JPH0695454B2 - 可変光色点灯装置 - Google Patents

可変光色点灯装置

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JPH0695454B2
JPH0695454B2 JP20653189A JP20653189A JPH0695454B2 JP H0695454 B2 JPH0695454 B2 JP H0695454B2 JP 20653189 A JP20653189 A JP 20653189A JP 20653189 A JP20653189 A JP 20653189A JP H0695454 B2 JPH0695454 B2 JP H0695454B2
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JP
Japan
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voltage
cathode
excitation
lamp
phosphors
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JP20653189A
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JPH0371551A (ja
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眞 東方
唯夫 植月
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一つのランプで光色を変化させることのでき
る可変光色点灯装置に関する。
[従来の技術] 従来より、可変色あるいは可変光色用光源に関しては、
多くの研究及び開発が成されており、一部では実用化ま
で成されている。
ところが、その多くは赤、緑、青の3色のカラー白熱電
球やカラー蛍光灯を組み合わせて1単位とし、それらを
調光して光色を変化させるというものである(例えば、
特開昭60-23947号公報参照)。このような光源装置は確
かに光色を可変できるが、本質的なものではなく、しか
も、以下に示すような欠点を持っている。
3本を一体としているので、ランプ自体が大きくなる
と共に、大きさの割に出力が少ない。
赤、緑、青の3色を組み合わせて光色を変化させてい
るので、完全には一つの色に混色しにくく、それぞれの
基本色(赤、緑、青)が残りがちである。
調光用の装置が複雑となり高価である。
この様な状況の中で、京都大学の板谷博士らのグループ
により、1本のランプを用いて可変色を実現する方法が
提案されている(特公昭53-42386号公報参照)。これ
は、水銀とネオンの封入された直管ランプを点灯し、陽
光柱の電界強度を変化させることにより、水銀とネオン
の発光を別々に取り出そうとするものであり、その構成
は以下の様なものである。
1本のランプに水銀とネオンが封入されており、それを
定常点灯(グロー放電)させると、ランプ内部で電離電
圧の低い水銀が主体となる発光が生じる。このランプが
クリアー管ならば水銀の青の発光が観測され、蛍光体が
塗布されたランプならば塗布した蛍光体の発光が観測さ
れる。
そのランプに急峻な立ち上がり特性を有するパルス電圧
を印加すると、ランプ内部(正確には陽光柱内)に電界
強度が増加する。その結果、発光の主体が電離電圧の高
いネオンに変わる。ランプがクリアー管ならばネオンの
赤い発光が観測され、蛍光体が塗布されたランプなら
ば、塗布した蛍光体の発光にネオンの赤い発光が加わっ
た光が観測される。
実際には、ランプに印加する電圧波形を変化させたり、
印加するパルス電圧の周期を変化させたりして陽光柱内
の電界強度を変化させている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、この発明は原理的にも非常にすばらしいも
のであるが、ただ一つの欠点がある。それらは、陽光柱
内の電界強度を変化させるために非常に高電圧(数百V
〜数千V)を必要とすると共に、その印加電圧波形が三
角波形等の複雑な形である必要がある、ということであ
る。そのため、制御回路等が非常に高価になると共に、
それから発する雑音もかなり大きくなる、という問題点
があった。
これらとは別に、可変光色光源としてCRT方式を用いた
もの(特開昭60-227350号及び特開昭60-227351号公報参
照)もあるが、これは出力的に主照明にすることは困難
である。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、簡単な構成すなわち安価で、雑音の少
ない制御回路を用いてランプの発光色を変化させること
ができ、しかも、主照明と成り得るだけの出力が得られ
るコンパクトな可変光色点灯装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明に係る可変光色点灯装
置は、内部に水銀蒸気若しくは水銀蒸気と希ガスが封入
され、内面に紫外線励起用と電子線励起用の2種類の蛍
光体が塗布された透光性を有する管体と、該管体内部に
配設された熱電子放出型の陰極と、該陰極からの距離が
数mm〜数cmの位置に配設された電子通過性の陽極とより
成るランプを、上記陰極を充分に加熱し、陰極−陽極間
に印加する電圧をVL、VH(ここで、VLは上記水銀蒸気の
励起に適した電圧、VHは上記電子線励起用蛍光体を発光
させるに充分な電圧であり、VL<VHである)と変化させ
ることにより、上記2種類の蛍光体の発光割合を変化さ
せたことを特徴とするものであり、また、上記ランプの
陰極を充分に加熱し、陰極−陽極間に電圧VL(上記水銀
蒸気の励起に適した電圧)を常に印加しておき、それに
電圧VPをパルス的に重畳し(VL+VPは上記電子線励起用
蛍光体を発光させるに充分な電圧)、そのパルス幅を変
化させることにより、上記2種類の蛍光体の発光割合を
変化させるたことを特徴とするものである。
〔作用〕
まず、請求項1に係る発明の作用を、第1図乃至第4図
に基づいて説明する。陰極1から熱的に放出された電子
は、陽極2の方向へ、陰極1−陽極2間に印加された電
圧でエネルギーを与えられながら移動し、そして陽極2
を通過する(第3図参照)。この電子をefで示す。電子
efのエネルギーが高ければ、封入された気体と共に電子
線励起用の蛍光体を励起発光させる。逆に電子efのエネ
ルギーが低いときは、封入された気体(水銀蒸気)のみ
を電離及び励起発光させる。すなわち、陰極1−陽極2
間に印加する電圧を第4図に示す様に変化させることに
より、陰極1から陽極2へ移動する電子のエネルギーが
変化する。それにより、内部の気体(水銀蒸気)のみが
励起し紫外線を発生して紫外線励起用の蛍光体のみが発
光するか、あるいはそれと共に電子線励起用の蛍光体も
発光するかが決まる。
次に、請求項2に係る発明の作用を説明する。原理的に
は請求項1に係る発明と同じであり、違いは電子の加速
方法をパルス電圧VPの重畳(第5図参照)によるものに
したことである。
〔実施例〕
直径50mmの管体3の内面に発光色の異なる3種類の蛍光
体、例えば赤色発光の蛍光体〔Y2O3:Eu〕、緑色発光の
蛍光体〔ZnO:Zn〕および青色発光の蛍光体〔(SrCaBaM
g)5(PO4)Cl:Eu〕を塗布する。ここで、Y2O3:Euおよ
び(SrCaBaMg)5(PO4)Cl:Euは紫外線に強い反応を示
す蛍光体であり、ZnO:Znは紫外線にも反応するが電子線
への反応が大きい蛍光体である。その電極構造(陰極1
と陽極2)は、第1図に概略的に示したものと同様であ
る。
かかる構成のランプに、第5図に示すような電圧を印加
する(VL=20V,VH=80V,T=TH/(TH+TL)=0.2程度)
と色の変化が生じた。これは、ZnO:Zn(緑)が電子によ
り発光割合が増加したことを示す。
もし、紫外線に反応せず、100eV程度の低エネルギーに
強く反応する蛍光体が得られたら、本発明はより有益な
ものとなるであろう。
〔発明の効果〕 本発明は上記のように構成したことにより、簡単な構成
すなわち安価で、かつ雑音の少ない制御回路を用いてラ
ンプの発光色を変化させることができ、しかも、主照明
と成り得るだけの出力が得られるコンパクトな可変光色
点灯装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るランプの概略図、第2図は本発明
の概略構成図、第3図は本発明に係る原理を説明するた
めの図、第4図及び第5図はそれぞれ印加電圧波形を示
す図である。 1……陰極 2……陽極 3……管体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも水銀蒸気が封入され、内面に紫
    外線励起用と電子線励起用の2種類の蛍光体が塗布され
    た透光性を有する管体と、該管体内部に配設された熱電
    子放出型の陰極と、該陰極からの距離が数mm〜数cmの位
    置に配設された電子通過性の陽極とより成るランプを、
    上記陰極を充分に加熱し、陰極−陽極間に印加する電圧
    をVL、VHと変化させることにより、上記2種類の蛍光体
    の発光割合を変化させたことを特徴とする可変光色点灯
    装置。 ただし、上記電圧VLは上記水銀蒸気の励起に適した電圧
    で、上記電圧VHは上記電子線励起用蛍光体を発光させる
    に充分な電圧であり、VL<VHである。
  2. 【請求項2】少なくとも水銀蒸気が封入され、内面に紫
    外線励起用と電子線励起用の2種類の蛍光体が塗布され
    た透光性を有する管体と、該管体内部に配設された熱電
    子放出型の陰極と、該陰極からの距離が数mm〜数cmの位
    置に配設された電子通過性の陽極とより成るランプを、
    上記陰極を充分に加熱し、陰極−陽極間に電圧VLを常に
    印加しておき、それに電圧VPをパルス的に重畳し、その
    パルス幅を変化させることにより、上記2種類の蛍光体
    の発光割合を変化させたことを特徴とする可変光色点灯
    装置。 ただし、上記電圧VLは上記水銀蒸気の励起に適した電圧
    で、(VL+VP)は上記電子線励起用蛍光体を発光させる
    に充分な電圧である。
JP20653189A 1989-08-09 1989-08-09 可変光色点灯装置 Expired - Lifetime JPH0695454B2 (ja)

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JPH0371551A JPH0371551A (ja) 1991-03-27
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JP4923110B2 (ja) * 2007-10-19 2012-04-25 ベイジン ティアンヤン プタイ インベストメント アンド コンサルティング カンパニー リミテッド 新規構造の蛍光放電灯管及びlcd表示装置
WO2009050818A1 (ja) * 2007-10-19 2009-04-23 Daiken Chemical Co., Ltd. 蛍光放電灯管及び液晶表示装置
JP2011154905A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 発光装置

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