JPH0691915A - 溶融型熱転写印刷装置 - Google Patents

溶融型熱転写印刷装置

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JPH0691915A
JPH0691915A JP26664492A JP26664492A JPH0691915A JP H0691915 A JPH0691915 A JP H0691915A JP 26664492 A JP26664492 A JP 26664492A JP 26664492 A JP26664492 A JP 26664492A JP H0691915 A JPH0691915 A JP H0691915A
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JP
Japan
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JP26664492A
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Hidefumi Tanaka
英史 田中
Ryoyu Takanashi
稜雄 高梨
Kenichi Miyazaki
健一 宮崎
Yoshiro Hakamata
芳郎 袴田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多階調記録を行う画像部と2値記録を行う文
字・図形部とを共に品位よく印刷することができる溶融
型熱転写印刷装置を提供する。 【構成】 画像入力装置1により取り込まれた階調画像
信号はA/D変換装置4により階調信号に変換されて編
集装置5に入力され、文字・図形作成装置6により作成
された文字・図形は2値信号として編集装置5に入力さ
れる。編集装置5は画像と文字・図形とのレイアウト,
拡大縮小,混合を行い、編集信号として印刷部3に入力
する。印刷部3はこの編集信号に従い、2値記録データ
に対してはサーマルヘッドの発熱抵抗体を全て加熱して
2値記録を行い、多階調記録データに対しては発熱抵抗
体を1つ以上の間隔で加熱すると共に発熱抵抗体の温度
勾配を用いた面積階調記録により多階調記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融性のインクを用
いた溶融型熱転写印刷装置に係り、多階調記録が必要な
画像部と2値記録を行う高解像度が必要な文字・図形部
とを共に品位よく印刷することができる溶融型熱転写印
刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶融型熱転写印刷装置において
は、熱溶融性のインクは表現階調数が少ないので、入力
データを2値データとして表現階調数を0(インクを転
写しない)と所定の階調(例えば、最大表現階調)との
2値階調表現を行っており、多階調表現が必要な画像部
では例えばディザ法によって画素数を犠牲にして多階調
記録を行い、高解像度が必要な文字・図形部では2値記
録を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
溶融型熱転写印刷装置では、画像部において画素数を犠
牲にして多階調記録を行っているので、解像度が悪いと
いう問題点がある。そこで、本発明はこのような問題点
に鑑みなされたものであり、画像部においても解像度が
高く、多階調記録が必要な画像部と2値記録を行う高解
像度が必要な文字・図形部とを共に品位よく印刷するこ
とができる溶融型熱転写印刷装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1) 薄膜フィルム上に熱
溶融性のインクが塗布されたインクリボンと、中央部で
温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する複数
の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマルヘッドと
を有し、前記サーマルヘッドに印刷データに基づいて電
流を流すことにより前記熱溶融性のインクを溶融させ、
記録媒体に転写する溶融型熱転写印刷装置において、前
記印刷データが2値記録を行う2値記録データか多階調
記録を行う多階調記録データかを識別するデータ識別回
路を備え、前記データ識別回路によって2値記録データ
と識別された印刷データに対しては、前記サーマルヘッ
ドの前記発熱抵抗体を全て加熱して2値記録を行い、前
記データ識別回路によって多階調記録データと識別され
た印刷データに対しては、前記サーマルヘッドの前記発
熱抵抗体を1つ以上の間隔で加熱すると共に前記温度勾
配を用いた面積階調記録により多階調記録を行うことを
特徴とする溶融型熱転写印刷装置を提供し、(2) 前記デ
ータ識別回路は、前記印刷データが特定の値の時に前記
印刷データは2値記録データであると識別し、前記特定
の値以外の時には前記印刷データは多階調記録データで
あると識別することを特徴とする(1) 記載の溶融型熱転
写印刷装置を提供し、(3) 薄膜フィルム上に熱溶融性の
インクが塗布されたインクリボンと、中央部で温度が高
く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有する複数の発熱抵
抗体がライン状に形成されたサーマルヘッドとを有し、
前記サーマルヘッドに印刷データに基づいて電流を流す
ことにより前記熱溶融性のインクを溶融させ、記録媒体
に転写する溶融型熱転写印刷装置において、前記印刷デ
ータが特定の値の時に前記印刷データは2値記録を行う
2値記録データであると識別し、前記特定の値以外の時
には前記印刷データは多階調記録データであると識別す
るデータ識別回路と、前記印刷データが前記特定の値と
なった時に前記印刷データを変換するデータ変換回路と
を備え、前記データ識別回路によって2値記録データと
識別された印刷データに対しては、前記データ変換回路
によって前記印刷データを変換すると共に前記サーマル
ヘッドの前記発熱抵抗体を全て加熱して2値記録を行
い、前記データ識別回路によって多階調記録データと判
定された印刷データに対しては、前記サーマルヘッドの
前記発熱抵抗体を1つ以上の間隔で加熱すると共に前記
温度勾配を用いた面積階調記録により多階調記録を行う
ことを特徴とする溶融型熱転写印刷装置を提供するもの
である。
【0005】
【実施例】以下、本発明の溶融型熱転写印刷装置につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の溶融
型熱転写印刷装置の概略構成を示すブロック図、図2は
本発明の溶融型熱転写印刷装置を説明するための波形
図、図3は図1中の編集装置5の具体的構成を示すブロ
ック図、図4はサーマルヘッド発熱抵抗体の加熱パター
ンを示す図、図5は図1中の印刷部3の第1実施例を示
すブロック図、図6及び図7は印刷部3の動作を説明す
るための図、図8は図5中のデータ識別回路23の具体
的構成を示すブロック図、図9は図5中の直線性変換テ
ーブル17の具体的構成を示すブロック図、図10は図
1中の印刷部3の第2実施例を示すブロック図、図11
は印刷部3の第2実施例を説明するための特性図であ
る。
【0006】まず、図1を用いて本発明の溶融型熱転写
印刷装置の概略構成及びその動作について説明する。本
発明の溶融型熱転写印刷装置は、図1に示すように、テ
レビカメラあるいはスキャナ等の画像入力装置1,デー
タ処理部2,印刷部3より概略構成されている。画像入
力装置1により取り込まれた階調画像信号はデータ処理
部2中のA/D変換装置4に入力され、5〜8ビット
(本実施例では8ビット)の画像データに変換される。
この画像データは階調信号として編集装置5に入力され
る。一方、ワードプロセッサ,CAD等の文字・図形作
成装置6により作成された文字・図形は2値信号(1ビ
ット)として編集装置5に入力される。そして、編集装
置5は、画像入力装置1により取り込まれてA/D変換
装置4より入力された画像と文字・図形作成装置6より
入力された文字・図形とのレイアウト,またこれらの拡
大縮小を行う。さらに、編集装置5は、文字・図形の2
値信号をA/D変換装置4より入力される階調信号の例
えば最低濃度値と最高濃度値とに変換することにより、
階調信号と2値信号とを混合する。なお、データ処理部
2は例えばパーソナルコンピュータによって構成でき
る。
【0007】ここで、編集装置5に入力される8ビット
の階調信号の第1ビットから第8ビットを例えば図2
(A)に示す波形とし、1ビットの2値信号を例えば図
2(B)に示す波形とすると、編集装置5は、2値信号
が“0”の時は階調信号はそのままの波形とし、2値信
号が“1”の時は階調信号の8ビットを全て1とするこ
とにより、図2(C)に示す波形の8ビットの編集信号
を得る。
【0008】具体的には、編集装置5は、図3に示すよ
うに、レイアウト・拡大縮小器51,変換器52,加算
器53,最大値制限器54より構成され、上記した8ビ
ットの編集信号を得るために以下のように動作する。即
ち、レイアウト・縮小拡大器51は、A/D変換装置4
より入力される階調信号(即ち、画像入力装置1により
取り込まれた画像)と文字・図形作成装置6より入力さ
れる2値信号(即ち、文字・図形)とのレイアウト及び
これらの拡大縮小を行う。レイアウト・縮小拡大器51
から出力された2値信号は変換器52に入力され、
“0”であれば階調信号の例えば最低濃度値“0”に、
“1”であれば階調信号の例えば最高濃度値“255”
に変換される。そして、加算器53は8ビットの階調信
号と“0”または“255”に変換された2値信号とを
加算する。最大値制限器54は最大値を“255”に制
限し、“0”〜“255”の編集信号を出力する。な
お、本実施例では変換器52による変換値を階調信号の
最低濃度値と最高濃度値としたが、これに限定されるこ
となく、最低濃度値と最高濃度値との間の所定の2つの
値でもよい。
【0009】そして、データ処理部2より出力された編
集信号は印刷部3に入力される。ところで、サーマルヘ
ッド発熱抵抗体の温度分布は発熱抵抗体の中央部が最も
高く、周辺になるに従って低くなる温度勾配を持ってい
る。印刷部3は入力される編集信号に従って、多階調記
録が必要な画像部ではサーマルヘッド発熱抵抗体の温度
勾配を用い、かつライン状態に配列されたサーマルヘッ
ド発熱抵抗体を選択的に加熱する部分印刷とすることに
より階調記録を行い、高解像度が必要な文字・図形部で
はサーマルヘッド発熱抵抗体の全てを加熱する全数印刷
とするものである。なお、サーマルヘッド発熱抵抗体の
温度勾配を利用してインクの溶融面積を制御し、インク
の記録紙への転写面積を制御して多階調表現を行う、い
わゆる面積階調記録については、本出願人による先願、
特願平4−176166号に詳細に説明されているの
で、ここではその詳細な説明を省略する。
【0010】図4はサーマルヘッド発熱抵抗体の加熱パ
ターンを示しており、●は印字(加熱)、○は非印字
(非加熱)を示している。図4(A)は全ての発熱抵抗
体を加熱する、いわゆる全数印字であり、図4(B)は
横方向でR1,R3,R5…のように1つおきに加熱
し、縦方向でもL1,L3…のように1つおきに加熱す
る交互印字、図4(C)はL1,L3…ではR1,R
3,R5…を加熱し、L2,L4…ではR2,R4,6
…を加熱する交互印字である。上記のように、多階調記
録が必要な画像部では図4(B)または(C)に示す部
分印刷とし、高解像度が必要な文字・図形部では図4
(A)に示す全数印刷とする。ここで、部分印刷の場合
は、サーマルヘッド発熱抵抗体は少なくとも1つ以上の
間隔で加熱するとよい。
【0011】以下、本発明の溶融型熱転写印刷装置にお
ける印刷部3の第1実施例の構成及び動作について説明
する。図5において、インターフェイス回路11には上
述した編集信号である入力データIdが入力される。こ
の入力データIdは画像データに印刷装置で必要な制御
データを付加したものであり、印刷する画像に対応した
階調数を表すものである。インターフェイス回路11に
入力された入力データIdの内、画像データはバッファ
メモリ12に入力され、制御データは印刷制御回路13
に入力される。印刷制御回路13は印刷装置の動作に従
って種々の制御信号を発生する。ここで、印刷装置とは
サーマルヘッド18及び薄膜フィルム上に熱溶融性のイ
ンクが塗布されたインクリボン等より構成される印刷手
段をいう。
【0012】印刷制御回路13は印刷装置の動作に合わ
せてアドレスカウンタ14に開始信号を供給し、印刷装
置の動作状態、即ち、使用しているインクリボンの種
類、使用している記録紙の種類、また、いずれの加熱パ
ターンで印刷するか等に応じた選択信号TC1を判別信
号合成回路25に供給する。アドレスカウンタ14はそ
の開始信号によってアドレスADを生成し、バッファメ
モリ12に供給する。バッファメモリ12はそのアドレ
スADに従って、入力された画像データから、図6及び
図7に示すように、サーマルヘッド18の1ライン分の
データDi(D1〜Dn)を並列/直列変換回路15に
順次出力する。このデータDiはデータ識別回路23に
も入力される。なお、図6は図7の一部分を拡大して示
すものである。
【0013】ここで、バッファメモリ12より出力され
るサーマルヘッド18の1ライン分のデータDiについ
て説明する。上記のように、ライン状に形成された発熱
抵抗体を有するサーマルヘッド18を用いて階調数mを
表現する場合を考える。階調数mを表現する場合には、
それぞれの発熱抵抗体R1〜Rnには加熱量(加熱パル
ス)がm段階で与えられることになる。従って、バッフ
ァメモリ12より出力される1ライン分のデータDi
は、図7に示すように、それぞれの発熱抵抗体R1〜R
nに対応したデータD1〜Dnが、第1階調から第m階
調まで順次出力されることになる。そして、これらのデ
ータDiがそれぞれのライン(L1,L2,…)毎に順
次出力される。なお、表現階調数mは一般的に256が
よく用いられ、本実施例でも“0”〜“255”の25
6階調である。
【0014】また、アドレスカウンタ14は、バッファ
メモリ12からサーマルヘッド18の1ライン分のデー
タDiが読み出される毎に、階調カウンタ16にパルス
を出力する。階調カウンタ16は入力されたパルスを基
に、図6及び図7に示すように、階調信号STを発生
し、並列/直列変換回路15及び直線性変換テーブル1
7に供給する。この階調信号STは、図7より分かるよ
うに、第1階調のデータDiであれば1、第2階調のデ
ータDiであれば2、第m階調のデータDiであればm
という数を表す信号である。
【0015】そして、並列/直列変換回路15は、デー
タDi(D1〜Dn)のそれぞれのデータと階調信号S
Tとを比較し、図6及び図7に示すように、D1〜Dn
が階調信号STより大きいか等しければ(Di≧ST)
1、データDiが階調信号STより小さければ(Di<
ST)0なる比較信号Ciを発生し、サーマルヘッド1
8内のシフトレジスタ19に入力する。シフトレジスタ
19にはアドレスカウンタ14から図6に示すようなク
ロックCKが入力されており、シフトレジスタ19に入
力された比較信号CiはこのクロックCKによりシフト
され、シフトレジスタ19には1ライン分の比較信号C
iが配列される。図6及び図7においては、それぞれの
階調数を、D1=m,D2=3,D3=2,D4=1,
…,Dn−1=m−2,Dn=m−3とした場合の例で
ある。第4階調ではD1〜Dnの階調数列と“4”とを
比較するので、第4階調での比較信号Ciは、図6に示
すように、“1000…11”となる。
【0016】また、アドレスカウンタ14は、図6及び
図7に示すように、バッファメモリ12からサーマルヘ
ッド18の1ライン分のデータDiが読み出される毎
に、ラッチ回路20及び直線性変換テーブル17にロー
ドパルスLDを出力する。シフトレジスタ19に配列さ
れた1ライン分の比較信号CiはこのロードパルスLD
によりラッチ回路20に記憶される。ラッチ回路20よ
り出力された比較信号Ciはゲート回路21に入力され
る。
【0017】ところで、ゲート回路21はこの比較信号
Ciによって発熱抵抗体R1〜Rnを加熱する(オン)
か加熱しない(オフ)かを表す信号を生成する。即ち、
比較信号Ciが1の時はオン、0の時はオフである。図
7に示す第1階調から第m階調までの発熱抵抗体R1〜
Rnそれぞれに対応した比較信号Ciにより、それぞれ
の発熱抵抗体R1〜Rnの加熱状態が決定される。図7
には、発熱抵抗体R1,R2,R3,R4,Rn−1,
Rnそれぞれの加熱期間tR1,tR2,tR3,tR
4,tRn−1,tRnを示している。発熱抵抗体R1
〜Rnに加熱が開始されるのは、次の階調のデータDi
が出力される時点であるので、第1階調による加熱は第
2階調から始まっている。例えば、発熱抵抗体R1では
比較信号Ciが“1111…11”であるので、発熱抵
抗体R1は第1階調〜第4階調、第m−1階調及び第m
階調で加熱(オン)、発熱抵抗体R2では比較信号Ci
が“1110…00”であるので、発熱抵抗体R2は第
1階調から第3階調までは加熱(オン)、第m−1階調
及び第m階調では非加熱(オフ)である。
【0018】一方、データ識別回路23はデータDiが
多階調記録が必要な画像部のデータか高解像度が必要な
文字・図形部のデータかを識別し、図2(D)に示すよ
うな識別信号を出力する。データ識別回路23は、図8
に示すように、比較器231及び特定値プリセット器2
32とより構成される。特定値プリセット器232のプ
リセット値を“255”と設定すれば、比較器231の
出力(識別信号)はデータDiが編集信号の最大値であ
る“255”の時には“1”、データDiが“255”
より小さい時には“0”となる。この識別信号が“1”
の時はサーマルヘッド18の発熱抵抗体を2値記録用の
全数印刷A(図4(A)のパターン)とし、“0”の時
は階調記録用の部分印刷S(図4(B)または(C)の
パターン)とする。識別信号は印字選択回路24に入力
され、印字選択回路24は識別信号に応じてサーマルヘ
ッド18の発熱抵抗体を選択加熱する部分印刷とする
か、全て加熱する全数印刷とするかを選択する印字選択
信号TC2を出力する。この印字選択信号TC2は判別
信号合成回路25に入力され、判別信号合成回路25は
印刷制御回路13より入力された選択信号TC1と印字
選択信号TC2とを合成して選択信号TCを直線性変換
テーブル17に入力する。
【0019】直線性変換テーブル17には選択信号T
C,アドレスAD,階調信号ST,ロードパルスLDが
入力され、加熱時間設定信号SBを出力する。直線性変
換テーブル17の具体的構成の一例を図9に示す。判別
信号発生回路171には選択信号TCが入力され、イン
クリボンのインクの種類(例えば、Yインク,Mイン
ク,Cインク)に応じた判別信号を加熱データ選択回路
172及び加熱パターン選択回路174に入力する。加
熱データ選択回路172には階調信号STが入力され、
加熱データ選択回路172はそれぞれの階調信号ST毎
に設定してあるカウント数をカウンタ173に入力す
る。カウンタ173は入力されるロードパルスLDによ
りカウントを開始し、加熱データ選択回路172により
設定されたカウント数をカウントする。加熱パターン選
択回路174にはアドレスADが入力され、加熱パター
ン選択回路174は、図7に示すそれぞれの加熱パター
ンとなるような信号をゲート回路175に出力する。ゲ
ート回路175はカウンタ173より出力される信号を
それぞれの加熱パターンに応じてゲートし、図6に示す
ように、加熱時間設定信号SBを出力する。
【0020】それゆえ、前述の発熱抵抗体R1〜Rnそ
れぞれの加熱期間tR1〜tRnは、それぞれの階調内
で加熱時間設定信号SBのオン・オフによりゲートさ
れ、発熱抵抗体R1〜Rnが実際に加熱されるのは、比
較信号Ciにより決定される加熱期間内の加熱時間設定
信号SBがオンの期間である。例えば、発熱抵抗体R1
の加熱期間は、図7に破線で示す如く設定される。この
ように、発熱抵抗体R1〜Rnそれぞれの加熱期間は、
第1階調〜第m階調それぞれで加熱時間設定信号SBに
より細かく設定される。
【0021】そして、ゲート回路21は、上記のよう
に、ラッチ回路20より入力された比較信号Ciと直線
性変換テーブル17より入力された加熱信号設定信号S
Bとにより決定されるそれぞれの発熱抵抗体の加熱期間
でオンのパルスを発生し、このパルスをドライバ回路2
2に供給する。従って、シフトレジスタ19,ラッチ回
路20,ゲート回路21は、サーマルヘッド18の発熱
抵抗体を加熱するためのパルスを出力するパルス出力手
段として動作する。ドライバ回路22はこのパルスに基
づいて発熱抵抗体R1〜Rnに電流を流し、インクリボ
ンを加熱して塗布されたインクを記録媒体に転写して画
像を印刷する。これにより、インクリボンに加える加熱
量は細かく設定され、また、多階調が必要な画像部では
階調記録がなされ、高解像度が必要な文字・図形部では
2値記録がなされる。
【0022】次に、本発明の溶融型熱転写印刷装置にお
ける印刷部3の第2実施例について説明する。上述した
第1実施例において、サーマルヘッド18の発熱抵抗体
の全数印刷によって2値記録を行う際、隣接画素の影響
もあり加熱量が超過してインクが滲み、かえって解像度
が低下してしまうことがある。第2実施例はこの問題に
ついても考慮したものである。
【0023】まず、図11は階調数と濃度ODとの関係
を全数印刷と部分印刷の場合について示している。第1
実施例においては、階調数254までは部分印刷を行
い、255になったら部分印刷のa点から全数印刷のb
点に濃度特性が移行する。ところが、全数印刷の最高濃
度であるc点以上、即ち階調数m以上では加熱しすぎの
状態であり、インクが滲み、かえって解像度の低下が生
じる。従って、階調数255の時にはデータを255よ
りも少ない階調数に変換する。全数印刷における部分印
刷のa点の濃度に対応する点をd点とすると、階調数が
255になったら、データをd点における階調数nから
c点における階調数mとし、濃度をd点における濃度と
c点における濃度の範囲とする。なお、全数印刷におい
て、破線で示す部分は、隣接画素の熱が干渉し始める部
分であり、インクが転写したりしなかったりして不安定
な部分である。従って、データを変換する際は、この不
安定な部分を避けてデータ変換することが必要である。
【0024】このようなデータ変換を付加した第2実施
例の印刷部3の構成及び動作について説明する。図10
に示すように、第2実施例で新たに加えたのは、データ
変換回路26である。データ変換回路26にはバッファ
メモリ12より出力されたデータDiが入力され、ま
た、データ識別回路23より出力された識別信号も入力
される。前述のように、階調数が255の時には識別信
号は“1”となり、サーマルヘッド18の発熱抵抗体を
2値記録用の全数印刷Aとするが、この時、データ変換
回路26は、そのデータDiを上記の如く階調数n〜m
の間の所定の階調数のデータDi′に変換した後、並列
/直列変換回路15に入力する。これにより、発熱抵抗
体の全数印刷によって2値記録を行う際の解像度の低下
を防止できる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の溶
融型熱転写印刷装置は、印刷データが2値記録を行う2
値記録データか多階調記録を行う多階調記録データかを
識別するデータ識別回路を備え、このデータ識別回路に
よって2値記録データと識別された印刷データに対して
は、サーマルヘッドの発熱抵抗体を全て加熱して2値記
録を行い、多階調記録データと識別された印刷データに
対しては、サーマルヘッドの発熱抵抗体を1つ以上の間
隔で加熱すると共に発熱抵抗体の温度勾配を用いた面積
階調記録により多階調記録を行うよう構成したので、多
階調記録が必要な画像部と2値記録を行う高解像度が必
要な文字・図形部とを共に品位よく印刷することができ
る。そして、2値記録を行う際、加熱量が超過してイン
クが滲んで解像度が低下してしまうような場合には、印
刷データを変換するデータ変換回路を備えることによ
り、2値記録を行う文字・図形部をより品位よく印刷す
ることができるという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶融型熱転写印刷装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の溶融型熱転写印刷装置を説明するため
の波形図である。
【図3】図1中の編集装置5の具体的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】サーマルヘッド発熱抵抗体の加熱パターンを示
す図である。
【図5】図1中の印刷部3の第1実施例を示すブロック
図である。
【図6】図1中の印刷部3の動作を説明するための図で
ある。
【図7】図1中の印刷部3の動作を説明するための図で
ある。
【図8】図5中のデータ識別回路23の具体的構成を示
すブロック図である。
【図9】図5中の直線性変換テーブル17の具体的構成
を示すブロック図である。
【図10】図1中の図1中の印刷部3の第2実施例を示
すブロック図である。
【図11】印刷部3の第2実施例を説明するための特性
図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 データ処理部 3 印刷部 4 A/D変換装置 5 編集装置 6 文字・図形作成装置 18 サーマルヘッド 23 データ識別回路 26 データ変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 L H04N 1/23 102 Z 9186−5C 9305−2C B41J 3/20 117 A (72)発明者 袴田 芳郎 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜フィルム上に熱溶融性のインクが塗布
    されたインクリボンと、 中央部で温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有
    する複数の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマル
    ヘッドとを有し、 前記サーマルヘッドに印刷データに基づいて電流を流す
    ことにより前記熱溶融性のインクを溶融させ、記録媒体
    に転写する溶融型熱転写印刷装置において、 前記印刷データが2値記録を行う2値記録データか多階
    調記録を行う多階調記録データかを識別するデータ識別
    回路を備え、 前記データ識別回路によって2値記録データと識別され
    た印刷データに対しては、前記サーマルヘッドの前記発
    熱抵抗体を全て加熱して2値記録を行い、 前記データ識別回路によって多階調記録データと識別さ
    れた印刷データに対しては、前記サーマルヘッドの前記
    発熱抵抗体を1つ以上の間隔で加熱すると共に前記温度
    勾配を用いた面積階調記録により多階調記録を行うこと
    を特徴とする溶融型熱転写印刷装置。
  2. 【請求項2】前記データ識別回路は、前記印刷データが
    特定の値の時に前記印刷データは2値記録データである
    と識別し、前記特定の値以外の時には前記印刷データは
    多階調記録データであると識別することを特徴とする請
    求項1記載の溶融型熱転写印刷装置。
  3. 【請求項3】薄膜フィルム上に熱溶融性のインクが塗布
    されたインクリボンと、 中央部で温度が高く周辺部ほど温度が低い温度勾配を有
    する複数の発熱抵抗体がライン状に形成されたサーマル
    ヘッドとを有し、 前記サーマルヘッドに印刷データに基づいて電流を流す
    ことにより前記熱溶融性のインクを溶融させ、記録媒体
    に転写する溶融型熱転写印刷装置において、 前記印刷データが特定の値の時に前記印刷データは2値
    記録を行う2値記録データであると識別し、前記特定の
    値以外の時には前記印刷データは多階調記録データであ
    ると識別するデータ識別回路と、 前記印刷データが前記特定の値となった時に前記印刷デ
    ータを変換するデータ変換回路とを備え、 前記データ識別回路によって2値記録データと識別され
    た印刷データに対しては、前記データ変換回路によって
    前記印刷データを変換すると共に前記サーマルヘッドの
    前記発熱抵抗体を全て加熱して2値記録を行い、 前記データ識別回路によって多階調記録データと判定さ
    れた印刷データに対しては、前記サーマルヘッドの前記
    発熱抵抗体を1つ以上の間隔で加熱すると共に前記温度
    勾配を用いた面積階調記録により多階調記録を行うこと
    を特徴とする溶融型熱転写印刷装置。
JP26664492A 1992-09-09 1992-09-09 溶融型熱転写印刷装置 Pending JPH0691915A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114274692A (zh) * 2020-12-20 2022-04-05 上海商米科技集团股份有限公司 一种热敏打印机的灰度打印方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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