JPH0691792A - ハニカムパネルの座板取付構造 - Google Patents

ハニカムパネルの座板取付構造

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Publication number
JPH0691792A
JPH0691792A JP24037692A JP24037692A JPH0691792A JP H0691792 A JPH0691792 A JP H0691792A JP 24037692 A JP24037692 A JP 24037692A JP 24037692 A JP24037692 A JP 24037692A JP H0691792 A JPH0691792 A JP H0691792A
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JP
Japan
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seat plate
honeycomb panel
plate
panel
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP24037692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Ishimaru
靖男 石丸
Morishige Hattori
守成 服部
Ryoichi Takayama
領一 高山
Sadao Shibakita
貞雄 柴北
Mamoru Ohara
守 大原
Toshihiko Nakano
俊彦 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0691792A publication Critical patent/JPH0691792A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハニカムパネルに座板を取り付けるために、重
量を増加させることなく、容易に取り付ける。 【構成】ハニカムパネル3の面板3bに接着剤4を塗布
した座板1を取付け、該座板1と面板3bに予め設けら
れた穴にリベット2を挿入して両者を接合した。座板1
に作用する荷重を接着剤4とリベット2により、面板3
bの広い範囲で受け、強固に支えることができる本構造
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両などのハニカ
ムパネルを用いる構造物における座板取付構造に係り、
特にハニカムパネルの面板表面に各種の部品を取付ける
ための座板の設置に好適なハニカムパネルの座板取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハニカムパネルのブラケット取付
構造は、コアのセル内にスペーサを挿入し、該スペーサ
にボルトによって座板を取付ける構造であった。なお、
このような構造としては、例えば特開昭63−1726
38号が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では、
ハニカムパネルのコア内にスペーサを挿入し、該スペー
サに座板をボルトにより締め付ける構造であるため、ス
ペーサとボルトが重量増の原因となり、ハニカムパネル
の長所である軽量化を活かすことができない。また、座
板を取付ける位置にスペーサを予め挿入しておく必要が
あり、座板の取付位置の変更が生じた場合の対応が迅速
に行なえない恐れがあった。更に、ハニカムパネルにス
ペーサを多く取付けなければならない場合に、スペーサ
を挿入する工数が多くなるとともに、原価高と重量の増
大などの問題が生じる恐れがあった。
【0004】本発明の第1の目的は、ハニカムパネルの
長所である軽量化を活かし、強度を維持すると共に容易
に座板を取り付けることができる座板取付構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的は、ハニ
カムパネルの薄板からなる面板に座板を、接着剤及びリ
ベットを使用して接合することにより達成される。
【0006】又、面板に座板を取付ける方法として、ハ
ニカムパネルのろう付の際、必要部位に座板を置き座板
と面板の間にもろう付材を重ね一緒にろう付を行うこと
で座板を接合することができる。
【0007】又、座板をネジ、リベット等の機械的接合
方法で固定する場合には、予め面板に上記の方法で取付
けておいてろう付することで座板を接合したパネルが得
られる。
【0008】又、ハニカムパネルの厚さを厚くしてはな
らない場合もあり、座板を内在するパネルにおいては、
コア材の一部を切欠きそこに座板を挿入しておき面板と
同時にろう付することでも得られる。
【0009】
【作用】ハニカムパネルを用いた構造物である鉄道車両
に於いて、ハニカムパネルに座板を取り付ける際に、接
着剤及びリベットにより取付けるために、従来用いてい
たスペーサをハニカムコア内に挿入する必要もなく、ま
た、ボルトで締め付ける構造でもないため、ハニカムパ
ネルの長所である軽量化を活かすことができる。また、
ブラケットを取り付けるためにスペーサを必要としない
ため、ブラケットの取付が容易であり、スペーサを挿入
する工数もかからなくなる。
【0010】又、製作する上でも薄い面板に直接溶接す
るようなことがなく、面板の損傷、歪の発生等を防ぐこ
とができる。
【0011】上記手段を用いることで、ハニカムパネル
を用いた鉄道車両を設計する場合には、艤装部品等の室
内部品、屋根上のパンタグラフの取付等において自由度
が得られ、従来構造の鉄道車両構体と同じ設計をするこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6によ
って説明する。図1は前記構体を構成するハニカムパネ
ルの一つを示す。3はハニカムパネル,1は艤装部品を
取付るための座板を示す。艤装部品等はこの座板1へね
じ止めにより取付けられる。図2,図3はこの座板の部
分を拡大したものである。2はリベット(ブラインドリ
ベット)、3はハニカムパネル、4は接着剤である。ハ
ニカムパネル3は、軽合金製のコア3cの一方の面に面
板3aを、他方の面に面板3bを設けてこれらをろう付
にすることにより形成されている。強度および剛性は面
板3a、3bによって確保されるが、重量軽減のために
は該面板3aおよび3bは0.5〜1.5mmの板厚で
薄くしている。この面板3bに取付けられる座板1は、
ハニカムパネル3の面板3bと座板1の間すなわち座板
1の裏面全面に接着剤4を塗布し、4本のリベットで面
圧を加えて固定して接着する。接着が完了後は接着面全
面及びリベット2に座板1に加わる力が分散されてハニ
カムパネル3へ伝えられる。リベット2のみで座板1を
取付けた場合、面板3bの板厚が薄いため、座板1に加
わる艤装部品からの力を局部的に受けることとなり、面
板3bが破断する場合もありうる。接着剤4とリベット
2の併用では、該リベット2の所要本数は、軽荷重の場
合は接着を確実に行うための固定の意義が大きく比較的
少なくできる。しかし、重荷重や重要部位では前記リベ
ット2の本数を増し、安全係数を増す必要がある。図3
のリベット2は、面板3bの内側コア部と座板1の外面
との面で固着されているのが特徴で、面板3aの外面は
何ら影響を受けないことが本構造の利点である。
【0013】図4は、本発明の第2の実施例を示すもの
である。同図における実施例は、座板1をハニカムパネ
ル3の面板3bの外側に取付ける構造であり、座板1と
面板3bの間にろう材5を設置しておき、ハニカムパネ
ル3のろう付を行う際に同時にろう付を行うことで図1
に示すようなハニカムパネルがリベットを用いることな
く得られる。
【0014】図5は、本発明の第3の実施例を示すもの
である。同図における実施例は、座板1を機械的接合方
法で取付ける場合の構造を示したものであり、座板1と
面板3bはリベット2で接合する。この時の接合方法と
しては、ねじ、リベット等の方法でも良い。接着剤の塗
布,固化の手間が不要となる。
【0015】図6は、ハニカムパネルの内部に座板を取
付けた実施例を示す。この場合は、コア3cの一部を切
欠く等の処置を施し、座板1とコア3cの間にろう材5
を予め設置しておき、さらに、面板3bと座板1との間
にもろう材5を設置しておいて、同時にろう付を行うこ
とにより前記座板1を内在させてハニカムパネルを完成
させる。
【0016】このような構成によれば、厚みに変化のな
いハニカムパネルが得られる。該ハニカムパネルは内在
した座板1に各種の部品を取付けることができ、前述の
ハニカムパネルと同様な機能を構成できる。ところで、
本実施例においては、座板1の厚さをコア材の高さと同
じにする方法を取ることもできる。このような構造の場
合、該パネルの両側から艤装品の取付が可能となる。
【0017】図7は、座板1を内部に機械的接合方法で
取付けた実施例を示す。座板1の取付けは第2の実施例
と同様にリベット2によって行い、さらに、コア材3c
は、座板1に一致させて切欠き部を構成する。このよう
な構成によれば、ろう材5をコア材3cと座板1の間に
入れることにより、パネル自体と同時ろう付することが
でき、第3の実施よりリベット2を設けたことによって
強固な接合が実施できる。これにより座板1を内在した
パネルを得ることができる。したがって、座板1がハニ
カムパネル3にリベット2及び接着剤4の併用により取
付けられているため、又、一体ろう付することによりハ
ニカムパネルの長所である軽量化を活かしながら座板1
を強固に、かつ、容易に取付けることができる。
【0018】図8は鉄道車両の側構体をなすハニカムパ
ネル3上に、本発明になる座板1を取付けている状況を
示す。1及び1aは座板で、治具11の上に固定された
ハニカムパネル3からなる構体の内面の所定位置に取付
けられる。座板1,1aのハニカムパネル3への取付け
に際して、該座板1,1aのハニカムパネル3への接合
面には、接着剤が塗布される。前記座板1aを走行架台
12上に搭載された加工ヘッド13の固定アーム14で
ハニカムパネル3上に固定し、リベットヘッド15によ
り下穴加工した後、リベット2をかしめる。このように
して、座板1,1aを次々と同じ施行することにより正
しい位置に自動的に固着することができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ハニ
カムパネルの長所である軽量化を活かすことができると
ともに、座板を容易に強固に取り付けることができ、し
かも、座板取付側と交差の面は平滑であり、工数低減も
図れ、信頼性も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハニカムパネルの座板取付構造の
第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1における座板部分に相当する位置の拡大し
た正面図である。
【図3】図2のA−A部断面図である。
【図4】本発明によるハニカムパネルの座板取付構造の
第2の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明によるハニカムパネルの座板取付構造の
第3の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明によるハニカムパネルの座板取付構造の
第4の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明によるハニカムパネルの座板取付構造の
第5の実施例を示す断面図である。
【図8】本発明によるハニカムパネルの座板取付構造を
自動的に施行する座板取付装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…座板、2…リベット、3…ハニカムパネル、3a…
面板、3b…面板、3c…コア、4…接着剤、5…ろう
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴北 貞雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 大原 守 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 仲野 俊彦 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接により構体ブロックに組合せたパネル
    の所定の位置に下穴を明け、該パネルへの接合面に接着
    剤を塗布し、かつ、前記下穴に一致した下穴を備えた座
    板を、個々の下穴同士を一致させて、前記座板とパネル
    とを前記各下穴に嵌入されるリベットで接合したことを
    特徴とするハニカムパネルの座板取付構造。
JP24037692A 1992-09-09 1992-09-09 ハニカムパネルの座板取付構造 Pending JPH0691792A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24037692A JPH0691792A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 ハニカムパネルの座板取付構造

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JP24037692A JPH0691792A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 ハニカムパネルの座板取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH0691792A true JPH0691792A (ja) 1994-04-05

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ID=17058575

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JP24037692A Pending JPH0691792A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 ハニカムパネルの座板取付構造

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JP (1) JPH0691792A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3135926A4 (en) * 2014-04-24 2017-11-01 The Yokohama Rubber Company, Limited Mounting structure for fixtures of an aircraft lavatory unit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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