JPH06920A - 防曇性積層フィルム - Google Patents
防曇性積層フィルムInfo
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- JPH06920A JPH06920A JP4164473A JP16447392A JPH06920A JP H06920 A JPH06920 A JP H06920A JP 4164473 A JP4164473 A JP 4164473A JP 16447392 A JP16447392 A JP 16447392A JP H06920 A JPH06920 A JP H06920A
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- Japan
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- layer
- ethylene
- resin
- laminated film
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスパック包装のふた材として好適な高度の
水分及び酸素のバリア性と耐ピンホール性及び包装内面
に防曇性を有する新規な積層フィルムを提供することを
目的とする。 【構成】 ガスバリア層としてエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体（Ａ）、耐ピンホール性付与層としてアイ
オノマー樹脂（Ｂ）、接着性樹脂層として酸変性エチレ
ン系樹脂（Ｃ）、シール層としてエチレン系樹脂（Ｄ）
が、内層から（Ｄ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）もしくは
（Ｄ）−（Ｃ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）の順で積層さ
れており、シール層（Ｄ）の表面がコロナ放電処理が施
されたのち防曇剤が塗布されている防曇性積層フィル
ム。
水分及び酸素のバリア性と耐ピンホール性及び包装内面
に防曇性を有する新規な積層フィルムを提供することを
目的とする。 【構成】 ガスバリア層としてエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体（Ａ）、耐ピンホール性付与層としてアイ
オノマー樹脂（Ｂ）、接着性樹脂層として酸変性エチレ
ン系樹脂（Ｃ）、シール層としてエチレン系樹脂（Ｄ）
が、内層から（Ｄ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）もしくは
（Ｄ）−（Ｃ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）の順で積層さ
れており、シール層（Ｄ）の表面がコロナ放電処理が施
されたのち防曇剤が塗布されている防曇性積層フィル
ム。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガスパック包装のふた材
として好適な高度の水分及び酸素のバリア性と耐ピンホ
ール性及び包装内面に防曇性を有する新規な積層フィル
ムに関するものである。
として好適な高度の水分及び酸素のバリア性と耐ピンホ
ール性及び包装内面に防曇性を有する新規な積層フィル
ムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からプラスチックフィルムによる加
工肉，水産練り製品等の食品の包装としては、もっとも
簡便な方法としては、予め一定の形状に成形したフィル
ム（底材）に内容物を入れ他のフィルム（ふた材）でふ
たをするようにシールする方法があり、さらに、内容物
の保存性を高めるために内部雰囲気を炭酸ガスや窒素ガ
スで置換する包装形態が考案され、ガスパックと称され
て広く一般に用いられるようになった。このような包装
形態では、内容物中の水分がふた材のフィルム面に霧状
に付着して曇って内容物が見えなくなることを防止する
ため、ふた材には防曇性が必要である。このような包装
形態のふた材用フィルムとしては従来可塑化された塩化
ビニル樹脂とガスバリア層としての塩化ビニリデン系樹
脂、シール層としてのエチレン系樹脂を積層したフィル
ムが多く用いられているが、最近のいわゆる「環境問
題」に起因して塩素を含有した樹脂の使用が手控えられ
る傾向が強まっており、特に消費者に対する企業イメー
ジを重視する食品メーカーやスーパーマーケット、生協
等から塩素を含有しない樹脂を用いたフィルムの開発要
請が高まっている。
工肉，水産練り製品等の食品の包装としては、もっとも
簡便な方法としては、予め一定の形状に成形したフィル
ム（底材）に内容物を入れ他のフィルム（ふた材）でふ
たをするようにシールする方法があり、さらに、内容物
の保存性を高めるために内部雰囲気を炭酸ガスや窒素ガ
スで置換する包装形態が考案され、ガスパックと称され
て広く一般に用いられるようになった。このような包装
形態では、内容物中の水分がふた材のフィルム面に霧状
に付着して曇って内容物が見えなくなることを防止する
ため、ふた材には防曇性が必要である。このような包装
形態のふた材用フィルムとしては従来可塑化された塩化
ビニル樹脂とガスバリア層としての塩化ビニリデン系樹
脂、シール層としてのエチレン系樹脂を積層したフィル
ムが多く用いられているが、最近のいわゆる「環境問
題」に起因して塩素を含有した樹脂の使用が手控えられ
る傾向が強まっており、特に消費者に対する企業イメー
ジを重視する食品メーカーやスーパーマーケット、生協
等から塩素を含有しない樹脂を用いたフィルムの開発要
請が高まっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、塩素を含有
した樹脂を用いることなしに、ガスパック包装のふた材
として好適な高度の水分及び酸素のバリア性と耐ピンホ
ール性及び包装内面に防曇性を有する新規な積層フィル
ムを提供することを目的としたものである。
した樹脂を用いることなしに、ガスパック包装のふた材
として好適な高度の水分及び酸素のバリア性と耐ピンホ
ール性及び包装内面に防曇性を有する新規な積層フィル
ムを提供することを目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、塩素を含有
しない樹脂の組合せで上記の目的を達成するため鋭意検
討を重ねた結果、特定の組合せの積層フィルムが可塑化
された塩化ビニル樹脂と塩化ビニリデン系樹脂に代替可
能であることを見出だし本発明に至った。即ち本発明
は、ガスバリア層としてエチレン−ビニルアルコール共
重合体（Ａ）、耐ピンホール性付与層としてアイオノマ
ー樹脂（Ｂ）、接着性樹脂層として酸変性エチレン系樹
脂（Ｃ）、シール層としてエチレン系樹脂（Ｄ）が、内
層から（Ｄ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）もしくは（Ｄ）
−（Ｃ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）の順で積層されてお
り、シール層（Ｄ）の表面がコロナ放電処理が施された
のち防曇剤が塗布されていることを特徴とする防曇性積
層フィルムである。
しない樹脂の組合せで上記の目的を達成するため鋭意検
討を重ねた結果、特定の組合せの積層フィルムが可塑化
された塩化ビニル樹脂と塩化ビニリデン系樹脂に代替可
能であることを見出だし本発明に至った。即ち本発明
は、ガスバリア層としてエチレン−ビニルアルコール共
重合体（Ａ）、耐ピンホール性付与層としてアイオノマ
ー樹脂（Ｂ）、接着性樹脂層として酸変性エチレン系樹
脂（Ｃ）、シール層としてエチレン系樹脂（Ｄ）が、内
層から（Ｄ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）もしくは（Ｄ）
−（Ｃ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）の順で積層されてお
り、シール層（Ｄ）の表面がコロナ放電処理が施された
のち防曇剤が塗布されていることを特徴とする防曇性積
層フィルムである。
【０００５】本発明においてガスバリア層として使用さ
れるエチレン−ビニルアルコール共重合体は、一般に使
用されているエチレン含有率が２０〜５０モル％のもの
が使用可能であるが、ふた材としての成形適性の面から
はエチレン含有率が３０〜４５モル％、ヤング率が１５
０ｋｇｆ／ｃｍ2 以下のものが好適である。本発明にお
いて耐ピンホール性付与層は最近の冷蔵，冷凍流通の発
達により流通段階における破損を防止するために欠くこ
とのできないものであるが、本発明者はふた材として必
要な柔軟性を保持したまま耐ピンホール性を付与可能な
樹脂としてアイオノマー樹脂が好適であることを見出だ
した。アイオノマー樹脂としては、エチレン−アクリル
酸あるいはメタクリル酸コポリマーに分子鎖間を金属イ
オンで架橋したものであれば特に限定されるものではな
い。本発明において接着性樹脂層として使用される酸変
性エチレン系樹脂は、低密度ポリエチレン、直鎖低密度
ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体、高密
度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
プロピレン等の樹脂にアクリル酸、メタクリル酸等の一
塩基性不飽和脂肪酸またはマレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸等の二塩基性不飽和脂肪酸及びこれらの無水物を
化学的に結合して得られるもので、単独あるいは２種類
以上併用して用いることができる。
れるエチレン−ビニルアルコール共重合体は、一般に使
用されているエチレン含有率が２０〜５０モル％のもの
が使用可能であるが、ふた材としての成形適性の面から
はエチレン含有率が３０〜４５モル％、ヤング率が１５
０ｋｇｆ／ｃｍ2 以下のものが好適である。本発明にお
いて耐ピンホール性付与層は最近の冷蔵，冷凍流通の発
達により流通段階における破損を防止するために欠くこ
とのできないものであるが、本発明者はふた材として必
要な柔軟性を保持したまま耐ピンホール性を付与可能な
樹脂としてアイオノマー樹脂が好適であることを見出だ
した。アイオノマー樹脂としては、エチレン−アクリル
酸あるいはメタクリル酸コポリマーに分子鎖間を金属イ
オンで架橋したものであれば特に限定されるものではな
い。本発明において接着性樹脂層として使用される酸変
性エチレン系樹脂は、低密度ポリエチレン、直鎖低密度
ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体、高密
度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
プロピレン等の樹脂にアクリル酸、メタクリル酸等の一
塩基性不飽和脂肪酸またはマレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸等の二塩基性不飽和脂肪酸及びこれらの無水物を
化学的に結合して得られるもので、単独あるいは２種類
以上併用して用いることができる。
【０００６】本発明においてシール層として使用される
エチレン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、直鎖低
密度ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共重合体、
アイオノマー樹脂等を用いることができるが、柔軟で低
温シール性に優れる酢酸ビニル含量１５〜２０％のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を用いることが多い。また、
シール層には防曇性を付与する必要があるが、これには
防曇剤としてグリセリン脂肪酸エステル，ソルビタン脂
肪酸エステルもしくはこれらのエチレンオキサイド付加
物，しょ糖脂肪酸エステル等を樹脂に練り込んでおく方
法と、これらの防曇剤を適当な溶剤に溶かしてフィルム
表面にコーティングする方法がある。
エチレン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、直鎖低
密度ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−アルキルアクリレート共重合体、
アイオノマー樹脂等を用いることができるが、柔軟で低
温シール性に優れる酢酸ビニル含量１５〜２０％のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を用いることが多い。また、
シール層には防曇性を付与する必要があるが、これには
防曇剤としてグリセリン脂肪酸エステル，ソルビタン脂
肪酸エステルもしくはこれらのエチレンオキサイド付加
物，しょ糖脂肪酸エステル等を樹脂に練り込んでおく方
法と、これらの防曇剤を適当な溶剤に溶かしてフィルム
表面にコーティングする方法がある。
【０００７】積層フィルムは巻物として保管されるのが
普通であるが、その際前者の方法によれば防曇剤の練り
込まれたシール層と最外層の樹脂とが接触しシール層中
の防曇剤が最外層の樹脂へ移行してしまってシール層の
防曇効果が失われるという問題が生じる。本発明におい
ては、防曇性付与の方法としてシール層表面をコロナ放
電処理したのち防曇剤をコーティングすることにより、
シール層の防曇効果の維持が可能であることを見出だし
ており、これが本発明を完成させるキーポイントとなっ
た。本発明の積層フィルムの製造方法としては、共押し
出し法，ラミネート法等の公知の方法のいずれかの方法
が適用できるが、特に製造工程が簡略なことから共押し
出し法が望ましい。
普通であるが、その際前者の方法によれば防曇剤の練り
込まれたシール層と最外層の樹脂とが接触しシール層中
の防曇剤が最外層の樹脂へ移行してしまってシール層の
防曇効果が失われるという問題が生じる。本発明におい
ては、防曇性付与の方法としてシール層表面をコロナ放
電処理したのち防曇剤をコーティングすることにより、
シール層の防曇効果の維持が可能であることを見出だし
ており、これが本発明を完成させるキーポイントとなっ
た。本発明の積層フィルムの製造方法としては、共押し
出し法，ラミネート法等の公知の方法のいずれかの方法
が適用できるが、特に製造工程が簡略なことから共押し
出し法が望ましい。
【０００８】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 《実施例１》共押し出し法でエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体／接着性樹脂／アイオノマー樹脂／エチレン
−酢酸ビニル共重合体という層構造の積層フィルム（総
厚み８０μｍ）を作成した。各層の厚み比率を測定した
ところ、１５／１０／１５／６０（％）であった。各層
に使用した原料は下記のとおりである。 エチレン−ビニルアルコール共重合体：エバールＥ−１
０５ＡＤ クラレ製 接着性樹脂：酸変性直鎖低密度ポリエチレン アドマー
ＮＦー３００ 三井石油化学工業製 アイオノマー樹脂：ハイミラン１７０７ 三井デュポン
ポリケミカル製 エチレン−酢酸ビニル共重合体：エバテートＨ２０２１
Ｆ 住友化学工業製 この積層フィルムのシール層（エチレン−酢酸ビニル共
重合体）表面をコロナ放電処理したのちしょ糖脂肪酸エ
ステルの２％エタノール溶液をグラビアロールでコーテ
ィングし６０℃の乾燥炉を通して乾燥したのち巻物とし
て保管した。このようにして作成した積層フィルムを作
成後１週間後に巻戻してシール層の防曇効果を評価した
結果を表１に示す。また、積層フィルムの耐ピンホール
性としてピン曲率半径０．５ｍｍのピンの突き刺し強度
の測定結果を表１に示す。防曇効果の評価方法は、水を
少量いれた容器上に試料を張り封じて３℃の冷所に３０
分間放置したのち表面の曇りの度合を見て判定した。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 《実施例１》共押し出し法でエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体／接着性樹脂／アイオノマー樹脂／エチレン
−酢酸ビニル共重合体という層構造の積層フィルム（総
厚み８０μｍ）を作成した。各層の厚み比率を測定した
ところ、１５／１０／１５／６０（％）であった。各層
に使用した原料は下記のとおりである。 エチレン−ビニルアルコール共重合体：エバールＥ−１
０５ＡＤ クラレ製 接着性樹脂：酸変性直鎖低密度ポリエチレン アドマー
ＮＦー３００ 三井石油化学工業製 アイオノマー樹脂：ハイミラン１７０７ 三井デュポン
ポリケミカル製 エチレン−酢酸ビニル共重合体：エバテートＨ２０２１
Ｆ 住友化学工業製 この積層フィルムのシール層（エチレン−酢酸ビニル共
重合体）表面をコロナ放電処理したのちしょ糖脂肪酸エ
ステルの２％エタノール溶液をグラビアロールでコーテ
ィングし６０℃の乾燥炉を通して乾燥したのち巻物とし
て保管した。このようにして作成した積層フィルムを作
成後１週間後に巻戻してシール層の防曇効果を評価した
結果を表１に示す。また、積層フィルムの耐ピンホール
性としてピン曲率半径０．５ｍｍのピンの突き刺し強度
の測定結果を表１に示す。防曇効果の評価方法は、水を
少量いれた容器上に試料を張り封じて３℃の冷所に３０
分間放置したのち表面の曇りの度合を見て判定した。
【０００９】《比較例１》共押し出し法でエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体／接着性樹脂／アイオノマー樹
脂／エチレン−酢酸ビニル共重合体という層構造の積層
フィルム（総厚み８０μｍ）を作成した。各層の厚み比
率を測定したところ、１５／１０／１５／６０（％）で
あった。各層に使用した原料はエチレン−酢酸ビニル共
重合体以外は実施例１と同じである。エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体は、エバテートＨ２０２１Ｆ 住友化学工
業製にソルビタンモノステアレートを０．５重量部練り
込んだものを用いた。このフィルムを作成後１週間後に
巻戻してシール層の防曇効果を評価した結果を表１に示
す。また、耐ピンホール性を実施例１と同様に評価した
結果を表１に示す。 《比較例２》実施例１と同じ層構成のフィルムを同じ原
料を用いて作成したのちエチレン−酢酸ビニル共重合体
面にコロナ放電処理なしでしょ糖脂肪酸エステルを実施
例１と同じ方法でコーティングした。このフィルムを作
成後１週間後に巻戻してシール層の防曇効果を評価した
結果を表１に示す。また、耐ピンホール性を実施例１と
同様に評価した結果を表１に示す。 《比較例３》共押し出し法でエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体／接着性樹脂／エチレン−酢酸ビニル共重合
体という層構造の積層フィルム（総厚み８０μｍ）を作
成した。各層の厚み比率を測定したところ、２５／１０
／６５（％）であった。各層に使用した原料は実施例１
と同じである。この積層フィルムにコロナ放電処理を行
ったのちしょ糖脂肪酸エステルを実施例１と同じ方法で
コーティングした。このフィルムを作成後１週間後に巻
戻してシール層の防曇効果を評価した結果を表１に示
す。また、耐ピンホール性を実施例１と同様に評価した
結果を表１に示す。
ニルアルコール共重合体／接着性樹脂／アイオノマー樹
脂／エチレン−酢酸ビニル共重合体という層構造の積層
フィルム（総厚み８０μｍ）を作成した。各層の厚み比
率を測定したところ、１５／１０／１５／６０（％）で
あった。各層に使用した原料はエチレン−酢酸ビニル共
重合体以外は実施例１と同じである。エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体は、エバテートＨ２０２１Ｆ 住友化学工
業製にソルビタンモノステアレートを０．５重量部練り
込んだものを用いた。このフィルムを作成後１週間後に
巻戻してシール層の防曇効果を評価した結果を表１に示
す。また、耐ピンホール性を実施例１と同様に評価した
結果を表１に示す。 《比較例２》実施例１と同じ層構成のフィルムを同じ原
料を用いて作成したのちエチレン−酢酸ビニル共重合体
面にコロナ放電処理なしでしょ糖脂肪酸エステルを実施
例１と同じ方法でコーティングした。このフィルムを作
成後１週間後に巻戻してシール層の防曇効果を評価した
結果を表１に示す。また、耐ピンホール性を実施例１と
同様に評価した結果を表１に示す。 《比較例３》共押し出し法でエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体／接着性樹脂／エチレン−酢酸ビニル共重合
体という層構造の積層フィルム（総厚み８０μｍ）を作
成した。各層の厚み比率を測定したところ、２５／１０
／６５（％）であった。各層に使用した原料は実施例１
と同じである。この積層フィルムにコロナ放電処理を行
ったのちしょ糖脂肪酸エステルを実施例１と同じ方法で
コーティングした。このフィルムを作成後１週間後に巻
戻してシール層の防曇効果を評価した結果を表１に示
す。また、耐ピンホール性を実施例１と同様に評価した
結果を表１に示す。
【００１０】
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、塩素を含有した樹脂を
用いることなしに、ガスパック包装のふた材として好適
な高度の水分及び酸素のバリア性と耐ピンホール性及び
包装内面に防曇性を有する新規な積層フィルムを提供す
ることが可能となった。
用いることなしに、ガスパック包装のふた材として好適
な高度の水分及び酸素のバリア性と耐ピンホール性及び
包装内面に防曇性を有する新規な積層フィルムを提供す
ることが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 27/32 １０１ 8115−4Ｆ Ｃ０９Ｋ 3/18 8318−4Ｈ
Claims (1)
- 【請求項１】 ガスバリア層としてエチレン−ビニルア
ルコール共重合体（Ａ）、耐ピンホール性付与層として
アイオノマー樹脂（Ｂ）、接着性樹脂層として酸変性エ
チレン系樹脂（Ｃ）、シール層としてエチレン系樹脂
（Ｄ）が、内層から（Ｄ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）も
しくは（Ｄ）−（Ｃ）−（Ｂ）−（Ｃ）−（Ａ）の順で
積層されており、シール層（Ｄ）の表面がコロナ放電処
理が施されたのち防曇剤が塗布されていることを特徴と
する防曇性積層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164473A JPH06920A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 防曇性積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4164473A JPH06920A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 防曇性積層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06920A true JPH06920A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15793851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4164473A Pending JPH06920A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 防曇性積層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06920A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5858472A (en) * | 1995-09-25 | 1999-01-12 | Nippon Paint Co., Ltd. | Method of improving the electrical conductivity of a molding article of resin, method of coating a molding article of resin, and coating composition |
| JP2007190876A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 多層フィルム |
| US7985039B2 (en) | 2002-01-08 | 2011-07-26 | Aloys Wobben | Transport vehicle for a rotor blade of a wind-energy turbine |
| JP2012035630A (ja) * | 2011-09-21 | 2012-02-23 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 多層フィルム |
| WO2014156822A1 (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-02 | コニカミノルタ株式会社 | 合わせガラス |
| US8961085B2 (en) | 2010-04-07 | 2015-02-24 | Wobben Properties Gmbh | Transport vehicle for rotor blades and/or tower segments of wind power plants and transport rack for a transport vehicle |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4164473A patent/JPH06920A/ja active Pending
Cited By (6)
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|---|---|---|---|---|
| US5858472A (en) * | 1995-09-25 | 1999-01-12 | Nippon Paint Co., Ltd. | Method of improving the electrical conductivity of a molding article of resin, method of coating a molding article of resin, and coating composition |
| US7985039B2 (en) | 2002-01-08 | 2011-07-26 | Aloys Wobben | Transport vehicle for a rotor blade of a wind-energy turbine |
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| US8961085B2 (en) | 2010-04-07 | 2015-02-24 | Wobben Properties Gmbh | Transport vehicle for rotor blades and/or tower segments of wind power plants and transport rack for a transport vehicle |
| JP2012035630A (ja) * | 2011-09-21 | 2012-02-23 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 多層フィルム |
| WO2014156822A1 (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-02 | コニカミノルタ株式会社 | 合わせガラス |
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