JPH069486Y2 - 電子線露光装置等の材料送り装置 - Google Patents

電子線露光装置等の材料送り装置

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JPH069486Y2
JPH069486Y2 JP1983045551U JP4555183U JPH069486Y2 JP H069486 Y2 JPH069486 Y2 JP H069486Y2 JP 1983045551 U JP1983045551 U JP 1983045551U JP 4555183 U JP4555183 U JP 4555183U JP H069486 Y2 JPH069486 Y2 JP H069486Y2
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JP
Japan
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chamber
drive mechanism
storage chamber
material storage
electron beam
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JP1983045551U
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誠 玉井
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Jeol Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電子線露光装置等における被処理材料を供
給、交換するための材料送り装置に関するものである。
電子線露光装置では、ウエハ等の被露光処理材料をステ
ージに取付けて露光を行つており、このために材料を材
料収容室から供給、交換するために材料送り装置が使用
されている。第1図は従来の電子線露光装置の材料送り
装置を示す水平断面図である。
図において、1は材料収容室、2は駆動機構室で、両室
は真空的に連通しており、両室間を送り機構3が往復動
するようになつている。送り機構3は材料収容室1内の
材料4をつかむリンク5、材料4の搬入および搬出の動
作を交互に行うためのメモリーカム6、これらを支持す
るチャックヘッド7、シャフト8、ベース9、フレーム
10、これらを支持するガイド11およびガイド11を
支持する軸受12からなる。駆動機構室2にはモータの
回転力を直線運動に変換して送り機構3を往復動させる
カルダン歯車からなる駆動機構(ドライバ)が送り機構
3の裏側に設けられているが、図示は省略されている。
駆動機構としては、ねじの場合もある。13は必要な信
号を得るためのセンサーである。
以上の構成において、送り機構3は図示状態において、
メモリーカム6およびリンク5の動作により材料4をつ
かみ、図示しない駆動機構により紙面上方に直進し、材
料4を離して露光用のステージに装着し、後退する。試
料を搬出する場合は逆の操作になる。送り機構3の直
進、後退運動の際、ガイド11を含む全体の機構が往復
動することになる。
しかしながら、このような従来の材料送り装置において
は、材料収容室1および駆動機構室2が真空的に連通し
ているので、材料4の大きさが大きくなると、材料収容
室1が大きくなるほか、送り機構3のストロークが大き
くなるため、駆動機構室2が大きくなり、材料交換時の
排気時間が長くなるとともに、大気圧にするためのベン
ト時間が長くなり、さらに材料交換時に露光室等と連通
するため、材料の放出ガス、摩耗によるダスト、潤滑剤
のベーパなどがクリーンバキュームに悪影響を与えると
いう問題があつた。
この考案は上記のような従来の問題点を改善するための
もので、材料収容室と駆動機構室とを真空的に分離し、
これらの両室間を真空シールを介して往復動するように
送り機構を設けるとともに、両室をそれぞれ別の排気系
に接続し、両排気系を連絡系により接続して、バルブで
分離可能にすることにより、排気時間およびベント時間
を短く、かつクリーンバキュームが可能な電子線露光装
置等の材料送り装置を提供することを目的としている。
この考案は、高真空容器からなる材料収容室と、 この材料収容室と真空シールにより分離された低真空容
器からなる駆動機構室と、 これら両室間を前記真空シールを介して往復動し前記材
料収容室内の材料を送る送り機構と、 この送り機構を駆動するように前記駆動機構室に設けら
れた駆動機構と、 前記材料収容室に接続し、かつバルブを有する高真空排
気系と、 前記駆動機構室に接続する低真空排気系と、 これらの両排気系を接続し、かつバルブを有する連絡系
とを備え、 前記連絡系のバルブの開閉により材料収容室と駆動機構
室とを接続または分離するようにしたことを特徴とする
電子線露光装置等の材料送り装置である。
以下、この考案を図示実施例により説明する。第2図は
この考案の一実施例による電子線露光装置の材料送り装
置を示す水平断面図であり、第1図と同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。
第2図において、材料収容室1は材料交換時に露光室等
と連通する高真空容器からなり、駆動機構室2はこれと
隣接して設けられた低真空室からなり、両室は隔壁14
によつて区画され、真空シール15により真空的に分離
されている。真空シール15はシール材16、17およ
びハウジング18を含み、隔壁14と送り機構3間をシ
ールする。
送り機構3は隔壁14を貫通し、真空シール15を介し
て材料収容室1、駆動機構室2間を軸方向に往復動でき
るように設けられており、隔壁14を貫通してシール材
16に内接するとともに軸受12により支持される外シ
ャフト19、この外シャフト19内にスライド可能に設
けられた内シャフト20、両者間に設けられたシール材
21、外シャフト19の先端にねじ22で固着されたボ
ス23、このボス23の両側にねじ24で支持されたば
ね25、このばね25内の両側にコ字状に配置されかつ
ピン26によつて回転可能に支持されるとともにピン2
7によつて内シャフト20の先端に係合するクランプ2
8、このクランプ28内に位置するようにボス23に固
定された材料受29、および外シャフト19の基部外周
にセンサー13と接するようにリング30を介して設け
られたホルダ31からなる。
駆動機構室2には送り機構3を駆動するための駆動機構
が設けられている。この駆動機構には、外シャフト19
を内シャフト20とともに往復動させる駆動機構とし
て、外シャフト19を両側から挾んで回転するピンチロ
ーラ32、33が設けられており、室外のモータ34に
よつて回転するようになつている。また内シャフト20
のみを往復動させる駆動機構として、外シャフト19お
よび内シャフト20の基部に接続するエアシリンダ35
が設けられており、エアホース36に接続している。
37は材料収容室1に接続する中間引排気系で、バルブ
38を有する。39は駆動機構室2に接続する粗引排気
系で、バルブ40を有する。また41は両排気系に接続
する連絡系で、バルブ42を有し、材料収容室1および
駆動機構室2を真空的に接続し、または分離できるよう
になつている。
上記の構成において、モータ34によりピンチローラ3
2、33を正逆回転させると、外シャフト19は軸方向
の直線運動をし、隔壁14を通して材料収容室1および
駆動機構室2間を往復動する。このとき真空シール15
によつて両室間は真空的に分離された状態を維持する。
またエアホース36から圧縮エアを供給すると、内シャ
フト20のみが前進し、ピン26を支点としてクランプ
28が開き、エアを排出すると、内シャフト20が後退
し、ばね25に押されてクランプ28は閉じる。このよ
うにして送り機構3による材料4のつかみ、離しおよび
移動の操作が行われる。
材料収容室1から露光室へ材料4を搬入するには、外シ
ャフト19の位置をセンサー13で検出し、設定位置に
あれば、エアシリンダ35を動作させてクランプ28で
材料4をつかみ、次にピンチローラ32、33で外シャ
フト19を前進させ、露光室の移動ステージ上に材料を
セットし、図示しないセンサーでタイミングをとつてエ
アシリンダ35の動作により材料4を離し、ピンチロー
ラ32、33を逆転させて外シャフト19を後退させ
る。露光処理後、露光室から材料収容室1へ材料4を搬
出するには、同様の操作で外シャフト19を前進させて
材料4をつかみ、後退させて離す。この間バルブ38、
40を開、バルブ42を閉とし、中間引排気系37によ
り材料収容室1の中間引きを行い、粗引排気系39によ
り駆動機構室2の粗引きを行う。
材料4を真空外へ取出すときは、駆動機構室2は真空の
まま材料収容室1のみを大気圧にするために、バルブ3
8、42を閉にし、材料収容室1のみをベントする。次
に新しい材料4を材料収容室1に入れて扉を閉じ、バル
ブ42を開にして、連絡系41を通して粗引きし、粗引
完了後バルブ42を閉、バルブ38を開にして、中間引
排気系37により材料収容室1の中間引きを行う。粗引
きは中間引きよりも大量のガスを急速に排気するので、
予め連絡系41を通して粗引きすることにより、排気を
急速に行うことができ、その後中間引排気系37から中
間引きすることにより、材料収容室1からの排気を短時
間で行うことができる。その後の操作は前記の繰り返え
しであり、これにより材料4の交換が行われる。バルブ
40は保守用のもので、材料交換時に使用する必要はな
い。
なお、上記実施例において、シール材16、17、21
はOリングを使用しているが、ベローズその他のシール
材でシールすることもできる。また送り機構3として
は、材料4を保持して移動できるものであればよく、例
えば第1図の構造のものあるいは他の構造のものでもよ
い。さらに駆動装置も変更可能であり、ピンチローラ3
2、33の代りに第1図におけるカルダン歯車機構、ね
じ等の直線運動機構を使用してもよく、またエアシリン
ダ35の代りにモータ、ソレノイド等を使用してもよ
い。
本考案は電子線露光装置に限らず、真空中で材料を供
給、交換するようにした他の装置における材料送り装置
にも適用可能である。
以上説明してきたように、この考案によれば、材料収容
室と駆動機構室とを真空的に分離し、これらの両室間を
真空シールを介して往復動するように送り機構を設ける
とともに、両室をそれぞれ別の排気系に接続し、両排気
系を連絡系により接続して、バルブで分離可能にするよ
うにしたので、次のような効果が得られる。
露光室等に連通する高真空室(材料収容室)の容積が
小さくなつて、排気時間およびベント時間が短縮され
る。特に高真空室からの排気は、予め低真空排気系で急
速に排気したのち、高真空排気系で高真空まで排気でき
るため、排気時間は連絡系を設けない場合よりも大幅に
短縮される。
送り機構および駆動機構の放出ガス、摩耗ダスト、潤
滑剤ベーパ等の悪影響が少ないクリーンバキュウムで露
光処理等が行える。
駆動機構として、通常大気中で使用される機構が使用
可能である。
シール材としてOリング、ベローズ等の簡単な構造の
ものが使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子線露光装置の材料送り装置を示す水
平断面図、第2図はこの考案の一実施例による電子線露
光装置の材料送り装置を示す水平断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は材
料収容室、2は駆動機構室、3は送り機構、4は材料、
15は真空シール、19は外シャフト、20は内シャフ
ト、28はクランプ、32、33はピンチローラ、34
はモータ、35はエアシリンダ、37は中間引排気系、
39は粗引排気系、41は連絡系である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高真空容器からなる材料収容室と、 この材料収容室と真空シールにより分離された低真空容
    器からなる駆動機構室と、 これら両室間を前記真空シールを介して往復動し前記材
    料収容室内の材料を送る送り機構と、 この送り機構を駆動するように前記駆動機構室に設けら
    れた駆動機構と、 前記材料収容室に接続し、かつバルブを有する高真空排
    気系と、 前記駆動機構室に接続する低真空排気系と、 これらの両排気系を接続し、かつバルブを有する連絡系
    とを備え、 前記連絡系のバルブの開閉により材料収容室と駆動機構
    室とを接続または分離するようにしたことを特徴とする
    電子線露光装置等の材料送り装置。
  2. 【請求項2】送り機構は材料をつかみ、離しおよび移動
    する動作を行うものである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電子線露光装置等の材料送り装置。
  3. 【請求項3】駆動機構は送り機構を直線運動させるもの
    である実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    の電子線露光装置等の材料送り装置。
  4. 【請求項4】高真空排気系は材料収容室に隣接する中間
    引排気系であり、低真空排気系は駆動機構室に接続する
    粗引排気系である実用新案登録請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれかに記載の電子線露光装置等の材料送り
    装置。
JP1983045551U 1983-03-29 1983-03-29 電子線露光装置等の材料送り装置 Expired - Lifetime JPH069486Y2 (ja)

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JPS59151438U JPS59151438U (ja) 1984-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5495189A (en) * 1978-01-13 1979-07-27 Toshiba Corp Electron beam light-exposure unit
JPS573240U (ja) * 1980-06-06 1982-01-08

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