JPH069241B2 - 光電子集積回路の製造方法 - Google Patents

光電子集積回路の製造方法

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JPH069241B2
JPH069241B2 JP62220634A JP22063487A JPH069241B2 JP H069241 B2 JPH069241 B2 JP H069241B2 JP 62220634 A JP62220634 A JP 62220634A JP 22063487 A JP22063487 A JP 22063487A JP H069241 B2 JPH069241 B2 JP H069241B2
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inp
semiconductor
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知二 寺門
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光電子集積回路の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
光通信技術の進歩に伴い、その適用分野は基幹伝送系か
ら加入者系,LAN,データ・リンク等のシステムへ急
速に拡がりつつある。
このような光システムの高度化に対応する為には、光デ
バイスの高性能化、多機能化が不可欠である。
光電子集積回路はこれらの光システムの核となるキー・
デバイスの一つである。すなわち、低価格、小型、高信
頼、無調整化といった集積による基本的利点の他、光配
線、光交換といった将来の光システムを支える高機能、
新機能デバイスの実現をねらいとしている。
InP系材料は光デバイスの信頼性や光ファイバの低損
失、低分散波長帯への整合性の点ですぐれてろい、光通
信の分野においては、この材料を用いた光デバイスは実
用化され、実績がある。
一方、InP系半導体の素子デバイスにおいて、MES
−FET,MIS-FET,JFET,HBT等のトラ
ンジスタの研究開発がすすめられている。しかしなが
ら、MES−FETには、良好なショットキーゲートが
得られないという問題、MIS−FETには界面準位に
起因する大きな電流ドリフトの問題、JEFT,HBT
には構造やプロセスが複雑であり、光デバイスとの集積
に問題があり、高性能多機能なInP系光電子集積回路
を開発する上で障害となっていた。
これらの問題を解決する方法として、電子デバイスとし
てGaAs系材料を用いた方法が提案されている(寺門
他、特願昭62−072053号)。この方法により製造され
た光電子集積回路の一例を第2図に示す。
この方法は、半絶縁体InP基板1上に分子線ビームエ
ピタキシー(MBE)法による歪ヘテロエピタキシーを
用いてGaAsを成長し、GaAsからなる電子デバイ
ス(MES−FET)3とIn-GaAs又はInGaAsPからなる
光デバイスであるPINホトダイオード2をモノリシッ
クに集積するものである。InP系にくらべて高度なプ
ロセスと回路技術が既に確立されているGaAs系IC
技術を、InP系光電子集積回路に応用出来ることにお
いて優れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この従来例においては、半絶縁性InP
基板1上に歪ヘテロエピタキシーにより、InPとの間
に約3.7%という大きな格子不整を有するGaAsを
成長して歪バッファ層8、チャネル層9を形成し電界効
果トランジスタを作製している。このためInPよりな
る基板とGaAsよりなるチャネル層間に大きなストレ
スが生じ、このストレスが原因となり、製造工程中のわ
ずかな衝撃で、チャネル層9に転位・欠陥が生じ、素子
特性の劣下をまねていた。特にチップ分離工程における
衝撃による素子の劣化は著しいものであった。その結果
として、光電子集積回路として十分な素子特性が得られ
ないばかりでなく、信頼性にも欠けるといった欠点を有
していた。
本発明の目的は、これらの欠点を除去し、性能及び信頼
性の高い光電子集積回路の製造方法を提供することにあ
る。
〔問題を解決するための手段〕
本発明の光電子集積回路の製造方法は、InP系半導体
からなる光デバイス素子とGaAs系半導体からなる電
界効果トランジスタとを含む光電子集積回路を半導体性
InP基板上に形成する光電子集積回路の製造方法にお
いて、前記半導体InP基板全面に光デバイス様半導体
層を積層する工程と、この光デバイス用半導体層を光デ
バイス素子形成領域にのみ残してエッチングしたのちこ
の光デバイス用半導体層を保護するマスクを形成する工
程と、全面に歪バッファ層を含む電子デバイス用半導体
層を積層する工程と、前記各電子集積回路の形成領域間
の前記電子デバイス用半導体層を除去して前記InP基
板に達する分離溝を形成する工程と、各形成領域に前記
光デバイス素子および電界効果トランジスタを形成した
のち前記分溝に沿って前記各光電子集積回路を分割する
工程とを含むものである。
〔作 用〕
隣接する光電子集積回路を半絶縁性InP基板までいた
る分離溝で分離することにより、基板とチャネル層間に
生じるストレスを低減することが可能となる。このスト
レスの低減によって、製造工程中の転位の発生が抑えら
れ、InP基板上に形成したGaAs系電界効果トラン
ジスタは、電子デバイスとして必要十分な性能と信頼性
が得られる。従って、高性能,高信頼な光電子集積回路
が実現できる。
〔実施例〕
次に図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図(a)〜(d)は、本発明の一実施例を説明するための
工程順に示した半導体チップの断面図である。
まず、第1図(a)に示すように、3μm程度の段差を持
つ半絶縁性InP基板1上に液相又は気相成長法により
n型In0.37Ga0.13As0.29P0.71よりなるコンタクト層
4(厚さ1μm、キャリア濃度1×1013cm−3),
n型In0.37Ga0.53Asよりなる光吸収層5(厚さ1μ
m,キャリア濃度2×1015cm-3),n型InPよりなるウィンドウ
層6(厚さ1μm,キャリア濃度2×1015cm−3)を順次形成す
る。
次に第1図(b)に示すように、PINホトダイオード部
2Aを残し、コンタクト層4、光吸収層5、ウィンドウ
層6をメサエッチングし、半絶縁性InP基板1を露出さ
せる。次にPINホトダイオード部2AにSiOより
なるマスク7を施し、気相成長法、又は分子線成長法を
用いて、GaAsよりなる歪バッファ層8(厚さ0.5
μm,ノンドープ)、n型GaAsよりなる能動層9
(厚さ0.2μm,キャリア濃度1×1017cm−3
を形成する。
次に第1図(c)に示すように、PINホトダイオード部
2A上の能動層9、歪バッファ層8を除去すると共に、
回路分離及びストレス低減のため半絶縁層InP基板1
上の能動層9、歪バッファ層8の一部を除去し分離溝1
0を形成する。
以下第1図(d)に示すように、従来と同様の工程により
能動層9のみをエッチングし、MES-FET3のメサ
11を形成する。次にSiOよりなるマスクを用い選
択亜鉛拡散を行ない、P形反転領域12を形成し、更に
AuGeNiよりなるソース電極13、ドレイン電極1
4、PINホトダイオード2のn電極15及びAnZn
よりなるP電極16、Alよりなるゲート電極18、T
i/Anよりなる配線17を形成し、本実施例の光電子
集積回路を完成させる。この光電子集積回路は、分離溝
10で1チップごとに分離され、装置に組み込まれる。
このように分離溝10を形成することにより、ウエハ中
のストレスが低減され、転位の発生を防止でき、高性
能、高信頼なトランジスタが製造可能となる。
尚、上述の実施例においては、MES−FET3のゲー
ト電極がAlの場合について説明したがAlに限らずショ
ットキー接合がとれればいかなるものでも良い。又、能
動層の厚さ、キャリア濃度組成の光電子集積回路用電子
デバイスとして最適化されていればいかなるものであっ
ても良い。さらにAlGaAs混晶を含むヘテロ構造の二次元
電子ガスを利用する構造であってもよい。また、光デバ
イスは半導体レーザ,発光ダイオード,アバランシェ・
ホトダイオード、さらには光双安定素子や光アンプ,光
スイッチなどの光機能素子であってもよい。電子回路も
GaAs電界効果トランジスタのみならず、ダイオー
ド,抵抗を含んでもよく、その集積回路規模もさらに大
きなものであってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明しように、本発明によれば、半絶縁性InP基
板上にInP形半導体よりなる光デバイスと、GaAs
形半導体から成る電界効果トランジスタを集積した光電
子集積回路を製造するにあたり、InP基板までいたる
分離溝で各回路を分離することにより性能及び信頼性の
高い光電子集積回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例を説明するための半
導体チップの断面図、第2図は従来の半導体装置を説明
するための断面図である。 1……半絶縁性InP基板、2……PINホトダイオー
ド、2A……PINホトダイオード部、3……MES−
FET、4……コンタクト層、5……光吸収層、6……
ウィンドウ層、7……マスク、8……歪バッファ層、9
……能動層、10……分離溝、11……メサ、12……
P形反転領域、13……ソース電極、14……ドレイン
電極、15……n電極、16……P電極、17……配
線、18……ゲート電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】InP系半導体からなる光デバイス素子と
    GaAs系半導体からなる電界効果トランジスタとを含
    む光電子集積回路を半絶縁性InP基板上に形成する光
    電子集積回路の製造方法において、前記半絶縁性InP
    基板全面に光デバイス用半導体層を積層する工程と、こ
    の光デバイス用半導体層を光デバイス素子形成領域にの
    み残してエッチングしたのちこの光デバイス用半導体層
    を保護するマスクを形成する工程と、全面に歪バッファ
    層を含む電子デバイス用半導体層を積層する工程と、前
    記各電子集積回路の形成領域間の前記電子デバイス用半
    導体層を除去して前記InP基板に達する分離溝を形成
    する工程と、各形成領域に前記光デバイス素子および電
    界効果トランジスタを形成したのち前記分溝に沿って前
    記各光電子集積回路を分割する工程とを含むことを特徴
    とする光電子集積回路の製造方法。
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JP4136009B2 (ja) * 1995-02-02 2008-08-20 住友電気工業株式会社 pin型受光素子、およびpin型受光素子の製造方法

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