JPH0694838A - ダスト放射線モニタ - Google Patents

ダスト放射線モニタ

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JPH0694838A
JPH0694838A JP24527392A JP24527392A JPH0694838A JP H0694838 A JPH0694838 A JP H0694838A JP 24527392 A JP24527392 A JP 24527392A JP 24527392 A JP24527392 A JP 24527392A JP H0694838 A JPH0694838 A JP H0694838A
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JP
Japan
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dust
flow rate
filter paper
dust collection
collection time
Prior art date
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Pending
Application number
JP24527392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Aoki
康広 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0694838A publication Critical patent/JPH0694838A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ろ紙消費量の抑制と迅速な応答性の
実現を目的とする。 【構成】本発明のダスト放射線モニタは、大気中のダス
トをダスト測定系内に吸引して、当該ダスト測定系に設
けられたろ紙15で一定期間ダストを集塵し、前記ろ紙
15に集塵されたダストの放射能濃度を検出器16によ
り測定するものにおいて、前記検出器16の測定値に応
じてろ紙での集塵時間とダスト測定系への吸引流量とを
自動的に変化させる手段19を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線ダストを集塵・
測定するダスト放射線モニタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダスト放射線モニタの構成例が図
4に示されている。このダスト放射線モニタは、大気中
のダストをポンプ1により吸引してダストサンプラ2内
に導入し、ダストサンプラ2内に設置したろ紙3にダス
トを集塵している。ろ紙3に集塵されたダストの放射能
濃度は放射線検出器4で測定しており、その測定値はデ
ータ処理部5へ送出される。データ処理部5では、放射
線検出器4からの信号を下式により処理して放射能濃度
を求めている。
【0003】 放射能濃度(Bq/cm 3 )=1.67×N/(η×Q) ただしNは計数率(cpm),ηは検出効率(%),Qは集
塵流量(cm3 ) である。
【0004】また、ダストサンプラ2にある流量調節計
6はポンプ1による吸引流量が一定となるように調整し
ており、ろ紙送り機構7はろ紙3を設定した集塵時間で
間欠的に移動させている。
【0005】以上のように構成されたダスト放射線モニ
タでは、吸引流量と集塵時間の積から集塵流量を求める
ことができ、この集塵流量によって検出感度が変わる。
図5(a)〜(c)には、吸引流量,集塵時間及び検出
感度との関係が示されている。同図に示すように、集塵
時間を2倍にすれば集塵流量も2倍になり、検出器での
測定値も高くなることから検出感度も上がる。また、同
図に破線で示すように、吸引流量を多くすれば、短時間
のうちに検出器での測定値も高い値を示すようになる。
【0006】ところが、集塵時間を長くすると、放射能
濃度の判定間隔が長くなり濃度変化に対する応答性が悪
くなる。また、集塵時間を短くすると共に吸引流量を多
くすると、放射能濃度が低濃度であるにも拘らず、ろ紙
の消費が多くなり不経済である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のダ
スト放射線モニタは、検出感度を上げようとすると、放
射能濃度の判定間隔が長くなって応答性が低下したり、
または低濃度であるにも拘らずろ紙の消費が多いために
不経済であるといった問題があった。本発明は以上のよ
うな実情に鑑みてなされたもので、通常時においてはろ
紙の消費量を抑えることができ、異常時においては迅速
な応答性を示すダスト放射線モニタを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のダスト放射線モニタは、大気中のダストをダ
スト測定系内に吸引して、当該ダスト測定系に設けられ
たろ紙で一定期間ダストを集塵し、前記ろ紙に集塵され
たダストの放射能濃度を検出器により測定するものにお
いて、前記検出器の測定値に応じてろ紙での集塵時間と
ダスト測定系への吸引流量とを自動的に変化させる手段
を具備している。
【0009】
【作用】本発明のダスト放射線モニタでは、大気中のダ
ストが吸引されるとダスト測定系に設けられたろ紙にダ
ストが集塵され、その集塵ダストの放射能濃度が検出器
にて測定される。そして検出器の測定値に応じてろ集塵
時間と吸引流量とが自動的に変化せしめられる。
【0010】例えば、測定値が高いときに集塵時間を短
縮し、かつ吸引流量を増やすような調整が可能になる。
このような調整によれば、通常時にはろ紙の消費が抑え
られ、異常時には迅速な濃度判定が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1には本発明の一実施例に係るダスト放射線モニタの構
成が示されている。本実施例のダスト放射線モニタは、
ダストサンプラ10の内部に密閉されたチャンバー(不
図示)が設けられており、そのチャンバーのガス導入口
に導入配管11が接続され、ガス排出口にガス排出配管
12が接続されてされている。
【0012】チャンバー内にはガス流路13が形成され
ており、ろ紙送り機構14,放射線検出器16が収納さ
れている。ろ紙送り機構14は、ろ紙15をダストを集
塵可能な状態にガス流路13内に挿入し、ろ紙15を間
欠的に移動できるように構成されている。上記ろ紙15
のダスト付着面に対向させて放射線検出器16が配置さ
れている。
【0013】チャンバーのガス排出配管12にはポンプ
17が設けられている。サンプラ内のガス流路13に設
けられた流量調節計18で、ポンプ17によりダストサ
ンプラ内に吸引されるダストの単位時間当たりの吸引流
量を一定に調整できるようになっている。上記ダストサ
ンプラ10は、データ処理部19により動作制御されて
いる。そのデータ処理部19は、演算部21,集塵時間
設定部22及び吸引流量設定部23を有している。
【0014】演算部21は、放射線検出器16から出力
された信号を入力し、前述した集塵ダストに関する放射
能濃度演算を実施して放射能濃度を測定している。集塵
時間設定部22は、演算部21から与えられる測定値に
応じて、ろ紙15による集塵時間を通常の集塵時間とな
る第1の集塵時間a1とこの第1の集塵時間a1よりも
短い第2の集塵時間a2とのいずれかに切換えるもので
ある。測定値が予め決められている設定値を超えた場合
には、集塵時間設定部22がろ紙送り機構14の動作周
期を制御して第1の集塵時間a1から第2の集塵時間a
2に自動的に切換える。
【0015】吸引流量設定部23は、演算部21から与
えられる測定値に応じて流量調節計18を制御して、ポ
ンプ17による吸引流量を、通常の吸引流量となる第1
の吸引流量b1とこの第1の吸引流量b1よりも多い量
の第2の吸引流量b2とのいずれかに切換えるものであ
る。測定値が予め決められている設定値を超えた場合に
は、流量調節計18を制御して第1の吸引流量b1から
第2の吸引流量b2に自動的に切換える。
【0016】なお、第1の集塵時間a1と第1の吸引流
量b1との積による集塵流量と、第2の集塵時間a2と
第2の吸引流量b2との積による集塵流量とが同一値と
なるように、第1の集塵時間a1と第2の集塵時間a2
との関係、及び第1の吸引流量b1と第2の吸引流量b
2との関係が定められている。これは、集塵時間や吸引
流量が変化しても、検出限界値を常に同一条件として評
価できるようにするためである。
【0017】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて、図2及び図3を参照して説明する。まず運転開
始時には、第1の集塵時間a1及び第1の吸引流量b1
が設定される。第1の集塵時間a1の期間(周期)に、
測定値Nが設定値N1を超えるか否か監視され、超えな
い場合には第1の集塵時間a1が経過したところでろ紙
送りがなされる。そして、再び、第1の集塵時間a1及
び第1の吸引流量b1による集塵・測定が行われる。
【0018】一方、ダストサンプラ10に吸引されてく
る大気中のダストの放射能濃度が高くなると、第1の集
塵時間a1の期間に測定値Nが設定値N1を超える事態
が発生する。この様な高い放射能濃度の測定値が演算部
21から集塵時間設定部22及び吸引流量設定部23に
入力すると、集塵時間が第2の集塵時間a2に、また吸
引流量が第2の吸引流量b2にそれぞれ切換えられる。
【0019】集塵時間設定部22では集塵時間が第2の
集塵時間a2に切換えられると、それと同時にろ紙送り
機構14を制御してろ紙15を移動し、第2の集塵時間
a2のカウントを開始する。また吸引流量設定部23に
おいて吸引流量が第2の吸引流量b2に切換えられる
と、それを受けて流量調節計18が制御される。第2の
集塵時間a2の期間に、測定値Nが設定値N1を下回る
か否か監視され、測定値Nが設定値N1を下回らない場
合(放射能濃度が高いレベルを維持している場合)に
は、第2の集塵時間a2が経過したところでろ紙送りが
なされる。そして、再び、第2の集塵時間a2及び第2
の吸引流量b2による集塵・測定が行われる。
【0020】さらに、放射能濃度が下がり測定値Nが設
定値N1を下回ると、集塵時間及び吸引流量が、再び第
1の集塵時間a1及び第1の吸引流量b1にそれぞれ切
換えられる。例えば、図3(a)に示すように変化する
実際の放射線レベルに対して、集塵時間及び吸引流量は
同図(b)に示すように変えられる。図3(c)は、同
図(b)のように吸引流量及び集塵時間を変化させたと
きの検出器での測定値を示している。
【0021】図3に示すように、本実施例では実際の放
射線レベルが上昇して設定値を超えると、第1の集塵時
間a1が経過するのを待たずに、集塵時間及び吸引流量
が短い第2の集塵時間a2及び多い第2吸引流量b2に
切換えられる。そして実際の放射線レベルが再び下降し
て設定値を下回ると、第2の集塵時間a2が経過した時
点から第1の集塵時間a1及び第1の吸引流量b1に切
換えられる。
【0022】この様に本実施例によれば、ろ紙15に集
塵されたダストの放射能濃度を測定して、その測定値が
設定値を下回っている場合には通常の集塵時間及び吸引
流量に調節し、測定値が設定値を超えたときには集塵時
間を短くすると共に吸引流量を増大させるように調整す
るので、正常時におけるろ紙の消費防止と異常時におけ
る迅速な応答性とを同時に実現できる。
【0023】なお本発明は、吸引するガスに腐食性物質
があるような場合には、測定値が設定値を超えたときに
は、前述した制御に優先させて吸引流量を通常時よりも
少なくするように調節する機能を持った吸引流量設定部
に置き換えた構成にすることもできる。この様な構成の
ものによれば、ダスト放射能濃度により流量を自動的に
変えて必要最低限の流量で測定を行えるため、配管等の
腐食を抑えられる効果がある。
【0024】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施
可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、通
常時においてはろ紙の消費量を抑えることができ、異常
時においては迅速な応答性を示すダスト放射線モニタを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るダスト放射線モニタの
構成図である。
【図2】図1に示すダスト放射線モニタの動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示すダスト放射線モニタにおける放射線
レベルと吸引流量と集塵時間と測定値とのの関係を示す
図である。
【図4】従来のダスト放射線モニタの構成図である。
【図5】図4に示すダスト放射線モニタにおける放射線
レベルと吸引流量と集塵時間と測定値とのの関係を示す
図である。
【符号の説明】
10…ダストサンプラ、11…ガス導入配管、12…ガ
ス排出配管、13…ガス流路、14…ろ紙送り機構、1
5…ろ紙、16…放射線検出器、17…ポンプ、18…
流量調節計、19…データ処理部、21…演算部、22
…集塵時間設定部、23…吸引時間設定部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気中のダストをダスト測定系内に吸引
    して、当該ダスト測定系に設けられたろ紙でダストを一
    定期間集塵し、前記ろ紙に集塵されたダストの放射能濃
    度を検出器により測定するダスト放射線モニタにおい
    て、 前記検出器の測定値に応じてろ紙による集塵時間とダス
    ト測定系への吸引流量とを自動的に変化させる手段を備
    えたことを特徴とするダスト放射線モニタ。
JP24527392A 1992-09-14 1992-09-14 ダスト放射線モニタ Pending JPH0694838A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24527392A JPH0694838A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ダスト放射線モニタ

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JP24527392A JPH0694838A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ダスト放射線モニタ

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JPH0694838A true JPH0694838A (ja) 1994-04-08

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ID=17131229

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JP24527392A Pending JPH0694838A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 ダスト放射線モニタ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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