JPH0694079B2 - 接点材料の溶接方法 - Google Patents

接点材料の溶接方法

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JPH0694079B2
JPH0694079B2 JP63259176A JP25917688A JPH0694079B2 JP H0694079 B2 JPH0694079 B2 JP H0694079B2 JP 63259176 A JP63259176 A JP 63259176A JP 25917688 A JP25917688 A JP 25917688A JP H0694079 B2 JPH0694079 B2 JP H0694079B2
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JP
Japan
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contact material
welding
laser beam
recess
hole
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JP63259176A
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雅男 久保
良光 中村
策雄 鎌田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は接点材料の溶接方法、特に板バネ材等から成り
リレーやスイッチ等に用いられる金属薄板に導電性良好
な接点材料を溶接する方法に関する。
(従来の技術) 開閉器やしゃ断器等の電路開閉装置に用いられる接点を
レーザ溶接等により基板に接合する手段として、従来、
例えば特開昭57−69628号公報記載の技術が知られてい
る。この従来技術によれば、第3図に示されるように、
タングステン系合金からなる接点11と銅部材からなる導
電軸12とを隙間を介して対向させ、この隙間にビーム溶
接機またはレーザ溶接機13からビーム14を照射して接合
部15を溶融させ、一体化するというものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前述した従来の溶接手段によると、隙間が開放
状態となっているためレーザ光線によるエネルギが集中
化せず、溶け込みが浅くなって接合部15の安定性に欠け
たり、また接点11と導電軸12との間の隙間の調整および
管理が煩雑である等の問題があった。
一方、板バネ等から成る金属薄板に銀や銅等の接点材料
を溶接する場合に、そのままレーザ光線を溶接部に照射
しようとすると、これら板バネ材や銀、銅等はレーザ光
線に対して反射率が高く、かつ熱伝導性が良いために、
溶接に必要な熱が溶接部分に蓄積されにくいという問題
があった。
この発明は斯る課題を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、レーザ光線に対する反射率の
高い材料であっても溶接に必要な熱が効率良く加えられ
るとともに、信頼性の高い深い溶け込み状態の溶接を得
ることのできる溶接方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は、金属薄板からな
る基板に接点材料を溶接して一体化する溶接方法におい
て、接点材料の下面に内周面が曲面をなす凹部を形成
し、この凹部に対応して金属薄板に貫通孔を形成し、こ
の貫通孔を介して前記凹部にレーザ光線を照射し、この
レーザ光を凹部の内周面と金属薄板との間で多重反射さ
せることにより前記接点材料と金属薄板とを溶接するこ
とを特徴とする。
(作 用) 前記構成により、本発明方法によれば、金属薄板からな
る基板に接点材料を溶接して一体化する場合に、接点材
料の下面に内周面が曲面をなす凹部を形成するととも
に、この凹部に対応して金属薄板に貫通孔を形成したの
で、この貫通孔から凹部に向けレーザ光線を照射する
と、このレーザ光線は凹部の内周面と金属薄板との間で
多重反射を繰り返しながら凹部の隅々にまで到達する。
しかして、レーザ光線は凹部と金属薄板との間に形成さ
れた隙間に閉じ込められることになるので、レーザ光線
に対する反射率の高い材料に対しても溶接に必要な熱が
効率良く加えられ、信頼性に富む深い溶け込みの溶接が
得られるとともに、広範囲の溶接が可能になるという利
点を有する。
(実施例) 以下、図面に基づき本発明のの好適な実施例を説明す
る。
第1図(a),(b)には本発明方法による接点材料の
溶接例が示されている。なお、内容の理解を容易にする
ため、以後の全図を通じて同一または相当する部材には
同一の符号を付して説明する。
本発明の特徴的なことは、金属薄板からなる基板に接点
材料を溶接して一体化する溶接方法において、接点材料
の下面に内周面が曲面をなす凹部を形成し、この凹部に
対応して金属薄板に貫通孔を形成し、この貫通孔を介し
て前記凹部にレーザ光線を照射し、このレーザ光を凹部
の内周面と金属薄板との間で多重反射させることにより
前記接点材料と金属薄板とを溶接することである。
すなわち、本実施例において、第1図(a)に示される
ように、銀等から成る接点材料1の下面にその内周面が
曲面をなす凹部2が形成され、この凹部2の略中央に突
起3が形成されている。また、銅板等の金属薄板4には
この凹部2の突起3に対応して貫通孔5が穿設されてい
る。そして、この貫通孔5を介して前記凹部2に図面の
下面縦方向からレーザ溶接機(図示せず)によりレーザ
光線6が照射される。
このとき、照射されたレーザ光線6は凹部2の内周面と
金属薄板4との間で多重反射を繰り返しながら周囲に広
がり、これらの間に形成された隙間に閉じ込められるた
め、金属薄板4や接点材料1が例えばレーザ光線6に対
して反射率の高い材料であったとしても、溶接に必要な
熱が効果的に蓄えられる。従って、金属薄板4と接点材
料1とはこのときの溶接熱により第1図(b)にように
一体的に溶接される。このとき、接合部の材料は溶融し
て凹部2や貫通孔5の空間を埋めるようになるため、金
属薄板4の下面には第1図(b)のように若干のヒケ、
すなわちくぼみ7が残る。
以上において、照射されるレーザ光線6は、貫通孔5と
同径または貫通孔5よりもやや小さい径のものを貫通孔
5の中心を狙って照射することが照射効率の向上につな
がる。また、前記凹部2の内周面は、貫通孔5から照射
されたレーザ光線6が金属薄板4との間で多重反射が行
われるようにその曲面形状が形成されている。
なお、前記凹部2の略中央に形成された突起3により、
凹部2の内周面がレーザ光線6の多重反射を促進させる
ように機能し、これによってレーザ光線6は凹部2の隅
々にまで到達することができる。
第2図(a),(b)には本発明の他の実施例が示され
ている。この実施例では、第2図(a)に示されるよう
に、接点材料1の下面にその内周面が曲面をなす凹部2
が形成されており、この凹部2に対応して金属薄板4に
穿設された貫通孔5が凹部2の中心から偏位して設けら
れている。そして、この凹部2の内周面は貫通孔5から
入射したレーザ光線6が金属薄板4との間で多重反射が
可能な曲面状に形成されている。
すなわち、この実施例によれば、前述した実施例のよう
に凹部の内周面に突起3を形成しなくても、凹部2の一
端に照射されたレーザ光線6は、内周面と金属薄板4と
の間で多重反射を繰り返しながら凹部2の他端に向け内
周面に沿い、凹部2の隅々にまで到達することができ
る。
(発明の効果) この発明は以上説明した通り、金属薄板からなる基板に
接点材料を溶接して一体化する溶接方法において、接点
材料の下面に内周面が曲面をなす凹部を形成し、この凹
部に対応して金属薄板に貫通孔を形成し、この貫通孔を
介して前記凹部にレーザ光線を照射し、このレーザ光を
凹部の内周面と金属薄板との間で多重反射させることに
より前記接点材料と金属薄板とを溶接することにより、
レーザ光線に対する反射率の高い材料であっても溶接に
必要な熱が効率的に加えられ、信頼性の高い深い溶け込
み状態の溶接を得るこができるとともに、広範囲の溶接
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明方法の実施例を示す図、
第2図(a),(b)は本発明の他の実施例を示す図、
第3図は従来の接点の溶接方法を示す図である。 1……接点材料、2……凹部、4……金属薄板、5……
貫通孔、6……レーザ光線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属薄板からなる基板に接点材料を溶接し
    て一体化する溶接方法において、 接点材料の下面に内周面が曲面をなす凹部を形成し、こ
    の凹部に対応して金属薄板に貫通孔を形成し、この貫通
    孔を介して前記凹部にレーザ光線を照射し、このレーザ
    光を凹部の内周面と金属薄板との間で多重反射させるこ
    により前記接点材料と金属薄板とを溶接することを特徴
    とした接点材料の溶接方法。
JP63259176A 1988-10-14 1988-10-14 接点材料の溶接方法 Expired - Lifetime JPH0694079B2 (ja)

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