JPH0693549B2 - 絶縁構造 - Google Patents
絶縁構造Info
- Publication number
- JPH0693549B2 JPH0693549B2 JP63250354A JP25035488A JPH0693549B2 JP H0693549 B2 JPH0693549 B2 JP H0693549B2 JP 63250354 A JP63250354 A JP 63250354A JP 25035488 A JP25035488 A JP 25035488A JP H0693549 B2 JPH0693549 B2 JP H0693549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield case
- substrate
- conductive portion
- exposed
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、基板とそのシールドケースとの間の電気的
な絶縁に用いられる絶縁構造に関する。
な絶縁に用いられる絶縁構造に関する。
一般に、シールドケースは鉄板などの導電板を以て構成
され、このシールドケースに収納される基板の背面には
半田付け部分が露出しているので、この半田付け部分が
シールドケースに直接触れると電気的な短絡などの不都
合を生じる。このため、基板とシールドケースとの間の
絶縁を図ることが必要となり、例えば、基板の裏面とシ
ールドケースとの確実な絶縁を図るため、合成樹脂など
から成る絶縁シートが用いられている。
され、このシールドケースに収納される基板の背面には
半田付け部分が露出しているので、この半田付け部分が
シールドケースに直接触れると電気的な短絡などの不都
合を生じる。このため、基板とシールドケースとの間の
絶縁を図ることが必要となり、例えば、基板の裏面とシ
ールドケースとの確実な絶縁を図るため、合成樹脂など
から成る絶縁シートが用いられている。
ところで、基板上に実装されたスイッチングレギュレー
タなどの電子回路と外部回路との電気的な接続を得る導
電部は、シールドケースから露出するが、この導電部と
シールドケースとの間の絶縁は、絶縁シートの設置面が
存在しないため、単に距離を設けることによって成され
ている。このため、シールドケースの隙間が大きくな
り、その隙間から外部回路に悪影響を与える不要な高周
波ノイズなどが漏れ、或いは、外部から不要なノイズな
どが進入するおそれがあり、十分なシールド効果が得ら
れないという不都合があった。
タなどの電子回路と外部回路との電気的な接続を得る導
電部は、シールドケースから露出するが、この導電部と
シールドケースとの間の絶縁は、絶縁シートの設置面が
存在しないため、単に距離を設けることによって成され
ている。このため、シールドケースの隙間が大きくな
り、その隙間から外部回路に悪影響を与える不要な高周
波ノイズなどが漏れ、或いは、外部から不要なノイズな
どが進入するおそれがあり、十分なシールド効果が得ら
れないという不都合があった。
そこで、この発明は、絶縁性を高めるとともに、シール
ド効果の向上を図った絶縁構造の提供を目的とする。
ド効果の向上を図った絶縁構造の提供を目的とする。
この発明の絶縁構造は、第1図に例示するように、導電
部が露出して形成された面を有し、かつ、回路部品が配
置された基板を収納するとともに、前記基板の前記導電
部の露出部分を外部にはみ出した状態で前記基板を収納
するシールドケースの絶縁構造であって、前記導電部が
露出して形成された面に近接する前記シールドケースの
面との間に配置されて前記シールドケースと前記導電部
とを絶縁するとともに、一部が前記シールドケースの外
部へ延出して前記シールドケースの外部にはみ出した前
記導電部を覆う屈曲させた舌片を形成した絶縁シートを
備えてなるものである。
部が露出して形成された面を有し、かつ、回路部品が配
置された基板を収納するとともに、前記基板の前記導電
部の露出部分を外部にはみ出した状態で前記基板を収納
するシールドケースの絶縁構造であって、前記導電部が
露出して形成された面に近接する前記シールドケースの
面との間に配置されて前記シールドケースと前記導電部
とを絶縁するとともに、一部が前記シールドケースの外
部へ延出して前記シールドケースの外部にはみ出した前
記導電部を覆う屈曲させた舌片を形成した絶縁シートを
備えてなるものである。
そして、この発明の絶縁構造において、前記舌片は、前
記基板の裏面形状に対応した形状にすることができる。
記基板の裏面形状に対応した形状にすることができる。
上述の構成とすれば、舌片によって、導電部とシールド
ケースとの間の絶縁が成され、絶縁性が高められるとと
もに、シールドケースの絶縁のための隙間を減じること
ができるので、シールド効果が高められる。
ケースとの間の絶縁が成され、絶縁性が高められるとと
もに、シールドケースの絶縁のための隙間を減じること
ができるので、シールド効果が高められる。
また、舌片が基板の裏面形状に対応して形成された場合
には、基板に対応した舌片によって、シールドケースと
基板の導電部との電気的な接触を確実に防止できる。
には、基板に対応した舌片によって、シールドケースと
基板の導電部との電気的な接触を確実に防止できる。
第1図及び第2図は、この発明の絶縁構造の一実施例を
示す。
示す。
シールドケース2は、シールド効果が得られる鉄板など
の金属板を以て嵌合可能に成形加工されたものであり、
底板4と上蓋6とから構成されている。
の金属板を以て嵌合可能に成形加工されたものであり、
底板4と上蓋6とから構成されている。
底板4は、スイッチングレギュレータなどの回路8とと
もに外部との接続を図るために外部に露出して形成され
た導電部10、12などが形成された基板14の載置が可能な
収納部を成しており、その形状は基板14に対応してい
る。基板14は、導電部10、12が露出して形成された面部
を有し、配線パターンとともに複数の回路部品が設置さ
れており、シールドケース2に露出する導電部10、12が
はみ出した状態で収納される。そして、底板4の端縁は
上方向に折り曲げられて上蓋6との間における接着しろ
として形成されている。底板4の長手方向に沿う側縁に
は、シャーシなどに固定するための取付片16、18が形成
されており、これらの取付片16、18にはそれぞれ止めね
じを挿通するための透孔16a、18aが形成されている。ま
た、底板4の裏面には、切起しによって位置決め片20が
形成されている。
もに外部との接続を図るために外部に露出して形成され
た導電部10、12などが形成された基板14の載置が可能な
収納部を成しており、その形状は基板14に対応してい
る。基板14は、導電部10、12が露出して形成された面部
を有し、配線パターンとともに複数の回路部品が設置さ
れており、シールドケース2に露出する導電部10、12が
はみ出した状態で収納される。そして、底板4の端縁は
上方向に折り曲げられて上蓋6との間における接着しろ
として形成されている。底板4の長手方向に沿う側縁に
は、シャーシなどに固定するための取付片16、18が形成
されており、これらの取付片16、18にはそれぞれ止めね
じを挿通するための透孔16a、18aが形成されている。ま
た、底板4の裏面には、切起しによって位置決め片20が
形成されている。
そして、上蓋6には、その側板側の導電部10、12に対応
する位置に、これらの導電部10、12が配設される基板14
の延長部14a、14bとの当接を回避して嵌合させるための
凹部6a、6bが形成されている。
する位置に、これらの導電部10、12が配設される基板14
の延長部14a、14bとの当接を回避して嵌合させるための
凹部6a、6bが形成されている。
シールドケース2の底板4と基板14との間には、基板14
の裏面から露出する回路8のリード及び導電部10、12と
底板4との近接部分での電気的な接触を回避するために
合成樹脂の絶縁シート22が設置されている。この絶縁シ
ート22には、基板14の形状に対応するとともにシールド
ケース2の底板4に設置できる形状にシート本体24が形
成され、導電部10に対応する位置を以て、導電部10が配
設された基板14の延長部14aの下面を覆い、シールドケ
ース2から外部に露出する導電部10、12を電気的に絶縁
するための舌片26がシート本体24に連続して一体に形成
されている。
の裏面から露出する回路8のリード及び導電部10、12と
底板4との近接部分での電気的な接触を回避するために
合成樹脂の絶縁シート22が設置されている。この絶縁シ
ート22には、基板14の形状に対応するとともにシールド
ケース2の底板4に設置できる形状にシート本体24が形
成され、導電部10に対応する位置を以て、導電部10が配
設された基板14の延長部14aの下面を覆い、シールドケ
ース2から外部に露出する導電部10、12を電気的に絶縁
するための舌片26がシート本体24に連続して一体に形成
されている。
舌片26は、第2図に示すように、山部でシールドケース
2の底板4の接着しろを越えて次の谷部で導電部10のリ
ード10aを包むような波形に形成されている。シート本
体24によって回路8のリード8aとシールドケース2の底
板4との間の絶縁が成されるとともに、舌片26によって
導電部10のリード10aと底板4との間の絶縁が成され
る。
2の底板4の接着しろを越えて次の谷部で導電部10のリ
ード10aを包むような波形に形成されている。シート本
体24によって回路8のリード8aとシールドケース2の底
板4との間の絶縁が成されるとともに、舌片26によって
導電部10のリード10aと底板4との間の絶縁が成され
る。
舌片26によってシールドケース2の外部に位置する導電
部10のリード10aとシールドケース2との間の絶縁が行
えるので、導電部10のリード10aとの間に距離を設ける
必要がない。このため、導電部10と、この導電部10が配
設される基板14の延長部14aを外部に突出させるための
シールドケース2の開口面積を必要最小限に形成できる
ので、絶縁性の向上とともにシールド効果が高められ
る。
部10のリード10aとシールドケース2との間の絶縁が行
えるので、導電部10のリード10aとの間に距離を設ける
必要がない。このため、導電部10と、この導電部10が配
設される基板14の延長部14aを外部に突出させるための
シールドケース2の開口面積を必要最小限に形成できる
ので、絶縁性の向上とともにシールド効果が高められ
る。
なお、実施例においては、舌片26の形状を導電部10が配
設された基板14の裏面形状に対応する波形としたが、シ
ート本体24の端縁から底板4の接着しろを越える斜面を
有し、その後水平に延出する形状としても良く、このよ
うにすれば導電部10のリード10aに当接して反るもの
の、同様に絶縁性の向上とともにシールド効果が高めら
れる。
設された基板14の裏面形状に対応する波形としたが、シ
ート本体24の端縁から底板4の接着しろを越える斜面を
有し、その後水平に延出する形状としても良く、このよ
うにすれば導電部10のリード10aに当接して反るもの
の、同様に絶縁性の向上とともにシールド効果が高めら
れる。
以上説明したように、この発明によれば、シールドケー
スと基板における導電部の露出面とを絶縁シートによっ
て絶縁を図ることができるとともに、シールドケースの
外部にはみ出した導電部を絶縁シートに設けられた屈曲
させた舌片によって絶縁を図ることができるので、シー
ルドケースによるシールド効果とともに、基板とシール
ドケースとの電気的な絶縁を図ることができる。
スと基板における導電部の露出面とを絶縁シートによっ
て絶縁を図ることができるとともに、シールドケースの
外部にはみ出した導電部を絶縁シートに設けられた屈曲
させた舌片によって絶縁を図ることができるので、シー
ルドケースによるシールド効果とともに、基板とシール
ドケースとの電気的な絶縁を図ることができる。
また、舌片を導電部が配設された基板の裏面形状に対応
した形状にすれば、絶縁シートを反りのない状態に設置
できる。
した形状にすれば、絶縁シートを反りのない状態に設置
できる。
第1図はこの発明の絶縁構造の一実施例であるシールド
ケースを示す分解斜視図、第2図は第1図に示したシー
ルドケースの組立状態を示す縦断面図である。 2……シールドケース 8……回路 10、12……導電部 14……基板 22……絶縁シート 26……舌片
ケースを示す分解斜視図、第2図は第1図に示したシー
ルドケースの組立状態を示す縦断面図である。 2……シールドケース 8……回路 10、12……導電部 14……基板 22……絶縁シート 26……舌片
Claims (2)
- 【請求項1】導電部が露出して形成された面を有し、か
つ、回路部品が配置された基板を収納するとともに、前
記基板の前記導電部の露出部分を外部にはみ出した状態
で前記基板を収納するシールドケースの絶縁構造であっ
て、 前記導電部が露出して形成された面に近接する前記シー
ルドケースの面との間に配置されて前記シールドケース
と前記導電部とを絶縁するとともに、一部が前記シール
ドケースの外部へ延出して前記シールドケースの外部に
はみ出した前記導電部を覆う屈曲させた舌片を形成した
絶縁シートを備えてなることを特徴とする絶縁構造。 - 【請求項2】前記舌片は、前記基板の裏面形状に対応し
た形状を成すことを特徴とする請求項1記載の絶縁構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63250354A JPH0693549B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 絶縁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63250354A JPH0693549B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 絶縁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298198A JPH0298198A (ja) | 1990-04-10 |
JPH0693549B2 true JPH0693549B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=17206671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63250354A Expired - Lifetime JPH0693549B2 (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 絶縁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693549B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57134999A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-20 | Meisei Electric Co Ltd | Structure for connecting shielded circuit to other circuit |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP63250354A patent/JPH0693549B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0298198A (ja) | 1990-04-10 |
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