JPH0694766B2 - 地震用シヤツター - Google Patents

地震用シヤツター

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JPH0694766B2
JPH0694766B2 JP29615688A JP29615688A JPH0694766B2 JP H0694766 B2 JPH0694766 B2 JP H0694766B2 JP 29615688 A JP29615688 A JP 29615688A JP 29615688 A JP29615688 A JP 29615688A JP H0694766 B2 JPH0694766 B2 JP H0694766B2
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将男 秋元
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は棚等に配置した物品が地震時に落下するのを
防止するようにした地震用シヤツターに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来棚に化学薬品を収容した瓶や美術品あるいは洋酒を
収容した瓶等を置くことが行われているが、扉等常時閉
塞する手段のない棚では地震の場合に転倒して落下する
のを防止するための手段が全くなかつた。
[発明が解決しようとする課題] この発明は地震の場合棚に配置した物品が倒れても棚か
ら落下するのを防止できるようにした地震用シヤツター
に関するものである。
[課題を解決するための手段] この発明は棚に配置した物品が地震の場合に落下するの
を防止する地震用シヤツターであつて、自重により下降
して棚の前面を部分的又は全部にわたつて遮蔽して物品
の落下を防止できるようにする遮蔽具と、この遮蔽具を
上昇させた収納状態に維持するように係合する係合装置
と、ある程度の重量があり地震の揺れにより移動するこ
とにより前記係合装置の係合をはずして遮蔽具を下降さ
せ棚の前面に配置させるようにした動作装置とを包含す
ることを特徴とする地震用シヤツターを提供するもので
ある。
[実施例] 以下図面を参照しながらこの発明の実施例について説明
する。
第1〜4図に示すこの発明の一実施例において、90は複
数段の支持部91を有する棚で、各支持部91にはそれぞれ
種々の物品92が収容してある。10は棚90の上部に取付け
たほぼ直方体の容器状の本体、12は棚90の前部両側にそ
れぞれ上下方向に延びるように配置したコ字形断面の2
個の案内部材で、互いに開放した部分が向かい合つてい
る。13は本体10に両端部を回転可能に支持される軸、15
はこの軸の外側に固着して両端につば16を設けた巻込用
ローラーである。17はこのローラーに上端部を結合して
巻回されるようにした物品92の落下防止用の遮蔽具で、
水平に配置した多数の合成樹脂あるいは金属又は木材等
よりなる棒部材18を両端部を除いて両側から布,紙,
糸,合成樹脂等よりなる可撓性のあるシート部材19で挾
んで結合してあり、かつ下端部には端縁部材20が両側か
ら結合して構成してある。この遮蔽具は案内用ローラー
21に沿つて両端部を案内部材12に案内されて昇降するよ
うになつている。22はこの遮蔽具を巻上げるためのロー
プで、遮蔽具17の下降時に前記ローラー15に一体として
軸13に固着したローラー23に遮蔽具17と逆方向に巻込ま
れるようになつている。24はこのロープの案内用転子で
ある。ロープ22を引張ると遮蔽具17がローラー15に巻込
まれるようになつている。遮蔽具17は上昇する場合棒部
材18より長い端縁部材20がストツパ25に当接すると停止
することになる。
26は係合装置で、前記軸13に固着した爪車27を有してい
る。28はこの爪車に係脱する爪29を有し軸30に回動可能
に取付けた爪部材、31は爪29が常時爪車27に係合するよ
うに爪部材28に弾力を及ぼすつる巻バネである。遮蔽具
17は常時ローラー15に巻込まれて収納状態になつており
係合装置26によりその状態が維持されている。32は爪部
材28に設けてあつて押圧すると爪部材28が回動して爪29
が爪車27からはずれるようにする押圧部である。
34は動作装置で次ぎに述べるように構成してある。すな
わち、35は本体10内で下部に配置した軸36に回動可能に
取付けて上方に延びた動作部材で、一部に重量を調節可
能に偏心して取付けた重量調節部37が設けてあり、常時
軸36の軸線に対して偏心したやや後方の位置に重心があ
つてストツパ38に当接してほぼ直立した状体に維持され
ている。地震で所定以上に揺れるとこの動作部材35が第
1図に鎖線で示すようにストツパ38と反対側に倒れて係
合装置26における爪部材28の押圧部32を押圧して爪部材
28が回動しかつ爪29が爪車27からはずれるようになる。
この爪29の係合がはずれると巻回された遮蔽具17は重力
により急に巻戻されて棚90の前面を完全に遮蔽すること
になる。したがつて、物品92は支持部91上で倒れても落
下することが完全に防止されるものである。40は動作部
材35の下端部の連結部41に連結し転子42を介して引張る
ことにより倒れた状態の動作部材35をストツパ38に接触
する状態に復帰させるロープである。このようになつた
状態でロープ22を引張つて遮蔽具17をローラー15に巻回
した状態に復帰させることができる。
第5〜9図に示すこの発明の他の実施例においては前記
実施例と同様な部分は同一の符号が付けてある。遮蔽具
17は地震の場合棚90の各支持部91の前面を部分的に遮蔽
するようにしたほぼ所定位置に配置できる2個ずつの水
平に延びる枠部材45を有しており、その枠部材の両端部
は案内部材12に沿つて昇降可能になつている。46はこの
遮蔽具が棚90の前面に配置した状態で各枠部材45間を所
定間隔に保持しかつ上端部を本体10に係合した2個の紐
である。47,48は2個の引上げ用の紐で、一端は互いに
結合してありかつそれぞれ他端は下端にある枠部材45に
固着してそれより上部にある枠部材45を移動可能に貫通
している。50は紐47を案内する溝車、51,52,53,54は紐4
8を案内する溝車で、いずれも本体10に装着してある。
紐47,48を引張ると下端の枠部材45が上昇するが、この
場合すべての枠部材45が順次持上げられて第5図と第6
図に示すような収納状態になる。
動作装置34は次に述べるように構成してある。すなわ
ち、55は本体10に両端部を回動可能に支持される軸、56
はこの軸の両側においてそれぞれ下端部を固着して上方
に延びることのできるある程度重量がありかつ一方側に
偏心重量部57を設けた動作部材、58はこの動作部材がほ
ぼ直立して重心が軸55の軸心をわずかに越えた状態で係
止するようにしたストツパ、60は地震等により動作部材
56が後方へ倒れるのを係止するストツパ、61は一方の動
作部材56の上部に連結してあつて溝車62を介して引張る
と倒れてストツパ60に係止された動作部材56をストツパ
58に係止するまで復帰させる紐である。
係合装置26は次に述べるように構成してある。すなわ
ち、63は下端の枠部材45の両端付近の下部に取付けてあ
つて後部から弧状等の傾斜部65を形成した2個の係合部
材である。66は各動作部材56に軸67により回動可能に連
結したレバーで、端部に転子68が回転可能に取付けてあ
りかつほぼ水平な状態でストツパ70に当接して下方へ回
動することを阻止するようになつている。動作部材56を
ストツパ58に接触するほぼ直立した状態にしてから紐4
7,48を引張つて遮蔽具17を持上げるとレバー66は第5図
に鎖線66aで示す状態に回動して枠部材45が上昇できる
が、遮蔽具が上端に達すると第5図の実線で示す配置に
なつて転子68が係合部材63の傾斜部65に接触して遮蔽具
17を収納状態で係止するようになり、この状態を維持す
ることができる。地震の場合所定以上に動作部材56が揺
れるとこの動作部材56が倒れた状態になり、転子68が係
合部材63との係合がはずれて遮蔽具17が重力により下降
して棚90の前面を部分的に遮蔽して物品92の落下が防止
できるものである。
[発明の効果] この発明は地震の場合自動的に棚90の前面を部分的ある
いは全部にわたつて遮蔽するから、危険な化学薬品を入
れた瓶や美術品あるいは洋酒を収容した瓶等が落下する
のを防止できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の要部の縦断側面図、第2
図は一部を断面としかつ一部を切欠いて示す要部の正面
図、第3図はその全体の正面図、第4図はその縦断側面
図、第5図はこの発明の他の実施例の要部の縦断側面
図、第6図はその一部を断面とした一部の正面図、第7
図はその遮蔽具の一部を示す斜視図、第8図はその全体
の正面図、第9図はその縦断側面図である。 17……遮蔽具、26……係合装置、34……動作装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棚に配置した物品が地震の場合に落下する
    のを防止する地震用シヤツターであつて、自重により下
    降して棚の前面を部分的又は全部にわたつて遮蔽して物
    品の落下を防止できるようにする遮蔽具と、この遮蔽具
    を上昇させた収納状態に維持するように係合する係合装
    置と、ある程度の重量があり地震の揺れにより移動する
    ことにより前記係合装置の係合をはずして遮蔽具を下降
    させ棚の前面に配置させるようにした動作装置とを包含
    することを特徴とする地震用シヤツター。
JP29615688A 1988-11-25 1988-11-25 地震用シヤツター Expired - Fee Related JPH0694766B2 (ja)

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