JPH069565A - イソキノリンスルホン酸アミド化合物 - Google Patents

イソキノリンスルホン酸アミド化合物

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JPH069565A
JPH069565A JP5098309A JP9830993A JPH069565A JP H069565 A JPH069565 A JP H069565A JP 5098309 A JP5098309 A JP 5098309A JP 9830993 A JP9830993 A JP 9830993A JP H069565 A JPH069565 A JP H069565A
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JP
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formula
compound
isoquinolinesulfonyl
reaction
amidino
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JP5098309A
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Inventor
Hiroyoshi Hidaka
弘義 日高
Takanori Sone
孝範 曽根
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 循環器疾患の治療薬として有用なアミジン誘
導体を合成するのに必要であって、かつ、重要な中間体
を提供する。 【構成】 下記一般式 【化1】 〔式中、Aはm個(mは0ないし4の整数)の水素原子
が炭素数1ないし6のアルキル基で置換されたエチレン
基、Bはn個(nは0ないし4の整数)の水素原子が炭
素数1ないし6のアルキル基で置換されたエチレン基ま
たはトリメチレン基を表わす。〕で示されるイソキノリ
ンスルホン酸アミド化合物およびその酸付加塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環器疾患の治療薬と
して有用な下記一般式(1)
【化2】 〔式中、Aはm個(mは0ないし4の整数)の水素原子
が炭素数1ないし6のアルキル基で置換されたエチレン
基、Bはn個(nは0ないし4の整数)の水素原子が炭
素数1ないし6のアルキル基で置換されたエチレン基ま
たはトリメチレン基、R1 ,R2 は水素原子または炭素
数1ないし6のアルキル基であるか、または互いに直接
結合して炭素数2ないし4のポリメチレン基を表わ
す。〕で示されるアミジン誘導体およびその酸付加塩を
提供する下記一般式
【化3】 (式中、A,Bは前記と同様の意味を表わす。)で示さ
れるイソキノリンスルホン酸アミド化合物およびその酸
付加塩に関するものである。前記一般式(1)におい
て、A,Bの水素原子を置換しているアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基等が挙
げられる。R1 ,R2 としては、例えば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、n−ヘキシル基等が挙げられる。また、R1 ,R2
が互いに直接結合した場合として、エチレン基、トリメ
チレン基等が挙げられる。循環器疾患の治療薬として有
用な、一般式(1)で示され具体的化合物としては、例
えば、次の化合物を挙げることができる。 (1)4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)ピペラジン (2)4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)−2−メチルピペラジン (3)4−アミジノ−2,2−ジメチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン (4)4−アミジノ−2,5−ジメチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン (5)4−アミジノ−2−エチル−1−(5−イソキノ
リンスルホニル)ピペラジン (6)4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)ホモピペラジン (7)4−アミジノ−2,3−ジメチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン (8)4−(N1 ,N2 −ジメチルアミジノ)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (9)1−(5−イソキノリンスルホニル)−4−(N
1 −メチルアミジノ)ピペラジン (10)4−(N1 −エチルアミジノ)−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン (11)4−(2−イミダゾリン−2−イル)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (12)1−(5−イソキノリンスルホニル)−4−
〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジル)〕
ピペラジン (13)4−(N1 ,N2 −ジメチルアミジノ)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ホモピペラジン (14)4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスルホ
ニル)−3−メチルピペラジン (15)4−アミジノ−3,3−ジメチル−1−(5−
イソキノリンスルホニル)ピペラジン (16)4−アミジノ−3−ブチル−1−(5−イソキ
ノリンスルホニル)ピペラジン また、本発明における前記一般式(1)で示されるアミ
ジン誘導体の酸付加塩としては、この塩は薬学上許容さ
れる非毒性の塩であって、酸としては、例えば、塩酸、
臭化水素酸、リン酸、硫酸等の無機酸、および酢酸、ク
エン酸、酒石酸、乳酸、コハク酸、フマール酸、マレイ
ン酸、メタンスルホン酸等の有機酸を挙げることができ
る。
【0002】
【従来の技術】これまで、本発明のイソキノリンスルホ
ン酸アミド化合物に類似の化合物を製造する合成方法は
知られている(例えば、特公昭63−48869号公
報)。しかしながら、本発明のイソキノリンスルホン酸
アミド化合物を具体的に製造する方法は知られていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、循環器疾患
の治療薬として有用な一般式(1)で示されるアミジン
誘導体を合成するのに必要であって、かつ、重要な中間
体を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のイソキノリンス
ルホン酸アミド化合物は、一般式(1)で示されるアミ
ジン誘導体を合成する中間体であるが、一般式(1)で
示されるアミジン誘導体は、例えば、次式にしたがって
合成することができる。
【0005】
【化4】 (式中、A,B,R1 ,R2 は前記と同様の意味を表わ
す。) 式(3)で示す化合物は、下記化5式にしたがって容易
に合成することができる。
【0006】
【化5】 (式中、A,B,R1 ,R2 は前記と同一の意味を表わ
し、Xは酸素原子または硫黄原子、R3 はアルキル基を
表わす。)
【0007】式(5)で示す化合物としては、例えば、
S−メチルイソチオ尿素、O−メチルイソ尿素、S−エ
チルイソチオ尿素、O−エチルイソ尿素、N,N′,S
−トリメチルイソチオ尿素、N,N′,O−トリメチル
イソ尿素、N,S−ジメチルイソチオ尿素、N,O−ジ
メチルイソ尿素、N−エチル−S−メチルイソチオ尿
素、N−エチル−O−メチルイソ尿素、2−メチルチオ
−2−イミダゾリン、2−メトキシ−2−イミダゾリ
ン、2−メチルチオ−3,4,5,6−テトラヒドロピ
リミジン等のヨー化水素酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、
硫酸、p−トルエンスルホン酸塩等を挙げることができ
る。
【0008】式(4)で示す化合物としては、例えば、
ピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、2,3−ジ
メチルピペラジン、2−メチルピペラジン、2−エチル
ピペラジン、ホモピペラジン、2−ブチルピペラジン、
2,2−ジメチルピペラジン、2−メチルホモピペラジ
ン、5−メチルホモピペラジン、6−エチルホモピペラ
ジン等を挙げることができる。
【0009】式(4)の化合物と式(5)の化合物の反
応における溶剤としては、メタノール、エタノールなど
のアルコール類単独もしくはこれらと水の混合物、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類と水の混合
物が好ましい。アルコール類、エーテル類と水の混合率
は、水の含有率(体積比)が30〜100%が特に好ま
しい。式(5)の化合物に対する式(4)の化合物の使
用量は1〜10倍モル量が好ましく、3〜6倍モル量が
特に好ましい。式(4)の化合物と式(5)の化合物の
反応における反応温度は20〜100℃が好ましい。反
応時間は0.5〜24時間が好ましく、特に1〜4時間
が好ましい。
【0010】式(4)の化合物と式(5)の化合物の反
応によって得られる式(3)で示す化合物としては、例
えば、1−アミジノピペラジン、1−アミジノホモピペ
ラジン、1−アミジノ−3−メチルピペラジン、1−ア
ミジノ−2,5−ジメチルピペラジン、1−アミジノ−
2,2−ジメチルピペラジン、1−アミジノ−2,3−
ジメチルピペラジン、1−アミジノ−3,5−ジメチル
ピペラジン、1−アミジノ−3−メチルホモピペラジ
ン、1−アミジノ−3−エチルピペラジン、1−
(N1 ,N2 −ジメチルアミジノ)ピペラジン、1−
(N1 −メチルアミジノ)ピペラジン、1−(N1 −エ
チルアミジノ)ピペラジン、1−(N1 ,N2 −ジメチ
ルアミジノ)ホモピペラジン、1−(2−イミダゾリン
−2−イル)ピペラジン、1−〔2−(3,4,5,6
−テトラヒドロピリミジン)〕ピペラジン等を挙げるこ
とができる。
【0011】式(2)の化合物と式(3)の化合物より
式(1)の化合物を得る反応においては、酸受容体を用
いてもよい。酸受容体としては、炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、ピリジン、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、トリエチレンジアミン等が挙げられる。酸受
容体を用いる場合、その使用量は、式(2)の化合物に
対し1〜10倍モル量が好ましく、特に1〜2倍モル量
が好ましい。式(2)の化合物と式(3)の化合物の反
応において、式(2)の化合物に対する式(3)の化合
物の使用量は、酸受容体を用いる場合は1〜5倍モル量
が好ましく、特に1〜3倍モル量が好ましい。反応に酸
受容体を用いない場合は2〜10倍モル量が好ましく、
2〜5倍モル量が特に好ましい。
【0012】式(2)の化合物と式(3)の化合物の反
応における反応溶媒としては、例えば、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、
メタノール、エタノール等のアルコール類、アセトニト
リル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等、およびこれらと水の混合したものが用いられる。式
(2)の化合物と式(3)の化合物の反応の反応温度
は、通常−30℃〜120℃が好ましいが、0℃〜80
℃が特に好ましい。また、反応時間は0.5〜48時間
が好ましく、1〜4時間が特に好ましい。
【0013】本発明における有用化合物である一般式
(1)で示されるアミジン誘導体を提供する中間体が、
下記方法によって簡便に得られ、かつ、この中間体が一
般式(1)で示されるアミジン誘導体を安定的に提供し
得るものであることを見い出した。
【0014】本発明で提供されるイソキノリンスルホン
酸アミド化合物は、下記化6式によって合成することが
できる。
【0015】
【化6】 また、この中間体は、下記化7によって有用な一般式
(1)で示される目的物を提供できる。
【0016】
【化7】 (式中、A,B,X,R1 ,R2 ,R3 は前記とすべて
同一の意味を表わす。) 本発明は、上記の知見に基づいて完成されたもので、下
記一般式(式中、A,Bは前記と同一の意味を表わ
す。)
【0017】
【化8】 で示されるイソキノリンスルホン酸アミド化合物および
その酸付加塩である。
【0018】上記反応式における式(4)および(5)
で示す化合物は、前記の合成方法のとき使用する化合物
とまったく同一のものが用いられる。しかし、式(4)
の化合物として非対称の化合物を用いた場合、得られる
化合物は、前述の方法によって生成する化合物とは異な
った構造を有している。例えば、下記化9式で表わされ
るように、
【0019】
【化9】 式(4)の化合物として2,2−ジメチルピペラジン、
式(5)の化合物としてS−メチルイソチオ尿素硫酸塩
を用いた場合、前述の方法では4−アミジノ−2,2−
ジメチル−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラ
ジンを与えるのに対し、この方法では4−アミジノ−
3,3−ジメチル−1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)ピペラジンが得られる。下記一般式
【0020】
【化10】 で示されるイソキノリンスルホン酸アミド化合物として
は、その原料の1つである一般式(4)、例えば、ピペ
ラジン、2,5−ジメチルピペラジン、2,3−ジメチ
ルピペラジン、2−メチルピペラジン、2−エチルピペ
ラジン、ホモピペラジン、2−ブチルピペラジン、2,
2−ジメチルピペラジン、2−メチルホモピペラジン、
5−メチルホモピペラジン、6−エチルホモピペラジン
等が一般式(2)と縮合した化合物として挙げられる。
具体的には、1−(5−イソキノリンスルホニル)−3
−ブチルピペラジン、1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)ホモピペラジン、1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)−3−メチルホモピペラジン、1−(5−イソキノ
リンスルホニル)−5−メチルホモピペラジン、1−
(5−イソキノリンスルホニル)−6−エチルホモピペ
ラジンが挙げられる。
【0021】次いで、本発明の中間体を得るに当たっ
て、式(2)の化合物と式(4)の化合物の反応に関し
て酸受容体が存在してもよい。酸受容体としては、炭酸
水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート
のようなアルカリ金属化合物、ピリジン、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリエチレンジアミンのよう
な有機第3級アミン類が挙げられる。反応溶媒として
は、メタノール、エタノール等のアルカノール類、ジク
ロルメタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテ
ルのようなエーテル類、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等が使用される。
【0022】式(2)の化合物と式(4)の化合物の反
応において、式(2)の化合物に対する式(4)の化合
物の使用量は、反応に酸受容体を用いる場合、1〜10
倍モルの範囲が好ましく、さらに好ましくは1〜3倍モ
ルであり、反応に酸受容体を用いない場合は、2〜20
倍モルが好ましく、2〜10倍モルの範囲が特に好まし
い。酸受容体を用いる場合、酸受容体の使用量は、式
(2)で示されるスルホン酸クロリドに対し1〜10倍
モル量が好ましく、1〜6倍モル量が特に好ましい。式
(2)の化合物と式(4)の化合物の反応において、そ
の反応温度は通常−30℃〜150℃で、0℃〜120
℃が好ましく、0℃〜80℃の範囲が特に好ましい。ま
た、反応時間は0.5〜72時間が好ましく、1〜5時
間が特に好ましい。
【0023】さらに、本発明の中間体を用いて有用な最
終目的物を提供するための式(5)の化合物と式(6)
の化合物の反応は、酸受容体を用いるのが好ましい。酸
受容体としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属
化合物、ピリジン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリエチレンジアミン等の有機第3級アミン類が挙
げられる。
【0024】式(5)の化合物と式(6)の化合物の反
応において、溶剤としては、例えば、水、メタノール、
エタノールのようなアルカノール類単独、もしくはこれ
らと水の混合物、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類と水の混合物が好ましい。アルカノール類お
よびエーテル類と水の混合率は、水の含有率(体積比)
が20〜100%が好ましい。式(5)の化合物と式
(6)の化合物の反応において使用する酸受容体の量
は、式(5)の化合物に対し1〜10倍モル量が好まし
く、1ないし4倍モル量が特に好ましい。式(5)の化
合物に対する式(6)の化合物の使用量は1〜10倍モ
ル量が好ましく、2〜4倍モル量が特に好ましい。式
(5)の化合物と式(6)の化合物より式(1)の化合
物を得る反応において、その反応温度は20℃〜150
℃が好ましく、50℃〜120℃が特に好ましい。ま
た、反応時間は2〜6時間が好ましい。
【0025】本発明で提供される中間体は、一般式
(1)で示されるアミジン誘導体およびその薬学的に許
容される酸付加塩を提供し得るもので、本発明者らの研
究によれば、一般式(1)で示されるアミジン誘導体
は、持続性のある強力な平滑筋弛緩作用、強力な血流増
加作用を有し、例えば、血管拡張剤、脳循環改善剤、狭
心症治療薬、脳心血管系の血栓症、高血圧症の予防およ
び治療薬として有用な物質である。
【0026】本発明のアミジン誘導体の平滑筋に対する
作用は、家兎の上腸間膜動脈の弛緩作用により、血管拡
張作用はイヌにおける大腿動脈および椎骨動脈の血流量
の増加により確認された。平滑筋弛緩作用は家兎より摘
出した上腸間膜動脈を螺旋状として吊し、塩化カリウム
で収縮させ、これに本発明化合物を加えると弛緩される
ことによって証明された。
【0027】例えば、4−アミジノ−1−(5−イソキ
ノリンスルホニル)ピペラジンを上記の収縮させた動脈
に加えた場合、その完全弛緩を100%として、50%
を弛緩させる濃度(ED50)は0.5μMを示した。大
腿動脈、椎骨動脈の拡張作用は、イヌ(雑犬、体重8〜
15kg)をペントバルビタールナトリウム35mg/
kgの静脈内投与により麻酔し、大腿動脈および椎骨動
脈には非観血的ブローブ(日本光電製)を装着し、電磁
血流計(日本光電MF−27)にて血流量の測定を行っ
た。この条件下で大腿静脈側鎖に挿入したポリエチレン
チューブを介して本発明化合物、例えば、4−アミジノ
−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジンを1
mg/kg静脈内投与した場合、大腿動脈血流量は40
%、椎骨動脈血流量は105%増加し、その持続時間は
30分以上であった。また、その他の本発明化合物につ
いても、同様の実験を行った結果、著名な血流量の増加
が観察された。この際、著名な毒性は全く観られなかっ
た。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1)2−ブチルピペラジン(12.5g)のク
ロロホルム溶液(40ml)に、5−イソキノリンスル
ホニルクロリド(5.0g)のクロロホルム溶液(40
ml)を氷冷下、10分で滴下した。氷冷下、さらに1
時間攪拌反応させた後、反応液を2規定塩酸水溶液で抽
出した。水層を10%水酸化ナトリウム水溶液でpH1
0とし、クロロホルム(80ml)で抽出した。クロロ
ホルム層は水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲル(ワコーゲルC
−200)150g、展開溶剤5%メタノール/クロロ
ホルム(体積比)を用いるカラムクロマトグラフィーに
よって分離し、1−(5−イソキノリンスルホニル)−
3−ブチルピペラジン(6.59g,90%)を得た。 元素分析値( )内理論値 C 61.22%(61.24%),H 6.98%
(6.95%),N 12.80%(12.60%),
S 9.72%(9.62%)
【0029】(実施例2)ホモピペラジン(8.8g)
のクロロホルム溶液(40ml)に、5−イソキノリン
スルホニルクロリド(5.0g)のクロロホルム溶液
(40ml)を氷冷下、10分で滴下した。氷冷下、さ
らに1時間攪拌反応させた後、反応液を2規定塩酸水溶
液で抽出した。水層を10%水酸化ナトリウム水溶液で
pH10とし、クロロホルム(80ml)で抽出した。
クロロホルム層は水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲル(ワコー
ゲルC−200)150g、展開溶剤5%メタノール/
クロロホルム(体積比)を用いるカラムクロマトグラフ
ィーによって分離し、1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)ホモピペラジン(6.01g,89%)を得た。 元素分析値( )内理論値 C 57.59%(57.71%),H 5.92%
(5.88%),N 14.29%(14.42%),
S 10.83%(11.00%)
【0030】(実施例3)2−メチルホモピペラジン
(10.0g)のクロロホルム溶液(40ml)に、5
−イソキノリンスルホニルクロリド(5.0g)のクロ
ロホルム溶液(40ml)を氷冷下、10分で滴下し
た。氷冷下、さらに1時間攪拌反応させた後、反応液を
2規定塩酸水溶液で抽出した。水層を10%水酸化ナト
リウム水溶液でpH10とし、クロロホルム(80m
l)で抽出した。クロロホルム層は水洗、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシ
リカゲル(ワコーゲルC−200)150g、展開溶剤
5%メタノール/クロロホルム(体積比)を用いるカラ
ムクロマトグラフィーによって分離し、1−(5−イソ
キノリンスルホニル)−3−メチルホモピペラジン
(6.37g,95%)を得た。 元素分析値( )内理論値 C 58.91%(58.99%),H 6.37%
(6.27%),N 13.49%(13.76%),
S 10.71%(10.50%)
【0031】(実施例4)5−メチルホモピペラジン
(10.0g)のクロロホルム溶液(40ml)に、5
−イソキノリンスルホニルクロリド(5.0g)のクロ
ロホルム溶液(40ml)を氷冷下、10分で滴下し
た。氷冷下、さらに1時間攪拌反応させた後、反応液を
2規定塩酸水溶液で抽出した。水層を10%水酸化ナト
リウム水溶液でpH10とし、クロロホルム(80m
l)で抽出した。クロロホルム層は水洗、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシ
リカゲル(ワコーゲルC−200)150g、展開溶剤
5%メタノール/クロロホルム(体積比)を用いるカラ
ムクロマトグラフィーによって分離し、1−(5−イソ
キノリンスルホニル)−5−メチルホモピペラジン
(6.10g,91%)を得た。 元素分析値( )内理論値 C 58.89%(58.99%),H 6.38%
(6.27%),N 13.59%(13.76%),
S 10.75%(10.50%)
【0032】(実施例5)6−エチルホモピペラジン
(11.26g)のクロロホルム溶液(40ml)に、
5−イソキノリンスルホニルクロリド(5.0g)のク
ロロホルム溶液(40ml)を氷冷下、10分で滴下し
た。氷冷下、さらに1時間攪拌反応させた後、反応液を
2規定塩酸水溶液で抽出した。水層を10%水酸化ナト
リウム水溶液でpH10とし、クロロホルム(80m
l)で抽出した。クロロホルム層は水洗、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシ
リカゲル(ワコーゲルC−200)150g、展開溶剤
5%メタノール/クロロホルム(体積比)を用いるカラ
ムクロマトグラフィーによって分離し、1−(5−イソ
キノリンスルホニル)−6−エチルホモピペラジン
(6.38g,91%)を得た。 元素分析値( )内理論値 C 59.99%(60.16%),H 6.78%
(6.63%),N 13.09%(13.15%),
S 10.21%(10.04%)
【0033】(参考例1)1−(5−イソキノリンスル
ホニル)−3−メチルピペラジン(5g)、S−メチル
イソチオ尿素硫酸塩(7.17g)、水酸化ナトリウム
(3.5g)に、エタノール(30ml)、水(5m
l)を加え、2時間加熱還流した。得られた溶液を室温
まで冷却し、結晶をろ過し、水およびエタノールで洗浄
した。得られた結晶を2規定塩酸水50mlに溶解し、
4規定水酸化ナトリウム水溶液を加えpHを12にし、
析出した結晶をろ取し、メタノール(30ml)で洗浄
して、4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスルホニ
ル)−2−メチルピペラジン(14)(3.20g,5
6%)を得た。 マススペクトル m/e 333、316、291、2
21 IRスペクトル ν(cm-1) 3320、1680、
1590、1180 NMRスペクトル D2 O,DCl(δ=ppm)
1.3(3H)、2.5〜3.6(7H)、7.8〜
8.3(1H)、8.4〜8.9(4H)、9.8(1
H) 同様にして4−アミジノ−3,3−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン(15)、4−
アミジノ−3−ブチル−1−(5−イソキノリンスルホ
ニル)ピペラジン(16)を得た。反応式を化11に、
また、それぞれの反応条件および分析結果を表1に示
す。
【0034】
【化11】
【0035】
【表1】
【0036】(参考例2) 1−アミジノピペラジン塩酸塩の化合物の合成例 ピペラジン15.6gの水溶液100ccにO−メチル
イソ尿素塩酸塩5gを加え、攪拌混合しながら80℃で
2時間反応させた。反応後、得られた溶液を室温減圧下
乾固した。得られた結晶にエタノール40mlを加え、
過剰のピペラジンを溶解し、結晶をろ過し、40mlの
エタノールで3回洗浄した。得られた結晶を水−エタノ
ール(1:2)から再結晶すると、1−アミジノピペラ
ジン塩酸塩(A−1)の白色結晶が6.70g(収率9
0%)得られた。同様にして1−アミジノ−3−メチル
ピペラジン塩酸塩(A−2)、1−アミジノ−3,3−
ジメチルピペラジン硫酸塩(A−3)、1−アミジノ−
2,5−ジメチルピペラジン硫酸塩(A−4)、1−ア
ミジノ−3−エチルピペラジン硫酸塩(A−5)、1−
アミジノホモピペラジン硫酸塩(A−6)、1−アミジ
ノ−2,3−ジメチルピペラジン硫酸塩(A−7)、1
−(N,N′−ジメチルアミジノ)ピペラジン硫酸塩
(A−8)、1−(N−メチルアミジノ)ピペラジン硫
酸塩(A−9)、1−(N−エチルアミジノ)ピペラジ
ン硫酸塩(A−10)、1−(2−イミダゾリン−2−
イル)ピペラジン臭化水素酸塩(A−11)、1−〔2
−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジル)〕ピペ
ラジンヨー化水素酸塩(A−12)、1−(N,N′−
ジメチルアミジノ)ホモピペラジン硫酸塩(A−13)
を得た。反応式を化12に、また、反応条件結果を表
2、表3および化13の化合物の元素分析結果を表4に
示す。
【0037】
【化12】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【化13】
【0041】
【表4】
【0042】(参考例3)1−アミジノピペラジン塩酸
塩(5g)の水溶液(20ml)に、5−イソキノリン
スルホニルクロリド(5.34g)のテトラヒドロフラ
ン溶液(20ml)と1規定水酸化ナトリウム水溶液
を、氷冷下攪拌しながら、15分かけて滴下した。水酸
化ナトリウム水溶液は溶液のpHが8.0〜8.5を保
つように、滴下速度を調節した。滴下終了後、さらに1
時間氷冷下攪拌し反応させた。得られた溶液に2規定塩
酸を加え、pHを1にし、析出した結晶をろ過した。ろ
液に5規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを13
にし、析出してくる結晶をろ取した。得られた結晶を2
規定塩酸水溶液50mlに溶解し、2規定水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、pHを13にし、析出してくる結晶
をろ取した。得られた結晶を水(30cc)、メタノー
ル(30ml)、エタノール(30ml)、エーテル
(30ml)で洗浄し、4−アミジノ−1−(5−イソ
キノリンスルホニル)ピペラジン(1)(6.36g,
85%)を得た。 マススペクトル m/e 319、302、287、2
21 IRスペクトル ν(cm-1) 3320、1675、
1590、1170 NMRスペクトル D2 O,DCl(δ=ppm)
2.6〜3.7(8H)、7.7〜8.3(1H)、
8.4〜8.9(4H)、9.8(1H) 同様にして4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)−2−メチルピペラジン(2)を得た。収率8
3%。 マススペクトル m/e 333、316、291、2
21 IRスペクトル ν(cm-1) 3330、1670、
1590、1170 NMRスペクトル D2 O,DCl(δ=ppm)
1.3(3H)、2.4〜3.6(7H)、7.8〜
8.2(1H)、8.3〜8.9(4H)、9.8(1
H)
【0043】(参考例4)1−アミジノ−2,5−ジメ
チルピペラジン硫酸塩(4g)の水溶液(20ml)に
氷冷下5−イソキノリンスルホニルクロリド(1.78
g)のエーテル溶液(5ml)を滴下した。溶液を氷冷
下、さらに2時間攪拌反応させた。得られた溶液を参考
例3と同様に処理し、4−アミジノ−2,5−ジメチル
−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン
(4)を得た。(2.04g,75%) マススペクトル m/e 347、330、305、2
21 IRスペクトル ν(cm-1) 3330、1680、
1590、1170 NMRスペクトル D2 O,DCl(δ=ppm)
0.8〜1.4(6H)、2.5〜4.2(6H)、
7.8〜8.3(1H)、8.4〜8.9(4H)、
9.8(1H)
【0044】(参考例5)5−イソキノリンスルホニル
クロリド(2.96g)のテトラヒドロフラン溶液(2
0ml)に、1−アミジノホモピペラジン硫酸塩(A−
6)(4g)の水溶液(10ml)および炭酸カリウム
(0.63g)の水溶液(10ml)を氷冷下、5分で
滴下した。溶液を室温下、さらに1時間攪拌反応させ
た。得られた溶液を参考例4と同様に処理し、4−アミ
ジノ−1−(5−イソキノリンスルホニル)ホモピペラ
ジン(6)(3.41g,79%)を得た。 マススペクトル m/e 333、316、291、2
21 IRスペクトル ν(cm-1) 3330、1675、
1590、1170 NMRスペクトル D2 O,DCl(δ=ppm)
1.5〜1.9(2H)、2.6〜3.7(8H)、
7.5〜8.3(1H)、8.4〜8.9(4H)、
9.8(1H) 反応式を化14に、また、(3)(7)(5)(8)
(9)(10)(13)(12)(11)の反応条件お
よび分析結果を表5に示す。
【0045】
【化14】
【0046】
【表5】
【0047】(参考例6)4−アミジノ−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン2gをメタノール
(10ml)に懸濁させ、水(10ml)および1N塩
酸水溶液6.57mlを加え、40℃に加温し溶解させ
る。溶液を減圧下乾固し、水:メタノール(容積比2:
1)で再結晶し、4−アミジノ−1−(5−イソキノリ
ンスルホニル)ピペラジンモノ塩酸塩(1.98g,8
9%)を得た。 元素分析値 ( )内理論値 C 47.30%(47.26%),H 5.00%
(5.099%),N 19.53%(19.68
%),S 9.18%(9.010%),Cl 10.
01%(9.963%) 同様にして表6に示す各化合物のモノ塩酸塩を得た。反
応式を化15に示す。
【0048】
【化15】
【0049】
【表6】
【0050】(実験例1)家兎(日本在来種、体重3k
g)を放血致死後、開腹し、上腸間動膜脈を摘出する。
血管を常法にしたがい、2mm×25mmに螺旋状に切
り、95%O2 :5%CO2 の混合ガスを通したクレブ
ス・ヘンスライト栄養液を満たした20mlオーガンバ
スに吊す。血管の一方を等尺性トランスデューサーに接
続し、1.5gの荷重をかけると、血管の収縮および弛
緩反応がトランスデューサー(日本光電、FDピックア
ップTB−912T)にかかる荷重として記録される。
15〜20mmolKCl水溶液でKClの最大収縮の
ほぼ1/2量の収縮条件下に、本発明化合物の塩酸塩を
加え、その弛緩作用を観察した。その完全弛緩を100
%とし、50%弛緩させる濃度(ED50値)を表7に示
した。
【0051】
【表7】
【0052】(試験例2) イヌにおける大腿動脈、椎骨動脈血流量に対する作用。
イヌ(雄犬、体重8〜15kg)をペントバルベタール
ナトリウム35mg/kgの静脈内投与により麻酔し、
大腿動脈および椎骨動脈には非観血的ブローブ(日本光
電製)を装着し、電磁血流計(日本光電MF−27)に
て血流量の測定を行った。この条件下、下記の化合物の
塩酸塩を、大腿静脈側鎖に挿入したポリエチレンチュー
ブを介して静脈内投与した結果を表8に示した。
【0053】
【表8】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、循環器疾患の治療薬と
して有用なアミジン誘導体を合成するのに必要であっ
て、かつ、重要な中間体であるイソキノリンスルホン酸
アミド化合物を簡便に、しかも、安定的に提供すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 ABS ABU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式 【化1】 〔式中、Aはm個(mは0ないし4の整数)の水素原子
    が炭素数1ないし6のアルキル基で置換されたエチレン
    基、Bはn個(nは0ないし4の整数)の水素原子が炭
    素数1ないし6のアルキル基で置換されたエチレン基ま
    たはトリメチレン基を表わす。〕で示されるイソキノリ
    ンスルホン酸アミド化合物およびその酸付加塩。
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