JPH069266A - 耐火性酸化クロム− 石の製法 - Google Patents
耐火性酸化クロム− 石の製法Info
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Abstract
そして還元的ふん囲気において燃焼させて酸化クロム中
酸化チタンの固溶体を得る、主要成分として高含有率の
酸化クロム及び低含有率の酸化チタンを有する耐火石を
製造する方法が示されている。その場合燃焼中間体の粉
砕が行われる。粉砕した中間体のふるい分け分別体から
成形体に成形しそしてこれを第二燃焼工程において耐火
石に燃焼させる。この場合粉砕した中間体のふるい分け
分別体に非燃焼酸化クロムを添加しそしてこれと混合す
る。この混合物から成形体に成形し、これを第二燃焼階
段において還元的に燃焼させる。
Description
タンを混合し、成形しそして還元的ふん囲気において燃
焼させて酸化クロム中酸化チタンの固溶体を得、次に燃
焼中間体を粉砕させそして粉砕した中間体のふるい分け
分別体から成形体に成形しそしてこれを第二燃焼工程に
おいて耐火石に燃焼させて、主要成分として高含有率の
酸化クロム及び低含有率の酸化チタンを有する耐火石を
製造する方法に関する。本方法により耐火性の多孔質な
酸化クロム- 石を製造することができる。
- 94526号から公知である。この場合酸化クロム粉
末を95乃至99.5重量%の含有率で酸化チタン粉末
と5.0乃至0.5重量%の含有率で混合する。混合物
から中間体を成形しそして第一燃焼工程において燃焼さ
せる。燃焼は、還元的ふん囲気において行われて酸化ク
ロム中酸化チタンの固溶体を得る。引き続いて、燃焼し
た中間体を機械的に粉砕し、要するに特に磨砕する。磨
砕した材料をふるい分け分別体に分割し、これを再び充
てん率に相応して一緒にする。この材料から成形体を成
形し、次にこれを第二燃焼に付する。酸化クロム粉末と
酸化チタンとの良好な混合は、噴霧乾燥により達成する
ことができる。この公知な二段階式製法は、第二燃焼工
程後、比較的小さな焼縮度がある耐火石が生ずるという
長所を有する。しかしこの焼縮度は相変わらず1%より
多くそして1.2乃至2.8%の大きさである。さら
に、酸化チタンが酸化クロム中に溶解している良好な構
造が生成することが有利である。二段階式における殊に
経費のかかる製造が不利であり、その際原料が100%
第一燃焼法に及び又第二燃焼工程に導通されねばならな
い。製造した耐火石の温度変動安定性は条件付きでのみ
良好である。石のき裂が第一急冷試料において生ずる。
これに対し石を多孔質材料から製造すれば、温度変動安
定性が一層良好である。酸化的ふん囲気において実施さ
れる第二燃焼工程において上記の有利な構造を有する酸
化チタンを介してブリッジ形成を生ずるばかりでなく、
健康に害のある6価の酸化クロムの一定含有率が生ず
る。この短所は、1200乃至1600℃の温度範囲に
おいて燃焼する際殊に高く、しかしこれは構造のために
避けることができない。
the Chromic Oxide Refract
ories」Kainarskii及びDegtyar
va、Ogneupory、第3号、第36乃至41
頁、1977年3月から、成形した原料を1段階式燃焼
法において還元的ふん囲気において燃焼させる、密な酸
化クロム石の製法が公知である。この燃焼中焼結が生ず
る。この方法は殊にコスト上好都合である。何となれば
燃焼コストは1回のみで発生するからである。高い粗密
度を有する石を製造することができ、これは要するにわ
ずかな開放性有孔率を有する。この様な石は、ホウロウ
に対し殊に高い耐腐食性を有する。この方法の短所は、
10乃至15%の大きさである高い焼縮度である。温度
変動安定性も比較的悪い。
率を有するので、炉におけるその使用は特別な絶縁処理
を招く。さらに「Low Density and L
ow Thermal Conductivity C
hrome Oxide Refractoriesf
or Glass- Melting Furnaces
for FiberProduction」、Kri
voruchko及びその他の者、Ogneupory
第4号、第45乃至49頁、1981年4月から、低い
密度、改善された温度変動安定性及びわずかな熱伝導率
を有する多孔質な石の製法が公知であり、この場合材料
を燃焼材料と組み合わせて1段階式燃焼法において酸化
的ふん囲気で燃焼する。この燃焼材料は、空どうを残し
そしてこれによって有孔率を高めるので、わずかな密度
及び高い有孔率を有する有利な石を製造することができ
る。わずかな比重によりこの石は又材料消費において有
利である。しかしこれはホウロウと直接接触させて使用
することができない。何となれば有孔質石はガラスに十
分には抵抗しないからである。
に低い焼縮度及び良好な微構造を有する耐火石を製造す
ることができる、最初に記載の種類の方法を提供するこ
とにある。これは、個々の酸化クロム粒子を互いに連続
的なブリッジ形成下に互いに結合することに関する。
載の種類の方法の場合、粉砕した中間体のふるい分け分
別体を非燃焼酸化クロムと混合し、この混合物から成形
体に成形しそしてこれを第二燃焼体階段において還元的
に燃焼させることにより達成される。これによりこの様
な材料から多孔質の酸化クロム材料又は耐火石が生成
し、その際18乃至20%開放性細孔を達成することが
できる。石は、1%以下にあるわずかな焼縮度及び高い
気体透過性を有する。ホウロウに対する耐食性は十分に
良好である。これを用いて製造した石は多孔質である
が、石は驚くべきことにガラスを直接接触させて使用す
ることができる。ホウロウの範囲における温度影響及び
ホウロウ上に存在するふん囲気によりガラス接触側から
石の内部への材料搬送が生ずるので、多孔質がこの個所
において閉じられる。これにより達成可能な温度変動安
定性は、密な酸化クロム石の場合より良好である。この
場合6価の酸化クロムが非常にわずかな含有率でしか生
成しない。何となれば還元的ふん囲気により酸化クロム
が酸素侵入前保護されるからである。新規な方法の別の
長所は、材料の一部のみが両方の燃焼階段により導通さ
れねばならないことに認められる。両方の燃焼工程が還
元的に実施されるから、単一の炉燃料において、同時
に、第一燃焼サイクルに付される材料を、第二燃焼サイ
クルに付される材料と共に同時に使用することが可能で
ある。さらに有利には、密な酸化クロム- 石及び/又は
ガラスと接触させてあった、密な酸化クロム- 石の燃焼
破片を加工することが可能である。
的に非燃焼酸化チタンを添加することができるので、こ
の場合又非燃焼酸化クロム及び/又は酸化チタンを中間
体からなる粉砕した材料と共に一緒にする。この付加的
に導入した材料は、実質的に粉砕した中間体の粒子間の
ブリッジ形成の原因になっている。非燃焼酸化クロム及
び場合により酸化チタンを約10乃至20重量%の含有
率で粉砕した、燃焼中間体のふるい分け分別体に添加す
ることができる。これと共にこれでも約10乃至20重
量%含有率が1回のみ燃焼工程に付される。
した中間体は、0.5mmまでの、0.5乃至1.0m
m及び1.0乃至4.0mmのふるい分け分別体におい
て使用することができる。このことは構造機成にとって
重要である。
い分け分別体において15乃至30重量%の含有率で、
0.5乃至1.0mmのふるい分け分別体において15
乃至30重量%の含有率でそして1.0乃至4.0mm
のふるい分け分別体において20乃至60重量%の含有
率で使用することができる。この記載は全含有率に関す
る。
酸化チタンは、約4重量%の含有率で第一燃焼前混合す
ることができる。粉砕した中間生成物のふるい分け分別
体に非燃焼酸化クロム及び酸化チタンを約同一の比率で
添加する。これにより耐火石の百分率組成は変化しな
い。
気下に加熱の一部分中、次に還元性ふん囲気下に又温度
保持中そして酸化性ふん囲気下冷却中実施することがで
きる。就中物体を温度保持中還元的に燃焼させ、要する
に構造形成にとって重要な焼結工程が進行する時点まで
燃焼することが重要である。
その際重要なファクターを次の表に示す: 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── Cr2 O3 ZK* 1- 4mm % 30 30 35 − 0.5- 1mm % 25 25 25 − 0- 0.5mm % 35 25 20 − Cr2 O3 % 10 19 14 96 TiO2 (ルチル) % − 1 1 4 焼縮度 % 0.5 1.0 0.8 15 開放性有孔率 % 19.3 17.9 18.5 <5 冷温圧縮強さ MPa 70 110 100 >300 温度変動安定性 (空気焼入れ、焼入れ数) 10 5 8 1 * ZK=中間体 実施例1の場合非燃焼材料として顔料品質の唯10%の
酸化クロムを粉砕し中間体に添加した。粉砕した中間体
のふるい分け分別体は記載の通りである。この場合焼縮
度は0.5%と極めてわずかであり、開放性有効率は高
くそしてそれゆえ温度変動安定性も非常に高かった。1
0%だけの酸化クロムの、反応性成分より比較的わずか
な含有率のために、MPa70のみの冷温圧縮強さを有
する比較的粗大なブリッジ形成も生ずる。
含有率は25%のみと比較的わずかであるが、しかし非
燃焼酸化クロムの含有率は19%でありそして付加的に
1%酸化チタンが添加されたので、これら両方の反応性
物質は比較的高い含有率である。なるほど焼縮度は記載
された例のうちで最高であるが、しかし相変わらず技術
水準の場合よりわずかである。比較的改善された冷温圧
縮強さが生ずるのに対し、温度変動安定性が比較的悪い
が、しかし、ガラスと直接接触させて使用する場合の様
に、密な酸化クロム- 石の場合より相変わらず著しく良
好である。
反応性材料が全部で15%である平均的範囲にある。こ
の場合粉砕した中間体の比較的粗大のふるい分け分別体
が使用されるので、開放性有効率が増大している。冷温
圧縮強さはMPa100とそして温度変動安定性は焼き
入れ数8と比較的高い。
するために酸化クロム96重量%及び酸化チタン4重量
%を使用した。その場合この中間体の粉砕により上記の
ふるい分け分別体が生じた。
として例4を対比させている。これは密な石の1段階式
燃焼法を示し、この場合焼縮度が15%と許容できない
ほど高い。これによりなるほど殊に良好な冷温圧縮強さ
が生ずるが、しかし温度変動安定性が相応してわずかで
あるので、この様な石は製造及び使用の際非常に著しく
徐々に加熱するか又は冷却される必要がある。
は、個々の酸化クロム粒子を互いに連続的なブリッジ形
成下に互いに結合することにより、有利に低い焼縮度及
び良好な微構造を有する耐火性酸化クロム- 石を製造す
ることができるという長所を有する。
Claims (8)
- 【請求項1】 酸化クロム及び酸化チタンを混合し、成
形しそして還元的ふん囲気において燃焼させて酸化クロ
ム中酸化チタンの固溶体を得、次に燃焼中間体を粉砕さ
せそして粉砕した中間体のふるい分け分別体から成形体
に成形しそしてこれを第二燃焼工程において耐火石に燃
焼させて、主要成分として高含有率の酸化クロム及び低
含有率の酸化チタンを有する耐火石を製造する方法にお
いて、粉砕した中間体のふるい分け分別体を非燃焼酸化
クロムと混合し、この混合物から成形体に成形しそして
これを第二燃焼階段において還元的に燃焼させることを
特徴とする方法。 - 【請求項2】 粉砕した中間体のふるい分け分別体に付
加的に非燃焼酸化チタンを添加することを特徴とする請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 非燃焼酸化クロム及び場合により酸化チ
タンを10乃至20重量%の含有率で粉砕した、燃焼中
間体のふるい分け分別体に添加することを特徴とする請
求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 粉砕した中間体を0.5mmまでの、
0.5乃至1.0mm及び1.0乃至4.0mmのふる
い分け分別体において使用することを特徴とする請求項
1記載の方法。 - 【請求項5】 粉砕した中間体を0.5mmまでのふる
い分け分別体において15乃至30重量%の含有率で、
0.5乃至1.0mmのふるい分け分別体において15
乃至30重量%の含有率でそして1.0乃至4.0mm
のふるい分け分別体において20乃至60重量%の含有
率で使用することを特徴とする請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 酸化クロムを約96量%の含有率でそし
て酸化チタンを約4重量%の含有率で第一燃焼前混合し
そして粉砕した中間生成物のふるい分け分別体に非燃焼
酸化クロム及び酸化チタンを約同一の比率で添加するこ
とを特徴とする請求項1乃至5の1又はそれ以上に記載
の方法。 - 【請求項7】 第二燃焼工程を酸化性ふん囲気下に加熱
の一部分中、次に還元性ふん囲気下に又温度保持中そし
て酸化性ふん囲気下に冷却中実施することを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 中間体の形成をロールにより実施するこ
とを特徴とする請求項1記載の方法。
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