JPH0695561A - 回転体の駆動装置 - Google Patents

回転体の駆動装置

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JPH0695561A
JPH0695561A JP4269406A JP26940692A JPH0695561A JP H0695561 A JPH0695561 A JP H0695561A JP 4269406 A JP4269406 A JP 4269406A JP 26940692 A JP26940692 A JP 26940692A JP H0695561 A JPH0695561 A JP H0695561A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子写真画像出力機器の回転体の
速度変動を減少させ、画像品質を向上させることを目的
とする。 【構成】 感光体ドラム2と駆動軸13を駆動歯車11
の遠い側で連結し、感光体ドラム2の内部に慣性部材8
を取り付け、かつ感光体ドラム2の画像形成に関わらな
い箇所にブレート19を有する摺動部材18を当接させ
る。これにより駆動系の慣性モーメントを上げ、固有振
動数を下げて、回転体である感光体ドラム2の共振を防
止し、かつ感光体ドラム2の減衰係数比ζを上げて瞬間
的な速度変動を速やかに減衰できるようにし、回転速度
を一定に保ち、速度変動を減少させて画像品質を向上さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスを応
用したデジタルカラー複写機、あるいはデジタルカラー
プリンタをはじめとする画像形成出力機器に関する。
【0002】
【従来技術】電子写真プロセスを応用した複写機やプリ
ンタ等では、回転する円筒状の感光体の表面や、ベルト
状に形成した感光体を走行させその表面に順次静電潜像
を形成し、形成した静電潜像に黒、及びカラー画像であ
れば各色のトナーを付着させて現像しそれを紙面に転写
して画像を得るようにしている。ここで、画像出力装置
における感光体ドラムや、ベルト状感光体の駆動ローラ
を回転体と称することにする。そのため、何らかの影響
で感光体に速度の変動が生じると出力された画像にジッ
タや画像ムラが生じる。このことは、感光体への書き込
みを半導体レーザの走査によって行わせるデジタル方式
の電子写真技術においては特に顕著に現れ、感光体の回
転の速度変動が書き込み系の副走査方向の速度変動とな
り書き込みラインの間隔に微妙なずれを生じさせて画像
品質を著しく低下させる原因となっていた。
【0003】一方、従来複写機やプリンタ等の駆動系の
設計は、駆動対象を、製品仕様から導かれたラインスピ
ード、回転数等の数値を満足させながら、許容されるス
ペースとの関係で適正配置を探ることに力点が置かれて
いた。すなわち動力源からの動力を駆動対象までどのよ
うに伝達するか、動力伝達の機械要素として何を用いる
かと言うようなことが大きな関心事であった。したがっ
て、できあがった製品に段ムラ、回転ムラが発生すると
原因を探り感光体の駆動軸の軸受けを焼結品に変更した
り、感光体の駆動軸にフライホイールを連結させたり、
感光体の回転軸にばねと摩擦部材を組み合わせたブレー
キを取り付けたり、歯車精度を向上させたり、種々のね
じり角を持つはすば歯車を使用する等という対策がとら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル方式の画像出力機器の開発では、性能が向上するにつ
れ、レーザによる書き込みによる1ドットラインの再現
性が厳密に求められ、駆動系に要求される精度も急速に
厳しいものになった。ここで要求される精度は、レーザ
による書き込みの副走査方向の均一性が視覚系の可視感
度との関係で保証されるレベルであり、これを達成する
にあたっては、感光体駆動の高精度化が最大の技術課題
である。駆動系の速度変動の主原因は、モータの回転軸
1回転あたりの速度変動と、歯車の1回転成分及び1歯
成分の絶対値が大きいことと、それらの変動成分とその
高調波成分が駆動系の固有振動数との関係で共振現象を
起こしていることであることが判明した。
【0005】図11に従来機の駆動系の速度変動パワー
スペクトルを示す。これによると、機械固有のラインス
ピードに基づき歯車一歯による変動成分は、モータに直
結した歯車で176Hz、第2軸で64Hz、ドラムに
直結した歯車で25Hzのものを有し、その高調波成分
として50Hzのものが現れている。またモータに直結
した歯車の一回転成分として22Hzを有し、その高調
波として44Hzが現れている。
【0006】一方、図12に駆動系の固有振動数を数値
的にとらえるための伝達関数の測定例を示す。この場合
の測定はデュアルチャンネルのFFTアナライザにイン
パクト加振ハンマの出力と、感光体ドラムの一端に回転
方向の加速度変動が測定できるように取り付けた圧電型
ピックアップセンサの出力を接続し、それぞれのフーリ
エスペクトルの比を求める方法で行った。この図12か
ら、本駆動系の固有振動数のピークが45Hz付近にあ
り、伝達関数のレベルの高い領域が30〜60Hz付近
まで広がりを見せていることがわかる。
【0007】上記変動成分スペクトルと伝達関数とを重
ね合わせたのが図13である。この図からわかるよう
に、本駆動系は、伝達関数のピークと、変動成分及びそ
の2次高調波が存在する周波数領域の位置が重なりあっ
ている。すなわち、本駆動系は変動成分を増幅させてい
る(共振を起こしている)系であることが判明した。
【0008】実際、本駆動系を有する機械3台について
実測値を調べてみると感光体の回転変動は5〜8%の値
を示していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、モータや歯車など発生源での速度変動を
低減させることは前提として、更にこれに加え、駆動伝
達系での変動成分の伝達という点に着目し、伝達関数、
共振、固有振動数の概念を取り入れ、しかも、伝達され
た変動をいかに減衰させるかという点を考慮して、回転
体の駆動装置を次のように構成した。
【0010】まず、回転体駆動系の共振を回避するため
に、回転体駆動系の固有振動数と、回転体駆動系に伝達
される変動成分の周波数の一致を防止することにした。
一般に、固有振動数ωは次の式で表現される。
【0011】
【数1】 式中Kは駆動系のねじり剛性、Iは慣性モーメントであ
る。共振の回避のためにKあるいはIの値を変更するこ
とによりωの値を変えることができる。共振の回避とい
う観点からはωを回転駆動系の変動成分に対し、大きく
してもよいし、また小さくしてもよい。ωを大きくする
方法としては、Kを大きくするか、Iを小さくすること
で実現できる。また、ωを小さくするためには、Iを大
きくするか、Kを小さくすると実現できる。
【0012】図14及び図15は図11に示したデータ
の駆動系について、構造変更により固有振動数を大きい
値と、小さい値に移動させた場合の、駆動系の回転変動
のパワースペクトルと伝達関数の実測値について、図1
3と同様に、重ね合わせを行ったものである。また、図
16は、以上の3つの駆動系についての伝達関数のピー
クの値を比較したものである。図14における駆動系の
低剛性化の構造変更は、駆動系のねじり剛性Kの値を小
さくするものである。図14、図15、図16のデータ
を比較して考えられることは、共振の回避のために、固
有振動数を移動させるために駆動系のねじり剛性Kを小
さくし固有振動数をより低周波側に移動させる構造変更
の場合には、固有振動数の移動と共に伝達関数が小さく
なっていくことである。これは、固有振動数の移動のた
めの構造変更にともない、その柔軟構造化のために減衰
要素が顕著になり、回転変動を駆動系そのものが吸収す
るような構造に移行するためと考えられる。以上の結
果、共振の回避のための固有振動数の移動を実施する場
合、駆動系のねじり剛性Kを小さくする構造変更が、回
転速度の変動の伝達ゲインの大きさの変化を伴い駆動系
の速度変動を低減するのに有利でかつ効果的であること
がわかる。一方、剛性Kを小さくする構造変更は、クリ
ーニングブレード等の当接など瞬間的な力が加えられた
場合の速度変動が収まりにくく、長時間にわたってその
影響が画像に残るということがある。
【0013】そこで本発明では、このような考え方に基
づき回転体と駆動軸とを回転体の駆動伝達系に遠い側に
て連結し、回転体の内部に慣性負荷を取り付け回転体駆
動系の固有振動数を低下させるとともに、回転体の非画
像部分、すなわち画像形成に関わらない部分に摺動部材
を当接させることとした。
【0014】
【作用】駆動伝達系から遠い側にて駆動軸と回転体とを
連結したので駆動軸の有効長さが長くなることにより駆
動歯車から先の剛性Kが実質的に小さくなり、かつ慣性
負荷を回転体に取り付けたことにより、駆動系の慣性モ
ーメントIが大きくなり、固有振動数を低下させること
ができることにより、数1で表される回転体駆動系の固
有振動数が低下するので、固有振動数と変動成分の周波
数との分離ができ、回転体駆動系の共振を防止して回転
の速度変動を減少できる。又、回転体駆動系の剛性Kが
実質的に低くなるので、柔構造化の達成ができ、これに
より回転体駆動系の伝達ゲインが小さくなり回転体の速
度変動のレベルを小さくすることができる。更に、摺動
部材を回転体の非画像部分に当接させたことから、回転
体の速度変動を速やかに収束でき、出力された画像品質
を大きく向上させことができる。又、装置を小型化し、
低コスト、更にはシステム全体の信頼性を向上できる。
【0015】
【実施例】以下に本発明を図面に基づいて説明する。
【0016】図9に本発明の回転体を用いた電子写真画
像出力機器の全体を示す。この電子写真画像出力機器3
1は内部に回転体としての感光体ドラム2,現像部3、
感光体ドラム2を駆動する駆動機構等が取り付けられて
いる。図2に感光体ドラム2と駆動機構4を示す。駆動
機構4は駆動用モータ5とそれに連結した歯車群6から
なり、歯車群6の最終歯車10に感光体ドラム2の駆動
歯車11が連結している。
【0017】感光体ドラム2は,側面に有機感光材料を
塗布した円筒状のアルミニウム母材からなり、図1に示
すように両端にフランジ12a及び12bが取り付けて
ある。フランジ12a等の中心には、駆動軸13が通し
てあり、駆動歯車11に遠い側のフランジ12bと駆動
軸13とはピン15により固定してあり、駆動歯車11
側のフランジ12aと駆動軸13とは回動自在になって
いる。駆動軸13は、軸受け21に回動自在に支持され
ており、前述した駆動歯車11が軸端に取り付けられ、
この駆動歯車11が最終歯車10に噛み合っている。感
光体ドラム2の内部には慣性部材8が両側のフランジ1
2aおよび12bにそれぞれ取り付けてある。
【0018】慣性部材8は、鋼材、SUS、真ちゅう等
からなるリング状の重りであって、材質は比重が大きい
程コンパクトな大きさで形成でき、好ましくは感光体ド
ラム2の慣性モーメントI1とこの慣性部材の慣性モー
メントI2との比が0.05〜0.4の範囲が良い。
【0019】図3に摺動部材18を示す。摺動部材18
は、先端にシリコンゴム等のブレード19を有し、この
ブレード19が感光体ドラム2の隅、すなわち非画像部
分に接するように壁面に取り付けられている。摺動部材
18はこのようにブレード19が感光体ドラム2に接す
ることにより、感光体ドラム2の回転に摺動抵抗を作用
させ、この摺動抵抗はブレード19の押し付け力、もし
くはブレード19の材質等により適宜に設定できるよう
になっている。
【0020】ここで、一般に振動における伝達関数G
(s)はつぎの式で表される。
【0021】
【数2】 式中、ζは減衰係数比であり、ωN は固有振動数であ
る。この数2から減衰係数比ζを小さくすると伝達関数
G(s)が小さくなることがわかる。
【0022】図5〜図8に減衰係数比ζを変えた場合の
減衰状態の違いを示す。各図の縦軸は振幅、横軸は時間
である。図5は減衰係数比ζが10%、図6は減衰係数
比ζが20%、図7は減衰係数比ζが40%、図8は減
衰係数比ζが60%の場合である。これより減衰係数比
ζは20%〜60%の範囲内が好ましいことがわかる。
一例として、ブレード19に内外ゴム株式会社製ハネナ
イトを用いたときには、18%〜35%の減衰係数比ζ
が得られる。
【0023】このように、駆動歯車11から遠い側のフ
ランジ12bと駆動軸13とを連結し、感光体ドラム2
の内部に慣性部材8を設け、かつ感光体ドラム2に摺動
部材18を当接させたことから、感光体ドラム2と、駆
動軸13と、駆動歯車11からなる駆動系の慣性モーメ
ントIが大きくなり、加えて駆動歯車11から慣性部材
8間での距離が長くなって実質的に駆動系の剛性Kが下
がるので、これにより駆動系の固有振動数が低下する。
したがって、この固有振動数を適宜な値に設定して、駆
動機構4で発生した変動成分の周波数との関係で固有振
動数と変動成分とを分離させることができ、感光体ドラ
ム2の共振を防止でき、感光体ドラム2を速度変動を生
じさせることなく滑らかに回転させて出力される画像品
質を著しく向上させることができる。
【0024】更に、実質的に剛性Kが低下することから
感光体ドラム2の伝達ゲインが低下できるので、最終歯
車10から入力される速度変動が減衰されやすくなり、
感光体ドラム2の回転速度の変動を抑えることができる
とともに摺動部材18を感光体ドラム2に当接させたの
で感光体ドラム2の減衰係数比ζが大きくなり、例えば
クリーニングブレードが感光体ドラム2に作用した場合
等瞬間的な速度変動が生じた場合でも、速度変動を速や
かに減衰させて元の速度に戻し回転速度の変動を最小限
に保つことができる。したがって、感光体ドラム2を一
定の速度で滑らかに回転させることができ、出力される
画像品質を著しく向上させることができる。
【0025】図4に感光体ドラム2の他の実施例を示
す。これは、フランジ12を慣性負荷の大きな部材で形
成してものである。駆動系の慣性モーメントIを大きく
するにあたってこのようにフランジ自体の慣性負荷を大
きくしてもよい。このようにすれば、上述したと同様速
度変動を減少させて画像品質を向上できるとともに組み
立て行程を簡略化でき、部品点数も減少させてコストを
低減することができる。
【0026】更に慣性部材8を薄板の金属板を積層し、
これをフランジ12に固定するようにしたものでもよ
く、このように慣性部材8を形成しても、上述したと同
様に感光体ドラム2の慣性モーメントIを上げ、且つ剛
性Kを下げて固有振動数を低下させることができ、その
結果、固有振動数と周波数領域における変動成分との分
離ができ、共振を防止して感光体ドラム2の速度変動を
減少させ画像品質を著しく向上させることができ、更に
金属板の取り付け枚数を加減することにより容易に慣性
モーメントIを調整することができる。
【0027】摺動部材18は、感光体ドラム2の側面で
なく例えばフランジ12に直接当接させても良く、又摺
動部材18の先端もゴム等からなるブレードでなく、例
えば植毛部材、不織布その他の繊維製部材からなるパッ
トを用いても良い。
【0028】フランジ12aと駆動軸13とを上記例で
は摺動自在としたが、この部分は滑り軸受けを用いた
り、又はボールべアリングを取り付けても良い。このよ
うにすることにより、駆動軸13とフランジ12との寸
法的な精度が確保されるとともに駆動軸13とフランジ
12とをより円滑に回転させて画像品質を向上させるこ
とができる。
【0029】又、以上は回転体自身が感光体ドラム2で
あったが、感光体ドラム2が回転体でなくともよく、図
10に示すように、ベルト状の感光体25を有し、この
感光体25を駆動する駆動ローラ26を本発明の回転体
とした画像出力装置でもよい。この場合においても、上
述した各実施例を駆動ローラ26に用いることにより駆
動ローラ26を速度変動なく回転させることができ、し
たがって感光体25を一定の速度で移送できるので、出
力する画像品質を著しく向上させることができる。
【0030】以上述べたように、駆動歯車11から遠い
側のフランジ12bと駆動軸13とを固定して実質的な
剛性Kを小さくし、かつ感光体ドラム2等の回転体に慣
性部材8を取り付けて回転体駆動系の慣性モーメントI
を大きくすることにより、固有振動数を下げて、回転体
駆動系に伝達される速度変動の周波数と一致させないよ
うにしたので、感光体ドラム2、あるいは駆動ローラ2
6の共振を防止でき、感光体ドラム2、もしくは感光体
25を速度変動を生じさせず一定の速度で回転、もしく
は移送でき、これにより画像品質を著しく向上できる。
又、剛性Kが実質的に小さくなることから感光体ドラム
2、もしくは駆動ローラ26の伝達ゲインが低下し、速
度変動が伝達されにくくなり感光体ドラム2、もしくは
感光体25の速度変動を減少できるとともに摺動部材1
8を感光体ドラム2の非画像部分に当接させたことによ
り、感光体ドラム2あるいは駆動ローラ26の減衰係数
比ζを大きくでき、クリーニングブレードの作用等によ
る瞬間的な速度変動に対して、これを短い時間で静定で
き、これにより画像品質を著しく向上できる。更に、コ
ンパクトな機構で実現でき装置を小型化し、コストを下
げることができ、またシステム全体の信頼性を著しく向
上させることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の回転体駆動装置によれば、駆動
モータに接続されて駆動される駆動軸と、この駆動軸に
連結して一定回転される回転体からなる回転体駆動系に
おいて、駆動軸に取り付けられた駆動歯車から遠い側の
フランジと駆動軸とを固定し、回転体の内部に慣性負荷
を取り付け、更に回転体の非画像部分に摺動部材を当接
させたことにより、これら駆動系の固有振動数を下げ
て、駆動モータ及びこれに連結する歯車の回転によって
発生する変動成分の周波数と固有振動数を一致させない
ように設定でき、回転体の共振が防止でき回転体を速度
変動なく回転させることができる。また、剛性が実質的
に小さくなることにより、回転体駆動系の伝達ゲインを
下げることができ、変動の伝達を抑えより回転体の速度
変動を小さくすることができるとともに摺動部材を回転
体に当接させたことにより回転体駆動系の減衰係数比ζ
を大きくでき、瞬間的な速度変動に対して、短い時間で
これを静定でき、画像品質を著しく向上できる。その結
果、画像品質、特に書き込み系の副走査方向に発生する
段ムラ、ピッチムラと呼ばれる画像ムラが低減し、画像
品質の著しい向上が得られる。又、従来技術では機構が
複雑で大型化していた装置を、簡単でコンパクトな機構
により実現でき、且つこのことによりコストダウンが図
れる。更に、機構が簡素化したことにより、システム全
体の信頼性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる感光体ドラムの実施例を示す断
面図である。
【図2】回転体駆動系の全体を示す斜視図である。
【図3】摺動部材を示す斜視図である。
【図4】感光体ドラムの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図6】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図7】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図8】振動の減衰状態を示すグラフである。
【図9】本発明にかかる電子写真画像出力機器を示す断
面図である。
【図10】本発明にかかる電子写真画像出力機器を示す
断面図である。
【図11】従来の感光体ドラムの速度変動を示すグラフ
である。
【図12】従来の感光体駆動系の伝達関数を示すグラフ
である。
【図13】従来の感光体の速度変動パワースペクトルと
感光体駆動系の伝達関数を合わせ示したグラフである。
【図14】固有振動数を大きくした場合の感光体駆動系
の伝達関数と感光体の速度変動パワースペクトルとを合
わせ示したグラフである。
【図15】固有振動数を小さくした場合の感光体駆動系
の伝達関数と感光体の速度変動パワースペクトルとを合
わせ示したグラフである。
【図16】各駆動系の伝達関数のピークの値を示すグラ
フである。
【符号の説明】
2 感光体ドラム 8 慣性部材 11 駆動歯車 12 フランジ 13 駆動軸 18 摺動部材 25 感光体 26 駆動ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 101 8910−2H H04N 1/12 A 7251−5C 1/31 9186−5C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体及び当該回転体を回転させるため
    の駆動軸からなる駆動系と、当該駆動系を回転させるた
    めのモータ及び駆動伝達系とを有する画像出力装置にお
    いて、前記駆動伝達系に遠い側において前記回転体と前
    記駆動軸とを連結し、当該回転体内に慣性負荷を取り付
    け、かつ前記回転体の非画像部分に摺動部材を当接させ
    たことを特徴とする回転体の駆動装置。
JP26940692A 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器 Expired - Lifetime JP3258719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26940692A JP3258719B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器

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JP26940692A JP3258719B2 (ja) 1992-09-11 1992-09-11 画像出力機器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07319328A (ja) * 1994-05-30 1995-12-08 Nec Corp 感光体ドラムの防振装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07319328A (ja) * 1994-05-30 1995-12-08 Nec Corp 感光体ドラムの防振装置

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