JPH0696167A - 画像情報のファイリング方式 - Google Patents

画像情報のファイリング方式

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JPH0696167A
JPH0696167A JP6204791A JP6204791A JPH0696167A JP H0696167 A JPH0696167 A JP H0696167A JP 6204791 A JP6204791 A JP 6204791A JP 6204791 A JP6204791 A JP 6204791A JP H0696167 A JPH0696167 A JP H0696167A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP6204791A
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English (en)
Inventor
Hideo Matsuura
松浦秀夫
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現在使用されている画像ファイリング装置や
画像処理装置等を略そのまま使用することを可能とする
とともに、特に大きいサイズの画像の読取画質を向上さ
せる。 【構成】 全てのサイズの蓄積性蛍光体シートについて
同一の読取密度で画像の走査読取を行ない、この読み取
られた画像情報信号に対し、画素密度変換部3におい
て、読取画像のサイズに応じた、信号処理による画素密
度変換を行ない、この後、画素密度変換された画像情報
を画像ファイル部5に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報、例えばCR
(Computed Radiography)画像やX線CT(Computed T
omography )画像から読み取られた画像情報を一旦、光
ディスク等のメモリを有するファイリング部に格納する
際における画像情報のファイリング方式に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近時、病院等の医療診断あるいは医療研
究機関においては、被検者の投影像や、断層像等の再構
成画像が広く診断あるいは研究に供されつつある。この
ような医用画像を画像信号の形で供給する医用画像供給
装置としては、前述のCR装置やX線CT装置、MRI
(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装
置、さらにはそれらからの医用画像信号を光ディスク等
の記録媒体に蓄積する画像ファイリング装置等種々のも
のが存在し、大病院等においてはそれらが複数台設置さ
れることも多く、各画像のサイズが装置毎に異なる場合
も多い。
【0003】また、一台の医用画像供給装置においても
種々のサイズの画像が得られることがある。例えばCR
装置においては蓄積性蛍光体シート(以下IPと称す
る)のサイズによってそのIPに蓄積されている放射線
画像のサイズも異なることとなる。
【0004】このように走査読取が行なわれる画像のサ
イズとしては複数の種類があるが、画像サイズが異なる
ことによって全読取画素数が変化するとこれら異なるサ
イズの画像毎に各々異なる画像ファイリング装置や画像
処理装置を準備する必要も生じ、システム全体としてコ
スト高となりまた設置スペースも大となる。
【0005】そこで、サイズの大きい画像に対しては読
取りの画素密度を小とし、逆にサイズの小さい画像に対
しては読取りの画素密度を大とし、結局どのようなサイ
ズの画像であっても処理する全画素の数が大幅には相違
しないというようにして、上記画像ファイリング装置や
信号処理装置の共用化を図ることも考えられる。
【0006】例えば本願発明者等が現在使用しているシ
ステムにおいては、大角および半切りサイズのIPにつ
いては5ピクセル/mm、4つ切りサイズのIPについて
は6.7 ピクセル/mm、さらに6つ切りサイズのIPにつ
いては10ピクセル/mmの読取密度となるように画像の走
査読取を行なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においてはサイズの大きい画像を読み取る際に読取り
の画素密度を小としているので、サイズの大きい画像程
大幅に画質が低下してしまう。
【0008】一方、上述したように現在使用されている
システムではIPの各サイズに応じた画像の読取密度が
定められており、この密度に基づいてシステム内の画像
ファイリング装置や画像処理装置のハードおよびソフト
が作成されているので、コスト的な面からもこのシステ
ムを略そのまま使用したいという要請がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、現在使用されているシステムを略そのまま使用す
ることができると共に、サイズの大きい画像の読取画質
を大幅に低下させることのない画像情報のファイリング
方式を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像情報のファ
イリング方式は、読み取った画像情報をファイリング部
に格納する前に、この画像情報が読み取られた画像のサ
イズに応じ、信号圧縮処理を用いた前記画像情報の画素
密度変換を行なうことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば画像の走査読取時において
は、大きいサイズの画像も小さいサイズの画像と略同じ
画素密度で読み取っておいて、その後この画像情報をフ
ァイリング部に格納する前に、各画像から得られた画像
情報が所定の画素密度となるように信号処理を行なうこ
とが可能である。
【0012】画像の走査読取時における画素密度を大と
しておいて、その後信号処理により画素密度を小とすれ
ば、画像の走査読取時から画素密度を小とするよりも良
質な画像を得ることができる。
【0013】また、従来のシステムの画像ファイリング
処理や画像処理において用いられている、画像の各サイ
ズに応じた画素密度に変換することが可能である。した
がってこの場合、画像ファイリング装置への画像情報の
格納操作、この画像ファイリング装置からの画像情報の
読出操作さらにはこの画像情報に種々の画像処理を施す
画像処理操作等において従来のシステムをそのまま用い
ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0015】図1は、本発明の画像情報のファイリング
方式を実施するためのシステムの一例を示すブロック図
である。このシステム1において、画像情報読取部であ
る放射線画像情報読取装置2によって読み取られた放射
線画像情報信号が画素密度変換部3に送出される。画素
密度変換部3において信号処理により画素密度変換され
た画像情報信号は画像ファイルインタフェース部4を介
して画像ファイル部5に一旦格納される。この後、所定
のタイミングでこの画像ファイル部5から読み出された
画像情報信号は画像処理部6に入力されて階調処理、周
波数処理等の画像処理を施され、レーザプリンタインタ
フェース部7からレーザプリンタ8に出力される。この
レーザプリンタ8では、入力された画像情報信号に基づ
き放射線画像を可視画像として再生する。
【0016】ここで上記放射線画像情報読取装置2につ
いて、図2を参照して詳しく説明する。この放射線画像
情報読取装置2は、例えば特開昭55−12429号、
同55−116340号、同55−163472号、同
56−11395号、同56−104645号などに示
されるIP10から放射線画像情報を読み取るものであ
る。
【0017】IP10には、例えばX線等の放射線が人体
等の被写体を介して照射されることにより、この被写体
の透過放射線画像情報が蓄積記録されている。このIP
10は、エンドレスベルト等のシート搬送手段11により、
副走査のために矢印Y方向に搬送される。レーザ光源12
から射出された励起光としてのレーザビーム13は、高速
回転する回転多面鏡14によって偏向され、通常fθレン
ズからなる集束レンズ18によって集束され、ミラー19で
反射してIP10上を上記副走査方向Yと略直角な矢印X
方向に主走査する。
【0018】こうしてレーザビーム13が照射されたIP
10の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に
応じた光量の輝尽発光光15が発散され、この輝尽発光光
15は光ガイド16によって伝達され、光検出器としてのフ
ォトマルチプライヤー(光電子増倍管)17によって光電
的に検出される。上記光ガイド16はアクリル板等の導光
性材料を成形して作られたものであり、直線状をなす入
射端面16aがIP10上のビーム走査線に沿って延びるよ
うに配され、円環状に形成された出射端面16bに上記フ
ォトマルチプライヤー17の受光面が結合されている。上
記入射端面16aから光ガイド16内に入射した輝尽発光光
15は、該光ガイド16の内部を全反射を繰り返して進み、
出射端面16bから出射してフォトマルチプライヤー17に
受光され、前記放射線画像情報を担持する輝尽発光光15
の光量がこのフォトマルチプライヤー17によって検出さ
れる。
【0019】フォトマルチプライヤー17のアナログ出力
信号(画像信号)Sは対数増幅器20によって増幅され、
A/D変換器21において所定の収録スケールファクター
でデジタル化される。
【0020】本例において、IP10からの放射線画像情
報読取密度は10ピクセル/mmとされ、したがって上記画
像信号Sも、この10ピクセル/mmの画素密度で放射線画
像情報を示すものとなっている。
【0021】この放射線画像情報読取密度は、いかなる
サイズのIP10に対しても10ピクセル/mmとなってい
る。すなわち、このIP10のサイズとして大角、半切
り、4つ切り、6つ切り等の各サイズが用いられている
が、いずれのサイズであってもその読取密度は10ピクセ
ル/mmとされている。
【0022】このような読取密度の画像情報を担持した
デジタル信号は上述したように画素密度変換部3に入力
される。
【0023】この画素密度変換部3においては入力され
たデジタル信号の画素密度をその画像を読み取ったIP
10のサイズに応じた画素密度に信号処理を用いて変換す
る。すなわち、走査読取に供されるIP10のサイズが大
角あるいは半切りである場合は5ピクセル/mmの画素密
度となるように、上記サイズが4つ切りである場合は6.
7 ピクセル/mmの画素密度となるように、さらに上記サ
イズが6つ切りである場合は10ピクセル/mmそのままの
画素密度となるように信号処理を用いて画素密度の変換
処理を行なう。
【0024】このように変換された画素密度は、従来技
術において走査読取時の画素密度とされていたもので、
従来この画素密度の画像情報に対してファイリング処理
がなされ、また画像処理がなされていた。
【0025】しかし、例えば大角のサイズのIP10にお
いて、画像の走査読取密度を5ピクセル/mmとすると6
つ切りのサイズのそれに比べて1/2程度となり読取画
像を再生した際に大幅な画質の低下を招く。
【0026】そこで本実施例においては大角のサイズの
IP10からの画像の走査読取密度も10ピクセル/mmとし
ておいて、後で信号処理を用いた画像変換処理によって
5ピクセル/mmに画素密度を落とすようにしている。
【0027】信号圧縮処理によって画素密度を落とすよ
うにしているので、画像の走査読取時から小さい画素密
度としておくよりも読取画像の画質を向上させることが
でき、他方画像情報のファイリング処理および画像処理
を行なう際には、IP10の各サイズに応じた、従来と同
様の画素密度とすることにより、画像ファイルインタフ
ェース部4、画像ファイル部5および画像処理部6のハ
ードおよびソフトについて従来装置を何ら変更すること
なしに使用することができる。
【0028】また、上述した画素密度変換部3における
信号処理としては例えば図3および図4に示す補間処理
がある。この図3および図4においては、画素密度変換
前の画素が白丸により、また画素密度変換後の画素が黒
丸により表わされている。
【0029】すなわち、大角あるいは半切りのサイズの
IP10からの画像信号に対して補間処理を行なう場合
は、図3に示すような縦6画素、横6画素の正方形範囲
に含まれる各画素について重みづけ加算処理を施し、こ
の後この加算値を所定の数で除す。具体的には画素aを
求めるため、この画素aを中心とする正方形範囲に含ま
れる画素(白丸により表示されるもののみ)について数
式1に示すマトリクス演算処理を施す。画素b,c,d
を各々求める場合もこれと同様に行なえばよく、続い
て、このような補間処理を全ての画素について順次行な
うこととなる。これにより10ピクセル/mmの画素数を5
ピクセル/mmの画素数に信号圧縮することができる。
【0030】また、4つ切りのサイズのIPからの画像
信号に対して補間処理を行なう場合は、図4に示すよう
な縦7画素、横7画素の正方形範囲に含まれる各画素に
ついて重みづけ加算処理を施し、この後この加算値を所
定の数で除す。具体的には例えば、画素e,f,g,h
を各々求めるためこれら各画素を中心とする正方形範囲
に含まれる画素(白丸により表示されるもののみ)につ
いて数式2,3,4,5に示すマトリクス演算処理を各
々施す。このような補間処理を全ての画素について繰り
返し行なうこととなる。これにより10ピクセル/mmの画
素数を6.7 ピクセル/mmの画素数に信号圧縮することが
できる。
【0031】また、上記画像ファイルインタフェース部
4は画像情報信号に対して、画像を互いに識別するため
のID情報等の信号を付加して画像ファイル部5に送出
するものであり、またこの画像ファイル部5は大量の画
像情報信号を格納する光ディスクを装填された光ディス
クドライブ装置からなる。
【0032】なお、本発明の画像情報のファイリング方
式は上述した実施例のものに限られない。例えば上述し
た例においては画素密度変換部3に1台の放射線画像情
報読取装置2が接続されているが、この画素密度変換部
3に対し、複数台の放射線画像情報読取装置2を接続し
たり、放射線画像情報読取装置2の他、X線CT装置や
超音波診断装置、MRI装置等を接続して、これらの装
置からの画像情報を順次画素密度変換するように構成す
ることも可能である。
【0033】また、放射線画像情報読取装置2において
画像読取に供せられるIP10としても上例のサイズのも
のに限られず、また、この画像情報の読取密度としても
各サイズの画像および各画像情報読取部について一定の
読取密度とされていれば上述した実施例のものに限られ
ない。
【0034】また、画素密度変換部3において変換する
画素密度の値としては、必ずしも上述した実施例のもの
に限られず、使用する装置等において既に設定されてい
るフォーマットやメモリの容量等を考慮して適宜変更す
ることが可能である。
【0035】
【数1】
【0036】
【数2】
【0037】
【数3】
【0038】
【数4】
【0039】
【数5】
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像情報の
ファイリング方式によれば、大きいサイズの画像の走査
読取密度を落とすことなく、画像ファイリング処理や画
像処理において現在用いられている画素密度の値により
これらの処理を行なうことができるので、大きいサイズ
の画像に対して画質の向上した可視像を再生できるとと
もに、従来システムをほとんどそのまま使用することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像情報のファイリング
方式を実施するためのシステムの一例を示すブロック図
【図2】図1に示す放射線画像情報読取装置を示す斜視
【図3】大角あるいは半切りのサイズのIPからの画像
信号に対する補間処理を説明するための模式図
【図4】4つ切りのサイズのIPからの画像信号に対す
る補間処理を説明するための模式図
【符号の説明】
2 放射線画像情報読取装置 3 画素密度変換部 4 画像ファイルインタフェース部 5 画像ファイル部 6 画像処理部 7 レーザプリンタインタフェース部 8 レーザプリンタ 10 蓄積性蛍光体シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の走査読取により得られた画像情報
    を一旦ファイリング部に格納し、この後、格納されてい
    る該画像情報を所定のタイミングでこのファイリング部
    から取り出し、該画像情報を画像再生部へ送出する画像
    情報のファイリング方式において、 前記画像情報の読取密度をこの画像のサイズに拘らず略
    一定の値とし、 この画像情報が前記ファイリング部に格納される前に、
    この画像情報が読みとられた画像のサイズに応じた、信
    号処理による画素密度変換を行なうことを特徴とする画
    像情報のファイリング方式。
JP6204791A 1991-03-26 1991-03-26 画像情報のファイリング方式 Withdrawn JPH0696167A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204791A JPH0696167A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 画像情報のファイリング方式

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JP6204791A JPH0696167A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 画像情報のファイリング方式

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JPH0696167A true JPH0696167A (ja) 1994-04-08

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ID=13188859

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JP6204791A Withdrawn JPH0696167A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 画像情報のファイリング方式

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514