JPH0694730A - 試薬液付着防止の分注装置 - Google Patents

試薬液付着防止の分注装置

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JPH0694730A
JPH0694730A JP546492A JP546492A JPH0694730A JP H0694730 A JPH0694730 A JP H0694730A JP 546492 A JP546492 A JP 546492A JP 546492 A JP546492 A JP 546492A JP H0694730 A JPH0694730 A JP H0694730A
Authority
JP
Japan
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nozzle
reagent
liquid
tip
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP546492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Sato
弘道 佐藤
Tetsuo Nishigori
哲雄 西郡
Kahei Shiraishi
嘉平 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Science Systems Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0694730A publication Critical patent/JPH0694730A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試薬を吸引・吐出するノズル先端にスリットを
設けて、ノズルに接続していくポンプに試薬液吐出直後
に吸引動作をさせることによりノズル先端に付着しやす
い液玉を吸引除去できる。 【構成】ノズル長さ方向に沿ってスリット800がもう
けてあるノズル80を配管先に接続してあることと、必
要量の試薬を吐出した直後にポンプ10により吸引動作
を実施できる動作機能とを組み合わせ設置した。 【効果】液吐出終了後毛細管としてのスリット800を
通ってノズル80側壁面に付着した液玉までも管内に吸
引除去することができ、ノズル移動中不慮に液玉を滴下
することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動分析装置において、
試薬液吐出後、試薬ノズル先端に液玉が付着し、ノズル
移動時に振動で試薬液玉が不慮に滴下することを防止で
きる分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】試薬液吐出後にノズルの先端部に残存し
ている液玉を除去する分注装置としては、特開昭61−94
4 号公報に記載のように打落し液(または空気)噴出ノ
ズルを備えた分注装置が知られている。また実開平2−8
217 号ではノズル外周面に沿って複数の小孔をもうけた
分注ノズルも知られている。
【0003】またノズル先端に液玉を付着することなく
試薬液を容器内に吐出する手段として、容器の底にノズ
ルを接近させ液玉を容器底に付着させたり、液中で試薬
液を吐出したりして、ノズルを引き上げてもノズル先端
に試薬液が液玉として付着しない方法が広く用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、容器
内の液中にノズルを浸けられない場合、例えば血液凝固
分析測定に於る血液検体への凝固試薬吐出などは、ノズ
ル先端を検体中へ浸すと液体と試薬が反応変化し、ノズ
ル表面での反応物質汚染が著しいため空中での試薬吐出
を余儀なくされている分析方法については実施できず、
試薬液吐出後の先端についた液玉を落下させない様極め
て滑らかに、尚且つ、ルーチンワーク処理能力向上の
為、迅速に起動・停止を繰り返し行なえるノズル移動機
構の技術を確立しなければならない問題があった。
【0005】また液玉打ち落し噴出ノズルを備えた分注
装置については、一定量の試薬液吐出後に再度試薬液を
加えることになり、反応液の吸光度等の時間的変化分を
測定するような分析原理に対しては、それが外乱として
影響を及ぼすという問題があった。本発明は中空に位置
した試薬ノズルから試薬液を吐出してもノズル先端に液
玉が付着してノズル移動最中不慮に液玉を滴下すること
のない分注装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にノズル先端部に端面からノズル長さ方向に沿って細長
い切れ込み(スリット)の入ったノズルを設置し、試薬
液の中空吐出直後ノズル先端に於て吸引動作を実行する
ポンプを組み合わせ設置した点にある。
【0007】
【作用】ポンプ停止により試薬の吐出が終了すると、配
管内の圧力が低下し試薬が雫状となって滴下するが、滴
下しなかったものは液体表面張力により玉状となってノ
ズル先端に付着する。吸入動作に移ったポンプはノズル
先端に付着した液玉を再びノズル内管に吸引することが
できる。しかし液玉が付着する箇所は必ずしも先端断面
とは限らずノズル側壁面に付着することもありうる。先
端部にスリットが入ったノズルは、ノズル側壁面に付着
した液玉でも、スリット毛細管を通すことによりノズル
内管に吸引することができる。それによってノズルの先
端についた全ての液玉は除去或はかなり縮小されて、ノ
ズルの移動最中に液玉を落すことはなくなる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。
【0009】図1において、ポンプ10は上下方向にス
トロークをもつピストン100を組み込み支持台21及
び22にはさまれ、ポンプベース23に固定されてい
る。滑りブロック30にはピストン100が取り付けら
れており、30はポンプべース23に固定の滑り軸31
に案内され上下に動作することができる。滑りブロック
30にはラックギヤがついてあり、モータ40の動力を
ギヤ34を介して伝授できる。50はモータ40の駆動
回路である。試薬の吸引吐出を繰り返すノズル80はア
ーム60の先端部に設置され60は上下及び回転移動す
るためにスプライン軸61に固定されている。スプライ
ン軸61は受台62により保持されスクリュ軸68とナ
ット63によりモータ67による上下動力を受ける。ま
たアーム60の回転にはモータ66とプーリ65との間
にベルト64を掛けてありスプライン軸に動力を伝え
る。ノズル80は配管17を、ポンプ10は配管19
を、配管内を水や緩衝液等の液体で満たすための液タン
ク16は配管18をそれぞれ介して切換弁15に接続さ
れている。配管系統を模式図で表現したものが図2であ
る。またノズル80の先端部を拡大したものが図3であ
り、ノズル長さ方向に沿ってスリット800が施されて
いる。本実施例の自動分析装置に使用したノズル80の
内径・外径は各々φ0.41mm,φ0.71mmであり、こ
れら寸法に対してスリット800の巾を0.2mm深さ0.
5mmの寸法を適用した。
【0010】図1ではアーム60が上下及び回転運動を
行ない、試薬瓶81から試薬をノズル80及びポンプ1
0でもって吸引し、次々搬送器89で送られてくる反応
カップ82に試薬を中空吐出している状態を示してい
る。当実施例におけるアーム60とポンプ10の試薬吐
出動作は図4にタイミングチャートとして示したのでこ
れをもとに説明する。図4の1はアーム60の反応カッ
プ82位置までの回転移動タイミングであり、その後2
のタイミングでアーム60は降下する。降下した位置に
おいて、8のタイミングで図1のピストン100を押し
上げることにより一定量の試薬を反応カップ82に吐出
し、9のタイミングで吐出動作から吸入動作に移り変わ
る。その後3及び4のタイミングでアーム上昇と回転動
作へと移る。
【0011】図4でのポンプ10,動作タイミング8か
ら9へ移行するときのノズル80先端の状態変化を図5
に示す。(イ)にて一定量の試薬を吐出し終わると試薬
は表面張力で(ロ)の如く玉状となってノズル先端に付
着する。ポンプ10が吸引動作をタイミング9にて行な
うと、(ハ)の如く先端断面出口方向だけでなく、スリ
ットの毛細管を通ってノズル側壁面に付着した液玉まで
もノズル80管内に吸引でき、(ニ)の状態のように縮
小し、急激なアーム60の動作でも雫下はおこらなくな
る。尚本実施例ではタイミング8の時間を0.83sec,
タイミング9の時間を0.20sec,タイミング8と9と
の間を0.13secにもうけた。
【0012】前記実施例においてノズル先端のスリット
形状が矩形となっているが、図6に示すように長丸形で
あってもよい。
【0013】またスリット数については、図4もしくは
図6のように図面裏・表側に2つあるが、図7のように
4つあってもよい。
【0014】図2のように1つのポンプで吐出吸引の動
作を図4のタイミングチャートに従って実行している
が、図8のように2つのポンプを接続して吐出ポンプ1
1と吸入ポンプ12に機能を分割し、試薬吐出停止直後
の時間差0での液玉吸引動作を実施することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればノ
ズル先端についた全ての液玉は除去あるいは縮小される
ので、アームが迅速に動作してもノズル先端での液玉滴
下が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動分析分注装置の一部断面斜視図である。
【図2】配管系統図である。
【図3】ノズル先端の部分拡大側面図である。
【図4】アーム・ポンプの動作タイミングチャートであ
る。
【図5】実施例効果について説明する為のノズル先端部
分拡大側面図である。
【図6】他の実施例におけるノズル先端部の形状を示し
た部分拡大側面図である。
【図7】他の実施例におけるノズル先端部の形状を示し
た部分拡大側面図及び底面図である。
【図8】他の実施例における配管系統図である。
【符号の説明】
3…アーム上昇タイミング、8…試薬吐出タイミング、
9…液玉吸入タイミング、10…ポンプ、15…切換
弁、16…液タンク、17,18,19…配管、60…
アーム、80…試薬ノズル、81…試薬瓶、82…反応
カップ、100…ピストン、800…スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 嘉平 茨城県勝田市市毛1040番地 株式会社日立 サイエンスシステムズ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試薬液を吸引及び排出するためのポンプ
    と、試薬液の出入口にあたる試薬ノズルと、上記試薬ノ
    ズルを上記ポンプに接続する配管と、試薬ノズルを任意
    位置へ移動するノズル移動機構より構成される自動分析
    分注装置において、ノズル先端にノズルの長さ方向にス
    リットを設け、かつ試薬液吐出直後に液玉及び空気を吸
    入する動作機能を組み合せ設けたことを特徴とする試薬
    液付着防止の分注装置。
JP546492A 1992-01-16 1992-01-16 試薬液付着防止の分注装置 Pending JPH0694730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP546492A JPH0694730A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 試薬液付着防止の分注装置

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JP546492A JPH0694730A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 試薬液付着防止の分注装置

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JPH0694730A true JPH0694730A (ja) 1994-04-08

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ID=11611959

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JP546492A Pending JPH0694730A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 試薬液付着防止の分注装置

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JP (1) JPH0694730A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221804A (ja) * 2000-01-13 2001-08-17 Ortho Clinical Diagnostics Inc 臨床分析を行う分析器における不良を検出する方法
JP2004239697A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Hitachi High-Technologies Corp 化学分析装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221804A (ja) * 2000-01-13 2001-08-17 Ortho Clinical Diagnostics Inc 臨床分析を行う分析器における不良を検出する方法
US8026101B2 (en) 2000-01-13 2011-09-27 Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. Failure detection in automated clinical analyzers
JP2004239697A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Hitachi High-Technologies Corp 化学分析装置

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