JP2612104B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2612104B2
JP2612104B2 JP6914191A JP6914191A JP2612104B2 JP 2612104 B2 JP2612104 B2 JP 2612104B2 JP 6914191 A JP6914191 A JP 6914191A JP 6914191 A JP6914191 A JP 6914191A JP 2612104 B2 JP2612104 B2 JP 2612104B2
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健治 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ装置の構成に関
し、特に主反射鏡と、該主反射鏡の前面に、周波数選択
性の鏡面を有する副反射鏡と全反射の鏡面を有する副反
射鏡との2枚の副反射鏡を配置して成るアンテナの構成
に係る。
【従来の技術】
【0002】図3は従来の周波数選択性の鏡面を有する
二重副反射鏡を含むアンテナの構成を示す図であって、
(a)は斜視図を、(b)は側面図を示している。同図
において、51は主反射鏡、52は全反射の副反射鏡、
53は周波数選択性の副反射鏡、54は主反射鏡の焦
点、55は副反射鏡52の一次放射器側の焦点、56は
周波数選択性の副反射鏡53の一次放射器側の焦点を表
している。
【0003】同図に示すアンテナにおいては、周波数選
択性の副反射鏡53の焦点56に置いた一次放射器から
副反射鏡53が反射性を示す周波数を送出することによ
り、副反射鏡53と主反射鏡51とからなるアンテナを
構成するとともに、副反射鏡52の焦点55に置いた一
次放射器から副反射鏡53が透過性を示す周波数を送出
することにより副反射鏡52と主反射鏡51とからなる
アンテナを構成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3(b)において、
英字符A,Bはそれぞれ焦点55から発して副反射鏡5
2に至る光軸、Cは焦点54が主反射鏡51のリムに対
して張る錐面を示している。図3(a),(b)から理
解できるように、従来のアンテナの副反射鏡52、及
び、副反射鏡53の外縁部であるリム形状は、それぞれ
副反射鏡を構成するのに必要な基の曲面、例えば、双曲
面、楕円面のような二次曲面、あるいは、数値的に求ま
る曲面が前記錐面Cにより切りとられた形状である。こ
のため、主反射鏡側から見ると副反射鏡52と53と
は、そのリムが完全に重なっているが、一次放射器側の
焦点55から副反射鏡52を見たときには副反射鏡53
により覆われている部分と覆いきれていない部分とがあ
る。
【0008】すなわち、焦点55から出た2つの光軸
A,Bに注目すると、光軸Aは副反射鏡53を1回しか
通過しないのに対し、光軸Bは副反射鏡53を2回通過
しているのが分かる。このとき、周波数選択性の鏡面を
有する副反射鏡53が、透過する周波数に対して完全に
透明であるならば問題はないが、現実には、電気的な損
失及び位相の遅れが発生する。このため、一次放射器側
焦点55から副反射鏡52に到達する電波の内の光路A
を通るものと光路Bを通るものとでは異なる振幅・位相
推移を受けることになる。そして、これはアンテナの指
向特性に影響を及ぼすことになり、アンテナの利得の低
下や、サイドローブレベルが上昇するという問題を生ず
る。
【0009】副反射鏡53の大きさを大きくすれば、こ
のような問題をさけることができるが、これを徒らに大
きくすることは、アンテナ形状の大型化を招き、また経
済性の面で不都合を生ずる。本発明は、このような従来
の問題点に鑑み、副反射鏡の大きさを徒らに大きくする
ことなく、アンテナ指向特性の劣化を防止し得るアンテ
ナ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。すなわち、本発明は、一枚の主反射鏡を有し、周
波数選択性の鏡面を有する副反射鏡(周波数選択性の副
反射鏡)を、前記主反射鏡の前面に配置すると共に、全
反射の鏡面を有する副反射鏡(全反射の副反射鏡)を前
記周波数選択性の副反射鏡の後方に配置した二重の副反
射鏡を有するアンテナ装置において、周波数選択性の副
反射鏡の鏡面を含む該鏡面の基となる曲面と、主反射鏡
の焦点から全反射の副反射鏡のリムに対して張る錐面と
のなす閉曲線を第一の閉曲線とし、前記周波数選択性の
副反射鏡の鏡面を含む該鏡面の基となる曲面と、全反射
の副反射鏡の一次放射器側焦点から全反射の副反射鏡の
リムに対して張る錐面とのなす閉曲線を第二の閉曲線と
し、該第一の閉曲線と第二の閉曲線とが交わることによ
って形成される形状の外縁に沿った閉曲線を第三の閉曲
線とするとき、周波数選択性の副反射鏡のリム形状を、
該第三の閉曲線そのものとするか、あるいは、該第三の
閉曲線が周波数選択性の副反射鏡の鏡面上に存在するよ
うにしたアンテナ装置である。
【0011】
【作用】本発明によれば、全反射の副反射鏡の一次放射
器側焦点から発した電波が、全反射副反射鏡に入射する
前に必ず周波数選択性の鏡面を有する副反射鏡を通過す
る如くアンテナを構成する場合の、周波数選択性の鏡面
を有する副反射鏡の最適なリム形状を与えることができ
る。以下、実施例に基づいて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例の周波数選択性の鏡
面の形状決定の方法を示す図であって1は主反射鏡、2
は全反射の副反射鏡、3a,3bは周波数選択性の副反
射鏡のリムを構成する閉曲線、4は主反射鏡の焦点、5
は全反射の副反射鏡2の焦点、6は周波数選択性副反射
鏡の一次放射器側の焦点、7は周波数選択性の副反射鏡
の鏡面を含む該鏡面の基となる曲面を示している。
【0013】本発明においては、周波数選択性の副反射
鏡のリム形状を決定する際に、該副反射鏡の鏡面の基と
なる曲面を、主反射鏡1の焦点4が主反射鏡1のリムに
対して張る錐面(図では英字符号Aで示している)で切
りとった形状3aとする方法を第一の方法とし、上記曲
面を、一次放射器側の焦点5から副反射鏡2に対して張
る錐面(図では英字符号Bで示している)で切りとった
形状3bとする方法を第二の方法として、これら2つの
方法で得られる各リム形状が交わって形成される形状の
外縁、または、これを含む形状を最終的なリム形状とす
る。同図において、7は前述のように周波数選択性の副
反射鏡の鏡面を含む該鏡面の基となる曲面であり、今、
決定しようとする全てのリム形状はこの曲面上に存在す
る。
【0014】図1の曲面7の上の○印は、主反射鏡の焦
点4から主反射鏡1に対してなす錐面Aと、周波数選択
性の反射鏡の鏡面が含まれる曲面7との交線上の点、即
ち、第一の方法により求めた点を示しており、更に、全
反射の副反射鏡2のリム上の点を●印で表わしている。
また、全反射の副反射鏡の一次放射器側焦点5と全反射
の副反射鏡2のリムとからなる錐面Bと曲面7との交点
即ち第二の方法により求めた点を□印で表わしている。
そして、○印からなる閉曲線と□印からなる閉曲線が交
わって形成される形状の外縁部の形状が副反射鏡3の最
適なリム形状となる。
【0015】図2はこのようにして作成したアンテナの
例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図
を示している。同図において、3は最適なリム形状を与
えた周波数選択性の副反射鏡であり、一次放射器側焦点
5から発した電波はどの通路を通過しても副反射鏡2に
入射する限り、必ず副反射鏡3を通過し、副反射鏡2で
反射した後、また、必ず副反射鏡3を通過して主反射鏡
1に至る。
【0016】すなわち、このようにして形成された周波
数選択性の鏡面を有する副反射鏡3を用いれば、同図
(b)に示すように副反射鏡2を介する電波は、副反射
鏡2のいずれの部分によって反射を受ける電波も、全て
副反射鏡3を2回通過することになり部分的な損失・位
相の変化を受けることがない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば副
反射鏡を介する電波は副反射鏡の部分によらず全て副反
射鏡を2回通過することになり部分的な損失・位相の変
化を受けることがないから、アンテナ指向特性の劣化を
引き起こすことがなく、かつ副反射鏡の大きさも必要最
小限に抑えることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の周波数選択性の副反射鏡の
リム形状決定の方法を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のアンテナの構成を示す図で
ある
【図3】従来のアンテナの構成の例を示す図である。
【符号の説明】
1 主反射鏡 2 全反射の副反射鏡 3 周波数選択性の副反射鏡 3a,3b 周波数選択性の副反射鏡のリム形状 4 主反射鏡の焦点 5 全反射の副反射鏡の焦点 6 周波数選択性の副反射鏡の焦点 7 周波数選択性の副反射鏡の鏡面を含む該鏡面の基
となる曲面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の主反射鏡を有し、周波数選択性の
    鏡面を有する副反射鏡(以下周波数選択性の副反射鏡と
    もいう)を、前記主反射鏡の前面に配置すると共に、全
    反射の鏡面を有する副反射鏡(以下全反射の副反射鏡と
    もいう)を前記周波数選択性の副反射鏡後方に配置し
    た二重の副反射鏡を有するアンテナ装置において、 周波数選択性の副反射鏡の鏡面を含む該鏡面の基となる
    曲面と、主反射鏡の焦点から全反射の副反射鏡のリムに
    対して張る錐面とのなす閉曲線を第一の閉曲線とし、 前記周波数選択性の副反射鏡の鏡面を含む該鏡面の基と
    なる曲面と、全反射の副反射鏡の一次放射器側焦点か
    ら、全反射の副反射鏡のリムに対して張る錐面とのなす
    閉曲線を第二の閉曲線とし、 該第一の閉曲線と第二の閉曲線とが交わることによって
    形成される形状の外縁に沿った閉曲線を第三の閉曲線と
    するとき、 周波数選択性の副反射鏡のリム形状を該第三の閉曲線そ
    のものとするか、あるいは、該第三の閉曲線が周波数選
    択性の副反射鏡の鏡面上に存在する ようにしたことを特
    徴とするアンテナ装置。
JP6914191A 1991-03-08 1991-03-08 アンテナ装置 Expired - Lifetime JP2612104B2 (ja)

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JPH04281603A JPH04281603A (ja) 1992-10-07
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