JPH069614A - 置換ジベンズ−オキサ−チオシノン、−12−オキシド及び−12,12−ジオキシド、その製造法及び薬剤における利用 - Google Patents

置換ジベンズ−オキサ−チオシノン、−12−オキシド及び−12,12−ジオキシド、その製造法及び薬剤における利用

Info

Publication number
JPH069614A
JPH069614A JP3348526A JP34852691A JPH069614A JP H069614 A JPH069614 A JP H069614A JP 3348526 A JP3348526 A JP 3348526A JP 34852691 A JP34852691 A JP 34852691A JP H069614 A JPH069614 A JP H069614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
formula
optionally
straight
branched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3348526A
Other languages
English (en)
Inventor
Peter Fey
ペーター・フエイ
Klaus Frobel
クラウス・フローベル
Jan-Bernd Dr Lenfers
ヤン−ベルント・レンフアース
Andreas Knorr
アンドレアス・ノール
Johannes-Peter Stasch
ヨハネス−ペーター・スタツシユ
Erwin Bischoff
エルビン・ビシヨフ
Hans-Georg Dellweg
ハンス−ゲオルク・デルベク
Martin Beuck
マルテイン・ベツク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH069614A publication Critical patent/JPH069614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D327/00Heterocyclic compounds containing rings having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D327/02Heterocyclic compounds containing rings having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms one oxygen atom and one sulfur atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(I) 〔式中、R及びRは水素、置換されてもよいアルキ
ル又はアルケニル、Rは水素又は−OR,R,R
及びRは水素、ニトロ、ハロゲン又はアルキル、R
は水素、シクロアルキルなど、YはS,SO又はSO
を示す〕で表される化合物。 【効果】 上記化合物は循環作用薬剤の製造に有用であ
り、その有効な製造法を開発した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は置換ジベンズ−オキサ−チオシノ
ン、−12−オキシド及び−12,12−ジオキシド、
その製造法、及び薬剤、特に循環作用薬における利用に
関する。
【0002】いくつかのジアリールテトラオキシペルス
ルフランはすでに文献J.Org.Chem.198
1,46,4462−4468及びJ.Am.Che
m.Soc.1981、103、120−127により
周知である。
【0003】本発明は、一般式(I)
【0004】
【化4】
【0005】[式中、R1及びR6は、同一又は異なりそ
れぞれ水素を示す、又は炭素数が最高10であり任意に
1−3個のハロゲン、アジド又はイミノあるいは炭素数
が3−8のシクロアルキル又は炭素数が6−10で任意
にハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル及び炭素数
が最高6の直鎖又は分枝状アルキル、アルコキシ又はア
ルコキシカルボニルから成る群より選んだ同一又は異な
る1個又は2個の置換基により置換されてもよいアリー
ルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、
又はアルケニルを示す、又はさらに任意に式−OR7
−CO−R8又は−CONR910の基により置換された
アルキル又はアルケニルを示し、ここでR7は、水素、
炭素数が3−7のシクロアルキル、又はそれぞれ炭素数
が最高8で任意に1個−3個のハロゲン−置換フェニ
ル、炭素数が3−7のシクロアルキル、ヒドロキシル、
ハロゲン、炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキ
シ、又は炭素数が最高6のカルボキシル、アシルあるい
は炭素数が最高6のアルコキシカルボニルにより置換さ
れてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、アルケニル又は
アシルであり、R8は、水素、ヒドロキシル、フェノキ
シ又は炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アルコキシで
あるか、又は任意にヒドロキシル又はハロゲン、あるい
はそれぞれ炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル、アルコキシ又はアルコキシカルボニルにより置換さ
れた炭素数が6−10のアリール又は炭素数が3−8の
シクロアルキルであるか、又は炭素数が最高8であり、
任意にハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル又はそれ
ぞれ炭素数が最高6のアルコキシ、アルコキシカルボニ
ル、又はアシルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖
状アルキル又はアルケニルであり、R9及びR10は、同
一又は異なり、水素、炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖
状アルキルであるか、又はフェニルである、あるいはR
1及び/又はR6は、直接式−OR7又は−CO−R8の基
を示し、ここでR7及びR8は、上記と同義であり、R2
は、水素を示すか、又は式−OR7を示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は炭素数が最高8であ
り、任意に式−OR7により置換されてもよい直鎖又は
分枝鎖状アルキル又はアルケニルを示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は任意に1個から3個の
ハロゲン、ニトロ又はヒドロキシル、あるいは炭素数が
最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシにより置換されて
もよいフェニルであり、R3、R4及びR5は、同一又は
異なり、水素、ニトロ、ハロゲン又は炭素数が最高8の
直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は
【0006】
【化5】 の基を示す]で表され、Yが
【0007】
【化6】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でない化合物及びその生理学的に許容できる塩に関す
る。
【0008】生理学的に許容できる塩は、本発明の一般
式(I)の化合物の、無機又は有機酸、例えば塩酸、臭
化水素酸、リン酸又は硫酸との塩、あるいは有機カルボ
ン酸又はスルホン酸、例えば酢酸、マレイン酸、フマル
酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香酸又は
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸あるいはナフタレンジスルホ
ン酸との塩であることができる。
【0009】生理学的に許容できる塩は、一般式(I)
の化合物(カルボン酸の場合)の、塩基との塩であるこ
ともできる。その場合適したカチオンは、例えば生理学
的に許容できる金属カチオン又はアンモニウムカチオン
である。それらの中で好ましいカチオンは、アルキル金
属カチオン又はアルカリ土類金属カチオン、例えばナト
リウムカチオン、カリウムカチオン、マグネシウムカチ
オン又はカルシウムカチオン、及び又アルミニウムカチ
オン又はアンモニウムカチオン、ならびにジ−低級アル
キルアミン、トリ−低級アルキルアミン、ジベンジルア
ミン、N,N′−ジベンジルエチレンジアミン、N−ベ
ンジル−β−フェニルエチルアミン、N−メチルモルホ
リン又はN−エチルモルホリン、ジヒドロアビエチルア
ミン、N,N′−ビス(ジヒドロアビエチル)エチレン
ジアミン、N−低級アルキルピペリジン、及び塩の形成
に使用できる他のアミンなどのアミンの非毒性置換アン
モニウムカチオンである。
【0010】本発明の一般式(I)の化合物は、立体異
性体として存在することができ、それは像と鏡像として
挙動する(エナンチオマー)か、又は像と鏡像として挙
動しない(ジアステレオマー)。本発明は対掌体及びラ
セミ体の両方、ならびにジアステレオマー混合物に関す
る。ラセミ体はジアステレオマーと同様に周知の方法で
分離して立体異性体的に均一な成分とすることができる
[E.L.Eliel,Stereochemistr
y of Carbon Compounds,Mcg
raw Hill,1962]。
【0011】一般式(I)の好ましい化合物は、式中R
1及びR6が同一又は異なり水素を示す、又は炭素数が最
高8であり、任意に1個又は2個のフッ素、塩素、臭素
又はヨウ素、あるいは任意にフッ素、塩素又はヒドロキ
シルあるいはそれぞれ炭素数が最高4の直鎖又は分枝鎖
状アルキル又はアルコキシにより置換されてもよいシク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はフェ
ニルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル
又はアルケニルであるか、又は任意にさらに式−O
7、−CO−R8又は−COR910の基により置換さ
れてもよいアルキル又はアルケニルであり、ここでR7
は、水素、シクロペンチル、シクロヘキシル、又はそれ
ぞれ炭素数が最高6で任意に塩素−置換フェニル、シク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ヒドロ
キシル、フッ素、塩素、臭素又は炭素数が最高4の直鎖
又は分枝鎖状アルコキシ、あるいは炭素数が最高6のカ
ルボキシル、アシル又はアルコキシカルボニルにより置
換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル又はアシルで
あり、R8は、水素、ヒドロキシル、フェノキシ、又は
炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシである
か、又は任意にヒドロキシ、フッ素、塩素又は臭素、あ
るいは炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルキル又は
アルコキシにより置換されてもよいフェニル、シクロプ
ロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルであるか、
又は炭素数が最高6で、任意にフッ素、塩素、臭素、ヒ
ドロキシル又はカルボキシルにより、あるいは炭素数が
最高6のアルコキシ、アシル又はアルコキシカルボニル
により置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキルであ
り、R9及びR10は、同一又は異なり水素、炭素数が最
高6の直鎖又は分枝鎖状アルキルであるか、あるいはR
1及び\又はR6は、直接式−OR7又は−CO−R8の基
を示し、ここでR7及びR8は、上記と同義であり、R2
は、水素を示すか、又は式−OR7を示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は炭素数が最高6であ
り、任意に式−OR7により置換されてもよい直鎖又は
分枝鎖状アルキルを示し、ここでR7は、上記と同義で
あるか、又は任意にフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒド
ロキシル、あるいは炭素数が最高4の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシにより置換されてもよいフェニルであり、R
3、R4及びR5は、同一又は異なり、水素、ニトロ、フ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素又は炭素数が最高6の直鎖又
は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は式
【0012】
【化7】 の基を示し、Yが
【0013】
【化8】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でない化合物及びその生理学的に許容できる塩であ
る。
【0014】一般式(I)の特に好ましい化合物は、式
中R1及びR6が同一又は異なり水素を示す、又は炭素数
が最高8であり、任意に1個又は2個のフッ素、塩素、
臭素又はヨウ素、あるいは任意に塩素、ヒドロキシル、
メチル又はメトキシにより置換されてもよいフェニルに
より置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル又はア
ルケニルであるか、又は任意にさらに式−OR7、−C
O−R8又は−COR910の基により置換されてもよい
アルケニル又はアルキルであり、ここでR7は、水素、
シクロペンチル、又はそれぞれ炭素数が最高4で任意に
塩素−置換フェニル、ヒドロキシル、塩素、又はメトキ
シ、あるいは炭素数が最高4のカルボキシル、アシル又
はアルコキシカルボニルにより置換されてもよい直鎖又
は分枝鎖状アルキル又はアシルであり、R8は、水素、
ヒドロキシル、又は炭素数が最高4の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシであるか、又は任意にヒドロキシ、フッ素、
塩素又は臭素、あるいは炭素数が最高4の直鎖又は分枝
鎖状アルキル又はアルコキシにより置換されてもよいフ
ェニル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘ
キシルであるか、又は炭素数が最高4で、任意にフッ
素、塩素、臭素、ヒドロキシル又はカルボキシルによ
り、あるいは炭素数が最高4のアルコキシ、アシル又は
アルコキシカルボニルにより置換されてもよい直鎖又は
分枝鎖状アルキルであり、R9及びR10は、同一又は異
なり水素、炭素数が最高4の直鎖又は分枝鎖状アルキル
であるか、あるいはR1及び/又はR6は、直接式−OR
7又は−CO−R8の基を示し、ここでR7及びR8は、上
記と同義であり、R2は、水素を示すか、又は式−OR7
を示し、ここでR7は、上記と同義であるか、又は炭素
数が最高4であり、任意に式−OR7により置換されて
もよい直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は任意にフッ素、塩素、
臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、あるいはメトキシにより
置換されてもよいフェニルであり、R3、R4及びR
5は、同一又は異なり、水素、ニトロ、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素であるか、又は炭素数が最高4の直鎖又は
分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は式
【0015】
【化9】 の基を示し、Yが
【0016】
【化10】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でない化合物及びその生理学的に許容できる塩であ
る。
【0017】さらに本発明の一般式(I)の化合物の製
造法において、一般式(II)
【0018】
【化11】
【0019】[式中、R1及びR2は、上記と同義であ
り、Wは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは
臭素であり、Zは水素、(C1−C6)−アルキル、フェ
ニル又はカリウムカチオンあるいはナトリウムカチオン
である]の化合物を最初に不活性溶媒中で一般式(II
I)
【0020】
【化12】
【0021】[式中、R3、R4、R5及びR6は、上記と
同義であり、Xは、典型的ヒドロキシル保護基、例えば
テトラヒドロフランである]の化合物と縮合してハロゲ
ン化水素酸、好ましくは臭化水素酸を脱離し、一般式
(IV)
【0022】
【化13】
【0023】[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6
X及びZは上記と同義である]の化合物を得、その後通
常の方法でヒドロキシル基を脱保護し、水を脱離して化
合物を環化することから成り、任意に縮合及び環化の両
方を塩基、助剤及び\又は触媒の存在下で行うことがで
き、置換基R1−R6を一般式(II)及び(III)の
化合物中に縮合の前に導入するか、あるいは環化の後に
通常の方法、例えば置換、付加又は脱離により一般式
(IV)の化合物に導入し、必要なら続いて他の官能基
に変換することができ、Yが
【0024】
【化14】 基の場合は、ジベンズ−オキサ−チオシノン(Y=S)
を通常の方法、例えばm−クロロ過安息香酸などの過酸
を用いて、あるいは過酸化水素又はメタ過ヨウ素酸ナト
リウムなどの他の通常の酸化剤を用いて酸化することを
特徴とする方法を見いだした。本発明の方法は、例えば
以下の式で示すことができる:
【0025】
【化15】
【0026】特定の反応によっては、水又は反応条件下
で変化しない通常の有機溶媒を縮合、環化及び酸化のた
めの溶媒として使用することができる。好ましい溶媒に
は、水、アルコール類、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール又はイソプロパノール、エーテル類、
例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、グリコールジメチルエーテル又はブチルメチルエ
ーテル、又はケトン類、例えばアセトン又はブタノン、
あるいはアミド類、例えばジメチルホルムアミド又はヘ
キサメチルリン酸トリアミド、又はカルボン酸類、例え
ば酢酸又はプロピオン酸、あるいはジメチルスルホキシ
ド、アセトニトリル、酢酸エチル、又はハロゲン化炭化
水素類、例えばメチレンクロリド、クロロホルム又は四
塩化炭素、あるいはピリジン、トルエン、キシレン、ピ
コリン又はN−メチルピペリジンが含まれる。上記の溶
媒の混合物も使用することができる。縮合にはピリジン
及びキシレンが好ましく、環化にはアセトニトリルが好
ましい。
【0027】縮合及び環化は、+50℃から+200℃
の温度範囲で行うことができ、縮合は+80℃から+1
40℃が好ましく、環化は+60℃から+100℃が好
ましい。
【0028】反応は常圧で行うことができるが、高圧又
は減圧下で行うこともできる。一般に常圧で行う。
【0029】縮合及び環化を行う場合、関与する物質を
所望の比率で使用することができる。しかし一般に等モ
ル量の反応物を使用する。本発明の物質は、真空中で溶
媒を蒸留し、氷冷後にのみ結晶として得ることができる
残留物を適した溶媒から再結晶することにより分離精製
するのが好ましい。本発明の化合物をクロマトグラフィ
ーにより精製することが必要な場合もある。
【0030】適した塩基は、通常の無機又は有機塩基で
ある。好ましい塩基には、アルカリ金属水酸化物、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化リチウム又は水酸化カリウ
ム、アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、又はアルカリ金属アルコキシド、例えばナト
リウムメトキシド又はカリウムメトキシド、あるいはナ
トリウムエトキシド又はカリウムエトキシド、あるいは
有機アミン、例えばトリエチルアミン、ピコリン又はN
−メチルピペリジン、又は2−クロロ−N−メチルピリ
ジニウムヨーダイド、あるいはアミド、例えばナトリウ
ムアミド、リチウムアミド、リチウムイソプロピルアミ
ド、あるいは有機金属化合物、例えばブチルリチウム又
はフェニルリチウムが含まれる。縮合には炭酸カリウム
の使用が好ましく、環化はトリエチルアミン及び2−ク
ロロ−N−メチルピリジニウムヨーダイドを用いて行う
のが好ましい。
【0031】縮合及び環化に使用する触媒は、例えば銅
塩又は酸化物、好ましくは酸化銅及び酢酸銅(II)、
又は[(C653P]4Pdなどのパラジウム触媒、あ
るいはヨー化カリウム又はヨー化ナトリウムなどのアル
カリ金属ヨウ素化物であり、0.5−150モルパーセ
ント、好ましくは5−50モルパーセントの量で反応混
合物に加える。
【0032】使用する助剤は、特に無水物として活性化
されたヒドロキシ保護基又はカルボキシル基が存在する
場合、縮合剤であることが好ましい。この場合通常の縮
合剤、例えばカーボジイミド、例えばN,N′−ジエチ
ル−、N,N′−ジプロピル−、N,N′−ジイソプロ
ピル−又はN,N′−ジシクロヘキシルカーボジイミ
ド、N−(3−ジメチルアミノイソプロピル)−N′−
エチルカーボジイミドヒドロクロリド又は2−クロロ−
N−メチル−ピリジニウムヨーダイドが好ましい。
【0033】酸化は0℃から+150℃、好ましくは2
0℃から+100℃の温度範囲で行う。
【0034】酸化は常圧、又は高圧あるいは減圧下で行
うことができ、常圧下で行うのが好ましい。
【0035】ヒドロキシル保護基の導入及び脱離は、周
知の方法で行う[Th.Greene,“Protec
tive Groups in Organic Sy
nthesis”,第1版、J.Wiley&Son
s,New York,1981]。保護基は、例えば
酸性又は塩基性加水分解、あるいは水素化分解により脱
離することができる。
【0036】一般式(II)及び(III)の化合物は
基本的に周知であるか、又は文献により周知の方法で製
造することができる[Chem.Ber.2555(1
928);J.Chem.Soc.Perkin Tr
ans,I,2973(1983);Tietze a
nd Eicher,Reaktionen undS
ynthesen im organisch che
mischen Praktikum(Reactio
n and Synthesis in Practi
cal Organic Chemistry),Ge
orge Thieme Verlag,Stuttg
art,New York,1981;W.Fuere
r,H.W.Gschwend,J.Org.Che
m.44,1133−1136(1976);F.W.
Vierhapper,E.Trengler,K.K
ratzl,Monatshefte fuer Ch
emie,106,1191−1201(1975);
John A.Elixand Vilas Jaya
nthi,Aust.J.Chem.(1987),
,1841−1850参照]。
【0037】一般式(IV)の化合物は周知である場合
と新規化合物の場合があり、上記の方法により製造する
ことができる。
【0038】上記の置換基の変換の一般的方法として好
ましい方法には、 a)アルキル化、すなわち一般式(V)
【0039】
【化16】R−D (V) [式中、Rは、上記の置換基R1−R6のひとつの意味の
範囲に対応するが水素ではなく、Dは、例えば塩素、臭
素、ヨウ素又は−SO2−(C65)−p−CH3などの
残基である]の化合物を用いた反応、 b)ホルミル又はアシル官能基と一般式(VI)
【0040】
【化17】 R′−MgBr (VI) [式中R′は上記の置換基R1−R6の意味の範囲からの
化学的に適した基である]の化合物との反応による典型
的グリニヤル反応、 c)一般式(VII)
【0041】
【化18】 E−Hal (VII) [式中、Eは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素を持つ上
記の置換基R1−R6のひとつであるか、又は−CH2
NO2の基を示す]の化合物を用いたハロゲン化、 d)例えばR−CH2−OH基 [式中、Rは上記と同義である]の、ピリジニウムクロ
ロクロメート(PCC)又はピリジニウムジクロメート
(PDC)を用いた、対応するオキソ又はカルボキシル
基を与える酸化が含まれ、これらの反応は上記の溶媒の
ひとつ中で、場合によっては助剤及び/又はすでに挙げ
た触媒の存在下で行い、必要ならば文献により周知の方
法による脱離、還元、酸化又は加水分解などの反応を後
に加えることができる。
【0042】式(V)、(VI)及び(VII)の化合
物は周知である[J.March“Advanced
Organic Vhemistry”,第2版参
照]。
【0043】一般式(I)の新規化合物は、予測不可能
な、有用な範囲の薬剤活性を有する。それらは、ANP
放出、心臓の収縮性、円滑な筋肉の調子及び電解質と液
体の均衡に作用し、ジギタリス拮抗阻害体又はジギタリ
ス作用薬として部分的に又は全体的に作用する。
【0044】従ってこれらは、病的に変化した血圧、心
不全の治療のための薬剤において、及び冠動脈治療薬と
して又はジギタリス中毒の治療薬として使用することが
できる。
【0045】さらにこれらは、心臓不整脈、腎不全、肝
硬変、腹水、肺オエデマ、脳オエデマ、妊娠又は緑内障
のオエデマの治療に使用することができる。
【0046】3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチ
ル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H−ジベ
ンゾ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−オンの
降圧活性は、“減少腎臓量”のラットにおいて研究され
た。von Hvatt etal.,(1983)に
従い、5/6腎摘除を行い、飲料水の代わりに0.5%
濃度の食塩水を投与することにより、“減少腎臓量”
(RRM)高血圧を形成した。
【0047】この形の高血圧の場合、経口的に投与した
本発明の化合物は、意識のあるラットの間接的測定によ
る収縮血圧を下げた。
【0048】本発明の化合物は、単離したラットの耳介
におけるANP放出を刺激する。バスフルード(bat
h fluid)中のANP濃度を放射免疫学的に決定
した[J.P.Stasch,H.Grote,S.K
azda,C.Hirth,Dynorphin st
imulates the release ofAN
P from isolated rat atri
a,Eur.J.Pharmacol.159,101
(1989)]。
【0049】本発明は、非毒性で不活性な製薬上適した
賦形剤と共に本発明の化合物を含む製薬調剤、及びそれ
らの調剤の製造法を含む。
【0050】上記の製薬調剤は本発明の化合物の他にさ
らに製薬上活性な基質を含むこともできる。
【0051】上記の製薬調剤は、周知の方法により通常
のやり方、例えば活性基質を賦形剤と混合することによ
り製造することができる。
【0052】所望の結果を得るために、一般に24時間
毎に体重1kg当たり合計約0.5−約500、好まし
くは1−100mgの活性基質を、場合によっては数回
の投薬量に分けて投与するのが有利であることがわかっ
ている。一投薬量には、体重1kg当たり約1−80、
特に1−30mgの活性基質を含むのが好ましい。しか
し、特に治療する患者の種及び体重、病気の性質及び重
度、薬剤の調剤及び投与の種類、ならびに投与する期間
と間隔に依存して上記の投薬量から変化させることが必
要である。
【0053】
【実施例】出発化合物 実施例1 3−メトキシ−4−メチル−N−ピバロイルアニリン
【0054】
【化19】
【0055】5.1g(37ミリモル)の3−メトキシ
−4−メチルアニリンを70mlのメチレンクロリドに
溶解し、70mlのNaHCO3飽和溶液及び4.6m
l(37ミリモル)のピバロイルクロリドで処理する。
12時間激しく撹拌した後、有機相を分離し、1Nの塩
酸及び水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空
中で濃縮する。生成物を結晶として得、さらに精製する
ことなく次の過程を行う。
【0056】収量:6.2g(理論値の76%)の無色
固体 C1319NO2(221)1 H−NMR(250MHz,CDCl3):δ=1.3
1(s,9H,C(CH33);2.18(s,3H,
Ar−CH3);3.83(s,3H,OCH3);6.
71(dd,1H,Ar−H);7.03(d,1H,
Ar−H);7.29(s,1H,N−H);7.48
(d,1H,Ar−H)。
【0057】MS(EI):221(M+)、137実施例2 2−メトキシ−3−メチル−6−N−ピバロイルアミノ
安息香酸
【0058】
【化20】
【0059】ヘキサン中の1.6Mのn−ブチルリチウ
ム溶液500ml(0.8モル)を0℃、アルゴン下に
て800mlの無水テトラヒドロフランに溶解した59
g(0.266モル)の実施例1の化合物の溶液に滴下
し、混合物を室温にて20時間撹拌する。第2のフラス
コ中でテトラヒドロフランをやはりアルゴン下で−70
℃に冷却し、140gの粉末ドライアイスで処理する。
その後リチウム化化合物を含む溶液を、−70℃にてC
2−含有溶液にゆっくり滴下する。−70℃で10分
経過後、溶液をゆっくり0℃に加温し、エーテルで希釈
し、氷を用いて加水分解し、1Nの水酸化ナトリウム溶
液で数回抽出する。塩基性溶液を2Nの塩酸で酸性化
し、エーテルで抽出する。有機相を硫酸マグネシウム上
で乾燥し、濃縮する。
【0060】収量:65.7g(理論値の93%)、オ
レンジ色の油 C149NO4(265)1 H−NMR(250MHz,CDCl3):δ=1.3
3(s,9H,t−ブチル);2.32(s,3H,A
r−CH3);3.93(s,3H,OCH3);7.4
0(d,1H,Ar−H);8.62(d,1H,Ar
−H);11.70(s,1H,−COOH)。
【0061】MW(EI):265(M+);220、
190、163実施例3 6−アミノ−2−メトキシ−3−メチル安息香酸メチル
【0062】
【化21】
【0063】20g(75ミリモル)の実施例2の化合
物を80mlのメタノールに溶解し、12mlの濃硫酸
及び9ml(82ミリモル)のメチルオルトホルメート
で処理し、混合物を72時間加熱還流する。仕上げのた
めに混合物を真空中で濃縮し、メチレンクロリド中に取
り上げ、希塩酸で3回抽出する。水相を濃水酸化ナトリ
ウム溶液でアルカリ性とし、メチレンクロリドで完全に
抽出する。その後有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、真空中で濃縮する。標題化合物をさらに精製するこ
となく、次の反応を行う。
【0064】収量:13.1g(理論値の89%)の茶
色の油 C1013NO3(195)1 H−NMR(250MHz,CDCl3):δ=2.1
6(s,3H,Ar−CH3);3.74(s,3H,
COOCH3);3.92(s,3H,OCH3);4.
93(s,2H,NH2);6.40(d,1H,Ar
−H);7.04(d,1H,Ar−H)。
【0065】MS(EI):195(M+)、163実施例4 6−ブロモ−2−メトキシ−3−メチル安息香酸メチル
【0066】
【化22】
【0067】ジアゾニウム塩溶液の生成:67.7g
(0.35モル)の実施例3からの化合物を185ml
の48%濃度の臭化水素酸及び740mlの水に溶解す
る。撹拌冷却しながら(氷−塩混合物)、150mlの
水中の26g(0.38モル)の亜硝酸ナトリウムの溶
液を、温度が5℃以上にならないような方法でこの溶液
に滴下する。
【0068】臭化銅(I)溶液の生成:124g(0.
5モル)のCuSO4x5H2O及び78g(0.76モ
ル)の臭化ナトリウムを、穏やかに加熱しながら400
mlの水に溶解する。120mlの水中の65g(0.
26モル)のNa2SO3x7H2Oの溶液を、撹拌しな
がらこの溶液にゆっくり滴下する。冷却後、臭化銅の無
色の沈澱から上澄みをデカンテーションにより除去す
る。その後沈澱を190mlの濃度48%の臭化水素酸
に溶解する。
【0069】ジアゾニウム塩溶液を0℃に冷却した臭化
銅溶液に激しく撹拌しながら滴下し、その後混合物を8
0℃に12時間加熱する。その後それをメチレンクロリ
ドで抽出し、有機相をNaHCO3溶液で洗浄し、硫酸
マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮し、溶離剤とし
て石油エーテル/酢酸エチル100:1を用いたシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製する。
【0070】収量:75.6g(理論値の84%)、無
色油 C1011BrO3(259)1 H−NMR(200MHz,CDCl3):δ=2.2
5(s,3H,Ar−CH3);3.79(s,3H,
−COOCH3);3.95(s,3H,OCH3);
7.08(d,1H,Ar−H);7.24(d,1
H,Ar−H)。
【0071】MS(EI):260(M+)、258、
227、229実施例5 6−ブロモ−3−ホルミル−2−メトキシ安息香酸メチ
【0072】
【化23】
【0073】20ml(0.4モル)の臭素を360m
lの四塩化炭素に溶解し、80℃にて水銀灯で照射しな
がら5時間かけて、1lの四塩化炭素に溶解した51.
5g(0.2モル)の実施例4からの化合物に滴下す
る。80℃にてさらに90分経過後、混合物を室温に冷
却し、亜硫酸ナトリウム溶液、水及び塩化ナトリウム溶
液で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、
真空中で濃縮する。そのようにして得たベンザルブロミ
ドを100mlの濃硫酸で処理し、室温で30分撹拌す
る。仕上げのために、混合物を氷上に注ぎ、エーテルで
抽出する。エーテル相を水及びNaHCO3溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮する。
シクロヘキサンからの再結晶により精製する。
【0074】収量:44.8g(理論値の82%)の無
色固体 C109BrO4(273)1 H−NMR(200MHz,CDCl3):δ=4.0
0(s,3H,OCH3);4.01(s,3H,OC
3);7.49(d,1H,Ar−H);7.78
(d,1H,Ar−H);10.30(s,1H,CH
O)。
【0075】MS(EI):274(M+)、272、
243、241、227、213実施例6 2−ヒドロキシメチル−4−メチルアニリン
【0076】
【化24】
【0077】THF中の1.3モルのリチウムアルミニ
ウムハイドライド溶液1.3lを、還流下で400ml
の無水テトラヒドロフラン中の100g(0.66モ
ル)の2−アミノ−5−メチル安息香酸の溶液に滴下す
る。添加の完了後、混合物をさらに1.5時間加熱還流
し、この温度にて145mlの水中の36gの水酸化カ
リウムの溶液を用いて加水分解する。さらに15分煮沸
還流した後、ヒドロキシドの沈澱を熱濾過し、沈澱を酢
酸エチルで洗浄し、有機溶液を真空中で濃縮し、残留物
を酢酸エチルに溶解し、溶液を希水酸化ナトリウム溶液
及び水で洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶液を
濃縮した後、残留物を酢酸エチルから再結晶する。
【0078】収量:53.3g(理論値の58%)の無
色固体1 H−NMR(DMSO):δ=2.15(s,3
H);4.3(d,2H);4.6(s,2H);4.
9(tr,1H);6.5(d,1H);6.75(d
d,1H);6.85(d,1H);6.85(d,1
H)。
【0079】実施例7 2−エトキシチオカルボニルチオ−5−メチルベンジル
アルコール
【0080】
【化25】
【0081】19.0g(0.14モル)の実施例6か
らの化合物を50mlの氷及び50mlの濃度32%の
塩酸の混合物に溶解する。撹拌冷却(氷−塩混合物)し
ながら、50mlの水中の9.6g(0.14モル)の
亜硝酸ナトリウムの溶液を、温度が5℃以上にならない
ような方法でこの溶液に滴下する。このようにして得た
ジアゾニウム塩溶液を40−50℃に加温した50ml
の水中の33.6g(0.2モル)のメチルキサントゲ
ン酸カリウムの溶液に滴下する。50℃に30分間加温
度した後、混合物を冷却し、エーテルで3回洗浄し、合
わせたエーテル相を希水酸化ナトリウム溶液及び水で洗
浄し、エーテル相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中
で濃縮した後18.1gの粗生成物を得る。
【0082】粗収量:18.1g(理論値の53%)の
1 H−NMR(CDCl3):δ=1.4(tr,3
H);2.45(2s,3H);4.65(m,4
H);6.95−7.5(m,3H)。
【0083】実施例8 4−エトキシチオカルボニルチオ−3−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシメチル)−トルエン
【0084】
【化26】
【0085】500mlの無水メチレンクロリドに溶解
した38.2g(0.158モル)の実施例7からの化
合物を19.8g(0.24モル)のジヒドロピラン及
びスパチュラ1杯のp−トルエンスルホン酸で処理し、
混合物を25℃にて4時間撹拌する。それを重炭酸ナト
リウム水溶液及び水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、真空中で濃縮し、残留物を石油エーテルを用いた
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかける。
【0086】収量:13.7g(理論値の26.6%)
の油1 H−NMR(CDCl3):δ=1.3(tr,3
H);1.4−2.0(m,6H);2.4(s,3
H);3.55(m,1H);3.95(m,1H);
4.5−5.0(m,5H);7.0−7.6(m,3
H)ppm。
【0087】実施例9 4−メチル−2−(2−テトラヒドロピラニルオキシメ
チル)−チオフェノール
【0088】
【化27】
【0089】13.7g(42ミリモル)の実施例8か
らの化合物を、70mlのエタノール中で9.5g
(0.17モル)の水酸化カリウムと共に還流下で終夜
加熱する。混合物を真空中で濃縮し、残留物を水に溶解
し、溶液をエーテルで洗浄し、水相を酢酸で酸性化して
エーテルで洗浄する。このエーテル相を水で洗浄し、硫
酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮する。
【0090】粗収量:7.0g(理論値の70%)の油1 H−NMR(CDCl3):δ=1.5−1.95
(m,6H);2.3(s,3H);3.55(m,1
H);3.65(s,1H);3.95(m,1H);
4.5(d,1H);4.75(tr,1H);4.8
(d,1H);7.0(d,1H);7.15−7.3
(m,2H)ppm。
【0091】実施例10 2−ブロモ−5−ジメトキシメチル−6−メトキシ安息
香酸メチル
【0092】
【化28】
【0093】50g(0.18モル)の実施例5からの
化合物、20ml(0.18モル)のトリメチルホルメ
ート及びスパチュラ1杯のp−トルエンスルホン酸を1
00mlのメタノール中で終夜加熱還流する。混合物を
真空中で濃縮し、残留物を酢酸エチルと共に取り上げ、
溶液を重炭酸ナトリウム水溶液及び水で洗浄し、硫酸ナ
トリウム上で乾燥し、真空中で濃縮する。
【0094】収量:50.7g(理論値の88%)の固
1 H−NMR(CDCl3):δ=3.35(s,6
H);3.85(s,3H);3.95(s,3H);
5.55(s,1H);7.35(d,1H);7.4
5(d,1H)ppm。
【0095】実施例11 2−ブロモ−5−ジメトキシメチル−6−メトキシ安息
香酸カリウム
【0096】
【化29】
【0097】50.7g(0.16モル)の実施例10
からの化合物を、200mlのメタノール中で13.4
g(0.24モル)の水酸化カリウムと共に還流下で終
夜加熱する。混合物を真空中で濃縮し、残留物を水に溶
解する。溶液をエーテルで洗浄し、凍結乾燥する。
【0098】収量:50.1g(理論値の91%)の固
実施例12 5−ホルミル−6−メトキシ−2−[2−ヒドロキシメ
チル−4−メチル]フェニルチオ安息香酸
【0099】
【化30】
【0100】7.0g(29ミリモル)の実施例9から
の化合物、3.2g(23ミリモル)の炭酸カリウム及
び3.7g(46ミリモル)の酸化銅(II)を窒素下
で、25mlのジメチルホルムアミド中の4.97g
(1.45ミリモル)の実施例11からの化合物の溶液
に加える。反応混合物を予備加熱した油浴(120℃)
中で終夜加熱する。その後溶媒を真空蒸留により除去
し、残留物を水に溶解し、溶液をエーテルで洗浄する。
水相を希塩酸で酸性化し、酢酸エチルで洗浄し、酢酸エ
チル相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮す
る。残留物を20mlのメタノールに溶解し、1mlの
濃塩酸と共に終夜撹拌する。混合物を真空中で濃縮し、
残留物を重炭酸ナトリウム水溶液に溶解し、エーテルで
洗浄し、水相を希塩酸で酸性化し、エーテルで洗浄す
る。このエーテル相を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮する。
【0101】収量:1.97g(理論値の40.9%)
の泡1 H−NMR(CDCl3):δ=2.45(s,3
H);2.6(br,1H);4.05(s,3H);
4.7(s,2H);6.65(d,1H);7.1−
7.7(m,4H);12.0(s,1H)ppm。
【0102】実施例13 2−ジメチルチオカルバモイルオキシ−3−メトキシ−
5−メチルベンズアルデヒド
【0103】
【化31】
【0104】150mlのテトラヒドロフラン中の10
0ml(0.8モル)のジメチルチオカルバモイルクロ
リドを、5−10℃にて400mlの水中の100g
(0.6モル)の2−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−
メチルベンズアルデヒド及び33.6g(0.6モル)
の水酸化カリウムに加える。混合物を25℃にて15分
撹拌し、200mlの濃度10%の水酸化カリウム水溶
液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機相を水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した後、残
留物をエタノールから再結晶する。
【0105】収量:106.2g(理論値の70%)1 H−NMR(CDCl3):δ=2.4(s,3H);
3.4(s,3H);3.5(s,3H);3.85
(s,3H);7.0(m,1H);7.3(m,1
H);10.05(s,1H)ppm。
【0106】実施例14 2−ジメチルカルバモイルチオ−3−メトキシ−5−メ
チルベンズアルデヒド
【0107】
【化32】
【0108】35.0g(0.14モル)の実施例13
からの化合物を、500mlのジフェニルエーテル中、
240−250℃にて20分撹拌する。25℃に冷却
後、ジフェニルエーテルをシリカゲル上で石油エーテル
を用いて溶離し、その後生成物を酢酸エチルを用いて溶
離する。
【0109】収量:19.7g(理論値の55.6%) 融点:96−98℃1 H−NMR(CDCl3):δ=2.4(s,3H);
3.0(s,3H);3.2(s,3H);3.9
(s,3H);7.0(s,1H);7.45(s,1
H);10.45(s,1H)ppm。
【0110】実施例15 2−ヒドロキシメチル−6−メトキシ−4−メチルチオ
フェノール
【0111】
【化33】
【0112】59g(0.23モル)の実施例14から
の化合物を、実施例6と類似の方法で11.4g(0.
3モル)のリチウムアルミニウムハイドライドを用いて
還元する。
【0113】収量:43gの粗生成物(理論値の100
%)。
【0114】実施例16 2−トリブチルスタニルオキシメチル−6−メトキシ−
4−メチル−S−トリブチルスタニルチオフェノール
【0115】
【化34】
【0116】10g(54.3ミリモル)の実施例15
からの化合物を、0−25℃にて4g(163ミリモ
ル)の水素化ナトリウム及び31ml(114ミリモ
ル)のトリブチル錫クロリドと共に300mlのテトラ
ヒドロフラン中で、水素の発生が終了するまで撹拌し、
その後混合物を終夜加熱還流する。それを水で注意深く
加水分解し、エーテルで洗浄し、合わせた有機相を硫酸
ナトリウムを用いて乾燥し、真空中で濃縮する。
【0117】収量:39.6gの油(理論値の95.6
%)1 H−NMR(CDCl3):δ=0.8−1.7(m,
54H);2.35(s,3H);3.2(t,1
H);3.85(s,3H);4.75(d,2H);
6.6(s,1H);6.8(s,1H)ppm。
【0118】実施例17 5−ホルミル−6−メトキシ−2−[2−ヒドロキシメ
チル−6−メトキシ−4−メチルフェニルチオ]安息香
酸メチル
【0119】
【化35】
【0120】1.08g(3.94ミリモル)の実施例
5からの化合物及び2g(2.6ミリモル)の実施例1
6からの化合物ならびに30mgのテトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウムを40mlのトルエン中
で、窒素雰囲気下にて50時間加熱還流する。真空中で
濃縮した後、残留物をアセトニトリル中に取り上げ、ペ
ンタンで5回洗浄する。アセトニトリル相を真空中で濃
縮し、残った油(1.33g)を酢酸エチル/石油エー
テル1:5を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにかける。
【0121】収量:360mgの固体(理論値の36.
2%)1 H−NMR(CDCl3):δ=2.45(s,3
H);3.8(s,3H);4.0(2s,6H);
4.75(d,2H);6.55(d,1H);6.7
5(s,1H);7.05(s,1H);7.6(d,
1H);10.2(s,1H)ppm。
【0122】212mg(理論値の26.1%)の5−
ホルミル−6−メトキシ−2−[2−ホルミル−6−メ
トキシ−4−メチルフェニルチオ]安息香酸メチル
【0123】
【化36】
【0124】を副生成物として得る。
【0125】1H−NMR(CDCl3):δ=2.5
(s,3H);3.8(s,3H);4.0(2s,6
H);6.55(d,1H);7.05(s,1H);
7.5(s,1H);7.65(d,1H);10.2
5(s,1H);10.6(s,1H)ppm。
【0126】実施例18 5−ホルミル−6−メトキシ−2−[2−ヒドロキシメ
チル−6−メトキシ−4−メチルフェニルチオ]安息香
【0127】
【化37】
【0128】302mg(0.8モル)の実施例17か
らの化合物を4.6mlのメタノールに溶解し、36m
gのp−トルエンスルホン酸と共に25℃にて1時間撹
拌する。0.45gの水酸化カリウムを加えた後、混合
物を終夜加熱還流する。それを真空中で濃縮し、希塩酸
を用いて残留物をpH=3に調節し、酢酸エチルで洗浄
する。有機相を硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、真空
中で濃縮する。
【0129】収量:273mgの固体(理論値の94
%)1 H−NMR(DMSO):δ=2.4(s,3H);
3.7(s,3H);3.95(s,3H);4.5
(s,2H);6.35(d,1H);6.95(s,
1H);7.1(s,1H);7.55(d,1H);
10.1(s,1H)ppm。
【0130】製造例 実施例I 3−ホルミル−4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベ
ンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−オン
【0131】
【化38】
【0132】380mlの無水アセトニトリル中の1.
97g(5.92ミリモル)の実施例12からの化合物
及び6.5ml(47.3ミリモル)のトリエチルアミ
ンの溶液を380mlの無水アセトニトリル中の5.3
g(23.7ミリモル)の2−クロロ−1−メチルピリ
ジニウムヨーダイドの溶液に6時間かけて滴下する。8
0℃にてさらに1時間後、混合物を真空中で濃縮し、残
留物をジクロロメタン中に取り上げ、溶液を水で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮する。石油エー
テル/酢酸エチル2:1を用いたシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製する。
【0133】収量:700mg(理論値の37.6%)
の固体1 H−NMR(CDCl3):δ=2.3(s,3H);
s,3H);5.25(s,2H);6.95(s,1
H);7.1(d,1H);7.4(d,1H);7.
55(d,1H);7.9(d,1H)ppm・実施例II 3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4−メト
キシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f][1,
5]オキサチオシン−5−オン
【0134】
【化39】
【0135】10mlの無水テトラヒドロフラン中の6
60mg(2.1ミリモル)の実施例Iからの化合物
を、アルゴン下、0℃にてテトラヒドロフラン中の2M
のイソブチリルマグネシウムブロミド溶液0.2ml
(2.3ミリモル)で処理し、混合物を25℃にて1時
間撹拌する。2mlの1N塩酸を添加した後、混合物を
メチレンクロリドで希釈し、水で洗浄し、乾燥し、蒸発
させる。シリカゲルSi60上のクロマトグラフィー精
製(石油エーテル/酢酸エチル5:1)の後、121m
g(理論値の15%)の主生成物が無色固体で得られ
る。
【0136】1H−NMR(CDCl3):δ=1.0
(t,6H);1.45(m,1H);1.6−1.9
(m,2H);1.95(d,1H);2.3(s,3
H);3.95(s,1H);5.1(m,1H);
5.15(s,2H);6.85(s,1H);7.1
(d,1H);7.35(d,1H);7.45(d,
1H);7.6(d,1H)。
【0137】322mgの3−ヒドロキシメチル−4−
メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン(実施例III)
【0138】
【化40】
【0139】を副生成物として単離する。
【0140】1H−NMR(CDCl3):δ=2.0
(t,1H);2.3(s,3H);3.95(s,3
H);4.8(d,2H);5.15(s,2H);
6.85(s,1H);7.1(d,1H);7.35
−7.6(m,3H)ppm。
【0141】実施例IV 3−ホルミル−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7
H−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5
−オン
【0142】
【化41】
【0143】実施例Iと類似の方法で、128mg
(0.35ミリモル)の実施例18の化合物から9.9
mgの生成物を得る。
【0144】収率:理論値の8%1 H−NMR(CDCl3):δ=2.3(s,3H);
3.9(s,3H);4.1(s,3H);5.2
(s,2H);6.55(s,1H);6.75(s,
1H);7.55(d,1H);7.95(d,1
H);10.4(s,1H)ppm。
【0145】実施例V 3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4,11
−ジメトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン
【0146】
【化42】
【0147】実施例IIと類似の方法で、9.9mg
(0.03ミリモル)の実施例IVの化合物から4mg
の無色固体を得る。
【0148】収率:理論値の34%1 H−NMR(CDCl3):δ=0.9(m,6H);
1.5(m,3H);2.3(s,3H);3.9
(s,3H);4.0(s,3H);4.95(m,1
H);5.1(m,2H);6.5(s,1H);6.
8(s,1H);7.45(d,1H);7.6(d,
1H)ppm。
【0149】3.5mg(理論値の30%)の3−ヒド
ロキシメチル−4,11−ジメチルオキシ−9−メチル
−7H−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン
−5−オン(実施例VI)
【0150】
【化43】
【0151】を副生成物として単離する。
【0152】1H−NMR(CDCl3):δ=2.35
(s,3H);3.9(s,3H);4.0(s,3
H);4.75(s,2H);5.1(s,2H);
6.5(s,1H);6.85(s,1H);7.5
(q,2H)ppm。
【0153】実施例VII 3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−メ
トキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f][1,
5]オキサチオシン−5−オン
【0154】
【化44】
【0155】実施例IIと類似の方法で、250mg
(0.8ミリモル)の実施例Iの化合物及びエーテル中
のイソプロピルマグネシウムクロリドの2モル溶液0.
44ml(0.88ミリモル)から63.8mgの標題
化合物を得る。
【0156】収率:理論値の22.4%1 H−NMR(CDCl3):δ=0.8(d,3H);
1.0(d,3H);2.0(m,1H);2.3
(s,3H);3.95(s,3H);4.7(m,1
H);5.15(s,2H);6.9(s,1H);
7.1(d,2H);7.4(m,2H);7.55
(d,2H)ppm。
【0157】実施例VIII 3−カルボキシ−4,11−ジメトキシ−9−メチル−
7H−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−
5−オン
【0158】
【化45】
【0159】560mg(1.62ミリモル)の実施例
VIからの化合物を、20mlのジメチルホルムアミド
中で9.13g(24.3ミリモル)のピリジニウムジ
クロメートと共に25℃にて終夜撹拌する。混合物を水
中に注ぎ、エーテルで洗浄し、エーテル相を水で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した
後、残留物をメチレンクロリド/エタノール10:1を
用いたシリカゲルクロマトグラフィーにかける。
【0160】収量:310mgの固体(理論値の53
%)1 H−NMR(DMSO):δ=2.25(s,3
H);3.85(2d,6H);5.1(s,2H);
6.65(s,1H);6.95(s,1H);7.3
(d,1H);7.55(d,1H)ppm。
【0161】実施例IX 3−ホルミル−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7
H−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5
−オン−12,12−ジオキシド
【0162】
【化46】
【0163】50mg(0.15ミリモル)の実施例I
Vからの化合物を、10mlのメチレンクロリド中で6
5mg(0.32ミリモル)のメタクロロ過安息香酸
(濃度80%)と共に25℃にて撹拌する。混合物をメ
チレンクロリドで希釈し、有機相をチオ硫酸ナトリウム
溶液、炭酸ナトリウム及び水で数回洗浄する。メチレン
クロリド溶液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した
後、56mgの無色の泡を得る。
【0164】実施例X 3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4,11
−ジメトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12,12−ジ
オキシド
【0165】
【化47】
【0166】実施例IIと類似の方法で、50mgの実
施例IXの化合物から8mgの標題化合物を得る。
【0167】収率:理論値の13.8%1 H−NMR(CDCl3):δ=1.0(m,6H);
1.4−2.0(m,3H);2.4(s,3H);
3.95(s,3H);4.0(s,3H);5.1
(m,1H);5.3(m,2H);6.7(s,1
H);6.9(s,1H);7.8(d,1H);8.
05(d,1H)ppm。
【0168】さらに18.1mgの実施例XI 3−ヒドロキシメチル−4,11−ジメトキシ−9−メ
チル−7H−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオ
シン−5−オン−12,12−ジオキシド
【0169】
【化48】
【0170】を単離する。
【0171】収率:理論値の35.9%1 H−NMR(CDCl3):δ=2.35(s,3
H);3.95(s,3H);4.0(s,3H);
4.85(m,2H);5.3(m,2H);6.7
(s,1H);6.85(s,1H);7.8(d,1
H);8.1(d,1H)ppm。
【0172】実施例XII 3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−4−メ
トキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f][1,
5]オキサチオシン−5−オン−12,12−ジオキシ
【0173】
【化49】
【0174】実施例IXと類似の方法で、61.4mg
(0.17ミリモル)の実施例VIIの化合物から52
mgの標題化合物を得る。
【0175】収率:理論値の77%1 H−NMR(CDCl3):δ=0.9(2d,6
H);2.0(m,1H);2.4(s,3H);4.
0(s,3H);4.8(m,1H);5.4(m,2
H);7.2(s,1H);7.35(d,1H);
7.75(d,1H);8.05(d,1H);8.1
5(d,1H)ppm。
【0176】MS(CI):408(M+NH4 +);3
90;373;364;347 実施例IIの化合物をヘキサノール/2−プロパノール
混合物を用いて、CHIRACELROJカラム上のH
PLC条件下(24バール)で2種類のエナンチオマー
(実施例XIII及び実施例XIV)に分割する:実施例XIII (+)−3−(1−ヒドキロキシ−3−メチルブチル)
−4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,
f][1,5]オキサチオシン−5−オン
【0177】
【化50】
【0178】[α]20 D=+22.2o(2−プロパノー
ル中でc=1)実施例XIV (−)−3−(1−ヒドキロキシ−3−メチルブチル)
−4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,
f][1,5]オキサチオシン−5−オン
【0179】
【化51】
【0180】[α]20 D=−20.1o(2−プロパノー
ル中でc=1)実施例XV 8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチ
ル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H−ジベ
ンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−オン
【0181】
【化52】
【0182】1mlのエタノール/水(3:1)中の5
0mg(0.13ミリモル)の実施例Vの化合物及び3
3.6mg(0.13ミリモル)の塩化鉄(III)三
水和物の溶液に、12.8μl(0.25ミリモル)の
臭素を加え、混合物を25℃にて終夜撹拌する。メチレ
ンクロリドで希釈し、濃度10%のヨウ化ナトリウム溶
液及び水で洗浄した後、溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し
濃縮し、残留物を酢酸エチル/石油エーテル(1:5)
を用いたシリカゲルクロマトグラフィーにかける。
【0183】収量:37mgの泡(理論値の62%)1 H−NMR(CDCl3):δ=1.0(m,6H);
1.4−1.9(m,3H);2.0(d,1H);
2.4(s,3H);3.9(s,3H);4.0
(s,3H);5.1(m,1H);5.6(s,2
H);6.8(s,1H);7.45(d,1H);
7.6(d,1H)ppm。
【0184】実施例XVI 3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−4,11
−ジメトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
【0185】
【化53】
【0186】21mg(0.08ミリモル)の実施例V
からの化合物を、実施例IXと類似の方法で16mg
(0.08ミリモル)のメタクロロ過安息香酸(濃度8
0−90%)と反応させる。
【0187】7.7mgの出発材料(実施例I)及び1
0mgのスルホン(実施例X)の他に22mgの標題化
合物を得る。
【0188】収率:理論値の65.7%1 H−NMR(CDCl3):δ=0.95(m,6
H);1.4−1.9(m,3H);2.3(s,3
H);3.75(s,3H);3.95(s,3H);
5.1(m,1H);5.45(q,2H);6.65
(s,1H);6.7(s,1H);7.7−8.0
(m,2H)ppm。
【0189】MS(EI):418;402;357 実施例XVの化合物を、実施例XIII及びXIVに類
似の方法で2種類のエナンチオマー(実施例XVII及
びXVIII)に分割する:実施例XVII (+)−8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H
−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−
オン
【0190】
【化54】
【0191】[α]20 D=+8.76o(メタノール中で
c=1)実施例XVIII (−)−8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H
−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−
オン
【0192】
【化55】
【0193】[α]20 D=−4.87o(メタノール中で
c=1)実施例XIX (+)−8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H
−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−
オン−12,12−ジオキシド
【0194】
【化56】
【0195】403.8mg(0.84ミリモル)の実
施例XVIIからの化合物を、実施例IXと類似の方法
で170.5mg(0.84ミリモル)のメタクロロ過
安息香酸(濃度80−90%)と反応させ、混合物をジ
クロロメタン/酢酸エチル(20:1)を用いて75g
のシリカゲル上のクロマトグラフィーにかける。
【0196】43.7mg出発材料(理論値の10
%)、35mg(理論値の8%)の標題化合物及び28
0mg(理論値の67%)の実施例XXの化合物を得
る。
【0197】MS(EI):514,512(M+),
457,455 [α]20 D=+12.63o(メタノール中でc=1)実施例XX (+)−8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H
−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−
オン−12−オキシド(ジアステレオマー混合物)
【0198】
【化57】
【0199】実施例XIXに記載の要領で標題化合物を
得た。
【0200】実施例XXI (−)−8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H
−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−
オン−12,12−ジオキシド
【0201】
【化58】
【0202】445mg(0.952ミリモル)の実施
例XVIIIの化合物から、実施例XIXと類似の方法
で7%の出発材料の他に113mg(理論値の23.8
%)の標題化合物を得る。
【0203】[α]20 D=−18.03o(メタノール中
でc=1) さらに330mg(理論値の69.5%)の実施例XXII (−)−8−ブロモ−3−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−7H
−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−
オン−12−オキシド(ジアステレオマー混合物)
【0204】
【化59】
【0205】を得た。
【0206】実施例XXIII−XXXI:実施例XI
Xと類似の方法で、291.8mg(理論値の20.1
%)の実施例XXIII:実施例XXIII (±)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
(第1ジアステレオマー)
【0207】
【化60】
【0208】のラセミスルホキシドを、1.39g
(3.74ミリモル)の実施例IIの化合物を酢酸エチ
ル/石油エーテル1:4を用いた150gのシリカゲル
のクロマトグラフィーにかけた後、242.1mg(理
論値の17.3%)の出発材料及び混合留分(657m
g)の他に得る。
【0209】MS(EI):388(M+)、331、
151 融点:146−160℃ 混合留分を、ジクロロメタン/酢酸エチル20:1を用
いて150gのシリカゲル上のクロマトグラフィーにか
けることにより、実施例XXIVから290mg(理論
値の20%)のラセミスルホン、及び実施例XXV(第
2ジアステレオマー)から304mg(理論値の20.
9%)のラセミスルホンを得る:実施例XXIV (±)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12,12−ジ
オキシド
【0210】
【化61】
【0211】MS(EI)422(M+NH4 +)、40
4(M+)、378、364、347 実施例XXV (±)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
(第2ジアステレオマー)
【0212】
【化62】
【0213】MS(DCI)389(M+H+),33
1 融点:166−170℃ 実施例XIII/XIVと類似の方法で実施例XXII
IからXXVのラセミ化合物をエナンチオマーに分割す
る:実施例XXVI (+)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
(第1ジアステレオマー) [α]20 D=+260.54o(メタノール中でc=1)実施例XXVII (−)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
(第1ジアステレオマー) [α]20 D=−256.66o(メタノール中でc=1)実施例XXVIII (+)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
(第2ジアステレオマー) [α]20 D=+197.09o(メタノール中でc=1)実施例XXIX (−)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12−オキシド
(第2ジアステレオマー) [α]20 D=−202.02o(メタノール中でc=1)実施例XXX (+)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12,12−ジ
オキシド [α]20 D=+1.47o(メタノール中でc=1)実施例XXXI (−)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4−メトキシ−9−メチル−7H−ジベンズ[c,f]
[1,5]オキサチオシン−5−オン−12,12−ジ
オキシド [α]20 D=−1.52o(メタノール中でc=1)実施例XXXII 8−ブロモ−4,11−ジメトキシ−9−メチル−3−
(3−メチルブタン−1−オイル)−7H−ジベンズ
[c,f][1,5]オキサチオシン−5−オン
【0214】
【化63】
【0215】4mlのジクロロメタン中の35mg
(0.07ミリモル)の実施例XVからの化合物の溶液
に、31mg(0.15ミリモル)のピリジニウムクロ
ロクロメートを加え、混合物を室温にて2時間撹拌す
る。反応溶液をシリカゲルに通し、ジクロロメタンで溶
離し、石油エーテル/酢酸エチル1:3を用いてシリカ
ゲルクロマトグラフィーにかける。
【0216】収量:31.1mg(理論値の93%) MS(EI):480,478(M+)、452、45
0、425、422実施例XXXIII (±)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテ
ン−1−イル)−4,11−ジメトキシ−9−メチル−
7H−ジベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−
5−オン
【0217】
【化64】
【0218】実施例IIと類似の方法で、70mg
(0.2ミリモル)の実施例IVの化合物及びメタアリ
ルマグネシウムクロリドから、83mgの標題化合物を
得る。
【0219】収率:理論値の100% MS(EI):400(M+)、345、327、31
5、299実施例XXXIV (±)−3−(1−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテ
ン−1−イル)−4−メトキシ−9−メチル−7H−ジ
ベンズ[c,f][1,5]オキサチオシン−5−オン
【0220】
【化65】
【0221】実施例IIと類似の方法で1.43g
(4.55ミリモル)の実施例Iの化合物及びメタアリ
ルマグネシウムクロリドから、594.9mgの標題化
合物を得る。
【0222】収率:理論値の35.3%1 H−NMR(CDCl3):δ=1.8(s,3H);
2.3(s,3H);2.2−2.5(m,2H);
3.95(s,3H);4.85(m,1H);4.9
5(m,1H);5.15(m,3H);6.85
(s,1H);7.1(d,1H);7.35(d,1
H);7.45(d,1H);7.65(d,1H)p
pm。
【0223】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0224】1.一般式I
【0225】
【化66】
【0226】[式中、R1及びR6は、同一又は異なりそ
れぞれ水素を示す、又は炭素数が最高10であり任意に
1−3個のハロゲン、アジド又はイミノあるいは炭素数
が3−8のシクロアルキル又は炭素数が6−10で任意
にハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル及び炭素数
が最高6の直鎖又は分枝状アルキル、アルコキシ又はア
ルコキシカルボニルから成る群より選んだ同一又は異な
る1個又は2個の置換基により置換されてもよいアリー
ルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、
又はアルケニルを示す、又はさらに任意に式−OR7
−CO−R8又は−CONR910の基により置換されて
もよいアルキル又はアルケニルを示し、ここでR7は、
水素、炭素数が3−7のシクロアルキル、又はそれぞれ
炭素数が最高8で任意に1個−3個のハロゲン−置換フ
ェニル、炭素数が3−7のシクロアルキル、ヒドロキシ
ル、ハロゲン、炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アル
コキシ、又は炭素数が最高6のカルボキシル、アシルあ
るいは炭素数が最高6のアルコキシカルボニルにより置
換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、アルケニル
又はアシルであり、R8は、水素、ヒドロキシル、フェ
ノキシ又は炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アルコキ
シであるか、又は任意にヒドロキシル又はハロゲン、あ
るいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アル
キル、アルコキシ又はアルコキシカルボニルにより置換
されてもよい炭素数が6−10のアリール又は炭素数が
3−8のシクロアルキルであるか、又は炭素数が最高8
であり、任意にハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル
又はそれぞれ炭素数が最高6のアルコキシ、アルコキシ
カルボニル、又はアシルにより置換されてもよい直鎖又
は分枝鎖状アルキル又はアルケニルであり、R9及びR
10は、同一又は異なり、水素、炭素数が最高8の直鎖又
は分枝鎖状アルキルであるか、又はフェニルである、あ
るいはR1及び/又はR6は、直接式−OR7又は−CO
−R8の基を示し、ここでR7及びR8は、上記と同義で
あり、R2は、水素を示すか、又は式−OR7を示し、こ
こでR7は、上記と同義であるか、又は炭素数が最高8
であり、任意に式−OR7により置換されてもよい直鎖
又は分枝鎖状アルキル又はアルケニルを示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は任意に1個から3個の
ハロゲン、ニトロ又はヒドロキシル、あるいは炭素数が
最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシにより置換されて
もよいフェニルであり、R3、R4及びR5は、同一又は
異なり、水素、ニトロ、ハロゲン又は炭素数が最高8の
直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は
【0227】
【化67】 の基を示す]で表され、Yが
【0228】
【化68】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でないジベンズ−オキサ−チオシノン、及びその生理
学的に許容できる塩。
【0229】2.第1項に記載の一般式(I)の化合物
において、式中R1及びR6が同一又は異なり水素を示
す、又は炭素数が最高8であり、任意に1個又は2個の
フッ素、塩素、臭素又はヨウ素、あるいは任意にフッ
素、塩素又はヒドロキシルあるいはそれぞれ炭素数が最
高4の直鎖又は分枝鎖状アルキル又はアルコキシにより
置換されてもよいシクロプロピル、シクロペンチル、シ
クロヘキシル又はフェニルにより置換されてもよい直鎖
又は分枝鎖状アルキル又はアルケニルであるか、又は任
意にさらに式−OR7、−CO−R8又は−COR910
の基により置換されてもよいアルキル又はアルケニルで
あり、ここでR7は、水素、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、又はそれぞれ炭素数が最高6で任意に塩素−置
換フェニル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル、ヒドロキシル、フッ素、塩素、臭素又は炭素
数が最高4の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ、あるいは炭
素数が最高6のカルボキシル、アシル又はアルコキシカ
ルボニルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アル
キル又はアシルであり、R8は、水素、ヒドロキシル、
フェノキシ、又は炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルコキシであるか、又は任意にヒドロキシ、フッ素、塩
素又は臭素、あるいは炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖
状アルキル又はアルコキシにより置換されてもよいフェ
ニル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキ
シルであるか、又は炭素数が最高6で、任意にフッ素、
塩素、臭素、ヒドロキシル又はカルボキシルにより、あ
るいは炭素数が最高6のアルコキシ、アシル又はアルコ
キシカルボニルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖
状アルキルであり、R9及びR10は、同一又は異なり水
素、炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルキルである
か、あるいはR1及び/又はR6は、直接式−OR7又は
−CO−R8の基を示し、ここでR7及びR8は、上記と
同義であり、R2は、水素を示すか、又は式−OR7を示
し、ここでR7は、上記と同義であるか、又は炭素数が
最高6であり、任意に式−OR7により置換されてもよ
い直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、ここでR7は、上
記と同義であるか、又は任意にフッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、ヒドロキシル、あるいは炭素数が最高4の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシにより置換されてもよいフェニル
であり、R3、R4及びR5は、同一又は異なり、水素、
ニトロ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素又は炭素数が最高
6の直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子
又は式
【0230】
【化69】 の基を示し、Yが
【0231】
【化70】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でない化合物及びその生理学的に許容できる塩。
【0232】3.第1項に記載の化合物において、式中
1及びR6が同一又は異なり水素を示す、又は炭素数が
最高8であり、任意に1個又は2個のフッ素、塩素、臭
素又はヨウ素、あるいは任意に塩素、ヒドロキシル、メ
チル又はメトキシにより置換されてもよいフェニルによ
り置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル又はアル
ケニルであるか、又は任意にさらに式−OR7、−CO
−R8又は−COR910の基により置換されてもよいア
ルケニル又はアルキルであり、ここでR7は、水素、シ
クロペンチル、又はそれぞれ炭素数が最高4で任意に塩
素−置換フェニル、ヒドロキシル、塩素、又はメトキ
シ、あるいは炭素数が最高4のカルボキシル、アシル又
はアルコキシカルボニルにより置換されてもよい直鎖又
は分枝鎖状アルキル又はアシルであり、R8は、水素、
ヒドロキシル、又は炭素数が最高4の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシであるか、又は任意にヒドロキシ、フッ素、
塩素又は臭素、あるいは炭素数が最高4の直鎖又は分枝
鎖状アルキル又はアルコキシにより置換されてもよいフ
ェニル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘ
キシルであるか、又は炭素数が最高4で、任意にフッ
素、塩素、臭素、ヒドロキシル又はカルボキシルによ
り、あるいは炭素数が最高4のアルコキシ、アシル又は
アルコキシカルボニルにより置換されてもよい直鎖又は
分枝鎖状アルキルであり、R9及びR10は、同一又は異
なり水素、炭素数が最高4の直鎖又は分枝鎖状アルキル
であるか、あるいはR1及び/又はR6は、直接式−OR
7又は−CO−R8の基を示し、ここでR7及びR8は、上
記と同義であり、R2は、水素を示すか、又は式−OR7
を示し、ここでR7は、上記と同義であるか、又は炭素
数が最高4であり、任意に式−OR7により置換されて
もよい直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は任意にフッ素、塩素、
臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、あるいはメトキシにより
置換されてもよいフェニルであり、R3、R4及びR
5は、同一又は異なり、水素、ニトロ、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素であるか、又は炭素数が最高4の直鎖又は
分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は式
【0233】
【化71】 の基を示し、Yが
【0234】
【化72】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でない化合物及びその生理学的に許容できる塩。
【0235】4.一般式I
【0236】
【化73】
【0237】[式中、R1及びR6は、同一又は異なりそ
れぞれ水素を示す、又は炭素数が最高10であり任意に
1−3個のハロゲン、アジド又はイミノあるいは炭素数
が3−8のシクロアルキル又は炭素数が6−10で任意
にハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル及び炭素数
が最高6の直鎖又は分枝状アルキル、アルコキシ又はア
ルコキシカルボニルから成る群より選んだ同一又は異な
る1個又は2個の置換基により置換されてもよいアリー
ルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、
又はアルケニルを示す、又はさらに任意に式−OR7
−CO−R8又は−CONR910の基により置換されて
もよいアルキル又はアルケニルを示し、ここでR7は、
水素、炭素数が3−7のシクロアルキル、又はそれぞれ
炭素数が最高8で任意に1個−3個のハロゲン−置換フ
ェニル、炭素数が3−7のシクロアルキル、ヒドロキシ
ル、ハロゲン、炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アル
コキシ、又は炭素数が最高6のカルボキシル、アシルあ
るいは炭素数が最高6のアルコキシカルボニルにより置
換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、アルケニル
又はアシルであり、R8は、水素、ヒドロキシル、フェ
ノキシ又は炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アルコキ
シであるか、又は任意にヒドロキシル又はハロゲン、あ
るいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アル
キル、アルコキシ又はアルコキシカルボニルにより置換
されてもよい炭素数が6−10のアリール又は炭素数が
3−8のシクロアルキルであるか、又は炭素数が最高8
であり、任意にハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル
又はそれぞれ炭素数が最高6のアルコキシ、アルコキシ
カルボニル、又はアシルにより置換されてもよい直鎖又
は分枝鎖状アルキル又はアルケニルであり、R9及びR
10は、同一又は異なり、水素、炭素数が最高8の直鎖又
は分枝鎖状アルキルであるか、又はフェニルである、あ
るいはR1及び/又はR6は、直接式−OR7又は−CO
−R8の基を示し、ここでR7及びR8は、上記と同義で
あり、R2は、水素を示すか、又は式−OR7を示し、こ
こでR7は、上記と同義であるか、又は炭素数が最高8
であり、任意に式−OR7により置換されてもよい直鎖
又は分枝鎖状アルキル又はアルケニルを示し、ここでR
7は、上記と同義であるか、又は任意に1個から3個の
ハロゲン、ニトロ又はヒドロキシル、あるいは炭素数が
最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシにより置換されて
もよいフェニルであり、R3、R4及びR5は、同一又は
異なり、水素、ニトロ、ハロゲン又は炭素数が最高8の
直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は
【0238】
【化74】 の基を示す]で表され、Yが
【0239】
【化75】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
素でない化合物の製造法において、一般式(II)
【0240】
【化76】
【0241】[式中、R1及びR2は、上記と同義であ
り、Wは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは
臭素であり、Zは水素、(C1−C6)−アルキル、フェ
ニル又はカリウムカチオンあるいはナトリウムカチオン
である]の化合物を最初に不活性溶媒中で一般式(II
I)
【0242】
【化77】
【0243】[式中、R3、R4、R5及びR6は、上記と
同義であり、Xは、典型的ヒドロキシル保護基、例えば
テトラヒドロフランである]の化合物と縮合してハロゲ
ン化水素酸、好ましくは臭化水素酸を脱離し、一般式
(IV)
【0244】
【化78】
【0245】[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6
X及びZは上記と同義である]の化合物を得、その後通
常の方法でヒドロキシル基を脱保護し、水を脱離して化
合物を環化することから成り、任意に縮合及び環化の両
方を塩基、助剤及び\又は触媒の存在下で行うことがで
き、置換基R1−R6を一般式(II)及び(III)の
化合物中に縮合の前に導入するか、あるいは環化の後に
通常の方法、例えば置換、付加又は脱離により一般式
(IV)の化合物に導入し、必要なら続いて他の官能基
に変換することができ、Yが
【0246】
【化79】 基の場合は、ジベンズ−オキサ−チオシノン(Y=S)
を通常の方法、例えばm−クロロ過安息香酸などの過酸
を用いて、あるいは過酸化水素又はメタ過ヨウ素酸ナト
リウムなどの他の通常の酸化剤を用いて酸化することを
特徴とする方法。
【0247】5.病気の抑制において使用するための一
般式I
【0248】
【化80】
【0249】[式中、R1及びR6は、同一又は異なりそ
れぞれ水素を示す、又は炭素数が最高10であり任意に
1−3個のハロゲン、アジド又はイミノあるいは炭素数
が3−8のシクロアルキル又は炭素数が6−10で任意
にハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル及び炭素数
が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルキル、アルコキシ又は
アルコキシカルボニルから成る群より選んだ同一又は異
なる1個又は2個の置換基により置換されてもよいアリ
ールにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル、又はアルケニルを示す、又はさらに任意に式−OR
7、−CO−R8又は−CONR910の基により置換さ
れてもよいアルキル又はアルケニルを示し、ここでR7
は、水素、炭素数が3−7のシクロアルキル、又はそれ
ぞれ炭素数が最高8で任意に1個−3個のハロゲン−置
換フェニル、炭素数が3−7のシクロアルキル、ヒドロ
キシル、ハロゲン、炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ、又は炭素数が最高6のカルボキシル、アシ
ルあるいは炭素数が最高6のアルコキシカルボニルによ
り置換されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、アルケ
ニル又はアシルであり、R8は、水素、ヒドロキシル、
フェノキシ又は炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アル
コキシであるか、又は任意にヒドロキシル又はハロゲ
ン、あるいはそれぞれ炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖
状アルキル、アルコキシ又はアルコキシカルボニルによ
り置換されてもよい炭素数が6−10のアリール又は炭
素数が3−8のシクロアルキルであるか、又は炭素数が
最高8であり、任意にハロゲン、カルボキシル、ヒドロ
キシル又はそれぞれ炭素数が最高6のアルコキシ、アル
コキシカルボニル、又はアシルにより置換されてもよい
直鎖又は分枝鎖状アルキル又はアルケニルであり、R9
及びR10は、同一又は異なり、水素、炭素数が最高8の
直鎖又は分枝鎖状アルキルであるか、又はフェニルであ
る、あるいはR1及び/又はR6は、直接式−OR7又は
−CO−R8の基を示し、ここでR7及びR8は、上記と
同義であり、R2は、水素を示すか、又は式−OR7を示
し、ここでR7は、上記と同義であるか、又は炭素数が
最高8であり、任意に式−OR7により置換されてもよ
い直鎖又は分枝鎖状アルキル又はアルケニルを示し、こ
こでR7は、上記と同義であるか、又は任意に1個から
3個のハロゲン、ニトロ又はヒドロキシル、あるいは炭
素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシにより置換
されてもよいフェニルであり、R3、R4及びR5は、同
一又は異なり、水素、ニトロ、ハロゲン又は炭素数が最
高8の直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原
子又は式
【0250】
【化81】 の基を示す]で表される化合物及び生理学的に許容でき
る塩。
【0251】6.第1項に記載の一般式Iの化合物を少
なくとも1種類含む薬剤。
【0252】7.薬剤の製造法において、第1項に記載
の一般式Iの化合物を、場合によっては通常の助剤及び
賦形剤を用いて適した投与形態に変換することを特徴と
する方法。
【0253】8.第1項に記載の一般式Iの化合物の、
循環活性を有する薬剤の製造における利用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン−ベルント・レンフアース ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・フーベルトサレー9 (72)発明者 アンドレアス・ノール ドイツ連邦共和国デー4006エルクラート 2・トリルサーグラベン10 (72)発明者 ヨハネス−ペーター・スタツシユ ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・シユニービツトヘンベーク37 (72)発明者 エルビン・ビシヨフ ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・パールケシユトラーセ73 (72)発明者 ハンス−ゲオルク・デルベク ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・インデンビルケン46 (72)発明者 マルテイン・ベツク ドイツ連邦共和国デー5657ハーン2・プレ ラツト−マルシヤル−シユトラーセ2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、R1及びR6は、同一又は異なりそれぞれ水素を
    示す、又は炭素数が最高10であり任意に1−3個のハ
    ロゲン、アジド又はイミノあるいは炭素数が3−8のシ
    クロアルキル又は炭素数が6−10で任意にハロゲン、
    ニトロ、シアノ、ヒドロキシル及び炭素数が最高6の直
    鎖又は分枝状アルキル、アルコキシ又はアルコキシカル
    ボニルから成る群より選んだ同一又は異なる1個又は2
    個の置換基により置換されてもよいアリールにより置換
    されてもよい直鎖又は分枝鎖状アルキル、又はアルケニ
    ルを示す、又はさらに任意に式−OR7、−CO−R8
    は−CONR910の基により置換されてもよいアルキ
    ル又はアルケニルを示し、ここでR7は、水素、炭素数
    が3−7のシクロアルキル、又はそれぞれ炭素数が最高
    8で任意に1個−3個のハロゲン−置換フェニル、炭素
    数が3−7のシクロアルキル、ヒドロキシル、ハロゲ
    ン、炭素数が最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ、又
    は炭素数が最高6のカルボキシル、アシルあるいは炭素
    数が最高6のアルコキシカルボニルにより置換されても
    よい直鎖又は分枝鎖状アルキル、アルケニル又はアシル
    であり、R8は、水素、ヒドロキシル、フェノキシ又は
    炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アルコキシである
    か、又は任意にヒドロキシル又はハロゲン、あるいはそ
    れぞれ炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖状アルキル、ア
    ルコキシ又はアルコキシカルボニルにより置換されても
    よい炭素数が6−10のアリール又は炭素数が3−8の
    シクロアルキルであるか、又は炭素数が最高8であり、
    任意にハロゲン、カルボキシル、ヒドロキシル又はそれ
    ぞれ炭素数が最高6のアルコキシ、アルコキシカルボニ
    ル、又はアシルにより置換されてもよい直鎖又は分枝鎖
    状アルキル又はアルケニルであり、R9及びR10は、同
    一又は異なり、水素、炭素数が最高8の直鎖又は分枝鎖
    状アルキルであるか、又はフェニルである、あるいはR
    1及び/又はR6は、直接式−OR7又は−CO−R8の基
    を示し、ここでR7及びR8は、上記と同義であり、R2
    は、水素を示すか、又は式−OR7を示し、ここでR
    7は、上記と同義であるか、又は炭素数が最高8であ
    り、任意に式−OR7により置換されてもよい直鎖又は
    分枝鎖状アルキル又はアルケニルを示し、ここでR
    7は、上記と同義であるか、又は任意に1個から3個の
    ハロゲン、ニトロ又はヒドロキシル、あるいは炭素数が
    最高6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシにより置換されて
    もよいフェニルであり、R3、R4及びR5は、同一又は
    異なり、水素、ニトロ、ハロゲン又は炭素数が最高8の
    直鎖又は分枝鎖状アルキルを示し、Yは、硫黄原子又は
    式 【化2】 の基を示す]で表され、Yが 【化3】 基を示す場合、置換基R1−R6の少なくともひとつが水
    素でないジベンズ−オキサ−チオシノン、及びその生理
    学的に許容できる塩。
JP3348526A 1990-12-13 1991-12-06 置換ジベンズ−オキサ−チオシノン、−12−オキシド及び−12,12−ジオキシド、その製造法及び薬剤における利用 Pending JPH069614A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4039860A DE4039860A1 (de) 1990-12-13 1990-12-13 Substituierte dibenz-oxa-thiocinone verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung in arzneimitteln
DE4039860.9 1990-12-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH069614A true JPH069614A (ja) 1994-01-18

Family

ID=6420263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3348526A Pending JPH069614A (ja) 1990-12-13 1991-12-06 置換ジベンズ−オキサ−チオシノン、−12−オキシド及び−12,12−ジオキシド、その製造法及び薬剤における利用

Country Status (18)

Country Link
US (1) US5190971A (ja)
EP (1) EP0490219A1 (ja)
JP (1) JPH069614A (ja)
KR (1) KR920012065A (ja)
CN (1) CN1062142A (ja)
AU (1) AU649500B2 (ja)
CA (1) CA2057357A1 (ja)
CS (1) CS379791A3 (ja)
DE (1) DE4039860A1 (ja)
FI (1) FI915831A (ja)
HU (1) HUT61991A (ja)
IE (1) IE914332A1 (ja)
IL (1) IL100300A (ja)
NO (1) NO914653L (ja)
NZ (1) NZ240927A (ja)
PT (1) PT99766A (ja)
TW (1) TW200475B (ja)
ZA (1) ZA919790B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104370849A (zh) * 2014-11-13 2015-02-25 中科院广州化学有限公司 一种n-芳基二苯并氧氮杂环辛酮类化合物及其制备方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3919255A1 (de) * 1989-06-13 1990-12-20 Bayer Ag Dibenzo/1,5/dioxocin-5-one-derivate, ihre verwendung in arzneimitteln und verfahren zu ihrer herstellung

Also Published As

Publication number Publication date
NO914653L (no) 1992-06-15
ZA919790B (en) 1992-09-30
CA2057357A1 (en) 1992-06-14
TW200475B (ja) 1993-02-21
PT99766A (pt) 1992-12-31
AU649500B2 (en) 1994-05-26
NO914653D0 (no) 1991-11-27
DE4039860A1 (de) 1992-06-17
CN1062142A (zh) 1992-06-24
IL100300A (en) 1995-12-31
IE914332A1 (en) 1992-06-17
KR920012065A (ko) 1992-07-25
AU8895191A (en) 1992-06-18
FI915831A0 (fi) 1991-12-11
HU913943D0 (en) 1992-02-28
CS379791A3 (en) 1992-08-12
FI915831A (fi) 1992-06-14
US5190971A (en) 1993-03-02
EP0490219A1 (de) 1992-06-17
HUT61991A (en) 1993-03-29
IL100300A0 (en) 1992-09-06
NZ240927A (en) 1994-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7129270B2 (en) Nonsteroidal antiinflammatory agents
JPH0753725B2 (ja) 4h―1―ベンゾピラン―4―オン誘導体およびその塩、それらの製造法並びにそれらを含有する抗炎症剤
JP2637737B2 (ja) 新規な薬剤
KR100252428B1 (ko) 리그난유사체,이의제조방법및이를함유한항지혈증제
FR2698873A1 (fr) Benzocycloheptènes, benzoxépines et benzothiépines activateurs des canaux potassiques, procédé de préparation, composition pharmaceutique les contenant.
JPH0733774A (ja) 4−二環式置換されたジヒドロピリジン類、それらの製造方法および薬品中でのそれらの使用
FR2496103A1 (fr) Nouveaux derives du benzopyranne et du benzothiopyranne, leur preparation et leur application comme medicaments
EP0109866A1 (fr) Nouveaux dérivés de la sulfonylurée, leurs procédés de préparation et les compositions pharmaceutiques les renfermant
US5063246A (en) Phenethylamine derivative compositions and use
JP2839161B2 (ja) シクロプロピル置換アゾリルメチルカルビノール誘導体、その製造方法及び医薬としてのその用途
HU211554A9 (en) Circulation-active dibenzo/1,5/dioxocin-5-ones
JPH044312B2 (ja)
JPH069614A (ja) 置換ジベンズ−オキサ−チオシノン、−12−オキシド及び−12,12−ジオキシド、その製造法及び薬剤における利用
JP4762551B2 (ja) インデノンカルボン酸誘導体ならびに糖尿病および脂質代謝異常を治療および予防するためのそれらの使用
WO1992019611A1 (fr) Nouveaux derives de benzopyranne
SK177892A3 (en) Aminomethyl substituted 2,3-dihydropyrano-£2,3-b| pyridines, method of their preparation and their use in medicines
JPH05246994A (ja) キノリルメトキシフエニル−アセトアミド類
KR950009862B1 (ko) 벤조피란 유도체와 그의 제조방법(1)
JP2000516945A (ja) ベンジルアミン誘導体、その製造および治療におけるその適用
JPH09124631A (ja) ベンゾフラン誘導体及びそれを含む医薬組成物
FR2670780A1 (fr) Derives de 4-(acylamino)benzopyranes, leur preparation et leur application en therapeutique.
JP4566749B2 (ja) 3−(シクロペンテン−1−イル)−ベンジル−または3−(シクロペンテン−1−イル)−ヘテロアリールメチルアミン誘導体および統合失調症を治療するための医薬としてのそれらの使用
HUT61997A (en) Process for producing benzopyran derivatives, as well as antihypertensive and vasodilator pharmaceutical compositions comprising such compounds
WO2001044197A2 (fr) Derives de 2-phenyl-quinoleine et leur utilisation en tant qu'agent contractant des muscles lisses
WO2001089504A1 (fr) Derives de tropolone et compositions pharmaceutiques