JPH069218U - 追尾アンテナ用追尾ホーン - Google Patents

追尾アンテナ用追尾ホーン

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JPH069218U
JPH069218U JP5207692U JP5207692U JPH069218U JP H069218 U JPH069218 U JP H069218U JP 5207692 U JP5207692 U JP 5207692U JP 5207692 U JP5207692 U JP 5207692U JP H069218 U JPH069218 U JP H069218U
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horn
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opening
tracking antenna
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康昌 北原
勉 中山
俊雄 谷津
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Denki Kogyo Co Ltd
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Denki Kogyo Co Ltd
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追尾アンテナの指向性を改善することができ
る追尾アンテナ用追尾ホーンを提供する。 【構成】 追尾アンテナの一次放射器の側部に配置され
る追尾アンテナ用追尾ホーン1において、ホーン開口部
10にビーム反射板11を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、追尾アンテナ用追尾ホーンの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ヘリコプター等の移動体を追尾するためにパラボラアンテナから成る 追尾アンテナが用いられており、この種の追尾アンテナには1次放射器の側部( 開口付近)に追尾ホーンが配設されている。
【0003】 図6は、従来の追尾ホーン20を備えた追尾アンテナ21を示すものである。 この追尾アンテナ21は回転放物面反射鏡22を有しており、この回転放物面反 射鏡22の焦点に一次放射器23がステー24を介して固定配置されている。そ して、1次放射器23のメインホーン25の左右及び上下には計4個の追尾ホー ン20(図6では左右の追尾ホーンのみが示されている)がそれぞれ取付けられ ている。この場合、メインホーン25のホーン開口部25aは回転放物面反射鏡 22の中心点Oに向けられると共に、各追尾ホーン20のホーン開口部20aは 前記中心点Oの近傍の点Pに向けられている。
【0004】 かくして、ヘリコプター等の追尾対象から発信される電波(マイクロ波)を追 尾アンテナ22の反射鏡22にてキャッチして、この反射鏡22からの反射波を 追尾ホーン20のホーン開口部20aを通して追尾ホーン20内に導いて受信す ることにより、ヘリコプター等の追尾を行ない得るように構成されている。この ような従来の追尾アンテナ21の一般的な指向性は図7に示す如くである。なお 、図7において、曲線Aはメインホーン25の指向性、曲線Bは右側の追尾ホー ン20の指向性、曲線Cは左側の追尾ホーン20の指向性である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き従来の追尾ホーン20を用いた追尾アンテナ21では、追尾ホーン 20へのビーム入射方向を変えることができず、周波数によって図7に示す如く 指向性にリップルRが生じるような場合に、そのリップルRを取り除くのは非常 に困難であった。すなわち、追尾ホーン20の取付位置を調整することでは、ビ ーム入射方向が殆ど変化せず、リップルRを取り除けないという問題点がある。
【0006】 また、パラボラ鏡面の前面から反射される電波が追尾ホーン20に入射すると 、追尾ホーン20の利得は高くなるが、パラボラアンテナとしての追尾ビームは シャープになり、クロス点レベルL1 が図7に示す如く低くなる問題がある。そ こで、このクロス点レベルL1 を上げるためには、追尾ホーン20のビーム入射 方向を大きく変化させる必要がある。これを改善するためには、追尾ホーン20 自体を傾けて取付けるようにすればよいが、そのような取付けは行ないにくく、 また、そのような取付構造にすると、追尾ホーン20自体のブロッキング量が増 加してしまい、追尾アンテナ20の指向性に悪影響を及ぼす結果となる。
【0007】 一方、追尾ホーン20をパラボラ中心点Oにより近づけるようにすれば指向性 の改善を図ることができるが、一次放射器23のメインホーン25がパラボラ中 心軸上にあるため、追尾ホーン20の開口20aを、それ以上、パラボラ中心軸 の側に寄せることはできないのが実状である。
【0008】 本考案は、上述の如き実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、追尾 アンテナの指向性を改善することができる追尾アンテナ用追尾ホーンを提供する ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案では、追尾アンテナの一次放射器の側部 に配置される追尾アンテナ用追尾ホーンにおいてホーン開口部にビーム反射板を 設けるようにしている。 また、前記ビーム反射板を追尾ホーン本体に対して着脱可能に構成し、種々の 傾斜角度を有するビーム反射板に交換可能に構成している。
【0010】
【作 用】
ホーン開口部に設けられた反射板によりビーム入射方向を所望の方向に大きく 変化させることが可能となり、これにより良好な追尾ビームが形成される。また 、ホーン開口部の反射板の角度を適宜に変えることにより、追尾ホーンの指向特 性のクロス点レベルが上げられ、追尾ホーンをパラボラ中心軸により近づけた場 合と同様の作用(指向特性の改善)が奏される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に付き図1〜5を参照して説明する。
【0012】 図1は、本考案に係る追尾アンテナ用追尾ホーン1を示すものであって、この 追尾ホーン1は金属製の円筒状導波管部2と、この導波管部2の一端2aに着脱 可能に連結される金属製のホーン部3とをそれぞれ具備している。上述の導波管 部2の他端2b側の開口4は閉塞部材5にて密閉されており、この導波管部2の 内部には合成樹脂等から成る位相板(1/4λ板)6が内蔵されている。そして 、導波管部2及び閉塞部材5の所定箇所には、給電口7,8がそれぞれ配設され ている。
【0013】 また、前記ホーン部3は、図1〜図3に示すように円筒部9、ホーン開口部1 0及びビーム反射板11にて構成されている。円筒部9の外径は前記導波管部2 の外径と同一に構成されると共に、円筒部9の内径は前記導波管部2の一端2a に形成された小径箇所2cの外径とほぼ同様に構成されている。かくして、ホー ン部3は、その円筒部9が導波管部2の小径箇所2cに着脱可能に嵌着され、図 外の固定手段にて導波管部2に同軸状に一体に取付けられるようになっている。
【0014】 そして、ホーン部3の先端側であって前記円筒部9の側面には、図2及び図3 に示すようにホーン開口部10が形成されており、このホーン開口部10は、円 筒部9の軸線に対してほぼ直交する方向に向けて開口されている。
【0015】 また、円筒部9の中空部9aに対向するホーン部3の先端部分には、円筒部9 の軸線に対して所定の傾斜角度θ(図3参照)だけ傾斜するビーム反射板11が 設けられ、このビーム反射板11の反射面11aが前記ホーン開口部10に対し て所定の傾斜角度をもって対応配置されている。
【0016】 しかして、上述の追尾ホーン1は、従来と同様に一次放射器の左右及び上下の 計4箇所にそれぞれ固定配置されて使用されるようになっている。
【0017】 次に、本例の追尾ホーン1を備えた追尾アンテナの機能に付き述べる。まず、 追尾アンテナを構成するパラボラ鏡面に追尾対象からの発信電波が入射すると、 パラボラ鏡面で反射された受信電波が追尾ホーン3のビーム反射板11に入射し てその反射面11aにて反射され、導波管部2内に導かれる。そして、導かれた 電波は導波管部2内の位相板6経て給電口7又は8から受信電波として取出され る。このようにして、4本の追尾ホーン3からそれぞれ得られる受信電波に基づ いて追尾アンテナの追尾方向が演算される。
【0018】 以上のような追尾ホーン3によれば、所定の傾斜角度θをもって傾斜されたビ ーム反射板11を設けたことにより、追尾ホーン3へのビーム入射方向が変えら れることとなる。すなわち、追尾ホーン3のビーム反射板11はパラボラ中心点 Oの側でなく、従来の追尾ホーンの開口が向いている前記中心点Oの近傍箇所P から前記中心点Oとは反対側に離れた側部箇所Q(図6参照)に向けられている ため、従来の場合に比べてビーム方向が大きく異ならしめられ、指向性は図4に 示す如き特性となる。なお、図4における曲線a,b,cは、図7における曲線 A,B,Cにそれぞれ対応するものである。
【0019】 これにより、図4に示す如く、クロス点レベルL2 を従来の場合より高くでき ると共に、リップルの発生を抑制することができるため、指向特性の改善を図る ことができる。
【0020】 なお、追尾ホーン1のホーン部3は導波管部2に対して着脱可能に構成されて いるので必要に応じて、ホーン部3を取外して傾斜角度θの異なるビーム反射板 を有するホーン部を装着することにより、ビーム入射方向を容易に変化させるこ とができる。従って、適切な傾斜角度のビーム反射板11を有するホーン部3を 選択することにより、所望の指向性を得ることができる。具体的には、図5に示 すように、ビーム反射板11の傾斜角度θが大きくなるほど、ビームシフト量( 図4に示す曲線b,cのピーク点がアジマス角度方向に変化する量)が大きくな り、良好な指向性が得られる。
【0021】 以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である 。例えば、ビーム反射板11は円筒部9に一体に取付ける必要は必ずしもなく、 鏡面を有する別部材のビーム反射板を回動可能に取付け、必要に応じて反射板の 傾斜角度θを変化させてて適当な傾斜角度に設定し得るように構成することも可 能である。
【0022】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、追尾ホーンのホーン開口部にビーム反射板を設けるよ うにしたものであるから、ビーム反射板の作用にてビーム入射方向を容易に変化 させることができ、所望の指向性を有する追尾アンテナを容易に構成することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る追尾アンテナ用追尾ホーンの斜視
図である。
【図2】前記追尾ホーンのホーン開口部を示す正面図で
ある。
【図3】前記追尾ホーンの要部側面図である。
【図4】前記追尾ホーンを用いた追尾アンテナの指向性
を示す特性図である。
【図5】反射板の傾斜角度θとビームシフト量との関係
を示すグラフである。
【図6】従来の追尾ホーンを用いた追尾アンテナの構成
を示す説明図である。
【図7】従来の追尾ホーンを用いた追尾アンテナの指向
性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 追尾アンテナ用追尾ホーン 2 導波管部 3 ホーン部 6 位相板 9 円筒部 10 ホーン開口部 11 ビーム反射板 11a 反射面 θ 傾斜角度

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追尾アンテナの一次放射器の側部に配置
    される追尾アンテナ用追尾ホーンにおいて、ホーン開口
    部にビーム反射板を設けたことを特徴とする追尾アンテ
    ナ用追尾ホーン。
  2. 【請求項2】 前記ビーム反射板を追尾ホーン本体に対
    して着脱可能に構成し、種々の傾斜角度を有するビーム
    反射板に交換可能に構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の追尾アンテナ用追尾ホーン。
JP1992052076U 1992-07-01 1992-07-01 追尾アンテナ用追尾ホーン Expired - Fee Related JP2594092Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6930647B2 (en) 2001-05-17 2005-08-16 Hitachi Kokusai Electric Inc. Semicircular radial antenna

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6930647B2 (en) 2001-05-17 2005-08-16 Hitachi Kokusai Electric Inc. Semicircular radial antenna

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