JPH0693660B2 - 光ケーブルシステム監視方式 - Google Patents

光ケーブルシステム監視方式

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JPH0693660B2
JPH0693660B2 JP62273172A JP27317287A JPH0693660B2 JP H0693660 B2 JPH0693660 B2 JP H0693660B2 JP 62273172 A JP62273172 A JP 62273172A JP 27317287 A JP27317287 A JP 27317287A JP H0693660 B2 JPH0693660 B2 JP H0693660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ケーブルを用いた光ケーブル通信における
光ケーブルシステム監視方式に関し、特に光ケーブルの
擬似的な同軸構造を用いた光ケーブル通信における光ケ
ーブルシステム監視方式に関する。
〔従来の技術〕
光ケーブル通信における光ケーブルシステム、例えば海
底光ケーブル通信における海底光ケーブルスシテムに用
いられている海底光ケーブルには様々なものがある。例
えば、最近よく採用されているものに、第3図に示され
るような断面構造を有する深海用海底光ケーブルがあ
る。この海底光ケーブルは、通常の構成要素である光フ
ァイバユニット101と、3分割形の内部金属パイプ102
と、テンションメンバ103と、外部金属パイプ104と、絶
縁ポリエチレン105と、この外側の金属テープ106と、外
部ポリエチレンジャケット107とから成る。この金属テ
ープ106と外部ポリエチレンジャケット107は鮫等の攻撃
から海底光ケーブルの内部を保護し、あるいは布設中の
海底光ケーブルを外傷から保護するために設けられてい
るものである。
このような海底光ケーブルを用いた海底光ケーブルシス
テムを監視する監視方式としては、光ファイバユニット
101中を伝送する信号自体を何らかの形で変調し、海底
光中継器を制御してインサービスあるいはアウトオブサ
ービス状態で海底光中継器からの情報を得る構成となっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の海底光ケーブルシステムの監視方式で
は、海底中継器の動作状態や回線の特性など様々な情報
を得ることができ、回線運営上極めて有用ではあるもの
の、構成,操作が極めて複雑であり、ケーブル切断箇所
の標定というような単純な目的のためにはそぐわないと
いう欠点がある。
ところで、近年の海底光ケーブル伝送技術の進歩は中継
間隔の増大を可能とし、1.55μm帯の技術では中継間隔
100〜150kmを可能としている。一方、海底光ケーブル自
体においては、100km以上におよぶ長尺ケーブルを1連
長として製造することは極めて困難である。従って、長
尺ケーブルの1区間が2〜3ピースに分割され、それぞ
れがジョイントボックスとよばれる接続箱で接続されて
いる。このような海底光ケーブルを用いた長中継間隔の
システムでは、障害標定区間が1中継区間では長すぎる
という欠点があり、より短い区間での評定が望ましい。
本発明の目的は、このような欠点を除去し、海底光ケー
ブルシステムの海底光ケーブル障害等の場合に、ケーブ
ルがどこまでつながっているか、あるいはどの区間で切
断されたかなどを容易に調査できる海底光ケーブルシス
テム監視方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、擬似的な同軸構
造を有するそれぞれの光ケーブルを、中継接続部により
中継接続して陸上端局間で伝送を行う光ケーブル通信の
光ケーブルシステム監視方式であって、一方の前記陸上
端局は、周波数fLを有するバースト信号を発生する信号
発生器と、前記信号発生器から発生した周波数fLを有す
るバースト信号を通過させて一方の光ケーブルの同軸構
造に出力する第1の低域ろ波器と、前記一方の光ケーブ
ルの同軸構造を伝播してきた周波数nfL(nは1より大
きい自然数)を有するバースト信号を通過させる第1の
高域ろ波器と、前記第1の高域ろ波器から出力される周
波数nfLを有するバースト信号を時間軸上に表示する表
示手段とを有し、前記中継接続部は、前記一方の光ケー
ブルの同軸構造を前記陸上端局の方から伝播してきた周
波数fLを有するバースト信号を通過させる第1の帯域ろ
波器と、前記第1の帯域ろ波器から出力される周波数fL
を有するバースト信号を増幅して他方の光ケーブルの同
軸構造に出力する第1の増幅器と、前記第1の増幅器か
ら出力される周波数fLを有するバースト信号により周波
数nfLを有するバースト信号を発生させる高調波発生回
路と、前記高調波発生回路からの周波数nfLを有するバ
ースト信号と前記他方の光ケーブルの同軸構造から伝播
してきた周波数nfLを有するバースト信号とを通過させ
る第2の帯域ろ波器と、前記第2の帯域ろ波器から出力
される周波数nfLを有するバースト信号を増幅して前記
一方の光ケーブルの同軸構造に出力する第2の増幅器と
を有し、前記一方の陸上端局が周波数fLを有するバース
ト信号を送出すると、それぞれの中継接続部は、このバ
ースト信号を次の中継接続部に送出すると同時に、この
バースト信号から周波数nfLを有するバースト信号を発
生させて、前記一方の陸上端局の方に送出するようにし
たものである。
また、上記目的を達成するために、本発明は、擬似的な
同軸構造を有するそれぞれの光ケーブルを、中継接続部
により中継接続して陸上端局間で伝送を行う光ケーブル
通信の光ケーブルシステム監視方式であって、一方の前
記陸上端局は、周波数fLを有するバースト信号を発生す
る信号発生器と、前記信号発生器から発生した周波数fL
を有するバースト信号を通過させて第1の光ケーブルの
同軸構造に出力する第1の低域ろ波器と、前記第1の光
ケーブルの同軸構造を伝播してきた周波数nfLを有する
バースト信号を通過させる第1の高域ろ波器と、前記第
1の高域ろ波器から出力される周波数nfLを有するバー
スト信号を時間軸上に表示する表示手段とを有し、他方
の前記陸上端局は、周波数fH(ただし、fL<fH)を有す
るバースト信号を発生する信号発生器と、前記信号発生
器から発生した周波数fHを有するバースト信号を通過さ
せて第3の光ケーブルの同軸構造に出力する第2の高域
ろ波器と、前記第3の光ケーブルの同軸構造を伝播して
きた周波数fH/nを有するバースト信号を通過させる第2
の低域ろ波器と、前記第2の低域ろ波器から出力される
周波数fH/nを有するバースト信号を時間軸上に表示する
表示手段とを有し、前記中継接続部は、前記第1の光ケ
ーブルの同軸構造を前記一方の陸上端局の方から伝播し
てきた周波数fLを有するバースト信号と周波数fH/nを有
するバースト信号とを通過させる第3の低域ろ波器と、
第2の光ケーブルの同軸構造を前記他方の陸上端局の方
から伝播してきた周波数fHを有するバースト信号と周波
数nfLを有するバースト信号とを通過させる第3の高域
ろ波器と、前記第3の低域ろ波器から出力される周波数
fL,fH/nを有するバースト信号と前記第3の高域ろ波器
から出力される周波数nfL,fHを有するバースト信号とを
増幅する増幅器と、前記増幅器から出力される周波数nf
L,fHを有するバースト信号を通過させて前記第1の光ケ
ーブルの同軸構造へ出力する第4の高域ろ波器と、前記
第4の高域ろ波器から出力される周波数fHを有するバー
スト信号から周波数fH/nを有するバースト信号を発生し
て前記第3の低域ろ波器に出力する分周回路と、前記増
幅器から出力される周波数fL,fH/nを有するバースト信
号を通過させて前記第2の光ケーブルの同軸構造へ出力
する第4の低域ろ波器と、前記第4の低域ろ波器から出
力される周波数fLを有するバースト信号から周波数nfL
を有するバースト信号を発生して前記第3の高域ろ波器
に出力する高調波発生回路とを有し、前記一方の陸上端
局が周波数fLを有するバースト信号を送出すると、それ
ぞれの中継接続部は、このバースト信号を次の中継接続
部に送出すると同時に、このバースト信号から周波数nf
Lを有するバースト信号を発生させて、前記一方の陸上
端局の方に送出し、前記他方の陸上端局が周波数fHを有
するバースト信号を送出すると、それぞれの中継接続部
は、このバースト信号を次の中継接続部に送出すると同
時に、このバースト信号から周波数fH/nを有するバース
ト信号を発生させて、前記他方の陸上端局の方に送出す
るようにしたものである。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
本発明は、例えば海底光ケーブルを使用する海底光ケー
ブルシステムに適用される。この海底光ケーブルシステ
ムに使用される海底光ケーブルは、第3図に示されるよ
うに、絶縁ポリエチレン105を介して外部金属パイプ104
と金属テープ106とが形成する擬似同軸ケーブル構造を
有している。本発明は、この擬似的な同軸構造を使用し
て電気信号を伝送し、海底光ケーブルシステムの監視を
行うものである。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
この海底光ケーブルシステム監視方式は、陸上端局10
と、海底光ケーブルの同軸構造(以下、線路と記す)1
により、陸上端局10と接続されている中継接続部20と、
線路2により中継接続部20と接続され、さらに線路3に
より他の中継接続部と接続されている中継接続部30とを
備えている。
陸上端局10は、信号発生器11と、低域ろ波器12と、高域
ろ波器13と、表示器14とを備えている。
陸上端局10の信号発生器11は、サイン波バースト信号の
発生器であり、周波数fLのサイン波バースト信号を発生
する。
低域ろ波器12は、線路1に結合されており、信号発生器
11からのバースト信号を線路1に注入する。
高域ろ波器13は、線路1に結合されており、線路1を伝
播してくる、周波数nfL(nは1より大きい自然数)の
バースト信号を抽出する。
表示器14は、CRTを備えており、高域ろ波器13からのバ
ースト信号を、CRTの時間軸上に表示する。
中継接続部20,30は、光海底ケーブルを接続する海底光
中継器や海底光ケーブルジョイントボックスに備えられ
ている。また、中継接続部20と30、さらに他の中継接続
部は、同一の構成,機能を有しているので、ここでは中
継接続部20について述べる。中継接続部20は、帯域ろ波
器21,24と、増幅器22,25と、高調波発生回路23とで構成
される。
中継接続部20の帯域ろ波器21は、線路1を伝播してく
る、周波数fLのバースト信号を通過させる。
増幅器22は、帯域ろ波器21から出力される周波数fLのバ
ースト信号を増幅して、線路2に出力すると同時に、高
調波発生回路23に出力する。
高調波発生回路23は、増幅器22からの、周波数fLのバー
スト信号を入力されると、この信号を周波数変換して、
周波数fLより高い周波数nfLのバースト信号を出力す
る。
帯域ろ波器24は、高調波発生回路23からの、周波数nfL
のバースト信号を通過させる。また、帯域ろ波器24は、
線路2を伝播してくる周波数nfLのバースト信号を通過
させる。
増幅器25は、帯域ろ波器24からの、周波数nfLのバース
ト信号を増幅して、線路1に注入する。
次に、本実施例の動作を、海底光ケーブルシステムに使
用されている海底光ケーブル等の障害調査を行う場合に
ついて説明する。
陸上端局10の信号発生器11は、周波数fLのサイン波バー
スト信号を発生する。このバースト信号は、低域ろ波器
12を介して線路1の中心部1Aと外周部1Bに結合される。
中心部1Aは、第3図に示される外部金属パイプ104で、
銅またはアルミニウム等が使用されており、通常は海底
光中継器に直流電流を供給する給電路として使用されて
いる。バースト信号は、この直流電流に重畳されて線路
1へ送出される。外周部1Bは、第3図に示される金属テ
ープ106であり、アルミニウム等が使用される。前述し
たように、中心部1Aと外周部1Bとは擬似的な同軸ケーブ
ル構造であり、比較的低い周波数のサイン波バースト信
号に対しては低損失の良好な伝送路となる。さて、この
擬似同軸構造部分である線路1に注入されたバースト信
号は、この線路1を伝播し、中継接続部20を備えている
海底光中継器または海底光ケーブルジョイントボックス
に至る。中継接続部20の内部では、直流電流はゼナーダ
イオード等で電圧安定化されたあと、海底光中継器の電
源として分流するか、あるいは海底光ケーブルジョイン
トボックスの場合は単にゼナーダイオード(第3図中は
省略されている)によってバイパスされる。重畳されて
いるサイン波バースト信号は、交流結合によってとり出
され、周波数fLを通過させる帯域ろ波器21を通して増幅
器22に入力される。増幅器22は、次の区間の線路損失に
ほぼ見合うだけの電力までバースト信号を増幅し次区間
線路2へ送出する。同時に、増幅器22からのバースト信
号の一部は、高調波発生回路23へ入力される。高調波発
生回路23は、周波数fLのバースト信号を周波数変換し、
周波数nfLのバースト信号を発生する。発生したnfLの周
波数をもつバースト信号は、周波数nfL付近のみを通過
させる帯域ろ波器24を通過して増幅器25に入力される。
周波数nfLのバースト信号は、増幅器25によって増幅さ
れた上、線路1に結合されて陸上端局10へ伝播する。
一方、前述したように増幅器22から出力され、線路2を
介して中継接続部30に伝送された、周波数fLのバースト
信号は、中継接続部20での信号処理と同様に、処理され
る。すなわち、このバースト信号は、帯域ろ波器31を通
過し、増幅器32で増幅されて高調波発生回路33に入力さ
れる。ここで、周波数fLのバースト信号は、周波数nfL
のバースト信号に変換される。この周波数nfLのバース
ト信号は、帯域ろ波器35を通り、増幅器34で増幅され
て、線路2に注入される。この信号は、線路2を通り、
中継接続部20に入力される。この周波数nfLのバースト
信号は、帯域ろ波器24を通り、増幅器25で増幅されて、
線路1に結合されて、陸上端局10へ伝播する。
このように、陸上端局10から送出された周波数fLのサイ
ン波バースト信号は、中継接続部を順次伝播し、海底光
中継器または海底光ケーブルジョイントボックス等を通
過するたびに周波数変換された信号、すなわち周波数nf
Lのバースト信号を発生することになる。発生した周波
数nfLのバースト信号は陸上端局10の方へ伝播されるこ
とになる。陸上端局10では、周波数fLを通さず周波数nf
Lを通す高域ろ波器13によって、周波数nfLをもつバース
ト信号のみを抽出し、必要ならば増幅した後、表示器14
のCRT上に表示する。第4図は、CRTの表示の一例を示
す。x軸は時間軸であり、周波数fLのバースト信号が一
区間伝播し、周波数nfLのバースト信号が逆方向に伝播
する合計の時間差だけずれて受信された周波数nfLのバ
ースト信号が表示されている。このCRTに表示されたバ
ースト信号により、海底光ケーブルシステムに使用され
ている海底光ケーブルの障害調査などを行うことができ
る。
本実施例によるサイン波バースト信号は海底光中継器へ
の直流給電電流の大きさ(約1.5〜2A)に比べて小振幅
とし、中継器動作に影響を与えない範囲で可能が限り大
振幅に設定される。従って、本実施例による監視はイン
サービスのまま実施でき、常に線路の状態を監視できる
とともに、ケーブル切断時の障害区間標定にも使用でき
るのは明らかである。
第2図は、本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。この海底光ケーブルシステム監視方式は、陸上端局
40と、線路4により陸上端局40と接続されている中継接
続部60と、線路5により中継接続部60と接続されている
中継接続部70と、線路6により中継接続部70と接続され
ている陸上端局50を備えている。
陸上端局40は、信号発生器41と、低域ろ波器42と、高域
ろ波器43と、表示器44とを備えている。
陸上端局40の信号発生器41は、サイン波バースト信号の
発生器であり、周波数fLのサイン波バースト信号を発生
する。
低域ろ波器42は、信号発生器41からのバースト信号を通
過させて、線路4に注入する。
高域ろ波器43は、線路4を伝播してきた、周波数nfL
バースト信号を抽出する。
表示器44は、CRTを備えており、高域ろ波器43からのバ
ースト信号を、CRTの時間軸上に表示する。
陸上端局50は、信号発生器51と、高域ろ波器52と、低域
ろ波器53と、表示器54とを備えている。
陸上端局50の信号発生器51は、サイン波バースト信号の
発生器であり、周波数fH(ただし、fL<fH)のサイン波
バースト信号を発生する。
高域ろ波器52は、信号発生器51からのバースト信号を通
過させて、線路6に注入する。
低域ろ波器53は、線路6を伝播してきた、周波数fH/nの
バースト信号を抽出する。
表示器54は、CRTを備えており、低域ろ波器53からのバ
ースト信号を、CRTの時間軸上に表示する。
中継接続部60,70は、光海底ケーブルを接続する海底光
中継器や海底光ケーブルジョイントボックスに備えられ
ている。また、中継接続部60と70は、同一の構成,機能
となっているので、ここでは中継接続部60について述べ
る。中継接続部60は、低域ろ波器61,65と、高域ろ波器6
2,64と、増幅器63と、分周回路66と、高調波発生回路67
とで構成される。このように、中継接続部60において
は、低域ろ波器61,65、高域ろ波器62,64と共通増幅器63
を、よく知られた等価2線式共通増幅器の配置とし、共
通増幅器出力側の低域ろ波器65の出力を2分して、一方
は直接次の区間へ、他方は高調波発生回路67へ接続す
る。同様にして、高域ろ波器64の出力も2分して、一方
は線路4へ、他方は分周回路66へ接続しておく。
中継接続部60の低域ろ波器61は、線路4を伝播してく
る、周波数fLのバースト信号と、分周回路66からの、周
波数fH/nのバースト信号とを通過させる。
高域ろ波器62は、線路5を伝播してくる、周波数fHのバ
ースト信号と、高調波発生回路67からの、周波数nfL
バースト信号とを通過させる。
増幅器63は、低域ろ波器61からの、周波数fL,周波数fH/
nのバースト信号と、高域ろ波器62からの、周波数fH,nf
Lのバースト信号とを増幅する。
高域ろ波器64は、増幅器63からの、周波数fH,nfLのバー
スト信号を通過させる。通過した周波数nfLのバースト
信号は、線路4を伝播する。
分周回路66は、高域ろ波器64からの、周波数fHのバース
ト信号を周波数変換して、周波数fHより低い周波数fH/n
のバースト信号を発生して、低域ろ波器61に出力する。
低域ろ波器65は、増幅器63からの、周波数fL,fH/nのバ
ースト信号を通過させる。このとき、周波数fLのバース
ト信号は2分される。2分された一方のバースト信号お
よび周波数fH/nのバースト信号は、線路5を伝播する。
高調波発生回路67は、低域ろ波器65からの、2分された
他方の周波数fLのバースト信号を周波数変換して、周波
数fLより高い周波数nfLのバースト信号を発生して、高
域ろ波器62に出力する。
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、陸上端局40で海底光ケーブルシステムに使用され
ている海底光ケーブル等の障害調査を行う場合について
説明する。
陸上端局40の信号発生器41は、周波数fLのバースト信号
を発生する。このバースト信号は、低域ろ波器42を通過
して、線路4に注入される。線路4を伝播してきた、周
波数fLのバースト信号は、中継接続部60の低域ろ波器61
を通過して、増幅器63に入力される。増幅器63から出力
された、周波数fLのバースト信号は、低域ろ波器65を通
過する。このとき、このバースト信号は2分されて、出
力される。
この2分された周波数fLのバースト信号の一方は、高調
波発生回路67で周波数変換されて、周波数nfLのバース
ト信号となる。このバースト信号は、高域ろ波器62を通
り、増幅器63に入力される。増幅器63で増幅された周波
数nfLのバースト信号は、高域ろ波器64を通り、線路4
に注入される。
前述した、低域ろ波器65から出力される他方のバースト
信号は、線路5に注入される。この、周波数fLのバース
ト信号は、線路5を伝播して、中継接続部70に入力され
る。中継接続部70は、中継接続部60と同様に、このバー
スト信号を処理する。すなわち、このバースト信号は、
低域ろ波器71→増幅器73→低域ろ波器75を通り、高調波
発生回路77で周波数変換されて、周波数nfLのバースト
信号となる。このバースト信号は、高域ろ波器72→増幅
器73→高域ろ波器74を通り、線路5に注入される。線路
5を伝播してきた、周波数nfLのバースト信号は、中継
接続部60に入力される。中継接続部60内で、このバース
ト信号は、高域ろ波器62→増幅器63→高域ろ波器64を通
り、線路4に注入される。
このようにして、中継接続部60,70からの、周波数nfL
バースト信号は、陸上端局40に入力される。このバース
ト信号は、陸上端局40の高域ろ波器43により抽出され
て、表示器44のCRTに表示される。これにより、陸上端
局40では、周波数nfLのバースト信号を、時間軸上で到
着順に観測することができる。
次に、陸上端局50で障害調査を行う場合について説明す
る。陸上端局50の信号発生器51は、周波数fHのバースト
信号を発生する。このバースト信号は、高域ろ波器52を
通過して、線路6に注入される。線路6を伝播してき
た、周波数fHのバースト信号は、中継接続部70に入力さ
れる。中継接続部70内で、このバースト信号は、高域ろ
波器72→増幅器74を通り、高域ろ波器74を通過する。こ
のときこのバースト信号は、2分されて出力される。
2分された、周波数fHのバースト信号の一方は、分周回
路76で周波数変換されて、周波数fH/nのバースト信号と
なる。このバースト信号は、低域ろ波器71→増幅器73→
低域ろ波器75を通り、線路6に注入される。
前述した、高域ろ波器74からの他方のバースト信号は、
線路5に注入される。この周波数fHのバースト信号は、
線路5を伝播して、中継接続部60に入力される。中継接
続部60内で、このバースト信号は、高域ろ波器62→増幅
器63→高域ろ波器64を通り、分周回路66で周波数変換さ
れて、周波数fH/nのバースト信号となる。このバースト
信号は、低域ろ波器61→増幅器63→低域ろ波器65を通
り、線路5に注入される。線路5を伝播してきた、周波
数fH/nのバースト信号は、中継接続部70に入力される。
中継接続部70内で、このバースト信号は、低域ろ波器71
→増幅器73→低域ろ波器75を通り、線路6に注入され
る。
このようにして、中継接続部60,70からの、周波数fH/n
のバースト信号は、陸上端局50に入力される。このバー
スト信号は、陸上端局50の低域ろ波器53により抽出され
て、表示器54のCRTに表示される。これにより、陸上端
局50でも、周波数fH/nのバースト信号を、時間軸上で観
測することができる。
このようにして、両側の端局において線路の監視、ケー
ブル障害の標定が可能となる。
以上の説明から明らかな通り、第1の発明における増幅
器、ろ波器等はいずれも単一周波数に対して動作すれば
よく、また第2の発明における増幅器は、周波数fL,fH,
nfL,fH/nの4周波数ポイントに対しで動作すればよいた
め、簡単な回路が使用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、海底光ケーブルの保護の
ために使用されている金属テープと内部の金属パイプで
構成される擬似的な同軸構造を信号の伝送路として利用
し、海底光中継器あるいは海底光ケーブルジョイントボ
ックス内で、端局から送信されるバースト信号を受信し
周波数変換,増幅して端局へ送り返すことにより、端局
において線路の状況を常時監視し、あるいはケーブル障
害時に障害区間を容易に標定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、 第2図は本発明の他の実施例を示すブロック図、 第3図は擬似同軸構造を有する海底光ケーブルの断面
図、 第4図は端局のCRTの表示例を示す図である。 1,2,3,4,5,6……線路 1A……中心部 1B……外周部 10,40……陸上端局 11,41……信号発生器 12,42……低域ろ波器 13,43……高域ろ波器 14,44……表示器 20,30……中継接続部 21,24,31,35……帯域ろ波器 22,25,32,34……増幅器 23,33……高調波発生回路 60,70……中継接続部 61,65,71,75……低域ろ波器 62,64,72,74……高域ろ波器 63,73……増幅器 66,76……分周回路 67,77……高調波発生回路 50……陸上端局 51……信号発生器 52……高域ろ波器 53……低域ろ波器 54……表示器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】擬似的な同軸構造を有するそれぞれの光ケ
    ーブルを、中継接続部により中継接続して陸上端局間で
    伝送を行う光ケーブル通信の光ケーブルシステム監視方
    式であって、一方の前記陸上端局は、周波数fLを有する
    バースト信号を発生する信号発生器と、前記信号発生器
    から発生した周波数fLを有するバースト信号を通過させ
    て一方の光ケーブルの同軸構造に出力する第1の低域ろ
    波器と、前記一方の光ケーブルの同軸構造を伝播してき
    た周波数nfL(nは1より大きい自然数)を有するバー
    スト信号を通過させる第1の高域ろ波器と、前記第1の
    高域ろ波器から出力される周波数nfLを有するバースト
    信号を時間軸上に表示する表示手段とを有し、前記中継
    接続部は、前記一方の光ケーブルの同軸構造を前記陸上
    端局の方から伝播してきた周波数fLを有するバースト信
    号を通過させる第1の帯域ろ波器と、前記第1の帯域ろ
    波器から出力される周波数fLを有するバースト信号を増
    幅して他方の光ケーブルの同軸構造に出力する第1の増
    幅器と、前記第1の増幅器から出力される周波数fLを有
    するバースト信号により周波数nfLを有するバースト信
    号を発生させる高調波発生回路と、前記高調波発生回路
    からの周波数nfLを有するバースト信号と前記他方の光
    ケーブルの同軸構造から伝播してきた周波数nfLを有す
    るバースト信号とを通過させる第2の帯域ろ波器と、前
    記第2の帯域ろ波器から出力される周波数nfLを有する
    バースト信号を増幅して前記一方の光ケーブルの同軸構
    造に出力する第2の増幅器とを有し、前記一方の陸上端
    局が周波数fLを有するバースト信号を送出すると、それ
    ぞれの中継接続部は、このバースト信号を次の中継接続
    部に送出すると同時に、このバースト信号から周波数nf
    Lを有するバースト信号を発生させて、前記一方の陸上
    端局の方に送出することを特徴とする光ケーブルシステ
    ム監視方式。
  2. 【請求項2】擬似的な同軸構造を有するそれぞれの光ケ
    ーブルを、中継接続部により中継接続して陸上端局間で
    伝送を行う光ケーブル通信の光ケーブルシステム監視方
    式であって、一方の前記陸上端局は、周波数fLを有する
    バースト信号を発生する信号発生器と、前記信号発生器
    から発生した周波数fLを有するバースト信号を通過させ
    て第1の光ケーブルの同軸構造に出力する第1の低域ろ
    波器と、前記第1の光ケーブルの同軸構造を伝播してき
    た周波数nfLを有するバースト信号を通過させる第1の
    高域ろ波器と、前記第1の高域ろ波器から出力される周
    波数nfLを有するバースト信号を時間軸上に表示する表
    示手段とを有し、他方の前記陸上端局は、周波数fH(た
    だし、fL<fH)を有するバースト信号を発生する信号発
    生器と、前記信号発生器から発生した周波数fHを有する
    バースト信号を通過させて第3の光ケーブルの同軸構造
    に出力する第2の高域ろ波器と、前記第3の光ケーブル
    の同軸構造を伝播してきた周波数fH/nを有するバースト
    信号を通過させる第2の低域ろ波器と、前記第2の低域
    ろ波器から出力される周波数fH/nを有するバースト信号
    を時間軸上に表示する表示手段とを有し、前記中継接続
    部は、前記第1の光ケーブルの同軸構造を前記一方の陸
    上端局の方から伝播してきた周波数fLを有するバースト
    信号と周波数fH/nを有するバースト信号とを通過させる
    第3の低域ろ波器と、第2の光ケーブルの同軸構造を前
    記他方の陸上端局の方から伝播してきた周波数fHを有す
    るバースト信号と周波数nfLを有するバースト信号とを
    通過させる第3の高域ろ波器と、前記第3の低域ろ波器
    から出力される周波数fL,fH/nを有するバースト信号と
    前記第3の高域ろ波器から出力される周波数nfL,fHを有
    するバースト信号とを増幅する増幅器と、前記増幅器か
    ら出力される周波数nfL,fHを有するバースト信号を通過
    させて前記第1の光ケーブルの同軸構造へ出力する第4
    の高域ろ波器と、前記第4の高域ろ波器から出力される
    周波数fHを有するバースト信号から周波数fH/nを有する
    バースト信号を発生して前記第3の低域ろ波器に出力す
    る分周回路と、前記増幅器から出力される周波数fL,fH/
    nを有するバースト信号を通過させて前記第2の光ケー
    ブルの同軸構造へ出力する第4の低域ろ波器と、前記第
    4の低域ろ波器から出力される周波数fLを有するバース
    ト信号から周波数nfLを有するバースト信号を発生して
    前記第3の高域ろ波器に出力する高調波発生回路とを有
    し、前記一方の陸上端局が周波数fLを有するバースト信
    号を送出すると、それぞれの中継接続部は、このバース
    ト信号を次の中継接続部に送出すると同時に、このバー
    スト信号から周波数nfLを有するバースト信号を発生さ
    せて、前記一方の陸上端局の方に送出し、前記他方の陸
    上端局が周波数fHを有するバースト信号を送出すると、
    それぞれの中継接続部は、このバースト信号を次の中継
    接続部に送出すると同時に、このバースト信号から周波
    数fH/nを有するバースト信号を発生させて、前記他方の
    陸上端局の方に送出することを特徴とする光ケーブルシ
    ステム監視方式。
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