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−4,4
−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン15.5g を
無色結晶として得た。m.p.69〜71℃。
シ)−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1
−ベンゾチオピラン14g をクロロホルム200mlに溶
解し、m−クロロ過安息香酸(85%)8.5g をクロ
ロホルム120mlに溶解した溶液を0℃で滴下した。0
℃で2時間撹拌し、さらにm−クロロ過安息香酸8.5
gを添加した。反応混合物を0℃で一夜撹拌し、氷水/
希食塩水中に注ぎ、メチレンクロリドで抽出した。有機
相を水で二回洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。粗生成
物をシリカゲルカラム(溶離剤:ヘキサン/AcOEt
=4:1)で濾過し、AcOEtから再結晶して7−
(ヘプチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメ
チル−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イルメチルケ
トン1,1−ジオキシド12.5g を無色結晶として得
た。m.p.92〜93℃。
3g をペンタンで二回洗浄し、水流ポンプの減圧下で乾
燥し、無水DMSO50mlに懸濁した。その懸濁液に、
ジエチル(4−カルベトキシベンジル)ホスホナート1
9.3g を無水DMSO100mlに溶解した溶液を室温
で滴下した。室温で2時間撹拌したのち、この混合物に
7−(ヘプチルオキシ)−3,4−ジヒドロ−4,4−
ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イルメチ
ルケトン 1,1−ジオキシド10.5g を無水DMS
O50mlに溶解した溶液を滴下し、得た混合物をさらに
2時間40℃で撹拌した。反応混合物を冷却し、氷水中
に注ぎ、2N 塩酸で酸性とし、AcOEt抽出した。有
機相を水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。暗橙色油
状物をシリカゲルカラム(溶離剤:ヘキサン/AcOE
t=2:1)で濾過し、エチル p−〔(E,Z)−2
−〔3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−ジメチル−7
´−(ヘプチルオキシ)−2´H−1−ベンゾチオピラ
ン−6´−イル〕プロペニル〕ベンゾアート 1,1−
ジオキシド(E/Z比ほぼ1:1)13.5g を黄色油
状物として得た。
−〔3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−ジメチル−7
´−(ヘプチルオキシ)−2´H−1−ベンゾチオピラ
ン−6´−イル〕プロペニル〕ベンゾアート 1,1−
ジオキシド13.5g をエタノール250mlに溶解し、
水酸化カリウム14.6g を水100mlに溶解した溶液
で処理した。50℃で3時間撹拌したのち、反応混合物
を氷水に注ぎ、3N 塩酸で酸性とし、AcOEtで抽出
した。有機相を水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。
残留物をAcOEt/ヘキサンから再結晶し、相当する
酸のE/Z混合物10.2g を得た。分取HPLC(逆
相、溶出液ヘキサン/THF=9:1+0.1%酢
酸)、次いでAcOEt/ヘキサンから再結晶してp−
〔(E)−2−〔3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−
ジメチル−7´−(ヘプチルオキシ)−2´H−1−ベ
ンゾチオピラン−6´−イル〕プロペニル〕安息香酸
1,1−ジオキシド(m.p.168〜169℃)4.
1g を無色結晶として、および p−〔(Z)−2−
〔3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−ジメチル−7´
−(ヘプチルオキシ)−2´H−1−ベンゾチオピラン
−6´−イル〕プロペニル〕安息香酸1,1−ジオキシ
ド(m.p.176〜178℃)5.2g を得た。Z化
合物はTHF中高圧水銀灯照射によりE/Z異性体の
1:1混合物へ変換する。さらに、その混合物から分取
HPLCにより純粋なE化合物を得ることができる。
ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピ
ラン13.6g をTHF200mlに溶解した。この溶液
に−150℃でTHF中のビニルマグネシウムブロミド
1モル溶液164mlを滴下し、室温で一夜撹拌した。次
いで、この反応混合物を氷冷の飽和塩化アンモニウム溶
液中に注ぎ、EtOEtで抽出し、水で洗浄し、乾燥
し、溶媒を留去した。黄褐色油状物を得て直ちにアセト
ニトリル270mlに溶解し、撹拌しながら少量づつのト
リフェニルホスフィンヒドロブロミド16.3g で処理
した。この反応混合物を50℃で2.5時間撹拌したの
ち、溶媒を留去し、残留物をエタノール(80%)50
0mlに溶解し、繰り返しヘキサンで抽出した。エタノー
ル性溶液から溶媒を留去し、残留物をメチレンクロリド
に溶解した。硫酸ナトリウムで乾燥し、再度溶媒を留去
し、得られた泡状残留物をへキサンとともに数時間撹拌
し、生成した沈殿物を濾取し、ヘキサンで洗浄し、50
℃で高真空下に乾燥した。3−〔(E)−(7−ヘプチ
ルオキシ−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H
−1−ベンゾチオピラン−6−イル)−2−ブテニル〕
トリフェニルホスホニウムブロミド26.6g を得た。
m.p.88℃(分解)。
HF250mlに溶解し、ヘキサン中のブチルリチウム
1.6モル溶液25mlを−20℃で滴下して処理した。
15分のちに、この赤褐色反応混合物にエチル (E)
−3−ホルミル−クロトナート6.3g をTHF30ml
に溶解した溶液を滴下し、室温でさらに45分間撹拌し
た。次いで、メタノール/水混合物(6:4)500ml
に注ぎ、ヘキサンで繰り返し抽出し、非水相を水で三回
洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。黄色油状残留物をア
セトニトリル500mlに溶解し、トリフェニルホスフィ
ン560mgを添加したのちパラジウム(II)ニトラート
0.125%アセトニトリル溶液28mlで処理した。混
合物を50℃で5時間加熱し、溶媒を留去し、粗生成物
を短いシリカゲルカラム(溶離剤:ヘキサン/1%酢
酸)で濾過した。相当する(4Z,6Z)、(全−E)
および(6Z)化合物を得た。ローバーカラム(Merck
)(溶離剤:ヘキサン/3%酢酸)を用いた中圧クロ
マトグラフィーにより分離し、エチル (全−E)−7
−〔7−ヘプチルオキシ−3,4−ジヒドロ−4,4−
ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル〕−
3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエノアート6.
6g を黄色油状物として得た。
ルエステル500mgをエタノール20mlに溶解し、水酸
化カリウム560mgを水10mlに溶解した溶液で処理し
た。50℃で3時間反応したのちに、透明黄色溶液を氷
水に注ぎ、冷3N 塩酸で酸性とし、AcOEtで抽出し
た。乾燥し、溶媒を留去して得た粗生成物をAcOEt
/ヘキサンから再結晶して(全−E)−7−〔7−ヘプ
チルオキシ−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2
H−1−ベンゾチオピラン−6−イル〕−3−メチル−
2,4,6−オクタトリエノン酸150mgを黄色結晶と
して得た。m.p.158〜160℃。
ルエステルを、溶媒としてクロロホルム中のm−クロロ
過安息香酸1当量を用いる酸化により、エチル (全−
E)−7−〔7−ヘプチルオキシ−1−オキソ−3,4
−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオ
ピラン−6−イル〕−3−メチル−オクタ−2,4,6
−トリエノア−トを黄色油状物として得て、ついで実施
例4と同様な加水分解により(全−E)−7−〔7−ヘ
プチルオキシ−1−オキソ−3,4−ジヒドロ−4,4
−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル〕
−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエン酸に変換
した。融点195〜197℃(AcOEt/ヘキサンか
ら)。
エチルエステルを0℃クロロホルム中で2.2当量のm
−クロロ過安息香酸で酸化し、次いでヘキサンから再結
晶して、エチル(全−E)−7−〔7´−(ヘプチルオ
キシ)−3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−ジメチル
−2´H−1−ベンゾチオピラン−6´−イル〕−3−
メチル−2,4,6−オクタトリエノアート 1,1−
ジオキシドを得た。m.p.105〜107℃。実施例
4と同様な加水分解およびAcOEt/ヘキサンからの
再結晶により(全−E)−7−〔7´−(ヘプチルオキ
シ)−3´,4´−ジヒドロ−4´,4´−ジメチル−
2´H−1−ベンゾチオピラン−6´−イル〕−3−メ
チル−2,4,6−オクタトリエン酸 1,1−ジオキ
シドを得た。m.p.140〜141℃。
00mlに溶解した溶液を0℃でNaH(50%鉱油中)
4g をDMF50mlに懸濁した懸濁液に滴下した。混合
物を0℃でさらに撹拌し、続いてジメチルチオカルバモ
イルクロリド11.1g をDMF150mlに溶解した溶
液を滴下した。反応混合物を室温で一夜撹拌し、氷水中
に注ぎ、6N 塩酸で酸性とし、AcOEtで抽出した。
有機相を乾燥し、溶媒を留去した。粗生成物をシリカゲ
ルカラム(溶離剤:ヘキサン/AcOEt=3:1)で
濾過したのち、黄色油状物としてO−(3−ホルミルフ
ェニル)ジメチルチオカ−バメイト10.2g を得た。
この生成物をアルゴン雰囲気下でメタル浴で230℃ま
で8時間加熱し、シリカゲルカラム(溶離剤:ヘキサン
/AcOEt=4:1、ついで1:1)で濾過したの
ち、−78℃でEtOEtから再結晶してS−(3−ホ
ルミルフェニル)ジメチルチオカ−バメイト7.3g を
黄金色結晶として得た。m.p.76〜77℃。
ムブロミド13.2g をTHF200mlに懸濁し、1.
6モルn−ブチルリチウムのヘキサン溶液30mlを−1
0℃で滴下して処理した。0℃で1時間撹拌したのち、
得られた透明赤色溶液にS−(3−ホルミルフェニル)
ジメチルチオカ−バメイト6g をTHF100mlに溶解
した溶液を滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌し
たのちに、メタノール/水混合物(6:4)に注ぎ、ヘ
キサンで抽出した。非−水相を繰り返し水で洗浄し、乾
燥し、溶媒を留去した。シリカゲルカラム(溶離剤:ヘ
キサン/AcOEt=9:1)で濾過してS−(3−
(1−オクテニルフェニル)ジメチルチオカ−バメイト
6.5g を無色油状物として得た(E/Z比約1:
2)。この生成物3g を氷酢酸250mlに溶解し、Pt
/C(5%)6g を添加して80℃/10bar で水素化
した。1時間後に水素化を中断し、触媒を濾過により除
き、濾液から溶媒を留去した。シリカゲルカラム(溶離
剤:ヘキサン/AcOEt=9:1)で濾過し、S−
(3−オクチルフェニル)ジメチルチオカーバメート
2.4gを無色油状物として得た。
に懸濁し、0℃でS−(3−オクチルフェニル)ジメチ
ルチオカ−バメイト2.4g をTHF30mlに溶解した
溶液を滴下した。この混合物を0℃で2時間撹拌した。
続いて3,3−ジメチルアリルブロミド1.2g をTH
F10mlに溶解した溶液を滴下し、さらに0℃で2時間
撹拌した。次いで、反応混合物を氷水に注ぎ、6N 塩酸
混合物で酸性とし、AcOEtで抽出した。洗浄、乾燥
および溶媒を留去した。シリカゲルカラム(溶離剤:ヘ
キサン/AcOEt=4:1)で濾過したのち、無色油
状物として3−オクチルフェニル(3−メチル−2−ブ
テニル)チオエーテル2.3g を得た。この生成物をト
ルエン100mlに溶解し、p−トルエンスルホン酸2g
を添加し、水分離器を付して20時間加熱還流した。反
応混合物を冷却し、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和
し、AcOEtで抽出した。シリカゲルカラム(溶離
剤:ヘキサン/AcOEt=9:1)で濾過したのち7
−オクチル−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2
H−1−ベンゾチオピラン2.1g を淡黄色油状物とし
て得た。
クロリド50mlに溶解し、0℃で少量づつの塩化アルミ
ニウム1g で処理した。15分のちに7−オクチル−
3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1−ベン
ゾチオピラン2.1g をメチレンクロリド50mlに溶解
した溶液を滴下した。混合物を0℃で2時間撹拌し、氷
水に注ぎ、メチレンクロリドで抽出した。粗生成物をロ
ーバーカラム(Merck )によるクロマトグラフィー(溶
離剤:ヘキサン/AcOEt1%)により精製した。6
−アセチル−7−オクチル−3,4−ジヒドロ−4,4
−ジメチル−2H−1−ベンゾチオピラン1.3g を淡
黄色油状物として得た。
−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2H−1−ベンゾチオ
ピラン1.3g をクロロホルム100mlに溶解した。0
℃で1当量の85%m−クロロ過安息香酸(0.74g
)をクロロホルム50ml溶解した溶液を迅速に滴下
し、2時間後にさらに1当量のm−クロロ過安息香酸を
添加した。反応混合物を0℃で一夜撹拌し、氷水/炭酸
ナトリウム水中に注ぎ、メチレンクロリドで抽出した。
粗生成物をAcOEt/ヘキサンから再結晶して6−ア
セチル−7−オクチル−3,4−ジヒドロ−4,4−ジ
メチル−2H−1−ベンゾチオピラン 1,1ジオキシ
ド1g を無色結晶として得た。m.p.77〜78℃。
−7−オクチル−3,4−ジヒドロ−4,4−ジメチル
−2H−1−ベンゾチオピラン 1,1ジオキシド0.
95gをジエチル(4−カルベトキシベンジル)ホスホ
ナート1.8g とを反応し、ジメチルスルホキシド中の
ナトリウムヒドリドで脱プロトン化および粗生成物のシ
リカゲル(溶離剤:ヘキサン/AcOEt=1:1)に
よるフラッシュクロマトグラフィーの後に、エチル 4
−〔2−(4,4−ジメチル−7−オクチル−1,1−
ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾチオピ
ラン−6−イル)−プロペニル〕ベンゾアート(E/Z
比約4:9)1.3g を淡黄色油状物として得た。この
E/Z比は粗生成物をTHFに溶解し、中高圧水銀灯照
射によりE異性体の割合を優位とすることができる(E
/Z〜1:1)。そのE/Z混合物0.9g から分取H
PLC(ジイソプロピルエーテル/ヘキサン=55:4
5)によりE異性体300mgおよびZ異性体430mgを
淡黄色油状物として得た。
ジメチル−7−オクチル−1,1−ジオキソ−3,4−
ジヒドロ−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル)−
プロペニル〕ベンゾアート300mgをエタノール30ml
に溶解した。水酸化カリウム330mgを水10mlに溶解
した溶液を添加し、40℃で3時間加熱した。透明反応
混合物を氷水に注ぎ、3N 塩酸で酸性とし、AcOEt
で繰り返し抽出した。粗生成物をAcOEt/ヘキサン
から再結晶して(E)−4−〔2−(4,4−ジメチル
−7−オクチル−1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ
−2H−1−ベンゾチオピラン−6−イル)プロペニ
ル〕安息香酸210mgを白色結晶として得た。m.p.
176〜178℃。
5−ジメチル−8−オクチルオキシ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−エタ
ノール1.84g をアセトニトリル20mlに置き、トリ
フェニルホスフィンヒドロブロミド1.84g で処理し
た。混合物を65時間加熱還流し、次いで冷却し、真空
下に溶媒を留去した。残留物をCH2 Cl2 にとり、N
a2 SO4 で乾燥し、再度溶媒を留去した。EtOEt
/ヘキサン(1:1)100ml中で粉砕し、最終的にホ
スホニウム塩2.82g を白色結晶として得て以下の反
応に供した。
25mlに溶解し、0℃で1.55MのnBuLi3.9m
lを滴下して脱プロトン化した。15分あとに、この赤
いイリド溶液にエチル 4−ホルミル安息香酸814mg
を添加し、混合物を0℃で1時間、ついで室温で1時間
放置して反応させた。AcOEtで抽出し、水で洗浄
し、溶媒を留去し、シリカゲル(ヘキサン/AcOEt
=85/15)でのフラッシュクロマトグラフィ−、次
いでヘキサン/AcOEtからの三回の再結晶により最
終的にメチル (E)−4−〔2−(8−オクチルオキ
シ−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イ
ル)−プロペニル〕−ベンゾアート702mgを白色結晶
として得た。m.p.79〜80℃。
キソ−5,5−ジメチル−8−オクチルオキシ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−
イル)−エタノールは以下のように製造できる。 a)メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド
16.9g を無水THF100ml中に置き、アルゴン雰
囲気下に0℃で1.55M のnBuLi30mlをゆっく
り滴下して処理した。15分あとに、8−ブロモ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−5−
オン8.26g をTHF50mlに溶解した溶液をゆっく
り滴下し、混合物を2時間放置して反応させた。次い
で、反応混合物をヘキサンとEtOH/水=8/2との
間に分配し、軽い相を乾燥し、溶媒を真空下に留去し
た。粗生成物のエノールエーテル混合物9.1g を得
て、THF70ml中でアルゴン雰囲気下に35%HCl
O4 70mlを用いて加水分解した。室温2時間のちに、
混合物を氷中に注ぎ、水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去
した。シリカゲル(ヘキサン/AcOEt=95/5)
フラッシュクロマトグラフィーにより、8−ブロモ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−
5−カルバアルデヒド6.86g を無色油状物として得
た(GCによる純度:91.5%)。
ルゴン雰囲気下で無水t−BuOH70ml中に置き、K
tert−ブチラート5.76g で処理した。混合物を
内部温度約15℃に冷却し、メチルヨージド4.3mlを
ゆっくりと滴下した。混合物をさらに2時間撹拌し、氷
中に注ぎ、EtOEtで抽出し、水および食塩水で洗浄
し、乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲル(ヘキサン/
AcOEt=96/4)フラッシュクロマトグラフィー
により、α−メチル化アルデヒド3.24g を無色油状
物として得た。
3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−5−
カルバアルデヒド3.24g をジエチレングリコール4
5ml中に置き、ヒドラジンヒドラート1.38mlおよび
KOH片3.25g で処理した。混合物をはじめに10
0℃で1時間、続いて180℃で3時間加熱した。冷却
したのち混合物を氷中に注ぎ、EtOEtで抽出し、水
で洗浄し、乾燥し、真空下に溶媒を留去した。シリカゲ
ル(ヘキサン)フラッシュクロマトグラフィーにより、
8−ブロモ−5,5−ジメチル−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1−ベンゾチエピン2.58g を無色結晶と
して得た。m.p.81〜82℃。
雰囲気下に無水THF中に置き、1.5M n−BuLi
6.3mlを−78℃で滴下して相当するLi化合物へ変
換した。30分のちに、この溶液に無水のニトロベンゼ
ン2.9mlを−78℃で添加した。1時間のちに、混合
物を氷中へ注ぎ、EtOEtで抽出し、水で洗浄し、溶
媒を留去した。シリカゲル(ヘキサン/AcOEt,9
5:5)フラッシュクロマトグラフィーにより、5,5
−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベン
ゾチエピン−8−オール2.58g を褐色油状物として
得た。
ン雰囲気下に無水DMF中に置いた。この混合物に、
5,5−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
−ベンゾチエピン−8−オール1. 08gをDMF30
mlに溶解した溶液を0℃で滴下し、30分間撹拌した。
次いで、オクチルブロミド1.36g 添加し、室温で2
時間放置して反応させた。混合物を氷中へ注ぎ、EtO
Etで抽出し、水で洗浄し、溶媒を留去した。シリカゲ
ル(ヘキサン/AcOEt=99/1)フラッシュクロ
マトグラフィーにより、5,5−ジメチル−8−オクチ
ルオキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾ
チエピン1.60g を無色油状物として得た。
l3 1.24g をアルゴン雰囲気下にCH2 CH2 17
ml中に置いた。この混合物に5,5−ジメチル−8−オ
クチルオキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベ
ンゾチエピン1.60g をCH2 CH2 15mlに溶解し
た溶液を−20℃で滴下した。15分ののちにこの混合
物を氷中へ注ぎ、EtOEtで抽出し、水で洗浄し、溶
媒を留去した。シリカゲル(ヘキサン/AcOEt=9
5/5)フラッシュクロマトグラフィーにより、1−
(5,5−ジメチル−8−オクチルオキシ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イ
ル)エタノン1.97g を無色油状物として得た。
ルオキシ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾ
チエピン−7−イル)エタノン1.97g をCH2 CH
2 40ml中に置き、−25℃でm−クロロ過安息香酸
(約85%)3.81g で処理した。混合物を0℃で
2.5時間撹拌し、氷中へ注ぎ、AcOEtで抽出し、
ピロサルファイト溶液、2N NaOH、水およびNaC
l水溶液で順次洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。シリ
カゲル(ヘキサン/AcOEt=8/2)フラッシュク
ロマトグラフィーにより、1−(1,1−ジオキソ−
5,5−ジメチル−8−オクチルオキシ−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)エ
タノン1.77g を無色油状物として得た。
メチル−8−オクチルオキシ−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)エタノン1.
77gをEtOH15mlに溶解し、NaBH4 1.68m
gで処理した。2時間のちに混合物を水中に注ぎ、Ac
OEtで抽出し、水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去し
た。このようにして、TLCでは単一である1−(1,
1−ジオキソ−5,5−ジメチル−8−オクチルオキシ
−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン
−7−イル)エタノール1.84g を無色油状物として
得た。
た。メチル (E)−4−〔2−(8−ヘキシルオキシ
−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,
5−テトラヒドロー1ーベンゾチエピン−7−イル)プ
ロペニル〕−ベンゾアート:白色結晶、m.p.10
7.5〜108.5℃。メチル (E)−4−〔2−
(8−ヘプチルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジ
オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロー1ーベンゾチ
エピン−7−イル)プロペニル〕−ベンゾアート:白色
結晶、m.p.92〜93℃。
(8−ヘプチルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジ
オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロー1ーベンゾチ
エピン−7−イル)プロペニル〕−ベンゾアート193
mgをTHF/EtOH(1:1)2ml中に置き、3N N
aOH0.37mlで処理した。混合物を室温で一夜撹拌
し、氷中に注ぎ、AcOEtで抽出し、少量の水で洗浄
し、乾燥し、真空下で溶媒を留去した。AcOEtから
再結晶して(E)−4−〔2−(8−ヘプチルオキシ−
5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロー1ーベンゾチエピン−7−イル)プロ
ペニル〕安息香酸152mgを白色結晶として得た。m.
p.153〜154℃。
した。(E)−4−〔2−(8−ヘキシルオキシ−5,
5−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テ
トラヒドロー1ーベンゾチエピン−7−イル)プロペニ
ル〕安息香酸を白色結晶として得た。m.p.157〜
158℃;および (E)−4−〔2−(8−オクチ
ルオキシ−5,5−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロー1ーベンゾチエピン−7−
イル)プロペニル〕安息香酸152mgを白色結晶として
得た。m.p.168〜169℃。
−オクチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−エタノー
ルをアセトニトリル20ml中に置き、トリフェニルホス
フィンヒドロブロミド3.34g で処理した。混合物を
70時間加熱還流し、冷却し、真空下に溶媒を留去し
た。残留物をCH2 Cl2 にとり、Na2 SO4 で乾燥
し、再度溶媒を留去した。EtOEt/ヘキサン(1:
1)200ml中で粉砕し、最終的にホスホニウム塩5.
67gを白色結晶として得た。このホスホニウム塩をア
ルゴン雰囲気下に無水THF80mlに溶解し、0℃で
1.55M nBuLi7.45mlを滴下により添加して
脱プロトン化した。15分のちに、この溶液にメチル
4−ホルミルベンゾアート160g を添加し、混合物を
室温で1時間放置して反応させた。AcOEtで抽出
し、水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。シリカゲル
(ヘキサン/AcOEt=80/20)フラッシュクロ
マトグラフィーおよびヘキサン/AcOEtからの再結
晶(2回)によりメチル (E)−4−〔2−(5,5
−ジメチル−8−オクチル−1,1−ジオキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−
イル)−プロペニル〕−ベンゾアート1.41g を白色
結晶として得た。m.p.85〜86℃。
チル−8−オクチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−
エタノールは以下のようにして製造した。
30ml中の8−ブロモ−5,5−ジメチル−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン3.00g
およびMg削片340mgからアルゴン雰囲気下に調製し
た。−20℃に冷却したのち、1−ヨードオクタン3.
18mlにつづいて精製したCuI220mgを添加した。
この混合物を0℃に暖め、1.5時間のちに氷/NH4
Cl溶液に注いだ。EtOEtで抽出し、水およびNa
Cl水溶液で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。シリカ
ゲル(ヘキサン)フラッシュクロマトグラフィーにより
5,5−ジメチル−8−オクチル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1−ベンゾチエピン2.56gを無色油状
物として得た。
たように、5,5−ジメチル−8−オクチル−1,1−
ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾ
チエピンをアセチル化し、スルホンへ酸化し、最後にN
aBH4 で還元して1−(5,5−ジメチル−8−オク
チル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエ
ピン−7−イル)エタノールを得た。
した。(E)−4−〔2−(5,5−ジメチル−8−オ
クチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−プロペニル〕
安息香酸を白色結晶として得た。m.p.164〜16
5℃。
ジメチル−8−ヘキシルオキシ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−エタノン
2.20g をアルゴン雰囲気下に無水THF20ml中に
置き、−20℃で1M ビニルマグネシウムブロミド溶液
(THF)9mlで処理した。添加(明瞭な発熱)が完了
したのち、この混合物を1時間放置して反応させ、次い
で氷/NH4 Clに注いだ。EtOEtで抽出し、飽和
食塩水で洗浄し、乾燥し、溶媒を留去してシリカゲル
(ヘキサン/AcOEt=95/5)フラッシュクロマ
トグラフィーにより、第三級アルコール2.16g を無
色油状物として得た。
5mlに溶解し、トリフェニルホスフィンヒドロブロミド
2.45g で処理した。混合物を室温で一夜撹拌し、溶
媒を真空下に留去し、残留物をCH2 Cl2 にとった。
乾燥し、溶媒を留去し、EtOEt/ヘキサン200ml
中で温浸して転位したホスホニウム塩4.14g をピン
ク色固体として得た。
2−ブチレンオキシド20ml中に置き、エチル (E)
−3−ホルミル−クロトナート691mgで処理した。混
合物を1時間加熱還流し、冷却し、氷に注ぎ、EtOE
tで抽出した。水および飽和NaCl水溶液で洗浄し、
溶媒を留去してシリカゲル(ヘキサン/AcOEt=9
6/4)フラッシュクロマトグラフィーにより、トリエ
ンエステル2.58g を得た。このものは大部分以下の
ように全−トランス化合物に異性化した。
ン雰囲気下でアセトニトリル25mlに溶解し、Pd(I
I)ニトラート、トリフェニルホスフィン134mgおよ
びトリエチルアミン35μl を添加した。混合物を50
℃で4時間撹拌し、処理した。シリカゲル(ヘキサン/
AcOEt=96/4)フラッシュクロマトグラフィー
を繰り返してほぼ純粋な異性体のエチル (2E,4
E,6E)−7−(8−ヘキシルオキシ−5,5ージメ
チル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエ
ピン−7−イル)−3−メチル−オクタ−2,4,6−
トリエノアート2.33g を淡黄色油状物として得た。
以下のようにスルホンへ酸化した。
に置き、−20℃でm−クロロ過安息香酸2.4当量で
処理した。混合物を0℃まで暖め、反応を薄層クロマト
グラフィーで追跡した。2時間のちに、混合物を氷に注
ぎ、AcOEtで抽出し、Naピロサルファイト、2N
NaOHおよびNaCl水溶液で順次に洗浄し、乾燥
し、溶媒を留去した。シリカゲル(ヘキサン/AcOE
t=85/15)の中圧クロマトグラフィーにつづくヘ
キサン/AcOEtからの再結晶により、エチル(2
E,4E,6E)−7−(8−ヘキシルオキシ−5,5
ージメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3−メチ
ル−オクタ−2,4,6−トリエノアート760mgを無
色結晶として得た。m.p.116〜120℃(分
解)。それに加えて、さらに酸化された6,7−エポキ
シ誘導体を得た。
した。エチル (2E,4E,6E)−7−(8−ヘプ
チルオキシ−5,5ージメチル−1,1−ジオキソ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−
7−イル)−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエ
ノアートを淡黄色結晶として得た。m.p.98〜99
℃。
E)−7−(8−ヘキシルオキシ−5,5ージメチル−
1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1
−ベンゾチエピン−7−イル)−3−メチル−オクタ−
2,4,6−トリエノアート254mgをEtOH/TH
F=1/1の2ml中に置き、3N NaOHで処理した。
混合物を一夜撹拌し、氷に注ぎ、濃塩酸で酸性とし、A
cOEtで抽出し、少量の水で洗浄し、乾燥し、真空下
に溶媒を留去した。AcOEt/へキサンから再結晶し
て(2E,4E,6E)−7−(8−ヘキシルオキシ−
5,5ージメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3
−メチル−オクタ−2,4,6−トリエノン酸139mg
を無色結晶として得た。m.p.164〜165℃。
した。(2E,4E,6E)−7−(8−ヘプチルオキ
シ−5,5ージメチル−1,1−ジオキソ−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン−7−イ
ル)−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエノン酸
を淡黄色結晶として得た。m.p.152〜153℃。
した。エチル (2E,4E,6E)−7−(5,5ー
ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−8−オクチル−1−ベンゾチエピン−7−イ
ル)−3−メチル−オクタ−2,4,6−トリエノアー
トを無色結晶として得た。m.p.88〜89℃。
した。(2E,4E,6E)−7−(5,5ージメチル
−1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
8−オクチル−1−ベンゾチエピン−7−イル)−3−
メチル−オクタ−2,4,6−トリエノン酸を淡黄色結
晶として得た。m.p.104〜105℃。
た。メチル (E)−4〔2−(6−ヘプチルオキシ−
3,3ージメチル−1,1−ジオキソ−2,3,−ジヒ
ドロ−ベンゾ〔b〕チオフェン−5−イル)プロペニ
ル〕ベンゾアートを白色結晶として得た。m.p.95
〜96℃。
−ジメチルー2,3−ジヒドロベンゾ〔b〕チオフェン
は以下のようにして製造した。
アセトン60mlに置き、粉末のK2CO3 37.3g で
処理した。次いで、エチルブロモアセタート10.1ml
をゆっくりと滴下し、混合物を1時間放置して反応させ
た。続いて、混合物を氷に注ぎ、EtOEtで抽出し、
水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥し、溶媒を留去した。
このようにして得た生成物(GC>98%)24.05
g を以下のように反応させた。
削片5.46g および無水EtOEt150mlからグリ
ニヤ化合物を調製した。これに、上記に製造したエステ
ル22.8g を無水EtOEt70mlに溶解した溶液を
0℃で滴下した。1時間のちにこの混合物を氷/NH4
Clに注ぎ、EtOEtで抽出し、飽和NaCl水溶液
で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥し、溶媒を留去した。シ
リカゲル(ヘキサン/AcOEt=85/15)フラッ
シュクロマトグラフィーにより第三級アルコール11.
94g を得た。以下のように環化させた。
をCS2 80mlに溶解した。これに、上記に製造した第
三級アルコール11.94g をCS2 10mlに溶解した
溶液を0℃で撹拌しながら滴下した。混合物を3時間加
熱還流したのちに、冷却し、氷に注意深く注ぎ、ヘキサ
ンで抽出した。有機相を水で洗浄し、Na2 SO4 で乾
燥し、溶媒を真空下に留去した。シリカゲル(ヘキサ
ン)フラッシュクロマトグラフィーにより、GCにより
所望の6−ブロモ−3,3−ジメチル−2,3−ジヒド
ロ−ベンゾ〔b〕チオフェン36.5%および位置異性
体の4−ブロモ化合物60%を含む混合物9.54g を
得た。実施例9d)述べたように実施して相当するフェ
ノールヘ変換したのちに、分離した。
した。(E)−2〔2−(6−ヘプチルオキシ−1,1
−ジオキソ−2,3−ジヒドロベンゾ〔b〕チオフェン
−5−イル)プロペニル〕安息香酸を白色結晶として得
た。m.p.151〜152℃。
うに製造することができる。 成分 mg/カプセル 1.化合物(I)75%を含む噴霧−乾燥粉末 20 2.ナトリウム ジオクチルサルホスクシナ−ト 0.2 3.ナトリウム カルボキシメチルセルロース 4.8 4.微結晶セルロース 86.0 5.タルク 8.0 6.ステアリン酸マグネシウム 1.0 総計 120
トロスコピーの方法により測定された)の平均粒度を有
するゼラチンおよび微結晶セルロースの活性成分に基づ
く)は、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび
ナトリウムジオクチルサルホスクシナートの水性溶液で
湿らし、混練した。得られた塊を粒状にし、乾燥し、ふ
るい、そして得られた粒状物を微結晶セルロース、タル
クおよびステアリン酸マグネシウムと混合した。この粉
末をサイズ0のカプセルに充填した。
とができる。 成分 mg/錠 1.微粉砕粉末化合物(I) 20 2.粉末ラクトース 100 3.ホワイトコーン澱粉 60 4.ポビドンK30 8 5.ホワイトコーン澱粉 112 6.タルク 16 7.ステアリン酸マグネシウム 4 総計 320
ーンスターチの一部と混合した。この混合物をポビドン
K30の水性溶液で湿らし、混練し、得られた塊を粒状
にし、乾燥し、ふるい分けた。粒状物を残りのスター
チ、タルクおよびステアリン酸マグネシウムと混合し、
適切な大きさの錠剤に圧縮した。
に製造することができる。 成分 mg/カプセル 1.化合物(I) 5 2.トリグリセライド 450 総計 455
(I)10g を中間鎖長のトリグリセライド90g に撹
拌しながら溶解した。この溶液を活性成分5mgを含有す
る軟ゼラチンカプセルへカプセル充填物質として加工処
理した。
ることができる。 成分 1.微粉末化化合物(I) 1.0g 2.カーボポール934 0.6g 3.水酸化ナトリウム PH6まで添加 4.エタノール、94% 50.0g 5.脱金属した水 100g まで添加
ル/水混合物に組み込んだ。カーボポール934をゲル
化が完了するまで撹拌し、PH値を水酸化ナトリウムで
調節した。
Claims (2)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、Xは−S−、−SO−または−SO2 −を表
し;R1 はC7 −C10アルキルまたはC7 −C10アルコ
キシを表し;R2 は式(a)または(b): 【化2】 (式中、R3 はカルボキシまたは低級−アルコキシカル
ボニルを表す)で示される残基を表し;そしてnは1、
2または3を表す)で示される化合物または式(I)の
カルボン酸の塩。 - 【請求項2】 請求項1記載の式(I)の化合物または
式(I)のカルボン酸の塩および製薬的に有用な担体を
含む自己免疫疾患または強い免疫構成要素を有する疾
患、特に乾癬の治療剤。
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