JPH0694911A - カラーフィルタとブラックマスクの形成方法 - Google Patents

カラーフィルタとブラックマスクの形成方法

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JPH0694911A
JPH0694911A JP24381292A JP24381292A JPH0694911A JP H0694911 A JPH0694911 A JP H0694911A JP 24381292 A JP24381292 A JP 24381292A JP 24381292 A JP24381292 A JP 24381292A JP H0694911 A JPH0694911 A JP H0694911A
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black mask
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green
mask
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JP24381292A
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Takeshi Sawatsubashi
毅 沢津橋
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】赤,緑,青のカラーフィルタとこれらカラーフ
ィルタ間の間隙に対応するブラックマスクとを、少ない
露光・現像処理回数で能率良く形成することができると
ともに、カラーフィルタとブラックマスクとの間の漏光
間隙の発生も確実に防ぐ。 【構成】基板11上に透明な導電性下地膜12を成膜し
その上にブラックマスク用金属膜13を成膜した後、前
記金属膜13を一つの色のカラーフィルタの形成領域に
対応する部分が開口するレジスト膜14をマスクとして
エッチングするとともにレジスト膜14の開口内に露出
した下地膜12の上にフィルタ材料を電着する工程を繰
返して、赤,緑,青のカラーフィルタ15R,15G,
15Bを順次形成し、これらカラーフィルタ間に残され
た金属膜13をブラックマスク13aとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子の一方の
透明基板に設けられるカラーフィルタとブラックマスク
の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像等の多色カラー画像を表
示する液晶表示素子は、液晶層をはさんで対向する一対
の透明基板にそれぞれ表示用の透明電極を形成するとと
もに、いずれか一方の基板に、表示画素の間隙に対応す
る間隙を存して互いに隣り合う赤,緑,青のカラーフィ
ルタとこれらカラーフィルタ間の間隙に対応する遮光用
のブラックマスクを設けた構成となっている。
【0003】上記液晶表示素子の一方の基板に設けられ
るカラーフィルタとブラックマスクは、従来、次のよう
な方法で形成されている。図4は従来のカラーフィルタ
とブラックマスクの形成工程を示す各工程での断面図で
ある。 [工程1]
【0004】まず、図4(a)に示すように、ガラス等
からなる透明基板1の上に、そのほぼ全面にわたって、
ITO等からなる透明な導電性下地膜2を成膜し、その
上にCr (クロム)等からなるブラックマスク用金属膜
3を成膜する。 [工程2]
【0005】次に、上記ブラックマスク用金属膜3をフ
ォトリソグラフィ法によりパターニングし、図4(b)
に示すように、赤,緑,青のカラーフィルタ間の間隙に
対応するブラックマスク3aを形成する。 [工程3]
【0006】次に、図4(c)に示すように、上記基板
1上にそのほぼ全面にわたって、赤,緑,青のうちの一
つの色のカラーフィルタ、例えば赤色フィルタの形成領
域に対応する部分が開口する第1のレジスト膜4aを形
成する。
【0007】なお、このレジスト膜4aは、基板1上に
フォトレジストを塗布し、このフォトレジストを所定パ
ターンの露光マスクを用いて露光処理した後、これを現
像処理して形成されている。 [工程4]
【0008】次に、図4(d)に示すように、上記レジ
スト膜4aの開口内に露出している下地膜2の上に、赤
のフィルタ材料(透明樹脂に赤の顔料を混合したもの)
を所望の厚さに電着し、赤色フィルタ5Rを形成する。
【0009】なお、上記フィルタ材料の電着は、電解液
にフィルタ材料を溶解した電着溶液中に基板1を浸漬
し、この基板1上の下地膜2と前記電着溶液中に浸漬し
てある対向電極(陰極)との間に電圧を印加して、下地
膜2の露出部分に電着溶液中のフィルタ材料を被着させ
る方法によって行われており、下地膜2上へのフィルタ
材料の被着厚さは、印加電圧によって制御されている。 [工程5]
【0010】次に、上記第1のレジスト膜4aを剥離
し、図4(e)に示すように、基板1上にそのほぼ全面
にわたって、他の一つの色のカラーフィルタ、例えば緑
色フィルタの形成領域に対応する部分が開口する第2の
レジスト膜4bを、第1のレジスト膜4aと同様にして
形成する。 [工程6]
【0011】次に、図4(f)に示すように、上記レジ
スト膜4bの開口内に露出している下地膜2の上に、緑
のフィルタ材料(透明樹脂に緑の顔料を混合したもの)
を所望の厚さに電着し、緑色フィルタ5Gを形成する。 [工程7]
【0012】次に、上記第2のレジスト膜4bを剥離
し、図4(g)に示すように、基板1上にそのほぼ全面
にわたって、残りの色のカラーフィルタ、例えば青色フ
ィルタの形成領域に対応する部分が開口する第3のレジ
スト膜4cを、第1のレジスト膜4aと同様にして形成
する。 [工程8]
【0013】次に、図4(h)に示すように、上記レジ
スト膜4cの開口内に露出している下地膜2の上に、青
のフィルタ材料(透明樹脂に青の顔料を混合したもの)
を所望の厚さに電着し、青色フィルタ5Bを形成する。 [工程9]
【0014】この後は、上記レジスト膜4cを剥離し、
カラーフィルタとブラックマスクの形成工程を終了す
る。図4(i)はその状態を示しており、赤,緑,青の
カラーフィルタ5R,5G,5Bは、ブラックマスク3
aの幅に相当する間隙を存して互いに隣り合っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラーフィルタとブラックマスクの形成方法は、基
板1上にカラーフィルタ5R,5G,5Bの下地膜2と
ブラックマスク用金属膜3とを成膜し、前記ブラックマ
スク用金属膜3をフォトリソグラフィ法によりパターニ
ングしてブラックマスク3aを形成した後、赤,緑,青
のうちの一つの色のカラーフィルタの形成領域に対応す
る部分が開口するレジスト膜をマスクとして下地膜2の
上に前記一つの色のフィルタ材料を電着する工程を繰返
して、赤,緑,青のカラーフィルタ5R,5G,5Bを
順次形成するものであるため、ブラックマスク3aと各
色のカラーフィルタ5R,5G,5Bとを形成するの
に、ブラックマスク用金属膜3のパターニングにおける
フォトレジスト膜の露光・現像処理と、各色のフィルタ
材料の電着マスクである各レジスト膜4a,4b,4c
の形成におけるフォトレジスト膜の露光・現像処理と
の、計4回の露光・現像処理を行なわなければならず、
したがって、ブラックマスク3aとカラーフィルタ5
R,5G,5Bとを能率良く形成することができなかっ
た。
【0016】しかも、上記従来の方法では、基板1上に
ブラックマスク3aを形成した後に、レジスト膜の形成
とフィルタ材料の電着とによってカラーフィルタ5R,
5G,5Bを形成しているため、フォトレジスト膜の露
光・現像処理によって形成されるレジスト膜4a,4
b,4cの開口位置が露光マスクの位置合わせ誤差によ
ってずれると、カラーフィルタ5R,5G,5Bの形成
位置(フィルタ材料の電着位置)がブラックマスク3a
に対してずれてしまい、そのため、カラーフィルタ5
R,5G,5Bのいずれかの側縁とブラックマスク3a
との間に、一般に“白抜け”と呼ばれる漏光間隙を生ず
ることがあった。
【0017】本発明は、赤,緑,青のカラーフィルタと
これらカラーフィルタ間の間隙に対応するブラックマス
クとを、少ない露光・現像処理回数で能率良く形成する
ことができるとともに、カラーフィルタとブラックマス
クとの間の漏光間隙の発生も確実に防ぐことができる、
カラーフィルタとブラックマスクの形成方法を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
とブラックマスクの形成方法は、基板上に透明な導電性
下地膜を成膜しその上にブラックマスク用金属膜を成膜
した後、前記金属膜を赤,緑,青のうちの一つの色のカ
ラーフィルタの形成領域に対応する部分が開口するレジ
スト膜をマスクとしてエッチングするとともに前記レジ
スト膜の開口内に露出した前記下地膜の上に前記一つの
色のフィルタ材料を電着する工程を繰返して、赤,緑,
青のカラーフィルタを順次形成し、これらカラーフィル
タ間に残された前記金属膜をブラックマスクとすること
を特徴とするものである。
【0019】
【作用】すなわち、本発明は、ブラックマスク用金属膜
のエッチングとフィルタ材料の電着とを、同じレジスト
膜をマスクとして行なうものであり、本発明によれば、
ブラックマスク用金属膜をパターニングするためのレジ
ストマスクを別に形成する必要はないから、露光・現像
処理は、フィルタ材料の電着回数と同じ回数(赤のフィ
ルタ材料の電着と、緑のフィルタ材料の電着と、青のフ
ィルタ材料の電着との計3回)だけ行なえばよい。
【0020】しかも、本発明では、ブラックマスク用金
属膜がレジスト膜の開口と同じ形状にエッチングされる
ため、上記レジスト膜の開口内に露出した下地膜の上に
電着されるフィルタ材料が必ずブラックマスク用金属膜
に密接するから、フィルタ材料を電着して形成したカラ
ーフィルタと、ブラックマスク用金属膜をエッチングし
て形成したブラックマスクとの間に漏光間隙が発生する
こともない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はカラーフィルタとブラックマスクの形成
工程を示す各工程での断面図である。 [工程1]
【0022】まず、図1(a)に示すように、ガラス等
からなる透明基板11の上に、そのほぼ全面にわたっ
て、ITO等からなる透明な導電性下地膜12を成膜
し、その上にCr (クロム)等からなるブラックマスク
用金属膜13を成膜した後、このブラックマスク用金属
膜13の上に、ポジ型のフォトレジスト(露光部分が現
像により除去されるフォトレジスト)からなるレジスト
膜14を形成する。
【0023】なお、下地膜12とブラックマスク用金属
膜13はスパッタ法または蒸着法等によって成膜し、レ
ジスト膜14は、フォトレジスト溶液をスピンコート法
またはローラコート法により塗布し、これを乾燥させて
形成する。 [工程2]
【0024】次に、基板1上に形成する赤,緑,青のカ
ラーフィルタのうちの一つの色のカラーフィルタの形成
パターン(画素列に対応するストライプ状の連続パター
ン、または個々の画素に対応する独立パターン等)に応
じたパターンの露光マスク(図示せず)を用いて上記レ
ジスト膜14を露光処理し、次いで現像処理して、この
レジスト膜14に、赤,緑,青のうちの一つの色のカラ
ーフィルタ、例えば赤色フィルタの形成領域に対応する
第1の開口14aを形成し、この後、上記レジスト膜1
4をマスクとしてブラックマスク用金属膜13をエッチ
ングして、赤色フィルタ形成領域のブラックマスク用金
属膜13を図1(b)に示すように除去する。 [工程3]
【0025】次に、図1(c)に示すように、上記ブラ
ックマスク用金属膜13のエッチング除去によってレジ
スト膜14の開口14a内に露出された下地膜12の上
に、赤のフィルタ材料(透明樹脂に赤の顔料を混合した
もの)を所望の厚さに電着し、赤色フィルタ15Rを形
成する。なお、下地膜12上へのフィルタ材料の電着
は、従来の電着方法と同様にして行なう。 [工程4]
【0026】次に、上記露光マスクを[工程2]におけ
る配置位置から所定ピッチ(赤,緑,青のカラーフィル
タの配列ピッチ)ずらして配置して上記レジスト膜(ポ
ジ型フォトレジスト膜)14を再び露光処理し、次いで
現像処理して、このレジスト膜14に、他の一つの色の
カラーフィルタ、例えば緑色フィルタの形成領域に対応
する第2の開口14bを形成し、この後、上記レジスト
膜14をマスクとしてブラックマスク用金属膜13をエ
ッチングして、緑色フィルタ形成領域のブラックマスク
用金属膜13を図1(d)に示すように除去する。
【0027】このように、緑色フィルタ形成領域のブラ
ックマスク用金属膜13をエッチング除去すると、この
緑色フィルタ形成領域と上記[工程2]においてブラッ
クマスク用金属膜13をエッチング除去した赤色フィル
タ形成領域との間に細幅のブラックマスク用金属膜13
が残り、この残存金属膜13が、赤色フィルタと緑色フ
ィルタとの間のブラックマスク13aとなる。 [工程5]
【0028】次に、図1(e)に示すように、上記ブラ
ックマスク用金属膜13のエッチング除去によってレジ
スト膜14の第2の開口14b内に露出された下地膜1
2の上に、緑のフィルタ材料(透明樹脂に緑の顔料を混
合したもの)を所望の厚さに電着し、緑色フィルタ15
Gを形成する。 [工程6]
【0029】次に、上記露光マスクを[工程4]におけ
る配置位置からさらに所定ピッチずらして配置して上記
レジスト膜(ポジ型フォトレジスト膜)14を再度露光
処理し、次いで現像処理して、このレジスト膜14に、
残り色のカラーフィルタ、例えば青色フィルタの形成領
域に対応する第3の開口14cを形成し、この後、上記
レジスト膜14をマスクとしてブラックマスク用金属膜
13をエッチングして、青色フィルタ形成領域のブラッ
クマスク用金属膜13を図1(f)に示すように除去す
る。
【0030】このように、青色フィルタ形成領域のブラ
ックマスク用金属膜13をエッチング除去すると、この
青色フィルタ形成領域と上記[工程2]および[工程
4]においてブラックマスク用金属膜13をエッチング
除去した赤色フィルタ形成領域および緑色フィルタ形成
領域との間に細幅のブラックマスク用金属膜13が残
り、この残存金属膜13が、赤色フィルタと青色フィル
タとの間および緑色フィルタと青色フィルタとの間のブ
ラックマスク13aとなる。 [工程7]
【0031】次に、図1(g)に示すように、上記ブラ
ックマスク用金属膜13のエッチング除去によってレジ
スト膜14の第3の開口14c内に露出された下地膜1
2の上に、青のフィルタ材料(透明樹脂に青の顔料を混
合したもの)を所望の厚さに電着し、青色フィルタ15
Bを形成する。 [工程8]この後は、上記レジスト膜14を剥離し、カ
ラーフィルタとブラックマスクの形成工程を終了する。
図1(h)はその状態を示している。
【0032】すなわち、上記カラーフィルタとブラック
マスクの形成方法は、基板11上に透明な導電性下地膜
12を成膜しその上にブラックマスク用金属膜13を成
膜した後、前記金属膜13を赤,緑,青のうちの一つの
色のカラーフィルタの形成領域に対応する部分が開口す
るレジスト膜14をマスクとしてエッチングするととも
に前記レジスト膜14の開口内に露出した前記下地膜1
2の上に前記一つの色のフィルタ材料を電着する工程を
繰返して、赤,緑,青のカラーフィルタ15R,15
G,15Bを順次形成し、これらカラーフィルタ15
R,15G,15B間に残された前記金属膜13をブラ
ックマスク13aとするものである。
【0033】この方法は、ブラックマスク用金属膜13
のエッチングとフィルタ材料の電着とを、同じレジスト
膜14をマスクとして行なうものであため、ブラックマ
スク用金属膜13をパターニングするためのレジストマ
スクを別に形成する必要はなく、したがって、フォトレ
ジスト膜の露光・現像処理は、フィルタ材料の電着回数
と同じ回数(赤のフィルタ材料の電着と、緑のフィルタ
材料の電着と、青のフィルタ材料の電着との計3回)だ
け行なえばよいから、赤,緑,青のカラーフィルタ15
R,15G,15Bとこれらカラーフィルタ間の間隙に
対応するブラックマスク13aとを、少ない露光・現像
処理回数で能率良く形成することができる。
【0034】しかも、この方法では、ブラックマスク用
金属膜13がレジスト膜14の開口14a,14b,1
4cと同じ形状にエッチングされるため、上記レジスト
膜14の開口内に露出した下地膜12の上に電着される
フィルタ材料が必ずブラックマスク用金属膜13に密接
するから、フィルタ材料を電着して形成したカラーフィ
ルタ15R,15G,15Bと、ブラックマスク用金属
膜13をエッチングして形成したブラックマスク13a
との間に隙間ができることはなく、したがって、カラー
フィルタ15R,15G,15Bとブラックマスク13
aとの間の漏光間隙の発生も確実に防ぐことができる。
【0035】なお、上記実施例では、赤,緑,青のカラ
ーフィルタ15R,15G,15B赤色フィルタ15
R、緑色フィルタ15G、青色フィルタ15Bの順に形
成したがこのカラーフィルタ15R,15G,15Bの
形成順序は任意でよい。
【0036】また、上記実施例では、レジスト膜14に
ポジ型のフォトレジストを用いたが、このレジスト膜1
4はネガ型のフォトレジスト(非露光部分が現像により
除去されるフォトレジスト)を用いて形成してもよく、
その場合は、一つの色のカラーフィルタの形成領域に対
するブラックマスク用金属膜13のエッチングとフィル
タ材料の電着とを行なうごとにレジスト膜14を形成し
直せばよい。この場合でも、フォトレジスト膜の露光・
現像処理は、フィルタ材料の電着回数と同じ回数(3
回)だけ行なえばよい。
【0037】また、上記のようにしてカラーフィルタ1
5R,15G,15Bとブラックマスク13aとを形成
した基板11は、その上に保護絶縁膜を介して表示用の
透明電極を形成し、さらにその上に配向膜を形成して、
液晶表示素子の一方の基板とされる。
【0038】図2および図3は、上記方法でカラーフィ
ルタ15R,15G,15Bとブラックマスク13aと
を形成した基板11を用いた液晶表示素子の断面図であ
り、図2は単純マトリックス方式の液晶表示素子を示
し、図3は薄膜トランジスタ(TFT)を能動素子とす
るTFTアクティブマトリックス方式の液晶表示素子を
示している。
【0039】図2に示した単純マトリックス方式の液晶
表示素子は、赤,緑,青のカラーフィルタ15R,15
G,15Bとブラックマスク13aとを形成し、その上
に透明な保護絶縁膜16を介して複数本の線状透明電極
17を形成するとともに、その上に配向膜18を形成し
た第1の透明基板11と、前記走査電極17と直交する
複数本の線状透明電極22を形成するとともにその上に
配向膜23を形成した第2の透明基板21とを図示しな
い枠状のシール材を介して接着し、この両基板11,2
1間に液晶LCを封入したもので、前記透明電極17,
22のうち一方の基板の電極は走査電極とされ、他方の
基板の電極は信号電極とされている。
【0040】また、図3に示したTFTアクティブマト
リックス方式の液晶表示素子は、赤,緑,青のカラーフ
ィルタ15R,15G,15Bとブラックマスク13a
とを形成し、その上に透明な保護絶縁膜16を介して透
明な対向電極19を形成するとともに、その上に配向膜
18を形成した第1の透明基板11と、複数の透明画素
電極32をマトリックス状に配列し、これら画素電極3
2にそれぞれその能動素子である薄膜トランジスタ33
を接続するとともに、その上に配向膜34を形成した第
2の透明基板31とを図示しない枠状のシール材を介し
て接着し、この両基板11,31間に液晶LCを封入し
たもので、第1基板11側の対向電極19は、第2基板
31側の各画素電極32に対向する1枚電極とされてい
る。
【0041】なお、図3に示した液晶表示素子では、第
1基板11側の対向電極19を、カラーフィルタ15
R,15G,15Bを覆う保護絶縁膜16の上に形成し
ているが、この対向電極は、基板11上に設けられてい
る下地膜(透明導電膜)12で兼用してもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタとブラックマス
クの形成方法は、基板上に透明な導電性下地膜を成膜し
その上にブラックマスク用金属膜を成膜した後、前記金
属膜を赤,緑,青のうちの一つの色のカラーフィルタの
形成領域に対応する部分が開口するレジスト膜をマスク
としてエッチングするとともに前記レジスト膜の開口内
に露出した前記下地膜の上に前記一つの色のフィルタ材
料を電着する工程を繰返して、赤,緑,青のカラーフィ
ルタを順次形成し、これらカラーフィルタ間に残された
前記金属膜をブラックマスクとするものであるから、
赤,緑,青のカラーフィルタとこれらカラーフィルタ間
の間隙に対応するブラックマスクとを、少ない露光・現
像処理回数で能率良く形成することができるとともに、
カラーフィルタとブラックマスクとの間の漏光間隙の発
生も確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカラーフィルタとブラ
ックマスクの形成工程を示す各工程での断面図。
【図2】カラーフィルタとブラックマスクとを形成した
基板を用いた液晶表示素子の断面図。
【図3】カラーフィルタとブラックマスクとを形成した
基板を用いた他の液晶表示素子の断面図。
【図4】従来の方法によるカラーフィルタとブラックマ
スクの形成工程を示す各工程での断面図。
【符号の説明】
11…基板 12…下地膜 13…ブラックマスク用金属膜 13a…ブラックマスク 14…レジスト膜 14a,14b,14c…開口 15R…赤色フィルタ 15G…緑色フィルタ 15B…青色フィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板の上に、間隙を存して互いに隣り
    合う赤,緑,青のカラーフィルタと、これらカラーフィ
    ルタ間の間隙に対応するブラックマスクとを形成する方
    法であって、 基板上に透明な導電性下地膜を成膜しその上にブラック
    マスク用金属膜を成膜した後、前記金属膜を赤,緑,青
    のうちの一つの色のカラーフィルタの形成領域に対応す
    る部分が開口するレジスト膜をマスクとしてエッチング
    するとともに前記レジスト膜の開口内に露出した前記下
    地膜の上に前記一つの色のフィルタ材料を電着する工程
    を繰返して、赤,緑,青のカラーフィルタを順次形成
    し、これらカラーフィルタ間に残された前記金属膜をブ
    ラックマスクとすることを特徴とするカラーフィルタと
    ブラックマスクの形成方法。
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