JPH0694191B2 - 発泡樹脂材を基材とする積層体 - Google Patents
発泡樹脂材を基材とする積層体Info
- Publication number
- JPH0694191B2 JPH0694191B2 JP3255842A JP25584291A JPH0694191B2 JP H0694191 B2 JPH0694191 B2 JP H0694191B2 JP 3255842 A JP3255842 A JP 3255842A JP 25584291 A JP25584291 A JP 25584291A JP H0694191 B2 JPH0694191 B2 JP H0694191B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- foamed resin
- resin material
- coating
- laminate
- Prior art date
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発泡樹脂材を基材とし
て、園芸関係用品例えば大型のプランターや灯籠、ある
いは傘立てなどの家庭用品を成形する素材を、板体とし
てあるいは容器の如く所要の形状に成形して提供する積
層体に関する。
て、園芸関係用品例えば大型のプランターや灯籠、ある
いは傘立てなどの家庭用品を成形する素材を、板体とし
てあるいは容器の如く所要の形状に成形して提供する積
層体に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のようにプランターは一般に合成樹
脂あるいは発泡樹脂などで成形されている。
脂あるいは発泡樹脂などで成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プランターは大型のも
のが多く、合成樹脂製のものであると、その大きさが大
きくなればなるほど肉厚となってその重量が重くなり、
また大型のものであると殆ど回転成形によられ、その形
状が一定化されるものである。しかもビルデングなどの
屋上にガーデンを作製する場合、形状の同じものを多数
並べても単なる花壇の空間となり、庭としての風情を作
ることができないものである。一方発泡樹脂製のもので
あれば、自由な形状に成形することができ、軽量で搬入
が容易であるが、機械的強度に難点があることから、搬
入中にあるいは設定作業中に割れたり縁を欠かしてしま
うこともあった。
のが多く、合成樹脂製のものであると、その大きさが大
きくなればなるほど肉厚となってその重量が重くなり、
また大型のものであると殆ど回転成形によられ、その形
状が一定化されるものである。しかもビルデングなどの
屋上にガーデンを作製する場合、形状の同じものを多数
並べても単なる花壇の空間となり、庭としての風情を作
ることができないものである。一方発泡樹脂製のもので
あれば、自由な形状に成形することができ、軽量で搬入
が容易であるが、機械的強度に難点があることから、搬
入中にあるいは設定作業中に割れたり縁を欠かしてしま
うこともあった。
【0004】本発明は以上の問題点から、自由な形状に
成形することができ、しかも軽量で機械的強度が向上で
きることを目的とする積層体を開発したものである。
成形することができ、しかも軽量で機械的強度が向上で
きることを目的とする積層体を開発したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、発泡樹脂材の表面に、骨材入りエマルジョン塗料に
よる第1層と、該第1層の表面を覆う繊維メッシュによ
る第2層と、該第2層の表面を覆う第1層の塗料と同質
の塗料による第3層とからなる被覆層を設けていること
を特徴とする。また上記骨材入りエマルジョン塗料とし
て、カチオンポリマーセメント系塗料を使用することが
最も好ましい。
は、発泡樹脂材の表面に、骨材入りエマルジョン塗料に
よる第1層と、該第1層の表面を覆う繊維メッシュによ
る第2層と、該第2層の表面を覆う第1層の塗料と同質
の塗料による第3層とからなる被覆層を設けていること
を特徴とする。また上記骨材入りエマルジョン塗料とし
て、カチオンポリマーセメント系塗料を使用することが
最も好ましい。
【0006】
【作用】本発明による積層体を例えば板体として提供
し、プランターに成形する場合には、外表面に大理石
調、御影石調などの仕上げ塗装を施し、その板体を自由
に切断及び接着などの加工を加えて所要の形状に成形す
るものである。しかし使用用途によっては表面仕上げ加
工を施すことなく、そのまま成形しても良い。
し、プランターに成形する場合には、外表面に大理石
調、御影石調などの仕上げ塗装を施し、その板体を自由
に切断及び接着などの加工を加えて所要の形状に成形す
るものである。しかし使用用途によっては表面仕上げ加
工を施すことなく、そのまま成形しても良い。
【0007】また板体としてではなく、発泡樹脂で例え
ば容器状をなす所要の形態に成形して、それを基材とし
て本発明による解決手段を設けて提供することもでき
る。
ば容器状をなす所要の形態に成形して、それを基材とし
て本発明による解決手段を設けて提供することもでき
る。
【0008】
【実施例】本発明を具体的に図1に拡大した断片によっ
て説明すると、一般に包装用あるいはそのクッション材
として使用されている材質と同等の、例えば発泡ポリス
チレン樹脂よりなる発泡樹脂材1を基材とし、その表面
を被覆層2で包被した状態に形成したもので、被覆層2
は、発泡樹脂材1の表面に骨材入りエマルジョン塗料で
あるカチオンポリマーセメント系塗料を吹き付け、ある
いはへら塗り手段によって付着した第1層3と、その第
1層3の表面に織成布または編成布による繊維メッシュ
を付着した第2層4と、第2層4の表面に、第1層3と
同質材の骨材入りエマルジョン塗料を付着してなる第3
層5とによって構成するものである。ところで、第1層
3を発泡樹脂材1の表面に付着した際、図1に示してい
るように、発泡樹脂材1の表層部内に浸透するものであ
り、また第3層5の塗料は繊維メッシュを通過して第1
層3と一体に融合するものである。尚、前記カチオンポ
リマーセメント系塗料は、名古屋市の菊水化学工業
(株)の生産品である商標名「キクスイプライマーE
E」を使用する。
て説明すると、一般に包装用あるいはそのクッション材
として使用されている材質と同等の、例えば発泡ポリス
チレン樹脂よりなる発泡樹脂材1を基材とし、その表面
を被覆層2で包被した状態に形成したもので、被覆層2
は、発泡樹脂材1の表面に骨材入りエマルジョン塗料で
あるカチオンポリマーセメント系塗料を吹き付け、ある
いはへら塗り手段によって付着した第1層3と、その第
1層3の表面に織成布または編成布による繊維メッシュ
を付着した第2層4と、第2層4の表面に、第1層3と
同質材の骨材入りエマルジョン塗料を付着してなる第3
層5とによって構成するものである。ところで、第1層
3を発泡樹脂材1の表面に付着した際、図1に示してい
るように、発泡樹脂材1の表層部内に浸透するものであ
り、また第3層5の塗料は繊維メッシュを通過して第1
層3と一体に融合するものである。尚、前記カチオンポ
リマーセメント系塗料は、名古屋市の菊水化学工業
(株)の生産品である商標名「キクスイプライマーE
E」を使用する。
【0009】以上の構造をもつ積層体は板体として、あ
るいは所要の形態をもって提供できるもので、図2のよ
うにプランター6として成形する場合には、板体よりな
る発泡樹脂材1を所要の大きさの形状に切断して、先ず
容器状に接着剤によって組み立てる。こうして組み立て
た容器の内外各表面に前記第1層3、第2層4、第3層
5よりなる被覆層2を付着し、そのまま自然乾燥を行
う。ついで外表面に装飾仕上げ層7を設ける加工を施す
ものである。
るいは所要の形態をもって提供できるもので、図2のよ
うにプランター6として成形する場合には、板体よりな
る発泡樹脂材1を所要の大きさの形状に切断して、先ず
容器状に接着剤によって組み立てる。こうして組み立て
た容器の内外各表面に前記第1層3、第2層4、第3層
5よりなる被覆層2を付着し、そのまま自然乾燥を行
う。ついで外表面に装飾仕上げ層7を設ける加工を施す
ものである。
【0010】
【発明の効果】本発明による積層体によれば、発泡樹脂
材は機械的強度に弱いものであるが、その発泡樹脂材の
表面に骨材入りエマルジョン塗料を塗布した第1,第3
層及びその両層間に繊維メッシュの第2層を介在する被
覆層を設けたもので、該被覆層の第1層の塗料が、発泡
樹脂材の表層内に浸入して付着するものであるから、発
泡樹脂材に対する接着性が強化され、しかも第1層と第
3層間に繊維メッシュの第2層を介在するため、曲げ強
度に対して強化され、それらの作用から折れたり欠ける
ことがなく、しかも切断などの加工が容易になるもので
ある。
材は機械的強度に弱いものであるが、その発泡樹脂材の
表面に骨材入りエマルジョン塗料を塗布した第1,第3
層及びその両層間に繊維メッシュの第2層を介在する被
覆層を設けたもので、該被覆層の第1層の塗料が、発泡
樹脂材の表層内に浸入して付着するものであるから、発
泡樹脂材に対する接着性が強化され、しかも第1層と第
3層間に繊維メッシュの第2層を介在するため、曲げ強
度に対して強化され、それらの作用から折れたり欠ける
ことがなく、しかも切断などの加工が容易になるもので
ある。
【0011】更に、骨材入りエマルジョン塗料として使
用するカチオンポリマーセメント系塗料は、塗布作業が
簡単であり且つ軽量であることから、発泡樹脂の軽量材
と共に軽量な被覆層となることから、大型のプランター
に成形しても軽くその搬入が容易になり、しかも前述の
ように機械的強度を保持することから、搬送中に縁を欠
かす恐れもなくなり、その取扱いは勿論所要の形態に自
由に成形できるものである。
用するカチオンポリマーセメント系塗料は、塗布作業が
簡単であり且つ軽量であることから、発泡樹脂の軽量材
と共に軽量な被覆層となることから、大型のプランター
に成形しても軽くその搬入が容易になり、しかも前述の
ように機械的強度を保持することから、搬送中に縁を欠
かす恐れもなくなり、その取扱いは勿論所要の形態に自
由に成形できるものである。
【図1】本発明による積層体を示す拡大断面図である。
【図2】本発明による積層体で成形したプンターを示す
斜視図である。
斜視図である。
1 発泡樹脂材 2 被覆層 3 第1層 4 第2層 5 第3層 6 プランター 7 装飾仕上げ層
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡樹脂材(1)の表面に、骨材入りエ
マルジョン塗料による第1層(3)と、その第1層
(3)の外表面を覆う繊維メッシュによる第2層(4)
と、該第2層(4)の表面を覆う第1層(3)の塗料と
同質の塗料による第3層(5)とからなる被覆層(2)
を設けていることを特徴とする発泡樹脂材を基材とする
積層体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の骨材入りエマルジョン
塗料が、カチオンポリマーセメント系塗料であることを
特徴とする発泡樹脂材を基材とする積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3255842A JPH0694191B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 発泡樹脂材を基材とする積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3255842A JPH0694191B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 発泡樹脂材を基材とする積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564855A JPH0564855A (ja) | 1993-03-19 |
JPH0694191B2 true JPH0694191B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=17284353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3255842A Expired - Fee Related JPH0694191B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 発泡樹脂材を基材とする積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694191B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6913816B2 (en) * | 2001-10-02 | 2005-07-05 | Building Materials Investment Corporation | Composite mat product for roofing construction |
NZ543128A (en) * | 2005-10-19 | 2007-05-31 | Benjamin Schurmann | Polystyrene structures |
US20110023357A1 (en) * | 2009-01-06 | 2011-02-03 | William Ahmadi | EPS molded cement planter |
JP2012179022A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Kiyohiro Hayashi | 人工軽量石 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3255842A patent/JPH0694191B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0564855A (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |